JP2005141925A

JP2005141925A - 流し台用照明灯

Info

Publication number: JP2005141925A
Application number: JP2003374303A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Tanaka; 博昭田中; Hideaki Nakamura; 英明中村
Original assignee: NAS STAINLESS CO Ltd
Current assignee: NAS STAINLESS CO Ltd
Priority date: 2003-11-04
Filing date: 2003-11-04
Publication date: 2005-06-02

Abstract

【課題】対面式流し台およびその周辺を広く照らすことができ、流し台上で調理作業をする際の手元も充分照らすことができる照明灯をもたらすことにある。
【解決手段】流し台２１の天板２１ａ上に基部パイプ２および上部パイプ３からなる支柱を立設して、その支柱の先端部に電気式光源５を配置し、前記支柱２，３で前記電気式光源５を照射方向変更可能に支持してなる、流し台用照明灯１である。
【選択図】図１

Description

この発明は、対面式流し台に用いて好適な流し台用照明灯に関するものである。

従来の流し台用の照明灯としては、例えば図５に示すような、流し台２１の前方の壁面２２の吊り戸棚２３の底に設けられた蛍光灯２４や、天井２５に設けられた蛍光灯２４が主流である。

しかしながら、吊り戸棚２３を設けない対面式の流し台２１に上記従来の照明灯を用いようとすると、用い得るのは天井２５に設けられた蛍光灯２４のみであり、これでは流し台上で調理作業をする際に手元を充分照らすことが困難であった。

また、吊り戸棚および近くの収納庫のない対面式流し台では、調味料容器等の使用頻度の高い小物類を置く場所がないため、それらが流し台の天板上に置かれて天板上が乱雑になるとともに、それらの小物が調理作業の邪魔になった。

さらに、吊り戸棚および近くの壁面のない対面式流し台では、調理作業時に電気器具を接続するためのコンセントを設置する場所がなかったり、使用しにくい場所にコンセントを設置するしかなかったりして、調理の作業性を低下させていた。

この発明は、上記課題に鑑みて対面式流し台の機能性を高めることを目的としたものである。

この発明の流し台用照明灯は、流し台の天板上に支柱を立設して、その支柱の先端部に電気式光源を配置し、前記支柱で前記電気式光源を照射方向変更可能に支持してなるものである。

かかる流し台用照明灯によれば、流し台の天板上に立設した支柱の先端部に配置した白熱電球や蛍光灯等の電気式光源で流し台を照らすことができるとともに、その電気式光源の照射方向を適宜変更できるので、流し台の周辺を広く照らすだけでなく、流し台上で調理作業をする際の手元も充分照らすことができる。また、対面式でない流し台に用いた場合にも、吊り戸棚下の照明灯やダウンライトを設置する必要がないため、流し台上部の空間を広くとることができ、閉鎖感のない開放的な流し台空間をつくることができる。

なお、この発明の流し台用照明灯においては、前記支柱に収納棚および収納庫の一方もしくは両方を設けてもよく、このようにすれば、吊り戸棚および近くの壁面の収納庫のない対面式流し台でも、調味料容器等の、使用頻度の高い小物類をその収納棚や収納庫に置いて整理することができるので、天板上を整理し得るとともに、その小物類が調理作業の邪魔になるのを防止することができる。

また、この発明の流し台用照明灯においては、前記支柱に電源コンセントを設けてもよく、このようにすれば、調理作業時に電気器具をその電源コンセントに容易に接続し得て、調理の作業性を向上させることができる。

さらに、この発明の流し台用照明灯においては、前記支柱に液晶等のディスプレイ装置を設けてもよく、このようにすれば、そのディスプレイ装置をパーソナルコンピュータ等に接続することで、そのディスプレイ装置に例えば予め記録した調理のレシピやテレビの調理番組画面やインターネットのホームページ等を表示させたり、玄関のインターホン内蔵カメラやテレビ電話の映像を表示させたりすることができる。

以下に、この発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図１は、この発明の流し台用照明灯の一実施例を対面式流し台に設けられた状態で示す斜視図、図２は、その実施例の流し台用照明灯を示す側面図、図３は、その実施例の流し台用照明灯の白熱灯を拡大して示す断面図であり、図中符号１は上記実施例の流し台用照明灯、２１は対面式の流し台をそれぞれ示す。

ここにおける対面式の流し台２１は、天板２１ａの一方の側部にシンク（流し）２１ｂを有するとともに、天板２１ａの他方の側部にコンロ２１ｃを有しており、この実施例の流し台用照明灯１はそれらシンク２１ｂとコンロ２１ｃとの間の天板２１ａ上に設けてある。なお、流し台用照明灯１は天板２１ａ上の他の位置に設置してもよい。

この実施例の流し台用照明灯１は、図２に示すように、台座２ａを設けたステンレス製の基部パイプ２の先端部に、その基部パイプ２より細いステンレス製の上部パイプ３を図中矢印Ｈで示す如く水平方向に例えば１５０度回転可能に連結し、その上部パイプ３のくの字状に曲げた先端部に、図３に示すように白熱電球４を装着した電気式光源としての白熱灯５を図中Ｖで示す如く上下方向に例えば９０度首振り可能に支持し、その白熱灯５に向きを手で変えるためのハンドル６を下向きに突設したものであり、この実施例では、それら基部パイプ２および上部パイプ３で支柱を構成するとともに、上部パイプ３の水平回転と白熱灯５の上下首振りとで白熱灯５の光照射方向を変更可能としている。なお、電気式光源として、白熱灯５の替わりに蛍光灯その他、白熱灯以外のものを用いてもよい。

基部パイプ２の上部には、調味料容器等の、使用頻度の高い小物の収納を目的とする円形棚７を設けてあり、この円形棚７は水平回転可能に基部パイプ２に嵌め合わせてあるので、その円形棚７を適宜回転させることでその棚上のどの位置にある小物も容易に取ることができる。

また、基部パイプ２の、台座２ａより上の部分には、家庭用交流電源用の電源コンセント８ａを持つコンセントボックス８を設けてあり、このコンセントボックス８にはさらにテレビアンテナコネクタや電話線コネクタ等の電化製品接続端子を設けてもよい。そして基部パイプ２にはさらに、白熱灯５を点灯・消灯するためのスイッチを設けてもよい。

流し台２１の天板２１ａへの、この実施例の流し台用照明灯１の固定は、基部パイプ２の、台座２ａより下の部分を、天板２１ａに明けた孔に挿通し、天板２１ａの裏側から留め板２ｂを介しボルト２ｃを台座２ａの裏側のネジ孔に締め込むことで行っており、これにより、白熱灯５およびコンセント８ａのための電源コード９や上記電化製品接続端子のための配線をパイプ２，３内を通して天板２１ａの裏側に引き出すことができる。なお、天板２１ａへのこの実施例の流し台用照明灯１の固定方法は、上記の方法に限られず、例えば基部パイプ２の台座２ａより下の部分の周囲に雄ネジを設けてそこにナットを螺着するようにしてもよい。

かかる実施例の流し台用照明灯１によれば、対面式流し台２１の天板２１ａ上に立設した基部パイプ２および上部パイプ３からなる支柱の先端部に配置した白熱灯５で流し台２１を照らすことができるとともに、その白熱灯５の照射方向をハンドル６の操作で適宜変更できるので、流し台２１の周辺を広く照らすだけでなく、流し台２１上で調理作業をする際の手元も充分照らすことができる。

しかもこの実施例の流し台用照明灯１によれば、支柱の基部パイプ２に収納棚７を設けていることから、吊り戸棚および近くの壁面の収納庫のない対面式流し台２１でも、調味料容器等の、使用頻度の高い小物類をその収納棚７に置いて整理することができるので、天板２１ａ上を整理し得るとともに、その小物類が調理作業の邪魔になるのを防止することができる。

さらにこの実施例の流し台用照明灯１によれば、支柱の基部パイプ２に電源コンセント８ａを設けていることから、調理作業時に電気器具をその電源コンセント８ａに容易に接続し得るので、調理の作業性を向上させることができる。

図４（ａ）〜（ｄ）は、この発明の流し台用照明灯の他の実施例をそれぞれ示す斜視図であり、図中先の実施例と同様の部分はそれと同一の符号にて示す。すなわち図４（ａ）の実施例では、基部パイプ２に乾燥機能付の収納庫（収納箱）１０を設けてあり、図４（ｂ）の実施例では、基部パイプ２にレードル（フック）掛け１１を設けてあり、図４（ｃ）の実施例では、基部パイプ２にふきん掛け１２を設けてあり、図４（ｄ）の実施例では、基部パイプ２に液晶ディスプレイ装置１３を設けてある。

以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば、対面式でない流し台に用いることもでき、電気式光源の照射方向を変更可能にする支持構造も所要に応じて適宜変更することができる。

かくしてこの発明の流し台用照明灯によれば、流し台の天板上に立設した支柱の先端部に配置した電気式光源で流し台を照らすことができるとともに、その電気式光源の照射方向を適宜変更できるので、流し台の周辺を広く照らすだけでなく、流し台上で調理作業をする際の手元も充分照らすことができる。また、対面式でない流し台に用いた場合にも、吊り戸棚下の照明灯やダウンライトを設置する必要がないため、流し台上部の空間を広くとることができ、閉鎖感のない開放的な流し台空間をつくることができる。

この発明の流し台用照明灯の一実施例を対面式流し台に設けられた状態で示す斜視図である。上記実施例の流し台用照明灯を示す側面図である。上記実施例の流し台用照明灯の白熱灯を拡大して示す断面図である。（ａ）〜（ｄ）は、この発明の流し台用照明灯の他の実施例をそれぞれ示す斜視図である。従来の流し台用照明灯を示す説明図である。

符号の説明

１流し台用照明灯
２基部パイプ
２ａ台座
２ｂ留め板
２ｃボルト
３上部パイプ
４白熱電球
５白熱灯
６ハンドル
７円形棚
８コンセントボックス
８ａ電源コンセント
９電源コード
１０収納庫
１１レードル掛け
１２ふきん掛け
１３液晶ディスプレイ装置
２１流し台
２１ａ天板
２１ｂシンク
２１ｃコンロ
２２壁面
２３吊り戸棚
２４蛍光灯
２５天井

Claims

流し台（２１）の天板（２１ａ）上に支柱（２，３）を立設して、その支柱の先端部に電気式光源（５）を配置し、
前記支柱で前記電気式光源を照射方向変更可能に支持してなる、流し台用照明灯。
前記支柱（２）に収納棚（７）を設けたことを特徴とする、請求項１記載の流し台用照明灯。
前記支柱（２）に収納庫（１０）を設けたことを特徴とする、請求項１記載の流し台用照明灯。
前記支柱（２）に電源コンセント（８ａ）を設けたことを特徴とする、請求項１記載の流し台用照明灯。
前記支柱（２）にディスプレイ装置（１３）を設けたことを特徴とする、請求項１記載の流し台用照明灯。