JP2005141779A - データ処理システム - Google Patents

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直人 宮崎
Shinichiro Yamaguchi
伸一朗 山口
Akira Yamagiwa
明 山際
Yoshihiro Miyazaki
義弘 宮崎
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Abstract

【課題】
本発明においては、障害を起こした周辺装置の抜去、及び新たに接続したい周辺装置の挿入をシステムを停止することなく運転継続中に行えるコンピュータシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】
中央処理装置と入出力バスを使って活線挿抜のための特殊な回路構成を持たない各周辺回路と通信するデータ処理システムにおいて、入出力バスと周辺装置の間にMOSスイッチからなるバススイッチを設け、該周辺装置の抜去,挿入の時は、継続動作を行うシステム自体が入出力バスと周辺装置をつなぐバススイッチを制御し、周辺装置の抜去,挿入を行う。
【効果】
活線挿抜のための特殊な回路構成を持たない周辺回路の活線挿抜が可能であり、活線挿抜可能な低価格なデータ処理システムが提供できる。
【選択図】図1


Description

本発明はデータ処理システムに係り、周辺装置の障害時の抜去は勿論、周辺装置交換及び、周辺装置の追加接続がシステムを停止させることなく行える、保守性に優れたデータ処理システムに関する。
コンピュータシステムの如きデータ処理システムは、情報化社会の浸透に伴い、社会生活の根幹を占めるようになってきている。このようなコンピュータ社会においては、コンピュータシステムが停止するということは、社会にとって、大きな影響を与える。このためコンピュータシステムを停止することなくデータ処理を行うことは重要である。しかしながら従来のコンピュータシステムでは、周辺装置の交換や新たに周辺装置を追加するときは、一旦コンピュータシステムを停止し、作業を行っていた。最近では、活線挿抜技術によりシステムの運転を継続したまま周辺装置の挿入,抜去が行えるようになっている。このような周辺装置の挿入,抜去の方法として、例えば、特開平2−125314 号公報に於いては、周辺装置の挿入時には、他の周辺装置のバス上への信号発信を防止した上で挿入しようとし、抜去時には他の周辺装置のバス上への信号の送信を停止させた後に、出力ドライバの安定を待って抜去する方法が記述されている。
特開平2−125314号公報
上記従来例では、活線挿抜すべき周辺回路装置内の構成が複雑となると言った問題があった。
本発明の目的は、活線挿抜のために特殊な回路構成を持たない周辺装置を用いて、システムを停止させることなく周辺装置の抜去,挿入が可能なシステムを提供にすることにある。
また、本発明の他の目的は、このような周辺装置を用いることでシステムを簡潔に構成できるので、低価格で提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、メモリを含む中央処理装置と該中央処理装置と複数の周辺装置を接続する入出力バスと該入出力バスのトランザクションの制御を行うバスアービタよりなるものであって、該周辺装置と入出力バスの間にバススイッチと、
該中央処理装置とバスアービタとバススイッチ制御端子に接続され、該制御スイッチを制御するバススイッチ制御手段とを有することにある。
入出力バスと各周辺装置の間にバススイッチを設け、継続動作を行うシステム部分により、このスイッチを制御することにより、動作部と挿抜部分を電気的に切り離して周辺装置の挿抜を行う。そしてバススイッチの制御時にはバスのアービトレーションを中断させ、バススイッチの切り換え後バスの信号が静定した後、バスのアービトレーションを再開させる。
また、本発明では周辺装置の抜去時はバススイッチにより電気的に周辺装置を切り離した後に周辺装置の電源スイッチをオフさせ、周辺装置挿入時は周辺装置挿入後電源スイッチをオンした後にバススイッチにより接続させるものである。
上記のようにして、活線挿抜のための特殊な回路構成を持たない周辺装置を用いたシステムにおいても入出力バスと周辺装置の間をバススイッチで接続した構成のシステムでは、継続動作するシステムが任意の周辺装置を接続するバススイッチを制御することにより、動作部と挿抜部分を電気的に切り離して、継続動作するシステム自体が周辺装置の挿抜時に発生する不具合からシステムを保護することができる。また、継続動作するシステム自体が、他の周辺装置に対してバススイッチ制御時のバス上の信号が無効であることを示す信号を発生させることにより、バススイッチ制御時のバス上の信号により他の周辺装置が誤動作することがなくなり、システムを停止することなく周辺装置の抜去,挿入が可能となり、一般的に流通している周辺装置を用いた低価格のシステムを実現できる。
本発明によれば、
(1)継続動作を行うシステムが、周辺装置を接続するバススイッチを制御することによ
り、活線挿抜のための特別な回路構成を有さない周辺装置の接続,切り離しを行い、周
辺装置の抜去,挿入時の不具合からシステムを保護できるので、周辺装置の活線挿抜が
確実に行える。
(2)活線挿抜を行うための特別な回路構成を有さない一般的な周辺装置を利用できるの
で低価格なシステムを構築できる。
(3)バススイッチの制御時には、継続動作を行うシステムが、バス上の信号が安定する
まで、バス上の信号を無効とする信号を発生させるので、バス上に発生したノイズのの
ったバス信号を受信してもシステムが誤動作することがない。
以下、本発明の実施例を図を用いて、説明する。
図1に、本発明の実施例のデータ処理システムの構成図を示す。データ処理システム
10は1つの中央処理装置11とバスアービタ12と、1つまたは、複数の周辺装置13−1,13−2,…13−nが入出力バス14を介し接続され、それぞれの該装置は入出力バス14を介して互いに通信を行いながら動作する。また、各周辺装置13−1,13−2,…13−n(nは自然数)と入出力バス14の間にはそれぞれを接続したり、切り離したりするためのMOSスイッチで構成されたバススイッチ15−1,15−2,…
15−nが接続されていて、それらバススイッチ15−1,15−2,…15−nを中央処理装置11からのバス切り離し信号16−1,16−2,…16−nによって制御する。もし、周辺装置13−1を抜去したい場合は中央処理装置から入出力バス14と周辺装置13−1を接続するバススイッチ15−1を制御するバス切り離し信号16−1をアサートさせ、バススイッチをオフ状態にする。これによってバススイッチの周辺装置側の信号レベル変動はバス側に全く伝わることがなくなり、バスを含む残りのシステムが動作中でも安全に周辺装置13−1を抜去できる。また、もし周辺装置13−2を挿入したい場合は、周辺装置13−2を挿入後、中央処理装置から入出力バス14と周辺装置13−2を接続するバススイッチ15−2を制御するバス切り離し信号16−2をネゲートさせて、バススイッチをオンすることにより、周辺装置13−2が急激な信号レベル変動(ノイズ)を発生することなく入出力バス14に接続される。これによりシステムを誤動作させることなく、周辺装置13−2を挿入,接続することが可能となる。
図2は、本発明の実施例のデータ処理システムのより詳細な構成図を示す。中央処理装置11は、プロセッサ21,メモリ22,メモリ制御部23及び、バススイッチ制御部
24から構成される。通常、プロセッサ21はメモリ制御部23を介してメモリ22へのライト及びメモリ22からのリード動作や、各周辺装置13−1,13−2との通信を行うものである。しかし、該周辺装置で障害による該周辺装置の抜去、及び交換、または該周辺装置の追加挿入等が生じた場合バススイッチ制御部24に対し、バススイッチの切り換えを行う命令を発行する。バススイッチ制御部24はバスアービタ12に対してバススイッチの切り換え時にバスアービトレーションの中断をさせるための信号であるバスアービトレーション中断信号25によりアービトレーションの中断及び、再開を指示する。また、バスアービタ12から、どの装置(中央処理装置11及び各周辺装置13−1,13−2)がバスを使用しているかを示すバス使用許可信号29を受け取る。また、バススイッチ制御部24はバススイッチの切り換え時、入出力バス14上に一時的にノイズが発生するため、それによる、各周辺装置13−1,13−2の誤動作を防ぐために、各周辺装置13−1,13−2に対しバス信号線が無効であることを示す信号26−1,26−2を発生させる。当然のことながらバスの信号レベルが静定したら、信号線26−1,26−2はバス信号が有効であることを示す。また、各周辺装置13−1,13−2はそれぞれ電源27−1,27−2により給電されており電源スイッチ28−1,28−2により電源のオン,オフを行う。該周辺装置を抜去するときは電源スイッチ28−1,28−2をオフした後行い、また、該周辺装置を挿入するときは該周辺装置を挿入した後、電源スイッチ28−1,28−2をオンすることによって行う。
図3に、本発明の実施例のバス切り離し制御の流れ図を示す。これは周辺装置の抜去要求に伴うバス切り離し要求が発生した時のバススイッチ制御部24の動作である。バススイッチ制御部24ではバス切り離し要求が発生した場合バスアービタ12に対してバスアービトレーション中断信号25をアサートし、バスアービトレーション中断を指示する
(ステップ31)。通常、バスアービタ12は中央処理装置11及び各周辺装置13−1,13−2,…13−nの入出力バス14に対するバス使用許可要求信号(図示しない信号)に対し、該装置に対しバス使用許可信号(図示しない信号)をアサートするが、バスアービトレーション中断信号25がアサートされると、その間、中央処理装置11及び各周辺装置13−1,13−2,…13−nの入出力バス14に対するバス使用許可要求に対し、新たにバス使用許可要求に対するバス使用許可信号のアサートを行わない。バススイッチ制御部24はバスアービトレーション中断信号25をアサートすると現在バスを使用している該装置の有無をチェックする(ステップ32)。これは、バスアービタ12が出力するバス使用許可信号をチェックすることにより行う。もし現在バスを使用している該装置がある場合は、現在実行されているトランザクションの終了、即ちバス使用の終了を待つ(ステップ33)。バスアービトレーション中断信号25のアサート中はバスアービタ12は現在実行されているトランザクションが終了後に、該装置に対してバス使用許可信号をアサートしないことは、前述した通りである。バススイッチ制御部24はバスを使用している該装置がないことを確認した後、該周辺装置を接続するバススイッチをオフし(ステップ34)、該周辺装置を切り離す。このとき入出力バス14にはバススイッチをオフしたことによる負荷容量の変化によって一時的に発生するノイズによる各周辺装置の誤動作を防止するために、バススイッチ制御部ではバスの信号が静定するまでの間(実施例では1バスサイクル)、該周辺装置に対しバスの値が有効か無効であるかを示す信号26−1,26−2により無効を示す出力をする(ステップ35)。バス上の信号が静定したら、該周辺装置に対しバスの値が有効か無効であるかを示す信号26−1,26−2が有効を出力し、バスアービトレーション中断信号25をネゲートすることにより、バスアービタ12がバスアービトレーションを再開するとともに(ステップ36)、通常動作を再開する。
図4に、本発明の実施例のバス接続制御の流れ図を示す。これは周辺装置の挿入に伴うバス接続要求が発生した時のバススイッチ制御部24の動作である。バススイッチ制御部ではバス接続要求が発生した場合バスアービタに対してバスアービトレーション中断信号25をアサートし、バスアービトレーション中断を指示する(ステップ41)。通常、バスアービタ12は中央処理装置11及び各周辺装置13−1,13−2,…13−nの入出力バス14に対するバス使用許可要求信号(図示しない信号)に対し、いずれかの該装置に対しバス使用許可信号(図示しない信号)をアサートするが、バスアービトレーション中断信号25がアサートされると、その間、中央処理装置11及び各周辺装置13−1,13−2,…13−nの入出力バス14に対するバス使用許可要求に対し、新たにバス使用許可要求に対するバス使用許可信号のアサートを行わない。バススイッチ制御部24はバスアービトレーション中断信号25をアサートすると現在バスを使用している該装置の有無をチェックする(ステップ42)。これは、バスアービタ12が出力するバス使用許可信号をチェックすることにより行う。もし現在バスを使用している該装置がある場合は、現在実行されているトランザクションの終了、即ちバス使用の終了を待つ(ステップ43)。バスアービトレーション中断信号25のアサート中はバスアービタ12は現在実行されているトランザクションが終了後に、該装置に対してバス使用許可信号をアサートしないことは、前述した通りである。バススイッチ制御部はバスを使用している該装置がないことを確認した後、該周辺装置を接続するバススイッチをオンし(ステップ44)、該周辺装置を接続する。このとき入出力バス14にはバススイッチをオンしたことによる負荷容量の変化によって一時的に発生するノイズによる該周辺装置の誤動作を防止するために、バススイッチ制御部24ではバスの信号が静定するまでの間(実施例では1バスサイクル)、該周辺装置に対しバスの値が有効か無効であるかを示す信号26−1,26−2により無効を示す出力をする(ステップ45)。バス上の信号が静定したら、各周辺装置に対しバスの値が有効か無効であるかを示す信号26−1,26−2が有効を出力し、バスアービトレーション中断信号25をネゲートすることにより、バスアービタ12がバスアービトレーションを再開するとともに(ステップ46)、通常動作を再開する。
図5に、本発明の実施例の該周辺装置の抜去手順の流れ図を示す。図2を例にとり説明すると周辺装置13−1を抜去したい場合、プロセッサ21に対して該周辺装置の抜去要求を発行する(ステップ51)。プロセッサ21では、該周辺装置が抜去可能か、そうでないかを判定する(ステップ52)。プロセッサ21では該周辺装置が正常に動作しており、抜去されることによりシステムとして運転継続が不可能になる場合は、該周辺装置を抜去不可能として終了し、該周辺装置の抜去要求をキャンセルする。プロセッサ21が該周辺装置を抜去可能と判定した場合バススイッチ15−1をオフし、該周辺装置の切り離しを行う(ステップ53)。ここでは図3で示したバス切り離し制御手順にそって、バス切り離し信号16−1がアサートされバススイッチ15−1がオフする。これにより、該周辺装置の切り離しが完了する(ステップ54)。切り離しが完了すると該周辺装置の電源を切るために、該周辺装置と電源27−1を接続する電源スイッチ28−1をオフする(ステップ55)。該電源スイッチをオフした後、該処理周辺装置を抜去することにより(ステップ56)システムを停止させることなく周辺装置の抜去が完了する。
図6に、本発明の実施例の該周辺装置の挿入,接続手順の流れ図を示す。図2を例にとり説明すると周辺装置13−1が抜去された状態にあり、該周辺装置を挿入し接続したい場合、まず、該周辺装置をデータ処理システム10に挿入する(ステップ61)。挿入が完了すると該周辺装置の電源を入れるために、該周辺装置と電源27−1を接続する電源スイッチ28−1をオンする(ステップ62)。該電源スイッチがオンされると、プロセッサ21に対して該周辺装置の接続要求を発行する(ステップ63)。プロセッサ21により該周辺装置の接続要求が発行された場合、バススイッチ15−1をオンし、該周辺装置の接続を行う(ステップ64)。ここでは図4で示したバス接続制御手順にそって、バス切り離し信号16−1がネゲートされバススイッチ15−1がオンする。これにより、該周辺装置の接続が完了する(ステップ65)。この一連のステップから分かるように、システムを停止させることなく任意の周辺装置のシステムへの挿入,接続を行うことができる。
図7は、図2の構成のデータ処理システムの通常動作の一例を示すタイムチャートの一部である。まず図7,図8,図9における、図2に図示されていない信号について説明する。バスクロックはバスを使用して通信を行う為の動作クロック(例では60ns)であり、バス切り離し要求(13−1),(13−2)は周辺装置13−1,13−2に対する入出力バス14との切り離し要求であり、バス接続要求(13−1),(13−2)は周辺装置13−1,13−2に対する入出力バス14との接続要求であり、バス使用権要求(11),(13−1),(13−2)は中央処理装置11,周辺装置13−1,13−2からのバスアービタ12に対する、入出力バス14の使用権要求であり、バス使用許可(11),(13−1),(13−2)はバスアービタ12からの中央処理装置11,周辺装置13−1,13−2に対する入出力バス14の使用許可であり、アドレス/データは入出力バス上を転送されるアドレス及びデータであり、転送終了信号は入出力バスを使用した転送の終了を示す信号である。次に図7について説明する。まず、サイクル番号1において、周辺装置13−1からバスアービタ12に対してバス使用権要求(13−1)がアサートされる。サイクル番号2においてバスアービタ12から周辺装置13−1に対してバス使用許可(13−1)がアサートされる。サイクル番号3において周辺装置13−2からバスアービタ12に対してバス使用権要求(13−2)がアサートされる。また、周辺装置13−1は、バス使用許可(13−1)を受信しバス使用権要求(13−1)をネゲートするとともに、サイクル番号3,4,5においてアドレス及び、データの転送を行う。また、サイクル番号5において、周辺装置13−1は転送終了を示す転送終了信号をアサートする。サイクル番号6においてバスアービタ12は転送終了信号を受信し、バス使用許可を周辺装置13−1から周辺装置13−2に対してアサートする。サイクル番号7において周辺装置13−2は、バス使用許可(13−2)を受信しバス使用権要求(13−2)をネゲートするとともに、サイクル番号7,8,9においてアドレス及び、データの転送を行う。また、サイクル番号9において、周辺装置13−2は転送終了を示す転送終了信号をアサートする。サイクル番号10においてバスアービタ12は転送終了信号を受信し、バス使用許可(13−2)をネゲートする。また、サイクル番号11以降も継続して動作が行われる。
図8は、図2の構成のデータ処理システムのバス切り離し時の動作の一例を示すタイムチャートの一部である。サイクル番号1において、周辺装置13−1からバスアービタ
12に対してバス使用権要求(13−1)がアサートされる。サイクル番号2においてバスアービタ12から周辺装置13−1に対してバス使用許可(13−1)がアサートされる。サイクル番号3において周辺装置13−2からバスアービタ12に対してバス使用権要求(13−2)がアサートされる。また、周辺装置13−1に対するバス切り離し要求(13−1)がアサートされる。また、周辺装置13−1は、バス使用許可(13−1)を受信しバス使用権要求(13−1)をネゲートするとともに、サイクル番号3,4,5においてアドレス及び、データの転送を行う。サイクル番号4においてバススイッチ制御部24ではバス切り離し要求(13−1)を受信し、バスアービタ12に対しバスアービトレーション中断信号25をアサートする。サイクル番号5において、周辺装置13−1は転送終了を示す転送終了信号をアサートする。また、バスアービタ12はバスアービトレーション中断信号25を受信しバスアービトレーションを中断する。サイクル番号6においてバスアービタ12は転送終了信号を受信し、バス使用許可(13−1)をネゲートするとともに、該装置に対するバス使用許可(11),(13−1),(13−2)のアサートを行わない。サイクル番号7においてバススイッチ制御部24では、バス使用許可がどの該装置にもアサートされていないことを受けて、バス切り離し信号16−1をアサートし、バススイッチ15−1がオフされ、周辺装置13−1は切り離された状態となる。このとき入出力バス上の負荷容量が変化し入出力バス上の信号にノイズが発生する。このためバススイッチ制御部24は各周辺装置13−1,13−2に対してバス信号線無効26−1,26−2をアサートする。サイクル番号8においてバススイッチ制御部24はバスアービトレーション中断信号25をネゲートしバスアービタに対し、バスアービトレーションの再開を指示する。また、バス切り離し信号16−1がアサートされたことによりバス切り離し要求(13−1)がネゲートされる。サイクル番号9においてバスアービタはバスアービトレーションを再開する。サイクル番号10においてバスアービタ12から周辺装置13−2に対してバス使用許可(13−2)がアサートされる。サイクル番号11において、周辺装置13−2は、バス使用許可(13−2)を受信しバス使用権要求(13−2)をネゲートするとともに、サイクル番号11,12においてアドレス及び、データの転送を行う。またサイクル番号12以降も継続して動作が行われる。
図9は、図2の構成のデータ処理システムのバス接続時の動作の一例を示すタイムチャートの一部である。サイクル番号1に於て、周辺装置13−1からバスアービタ12に対してバス使用権要求(13−1)がアサートされる。このとき周辺装置13−2は切り離された状態となっており、バス切り離し信号16−2がアサートされている。サイクル番号2においてバスアービタ12から周辺装置13−1に対してバス使用許可(13−1)がアサートされる。サイクル番号3において周辺装置13−2に対するバス接続要求
(13−2)がアサートされる。また、周辺装置13−1は、バス使用許可(13−1)を受信しバス使用権要求(13−1)をネゲートするとともに、サイクル番号3,4,5においてアドレス及び、データの転送を行う。サイクル番号4においてバススイッチ制御部24ではバス接続要求(13−2)を受信し、バスアービタ12に対しバスアービトレーション中断信号25をアサートする。サイクル番号5において、周辺装置13−1は転送終了を示す転送終了信号をアサートする。また、バスアービタ12はバスアービトレーション中断信号25を受信しバスアービトレーションを中断する。サイクル番号6においてバスアービタ12は転送終了信号を受信し、バス使用許可(13−1)をネゲートするとともに、該装置に対するバス使用許可(11),(13−1),(13−2)のアサートを行わない。サイクル番号7においてバススイッチ制御部24では、バス使用許可がどの該装置にもアサートされていないことを受けて、バス切り離し信号16−2をネゲートし、バススイッチ15−2がオンされ、周辺装置13−2は接続された状態となる。このとき入出力バス上の負荷容量が変化し入出力バス上の信号にノイズが発生する。このためバススイッチ制御部24は各周辺装置13−1,13−2に対してバス信号線無効26−1,26−2をアサートする。また、周辺装置13−1からバスアービタ12に対してバス使用権要求(13−1)がアサートされる。サイクル番号8においてバススイッチ制御部24はバスアービトレーション中断信号25をネゲートしバスアービタに対し、バスアービトレーションの再開を指示する。また、バス切り離し信号16−2がネゲートされたことによりバス接続要求(13−2)がネゲートされる。サイクル番号9においてバスアービタはバスアービトレーションを再開する。サイクル番号10においてバスアービタ
12から周辺装置13−1に対してバス使用許可(13−1)がアサートされる。
サイクル番号11において、周辺装置13−1は、バス使用許可(13−1)を受信しバス使用権要求(13−1)をネゲートするとともに、サイクル番号11,12においてアドレス及び、データの転送を行う。またサイクル番号12以降も継続して動作が行われる。
上記の本発明の実施例においては、中央処理装置とバスアービタが独立した構成となっているが、バスアービタを中央処理装置内に持つ構成でも何ら問題はない。
本発明の実施例のデータ処理システムの構成を示す図。 本発明の実施例のデータ処理システムの構成を示す図。 本発明の実施例のバス切り離し制御の流れ図。 本発明の実施例のバス接続制御の流れ図。 本発明の実施例の周辺装置の抜去手順の流れ図。 本発明の実施例の周辺装置の挿入,接続手順の流れ図。 データ処理システムの通常動作時のタイムチャート図。 データ処理システムのバス切り離し時のタイムチャート図。 データ処理システムのバス接続時のタイムチャート図。
符号の説明
10…データ処理システム、11…中央処理装置、12…バスアービタ、13−1,
13−2,13−n…周辺装置、14…入出力バス、15−1,15−2,15−n…バススイッチ、16−1,16−2,16−n…バス切り離し信号、21…プロセッサ、
22…メモリ、23…メモリ制御部、24…バススイッチ制御部、25…バスアービトレーション中断信号、26−1,26−2…バス信号線無効、27−1,27−2…電源、28−1,28−2…電源スイッチ。

Claims (8)

  1. メモリを含む中央処理装置と該中央処理装置と複数の周辺装置を接続する入出力バスと該入出力バスのトランザクションの制御を行うバスアービタよりなるものであって、
    該周辺装置と入出力バスの間にバススイッチと、
    該中央処理装置とバスアービタとバススイッチ制御端子に接続され、該制御スイッチを制御するバススイッチ制御手段とを有することを特徴とするデータ処理システム。
  2. 請求項1において、バススイッチはMOSスイッチよりなり、バススイッチ制御手段は周辺装置を抜去するときにはバススイッチをオフさせ、周辺装置を挿入するときはバススイッチをオンさせる信号を発生させることを特徴とするデータ処理システム。
  3. 請求項1において、バススイッチ制御手段はバススイッチをオフさせるまえに、バスのアービトレーションを中断し、現在バス上で実行されているトランザクションの終了を待ち、終了後バススイッチをオフさせ、バスの信号が静定する一定時間後にバスのアービトレーションを再開させることを特徴とするデータ処理システム。
  4. 請求項1において、バススイッチ制御手段はバススイッチをオフさせた時に、その時のバスの値がアービトレーションを再開させるまでの一定時間、無効であることを示す信号を各周辺装置に対し発生させることを特徴とするデータ処理システム。
  5. 請求項1において、バススイッチ制御手段はバススイッチをオンさせるまえに、バスのアービトレーションを中断し、現在バス上で実行されているトランザクションの終了を待ち、終了後バススイッチをオンさせ、バスの信号が静定する一定時間後にバスのアービトレーションを再開させることを特徴とするデータ処理システム。
  6. 請求項4において、バススイッチ制御手段はバススイッチをオンさせた時に、その時のバスの値がアービトレーションを再開させるまでの一定時間、無効であることを示す信号を各周辺装置に対し発生させることを特徴とするデータ処理システム。
  7. 請求項1及び請求項4のいずれかにおいて、複数の周辺装置は、それぞれ電源を有し、該周辺装置を抜去するときは、まず、バススイッチをオフさせ、その後周辺装置の電源スイッチをオフさせた後、周辺装置を抜去させることを特徴とするデータ処理システム。
  8. 請求項1及び請求項4のいずれかにおいて、複数の周辺装置はそれぞれ電源を有し、該周辺装置を挿入するときは、まず、周辺装置を挿入し、周辺装置の電源スイッチをオンさせ、その後バススイッチをオンさせることにより周辺装置の挿入を完了することを特徴とするデータ処理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100883156B1 (ko) 2006-08-16 2009-02-10 후지쯔 가부시끼가이샤 데이터 처리 시스템 및 정보 처리 장치

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