JP2005142838A - 画像処理装置、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿の画像から複写を禁止する文書であることを示す情報などを検知する装置の搭載を検出して、その検出結果で複写禁止機能等を自動で追加する。
【解決手段】 原稿画像を読み取った画像データの画像中にドットパターンなどの所定の情報が含まれているか否かを検出する処理を所定のプログラムに基づいて行う画像検知ユニットが画像処理装置内に存在するか否かを判定し、存在するときは、フラグを立てておく。複写を行う際に、このフラグが立てられているときは(ステップS12のY)、メモリのROMに存在する制御プログラムを用いて、ドットパターンなどの検出を行う(ステップS14)。この検出によりドットパターンなどが含まれていると判断したときは(ステップS14のY)、画像データに所定の処理、例えば、画像が判別できないように画像処理ユニットで加工を行うなどを実行して(ステップS15)、プロッタに出力する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像処理装置、プログラム、及び、このプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
特許文献1には、特定画像判定手段の物理的状態により、決定手段は処理内容を決定し、判定手段が取り外された場合(不正な使用)の防衛手段とする技術が開示されている。
特許文献2,3には、着脱可能な特定画像判定手段、判定手段の接続状態を認識する手段を備え、判定画像を変更するために特定画像判定手段を着脱可能とし、特定画像判定手段が接続されていない場合は、エラー処理する技術が開示されている。
特許文献4には、偽造防止手段が取り外されたことを検知すると複写機能の一部または全部を不能状態とする技術が開示されている。
特許文献5には、複写禁止原稿判定装置が装着されているか否かの判定結果に応じて複写動作を制御する技術が開示されている。
特許文献6には、複写禁止判定ボードが接続されているか否かの判定結果により複写禁止制御する技術が開示されている。
特許文献7には、画像信号処理手段と判定手段を1チップ回路に構成する技術が開示されている。
特許第2647566号公報 特許第3032722号公報 特許第3032723号公報 特開平6−54185号公報 特開平7−30748号公報 特開平7−322062号公報 特許第3184563号公報
複写機が高性能になった場合に複写されると困る文書というものが存在する。例えば、紙幣等は、複写で容易に偽造されてしまうと社会的影響が大きい。したがって、紙幣の検知機能はカラー複写機には必須になっている。しかし、紙幣の画像を検知する紙幣検知ユニットを複写機から取り外してしまえば、偽造防止機能をかいくぐることも可能となってしまう。
このようなすりぬけを防止するために、特許文献1〜6に開示の技術では、紙幣検知ユニットの有無を複写機が確認してから複写処理を行う技術が提案され、特許文献7には、紙幣検知ユニットを分離できないように複写に必要なユニットと同一化する技術が開示されている。
他方、オフィスにおいてもマル秘文書等は複写を禁止したい。つまり、マル秘文書の付近にある複写機でマル秘文書が複写されて持ち出されることなどを防ぎたいという要請が存在する。ただし、このような要求は一般ユーザにはなく、一部のセキュリティに気を配る必要のあるユーザに限られる。このような事情から、マル秘文書の複写禁止機能(例えば、読取画像中からマル秘マークを検知したら複写はしない、所定の地紋パターンを検知したら複写しない、所定のグリフコードを検知したら複写しない、所定の透かしを検知したら複写しない等)は複写機のオプション機能としてユーザに提供される。
このようなオプション機能が導入されているオフィス環境においては、セキュリティ意識が高いので、悪意をもった人が一般社員に発見されずにマル秘文書検知ユニットを見つけ出して取り外すことは非常に困難と思われる。従って、マル秘文書複写禁止機能オプションが導入されている環境下ではマル秘文書検知ユニットの有無を確認して複写の可否を判定し、あるいは検知ユニットと画像処理ユニットを同一化する必要はないと思われる。つまり、マル秘文書検知ユニットが装置内に存在する場合は、マル秘文書複写禁止機能オプションが追加されているのであり、マル秘文書検知ユニットが存在しない場合は、マル秘文書複写禁止機能オプションが追加されていないと判断してほぼ間違いない。
また、通常、マル秘文書検知ユニットなどのオプション機能の追加をする場合、ユニットを追加もしくはユニットを搭載したボード(大きなユニット)の交換などを行うが、それ以外に制御ソフトを入れ替える必要があり、手間である。また、制御ソフトのバージョンが増えることは、商品化のためのテスト工程が増加し、管理が煩雑となる。
本発明の目的は、原稿の画像から複写を禁止する文書であることを示す情報などを検知する装置の搭載を検出して、その検出結果で複写禁止機能等を自動で追加することによって、制御プログラム等の入れ替えの手間、制御プログラムのバージョン増加等を回避することである。
本発明は、原稿画像を読み取った画像データの画像中に所定の情報が含まれているか否かを検知する処理を所定のプログラムに基づいて行う検出装置が本装置に存在するか否かを判定する判定手段と、この判定により前記検出装置が存在すると判断したときは、所定の記憶領域に存在する前記プログラムを用いて前記検知を行う検知手段と、この検知手段により前記所定の情報が含まれていると判断したときは当該判断を行った前記読取った画像データに所定の処理を行う処理手段と、を備えている画像処理装置である。
別の面から見た本発明は、原稿画像を読み取った画像データの画像中に所定の情報が含まれているか否かを検知する処理を所定のプログラムに基づいて行う検出装置が本装置に存在するか否かを判定する判定手段と、この判定により前記検出装置が存在すると判断したときは、所定の記憶領域に存在する前記プログラムを用いて前記検知を行う検知手段と、この検知手段により前記所定の情報が含まれていると判断したときは当該判断を行った前記読取った画像データに所定の処理を行う処理手段と、をコンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能なプログラムである。
本発明によれば、検出装置が搭載されているか否かを検出して、搭載されていれば、自動で検出装置に必要な制御プログラムを追加でき、検出装置の増設による制御プログラムの入れ替えは不要になる。
本発明を実施するための最良の一形態について説明する。
図1は、本実施の形態である画像処理装置1のハードウェアの一構成例を示すブロック図である。図1に示すように、この画像処理装置1は、画像処理装置1の各部を集中的に制御するCPU101と、このCPU101が用いるROM、RAM、フラッシュメモリなどの様々な記憶装置から構成されるメモリ102と、原稿の画像を読み取るスキャナ103と、この読み取った画像などの画像データを蓄積する磁気記憶装置104と、スキャナ103で読み取った画像データに対して様々な画像処理を施す画像処理ユニット105と、この画像処理後の画像データに基づいて用紙などの媒体上に画像の形成を行うプロッタ106と、タッチパネルを備え、画像処理装置1の各種操作をユーザから受け付け、各種メッセージを表示する操作パネル107と、がバス108を介して接続されている。また、画像処理装置1は原稿画像を読み取った画像データの画像中に所定の情報が含まれているか否かを検出する処理を所定のプログラムに基づいて行う検出装置となる画像検知ユニット109がオプションとして接続可能である。
プロッタ106は、その印刷方式として、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式など、様々な方式を用いることができる。
画像検知ユニット109は、マイクロプロセッサを備え、メモリ102のROMなどに予め格納されている制御プログラムにより動作する。その詳細な処理内容については後述する。
このような画像処理装置1は、具体的には、デジタル複写機や、PC(パーソナルコンピュータ)にスキャナ103とプロッタ106とを接続して構成することなどが考えられる。また、画像読取装置として構成して、これにプロッタ106を接続することなども考えられる。
次に、画像処理装置1が実行する処理について説明する。
図2は、画像検知ユニット109の検知処理のフローチャートである。かかる処理は、画像処理装置1の主電源が投入されて、画像処理装置1が起動される際に実行される。すなわち、CPU101は、起動時にバス108に接続されている各機器を検出するが、これにより、画像検知ユニット109の存在を検出したと判定すると(判定手段)(ステップS1のY)、メモリ102のRAMなどに検出装置が存在する旨を表示する情報の設定としてフラグを立てる(設定手段)(ステップS2)。かかる情報の設定は、あるいは、図1に示すように、ディップスイッチ110などの設定によってもよい(以下では、フラグによるものとして説明する)。
次に、この図2の処理を前提として実行される処理について説明する。まず、画像処理装置1により原稿の画像を複写する場合の処理について説明する。ユーザが操作パネル107を操作して原稿の複写を指示することにより、図3の処理は開始する。
まず、原稿の読取が開始され(ステップS11)、前述のフラグが設定されているかを判断し(ステップS12)、フラグが設定されていると判定する(判定手段)(ステップS12のY)、すなわち、画像検知ユニット109がオプションで装着されていることを確認すると、画像検知ユニット109で使用する制御プログラムを、所定の記憶領域、この例ではメモリ102の記憶媒体であるROMから読み出して、画像検知ユニット109で画像処理装置1は原稿画像を読み取った画像データの画像中に所定の情報が含まれているか否かを検出する処理を開始し(検知手段)(詳細は後述する)(ステップS13)、所定の情報が含まれていたときは(ステップS14のY)、所定の画像破壊信号が画像検知ユニット109からCPU101に出力されて(図1を参照)、画像処理ユニット105で所定の処理、例えば、画像が判別できないように加工を加える(黒塗りにするなど)などの処理を行い(処理手段)(ステップS15)、さらに、画像処理ユニット105で様々な所定の画像処理を必要に応じて行なって(ステップS16)、その処理後の画像データに基づいてプロッタ106で用紙などの媒体上に画像形成を行う(ステップS17)。そして、この画像形成が完了するまで(ステップS18のY)、ステップS14以下の処理を繰り返す。なお、ステップS12のNの場合は、通常の複写処理が、図3の処理によらずに実行される。
これにより、所定のドットパターン(後述する)など、所定の情報が原稿に含まれているときには、画像が判別できないように破壊するなどの加工を加えて印刷出力することができる。また、図3の処理によれば、原稿の画像の読取、画像検知ユニット109での検知、画像処理ユニット105での処理、プロッタ106での画像形成は、同時並行的に実行され、画像検知ユニット109での検知がなされたときには、プロッタ106での画像形成途上でも画像形成に用いる画像データに画像処理ユニット105で前述の所定の処理が開始される。よって、画像処理装置1が、高速なモノクロの複写機などであって、原稿の読取とほぼ同時に画像形成も開始されるような装置であっても、一枚の原稿の読み取り途上で原稿中に後述のドットパターンなどが検知されれば、ただちに、その段階で画像の破壊などが実行されるので、画像の破壊などのタイミングが画像形成の完了のタイミングに対して間に合わなくなるようなことはない。
また、図2の処理を前提として、図4の処理も実行する。すなわち、前述のフラグが設定されているかを判定し(判定手段)(ステップS21)、フラグが設定されている(ステップS21のY)、すなわち、画像検知ユニット109がオプションで装着されていることを確認すると、ユーザの認証を、暗証番号の認証や指紋認証など周知の手段により実行し(ステップS22のY)、画像検知ユニット109がオプションとして設定されている場合の操作パネル107のタッチパネルに表示する表示メニューをメモリ102のROMから読み出して、表示する(表示手段)(ステップS23)。図5は、この場合の表示例であり、この表示メニューでパラメータの設定を受付けて(ステップS24)、この設定がなされることにより、図4の処理は終了する。
図5の表示メニューは、画像検知ユニット109の検出性能を左右する閾値の大きさを設定するもので(後述する)、図5の例では、黒三角形状のレベルメータ151で弱から強まで無段階に設定可能とされている。しかし、このような閾値の設定を誰でも容易にできるようでは、画像検知ユニット109をオプションで設けたことの意義が減じてしまうので、図5の表示メニューに代えて図6の表示メニューを表示するようにしてもよい。これは、レベルメータ151の表示に代えて前述の閾値の大きさを数値152で表示しており(あるいは、文字、記号などを用いてもよい)、この数値152をはさむように、無意味な文字、数値、記号など(符号153)が羅列されて表示される。これにより、事情を知らないユーザは、図6の表示メニューの意味がわからず、勝手に前述の閾値を操作することができなくなるので、画像検知ユニット109をオプションで設けたことを意義あらしめることができる。
次に、画像検知ユニット109により実行される処理について説明する。
前提として、ユーザは、複写を禁止したい画像があるときは、この画像にドットパターンを重畳した画像を作成する。図7は、これらの一例を示すものである。例えば、複写を禁止したい画像が図7(a)に示すように背景白地の原稿201であった場合に、図7(b)(c)に示すように、ドット202から構成されるドットパターン203を背景白地の原稿201の背景に(あるいは前面(原稿201文字などの画像のレイヤの上)に又は全面(画像の全体に敷き詰める)に)形成した原稿204を作成する。図7(b)の例では縦横等間隔に連続するドット202から構成されるドットパターン203の例を示し、図7(c)の例では図7(d)に示すようなドットパターン203を縦横に連続した例を示す。これらのほかにもドットパターン203には様々な形態のものを用いることができる。
次に、画像検知ユニット109で行う処理について説明する。図8は、画像検知ユニット109の機能ブロック図であり、図9は、この場合の処理のフローチャートである。すなわち、スキャナ103から画像データが入力すると(ステップS31のY)、磁気記憶装置104のメモリ領域へ画像を複写し(ステップS32)、この画像から予め登録されているドットパターン203のドット202をドット検出部301が検出する(ステップS33)。この検出には例えばパターンマッチングを用いることができる。そして、ドット密度判断部302は、検出したドット202の画像のある面積内における密度(ドット密度)を計算し(ステップS34)、そのドット密度がドットパターン203のドット密度として予め登録されている数値の範囲内に入るか否かを判断する(ステップS35)。これは、一つの原稿用紙が含んでいる複写禁止のドットパターン203のドット数や、あらかじめ規定の原稿サイズに打たれる複写禁止ドットパターン203の数は決まっているので、隠蔽などの影響を考慮しても同一性があれば一定の数値の範囲内に入るはずである。
入る場合は(ステップS35のY)、そのドット数を累積して(ステップS36)、ドット数判断部303は、ドット密度判断部302で計算されたドット202の数が、予め登録されているドット数に関する数値範囲内(前述の閾値に相当する)に含まれていると判定した場合(ステップS37のY)、画像中にはドットパターン203が含まれていると判断し、画像は複写禁止文書の画像であると判断する(ステップS38)。この場合は、前述のように画像処理手段121で画像の判別ができないような画像処理を施すなどの所定の処理がなされることになる。
図10は、図8の機能ブロックを用いた図9とは別の処理例のフローチャートである。すなわち、スキャナ103から画像データが入力すると(ステップS41のY)、磁気記憶装置104のメモリ領域へ画像を複写し(ステップS42)、この画像から予め登録されているドットパターン203のドット202をドット検出部301が検出する(ステップS43)。この検出には例えばパターンマッチングを用いることができる。そして、ドット202で構成されるドットパターン203(例えば、図7(d)に示すようなドットパターン203)を検出して(ステップS44)、ドット密度判断部302は、検出したドットパターン203の画像のある面積内における密度(ドットパターン密度)を計算し(ステップS45)、そのドットパターン密度がドットパターン203のドットパターン密度として予め登録されている数値の範囲内に入るか否かを判断する(ステップS46)。これも、一つの原稿用紙が含んでいる複写禁止のドットパターン203のドット数や、あらかじめ規定の原稿サイズに打たれる複写禁止ドットパターン203の数は決まっているので、隠蔽などの影響を考慮しても同一性があれば一定の数値の範囲内に入るはずである。
入る場合は(ステップS46のY)、そのドットパターン数を累積して(ステップS47)、ドット数判断部203は、ドット密度判断部302で計算されたドットパターン203の数が、予め登録されているドットパターン数に関する数値範囲内(前述の閾値に相当する)に含まれていると判定した場合(ステップS48のY)、画像中にはドットパターン203が含まれていると判断し、画像は複写禁止文書の画像であると判断する(ステップS49)。この場合も、前述のように画像処理手段121で画像の判別ができないような画像処理を施すなどの所定の処理がなされることになる。
また、原稿を読み取る際に原稿が斜めに傾いて読み取られる場合もあるため、例えば、図7(d)のドットパターン203であれば、図11に示すように、ドットパターン203を所定角度回転した複数パターン用意して、ドット検出部301での処理を行う。なお、図11の例では、図7(d)のドットパターン203について、回転のないもの(a)、右90°回転したもの(b)、左90°回転したもの(c)、180°回転したもの(d)、をそれぞれ例示している。
但し、前述のように、画像検知ユニット109による検出処理は、画像の読み込み、画像の形成、画像処理ユニット105における処理と同時並行的に行われるため、図9、図10の処理は、実際には図12にように行われる。かかる処理について説明する。
図12に示すように、スキャナ103で読み込まれた画像が1ライン分、画像検知ユニット109に読み込まれる(ステップS51)。画像検知ユニット109は、所定の色の画像について2値化を行う(ステップS52)。次に、図9、図10を参照して前述したような検出処理を行う(ステップS33〜S38,S43〜S49の処理)(ステップS53)。すなわち、ここでは、ドット202の位置を検知し、以前に検知された(すでに処理されたラインの)ドット202も含めて、それらが所定のドットパターン203であるかパターンマッチングを行う。これにより、パターンマッチングの結果から所定のドットパターン203を検出する。そして、画像読み込みが終了していなければ(ステップS54のN)、ステップS51に戻って、次の1ライン分の画像を画像検知ユニット109へ入力し、以上の処理を繰り返す。
次に、ドットパターン203ではなく、原稿中のマル秘マークを画像検知ユニット109で検知する処理について説明する。図13は、かかる処理のフローチャートである。まず、スキャナ103で読み込まれた画像が1ライン分、画像検知ユニット109に読み込まれる(ステップS61)。画像検知ユニット109は、所定の色(マル秘マークは通常赤であるから、例えば、赤)の画像について2値化を行う(ステップS62)。次に、円の検知処理を行い、円が検知されたら(ステップS63のY)、円の内部の画像を切り出して「秘」という文字とのマッチング度を計算する(ステップS64)。そして、マッチングの結果より、マル秘マークであるか否かを判定する(ステップS65)。そして、画像読み込みが終了していなければ(ステップS66のN)、次の1ライン分の画像を検知ユニット109へ読み込み、ステップS61以下の処理を繰り返す。
ここで、マル秘マークなどの画像を検知する場合とドットパターン203を検知する場合の処理の規模を比較する。マル秘マークを検知する場合は、少なくとも2値画像を円検知処理してマッチング処理へ切り出すまでは保存しておく必要がある。また、マル秘マークがどのような角度であってもマッチングしなければいけない。それには、様々な角度に回転した「秘」という文字のパターンを作成しておくか、登録されているパターンを微小角度ずつ回転するか、切り出し画像を微小角度ずつ回転するかして、全角度についてマッチング処理を行う必要がある。この処理量は膨大である。他方、ドットパターン203は、予め登録しておくパターンの配置を考慮すれば保存する2値画像を少なくしたり、座標で保存したりできるのでメモリの使用量は少なくてすむ。また、スキューに対してもドット202の位置関係だけであるので座標でパターン検知を行えば全く処理量は増えない。
さらに、マル秘文書の複写禁止機能としての強度については、マル秘マークなど通常1箇所にしか配置されない画像であればその部分を隠してしまえば、残りの部分は複写できてしまう。しかし、ドットパターン203や後述の電子透かしなどのように全面にオーバーレイしておけば、かかる不具合が発生しない。
さらに、高速なモノクロ複写などでは、原稿の読み取りとほぼ同時に画像形成が開始される。このような場合、検知結果が反映されるまでに正常画像が印刷出力されてしまう。そこで、ドットパターン203を原稿の全面もしくは縁周辺にオーバーレイしたものであれば、検知の遅延による影響は、マル秘マーク検知による遅延より、どのような置き方をされても均等的に小さくできる。
図14は、周波数的に所定の周波数を重畳したような電子透かしを原稿に用いた場合の画像検知ユニット109による処理のフローチャートである。すなわち、スキャナ103で読み込まれた画像が1ライン分、画像検知ユニットに読み込まれる(ステップS71)。画像検知ユニット109は、所定の大きさのブロックで画像を切り出し(ステップS72)、周波数解析を行う(ステップS73)。そして、周波数解析の結果から所定の電子透かしであるか否かを判定する(ステップS74)。次に、画像読み込みが終了していなければ(ステップS75のN)、ステップS71に戻って、次の1ライン分の画像を検知ユニット109へ入力し、以上の処理を繰り返す。
図15は、画像処理装置1の他の構成例を示すブロック図である。図15のシステムが図1のものと相違するのは、図1のシステムが、CPU101の起動時に画像検知ユニット109を検出し、画像検知ユニット109が画像破壊信号をCPU101に出力したときには、CPU101が画像処理ユニット105でステップS15の処理を実行させるものであるのに対し、図15のシステムは、画像検知ユニット109自身がCPU101に対して自機の存在を知らせる信号(ユニット信号)を出力し、また、画像破壊信号はCPU101に出力するのではなく、画像処理ユニット105に直接出力する点である。
これにより、画像検知ユニット109で原稿画像からドットパターン203などを検出したときは、直ちに画像処理ユニット105で画像破壊などの所定の処理を実行し、言行画像の複写を早期に食い止めることが可能となる。
なお、画像検知ユニット109からユニット信号を出力するためには、例えば、次のような手段が考えられる。
1)あるプロトコルに基づいて、CPU101側から画像検知ユニット109に問合わせを送信して、画像検知ユニット109がそれに対してレスポンスを返す。
2)画像検知ユニット109の内部にフラグを設けておき、あるタイミングで当該フラグをHighにしたら、画像検知ユニット109側が、あるタイミングでそのフラグをLowに落とす。
3)画像検知ユニット109のIDをデータバスに乗せてCPU101から発信すると、そのIDを持った画像検知ユニット109が、バス108(のデータバス)に固有の値を載せて返す。
以上説明したように、画像処理装置1では、画像検知ユニット109がオプションとして搭載されているか否かを検出して、搭載されていれば、自動で画像検知ユニット109に必要な制御プログラムや、操作パネル107に追加する表示メニューを追加でき、画像検知ユニット109の増設による制御プログラム等の入れ替えは不要である。
本実施の形態の画像処理装置の電気的な接続のブロック図である。 フラグを立てる処理のフローチャートである。 複写を行う処理のフローチャートである。 表示メニューを追加する処理のフローチャートである。 表示メニューの一例の平面図である。 表示メニューの他の例の平面図である。 複写を禁止する原稿の一例を示す説明図である。 画像検知ユニットの機能ブロック図である。 ドットパターンを検出する処理のフローチャートである。 ドットパターンを検出する他例の処理のフローチャートである。 予め登録しておくドットパターンの説明図である。 実際に行われるドットパターンの検出処理のフローチャートである。 原稿のマル秘マークの検出処理のフローチャートである。 原稿の電子透かしの検出処理のフローチャートである。 画像処理装置の他のシステム構成例の電気的な接続のブロック図である。
符号の説明
1 画像処理装置
102 記憶媒体
103 スキャナ
106 プロッタ
107 操作パネル
109 検出装置
202 ドット
203 ドットパターン

Claims (17)

  1. 原稿画像を読み取った画像データの画像中に所定の情報が含まれているか否かを検知する処理を所定のプログラムに基づいて行う検出装置が本装置に存在するか否かを判定する判定手段と、
    この判定により前記検出装置が存在すると判断したときは、所定の記憶領域に存在する前記プログラムを用いて前記検知を行う検知手段と、
    この検知手段により前記所定の情報が含まれていると判断したときは当該判断を行った前記読取った画像データに所定の処理を行う処理手段と、
    を備えている画像処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記所定の情報として前記原稿画像中の局所的な画像特徴を検出する前記検出装置が存在するか否かを判定する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記所定の情報として前記原稿画像の背景、前面又は全面に埋め込まれているドットパターンを検出する前記検出装置が存在するか否かを判定する、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記ドットパターンのドット数により前記所定の情報が含まれているか否かの判断を行う前記検出装置が存在するか否かを判定する、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記ドットパターンの数により前記所定の情報が含まれているか否かの判断を行う前記検出装置が存在するか否かを判定する、請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記原稿画像の読取を行なうスキャナと、
    前記処理手段で処理後又は前記処理手段で処理がなされなかった前記画像データに基づいて媒体上に画像の形成を行うプロッタと、
    を備え、
    前記読取、前記画像形成、並びに前記検出装置が本装置に存在するときの前記検知、及び前記所定の処理は同時並行的に実行されて、前記検知がなされたときには前記画像形成途上でも当該画像形成に用いる前記画像データに前記所定の処理を行なう、
    請求項1〜5のいずれかの一に記載の画像処理装置。
  7. 本装置の各種操作をユーザから受け付けるタッチパネルと、
    前記判定手段で前記検出装置が存在すると判定したときは前記検知及び前記所定の処理の実行に関する操作メニューを前記タッチパネルに追加して表示する表示手段と、
    を備えている請求項1〜6のいずれかの一に記載の画像処理装置。
  8. 前記表示手段は、前記追加して表示する文字、数字、又は記号の少なくとも一部を他の文字、数字、又は記号と並べて前記タッチパネルへの表示を行う、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記表示手段は、ユーザについて所定の認証がなされることを条件に前記タッチパネルへの表示を行う、請求項7又は8に記載の画像処理装置。
  10. 前記判定手段で前記検出装置が存在すると判定したときは、前記検出装置が存在する旨を表示する情報を設定する設定手段を、備えている請求項1〜9のいずれかの一に記載の画像処理装置。
  11. 前記検出手段は、前記検出装置自身が出力する信号の検知の有無により前記検出装置が本装置に存在するか否かを検知する、請求項1〜10のいずれかの一に記載の画像処理装置。
  12. 原稿画像を読み取った画像データの画像中に所定の情報が含まれているか否かを検知する処理を所定のプログラムに基づいて行う検出装置が本装置に存在するか否かを判定する判定手段と、
    この判定により前記検出装置が存在すると判断したときは、所定の記憶領域に存在する前記プログラムを用いて前記検知を行う検知手段と、
    この検知手段により前記所定の情報が含まれていると判断したときは当該判断を行った前記読取った画像データに所定の処理を行う処理手段と、
    をコンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能なプログラム。
  13. 前記判定手段は、前記所定の情報として前記原稿画像中の局所的な画像特徴を検出する前記検出装置が存在するか否かを判定する、請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記判定手段は、前記所定の情報として前記原稿画像の背景又は全面に埋め込まれているドットパターンを検出する前記検出装置が存在するか否かを判定する、請求項12に記載のプログラム。
  15. 前記判定手段は、前記ドットパターンのドット数により前記所定の情報が含まれているか否かの判断を行う前記検出装置が存在するか否かを判定する、請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記判定手段は、前記ドットパターンの数により前記所定の情報が含まれているか否かの判断を行う前記検出装置が存在するか否かを判定する、請求項14に記載のプログラム。
  17. 請求項12〜16のいずれかの一に記載のプログラムを記憶している、記憶媒体。
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