JP2005143726A - 除染方法、及び連設無菌装置 - Google Patents

除染方法、及び連設無菌装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 除染済みの資材を無菌状態を維持したまま包装材により包装してなる除染対象物を除染する除染方法であって、内部の資材に影響を与えずに、包装材外表面を十分に除染することができる除染方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 除染済みの資材10が無菌状態を維持したまま包装材11により包装されてなる除染対象物12を、除染用密閉室2内に置き、この除染用密閉室2に過酸化水素ガスを投入し、投入した過酸化水素ガスを除染用密閉室2内で凝縮させて、包装材11外表面に凝縮液層mを薄膜状に形成する。そして、一旦形成した凝縮液層mを所定時間経過後に全部蒸発させ、蒸発後、再度過酸化水素ガスを凝縮させて、凝縮液層mを再形成して除染対象物12の包装材11外表面を除染するようにした。そして、除染用密閉室2と連設し、室内相互が連通するアイソレータ3に除染済みの除染対象物12を直接移送し、このアイソレータ3にて、包装材11を除去し、内部の資材10を取出すこととした。
【選択図】図1

Description

本発明は、密閉室に除染用ガスを投入することにより、当該密閉室内にある除染対象物を除染する方法、及び除染する装置に関する。
密閉室内にある除染対象物を除染する方法としては、ガス発生装置により除染用ガスとしての過酸化水素ガスを発生させ、この過酸化水素ガスを密閉室内に投入して除染対象物に接触させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、医薬品や医療用具を製造するために必要な種々の資材(例えば、プレフィルドシリンジを製造するために用いられる空のシリンジ外筒等)を、無菌状態を維持したまま包装材により包装して(図7参照)、流通させる構成が提案されている。
かかる構成は、包装材で包装した状態で資材を取引きし、実際に製造現場で資材を利用するときに、包装材の外表面を除染した状態で無菌室に置き、当該無菌室で包装材を除去して、内部の資材を無菌状態を維持したまま取出し、利用するものである。
特公昭61−4543号公報
しかしながら、上述の過酸化水素ガスを除染対象物に接触させる除染方法を、包装材の外表面を除染する場合に適用すると、過酸化水素ガスが包装材に浸透し、ついには内部の資材にまで達してしまう場合がある。このように資材に過酸化水素ガスが接触してしまうと、資材が変質したり、腐食されたりする場合があるため、過酸化水素ガスを包装材外表面に接触させて除染する方法は実際上行われていなかった。
そこで本発明は、内包される資材に影響を与えずに、包装材外表面を十分に除染することができる除染方法、及びそれを実現し得る装置を提供することを目的とする。
本発明は、除染済みの資材が無菌状態を維持したまま包装材により包装されてなる除染対象物を、室内と外界とが気密的に遮断された除染用密閉室内に置くと共に、除染用ガスが溶解した水溶液を蒸発させて除染用ガスを発生させ、前記除染用密閉室内に除染用ガスを投入し、投入した除染用ガスを除染用密閉室内で凝縮させて、除染用密閉室の内壁及び除染対象物の包装材外表面に凝縮液層を薄膜状に形成して除染用密閉室内及び除染対象物の包装材外表面を除染することを特徴とする除染方法である。
このように、気体である除染用ガスを包装材外表面に接触させずに、液体である凝縮液を接触させて除染する構成とすると、包装材の透過性が液体に対して低く気体に対して高い場合に、ガスを接触させる従来構成に比して除染成分が包装材に浸透し難くなる。したがって、本発明によれば除染成分により内部の資材が変質したりすることがない。また、この凝縮液層を形成する除染方法は、除染用ガスの凝縮量を管理することにより、除染対象物の除染レベルが適正に把握することができる。なお、上述の除染とは、化学T期除染、無菌、殺菌、滅菌等が含まれる。
また、水より沸点の高い除染用ガスが溶解した水溶液を蒸発させて除染用ガスを発生させる除染方法であって、除染対象物の包装材外表面に一旦形成した凝縮液層を所定時間経過後に一部、又は全部蒸発させる蒸発工程と、蒸発工程実行後、再度除染用ガスを除染用密閉室内で凝縮させて、除染対象物の包装材外表面に凝縮液層を再形成する再凝縮工程とからなる除染工程を所定回数だけ繰返し実行して、除染対象物の包装材外表面を除染する構成が提案される。
本発明にあって、凝縮液層の形成から所定時間経過後に実行する蒸発工程は、当該凝縮液層がガス化して発生した除染用ガスが包装材を浸透して内部の資材に達してしまう前に実行する。したがって、前記所定時間は、当該ガスが包装材を浸透して内部の資材に達してしまう時間より短い時間に設定される。かかる構成とすることにより、浸透を防止でき、資材の変質をより確実に回避できることとなる。また、かかる構成にあって、形成された凝縮液層の溶質(除染成分)濃度が高いほど、除染効果が高いことがわかっている。ここで、本発明に用いられる除染用ガスは、水より沸点が高いため、凝縮過程の初期段階では、高い溶質濃度(全水溶液量に対する溶解した除染用ガスの重量,体積,モル数の割合)の凝縮液層が形成され、その後、溶質濃度は低下し始める。このような状況の下、上述のように、一旦形成された凝縮液層を蒸発させる蒸発工程を実行することにより、溶質濃度の低下を阻止することが可能となる。これは、凝縮液層を蒸発させようとすると、凝縮液層に含まれる水が先に気化し、これに対し除染用ガスの凝縮液が凝縮液層に残留し、全体として凝縮液層の溶質濃度が高くなることによるものである。ここで、一旦形成された凝縮液層を全部蒸発させれば、濃度低下を完全に断つことが可能となり、一部のみ蒸発させれば、高濃度の凝縮液層を一部残留させることができる。さらに、本発明は、凝縮液層を再形成する再凝縮工程を実行することを特徴としている。かかる工程を実行することにより、改めて除染用ガスが凝縮することとなるため、再度、除染効果の高い高濃度の凝縮液層を形成することが可能となる。したがって、このように蒸発工程と再凝縮工程とからなる除染工程を繰返し実行することにより、資材を除染用ガスにより変質等させずに、かつ凝縮液層の溶質濃度が低下することを防止して高い溶質濃度の凝縮液層を形成維持することができ、高い除染効果を得ることもできる。
また、除染用密閉室内と連通し、かつ室内が除染された包装材除去室を形成し、両室を遮断状態として、除染用密閉室及び除染用密閉室内に置かれた除染対象物の包装材外表面を除染し、除染した後に、両室を遮断状態から連通状態として、除染された除染対象物を除染用密閉室から包装材除去室へ移送し、再び両室を遮断状態とした後、包装材除去室にて除染対象物の包装材を除去して内部の資材を取出すようにした構成が提案される。
かかる構成とすることにより、包装材除去室にて、無菌状態を維持したまま内包されていた資材を汚染されることなく取出すことができ、その後の作業を迅速かつ安全に実行することが可能となる。
また、本発明は、室内と外界とが気密的に遮断され、除染済みの資材が無菌状態を維持したまま包装材により包装されてなる除染対象物が供給される除染用密閉室と、水より沸点の高い除染用ガスが溶解した水溶液を蒸発させて除染用ガスを発生させ、該除染用ガスを除染用密閉室に投入するガス発生装置と、除染用密閉室内と連通し、かつ室内が除染された包装材除去室と、ガス発生装置に、除染用ガスを除染用密閉室に投入させて当該密閉室内で除染用ガスを凝縮させて、除染用密閉室の内壁及び除染対象物の包装材外表面に凝縮液層を薄膜状に形成することにより除染用密閉室内及び除染対象物の包装材外表面を除染する自動制御内容を具備した凝縮制御手段とを備え、除染対象物の包装材外表面を除染した後、除染対象物を除染用密閉室から包装材除去室へ移送し、包装材除去室で包装材を除去することを特徴とする連設無菌装置である。
かかる構成とすることにより、上述の理由から気体の除染用ガスよりも液体の凝縮液の方が包装材を浸透し難いため、除染成分により内部の資材が変質等したりすることがない。また、包装材除去室にて、無菌状態を維持したまま内包されていた資材を汚染されることなく取出すことができ、その後の作業を迅速かつ安全に実行することが可能となる。
また、ガス発生装置が、水より沸点の高い除染用ガスが溶解した水溶液を蒸発させて除染用ガスを発生させると共に、除染用密閉室内で飽和しない不飽和ガスを発生する不飽和ガス投入手段を備えた連設無菌装置であって、凝縮制御手段が、除染用密閉室内に置かれた除染対象物の包装材外表面に凝縮液層を形成し、その後、不飽和ガス投入手段に、不飽和ガスを当該密閉室内に投入させて、除染対象物の包装材外表面に一旦形成した凝縮液層を所定時間経過後に一部、又は全部蒸発させ、蒸発後、除染用ガスを再び凝縮させて除染対象物の包装材外表面に凝縮液層を再形成する一連の除染工程を所定回数だけ繰返し実行する自動制御内容を具備した構成が提案される。
このような蒸発工程を実行することにより、凝縮液層の凝縮液がガス化して当該ガスが包装材を浸透するということを回避することができる。また、一旦形成した凝縮液層を一部、又は全部蒸発させ、蒸発後、除染対象物の包装材外表面に凝縮液層を再形成する除染工程を繰返し実行することにより、凝縮液層の溶質濃度が低下することを防止することできると共に、高い溶質濃度の凝縮液層を形成することができ、高い除染効果を得ることもできる。なお、前記所定時間は、当該ガスが包装材を浸透して内部の資材に達してしまう時間より短い時間に定められる。
また、ガス発生装置が、過酸化水素ガスを発生させる構成が提案される。
かかる構成とすることにより、例えば紫外線による除染設備に比べて除染用密閉室の密閉構造が簡易となると共に、除染効果も安定する。また、かかる構成とすれば、除染対象物の大きさも制限されにくい。
本発明の除染方法は、包装材外表面に凝縮液層を薄膜状に形成して当該包装材外表面を除染する構成としたため、除染用ガスが包装材に浸透して内部の資材が変質等してしまうことを防止できる優れた効果がある。
さらに、除染対象物の包装材外表面に一旦形成した凝縮液層を所定時間経過後に蒸発させる蒸発工程と、蒸発工程実行後、再度凝縮液層を再形成する再凝縮工程とからなる除染工程を繰返し実行する構成とした場合は、凝縮液層の凝縮液がガス化して内部の資材を変質させることを防止できる効果があると共に、高濃度の凝縮液層を保持することができるため、包装材外表面を十分に除染することができる優れた効果がある。
また、包装材除去室を形成し、除染対象物を除染した後に、包装材除去室にて除染対象物の包装材を除去して内部の資材を取出すようにした場合には、包装材除去室で無菌状態を維持したまま資材を取出し、直ぐに資材についてその後の作業を進行することが可能となり、作業効率が飛躍的に向上する効果がある。
また、本発明の連設無菌装置は、包装材外表面に凝縮液層を薄膜状に形成して包装材外表面を除染する凝縮制御手段と、除染対象物が除染用密閉室から移送されて、包装材を除去する包装材除去室とを備えた構成としたため、除染用ガスにより内部の資材が侵されることがない。また、除染対象物を除染した後、密閉室に連設された包装材除去室で直ぐに内部の資材を無菌状態を維持したまま取出し、作業を進行させることができるため、作業効率が飛躍的に向上する効果がある。
また、凝縮制御手段が、凝縮液層を蒸発させ、蒸発後、除染用ガスを除染対象物の包装材外表面に再形成する構成とした場合は、凝縮液層の凝縮液がガス化して内部の資材を変質させることを防止できる効果があると共に、凝縮液層の溶質濃度が低下することを阻止し、高い除染効果を得ることができる効果もある。
また、ガス発生装置が、過酸化水素ガスを発生させる構成とした場合は、例えば紫外線による除染設備に比べて除染用密閉室の密閉構造が簡易となると共に、除染効果が安定する効果がある。さらに、過酸化水素ガスは、強力な除染能力を備え、かつ安価で入手し易く、環境に対して影響が少ない利点もある。
以下に、本発明にかかる連設無菌装置1について、添付図面に従って説明する。
この連設無菌装置1は、図1に示されるように、室内と外界とが気密的に遮断された除染用密閉室2と、これに連設されて室内相互が連通したアイソレータ3とで構成されている。そして、除染用密閉室2で除染対象物12を10-3〜10-6のSAL(無菌性保証水準)で除染した後、この除染対象物12を外部に取出すことなく、直接アイソレータ3に移送し、アイソレータ3内で除染対象物12について所定の作業を行うものである。なお、このアイソレータ3により、本発明にかかる包装材除去室が構成される。
前記除染用密閉室2の外部には、ガス発生装置4(図2参照)が備えられている。このガス発生装置4は、蒸発装置40、液体タンク42、及び送風機41を具備している。前記液体タンク42には、水より沸点の高い過酸化水素ガスが溶解した過酸化水素水が入っている。そして、かかる過酸化水素水を重力下で蒸発装置40の加熱面(図示省略)に滴下し、これにより過酸化水素ガスを発生させ、この過酸化水素ガスを送風機41により、除染用密閉室2内に通ずる除染ガス導入管6を介して過酸化水素ガスを室内に送り込む。なお、前記蒸発装置40は、フラッシュ蒸発(いわゆる急速蒸発法)によりガスを発生させる構成であって、公知技術が採用される。
ここで、除染対象物12は、図7に示されるように、除染済みの資材10が無菌状態を維持したまま包装材11により包装されてなるものであって、包装材11外表面が除染用密閉室2で除染され、除染後にアイソレータ3にて包装材11が除去されて資材10が無菌状態を維持したまま取出される。なお、この資材10としては、例えばプレフィルドシリンジに用いられる除染済みのシリンジ外筒等が挙げられる。
次に、連設無菌装置1の除染用密閉室2について、図2に従って説明する。
除染用密閉室2は、除染対象物12を外部から収納可能とする収納口20と、当該室内と連通するアイソレータ3へ移送可能とする排出口21とを備えている。そして、収納口20には、上下動することにより外部と室内とを遮断する収納口扉22が配設されている。一方、排出口21にも、収納口扉22と同じ機構の排出口扉23が配設されている。なお、除染用密閉室2の外壁と、各扉22,23の内側面との間にはパッキン(図示省略)が設けられ、両扉22,23を遮蔽した場合には、室内と外界とが気密状に遮断される構成となっている。この扉機構は、公知技術が好適に採用される。
また、除染用密閉室2の室内中央には、円柱状の移送用ローラ25が、その長手方向と当該密閉室2の奥行き方向とが直交するように、複数列設されている。さらに詳述すると、移送用ローラ25の配設位置は、前記収納口20の下縁と排出口21の下縁とを結ぶ仮想線とほぼ同じ高さに設定され、収納口20から排出口21にかけて所定間隔で軸支されている。これにより、収納口21から収納された除染対象物12が、移送用ローラ25上を移動し、排出口21まで容易に移送可能となる。
また、除染用密閉室2の室内には、外部に設けられたガス発生装置4が発生させた過酸化水素ガスを室内に放出する除染ガス放出管6a,6bが、除染用密閉室2の奥行き方向に配設されている。この除染ガス放出管6a,6bは、前記除染ガス導入管6と連通している。ここで、除染ガス放出管6a,6bは、室内の上方位置に配設された第一除染ガス放出管6aと、室内下方位置に配設された第二除染ガス放出管6bとで構成されている。また、両除染ガス放出管6a,6bは、複数の放出口7が長手方向に沿って複数開口し、除染ガス導入管6から供給される過酸化水素ガスを、除染対象物12に放出する構成としている。なお、第一、第二除染ガス放出管6a,6bに加え、室内の側方位置にも除染ガス放出管を配設し、上下左右方向から過酸化水素ガスを放出し得る構成としても良い。
さらに、除染用密閉室2の室内には、外部に設けられた低湿ガス投入装置5から低湿ガスが投入される。具体的には、室内に低湿ガスを放出する低湿ガス放出管8a,8bが配設されており、複数の放出口9が開口している。そして、当該放出管8a,8bと連通する低湿ガス導入管8を通じて低湿ガスが室内に供給される。なお、かかる低湿ガス放出管8a,8bも、室内の上方位置に配設された第一低湿ガス放出管8aと、室内下方位置に配設された第二低湿ガス放出管8bとで構成され、室内に均一に低湿ガスが行き渡るようにしている。また、室内の側方位置にも低湿ガス放出管を配設し、上下左右方向から低湿ガスを放出し得る構成としても良い。この低湿ガスは、除染用密閉室2内で飽和しない不飽和ガスであって、室内の湿度より低い湿度に設定されている。なお、この低湿ガス投入装置により、本発明にかかる不飽和ガス投入手段が構成される。
さらに、除染用密閉室2は、ガス発生装置4、及び低湿ガス投入装置5と電気的に接続された中央制御装置CPUを具備する制御部28を備え、各装置等4,5と所定のデータをやり取りし、所定の情報処理を実行するようにしている。この中央制御装置CPUの制御内容については、後述する。
また、除染用密閉室2の温度、湿度を検出する温度検出装置38、湿度検出装置39を備え、それぞれ前記中央制御装置CPUに電気的に接続されて、検出データが中央制御装置CPUに送信される構成となっている。なお、本実施形態例にかかる制御部28、ガス発生装置4、低湿ガス投入装置5、温度検出装置38、及び湿度検出装置39により、本発明にかかる凝縮制御手段が構成される。
また、除染用密閉室2内には、エアレーション時に室内のガスを排出するためのガス排出口43が開口し、室内のガスの過酸化水素成分が触媒44を介して分解されてから外部に排気される構成となっている。
なお、除染用密閉室2の壁面には、密閉室用ガラス窓13(図1参照)が形成されており、外部から室内内部を視認可能としている。
次に、除染用密閉室2と連設するアイソレータ3について、図3に従って説明する。
アイソレータ3の除染用密閉室2側の壁面には、除染用密閉室2から除染対象物12を直接移送可能とするための連通口33が開口し、この連通口33と除染用密閉室2の排出口21とが対向するように除染用密閉室2とアイソレータ3とが連設し、各室内が連通するようになっている。そして、上述の排出口扉23が遮蔽されると、両室内が気密状に遮断される構成となっている。この除染用密閉室2とアイソレータ3との連設部は、気密的に接続されており、外部から汚染ガスが進入しないような構成となっている。かかる接続機構は、公知技術が好適に適用される。
また、アイソレータ3の壁面には、室内に移送されてきた除染対象物12の包装材11を除去するための除去手段が設けられている。具体的には、壁面にガラス窓30が設けられ、この窓ガラス30に形成された作業孔31に手作業を可能とする作業グローブ32の基端部が密閉状に取り付けられている。そして、この作業グローブ32に手を挿入し、ガラス窓30を介して除染対象物12を確認しながら内部作業をすることができる。なお、アイソレータ3内の中央には、除染用密閉室2から移送されてきた除染対象物12を置く作業台35が配置されている。
次に、本発明にかかる除染方法について説明する。
まず、除染対象物12は、除染用密閉室2の収納口20手前側に設置された集積台36(図1参照)上に集積される。そして、集積された除染対象物12を、包装材11で包装されたまま、収納口20から所定数量だけ室内に供給して収納する。このとき、排出口扉23は遮蔽されており、奥にあるアイソレータ3内部と外界とが連通してアイソレータ3が汚染されることを防止している。また、除染対象物12の収納時には、除染用密閉室2内の圧力を外界に比して高圧として、収納時に収納口20から何らかの異物が侵入するのを防止する構成とするのが好適である。
除染対象物12が室内に供給されると、収納口扉22を遮蔽して、室内と外界とを気密状に遮断する。そして次に、低湿ガスを室内に放出し、室内の除湿を行う。かかる構成とすることにより、当該室内で過酸化水素ガス濃度が高まると共に、この過酸化水素濃度が室内で安定することとなる。そして、除染用密閉室2の湿度が、所定湿度となると、低湿ガスの投入を中断し、今度は室内に過酸化水素ガスを投入開始する。
ここで、中央制御装置CPUは、予め定められた運転プログラムに従ってガス発生装置4を制御し、所定量の過酸化水素ガスが投入されて過酸化水素ガスの凝縮液層mが包装材11外表面で形成されるようにする。さらに、包装材11外表面で凝縮液層mが安定して保持される(図4参照)ようにする。これにより、包装材11外表面が除染開始されることとなる。
中央制御装置CPUは、運転プログラムに従って、凝縮液層mを形成してから所定時間が経過すると、低湿ガス投入装置5に低湿ガスを投入開始する信号を送信する。そして、室内に低湿ガスを投入することにより、一旦形成した凝縮液層mを一部蒸発させる(蒸発工程)。このとき、過酸化水素の沸点は150℃であって水の沸点よりも高く、凝縮液層mに含まれる水の方が過酸化水素水より気化しやすいため、凝縮液層mの過酸化水素濃度は高くなる。また、前記所定時間は、「凝縮液層mの凝縮液がガス化し、当該ガスが包装材を浸透し、内部の資材に達する時間」より短い時間に定められる。このように定められた時間経過後に蒸発工程を実行することにより、凝縮液層mの凝縮液がガス化して内部の資材10を変質させることを防止できる。
さらに、この蒸発工程実行後、所定時間が経過すると、中央制御装置CPUは、運転プログラムに従って、低湿ガス投入装置5に低湿ガスの投入を停止する信号を送信すると共に、ガス発生装置4に過酸化水素ガスを投入開始する信号を送信する。そして、再度過酸化水素ガスを除染用密閉室2内で凝縮させて、包装材11外表面に凝縮液層mを再形成する(再凝縮工程)。これにより、高い過酸化水素濃度の凝縮液層mが再形成されることとなる。そして、中央制御装置CPUが、この蒸発工程と再凝縮工程とからなる除染工程を所定回数だけ繰返し実行する自動制御を実行することにより、包装材11内部の資材10を変質等させることなく、高濃度の凝縮液層mを長時間保持して高い除染効果を得ることができる。なお、除染工程の所定回数は、包装材11外表面10-3〜10-6のSALまで除染するのに必要十分な回数に設定される。
除染工程を実行し、除染対象物12を除染した後は、低湿ガスを投入して、除染用密閉室2内についてエアレーションを実行する。すなわち、室内ガスをガス排出口43から排気する。エアレーションが完了すると、排出口扉23を開放し、除染された除染対象物12を除染用密閉室2からアイソレータ3の作業台35上へ移送する。そして、移送後、排出口扉23を遮閉状態として、アイソレータ3にて、収納された除染対象物12の包装材11を作業グローブ32を介して除去して、内部の資材10を取出す。そして、このアイソレータ3で種々の作業が行われる。なお、除染対象物12を除染用密閉室2からアイソレータ3に移送する場合は、アイソレータ3内の圧力を除染用密閉室2内の圧力より高くし、アイソレータ3に何らかの異物が入るのを防止する構成が好適である。
ここで、別の構成が提案される。すなわち、図5に示されるように、除染用密閉室2内にあって、ガス放出管8a,8b等が配設されて過酸化水素ガスが放出される除染領域αと、その後段(アイソレータ3側)に形成された、エアレーション領域βとを備えた構成である。さらに詳述すると、このエアレーション領域βには、除染対象物12の包装材11外表面に形成された凝縮液層mを除去するエアレーション手段が配設されている。このエアレーション手段としては、図5に示されるように、除染用密閉室2外に設けられたホットエアー投入装置45が発生させたホットエアーを放出するルーバー46a,46bが提案される。このルーバー46a,46bは、室内の上方位置に配設された第一ルーバー46aと、室内の下方位置に配設された第二ルーバー46bとで構成され、移送用ローラ25により移送されてきた除染済みの除染対象物12外表面に、上下方向からホットエアーを噴出するものである。これにより、当該外表面に形成された凝縮液層mは吹き飛ばされて、除染後の除染対象物12について凝縮液層mが除去されてエアレーションが完了する。
そして、エアレーション後、除染対象物12が排出口21からアイソレータ3に移送されることとなる。かかる構成とすると、除染用密閉室2全域をエアレーションしなくても良くなるため、エアレーション時間が短縮されると共に、除染対象物12をエアレーションのために密閉室2内に一旦滞留させておく必要がなくなる。したがって、密閉室2内に除染対象物12を順次供給し、移送用ローラ25の回転タイミングと扉22,23の開閉タイミングとをこれに呼応させて、供給した数と同数をアイソレータ3に移送する工程を一連の流れで連続的に実行することが可能となる。これにより、除染時間を全体として大幅に短縮することができる。なお、別構成として、ホットエアーを噴出する構成に代えて、水蒸気を噴出する構成としても良い。かかる構成とした場合には、除染対象物12の包装材11外表面に、水蒸気を噴出した後、外表面に残留する過酸化水素水をマスキングし、アイソレータ3内において過酸化水素ガス濃度を見かけ上減少させる構成である。
さらに、その他の構成として、エアレーション手段が、図6に示されるように、UV照射装置47a,47bである構成が提案される。さらに詳述すると、UV照射装置47a,47bは、室内の上方位置に配設された第一UV照射装置47aと、室内の下方位置に配設された第二UV照射装置47bとで構成され、移送用ローラ25により移送されてきた除染対象物12外表面に、上下方向から紫外線を照射し、当該外表面に形成された凝縮液層mを分解して、除染後の除染対象物12についてエアレーションを実行するものである。
なお、上述した、ホットエアーを噴出する構成、水蒸気を噴出する構成、及び紫外線を照射する構成を様々に組み合わせた構成としても良い。
ところで、再度、集積台36に集積された除染対象物12を除染する場合には、排出口扉23を遮蔽状態として、除染用密閉室2とアイソレータ3とを遮断した後、収納口扉22を開放し、除染用密閉室2内に除染用対象物12を収納するようにする。
また、本発明にあっては、蒸発工程で、一旦形成された凝縮液層mを全部蒸発させる構成としても良い。かかる構成とすると、凝縮液層mの過酸化水素濃度の低下を完全に阻止することができる。
また、蒸発工程と再凝縮工程とからなる除染工程を実行する場合の除染用ガスとしては、水より沸点の高い除染用ガスであれば好適に用いることができる。また、包装材11外表面に凝縮液層mを形成して除染するための除染用ガスとしては、ホルムアルデヒド、エチレンオキサイド、過酢酸水溶液、オゾン水等の除染剤をガス化したものでも良い。
除染装置1の側面図である。 除染用密閉室2の縦断側面図である。 アイソレータ3の横断面図である。 包装材11外表面に凝縮液層mが形成された除染対象物12の縦断側面図である。 ホットエアーが噴出されるルーバー46a,46bが配設された除染用密閉室2の縦断側面図である。 UV照射装置47a,47bが配設された除染用密閉室2の縦断側面図である。 資材10と包装材11とからなる除染対象物12の縦断側面図である。
符号の説明
1 連設無菌装置
2 除染用密閉室
3 アイソレータ
4 ガス発生装置
5 低湿ガス投入装置
10 資材
11 包装材
12 除染対象物
m 凝縮液層

Claims (6)

  1. 除染済みの資材が無菌状態を維持したまま包装材により包装されてなる除染対象物を、室内と外界とが気密的に遮断された除染用密閉室内に置くと共に、除染用ガスが溶解した水溶液を蒸発させて除染用ガスを発生させ、前記除染用密閉室内に除染用ガスを投入し、投入した除染用ガスを除染用密閉室内で凝縮させて、除染用密閉室の内壁及び除染対象物の包装材外表面に凝縮液層を薄膜状に形成して除染用密閉室内及び除染対象物の包装材外表面を除染することを特徴とする除染方法。
  2. 水より沸点の高い除染用ガスが溶解した水溶液を蒸発させて除染用ガスを発生させる除染方法であって、
    除染対象物の包装材外表面に一旦形成した凝縮液層を所定時間経過後に一部、又は全部蒸発させる蒸発工程と、
    蒸発工程実行後、再度除染用ガスを除染用密閉室内で凝縮させて、除染対象物の包装材外表面に凝縮液層を再形成する再凝縮工程とからなる除染工程を所定回数だけ繰返し実行して、除染対象物の包装材外表面を除染することを特徴とする請求項1記載の除染方法。
  3. 除染用密閉室内と連通し、かつ室内が除染された包装材除去室を形成し、
    両室を遮断状態として、除染用密閉室及び除染用密閉室内に置かれた除染対象物の包装材外表面を除染し、除染した後に、両室を遮断状態から連通状態として、除染された除染対象物を除染用密閉室から包装材除去室へ移送し、再び両室を遮断状態とした後、包装材除去室にて除染対象物の包装材を除去して内部の資材を取出すようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の除染方法。
  4. 室内と外界とが気密的に遮断され、除染済みの資材が無菌状態を維持したまま包装材により包装されてなる除染対象物が供給される除染用密閉室と、
    除染用ガスが溶解した水溶液を蒸発させて除染用ガスを発生させ、該除染用ガスを除染用密閉室に投入するガス発生装置と、
    除染用密閉室内と連通し、かつ室内が除染された包装材除去室と、
    ガス発生装置に、除染用ガスを除染用密閉室に投入させて当該密閉室内で除染用ガスを凝縮させて、除染用密閉室の内壁及び除染対象物の包装材外表面に凝縮液層を薄膜状に形成することにより除染用密閉室内及び除染対象物の包装材外表面を除染する自動制御内容を具備した凝縮制御手段とを備え、除染対象物の包装材外表面を除染した後、除染対象物を除染用密閉室から包装材除去室へ移送し、包装材除去室で包装材を除去することを特徴とする連設無菌装置。
  5. ガス発生装置が、水より沸点の高い除染用ガスが溶解した水溶液を蒸発させて除染用ガスを発生させると共に、除染用密閉室内で飽和しない不飽和ガスを発生する不飽和ガス投入手段を備えた連設無菌装置であって、
    凝縮制御手段が、
    除染用密閉室内に置かれた除染対象物の包装材外表面に凝縮液層を形成し、その後、不飽和ガス投入手段に、不飽和ガスを当該密閉室内に投入させて、除染対象物の包装材外表面に一旦形成した凝縮液層を所定時間経過後に一部、又は全部蒸発させ、蒸発後、除染用ガスを再び凝縮させて除染対象物の包装材外表面に凝縮液層を再形成する一連の除染工程を所定回数だけ繰返し実行する自動制御内容を具備したことを特徴とする請求項4記載の連設無菌装置。
  6. ガス発生装置が、過酸化水素ガスを発生させることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の連設無菌装置。
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