JP2005144194A - 歯科用診療装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安心して効率よく切削を行うことができる歯科用診療装置を提供する。
【解決手段】 切削工具17に加わる負荷を検出する負荷検出手段1,6と、負荷検出手段1,6により検出された負荷を、表示、音、振動の少なくとも一つによって知らせる負荷情報提供手段8とを備える。負荷検出手段により検出された負荷が基準負荷を超えたとき、切削工具に加わる負荷を小さくするように駆動手段を制御し、その制御は、たとえば、切削工具を停止したり、反転したり、回転数を低下したり、正転と反転を繰り返す等の方法が用いられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、歯科用診療装置に関し、詳しくは、切削工具を駆動して、例えば歯の切削や根管形成を行ったり、インプラント用に適用することが可能な、歯科用診療装置に関する。
従来、例えば根管拡大等において、切削工具(ファイル)の破折を防止するため、切削工具に加わる負荷トルクを検出して、切削工具の回転を制御する歯科用診療装置が提案されている。この装置では、基準トルク以上になると、切削工具が反転したり、停止したりする
特開平9−38108号公報
しかし、例えば根管が湾曲していると、負荷をかけるつもりがなかっても自然に高負荷となり、術者が予期していない時期に、工具の回転が停止したり反転したりする。そのため、術者は、基準負荷トルクに達しないように十分に注意しながら切削することが必要となるが、負荷を小さくするほど、切削作業の効率が低下する。一方、負荷を大きくして基準負荷トルクに略等しくなると、頻繁に停止や反転を起こし、かえって切削作業の効率が低下する場合もある。つまり、基準負荷を超えない適宜な大きさの負荷で、安心して効率よく切削を行うことができなかった。
また、術者は、根管長測定結果とトルクを同時にチェックしながら作業を進める必要がある。従来は、これらを同時にチェックできるような表示ではなかったので、作業性が悪かった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、安心して効率よく切削を行うことができる歯科用診療装置を提供することである。
課題を解決するための手段および作用・効果
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の歯科用診療装置を提供する。
歯科用診療装置は、切削工具を駆動する駆動手段を備えたタイプのものである。歯科用診療装置は、上記切削工具に加わる負荷を検出する負荷検出手段と、該負荷検出手段により検出された上記負荷を表示する負荷表示手段とを備える。
上記構成において、負荷検出手段は、例えば、モータのように駆動手段が切削工具を回転駆動する場合には、駆動手段が切削工具を回転するときの駆動トルクを負荷として検出する。スケーラーのように駆動手段が切削工具を軸方向に振動させる場合には、振動を止めるのに必要な制動力を負荷として検出する。モータのような回転運動の場合は、切削工具に歪みゲージを貼り付けるなどして、切削工具自体から負荷を直接検出するようにしてもよい。
上記構成によれば、術者は、切削工具に加わる負荷の大きさを負荷表示手段により確認できるので、適宜な大きさの負荷が切削工具に加わるように調整しながら、切削作業を行うことができる。
したがって、安心して効率よく切削を行うことができる。
好ましくは、予め設定された基準負荷を表示する基準負荷表示手段を備える。
上記構成によれば、術者は、切削工具に加わる負荷と基準負荷との差(マージン)を確認できるので、適宜な大きさの負荷が切削工具に加わるように調整することが容易となり、便利である。
より好ましくは、上記基準負荷を任意に設定する基準負荷設定手段を備える。
上記構成によれば、術者が自由に基準負荷を設定できるので、使いやすい。
好ましくは、上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、上記基準負荷を超えたとき、上記切削工具に加わる負荷を小さくするように、上記駆動手段を制御する制御手段を備える。
上記構成において、検出された負荷が基準負荷を超えたとき、例えば、切削工具を停止したり、反転したり、回転数を低下したり、正転と反転を繰り返す等、制御手段は駆動手段を制御して駆動状態を適宜に変更して、切削工具に加わる負荷を小さくすることができる。
上記構成によれば、切削工具に加わる負荷が基準負荷を超えないようにして切削工具の破折を防止することができる。
好ましくは、上記負荷表示手段は、複数の要素を有し、該要素のうち表示する要素の位置により、上記負荷検出手段により検出された上記負荷の大きさを表示する。上記基準負荷表示手段は、上記負荷表示手段の上記要素、又は上記負荷表示手段の上記要素の近傍に配置された他の要素から、上記負荷表示手段における上記要素の位置と上記負荷の大きさとの対応関係と実質的に同じ対応関係で、上記基準負荷の大きさに対応して選択した上記要素を表示する。上記基準負荷を表示する上記要素の表示態様が、上記負荷検出手段により検出された上記負荷を表示する上記要素の表示態様と異なる。
上記構成において、負荷表示手段により表示される負荷の大きさと、基準負荷表示手段により表示される基準負荷の大きさは、同一の基準で示される。このとき、負荷表示手段により表示される負荷と、基準負荷表示手段により表示される基準負荷とでは、表示の仕方が異なるので、両者の区別が容易であり、両者の差の大小を認識しやすい。例えば、表示ドットの点滅や色の変化で、負荷と基準負荷とを表示する。
ところで、負荷表示手段は、負荷検出手段が検出した負荷を、直ちに表示しても、一定間隔(例えば1秒毎)に表示してもよい。
好ましくは、上記負荷表示手段は、上記負荷検出手段が所定時間内に検出した上記負荷の最大値を一定時間表示する。
上記構成によれば、負荷表示手段はピークホールド機能を有し、表示が頻繁に切り換わるのを防ぐ。したがって、負荷の表示が見やすくなる。
好ましくは、上記負荷表示手段は、上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、予め設定された第1の基準負荷より所定値だけ小さい第2の基準負荷を超えると、上記負荷検出手段により検出された上記負荷を表示する表示態様を切り換える。
上記構成によれば、負荷検出手段が検出した負荷が第2の基準負荷を超え、第1の基準負荷に近づくと、例えば負荷の表示が点滅したり、色が変わるなどにより、表示の仕方が切り換わるので、視覚を介して、術者の注意を喚起することができる。
好ましくは、上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、予め設定された第1の基準負荷より所定値だけ小さい第2の基準負荷を超えると、音声を発する音声警告手段を備える。
上記構成によれば、負荷検出手段が検出した負荷が第2の基準負荷を超え、第1の基準負荷に近づくと、音声警告手段は例えばチャイム音やブザー音等の音声を発し、聴覚を介して、術者の注意を喚起することができる。
好ましくは、上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、予め設定された基準負荷に近づくにつれて、上記切削工具の回転数が徐々に低下するように、上記駆動手段を制御する回転数制御手段を備える。
従来装置のように、基準負荷を超えてから切削工具の回転数を低下したのでは、基準負荷を超える負荷が切削工具に作用するが、上記構成によれば、基準負荷に近づくと切削工具の回転数が低下して切削工具に加わる負荷は小さくなるので、切削工具には、基準負荷より大きい負荷が加わらないようにすることができる。したがって、切削工具の破折を一層確実に防止することができる。
好ましくは、上記負荷表示手段は、上記負荷の大小と対応付けて一方向に並べられた複数の要素を有し、該要素のうち表示する要素の位置により、上記負荷検出手段により検出された上記負荷の大きさを表示する。
上記構成によれば、例えば、バーグラフやメータのように、直線状や曲線状に複数の要素を配置し、どの位置の要素を表示するかによって、負荷の大小が直感的に分かるように表示することができる。
好ましくは、上記駆動手段が上記切削工具を駆動する方向を表示する駆動方向表示手段あるいは音声を発する音声手段を備える。
上記構成によれば、例えば、駆動手段が切削工具を回転駆動する場合、負荷が大きくなって自動的に切削工具が反転したようなときに、視覚又は聴覚により、切削工具の回転方向が分かるので、術者は違和感なく作業を行うことができる。駆動手段が切削工具を進退させる場合も、同様に、違和感なく作業を行うことができる。
なお、切削工具を駆動する方向は、常時表示しても(あるいは音声を発しても)、駆動方向が切り換わったときにのみ表示する(あるいは音声を発する)ようにしてもよい。後者の場合、駆動方向が切り換わった後、適時時間だけ表示する(あるいは音声を発する)ようにしてもよい。
好ましくは、上記駆動手段と上記負荷検出手段が配置されたハンドピース上に、上記負荷表示手段の表示部が設けられる。
上記構成によれば、駆動手段により駆動される切削工具は、ハンドピースヘッドに配置される。切削作業中に切削工具から目を離して表示部を見る場合、視線を動かす距離が短いので、容易に表示部を見ることができ、使いやすい。
ハンドピースは、チューブで制御器と接続されている構成であっても良いし、またこのような構成でなくても、駆動手段、負荷検出手段、負荷表示手段がハンドピースに設けられるバッテリ内蔵のコードレスハンドピースの構成とすれば、ハンドピースを把持して自由に使用することができ、便利である。
好ましくは、根管長を測定する根管長測定手段と、第1の方向と該第1の方向と大略直交する第2の方向とに2次元に配列され、選択的に表示される複数の要素とを備える。上記負荷表示手段は、上記要素のうち表示する要素の上記第1の方向の位置に対応付けて、上記根管長測定手段により測定された上記根管長の大きさを示す。上記負荷表示手段は、上記要素のうち表示する要素の上記第2の方向の要素間幅に対応付けて、上記負荷検出手段により検出された上記負荷の大きさを表示する。
上記構成によれば、根管長測定手段により測定された根管長と、負荷検出手段により検出された負荷とは、1ヶ所に同時に関連付けて表示されるので、認識しやすい。
なお、切削工具を、根管長測定用電極として使用してもよい。
また、本発明は、以下の構成の歯科用診療装置を提供する。
歯科用診療装置は、切削工具を駆動する駆動手段と、根管長を測定する根管長測定手段とを備えたタイプのものである。歯科用診療装置は、制御手段を備える。該制御手段は、上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて上記切削工具の駆動力が変化するように、上記駆動手段を制御する。
上記構成において、制御手段は、例えば、モータのように駆動手段が切削工具を回転駆動する場合には、駆動手段が切削工具を回転するときの回転数、回転方向、駆動トルク等を制御する。スケーラーのように駆動手段が切削工具を振動させる場合には、振幅、振動周期、振動波形、起振動力(又は振動を止めるのに必要な制動力)等を制御する。
上記構成によれば、根管長方向の位置に応じて、最適な条件で切削工具を駆動することができる。
なお、切削工具を、根管長測定用電極として使用してもよい。
好ましくは、上記制御手段は、回転制御手段を含む。該回転制御手段は、上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて、上記切削工具の回転が変化するように、上記駆動手段を制御する。
上記構成によれば、例えば、根尖までの距離に応じて切削工具の回転数や回転方向を変化させ、根尖に近づくと少しずつ注意しながら切削を行うことができるようにすることが可能である。
好ましくは、上記回転数制御手段は、上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて、上記切削工具の回転数が、基準回転数から、予め設定された設定回転数になるように、上記駆動手段を制御する。
上記構成によれば、例えば、根尖に近づくまでは基準回転数で効率よく切削し、根尖に近づくと回転数を変化させ、慎重に切削できるようにすることが可能である。
好ましくは、上記回転数制御手段は、上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて、上記切削工具の回転数が、基準回転数から、予め設定された低減率で変化するように、上記駆動手段を制御する。
上記構成によれば、基準回転数の設定により、結果的に、根尖近傍での回転数を設定することができる。なお、低減率は、根管長の測定値に応じて、段階的に変化しても、連続的に変化してもよい。
好ましくは、上記基準回転数、上記設定回転数又は上記低減率を予め設定又は変更するための設定手段を備える。
上記構成によれば、切削工具の駆動条件を自由に設定、変更することができるので、便利である。
また、本発明は、以下の構成の歯科用診療装置を提供する。
歯科用診療装置は、切削工具を回転駆動する駆動手段を備えたタイプのものである。歯科用診療装置は、負荷トルク検出手段と、制御手段とを備える。上記負荷トルク検出手段は、上記切削工具に加わる負荷トルクを検出する。上記制御手段は、上記負荷トルク検出手段により検出された上記負荷トルクが、第1の基準負荷を超えると、上記切削工具の回転を停止、反転、あるいは低下、又は正転と逆転の繰り返し動作をさせ、上記負荷トルク検出手段により検出された上記負荷トルクが、上記第1の基準負荷トルクより小さい第2の基準負荷トルクより小さくなると、上記切削工具の回転数を増加、正転又は所定の力で上記切削工具を回転振動させるように、上記駆動手段を制御する。
上記構成によれば、第1の基準負荷を超えると負荷を小さくし、第2の基準負荷より小さくなると負荷を大きくし、切削工具に加わる負荷が第1および第2の基準負荷の間になるようにすることができる。
また、本発明は、以下の構成の歯科用診療装置を提供する。
歯科用診療装置は、切削工具を駆動する駆動手段を備えたタイプのものである。歯科用診療装置は、上記切削工具に加わる負荷を検出する負荷検出手段と、該負荷検出手段により検出された上記負荷を表示する負荷表示手段と、上記切削工具により根管長を測定する根管長測定手段と、該根管長測定手段により検出された上記根管長を表示する根管長表示手段とを備える。上記負荷表示と上記根管長表示とを同時に表示する。
上記構成によれば、術者は、根管長測定結果と切削工具に加わる負荷とを同時にチェックしながら作業を進めることができ、作業性が良くなる。
また、本発明は、以下の構成の歯科用診療装置を提供する。
歯科用診療装置は、切削工具を駆動する駆動手段を備えたタイプのものである。歯科用診療装置は、上記切削工具に加わる負荷を検出する負荷検出手段と、該負荷検出手段により検出された上記負荷を、表示、音及び振動の少なくとも一つによって知らせる負荷情報提供手段とを備える。すなわち、負荷情報提供手段は、負荷検出手段により検出された上記負荷を知らせるために、表示、音及び振動の少なくとも一つを生成する。
上記構成において、負荷検出手段は、例えば、モータのように駆動手段が切削工具を回転駆動する場合には、駆動手段が切削工具を回転するときの駆動トルクを負荷として検出する。スケーラーのように駆動手段が切削工具を軸方向に振動させる場合には、振動を止めるのに必要な制動力を負荷として検出する。モータのような回転運動の場合は、切削工具に歪みゲージを貼り付けるなどして、切削工具自体から負荷を直接検出するようにしてもよい。
上記構成によれば、術者は、切削工具に加わる負荷の大きさを負荷情報提供手段により、視覚、聴覚、触覚の少なくとも一つを介して確認できるので、適宜な大きさの負荷が切削工具に加わるように調整しながら、切削作業を行うことができる。
したがって、安心して効率よく切削を行うことができる。
好ましくは、予め設定された基準負荷を、表示、音及び振動の少なくとも一つによって知らせる基準負荷情報提供手段を備える。すなわち、基準負荷情報提供手段は、予め設定された基準負荷を知らせるために、表示、音及び振動の少なくとも一つを生成する。
上記構成によれば、術者は、切削工具に加わる負荷と基準負荷との差(マージン)を、視覚、聴覚、触覚の少なくとも一つを介して確認できるので、適宜な大きさの負荷が切削工具に加わるように調整することが容易となり、便利である。
より好ましくは、上記基準負荷を任意に設定する基準負荷設定手段を備える。
上記構成によれば、術者が自由に基準負荷を設定できるので、使いやすい。
好ましくは、上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、上記基準負荷を超えたとき、上記切削工具に加わる負荷を小さくするように、上記駆動手段を制御する制御手段を備える。
上記構成において、検出された負荷が基準負荷を超えたとき、例えば、切削工具を停止したり、反転したり、回転数を低下したり、正転と反転を繰り返す等、制御手段は駆動手段を制御して駆動状態を適宜に変更して、切削工具に加わる負荷を小さくすることができる。
上記構成によれば、切削工具に加わる負荷が基準負荷を超えないようにして切削工具の破折を防止することができる。
好ましくは、上記負荷情報提供手段は、複数の要素を有し、該要素のうち表示する要素の位置により、上記負荷検出手段により検出された上記負荷の大きさを表示する。上記基準負荷情報提供手段は、上記負荷情報提供手段の上記要素、又は上記負荷情報提供手段の上記要素の近傍に配置された他の要素から、上記負荷情報提供手段における上記要素の位置と上記負荷の大きさとの対応関係と実質的に同じ対応関係で、上記基準負荷の大きさに対応して選択した上記要素を表示する。上記基準負荷を表示する上記要素の表示態様が、上記負荷検出手段により検出された上記負荷を表示する上記要素の表示態様と異なる。
上記構成において、負荷情報提供手段により表示される負荷の大きさと、基準負荷情報提供手段により表示される基準負荷の大きさは、同一の基準で示される。このとき、負荷情報提供手段により表示される負荷と、基準負荷情報提供手段により表示される基準負荷とでは、表示の仕方が異なるので、両者の区別が容易であり、両者の差の大小を認識しやすい。例えば、表示ドットの点滅や色の変化で、負荷と基準負荷とを表示する。
ところで、負荷情報提供手段は、負荷検出手段が検出した負荷を、直ちに表示しても、一定間隔(例えば1秒毎)に表示してもよい。
好ましくは、上記負荷情報提供手段は、上記負荷検出手段が所定時間内に検出した上記負荷の最大値を一定時間表示する。
上記構成によれば、負荷情報提供手段はピークホールド機能を有し、表示が頻繁に切り換わるのを防ぐ。したがって、負荷の表示が見やすくなる。
好ましくは、上記負荷情報提供手段は、上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、予め設定された第1の基準負荷より所定値だけ小さい第2の基準負荷を超えると、上記負荷検出手段により検出された上記負荷を表示する表示態様を切り換える。
上記構成によれば、負荷検出手段が検出した負荷が第2の基準負荷を超え、第1の基準負荷に近づくと、例えば負荷の表示が点滅したり、色が変わるなどにより、表示の仕方が切り換わるので、視覚を介して、術者の注意を喚起することができる。
好ましくは、上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、予め設定された第1の基準負荷より所定値だけ小さい第2の基準負荷を超えると、音声を発する音声警告手段を備える。
上記構成によれば、負荷検出手段が検出した負荷が第2の基準負荷を超え、第1の基準負荷に近づくと、音声警告手段は例えばチャイム音やブザー音等の音声を発し、聴覚を介して、術者の注意を喚起することができる。
好ましくは、上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、予め設定された基準負荷に近づくにつれて、上記切削工具の回転数が徐々に低下するように、上記駆動手段を制御する回転数制御手段を備える。
従来装置のように、基準負荷を超えてから切削工具の回転数を低下したのでは、基準負荷を超える負荷が切削工具に作用するが、上記構成によれば、基準負荷に近づくと切削工具の回転数が低下して切削工具に加わる負荷は小さくなるので、切削工具には、基準負荷より大きい負荷が加わらないようにすることができる。したがって、切削工具の破折を一層確実に防止することができる。
好ましくは、上記負荷情報提供手段は、上記負荷の大小と対応付けて一方向に並べられた複数の要素を有し、該要素のうち表示する要素の位置により、上記負荷検出手段により検出された上記負荷の大きさを表示する。
上記構成によれば、例えば、バーグラフやメータのように、直線状や曲線状に複数の要素を配置し、どの位置の要素を表示するかによって、負荷の大小が直感的に分かるように表示することができる。
好ましくは、上記駆動手段が上記切削工具を駆動する方向を表示する駆動方向表示手段あるいは音声を発する音声手段を備える。
上記構成によれば、例えば、駆動手段が切削工具を回転駆動する場合、負荷が大きくなって自動的に切削工具が反転したようなときに、視覚又は聴覚により、切削工具の回転方向が分かるので、術者は違和感なく作業を行うことができる。駆動手段が切削工具を進退させる場合も、同様に、違和感なく作業を行うことができる。
なお、切削工具を駆動する方向は、常時表示しても(あるいは音声を発しても)、駆動方向が切り換わったときにのみ表示する(あるいは音声を発する)ようにしてもよい。後者の場合、駆動方向が切り換わった後、適時時間だけ表示する(あるいは音声を発する)ようにしてもよい。
好ましくは、上記駆動手段と上記負荷検出手段が配置されたハンドピース上に、上記負荷情報提供手段の表示部が設けられる。
上記構成によれば、駆動手段により駆動される切削工具は、ハンドピースヘッドに配置される。切削作業中に切削工具から目を離して表示部を見る場合、視線を動かす距離が短いので、容易に表示部を見ることができ、使いやすい。
ハンドピースは、チューブで制御器と接続されている構成であっても良いし、またこのような構成でなくても、駆動手段、負荷検出手段、負荷情報提供手段がハンドピースに設けられるバッテリ内蔵のコードレスハンドピースの構成とすれば、ハンドピースを把持して自由に使用することができ、便利である。
好ましくは、根管長を測定する根管長測定手段と、第1の方向と該第1の方向と大略直交する第2の方向とに2次元に配列され、選択的に表示される複数の要素とを備える。上記負荷情報提供手段は、上記要素のうち表示する要素の上記第1の方向の位置に対応付けて、上記根管長測定手段により測定された上記根管長の大きさを示す。上記負荷情報提供手段は、上記要素のうち表示する要素の上記第2の方向の要素間幅に対応付けて、上記負荷検出手段により検出された上記負荷の大きさを表示する。
上記構成によれば、根管長測定手段により測定された根管長と、負荷検出手段により検出された負荷とは、1ヶ所に同時に関連付けて表示されるので、認識しやすい。
なお、切削工具を、根管長測定用電極として使用してもよい。
また、本発明は、以下の構成の歯科用診療装置を提供する。
歯科用診療装置は、切削工具を駆動する駆動手段と、根管長を測定する根管長測定手段とを備えたタイプのものである。歯科用診療装置は、制御手段を備える。該制御手段は、上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて上記切削工具の駆動力が変化するように、上記駆動手段を制御する。
上記構成において、制御手段は、例えば、モータのように駆動手段が切削工具を回転駆動する場合には、駆動手段が切削工具を回転するときの回転数、回転方向、駆動トルク等を制御する。スケーラーのように駆動手段が切削工具を振動させる場合には、振幅、振動周期、振動波形、起振動力(又は振動を止めるのに必要な制動力)等を制御する。
上記構成によれば、根管長方向の位置に応じて、最適な条件で切削工具を駆動することができる。
なお、切削工具を、根管長測定用電極として使用してもよい。
好ましくは、上記制御手段は、回転制御手段を含む。該回転制御手段は、上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて、上記切削工具の回転が変化するように、上記駆動手段を制御する。
上記構成によれば、例えば、根尖までの距離に応じて切削工具の回転数や回転方向を変化させ、根尖に近づくと少しずつ注意しながら切削を行うことができるようにすることが可能である。
好ましくは、上記回転数制御手段は、上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて、上記切削工具の回転数が、基準回転数から、予め設定された設定回転数になるように、上記駆動手段を制御する。
上記構成によれば、例えば、根尖に近づくまでは基準回転数で効率よく切削し、根尖に近づくと回転数を変化させ、慎重に切削できるようにすることが可能である。
好ましくは、上記回転数制御手段は、上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて、上記切削工具の回転数が、基準回転数から、予め設定された低減率で変化するように、上記駆動手段を制御する。
上記構成によれば、基準回転数の設定により、結果的に、根尖近傍での回転数を設定することができる。なお、低減率は、根管長の測定値に応じて、段階的に変化しても、連続的に変化してもよい。
好ましくは、上記基準回転数、上記設定回転数又は上記低減率を予め設定又は変更するための設定手段を備える。
上記構成によれば、切削工具の駆動条件を自由に設定、変更することができるので、便利である。
また、本発明は、以下の構成の歯科用診療装置を提供する。
歯科用診療装置は、切削工具を回転駆動する駆動手段を備えたタイプのものである。歯科用診療装置は、負荷トルク検出手段と、制御手段とを備える。上記負荷トルク検出手段は、上記切削工具に加わる負荷トルクを検出する。上記制御手段は、上記負荷トルク検出手段により検出された上記負荷トルクが、第1の基準負荷を超えると、上記切削工具の回転を停止、反転、あるいは低下、又は正転と逆転の繰り返し動作をさせ、上記負荷トルク検出手段により検出された上記負荷トルクが、上記第1の基準負荷トルクより小さい第2の基準負荷トルクより小さくなると、上記切削工具の回転数を増加、正転又は所定の力で上記切削工具を回転振動させるように、上記駆動手段を制御する。
上記構成によれば、第1の基準負荷を超えると負荷を小さくし、第2の基準負荷より小さくなると負荷を大きくし、切削工具に加わる負荷が第1および第2の基準負荷の間になるようにすることができる。
また、本発明は、以下の構成の歯科用診療装置を提供する。
歯科用診療装置は、切削工具を駆動する駆動手段を備えたタイプのものである。歯科用診療装置は、上記切削工具に加わる負荷を検出する負荷検出手段と、該負荷検出手段により検出された上記負荷を、表示、音及び振動の少なくとも一つによって知らせる負荷情報提供手段と、上記切削工具により根管長を測定する根管長測定手段と、該根管長測定手段により検出された上記根管長を、表示、音及び振動の少なくとも一つによって知らせる根管長情報提供手段とを備える。上記負荷情報提供手段と上記根管長情報提供手段とにより上記負荷と上記根管長の両方を知らせる。
上記構成によれば、術者は、根管長測定結果と切削工具に加わる負荷とを同時にチェックしながら作業を進めることができ、作業性が良くなる。
以下、本発明の各実施形態に係る歯科用診療装置について、図1〜図10を参照しながら説明する。
図1は、歯科用診療装置の回路図である。1は制御を統括するCPU、2は切削工具17を駆動するためのモータ、3はトランジスタスイッチ、4はそのドライバ回路、5は回転方向切換スイッチ、6は負荷トルクを検出するための抵抗、7は根管長測定回路、8は表示装置、11は基準トルクを設定するための可変抵抗、12はデューティ比を設定するための可変抵抗、13は基準位置を設定するための可変抵抗、14はバッテリ、15はメインスイッチ、17は切削工具であり、これらは図示のようにCPU1に接続されている。
ドライバ回路5は、CPU1のポート4aから出力された制御信号により作動し、トランジスタスイッチ3をオン/オフする。CPU1は、可変抵抗12の設定に応じたデューティ比の一定周期のパルス波形の制御信号を出力する。モータ2は、デューティ比に対応する出力で回転する。
CPU1は、抵抗6の端子6aの電圧を測定し、モータ2の負荷トルクを検出
する。また、CPU1は、端子5aの電圧をLo/Hiに切り換えることにより、回転方向切換スイッチ5を作動させ、モータ2を正転、反転させることができる。CPU1は、可変抵抗11、12、13により予め設定された基準負荷トルク、デューティ比、基準位置を検出する。
図2は、図1の回路を構成する各部材を搭載したコードレス式の歯科用診療装置21の外観図であって、この例では切削工具17として根管形成用のファイル(以下、ファイル17と記す)が、ヘッド22の先端に装着されている歯科用ハンドピース23を示す。ファイル17は、根管長測定用電極を兼ねるために、ハンドピース22の内部の導電部材を通じて根管長測定回路7の測定側端子に電気的に接続され、アース側電極18はリード線18aを通じて根管長測定回路7のアース側端子に電気的に接続されている。11aは、基準トルクを設定するための設定手段である。12aは回転数設定手段、13aは、根管長測定回路からの出力により切削工具の駆動手段を制御する基準位置設定手段である。尚、この実施例では11a、12a、13aはハンドピース23に設けたが、ハンドピース23にコードを接続する別置の制御器を有する構成においては、別置の制御器に11a、12a、13aを設けてもよい。
図3は、表示装置8に設けられる液晶表示パネル50の例である。
液晶表示パネル50には、測定した根管長を詳細に表示するための多数の要素を含むドット表示部52と、根管長をゾーン分けして段階的に表示するためのゾーン表示部54と、各ゾーンの境界を示す境界表示部56と、根尖までの到達率を表示する到達率表示部58とが設けられている。測定された根管長が大きくなるに従って、上から下に向かって、要素が順に表示されるようになっている。
また、液晶表示パネル50には、検出した負荷トルクを表示するための多数の要素を含むドット表示部60と、負荷トルクをゾーン分けして段階的に表示するためのゾーン表示部62とが設けられている。測定された負荷トルクが大きくなるに従って、上から下に向かって要素が順に表示されるようになっている。
例えば、測定された負荷トルクの大きさに対応して、ドット表示部60の要素のうち斜線で示した要素60aが表示される。表示が頻繁に切り換わるのを防ぐため、ピークホールド機能を有する。すなわち、所定時間内に検出した負荷トルクの最大値が一定時間表示される。
また、ドット表示部60の要素のうち、可変抵抗11により予め設定された基準負荷トルクに対応する要素60bも表示される。これによって、測定された負荷トルクと基準負荷トルクとのマージンが一目で分かる。
また、64は回転数や負荷を数値で表示する数値表示部であり、68はファイル17の回転の向きと回転数の大小を表示する回転表示部である。
測定された負荷トルクと予め設定された基準負荷トルクとは、以下のように種々の態様で表示することができる。
例えば、1次元に配列された要素を用いる場合には、図4の模式図に示したように表示することができる。
図4(a)の表示例100では、検出された負荷トルクの大きさに応じて上から順に要素102が緑色に表示され、予め設定された基準負荷トルクは、その大きさに対応する要素106が赤色に表示される。他の要素104,108は表示されない。
図4(b)の表示例110では、検出された負荷トルクの大きさに応じて上から順に要素112が緑色に表示され、予め設定された基準負荷トルクよりも大きいトルクを表示する要素116が赤色に点滅表示される。他の要素114は表示されない。
図4(c)の表示例120では、予め設定された基準負荷トルクに応じて、要素が3つの領域に色分けして表示される。例えば、予め設定された基準負荷トルクよりも十分に小さいトルクを表示する要素122が緑色で、予め設定された基準負荷トルクに近いトルクを表示する要素124が黄色で、予め設定された基準負荷トルクより大きいトルクを表示する要素126が赤色で表示される。そして、検出された負荷トルクに対応する要素122aが点滅する。
図5は、測定された負荷トルクと予め設定された基準負荷トルクに加え、根管長測定結果を表示するために、複数の要素210が2次元に配列された表示例200を示す。
要素210は、歯を模式的に表示する表示部202,204の間に、液晶表示パネルにマトリックス状に配置される。根管形成が進み、根管長が大きくなり根尖に近づくほど、下側の要素が表示される。負荷トルクは、大きいほど、中央列212から左右に長く表示される。例えば、斜線で示した要素215が緑色で表示される。要素215の上下方向の位置により、根尖までの距離が示される。また、要素215の左右方向の長さ(幅)により、検出された負荷トルクの大きさが示される。要素215と同じ行には、斜線で示した2つの要素216a,216bが赤色で縦に線状に表示される。2つの要素216a,216bは、その間隔により、予め設定された基準トルクの大きさを示し、要素215と離れ具合によって、負荷トルクが基準トルクに対して、どの程度の余裕があるかが分かる。
この例では、根尖まで残り長さと、基準負荷トルクと実際の負荷トルクとの差とが、1ヶ所で分かるので便利である。
この例は、根管長の大きさに対する負荷トルクの大きさの変化を逐次記憶し連続して表示させる例を示すが、逐次記憶し表示させずにリアルタイムで根管長の深さとその深さの時の負荷トルクのみを示してもよい。要素216a,216bの代わりに、連続した実線を印刷しておいてもよい。
図6は、根管長測定結果と負荷トルクとを表示する別の表示例300を示す。
根管長は、軸302を中心に回転するアナログ式の指示針304によって表示される。306は、指示針304の目盛りである。負荷トルクは、目盛り306の下に配列された要素310によって表示され、時計方向に進むほど、大きい負荷トルクを示すようになっている。要素310のうち、検出された負荷トルクに対応する要素312aのみが表示される。要素310は、基準負荷トルクに対応して色分けして表示されてもよい。例えば、予め設定された基準負荷トルクよりも十分に小さいトルクを表示する要素312は緑色で、予め設定された基準負荷トルクに近いトルクを表示する要素314は黄色で、予め設定された基準負荷トルクより大きいトルクを表示する要素316は赤色で、表示されるようになっている。
図7は、根管長測定結果と負荷トルクとを表示する別の表示例400を示す。根管長は、軸302を中心に回転するアナログ式の指示針304によって表示される。306は、指示針304の目盛りである。負荷トルクは、目盛り306の下に配列された要素310によって表示され、時計方向に進むほど大きい負荷トルクを示す。負荷トルクは、アナログ式の指示針313と目盛り310によって、根管長測定された特定の深さの位置における負荷トルクの大きさを示す。以上のように根管長測定結果の表示と負荷トルクの表示とを同時に表示することにより、術者は切削工具が根尖に近づきつつある状況とトルクが増減する状況を確認しながら治療を進められるので、切削工具が破壊することなくスムーズに根管が拡大できる。また、コードレスハンドピースにこれら2つの表示手段を設けることもできる。
次に、歯科用診療装置21の制御について、図8〜図10を参照しながら説明する。
図8は、根管長の測定値結果に応じて制御する場合のフローチャートである。CPU1は、適宜なタイミングで、図示したフローを繰り返し実行する。
まず、CPU1は、根管長の測定が可能か否かを判断し(#10)、測定不可能である場合には(#10でNO)、モータ2を停止する(#20)。根管長を測定できるときには(#10でYES)、根尖までの残り4mmに達しているか否かを判断し(#12)、根尖までの残り4mmに達するまで、ファイル17が1000rpmで回転するようにモータ2を駆動する(#12でNO、#19)。
根尖までの残り4mmに達すれば(#12でYES)、根尖までの残り1.5mmに達しているか否かを判断し(#14)、根尖までの残り1.5mmに達するまで、ファイル17が400rpmで回転するようにモータ2を駆動する(#14でNO、#18)。
根尖までの残り1.5mmに達すると(#14でYES)、ファイル17が150rpmで回転するようにモータ2を駆動する(#16)。
図8のように制御すると、根管上部では良好に切削することができる高速回転に自動的に設定され、根尖に近づくと、ファイル17の破折を防止するため低速回転に自動的に変更されるので、術者は位置に応じて回転数の設定を変更する必要がなく、効率的で便利ある。
なお、図8において予め設定されている根尖までの長さ(4mm、1.5mm)やモータ2の回転数(1000rpm、400rpm、150rpm)は、術者が自由に変更できるようにしてもよい。また、より連続的にモータ2の回転数を変化させてもよい。
また、モータ2の初期回転数(最高回転数)に対して、予め設定された係数をかけて、中間の回転数を設定するようにしてもよい。
図9は、根管長測定結果に応じて制御する場合の別の例のフローチャートを示す。CPU1は、適宜なタイミングで、図示したフローを繰り返し実行する。
まず、CPU1は、根管長を測定できるか否かを判断し(#30)、測定できない場合には(#30でNO)、モータ2を停止する(#44)。根管長を測定できるときには(#30でYES)、根尖までの残り5mmに達しているか否かを判断し(#32)、根尖までの残り5mmに達するまで、正転を続ける(#32でNO、#44)。
根尖までの残り5mmに達すれば(#32でYES)、根尖までの残り3mmに達しているか否かを判断し(#34)、根尖までの残り3mmに達するまで、15度反転後90度正転する動作を繰り返す(#34でNO、#42)。
根尖までの残り3mmに達すると(#34でYES)、根尖までの残り2mmに達しているか否かを判断し(#36)、根尖までの残り2mmに達するまで、30度反転後90度正転する動作を繰り返す(#36でNO、#40)。
根尖までの残り2mmに達すると(#36でYES)、90度反転後90度正転する動作を繰り返す(#38)。
図9の制御によれば、根尖に近づくと、反転と正転を繰り返すことにより、ファイル17の破折を防止することができる。
図10は、負荷トルクの測定結果に基づいて制御する場合のフローチャートを示す。CPU1は、適宜なタイミングで、図示したフローを繰り返し実行する。
まず、CPU1は、負荷トルクの測定値と予め設定した基準負荷トルク(図10では、「第1基準」と記す。)との大小を比較し(#50)、負荷トルクの測定値が基準トルクより大きいときには(#50でYES)、モータ2の回転を停止する(#56)。なお、ステップ#56において、モータ2の回転を停止する代わりに、モータ2を逆転してもよい。
負荷トルクの測定値が基準負荷トルク以下のときには(#50でNO)、基準負荷トルクより所定値だけ小さい値(図10では、「第2基準」と記す。)と負荷トルクの測定値との大小を比較し(#52)、負荷トルクの測定値が第2基準より小さいときには(#52でYES)、モータ2の回転数が増加するようにする(#54)。
これによって、負荷トルクが第1基準と第2基準との間の大きさになるように制御され、ファイル17の破折を防ぎつつ、効率的に切削することができる。
図11は、負荷トルクの測定結果に基づいて制御する場合の別のフローチャートを示す。CPU1は、適宜なタイミングで、図示したフローを繰り返し実行する。
まず、CPU1は、負荷トルクの測定値と予め設定した基準トルクとの大小を比較し(#60)、負荷トルクの測定値が基準負荷トルクより大きいときには(#60でYES)、モータ2の回転を停止する(#66)。なお、ステップ#66において、モータ2の回転を停止する代わりに、モータ2を逆転してもよい。
負荷トルクの測定値が基準負荷トルク以下のときには(#60でNO)、基準負荷トルクと負荷トルクの測定値との差(以下、「トルク差」と記す。)を求め(#62)、トルク差に比例する回転数でモータ2を回転する(#64)。
すなわち、基準負荷トルクT、負荷トルクの測定値T、モータ2の最高回転数N(例えば、1000rpm)とすると、モータ2の回転数Nは、次式(1)のようになる。
N = α{N ×( T−T)/ T } (1)
一般的に定数αは固定値であるが変化させてもよい。
これによって、負荷トルクの測定値Tが、予め設定した基準負荷トルクTに近づくにつれて、モータ2の回転数Nが徐々に低下する。
以上説明したように、作業中に根管長測定結果とトルクが同時に表示されるので、術者はこれらをチェックすることにより、安心して効率よく切削を行うことができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
例えば、表示装置8を用いる代わりに、あるいは表示装置8と組み合わせて、負荷トルクの測定値や根管長測定結果に基づいて音を変える音声アラームを用いてもよい。
図12を、その一例の説明図である。音声アラームは、二種類の音を出し、一方の種類の音で根管長を知らせ、他方の種類の音で負荷トルクを知らせる。符号500は歯冠を示す、符号504は根尖を示す。符号502は、根尖504から所定距離離れた基準位置を示す。根尖504から基準位置502までの距離は、任意に設定することができる。
根管長に関して、一方の種類の音は、根管長(切削工具17の先端17a)が基準位置502に達するまでは、すなわち符号510で示した区間では、相対的に高い。基準位置502に達した後は、すなわち符号512で示した区間では、相対的に低い。
負荷トルクに関して、他方の種類の音は、負荷トルクの測定値が第1基準値522に達するまでは、すなわち符号530で示した区間では、無音である。無音であっても、負荷トルクの測定値が第1基準値522に達していなことを知らせることが可能である点に留意されたい。負荷トルクの測定値が第1基準値522を超え、第1基準値522より大きい第2基準値524に達するまでは、すなわち符号532で示した区間では、断続音である。負荷トルクの測定値が第2基準値524を超えると、すなわち、符号534で示した区間では、連続音である。第1基準値522と第2基準値524とは、任意に設定することができる。
切削工具17の駆動は、根管長や負荷トルクの測定値に基づいて制御するようにしてもよい。例えば、根管長(切削工具17の先端17a)が基準位置502に達してとき、負荷トルクの測定値が区間532にあるとき、負荷トルクの測定値が区間534にあるときのいずれかのときに、回転を停止したり、反転したり、回転を遅くしたり、両方向の回転を繰り返したりするようにしてもよい。
さらに、表示装置8や音声アラームの代わりに、あるいはそれらと適宜に組み合わせて、例えば術者に触れるバイブレータにより、振動を介して根管長や負荷トルクについての情報を伝えるようにしてもよい。
音や振動によって知らせることで、術者は目を患者の口腔部から移動させることなく治療できるので、効率的かつ精密な治療が行える。
別例としては、負荷トルクに応じて、切削工具の回転数を制御するようにしてもよい。この場合、負荷トルクが所定値を越えた場合、一定の回転数に一律に下げるのではなく、負荷トルクの大きさに応じた回転数に下げる。例えば、検出した負荷トルクが大きいほど、回転数が小さくなるようにする。負荷トルクが所定値以下となれば、回転数は元のように制御する。
本発明の第1実施形態に係る歯科用診療装置の回路図である。 図1の歯科用診療装置の外観図である。 図1の表示部の液晶表示パネルの平面図である。 表示例の説明図である。 他の表示例の説明図である。 別の表示例の説明図である。 さらに別の表示例の説明図である。 駆動制御のフローチャートである。 変形例の制御のフローチャートである。 他の変形例のフローチャートである。 別の変形例のフローチャートである。 音による負荷情報提供の説明図である。
符号の説明
1 CPU(負荷検出手段、制御手段、回転制御手段、)
2 モータ(駆動手段)
6 抵抗(負荷検出手段)
7 根管長測定回路(根管長測定手段)
8 表示装置(負荷情報提供手段、負荷表示手段)
11 可変抵抗(設定手段)
17 切削工具
21 歯科用診療装置
50 液晶表示パネル(表示部)
60 ドット表示部(負荷情報提供手段、負荷表示手段)
68 回転表示部(駆動方向表示手段)210 要素

Claims (23)

  1. 切削工具を駆動する駆動手段を備えた歯科用診療装置において、
    上記切削工具に加わる負荷を検出する負荷検出手段と、
    該負荷検出手段により検出された上記負荷を、表示、音及び振動の少なくとも一つによって知らせる負荷情報提供手段とを備えたことを特徴とする、歯科用診療装置。
  2. 予め設定された基準負荷を、表示、音及び振動の少なくとも一つによって知らせる基準負荷情報提供手段を備えたことを特徴とする、請求項1記載の歯科用診療装置。
  3. 上記基準負荷を任意に設定する基準負荷設定手段を備えたことを特徴とする、請求項2記載の歯科用診療装置。
  4. 上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、上記基準負荷を超えたとき、上記切削工具に加わる負荷を小さくするように、上記駆動手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする、請求項2又は3記載の歯科用診療装置。
  5. 上記制御手段は、上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、上記基準負荷を超えたとき、上記切削工具の回転を停止、あるいは反転、あるいは低下、あるいは正転、反転の繰り返し動作を行うように、上記駆動手段を制御することを特徴とする、請求項4記載の歯科用診療装置。
  6. 上記負荷情報提供手段は、複数の要素を有し、該要素のうち表示する要素の位置により、上記負荷検出手段により検出された上記負荷の大きさを表示し、
    上記基準負荷情報提供手段は、上記負荷情報提供手段の上記要素、又は上記負荷情報提供手段の上記要素の近傍に配置された他の要素から、上記負荷情報提供手段における上記要素の位置と上記負荷の大きさとの対応関係と実質的に同じ対応関係で、上記基準負荷の大きさに対応して選択した上記要素を表示し、
    上記基準負荷を表示する上記要素の表示態様が、上記負荷検出手段により検出された上記負荷を表示する上記要素の表示態様と異なることを特徴とする、請求項2乃至5の何れか一つに記載の歯科用診療装置。
  7. 上記要素の点滅あるいは色の変化により、上記基準負荷を表示する上記表示態様が、上記負荷検出手段により検出された上記負荷を表示する上記要素の表示態様と異なることを特徴とする、請求項6記載の歯科用診療装置。
  8. 上記負荷情報提供手段は、上記負荷検出手段が所定時間内に検出した上記負荷の最大値を一定時間表示することを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一つに記載の歯科用診療装置。
  9. 上記負荷情報提供手段は、上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、予め設定された第1の基準負荷より所定値だけ小さい第2の基準負荷を超えると、上記負荷検出手段により検出された上記負荷を表示する表示態様を切り換えることを特徴とする、請求項1乃至8記載の歯科用診療装置。
  10. 上記負荷情報提供手段は、上記要素の点滅あるいは色の変化により、表示態様を切り換えることを特徴とする、請求項9記載の歯科用診療装置。
  11. 上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、予め設定された第1の基準負荷より所定値だけ小さい第2の基準負荷を超えると、音声を発する音声警告手段を備えたことを特徴とする、請求項1乃至10記載の歯科用診療装置。
  12. 上記負荷検出手段により検出された上記負荷が、予め設定された基準負荷に近づくにつれて、上記切削工具の回転数が低下するように、上記駆動手段を制御する回転数制御手段を備えたことを特徴とする、請求項1乃至11記載の歯科用診療装置。
  13. 上記負荷情報提供手段は、上記負荷の大小と対応付けて一方向に並べられた複数の要素を有し、該要素のうち表示する要素の位置により、上記負荷検出手段により検出された上記負荷の大きさを表示することを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか一つに歯科用診療装置。
  14. 上記駆動手段が上記切削工具を駆動する方向を表示する駆動方向表示手段あるいは音声を発する音声手段を備えたことを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一つに歯科用診療装置。
  15. 上記駆動手段と上記負荷検出手段が配置されたハンドピース上に、上記負荷情報提供手段の表示部が設けられたことを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか一つに歯科用診療装置。
  16. 根管長を測定する根管長測定手段と、
    第1の方向と該第1の方向と大略直交する第2の方向とに2次元に配列され、選択的に表示される複数の要素とを備え、
    上記負荷情報提供手段は、上記要素のうち表示する要素の上記第1の方向の位置に対応付けて、上記根管長測定手段により測定された上記根管長の大きさを示し、上記要素のうち表示する要素の上記第2の方向の要素間幅に対応付けて、上記負荷検出手段により検出された上記負荷の大きさを表示することを特徴とする、請求項1乃至15記載の歯科用診療装置。
  17. 切削工具を駆動する駆動手段と、根管長を測定する根管長測定手段とを備えた歯科用診療装置であって、
    上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて上記切削工具の駆動力が変化するように、上記駆動手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする、歯科用診療装置。
  18. 上記制御手段は、
    上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて、上記切削工具の回転が変化するように、上記駆動手段を制御する回転制御手段を含むことを特徴とする、請求項17記載の歯科用診療装置。
  19. 上記回転数制御手段は、上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて、上記切削工具の回転数が、基準回転数から、予め設定された設定回転数になるように、上記駆動手段を制御することを特徴とする、請求項18記載の歯科用診療装置。
  20. 上記回転数制御手段は、上記根管長測定手段による上記根管長の測定値に応じて、上記切削工具の回転数が、基準回転数から、予め設定された低減率で変化するように、上記駆動手段を制御することを特徴とする、請求項18記載の歯科用診療装置。
  21. 上記基準回転数、上記設定回転数又は上記低減率を予め設定又は変更するための設定手段を備えたことを特徴とする、請求項19又は20記載の歯科用診療装置。
  22. 切削工具を回転駆動する駆動手段を備えた歯科用診療装置において、
    上記切削工具に加わる負荷トルクを検出する負荷トルク検出手段と、
    該負荷トルク検出手段により検出された上記負荷トルクが、第1の基準負荷を超えると、上記切削工具の回転を停止、反転、あるいは低下、又は正転と逆転の繰り返し動作をさせ、上記負荷トルク検出手段により検出された上記負荷トルクが、上記第1の基準負荷トルクより小さい第2の基準負荷トルクより小さくなると、上記切削工具の回転数を増加、正転又は所定の力で上記切削工具を回転振動させるように、上記駆動手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする、歯科用診療装置。
  23. 切削工具を駆動する駆動手段を備えた歯科用診療装置において、
    上記切削工具に加わる負荷を検出する負荷検出手段と、
    該負荷検出手段により検出された上記負荷を、表示、音及び振動の少なくとも一つによって知らせる負荷情報提供手段と、
    上記切削工具により根管長を測定する根管長測定手段と、
    該根管長測定手段により検出された上記根管長を、表示、音及び振動の少なくとも一つによって知らせる根管長情報提供手段とを備え、
    上記負荷情報提供手段と上記根管長情報提供手段とにより上記負荷と上記根管長の両方を知らせることを特徴とする、歯科用診療装置。
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