JP3483940B2 - 電気部品取付台の棚下取付装置 - Google Patents
電気部品取付台の棚下取付装置Info
- Publication number
- JP3483940B2 JP3483940B2 JP12737594A JP12737594A JP3483940B2 JP 3483940 B2 JP3483940 B2 JP 3483940B2 JP 12737594 A JP12737594 A JP 12737594A JP 12737594 A JP12737594 A JP 12737594A JP 3483940 B2 JP3483940 B2 JP 3483940B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shelf
- component mounting
- mounting base
- electric component
- circular hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、蛍光ランプのフィラ
メント予熱用コンデンサ等の電気部品取付台の棚下取付
装置に関するものである。
メント予熱用コンデンサ等の電気部品取付台の棚下取付
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図１１に蛍光ランプの点灯回路を示す。
すなわち、この点灯回路は、交流電源９０にインバータ
回路９１を接続し、インバータ回路９１が出力する所定
の周波数を有する電圧を蛍光ランプ９２に接続してい
る。９３はフィラメント予熱用コンデンサ、９４はラン
プソケットである。
すなわち、この点灯回路は、交流電源９０にインバータ
回路９１を接続し、インバータ回路９１が出力する所定
の周波数を有する電圧を蛍光ランプ９２に接続してい
る。９３はフィラメント予熱用コンデンサ、９４はラン
プソケットである。
【０００３】図８および図９は、たとえば実公平6-5592
号に示すように、ショーケースの棚９５の下面に図１１
の点灯回路の照明器具を取付けたものであり、蛍光ラン
プ９２により棚９５に陳列した商品を照明する。９６は
リード線、９７は電線ガイド、９８はフィラメント予熱
用コンデンサ９３を内蔵した電気部品取付台、９９は電
線ガイド９７および電気部品取付台９８を取付けるとと
もに棚板補強板を兼ねた垂下片である。
号に示すように、ショーケースの棚９５の下面に図１１
の点灯回路の照明器具を取付けたものであり、蛍光ラン
プ９２により棚９５に陳列した商品を照明する。９６は
リード線、９７は電線ガイド、９８はフィラメント予熱
用コンデンサ９３を内蔵した電気部品取付台、９９は電
線ガイド９７および電気部品取付台９８を取付けるとと
もに棚板補強板を兼ねた垂下片である。
【０００４】この電気部品取付台９８は図１０に示すよ
うに、点灯管部１００とそのソケット１０１からなる。
点灯管部１００は中空の筒状体であり一端に接続ピン１
０２を有し、接続ピン１０２に接続したフィラメント予
熱用コンデンサ９３を内部に設けている。ソケット１０
１は接続ピン１０２を差込接続する差込穴１０３を有す
るとともに取付穴１０４を有し、棚９５の垂下片９９に
目立たないように取付穴１０４を通してねじにより取付
けられている。
うに、点灯管部１００とそのソケット１０１からなる。
点灯管部１００は中空の筒状体であり一端に接続ピン１
０２を有し、接続ピン１０２に接続したフィラメント予
熱用コンデンサ９３を内部に設けている。ソケット１０
１は接続ピン１０２を差込接続する差込穴１０３を有す
るとともに取付穴１０４を有し、棚９５の垂下片９９に
目立たないように取付穴１０４を通してねじにより取付
けられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このソケット
は、ねじで垂下片９９に取付けているため取付け作業が
やりにくいという欠点があった。これに対して、電気部
品取付台に軸部を設け、略楕円形状の係止片を軸部の先
端に設け、略楕円形状の取付孔を垂下片に形成して、係
止片を取付孔に差込んだ後、約９０度程度回転すること
により、電気部品取付台を取付けるものが考えられた。
は、ねじで垂下片９９に取付けているため取付け作業が
やりにくいという欠点があった。これに対して、電気部
品取付台に軸部を設け、略楕円形状の係止片を軸部の先
端に設け、略楕円形状の取付孔を垂下片に形成して、係
止片を取付孔に差込んだ後、約９０度程度回転すること
により、電気部品取付台を取付けるものが考えられた。
【０００６】しかしながら、垂下片に電気部品取付台を
取付けるため、棚の下面に電気部品取付台が近づくの
で、電気部品取付台を回転させようとすると、指を棚の
下面と電気部品取付台との間にはさみ込みやすく取付け
作業がやりにくいという問題があった。一方、棚の下面
との間を広くなるように垂下片に電気部品取付台を取付
けようとすると、垂下片の上下方向の寸法が大きくなり
垂下片を含めた棚の厚さが大きくなる問題がある。
取付けるため、棚の下面に電気部品取付台が近づくの
で、電気部品取付台を回転させようとすると、指を棚の
下面と電気部品取付台との間にはさみ込みやすく取付け
作業がやりにくいという問題があった。一方、棚の下面
との間を広くなるように垂下片に電気部品取付台を取付
けようとすると、垂下片の上下方向の寸法が大きくなり
垂下片を含めた棚の厚さが大きくなる問題がある。
【０００７】したがって、この発明の目的は、棚の厚さ
を大きくすることなく、棚下面の垂下片に電気部品取付
台を容易に取付けることができる電気部品取付台の棚下
取付装置を提供することである。
を大きくすることなく、棚下面の垂下片に電気部品取付
台を容易に取付けることができる電気部品取付台の棚下
取付装置を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１の電気部品取付
台の棚下取付装置は、垂下片を下面に有しこの垂下片の
下端寄りに非円形孔を有する棚と、前記非円形孔に回転
自在に挿通可能な軸部を取付面に有し前記非円形孔に挿
通可能で回転により前記非円形孔の縁部に摩擦係止可能
な係止片を前記軸部の先端に有する電気部品取付台とを
備え、前記係止片が前記非円形孔に挿通可能な前記電気
部品取付台の姿勢で、前記棚の下面と前記電気部品取付
台との間に指を挿入できる程度の隙間があり、前記電気
部品取付台を前記姿勢から回転して前記係止片が前記非
円形孔の縁部に摩擦係止した状態の前記電気部品取付台
の姿勢で、前記電気部品取付台が前記棚の下面に接近し
ているように、前記軸部を前記取付面の偏心した位置に
設けたことを特徴とするものである。
台の棚下取付装置は、垂下片を下面に有しこの垂下片の
下端寄りに非円形孔を有する棚と、前記非円形孔に回転
自在に挿通可能な軸部を取付面に有し前記非円形孔に挿
通可能で回転により前記非円形孔の縁部に摩擦係止可能
な係止片を前記軸部の先端に有する電気部品取付台とを
備え、前記係止片が前記非円形孔に挿通可能な前記電気
部品取付台の姿勢で、前記棚の下面と前記電気部品取付
台との間に指を挿入できる程度の隙間があり、前記電気
部品取付台を前記姿勢から回転して前記係止片が前記非
円形孔の縁部に摩擦係止した状態の前記電気部品取付台
の姿勢で、前記電気部品取付台が前記棚の下面に接近し
ているように、前記軸部を前記取付面の偏心した位置に
設けたことを特徴とするものである。
【０００９】請求項２電気部品取付台の棚下取付装置
は、請求項１において、前記電気部品取付台が、前記垂
下片に取付けられた状態で、前記棚の下面との間に指を
挿入できる隙間を形成する把持用の突出部を、前記取付
面と反対側の表面に突設しているものである。
は、請求項１において、前記電気部品取付台が、前記垂
下片に取付けられた状態で、前記棚の下面との間に指を
挿入できる隙間を形成する把持用の突出部を、前記取付
面と反対側の表面に突設しているものである。
【００１０】
【作用】請求項１の電気部品取付台の棚下取付装置によ
れば、垂下片の非円形孔に電気部品取付台の係止片を非
円形孔に挿入し回転することにより摩擦係止して、電気
部品取付台が垂下片に取付けられる。この場合、電気部
品取付台と棚の下面との間に指を挿入できる程度に棚の
下面から離れた位置で係止片が非円形孔に挿通可能とな
り、しかも電気部品取付台が棚の下面に接近した位置に
回動可能となるようにしているため、電気部品取付台の
軸部の非円形孔への挿入が容易にでき取付け容易にな
る。しかも電気部品取付台を棚の下面に接近した状態で
棚との間に隙間を設ける必要がないので棚の厚さを大き
くする必要がない。
れば、垂下片の非円形孔に電気部品取付台の係止片を非
円形孔に挿入し回転することにより摩擦係止して、電気
部品取付台が垂下片に取付けられる。この場合、電気部
品取付台と棚の下面との間に指を挿入できる程度に棚の
下面から離れた位置で係止片が非円形孔に挿通可能とな
り、しかも電気部品取付台が棚の下面に接近した位置に
回動可能となるようにしているため、電気部品取付台の
軸部の非円形孔への挿入が容易にでき取付け容易にな
る。しかも電気部品取付台を棚の下面に接近した状態で
棚との間に隙間を設ける必要がないので棚の厚さを大き
くする必要がない。
【００１１】請求項２の電気部品取付台の棚下取付装置
によれば、請求項１において、前記電気部品取付台が、
前記垂下片に取付けられた状態で、前記棚の下面との間
に指を挿入できる隙間を形成する把持用の突出部を、前
記取付面と反対側の表面に突設しているため、請求項１
の作用のほか、突出部を把持して回動操作することがで
きるので、電気部品取付台の着脱作業が容易になる。
によれば、請求項１において、前記電気部品取付台が、
前記垂下片に取付けられた状態で、前記棚の下面との間
に指を挿入できる隙間を形成する把持用の突出部を、前
記取付面と反対側の表面に突設しているため、請求項１
の作用のほか、突出部を把持して回動操作することがで
きるので、電気部品取付台の着脱作業が容易になる。
【００１２】
【実施例】この発明の第１の実施例を図１ないし図５に
より説明する。すなわち、この電気部品取付台の棚下取
付装置は、棚１と、電気部品取付台２とを有する。棚１
は、垂下片３を下面に有し、この垂下片３の下端寄りに
非円形孔４を有する。実施例の棚１は図８および図９と
同様のショーケースの棚を対象としている。この場合、
垂下片３は図２に示すように棚１を断面略Ｖ字形に折曲
することにより形成し、非円形孔４は垂下片３の下端部
寄りに形成し、その形状を中央の大径孔部と、大径孔部
の水平方向の両側に一対の小径孔部が重なるように水平
方向に並んだ状態に形成した長孔としている。
より説明する。すなわち、この電気部品取付台の棚下取
付装置は、棚１と、電気部品取付台２とを有する。棚１
は、垂下片３を下面に有し、この垂下片３の下端寄りに
非円形孔４を有する。実施例の棚１は図８および図９と
同様のショーケースの棚を対象としている。この場合、
垂下片３は図２に示すように棚１を断面略Ｖ字形に折曲
することにより形成し、非円形孔４は垂下片３の下端部
寄りに形成し、その形状を中央の大径孔部と、大径孔部
の水平方向の両側に一対の小径孔部が重なるように水平
方向に並んだ状態に形成した長孔としている。
【００１３】電気部品取付台２は、非円形孔４に回転自
在に挿通可能な軸部５を取付面６に有し非円形孔４に挿
通可能で回転により非円形孔４の縁部に摩擦係止可能な
係止片７を軸部５の先端に有する。この電気部品取付台
２は図１１のフィラメント予熱用コンデンサ９３を収納
したケースを構成するコンデンサアダプタを実施例と
し、図４に示すように略長方体の箱形のボディ８と、こ
のボディ８に冠合するカバー９からなり、ボディ８の側
面の爪状のリブ１０をカバー９の側面の係止孔に係止し
ている。このときボディ８の外周面のパッキン受け１１
ａに防水パッキン１１を装着し、ボディ８の外側面とカ
バー９の内側面との間にパッキン１１を介在している。
ボディ８は裏面が取付面６となり、取付面６に設けた軸
部１２の係止片７は非円形孔４である長孔と同形状をな
し、非円形孔４よりわずかに小さくして、係止片７を非
円形孔４に挿通可能にしている。さらにボディ８の内部
に仕切り板２１を介して複数すなわち４個の接続端子１
４を設け、そのうちの一対の接続端子１４にフィラメン
ト予熱用コンデンサ９３を接続するとともに、その接続
端子１４に対応してボディ８の両側部に電線挿入部１６
を形成し、残りの中継用の一対の接続端子１４に対応し
てボディ８の両側部およびカバー９に電線挿入部１６′
を形成し、防水パッキン１７が先端についたリード線１
８をそれぞれ電線挿入部１６，１６′より挿入し、接続
端子１４に接続している。このように６本のリード線１
８を電気部品取付台２に接続するのは、図５のような配
線すなわちフィラメント予熱用コンデンサ９３とランプ
ソケット９４との接続、およびランプソケット９４と中
継用の接続端子１４を介してのインバータ回路９１との
接続、を考慮して結線を容易にするためであり、リード
線１８に接続されたプラグ１９を図１１のインバータ回
路９１に接続するようにしている。なお、電線挿入部１
６′に接続するリード線１８は利用しないで、電線挿入
部１６に接続するリード線１８のみを使用しても差支え
ない。
在に挿通可能な軸部５を取付面６に有し非円形孔４に挿
通可能で回転により非円形孔４の縁部に摩擦係止可能な
係止片７を軸部５の先端に有する。この電気部品取付台
２は図１１のフィラメント予熱用コンデンサ９３を収納
したケースを構成するコンデンサアダプタを実施例と
し、図４に示すように略長方体の箱形のボディ８と、こ
のボディ８に冠合するカバー９からなり、ボディ８の側
面の爪状のリブ１０をカバー９の側面の係止孔に係止し
ている。このときボディ８の外周面のパッキン受け１１
ａに防水パッキン１１を装着し、ボディ８の外側面とカ
バー９の内側面との間にパッキン１１を介在している。
ボディ８は裏面が取付面６となり、取付面６に設けた軸
部１２の係止片７は非円形孔４である長孔と同形状をな
し、非円形孔４よりわずかに小さくして、係止片７を非
円形孔４に挿通可能にしている。さらにボディ８の内部
に仕切り板２１を介して複数すなわち４個の接続端子１
４を設け、そのうちの一対の接続端子１４にフィラメン
ト予熱用コンデンサ９３を接続するとともに、その接続
端子１４に対応してボディ８の両側部に電線挿入部１６
を形成し、残りの中継用の一対の接続端子１４に対応し
てボディ８の両側部およびカバー９に電線挿入部１６′
を形成し、防水パッキン１７が先端についたリード線１
８をそれぞれ電線挿入部１６，１６′より挿入し、接続
端子１４に接続している。このように６本のリード線１
８を電気部品取付台２に接続するのは、図５のような配
線すなわちフィラメント予熱用コンデンサ９３とランプ
ソケット９４との接続、およびランプソケット９４と中
継用の接続端子１４を介してのインバータ回路９１との
接続、を考慮して結線を容易にするためであり、リード
線１８に接続されたプラグ１９を図１１のインバータ回
路９１に接続するようにしている。なお、電線挿入部１
６′に接続するリード線１８は利用しないで、電線挿入
部１６に接続するリード線１８のみを使用しても差支え
ない。
【００１４】そして、この実施例では、電気部品取付台
２と棚１の下面との間に指を挿入できる程度に棚１の下
面から離れた位置で係止片７が非円形孔４に挿通可能と
なり、しかも電気部品取付台２が棚１の下面に接近した
位置に回動可能となるように、軸部５の取付面６上の位
置および係止片７の伸び方向を設定している。すなわ
ち、図１に示すように、軸部５を略四角形の取付面６の
コーナ部に偏心した位置に設け、係止片７の伸び方向す
なわち長手方向を偏心位置に近い側面ｂに平行に形成し
ている。とくに側面ｂに隣接する側面であって軸部５か
ら離れた側面ａと軸部５の中心との間の距離Ｘを図１の
（ｃ）のように非円形孔４の中心から棚１の下面までの
距離より少し小さい程度の関係にし、さらに側面ａから
側面ｂに連続する曲面ｃを軸部５の中心から半径Ｘの曲
面よりも内側になるように形成して、軸部５を中心とす
る回動時に電気部品取付台２が棚１の下面に当たらず回
動不能とならないようにしている。
２と棚１の下面との間に指を挿入できる程度に棚１の下
面から離れた位置で係止片７が非円形孔４に挿通可能と
なり、しかも電気部品取付台２が棚１の下面に接近した
位置に回動可能となるように、軸部５の取付面６上の位
置および係止片７の伸び方向を設定している。すなわ
ち、図１に示すように、軸部５を略四角形の取付面６の
コーナ部に偏心した位置に設け、係止片７の伸び方向す
なわち長手方向を偏心位置に近い側面ｂに平行に形成し
ている。とくに側面ｂに隣接する側面であって軸部５か
ら離れた側面ａと軸部５の中心との間の距離Ｘを図１の
（ｃ）のように非円形孔４の中心から棚１の下面までの
距離より少し小さい程度の関係にし、さらに側面ａから
側面ｂに連続する曲面ｃを軸部５の中心から半径Ｘの曲
面よりも内側になるように形成して、軸部５を中心とす
る回動時に電気部品取付台２が棚１の下面に当たらず回
動不能とならないようにしている。
【００１５】図１の（ａ）は係止片７を非円形孔４に挿
入した状態であり、このとき軸部５に近い側面ｂを棚１
の下面に平行となるように係止片７を非円形孔４に合わ
せると挿入可能となり、またこの状態で電気部品取付台
２と棚１との間に指が挿入できる隙間Ｈ1 が形成されて
いるため、電気部品取付台２を把持して係止片７を非円
形孔４に挿入し回転する際に指が電気部品取付台２と棚
１との間に挟まれることがない。またこのとき、電気部
品取付台２は垂下片３より下方に垂下した状態で係止片
７を非円形孔４に挿入できるため、挿入容易になる。同
図（ｂ）は電気部品取付台２を軸部５を中心に約４５度
回動した状態であり、同図（ｃ）は電気部品取付台２を
軸部５をさらに約４５度回動した取付完了状態であり、
係止片７が非円形孔４の縁部に摩擦係止している。この
とき電気部品取付台２は垂下片３の上端部側に移動し、
前記した寸法関係により軸部５から遠い側面ａが棚１の
下面にきわめて接近している。
入した状態であり、このとき軸部５に近い側面ｂを棚１
の下面に平行となるように係止片７を非円形孔４に合わ
せると挿入可能となり、またこの状態で電気部品取付台
２と棚１との間に指が挿入できる隙間Ｈ1 が形成されて
いるため、電気部品取付台２を把持して係止片７を非円
形孔４に挿入し回転する際に指が電気部品取付台２と棚
１との間に挟まれることがない。またこのとき、電気部
品取付台２は垂下片３より下方に垂下した状態で係止片
７を非円形孔４に挿入できるため、挿入容易になる。同
図（ｂ）は電気部品取付台２を軸部５を中心に約４５度
回動した状態であり、同図（ｃ）は電気部品取付台２を
軸部５をさらに約４５度回動した取付完了状態であり、
係止片７が非円形孔４の縁部に摩擦係止している。この
とき電気部品取付台２は垂下片３の上端部側に移動し、
前記した寸法関係により軸部５から遠い側面ａが棚１の
下面にきわめて接近している。
【００１６】なお、リード線１８の電気部品取付台２へ
の接続は、電気部品取付台２を垂下片３に取付ける前後
のいずれでも可能である。この実施例によれば、電気部
品取付台２と棚１の下面との間に指を挿入できる程度に
棚１の下面から離れた位置で係止片７が非円形孔４に挿
通可能となり、しかも電気部品取付台２が棚１の下面に
接近した位置に回動可能となるようにしているため、電
気部品取付台２の軸部５の非円形孔４への挿入が容易に
でき取付け容易になる。しかも電気部品取付台２を棚１
の下面に接近した状態で棚１との間に隙間を設ける必要
がないので棚の厚さを大きくする必要がない。
の接続は、電気部品取付台２を垂下片３に取付ける前後
のいずれでも可能である。この実施例によれば、電気部
品取付台２と棚１の下面との間に指を挿入できる程度に
棚１の下面から離れた位置で係止片７が非円形孔４に挿
通可能となり、しかも電気部品取付台２が棚１の下面に
接近した位置に回動可能となるようにしているため、電
気部品取付台２の軸部５の非円形孔４への挿入が容易に
でき取付け容易になる。しかも電気部品取付台２を棚１
の下面に接近した状態で棚１との間に隙間を設ける必要
がないので棚の厚さを大きくする必要がない。
【００１７】したがって、図８に示すショーケースのよ
うな間隔の狭い棚１に電気部品取付台２を取付ける場合
に、棚厚を大きくすることなく電気部品取付台２を取付
けやすく、しかも電気部品取付台２が棚１の正面からみ
てはみ出ることがないので外観がよい。この発明の第２
の実施例を図６および図７に示す。すなわち、この電気
部品取付台の棚下取付装置は、第１の実施例において、
垂下片３に取付けられた状態で、棚１の下面との間に指
を挿入できる隙間Ｈ2 を形成する把持用の突出部２２を
取付面６と反対側の表面に突設している。
うな間隔の狭い棚１に電気部品取付台２を取付ける場合
に、棚厚を大きくすることなく電気部品取付台２を取付
けやすく、しかも電気部品取付台２が棚１の正面からみ
てはみ出ることがないので外観がよい。この発明の第２
の実施例を図６および図７に示す。すなわち、この電気
部品取付台の棚下取付装置は、第１の実施例において、
垂下片３に取付けられた状態で、棚１の下面との間に指
を挿入できる隙間Ｈ2 を形成する把持用の突出部２２を
取付面６と反対側の表面に突設している。
【００１８】実施例では、電気部品取付台２のカバー９
の上面の約半分の面積を占めるフィラメント予熱用コン
デンサ９３の収納スペースのみを高く残し、残りの半分
の電線挿入部１６′のある部分の高さを低くなるように
形成している。その他は第１の実施例と同様である。こ
の実施例によれば、突出部２２を把持して回動操作する
ことができるので、電気部品取付台２の着脱作業が容易
になる。したがって、ショーケースの棚１のように狭い
スペースで電気部品取付台２回転する場合、突出部２２
により把持する部分が十分にあるため回転させやすく、
着脱作業がしやすい。
の上面の約半分の面積を占めるフィラメント予熱用コン
デンサ９３の収納スペースのみを高く残し、残りの半分
の電線挿入部１６′のある部分の高さを低くなるように
形成している。その他は第１の実施例と同様である。こ
の実施例によれば、突出部２２を把持して回動操作する
ことができるので、電気部品取付台２の着脱作業が容易
になる。したがって、ショーケースの棚１のように狭い
スペースで電気部品取付台２回転する場合、突出部２２
により把持する部分が十分にあるため回転させやすく、
着脱作業がしやすい。
【００１９】なお、この発明において、非円形孔４は実
施例のような楕円形の長孔に限らず、円形以外のその他
の形状を含む。また係止片７は非円形孔４に差込み回転
可能であれば非円形孔４に相似形でなくてもよく、軸部
５から径方向の一方向のみに伸びたものでもよい。さら
に電気部品取付台２はフィラメント予熱用コンデンサを
収納したが、インバータ回路を用いない点灯回路に使用
する始動装置等のその他の電気部品を収納することが可
能である。
施例のような楕円形の長孔に限らず、円形以外のその他
の形状を含む。また係止片７は非円形孔４に差込み回転
可能であれば非円形孔４に相似形でなくてもよく、軸部
５から径方向の一方向のみに伸びたものでもよい。さら
に電気部品取付台２はフィラメント予熱用コンデンサを
収納したが、インバータ回路を用いない点灯回路に使用
する始動装置等のその他の電気部品を収納することが可
能である。
【００２０】
【発明の効果】請求項１の電気部品取付台の棚下取付装
置によれば、電気部品取付台と棚の下面との間に指を挿
入できる程度に棚の下面から離れた位置で係止片が非円
形孔に挿通可能となり、しかも電気部品取付台が棚の下
面に接近した位置に回動可能となるようにしているた
め、電気部品取付台の軸部の非円形孔への挿入が容易に
でき取付け容易になる。しかも電気部品取付台を棚の下
面に接近した状態で棚との間に隙間を設ける必要がない
ので棚の厚さを大きくする必要がないという効果があ
る。
置によれば、電気部品取付台と棚の下面との間に指を挿
入できる程度に棚の下面から離れた位置で係止片が非円
形孔に挿通可能となり、しかも電気部品取付台が棚の下
面に接近した位置に回動可能となるようにしているた
め、電気部品取付台の軸部の非円形孔への挿入が容易に
でき取付け容易になる。しかも電気部品取付台を棚の下
面に接近した状態で棚との間に隙間を設ける必要がない
ので棚の厚さを大きくする必要がないという効果があ
る。
【００２１】請求項２の電気部品取付台の棚下取付装置
によれば、請求項１において、前記電気部品取付台が、
前記垂下片に取付けられた状態で、前記棚の下面との間
に指を挿入できる隙間を形成する把持用の突出部を、前
記取付面と反対側の表面に突設しているため、請求項１
の効果のほか、突出部を把持して回動操作することがで
きるので、電気部品取付台の着脱作業が容易になる。
によれば、請求項１において、前記電気部品取付台が、
前記垂下片に取付けられた状態で、前記棚の下面との間
に指を挿入できる隙間を形成する把持用の突出部を、前
記取付面と反対側の表面に突設しているため、請求項１
の効果のほか、突出部を把持して回動操作することがで
きるので、電気部品取付台の着脱作業が容易になる。
【図１】この発明の第１の実施例の電気部品取付台の取
付過程を示す正面図である。
付過程を示す正面図である。
【図２】その側面図である。
【図３】電気部品取付台とリード線の接続を示す斜視図
である。
である。
【図４】電気部品取付台の断面図である。
【図５】電気部品取付台とランプソケットとの電気接続
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図６】第２の実施例の電気部品取付台とリード線の接
続を示す斜視図である。
続を示す斜視図である。
【図７】電気部品取付台の側面図である。
【図８】ショーケースの断面図である。
【図９】その棚を裏返した状態の斜視図である。
【図１０】従来例の電気部品取付台の斜視図である。
【図１１】インバータ式点灯回路図である。
１ 棚
２ 電気部品取付台
３ 垂下片
４ 非円形孔
５ 軸部
６ 取付面
７ 係止片
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 小野 登茂之
大阪府門真市大字門真1048番地 松下電
工株式会社内
(72)発明者 田中 正教
大阪府東大阪市吉田下島１番55号 朝日
ナショナル照明株式会社内
(56)参考文献 特開 平４−229551（ＪＰ，Ａ)
実開 昭53−141879（ＪＰ，Ｕ)
実開 平２−109993（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭63−84982（ＪＰ，Ｕ)
実公 平６−5592（ＪＰ，Ｙ２)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F21V 23/00 390
A47F 11/10
H05K 5/02
Claims (2)
- 【請求項１】垂下片を下面に有しこの垂下片の下端寄り
に非円形孔を有する棚と、前記非円形孔に回転自在に挿
通可能な軸部を取付面に有し前記非円形孔に挿通可能で
回転により前記非円形孔の縁部に摩擦係止可能な係止片
を前記軸部の先端に有する電気部品取付台とを備え、前
記係止片が前記非円形孔に挿通可能な前記電気部品取付
台の姿勢で、前記棚の下面と前記電気部品取付台との間
に指を挿入できる程度の隙間があり、前記電気部品取付
台を前記姿勢から回転して前記係止片が前記非円形孔の
縁部に摩擦係止した状態の前記電気部品取付台の姿勢
で、前記電気部品取付台が前記棚の下面に接近している
ように、前記軸部を前記取付面の偏心した位置に設けた
ことを特徴とする電気部品取付台の棚下取付装置。 - 【請求項２】 前記電気部品取付台が前記垂下片に取付
けられた状態で、前記棚の下面との間に指を挿入できる
隙間を形成する把持用の突出部を前記取付面と反対側の
表面に突設している請求項１記載の電気部品取付台の棚
下取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12737594A JP3483940B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 電気部品取付台の棚下取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12737594A JP3483940B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 電気部品取付台の棚下取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07335012A JPH07335012A (ja) | 1995-12-22 |
| JP3483940B2 true JP3483940B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=14958435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12737594A Expired - Fee Related JP3483940B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 電気部品取付台の棚下取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3483940B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4650763B2 (ja) * | 2004-12-20 | 2011-03-16 | 浅井産業株式会社 | ねじ込み式器具と補助リアクトルを組み合わせて、水銀灯の消費電力を削減する省力形省電力コントローラー。 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP12737594A patent/JP3483940B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07335012A (ja) | 1995-12-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5308253A (en) | Plug holder | |
| US6168282B1 (en) | Electro-luminescent lighting arrangement for a lighting apparatus with a lamp holder | |
| US4674015A (en) | Fluorescent light fixture with removable ballast | |
| US5566053A (en) | Electric receptacle assembly | |
| US5870280A (en) | Base for liquid crystal display having receptacle for accessories | |
| US10084300B1 (en) | Integrated electrical outlet cover and support for voice-controlled assistants, speakers, and other electronic devices | |
| US5701244A (en) | Uninterruptible power supply | |
| US3723720A (en) | Illuminating device for display frame | |
| US4282563A (en) | Fluorescent lamp unit | |
| JP3483940B2 (ja) | 電気部品取付台の棚下取付装置 | |
| CA2105367A1 (en) | Connector for Electrical Components | |
| US6019486A (en) | Lighting device | |
| US20020177339A1 (en) | Multi-direction insertion socket with conductor structure | |
| JP3788918B2 (ja) | 照明器具 | |
| JP2002358817A (ja) | 照明型表示体用光源支持具のシャーシ | |
| CN220061611U (zh) | 一种灯泡展示型灯座 | |
| KR950005153Y1 (ko) | 발광다이오드용 홀더 | |
| JPH07335014A (ja) | コンデンサ取付装置 | |
| JP4379718B2 (ja) | 電気機器 | |
| JP3807093B2 (ja) | 棚装置 | |
| JP2550195Y2 (ja) | 配線部品の取付構造 | |
| JPS59155825U (ja) | 開口部の構造 | |
| JPH08330044A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
| JPS6023843Y2 (ja) | 照明器具 | |
| JP2587022Y2 (ja) | 照明器具付き本棚 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071017 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017 Year of fee payment: 6 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |