JP2005142949A - 多値データ変換処理方法と多値データ変換処理装置 - Google Patents

多値データ変換処理方法と多値データ変換処理装置 Download PDF

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Abstract

【目的】 2値データと2のべき乗以外の多値数の多値データとを相互に変換できるようにする。
【構成】 この多値化装置は、連続する4(k=4)ビットの2値データを保持して2値・多値変換テーブル2に入力するシフトレジスタ1と、そのシフトレジスタ1によって入力された4ビットの2値データを3個の3値の多値データからなる27通りの多値データパターンの内の16通りの多値データパターンに変換する2値・多値変換テーブル2と、その2値・多値データ変換テーブル2によって変換された3個の多値データからなる多値データパターンの多値データを保持して出力するシフトレジスタ3とから構成される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、光ディスク等の情報記録媒体に対して多値データを記録又は再生する光ディスク装置等の多値データ記録再生装置において情報記録媒体に記録する時の2値データを多値データに変換処理を行う多値データ変換処理方法及びその多値データ変換処理装置とに関する。
従来、n×m−1(n≧2,m≧2である整数)ビットデータをn行m列のマトリクスに配置し、1シンボルがnビットからなる多値データに変換するデータ処理方法であって、n×m−1(n≧2,m≧2である整数)ビットデータの内の(n−1)ビットデータを一列に並べて1シンボルに含め、そのシンボルをm個作成し、そのm個のシンボルをm列に並べて{(n−1)×m}ビットデータをn行m列のマトリクス内の上位に配置し、上記n×m−1ビットデータの内の残りの(m−1)ビットデータをmビットデータに変換して一行に並べて上記n行m列のマトリクス内の下位に配置することによって、n行m列のマトリクス内にnビットデータを一列に並べたシンボルをm列に並べるように構成し、その各シンボルの値を偶数あるいは奇数に設定して、n×m−1ビットデータをn行m列のマトリクスに配置した多値データに変換する多値データ変換処理方法(例えば、特許文献1参照)があった。
特開2003−168980号公報
しかしながら、従来の多値データ変化処理方法では、1シンボルをnビットの多値データとしているので、多値データの多値数が4,8,16,32,...のように2のべき乗に限定される。したがって、3値,5値,6値,7値,9値等の2のべき乗以外の多値数の多値データへの変換処理には適用できないという問題があった。
例えば、光ディスクの場合、再生信号のSN比によっては、再生時のデータエラー率と記録容量の関係から、多値データの多値数が2のべき乗以外の場合に最適な記録容量が得られる場合があるので、例えば、2値データを2のべき乗以外の多値数の多値データに変換して記録することができなくなる。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、2値データと2のべき乗以外の多値数の多値データとを相互に変換できるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、次の(1)〜(6)の多値データ変換処理方法を提供する。
(1)m(m≧2である整数)個のn(n≧3である整数)値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内の2(kはn>2である最大の整数)通りの多値データパターンと、kビットの2値データとを対応させた2値多値データ対応表に基づいて上記2値データから上記多値データ又は上記多値データから上記2値データへの変換処理を行う多値データ変換処理方法。
(2)m(m≧2である整数)個のn(n≧3である整数)値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内、予め設定した規則で多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限した2(n>2k+1である最大の整数)通りの多値データパターンと、kビットの2値データとを対応させた2値多値データ対応表に基づいて上記2値データから上記多値データ又は上記多値データから上記2値データへの変換処理を行う多値データ変換処理方法。
(3)上記(1)の多値データ変換処理方法において、上記2通りの多値データパターンは、それぞれ再生時のエラー率が低い多値データのみからなる多値データパターン又は再生時のエラー率が高い多値データよりも再生時のエラー率が低い多値データの数が多い多値データパターンである多値データ変換処理方法。
(4)上記(1)又は(2)の多値データ変換処理方法において、上記2通りの多値データパターンは、再生時のエラー率が高い多値データパターンよりも再生時のエラー率が低い多値データパターンの数が多い多値データパターンからなる多値データ変換処理方法。
(5)上記(2)の多値データ変換処理方法において、上記予め設定した規則は、上記多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限する2種類の規則からなり、上記2値多値データ対応表は、上記m個のn値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内、上記2種類の規則でそれぞれ多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限した2(n>2k+1である最大の整数)通りの多値データパターンと、kビットの2値データとを対応させた2種類の2値多値データ対応表からなり、上記2値データから上記多値データ又は上記多値データから上記2値データへの変換処理は、m個の多値データ毎に上記2種類の2値多値データ対応表のいずれか一方を選択し、その選択された2値多値データ対応表で上記変換処理を行う多値データ変換処理方法。
(6)上記(5)の多値データ変換処理方法において、上記2種類の2値多値データ対応表のいずれか一方の選択を所定の関係式に基づく演算結果によって決定する多値データ変換処理方法。
また、次の(7)〜(10)の多値データ変換処理装置も提供する。
(7)k(m≧2である整数,n≧3である整数,kはn>2である最大の整数)ビットの2値データを入力する入力手段と、その入力手段によって入力されたkビットの2値データをm個のn値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内の2通りの多値データパターンに変換する2値多値データ変換手段と、その2値多値データ変換手段によって変換された多値データパターンの多値データを出力する出力手段を備えた多値データ変換処理装置。
(8)k(m≧2である整数,n≧3である整数,kはn>2である最大の整数)ビットの2値データを入力する入力手段と、その入力手段によって入力されたkビットの2値データをm個のn値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内、予め設定した規則で多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限した2通りの多値データパターンに変換する2値多値データ変換手段と、その2値多値データ変換手段によって変換された多値データパターンの多値データを出力する出力手段を備えた多値データ変換処理装置。
(9)k(m≧2である整数,n≧3である整数,kはn>2である最大の整数)ビットの2値データに対応させた、m個のn値の多値データからなるn通りのデータパターンの内の2通りの多値データパターンの再生信号を入力し、所定のしきい値で1個の多値データを判定してm個の多値データの第1の判定候補と第2の判定候補を出力する判定候補出力手段と、その判定候補出力手段によって出力されたm個の多値データの第1の判定候補と第2の判定候補を組合わせてm個の多値データの判定候補を出力する判定候補組合出力手段と、その判定候補組合出力手段によって出力された判定候補に対する基準信号値を出力する基準信号値出力手段と、その基準信号値出力手段によって上記判定候補毎に出力された基準信号値と上記再生信号との誤差の2乗値又は絶対値の合計値を求めて出力する合計値出力手段と、その合計値出力手段によって出力された合計値と上記判定候補組合出力手段によって出力された判定候補とに基づいて上記2通りの多値データパターンの1つに該当し且つ上記合計値が最小であるm個の多値データからなる多値データパターンを出力する多値データパターン出力手段と、その多値データパターン出力手段によって出力された多値データパターンに対応するkビットの2値データを出力する2値データ出力手段とを備えた多値データ変換処理装置。
(10)k(m≧2である整数,n≧3である整数,kはn>2k+1である最大の整数)ビットの2値データに対応させた、m個のn値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内、予め設定した規則で多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限した2通りの多値データパターンの再生信号を入力し、所定のしきい値で1個の多値データを判定してm個の多値データの第1の判定候補と第2の判定候補を出力する判定候補出力手段と、その判定候補出力手段によって出力されたm個の多値データの第1の判定候補と第2の判定候補を組合わせてm個の多値データの判定候補を出力する判定候補組合出力手段と、その判定候補組合出力手段によって出力された判定候補に対する基準信号値を出力する基準信号値出力手段と、その基準信号値出力手段によって上記判定候補毎に出力された基準信号値と上記再生信号との誤差の2乗値又は絶対値の合計値を求めて出力する合計値出力手段と、その合計値出力手段によって出力された合計値と上記判定候補組合出力手段によって出力された判定候補とに基づいて上記2通りの多値データパターンの1つに該当し且つ上記合計値が最小であるm個の多値データからなる多値データパターンを出力する多値データパターン出力手段と、その多値データパターン出力手段によって出力された多値データパターンに対応するkビットの2値データを出力する2値データ出力手段とを備えた多値データ変換処理装置。
この発明による多値データ変換処理方法と多値データ変換処理装置は、2値データと2のべき乗以外の多値数の多値データとを相互に変換することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面及び表に基づいて具体的に説明する。
表1は、この発明の一実施形態の多値データ変換処理方法において多値データと2値データとを相互に変換する際に使用する2値多値データ対応表の一例である。
ここでは、説明を分りやすくするため、一例として、3個(m=3)の3(n=3)値の多値データ(3値データ)からなる3=27通りの多値データパターンの内の2=16(k=4)通りの多値データパターンと、4ビットの2値データとを対応させた2値多値データ対応表について説明する。
(0,1,2)の3個の3値データからなる多値データパターンには(0,0,0)〜(2,2,2)の27通りがあり、その内の16通りの多値データパターンを使用すれば4ビットの2値データの全てと対応させることができる。
Figure 2005142949
上記27通りの多値データパターンは、(0,0,0)(0,0,1)(0,0,2)(0,1,0)(0,1,1)(0,1,2)(0,2,0)(0,2,1)(0,2,2)(1,0,0)(1,0,1)(1,0,2)(1,1,0)(1,1,1)(1,1,2)(1,2,0)(1,2,1)(1,2,2)(2,0,0)(2,0,1)(2,0,2)(2,1,0)(2,1,1)(2,1,2)(2,2,0)(2,2,1)(2,2,2)である。
上記4ビットの2値データは、0000,0001,0010,0011,0100,0101,0110,0111,1000,1001,1010,1011,1100,1101,1110,1111である。
この場合、上記27通りの多値データパターンから無作為に16通りの多値データパターンを選択しても良いが、以下のようにして16通りの多値データパターンを選出するとよい。
多値データの(0,1,2)の各値毎の再生時のエラー率を考えると、1は0と2の両方に誤る確率が高い。一方、0と2は、それぞれ1に誤る確率が高く、0が2に、2が0に誤る確率はそれよりも低いと考えられる。
したがって、多値データの1は、0や2よりも再生時のエラー率が高いと考えられる。
そこで、再生時のエラー率の低い2と0を多く含む多値データパターンを優先して選出する。すなわち、再生時のエラー率が低い多値データのみからなる多値データパターン又は再生時のエラー率が高い多値データよりも再生時のエラー率が低い多値データの数が多い多値データパターンを選ぶ。
さらに、再生時のエラー率が高い多値データパターンよりも再生時のエラー率が低い多値データパターンの数が多い多値データパターンからなるものを選ぶ。
表2は、上記27通りの多値データパターンから16通りの多値データパターンを選択する方法の説明に供する一覧表である。
まず、再生時のエラー率が低い2と0のみからなる多値データパターンのパターン数は8個あり、その多値データパターン(0,0,0)(0,0,2)(0,2,0)(0,2,2)(2,0,0)(2,0,2)(2,2,0)(2,2,2)を選出する。
さらに、再生時のエラー率が高い多値データよりも再生時のエラー率が低い多値データの数が多いものとして、1を1個のみ含み、残りの2個が0又は2である12通りの多値データパターンを選出する。そのうち、2と0を1個ずつ含む多値データパターンのパターン数は6個あり、2個の0を含む多値データパターン数は3個あり、2個の2を含む多値データパターン数は3個ある。その多値データパターン(0,0,1)(0,1,0)(0,1,2)(0,2,1)(1,0,0)(1,0,2)(1,2,0)(1,2,2)(2,0,1)(2,1,0)(2,1,2)(2,2,1)を選出する。
Figure 2005142949
そして、上記合計20通りの多値データパターンの内から16通りの多値データパターンを選出する。まず、(0,0,0)と(2,2,2)の多値データパターンは多値信号に直流成分を持たせることになるので、例えば、光ディスクのサーボ制御等に不利になるため、この(0,0,0)と(2,2,2)の多値データパターンは除外する。
また、(2,0,2)と(2,1,2)の多値データパターンについては、中央の0又は1が前後の2の符号間干渉によって信号の差が小さくなるために誤りやすいので、この(2,0,2)と(2,1,2)の多値データパターンも除外する。
このようにして、最終的に、2と0のみからなる多値データパターンから5個、2と0を1個ずつ含む多値データパターンから6個、2個の0を含む多値データパターンから3個、2個の2を含む多値データパターンから2個の合計16個の多値データパターンを選出する。
すなわち、(0,0,1)(0,0,2)(0,1,0)(0,1,2)(0,2,0)(0,2,1)(0,2,2)(1,0,0)(1,0,2)(1,2,0)(1,2,2)(2,0,0)(2,0,1)(2,1,0)(2,2,0)(2,2,1)の16通りの多値データパターンを選出する。
このようにして、再生時のエラー率の低い多値データ「2」と「0」を多く含む多値データパターンを選出することにより、データ再生時のエラー率を低減することができる。
つまり、16通りの多値データパターンを、多値データの記録再生において再生時のエラー率が低い多値データを多く含むようにすることにより、更に多値データ再生時のエラー率を低減させることができる。
さらに、「202」「212」といった再生時のエラー率の高い多値データパターンを除外し、逆に、再生時のエラー率の低い多値データパターンを多く使用することにより、データ再生時のエラー率を低減することができる。
つまり、16通りの多値データパターンを、多値データの記録再生において再生時のエラー率が低い多値データパターンを多く含むようにすることにより、更に多値データ再生時のエラー率を低減させることができる。
そして、表1に示したように、2値多値データ変換表は、上記27通りの多値データパターン(0,0,0)〜(2,2,2)を表中左端に0〜26のナンバー(No.)を振って示す各行毎にそれぞれ配置し、その各行の多値データパターンの中から選出した16通りの多値データパターンの行の右側に上記16通りの4ビットの2値データを対応させて配置する。表中の多値データパターン欄と2値データ欄との間のナンバーは、多値データパターン欄と2値データとが対応する行にそれぞれ上から順に通し番号を付したものであり、2値データを対応させていない行には不使用と記している。
この2値多値データ変換表に基づいて2値データから多値データへの変換処理は、例えば、2値データを多値データに変換して光ディスク等の記録媒体に記録する場合、外部(例えば、ホストコンピュータ)から2値データが入力されると上記2値多値データ変換表を参照し、その入力された2値データに対応する行の多値データ(3値データ)を変換結果として出力し、その多値データを記録媒体に記録する。
また、この2値多値データ変換表に基づいて多値データから2値データへの変換処理は、例えば、上記記録処理によって記録媒体に記録された多値データを再生する場合、再生した多値データ(3値データ)が入力されると上記2値多値データ変換表を参照し、その入力された多値データに対応する行の2値データを変換結果として外部(例えば、ホストコンピュータ)へ出力する。
また、上述の実施例では多値データが3値の場合について説明したが、その他の5値,6値,7値,9値等の2のべき乗でない場合でも同様に実施することができる。
このようにして、上記2値多値データ変換表に基づいて2値データから多値データ又は多値データから2値データへの変換処理を行うことにより、多値データの多値数が3値,5値,6値,7値,9値等の2のべき乗でない場合でも、2値データと多値データとの相互の変換処理が可能になる。
次に、この発明の他の実施形態の多値データ変換処理方法について説明する。
表3と表4は、それぞれ多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置の制限の一例を示す一覧表である。
表5と表6は、それぞれ表3と表4の一覧表に基づく配置の制限で作成した2値多値データ変換テーブルの一例を示す表である。
表7は、3個の多値データを再生したときの各多値データの判定候補の一例を示す一覧表である。
表8と表9は、それぞれ表5と表6に示した2値多値データ変換テーブルに基づく変換処理での判定候補の決定処理の説明に供する一覧表である。
Figure 2005142949
Figure 2005142949
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Figure 2005142949
Figure 2005142949
Figure 2005142949
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3(m=3)個の3(n=3)値の多値データ(3値データ)からなる3=27通りの多値データパターンの内、予め設定した規則で多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限した2(k=3)通りの多値データパターンと、3ビットの2値データとを対応させた2値多値データ対応表について説明する。
この場合、例えば、記録媒体に3個の3値データで3ビットの2値データを記録することになり、多値データ記録による記録容量の増加の効果は得られないが、説明を分りやすくする目的で、少ない多値数と少ない多値データを1まとまりにしているためであり、多値数と多値データの個数が増加すれば記録容量の増加の効果は得られる。
3個の多値データの偶数値と奇数値の配置(並び)の制限には8通りがあるが、4通りの偶数奇数配置(偶数奇数パターン)を、それぞれが互いに2個異なったパターンを選択すれば、配置の制限方法は2種類作成できる。それらをP(=0又は1)というパラメータで区別する。ここでは、表3と表4にそれぞれP=0とP=1で示す4通りの配置の制限を使用する。
表3に示すように、P=0の配置の制限では、3個の多値データからなる全ての多値データパターンの中から、(偶数,偶数,偶数)(奇数,偶数,奇数)(偶数,奇数,奇数)(奇数,奇数,偶数)の4通りの並びに該当するものを選択する規則である。
また、表4に示すように、P=1の配置の制限では、3個の多値データからなる全ての多値データパターンの中から、(偶数,奇数,偶数)(奇数,奇数,奇数)(偶数,偶数,奇数)(奇数,偶数,偶数)の4通りの並びに該当するものを選択する規則である。
次に、表3と表4に示す配置の制限によって3個の多値データと2値データとの対応の決定方法を説明する。
まず、P=0の偶数奇数配置の場合、3個の3値データの全多値データパターンの内、P=0に示す4通りの配置になる多値データパターンは表5に示すように14通りある。
その多値データパターンは、(0,0,0)(0,0,2)(0,2,0)(0,2,2)(2,0,0)(2,0,2)(2,2,0)(2,2,2)(1,0,1)(1,2,1)(0,1,1)(2,1,1)(1,1,0)(1,1,2)である。
この14通りの多値データパターンから3ビットの2値データの全パターンに対応させるだけの8通りの多値データパターンを選出する。
まず、P=0の配置の制限では、多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置が(偶数,奇数,偶数)(奇数,奇数,奇数)(偶数,偶数,奇数)(奇数,偶数,偶数)の4通りなので、それぞれの並びに該当する2通りの多値データパターンを選出すると、多値データの多値データパターンが偏らずにランダム化され、多値データの信号に特殊な周波数成分が強調されることがないので、情報記録再生系や伝送路の周波数特性に適応し易くなる。
したがって、表5に示すNo.8〜13の多値データパターン(1,0,1)(1,2,1)(0,1,1)(2,1,1)(1,1,0)(1,1,2)の6個を選出する。そして、残りのNo.0〜7の多値データパターン(0,0,0)(0,0,2)(0,2,0)(0,2,2)(2,0,0)(2,0,2)(2,2,0)(2,2,2)から2通りの多値データパターンを選出する。
まず、表1に基づく説明と同じ理由で(0,0,0)と(2,2,2)の多値データパターンを除外する。さらに、「2」は符号間干渉が大きいため、できるだけ孤立させると再生時のエラー率が低くなるので、「2」が孤立している多値データパターンとして(0,0,2)と(2,0,0)の多値データパターンを選出する。
このようにして、8通りの多値データパターン(0,0,2)(2,0,0)(1,0,1)(1,2,1)(0,1,1)(2,1,1)(1,1,0)(1,1,2)を選出し、それぞれ3ビットの2値データ000,001,010,011,100,101,110,111と対応させる。したがって、(0,0,2)に000を、(2,0,0)に001を、(1,0,1)に010を、(1,2,1)に011を、(0,1,1)に100を、(2,1,1)に101を、(1,1,0)に110を、(1,1,2)に111をそれぞれ対応させる。
そして、表5に示したように、2値多値データ変換表は、上記14通りの多値データパターン(0,0,0)〜(1,1,2)を表中左端に0〜13のナンバー(No.)を振って示す各行毎にそれぞれ配置し、(偶数奇数配置欄は多値データパターン内の各多値データの偶数値と奇数値の配置を示す)その各行の多値データパターンの中から選出した8通りの多値データパターンの行の右側に上記8通りの3ビットの2値データを対応させて配置する。表中の多値データパターン欄と2値データ欄との間のナンバーは、多値データパターン欄と2値データとが対応する行にそれぞれ上から順に通し番号を付したものであり、2値データを対応させていない行には不使用と記している。
次に、P=1の偶数奇数配置の場合、3個の3値データの全多値データパターンの内、P=0に示す4通りの配置になる多値データパターンは表6に示すように13通りある。
その多値データパターンは、(0,1,0)(0,1,2)(2,1,0)(2,1,2)(1,1,1)(0,0,1)(0,2,1)(2,0,1)(2,2,1)(1,0,0)(1,0,2)(1,2,0)(1,2,2)である。
この場合、3個とも奇数値となるのはNo.4の(1,1,1)の1通りしかないので、これを選出し、残りの3通りの偶数奇数配置(偶数,奇数,偶数)(偶数,偶数,奇数)(奇数,偶数,偶数)に該当する(0,1,0)(0,1,2)(2,1,0)(2,1,2)(0,0,1)(0,2,1)(2,0,1)(2,2,1)(1,0,0)(1,0,2)(1,2,0)(1,2,2)の12通りの多値データパターンから2通り、又は3通りの多値データパターンを選出する。
まず、表1と同じ理由で(2,1,2)の多値データパターンを除外する。さらに、「2」は符号間干渉が大きいため、「02」や「20」のような並びになる変化の大きな多値データパターン(0,2,1)(2,0,1)(1,0,2)(1,2,0)は再生時のエラー率が高くなるので除外する。その結果残った(0,1,0)(0,1,2)(2,1,0)(0,0,1)(2,2,1)(1,0,0)(1,2,2)を選出する。
その結果、表6に示した8通りの多値データパターン(0,1,0)(0,1,2)(2,1,0)(1,1,1)(0,0,1)(2,2,1)(1,0,0)(1,2,2)を選出し、それぞれ3ビットの2値データ000,001,010,011,100,101,110,111と対応させる。したがって、(0,1,0)に000を、(0,1,2)に001を、(2,1,0)に010を、(1,1,1)に011を、(0,0,1)に100を、(2,2,1)に101を、(1,0,0)に110を、(1,2,2)に111をそれぞれ対応させる。
そして、表6に示したように、2値多値データ変換表は、上記13通りの多値データパターン(0,1,0)〜(1,2,2)を表中左端に0〜12のナンバー(No.)を振って示す各行毎にそれぞれ配置し、(偶数奇数配置欄は多値データパターン内の各多値データの偶数値と奇数値の配置を示す)その各行の多値データパターンの中から選出した8通りの多値データパターンの行の右側に上記8通りの3ビットの2値データを対応させて配置する。表中の多値データパターン欄と2値データ欄との間のナンバーは、多値データパターン欄と2値データとが対応する行にそれぞれ上から順に通し番号を付したものであり、2値データを対応させていない行には不使用と記している。
次に、上述のようにして偶数値と奇数値の配置を制限した多値データパターンと2値データとを対応させた2値多値データ変換表に基づいてデータ変換すれば、多値データ再生時のエラー率を低減することができることを次に説明する。
例えば、3個の多値データ(x1,x2,x3)を再生した時に、各多値データの判定候補が表7に示すように、x1は「0」か「1」、x2は「1」か「2」、x3も「1」か「2」の場合、ここで偶数奇数配置の制限がなければ、3個の多値データの判定候補の組合せは(0,1,1)(0,1,2)(0,2,1)(0,2,2)(1,1,1)(1,1,2)(1,2,1)(1,2,2)の8通りである。
しかし、表5と表6に示した偶数奇数配置を制限した2値多値データ変換表から上記8通りの組み合わせの内、存在する判定候補は、P=0,P=1のどちらの場合も3通りである。P=0の場合は、表8に示すように(1,2,1)(0,1,1)(1,1,2)の3通りである。また、P=1の場合は、表9に示すように(0,1,2)(1,1,1)(1,2,2)の3通りである。したがって、判定候補数を絞れるため、必然的に再生時のエラー率を低減することができる。
次に、複数の判定候補から1個の判定候補を判定結果として出力する方法については、公知技術を用いればよい(例えば、特開2003−168980の段落「0047」〜段落「0051」に記載されている技術)。
公知技術では、4個の多値データを1まとまりとし、本実施例では3個の多値データを1まとまりにしている点が異なるが、基本的な処理は同一である。
次に、複数の判定候補から1個の判定候補を判定結果として出力する方法の概要を説明する。
まず、各判定候補の多値データに対応する基準信号値と、実際の再生信号における多値データの信号値との誤差の2乗、或いは絶対値を算出する。さらに、各判定候補毎に、その誤差の2乗或いは絶対値を加算し、その加算値が最小となる判定候補を判定結果として出力する。
このように、実際の再生信号の値と判定候補の基準信号とが最も近い判定候補を判定結果として出力する。
さらに、本実施例では、「02」や「20」のような変化の大きいエラー率の高いデータパターンを除外し、逆に、エラー率の低いパターンを多く使用する事で、データ再生時のエラー率を更に低減することができる。
この2値多値データ変換表に基づいて2値データから多値データへの変換処理は、例えば、2値データを多値データに変換して光ディスク等の記録媒体に記録する場合、外部(例えば、ホストコンピュータ)から2値データが入力されると上記2値多値データ変換表を参照し、その入力された2値データに対応する行の多値データ(3値データ)を変換結果として出力し、その多値データを記録媒体に記録する。
また、この2値多値データ変換表に基づいて多値データから2値データへの変換処理は、例えば、上記記録処理によって記録媒体に記録された多値データを再生する場合、再生した多値データ(3値データ)が入力されると上記2値多値データ変換表を参照し、その入力された多値データに対応する行の2値データを変換結果として外部(例えば、ホストコンピュータ)へ出力する。
次に、2値データから多値データへあるいは多値データから2値データへ変換する際、表5に示したP=0の場合の2値多値データ変換表と表6に示したP=1の場合の2値多値データ変換表の一方のみを使用しても良いが、両方を使用しても良い。
以下の説明では、3個の多値データの1まとまりを1セットと呼ぶ。
例えば、表5に示したP=0の場合の2値多値データ変換表と表6に示したP=1の場合の2値多値データ変換表を選択するためのセット単位に変化する「0」と「1」からなる数値系列として、
P=0,1,0,1,0,1,.....
P=0,0,1,1,0,0,.....
等を定義して、1セット毎に2値多値データ変換表を切り換えてもよい。
また、Pとして、初期値と生成方法を規定した乱数を使用してもよい。
このようにして、多値データの偶数と奇数の配置の制限を2種類使用し、m個の多値データ毎に2種類の制限の一方を使用することにより、偶数奇数配置の全パターンが使用されるので、多値データのデータパターンが偏らずにランダム化され、さらに多値データのランダム性を高めることができ、多値データの信号に特殊な周波数成分が強調されることがないので、情報記録再生系や伝送路の周波数特性に適応させ易くすることができる。
さらに、上記2種類の2値多値データ変換表を選択する方法として、固定した数値系列を使用するのではなく、1セット内の多値データを使用して次のセットで使用する2値多値データ変換表を決定してもよい。
例えば、1セット内の3個の多値データをx1,x2,x3とし、Pの初期値として、第1番目のセットのP(1)を「0」とし、第i番目(i≧2である整数)のセットのPを、数1〜数3等の論理演算結果で定義する。
(数1)
P(i)=P(i−1)eor(i−1)番目のセットのx3のLSB(eor:排他的論理和演算子)
(数2)
P(i)=not(i−1)番目のセットのx1のMSB(not:論理否定演算子)
(数3)
P(i)=(i−1)番目のセットのx2のLSB
ここで、リースト・シグニフィカント・ビット(Least Significant Bit:LSB)は、多値データを2進法で表現した時の最下位ビットを示す。
例えば、多値データの2は2進法では「10」であり、そのLSBは「0」である。
また、モースト・シグニフィカント・ビット(Most Significant Bit:MSB)は、多値データを2進法で表現した時の最上位ビットを示す。
例えば、多値データの2は2進法では「10」であり、そのMSBは「1」である。
こうすることで、複数のセットの間に相関関係を生成できる。
その結果、データ再生時の多値データの判定処理において、1セット内の多値データからそのセット内の多値データを判定するのではなく、複数のセットを入力して、複数セットにわたる多値データを一括して判定することができる。
次に、複数セットにわたる多値データを一括して判定する方法については、公知技術を用いればよい(例えば、特開2003−168980の段落「0057」〜段落「0068」に記載されている技術)。
公知技術では、4個の多値データを1まとまりとし、本実施例では3個の多値データを1まとまりにしている点が異なるが、基本的な処理は同一である。
次に、複数セットにわたる多値データを一括して判定する方法の概要を説明する。
ここでは、一例として2セットにわたる多値データを一括して判定する方法について説明する。
まず、各セットにおいて、各判定候補の多値データに対応する基準信号値と、実際の再生信号における多値データの信号値との誤差の2乗、或いは絶対値を算出する。
さらに、各セット内の各判定候補毎に、その誤差の2乗或いは絶対値を加算する。
次に、セット間の相関によって、2セットにわたる多値データの判定候補別に、誤差の加算値を更に加算する。その加算値が最小となる2セットにわたる判定候補を判定結果として出力する。
このように、実際の再生信号の値と2セットにわたる判定候補の基準信号とが最も近い判定候補を判定結果として出力する。
その結果、複数セットにわたる多値判定が行えるので、実際の再生信号の値と判定候補の基準信号との比較をより多くの多値データから判定するため、誤りを更に低減できる。
このようにして、次のm個の多値データで使用する制限を、今のm個の多値データを含む所定の関係式で決定する事により、前後のm個の多値データ間に相関を持たせて、更に多値データ再生時のエラー率を低減させることができる。
次に、この発明の多値データ変換処理装置の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の多値データ変換処理装置の一実施形態である多値化装置の構成を示すブロック図である。
この多値化装置は、表1に示した2値多値データ変換表に基づく変換処理方法による2値データを多値データに変換する装置である。
この多値化装置は、連続する4(k=4)ビットの2値データを保持して2値・多値変換テーブル2に入力するシフトレジスタ1と、そのシフトレジスタ1によって入力された4ビットの2値データを3個の3値の多値データからなる27通りの多値データパターンの内の16通りの多値データパターンに変換する2値・多値変換テーブル3と、その2値多値データ変換テーブル3によって変換された3個の多値データからなる多値データパターンの多値データを保持して出力するシフトレジスタ3とから構成される。
2値・多値変換テーブル3は、4ビットの入力と6ビットの出力からなり、入力は4ビットの2値データである。また、多値データは3値であるため、1個の多値データには2ビットが必要である。従って、3個の多値データを6ビットで出力する。
上記2値・多値変換テーブル3は、4ビットのアドレスと6ビットのデータからなる半導体メモリや、組合せ論理回路で実現できる。
次に、この多値化装置の動作を説明する。
まず、2値のシリアルデータをシフトレジスタ1に入力し、4ビット毎にパラレルデータとして2値・多値変換テーブル2へ出力する。その出力された4ビットデータを2値・多値変換テーブル2に入力し、2値・多値変換テーブル2は上述した変換処理によって4ビットの2値データを2ビットからなる多値データを3個出力する。その出力された3個の多値データをシフトレジスタ3に入力し、シリアルデータとして出力する。
これにより、2のべき乗以外の多値数の多値データ系列を生成する装置を実現できる。
このようにして、kビットの2値データをm個のn値の多値データに変換することにより、2のべき乗以外の多値数の多値データに適用できる2値・多値データ変換を行うことができる。
次に、この発明の多値データ変換処理装置の他の実施形態について説明する。
図2は、この発明の多値データ変換処理装置の他の実施形態である多値化装置の構成を示すブロック図である。
この多値化装置は、表2に示した2値多値データ変換表に基づいて変換処理方法による2値データを多値データに変換する装置である。
この多値化装置は、連続する3ビットの2値データを保持して2値・多値変換テーブル12に入力するシフトレジスタ11と、そのシフトレジスタ11によって入力された4ビットの2値データを3個の3値の多値データからなる27通りの多値データパターンの内、予め設定した2種類の規則でそれぞれ多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限した8通りの多値データパターンに変換する2値・多値変換テーブル12と、その2値・多値変換テーブル12によって変換された3個の多値データからなる多値データパターンの多値データを保持して出力するシフトレジスタ13と、2値・多値変換テーブル12における変換処理の2種類の規則(上記P=0の配置の制限による変換処理と上記P=1の配置の制限による変換処理)を切り換えるためのP=0又は1を上記数1乃至3のいずれかの演算に基づいて求めて2値・多値変換テーブル12へ出力する演算回路14とから構成される。
2値・多値変換テーブル12は、4ビットの入力と6ビットの出力からなり、入力は3ビットの2値データと1ビットのP(=0又は1)である。また、多値データは3値であるため、1個の多値データには2ビットが必要である。したがって、3個の多値データを6ビットで出力する。
上記2値・多値変換テーブル12は、4ビットのアドレスと6ビットのデータからなる半導体メモリや、組合せ論理回路で実現できる。
次に、この多値化装置の動作を説明する。
まず、2値のシリアルデータをシフトレジスタ11に入力し、3ビット毎にパラレルデータとして2値・多値変換テーブル12へ出力する。同時に、演算回路14によって、そのセットのPの値を出力する。初期値は0を出力し、ここでは上記数1に基づく演算によって求められたPを出力するために、シフトレジスタ13のx3のLSBを入力してPを出力する。以上の4ビットデータを2値・多値変換テーブル12に入力し、2値・多値変換テーブル12は上述した変換処理によって2ビットからなる多値データを3個出力する。その出力された3個の多値データをシフトレジスタ13に入力し、シリアルデータとして出力する。
これにより、2のべき乗以外の多値数であり、セット間に相関を持たせて、多値データ再生時のエラー率を低減できる多値データ系列を生成する装置を実現できる。
このようにして、kビットの2値データを多値データの偶数と奇数の配置を制限したm個のn値の多値データに変換することにより、多値データ再生時のエラー率を低減させ、かつ2のべき乗以外の多値数の多値データに適用できる2値・多値データ変換を行うことができる。
次に、この発明の多値データ変換処理装置のまた他の実施形態について説明する。
図3は、この発明の多値データ変換処理装置のまた他の実施形態である多値判定装置の構成を示すブロック図である。
この多値判定装置は、表1に示した2値多値データ変換表に基づく変換処理方法による多値データを2値データに変換する装置である。
しきい値判定回路21は、AD(アナログ/デジタル)変換された再生信号データ(k(m≧2である整数,n≧3である整数,kはn>2である最大の整数)ビットの2値データに対応させた、m個のn値の多値データからなるn通りのデータパターンの内の2通りの多値データパターンの再生信号)を入力し、所定のしきい値で1個の多値データを判定してm個の多値データの第1の判定候補と第2の判定候補を出力する。
シフトレジスタ22と23は、それぞれしきい値判定回路21から出力された1セット内の多値データ(m個の多値データ)の第1の候補と第2の候補を保持する。
候補の組合せ出力回路24は、シフトレジスタ22と23からそれぞれ出力されたm個の多値データの第1の判定候補と第2の判定候補を組合わせて1セット内のm個の多値データの判定候補を出力する。
基準信号発生回路25は、候補の組合せ出力回路24によって出力された判定候補に対する基準信号値を出力する。
誤差算出回路26は、基準信号発生回路25によって判定候補毎に出力された基準信号値と上記再生信号データとの誤差の2乗値又は絶対値の合計値を求めて出力する。
多値・2値変換テーブル27は、表1に示した2値多値データ対応表に基づく変換処理をハード化したものであり、3個の多値データを入力して、4ビットの2値データと1ビットの不使用フラグを出力する。その不使用フラグは、判別回路28に対して入力した多値データパターンが不使用であり、多値・2値変換テーブル27が出力する4ビットの2値データは無効であることを示す。
この多値・2値変換テーブル27は、6ビットのアドレスと5ビットのデータからなる半導体メモリや、組合せ論理回路で実現できる。
判別回路28は、候補の組合せ出力回路24から出力された各判定候補と、誤差算出回路26からのその判定候補毎の誤差の合計値とを入力する。更に、その入力した判定候補を多値・2値変換テーブル27へ出力して、多値・2値変換テーブル27から出力される不使用フラグに基づいて候補の組合せ出力回路24から入力した判定候補が不使用であるか否かを判別する。そして、不使用でない判定候補であり且つ誤差の合計値が最小となる判定候補を判定結果として、再び多値・2値変換テーブル27へ出力する。その結果、多値・2値変換テーブル27から判定後の2値データが出力される。
すなわち、判別回路28は、誤差算出回路26によって出力された合計値と候補の組合せ出力回路24によって出力された判定候補とに基づいて2通りの多値データパターンの1つに該当し且つ上記合計値が最小であるm個の多値データからなる多値データパターンを出力する。そして、多値・2値変換テーブル27が判別回路28から出力された多値データパターンに対応するkビットの2値データを出力する。
こうして、2のべき乗以外の多値数の多値データに適用できる多値データ判定処理を行う多値データ処理装置を実現できる。
次に、この発明の多値データ変換処理装置のさらに他の実施形態について説明する。
図4は、この発明の多値データ変換処理装置のさらに他の実施形態である多値判定装置の構成を示すブロック図である。
この多値判定装置は、表2に示した2値多値データ変換表に基づく変換処理方法による多値データを2値データに変換する装置である。
ここでは、一例として多値データのセット間の相関を利用して2セットにわたる多値データを一括して判定する例を示した。
しきい値判定回路31は、AD(アナログ/デジタル)変換された再生信号データ(k(m≧2である整数,n≧3である整数,kはn>2k+1である最大の整数)ビットの2値データに対応させた、m個のn値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内、予め設定した規則で多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限した2通りの多値データパターンの再生信号)を入力し、所定のしきい値で1個の多値データを判定してm個の多値データの第1の判定候補と第2の判定候補を出力する。
シフトレジスタ32と33と34と35は、それぞれしきい値判定回路31から出力された2セット分の多値データ(m個の多値データ)の第1の候補と第2の候補を保持する。演算回路36は、多値・2値変換テーブル40における変換処理の2種類の規則(上記P=0の配置の制限による変換処理と上記P=1の配置の制限による変換処理)の内、各セットで使用する規則に切り換えるためのP=0又は1を上記数1乃至3のいずれかの演算に基づいて求めて出力する。ここでは上記数1の演算によってPを出力するために、x3のLSBを入力してPを出力する。
候補の組合せ出力回路37は、シフトレジスタ32と33からi番目のセットの第1の候補と第2の候補,シフトレジスタ34と35からi+1番目のセットの第1の候補と第2の候補および演算回路36からPの値を入力して、2セット分の第1の判定候補と第2の判定候補を組合わせた1セット内のm個の多値データの判定候補を出力する。
基準信号発生回路38は、候補の組合せ出力回路37によって出力された判定候補に対する基準信号値を出力する。
誤差算出回路39は、基準信号発生回路38によって判定候補毎に出力された基準信号値と上記再生信号データとの誤差の2乗値又は絶対値の合計値を求めて出力する。
多値・2値変換テーブル40は、表2に示した2値多値データ対応表に基づく変換処理をハード化したものであり、3個の多値データを入力して、3ビットの2値データと1ビットの不使用フラグを出力する。その不使用フラグは、判別回路41に対して入力した多値データパターンが不使用であり、多値・2値変換テーブル40が出力する3ビットの2値データは無効であることを示す。
この多値・2値変換テーブル40は、6ビットのアドレスと4ビットのデータからなる半導体メモリや、組合せ論理回路で実現できる。
判別回路41は、候補の組合せ出力回路37から出力された各判定候補と、誤差算出回路39からその判定候補毎の誤差の合計値とを入力する。更に、その入力した判定候補を多値・2値変換テーブル40へ出力して、多値・2値変換テーブル40から出力される不使用フラグに基づいて候補の組合せ出力回路37から入力した判定候補が不使用であるか否かを判別する。そして、不使用でない判定候補であり且つ誤差の合計値が最小となる判定候補を判定結果として、再び多値・2値変換テーブル40へ出力する。その結果、多値・2値変換テーブル40から判定後の2値データが出力される。
こうして、2のべき乗以外の多値数の多値データに適用でき、更に、多値データ再生時のエラー率を低減できる多値データ判定処理を行う多値データ処理装置を実現できる。
図5は、上記多値化装置及び多値判定装置を適用した光ディスク装置の一実施形態を示すブロック図である。
光ディスク51は、多値データ(情報)を記録するCD−Rディスク,CD−RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク,DVD−RAMディスク等の記録媒体であり、らせん状又は同心円上のトラックが形成され、トラックに沿ってマークを記録する。トラックは、一定の周期でわずかに蛇行している。
モータ52は、光ディスク51に多値データを記録又は記録された多値データを再生するときに所定の回転速度で光ディスク51を回転させる。
光ヘッド53は、光ディスク51の記録面にレーザ光スポットを照射してマークを形成して多値データを記録し、記録面に記録された多値データのマークをレーザ光スポットで走査して電気信号を検出して出力する。
演算増幅回路54は、光ヘッド53から出力された電気信号を演算増幅し、光ディスク51上のマークに対応した再生信号データや、レーザ光スポットが光ディスク51の記録面に焦点が合っているか否かを示すフォーカスエラー信号や、レーザ光スポットがトラックに沿って走査しているか否かを示すトラッキングエラー信号や、トラックの蛇行に対応した信号等を出力する。
サーボ回路55は、フォーカスエラー信号,トラッキングエラー信号,トラックの蛇行に対応した信号により、レーザ光スポットを光ディスク51の記録面に焦点を合わせ、正しくトラックを走査させ、光ディスク51を線速度一定又は角速度一定に回転させる。
レーザ駆動回路56は、変調回路57から出力された信号に従ってレーザ光で光ディスク51にマークを記録するための信号を出力する。
変調回路57は、同期信号付加回路58から入力した多値データに対応した大きさのマークとスペース(多値データ=0:何も記録しない)を示す信号を出力する。
同期信号付加回路58は、多値化回路59から入力した多値データに所定量のデータの区切りを示すための同期信号を付加する。
多値化回路59は、誤り訂正用データ付加回路60から入力した2値データを多値データに変換する多値化装置であり、図1又は図2に示した多値化装置を使用する。
誤り訂正用データ付加回路60は、入力された2値データに対して誤り訂正を行うためのデータを付加する。
AD変換回路61は、演算増幅回路54からの再生信号をデジタル信号に変換する。
フェーズ・ロックド・ループ(Phase Locked Loop:PLL)回路及び同期検出回路62は、演算増幅回路54から出力された再生信号中の同期信号を検出し、多値データに同期したクロック信号を出力する。
波形等化回路63は、AD変換回路61から出力された再生信号に波形等化処理を行う。
多値判定回路64は、波形等化回路63から出力された再生信号に基づいて多値データを判定してその判定した多値データを対応する2値データに変換して出力する多値判定装置であり、図3又は図4に示した多値判定装置を使用する。
誤り訂正回路65は、多値判定回路64から入力した2値データに誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行って出力する。
なお、図示を省略するが、この光ディスク装置には、光ヘッド53を光ディスク51の半径方向に移動させ、光ディスク51上のデータをサーチする公知の機構も備えている。
さらに、コンピュータ用の情報記憶装置として使用するためのインタフェース回路や、光ディスク装置の全体の動作制御を行うマイクロプロセッサ等も公知なので図示を省略した。
上記光ディスク51にDVD+RWディスクを使用した場合、光ヘッド53にはレーザ光の波長が650nmであるレーザダイオード(LD)を使用する。また、より高密度記録ができる青色レーザとそのレーザ波長に対応した相変化型の光ディスクを使用しても良い。
次に、この光ディスク装置の動作を説明する。
まず、2値データを多値データに変換して光ディスク51に記録する場合の動作を説明する。
この光ディスク装置は、誤り訂正用データ付加回路60に入力された2値データは所定量のブロックに分割され、誤り訂正用のデータが付加される。その後、多値化回路59でセット単位の多値データに変換される。また、同期信号付加回路58によって所定セット数毎に同期信号が付加される。さらに、変調回路57で同期信号を付加した多値データの各値に対応した大きさのマークとスペース(多値データ=0:何も記録しない)を示す信号を出力し、レーザ駆動回路56がその信号に基づいて光ディスク51にマークを記録するためのレーザ光を駆動する信号を生成する。そして、光ヘッド53がその信号に基づくレーザ光を光ディスク51に照射して多値データのマークを記録する。
次に、光ディスク51から多値データの再生信号を読み出して、その再生信号から多値データの判定を行い、その判定された多値データに対応する2値データを出力する場合の動作を説明する。
この光ディスク装置は、光ヘッド53によって一定強度のレーザ光を光ディスク51に照射し、その反射光を光電変換して電気信号を得る。その得られた信号を演算増幅回路54に入力し、演算増幅回路54はフォーカスエラー信号,トラッキングエラー信号をサーボ回路55へ出力し、サーボ回路55はそれらの信号によって光ディスク51を安定して回転させ、光ヘッド53のトラッキングやフォーカス制御を行って光ヘッド53によって多値データの再生信号を検出する。
演算増幅回路54は、光ヘッド53で検出された再生信号を演算増幅して多値データの再生信号データを出力し、PLL回路及び同期検出回路62によって同期信号を検出して多値データ(シンボル)に同期したクロックを生成し、AD変換回路61によってデジタルデータを得る。その後、波形等化回路63によって波形等化を行い、多値判定回路64で多値データを判定し、その判定した多値データに対応する2値データに変換して出力する。さらに、誤り訂正回路65で誤りの検出と訂正を行い、訂正後の2値データを出力する。
この発明による多値データ変換処理方法と多値データ変換処理装置は、デスクトップパソコン,ノートブックパソコン等のパーソナルコンピュータにおいても適用することができる。
この発明の多値データ変換処理装置の一実施形態である多値化装置の構成を示すブロック図である。 この発明の多値データ変換処理装置の他の実施形態である多値化装置の構成を示すブロック図である。 この発明の多値データ変換処理装置のまた他の実施形態である多値判定装置の構成を示すブロック図である。 この発明の多値データ変換処理装置のさらに他の実施形態である多値判定装置の構成を示すブロック図である。 図1又は図2の多値化装置及び図3又は図4の多値判定装置を適用した光ディスク装置の一実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
1,3,11,13,22,23,32,33,34,35: シフトレジスタ 2,12:2値・多値変換テーブル 14,36:演算回路 21,31:しきい値判定回路 24,37:候補の組合せ出力回路 25,38:基準信号発生回路 26,39:誤差算出回路 27,40:多値・2値変換テーブル 28,41:判別回路 51:光ディスク 52:モータ 53:光ヘッド 54:演算増幅回路 55:サーボ回路 56:レーザ駆動回路 57:変調回路 58:同期信号付加回路 59:多値化回路 60:誤り訂正用データ付加回路 61:A/D変換回路 62:PLL回路及び同期検出回路 63:波形等化回路 64:多値判定回路 65:誤り訂正回路

Claims (10)

  1. m(m≧2である整数)個のn(n≧3である整数)値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内の2(kはn>2である最大の整数)通りの多値データパターンと、kビットの2値データとを対応させた2値多値データ対応表に基づいて前記2値データから前記多値データ又は前記多値データから前記2値データへの変換処理を行うことを特徴とする多値データ変換処理方法。
  2. m(m≧2である整数)個のn(n≧3である整数)値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内、予め設定した規則で多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限した2(n>2k+1である最大の整数)通りの多値データパターンと、kビットの2値データとを対応させた2値多値データ対応表に基づいて前記2値データから前記多値データ又は前記多値データから前記2値データへの変換処理を行うことを特徴とする多値データ変換処理方法。
  3. 請求項1記載の多値データ変換処理方法において、前記2通りの多値データパターンは、それぞれ再生時のエラー率が低い多値データのみからなる多値データパターン又は再生時のエラー率が高い多値データよりも再生時のエラー率が低い多値データの数が多い多値データパターンであることを特徴とする多値データ変換処理方法。
  4. 請求項1又は2記載の多値データ変換処理方法において、前記2通りの多値データパターンは、再生時のエラー率が高い多値データパターンよりも再生時のエラー率が低い多値データパターンの数が多い多値データパターンからなることを特徴とする多値データ変換処理方法。
  5. 請求項2記載の多値データ変換処理方法において、前記予め設定した規則は、前記多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限する2種類の規則からなり、前記2値多値データ対応表は、前記m個のn値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内、前記2種類の規則でそれぞれ多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限した2(n>2k+1である最大の整数)通りの多値データパターンと、kビットの2値データとを対応させた2種類の2値多値データ対応表からなり、前記2値データから前記多値データ又は前記多値データから前記2値データへの変換処理は、m個の多値データ毎に前記2種類の2値多値データ対応表のいずれか一方を選択し、その選択された2値多値データ対応表で上記変換処理を行うことを特徴とする多値データ変換処理方法。
  6. 請求項5記載の多値データ変換処理方法において、前記2種類の2値多値データ対応表のいずれか一方の選択を所定の関係式に基づく演算結果によって決定することを特徴とする多値データ変換処理方法。
  7. k(m≧2である整数,n≧3である整数,kはn>2である最大の整数)ビットの2値データを入力する入力手段と、該入力手段によって入力されたkビットの2値データをm個のn値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内の2通りの多値データパターンに変換する2値多値データ変換手段と、該2値多値データ変換手段によって変換された多値データパターンの多値データを出力する出力手段とを備えたことを特徴とする多値データ変換処理装置。
  8. k(m≧2である整数,n≧3である整数,kはn>2である最大の整数)ビットの2値データを入力する入力手段と、該入力手段によって入力されたkビットの2値データをm個のn値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内、予め設定した規則で多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限した2通りの多値データパターンに変換する2値多値データ変換手段と、該2値多値データ変換手段によって変換された多値データパターンの多値データを出力する出力手段とを備えたことを特徴とする多値データ変換処理装置。
  9. k(m≧2である整数,n≧3である整数,kはn>2である最大の整数)ビットの2値データに対応させた、m個のn値の多値データからなるn通りのデータパターンの内の2通りの多値データパターンの再生信号を入力し、所定のしきい値で1個の多値データを判定してm個の多値データの第1の判定候補と第2の判定候補を出力する判定候補出力手段と、該判定候補出力手段によって出力されたm個の多値データの第1の判定候補と第2の判定候補を組合わせてm個の多値データの判定候補を出力する判定候補組合出力手段と、該判定候補組合出力手段によって出力された判定候補に対する基準信号値を出力する基準信号値出力手段と、該基準信号値出力手段によって前記判定候補毎に出力された基準信号値と前記再生信号との誤差の2乗値又は絶対値の合計値を求めて出力する合計値出力手段と、該合計値出力手段によって出力された合計値と前記判定候補組合出力手段によって出力された判定候補とに基づいて前記2通りの多値データパターンの1つに該当し且つ前記合計値が最小であるm個の多値データからなる多値データパターンを出力する多値データパターン出力手段と、該多値データパターン出力手段によって出力された多値データパターンに対応するkビットの2値データを出力する2値データ出力手段とを備えたことを特徴とする多値データ変換処理装置。
  10. k(m≧2である整数,n≧3である整数,kはn>2k+1である最大の整数)ビットの2値データに対応させた、m個のn値の多値データからなるn通りの多値データパターンの内、予め設定した規則で多値データパターン内の多値データの偶数値と奇数値の配置を制限した2通りの多値データパターンの再生信号を入力し、所定のしきい値で1個の多値データを判定してm個の多値データの第1の判定候補と第2の判定候補を出力する判定候補出力手段と、該判定候補出力手段によって出力されたm個の多値データの第1の判定候補と第2の判定候補を組合わせてm個の多値データの判定候補を出力する判定候補組合出力手段と、該判定候補組合出力手段によって出力された判定候補に対する基準信号値を出力する基準信号値出力手段と、該基準信号値出力手段によって前記判定候補毎に出力された基準信号値と前記再生信号との誤差の2乗値又は絶対値の合計値を求めて出力する合計値出力手段と、該合計値出力手段によって出力された合計値と前記判定候補組合出力手段によって出力された判定候補とに基づいて前記2通りの多値データパターンの1つに該当し且つ前記合計値が最小であるm個の多値データからなる多値データパターンを出力する多値データパターン出力手段と、該多値データパターン出力手段によって出力された多値データパターンに対応するkビットの2値データを出力する2値データ出力手段とを備えたことを特徴とする多値データ変換処理装置。
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