JP2005141584A - 画像削除装置,及び画像圧縮装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザにとって、大量の画像データの中から不要なデータを削除しデータの整理を行うことが容易となる装置やプログラム等を提供する。
【解決手段】 画像削除装置は、入力された画像データのうち、削除候補となる条件を満たした画像データを検索し、このような削除候補をユーザに提示する。提示された削除候補のうち、ユーザによって指定されたものを画像削除装置は削除する。ユーザは、画像削除装置によって提示された削除候補のみを参照することにより不要な画像データを削除することができるため、全ての画像データを参照する必要がない。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像削除装置は、入力された画像データのうち、削除候補となる条件を満たした画像データを検索し、このような削除候補をユーザに提示する。提示された削除候補のうち、ユーザによって指定されたものを画像削除装置は削除する。ユーザは、画像削除装置によって提示された削除候補のみを参照することにより不要な画像データを削除することができるため、全ての画像データを参照する必要がない。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像を撮像する撮像装置や、画像を扱う情報処理装置やソフトウェア等に適用されて有効な技術に関する。
近年、記録媒体が大容量化を遂げ、デジタルカメラや撮像機能付き携帯電話機やパーソナルコンピュータ等に大量の画像データを蓄積することが可能となった。また、デジタルカメラ等を用いた撮像ではフィルム代や現像代が必要とされないことが、蓄積される画像データの大容量化に拍車をかけている。しかし、このように大量の画像データが蓄積されることによる問題も生じている。即ち、大量に蓄積された画像データの中から所望の画像データを探し出すことは、ユーザにとって大変手間のかかる作業となっている。
このような問題に対し、検索条件に合った写真をデジタルアルバムに表示し、或いは記録することを特徴とした装置が提案されている(特許文献1参照)。このように、ユーザにとって表示したい画像データや、記録したい画像データを或る条件に従って検索する技術が提案されている。
ところで、デジタルカメラや携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等のように、画像データを蓄積可能な機器は、近年さらなる小型化が図られている。このような小型化の一方で、これらの機器についても、上記のような記録媒体の大容量化が実現されている。このように、現在では、より小型の装置により大量の画像データを蓄積することが可能となっている。
特開平10−124655号公報
しかし、大量の画像データを蓄積することが可能になったとはいえ、その容量には限界がある。このため、ユーザにとって、新たな画像データを蓄積するために、既に蓄積されている画像データを削除しなければならないという状況が発生し得る。従来は、ユーザは、蓄積された画像の全てを表示装置に表示させ、目視することによって削除対象となる画像データを判断し削除していた。
ところが、上記のような小型の装置では、装置全体の小型化に伴って表示部分の小型化も図られている。このため、このような小型の装置においては、同時に表示可能な画像数や、表示可能な画像の解像度などが制約される。従って、蓄積された大量の画像データの中から、不要な画像データを判断することにより画像データの整理を行うことは、ユーザにとって非常に手間のかかる作業となっている。
一般的なパーソナルコンピュータやワークステーションのように、十分な大きさの表示装置を有する装置においても上記のような問題は発生している。これらの装置においても記録媒体の大容量化が図られている。このため、パーソナルコンピュータやワークステーションであっても、記録媒体に記録可能な画像データ数に対して表示装置に一度に表示可能な画像数が制約されていることに変わりはない。このため、十分な大きさの表示装置を有する装置においても、蓄積された大量の画像データの中から不要な画像データを判断することにより画像データの整理を行うことは、ユーザにとって非常に手間のかかる作業となっている。
本発明は、このような問題を解決し、ユーザにとって、大量の画像データの中から不要なデータを削除しデータの整理を行うことが容易となる装置やプログラム等を提供することを目的とする。
〔第一の態様〕
上記問題を解決するため、本発明は以下のような構成をとる。本発明による第一の態様は、画像削除装置であって、判断手段及び削除手段を含む。本発明の第一の態様には、画像のデータが入力される。本発明の第一の態様は、入力された画像から削除候補を判断し、削除候補と判断された画像を記憶手段から削除する。
上記問題を解決するため、本発明は以下のような構成をとる。本発明による第一の態様は、画像削除装置であって、判断手段及び削除手段を含む。本発明の第一の態様には、画像のデータが入力される。本発明の第一の態様は、入力された画像から削除候補を判断し、削除候補と判断された画像を記憶手段から削除する。
次に、本発明の第一の態様が含む各手段について説明する。判断手段は、画像削除装置に入力された各画像について、所定の条件を満たした削除候補であるか否か判断する。所定の条件とは、ある画像が削除候補となるための条件である。所定の条件は、ユーザによって選択可能であっても良いし、固定的に予め定められても良い。所定の条件とは、画像から取得される情報に関する条件や、画像のメタ情報に関する条件などがある。所定の条件の具体例として、画像においてピントがずれている、ぶれている、露出オーバー又は露出アンダーである等の条件がある。所定の条件の他の具体例については、検出手段を備える第一の態様とともに説明する。
削除手段は、判断手段によって削除候補であると判断された画像を、この画像が記憶された記憶手段から削除する。即ち、ここで説明する削除手段は、削除候補と判断された画像を、ユーザによる判断を介することなく、記憶手段から削除する。このため、例えばユーザによる判断を介して削除を実行するような構成に比べて、より高速に削除処理を実行することが可能となる。
本発明の第一の態様によれば、所定の条件に基づいて削除の候補となる画像が判断され、これらの画像が記憶手段から削除される。
このため、ユーザは、記憶手段に記憶された画像を参照することなく、不要と判断された(言い換えれば削除候補として判断された)データを削除することが可能となる。このため、ユーザが不要なデータを削除しデータの整理を行う際に、削除すべき画像を探す等の手間を省くことが可能となる。
また、本発明の第一の態様は、表示手段をさらに含むように構成されても良い。表示手段は、判断手段によって削除候補であると判断された画像を表示する。表示手段は、削除候補の画像を表示することによりユーザに削除候補を提示する。表示手段は、複数の削除候補を同時に表示しても良いし、削除候補を一つずつ表示しても良い。
このような表示手段がさらに含まれる場合、削除手段は、表示手段によって表示された削除候補に対するユーザからの入力に応じて、削除候補の画像を、この画像が記憶された記憶手段から削除しても良い。例えば、削除手段は、表示手段によって表示された削除候補を削除するようにユーザから入力があった場合は、この削除候補の画像を記憶手段から削除しても良い。また、例えば、削除手段は、表示された削除候補と同じ条件に基づいて判断された複数の削除候補を全て削除するようにユーザから入力があった場合には、これらの削除候補の画像を記憶手段から全て削除しても良い。
このように構成された本発明の第一の態様によれば、所定の条件に基づいて削除の候補となる画像が判断され、これらの画像が削除候補としてユーザに提示される。そして、ユーザによる入力に応じて、削除候補の一部又は全部を、この削除候補が記憶される記憶手
段から削除する。
段から削除する。
このため、ユーザは、画像削除装置によって提示された削除候補のうち、実際に削除を希望する画像(即ち不要な画像)を選択することにより、不要なデータを削除できる。このように、ユーザは、記憶手段に記憶された全ての画像を参照することなく(無作為に提示(例えば撮影順で提示)される画像の参照によってではなく)、削除候補として提示された画像のみを参照して不要なデータを削除することが可能となる。削除候補として提示される画像の数は、記憶手段に記憶された全ての画像の数以下となる。このため、ユーザが不要なデータを削除しデータの整理を行う際に、削除すべき画像を探す手間を省くことが可能となる。
本発明の第一の態様は、検出手段をさらに含むように構成されても良い。検出手段は、入力された画像から人の顔及び/又は人の顔の器官を検出する。検出手段は、画像中から人の顔及び/又は人の顔の器官を必要に応じて検出することが可能な技術であれば、既存のどのような技術が適用されても良い。
検出手段が含まれる場合、判断手段は、検出手段による検出結果に基づいて、入力された各画像が前記所定の条件を満たしているか否か判断するように構成されても良い。具体的には、判断手段は、検出手段によって検出された人の顔及び/又は人の顔の器官の画像が、所定の条件を満たしているか否かを判断するように構成されても良い。このとき、判断手段が判断に用いる所定の条件とは、例えば画像の品質に関する条件である。このような所定の条件の具体例として、被写体の顔にピントがずれている、被写体の顔がぶれている、被写体の顔に対して露出アンダーである、被写体の顔に対して露出オーバーである、被写体の顔が画像枠(フレーム)からはみ出ている、フラッシュを過度に反射する物体が撮像されている等がある。即ち、このような条件のいずれか又は任意の組み合わせを満たす画像が削除候補として判断される。
このように構成された本発明の第一の態様によれば、上記のような、画像の品質に関する条件に基づいて削除候補が判断されユーザに提示される。このため、ユーザは、例えば画像のフォーカシング,露出制御,フレーミング等が失敗した画像、即ち品質の悪い画像を、手間をかけずに削除することが可能となる。
また、判断手段が判断に用いる所定の条件とは、顔や顔の器官の状態に関する条件であっても良い。即ち、判断手段は、入力された画像における顔や顔の器官がどのような状態であるかに基づいて削除候補の判断を行うように構成されても良い。このような所定の条件の具体例として、目を閉じている、半目状態である、顔が上又は下を向きすぎている、目の下にクマがある、化粧がされていない、顔が横を向いている、顔色が悪い、二重顎になっている、その他ユーザにとって不快な顔である等がある。
このように構成された本発明の第一の態様によれば、上記のような顔や器官の状態に関する条件のいずれか又は任意の組み合わせに基づいて削除候補が判断されユーザに提示される。このため、ユーザは、被写体の顔などの状態に問題があった画像、即ち品質の悪い画像を、手間をかけずに削除することが可能となる。
また、本発明の第一の態様は、顔検出手段と同定手段とをさらに含むように構成されても良い。
顔検出手段は、入力された画像から人の顔を検出する。顔検出手段は、画像中から人の顔を検出することが可能な技術であれば、既存のどのような技術が適用されても良い。
同定手段は、顔検出手段によって検出された顔がだれの顔であるかを同定する。例えば、同定手段は、あらかじめ人の顔を同定するために必要なデータ(人の顔の画像データ,人の顔を示す特徴データ等)を有する。そして、同定手段は、このデータに基づいて、顔検出手段によって検出された人の顔が誰の顔であるか同定する。
顔検出手段と同定手段とが含まれる場合、判断手段は、同定手段による同定結果が所定の条件を満たしているか否かを判断するように構成されても良い。このとき、判断手段が判断に用いる所定の条件とは、同定された人に関する条件である。所定の条件の具体例として、特定の人物である、ユーザ自身である、ユーザ以外の人物である、知らない人物である(同定するために必要なデータが登録されていない人物である)等がある。
このように構成された本発明の第一の態様によれば、上記のような同定された人に関する条件に基づいて削除候補が判断されユーザに提示される。このため、ユーザは、望まない人物が写ってしまった画像を、手間をかけずに削除することが可能となる。
また、本発明の第一の態様における判断手段は、画像のメタ情報に基づいて所定の条件を満たしているか否か判断するように構成されても良い。このようなメタ情報の例として、撮像された日時、撮像された場所、撮像した人物、撮像装置を示す識別子などがある。
本発明の第一の態様における判断手段には複数の画像が入力されるように構成されても良い。このとき、判断手段を、入力された複数の画像が類似した画像であるか否かを判断するように構成することができる。類似した画像とは、画像の構成が類似した画像や、撮像された被写体が類似した画像や、画像に関するメタ情報が類似した画像などを指す。このようなメタ情報の例として、撮像された日時、撮像された場所、撮像した人物、撮像装置を示す識別子などがある。
例えば、判断手段は画像同士の差分が閾値よりも小さい場合に類似した画像であると判断する。また、例えば、判断手段はそれぞれの画像に撮像された人物が一致する場合に類似した画像であると判断する。また、例えば、判断手段はそれぞれの画像が撮像された日時のずれが閾値よりも小さい場合に類似した画像であると判断する。
このように構成された本発明の第一の態様によれば、上記のような類似した複数の画像が削除候補として判断されユーザに提示される。このため、ユーザは、一般的には一つあれば良いと考えられるような類似した複数の画像の全部又は一部を、手間をかけずに削除することが可能となる。
本発明の第一の態様における表示手段は、判断手段によって類似であると判断された複数の画像を、ユーザが見比べることが可能となるように表示するように構成されても良い。ユーザが見比べることが可能となるような表示とは、複数の画像を見比べることによりいずれの画像を削除するか判断することが容易となるように表示することである。具体的な例として、類似であると判断された複数の画像を同時に表示することにより実現できる。また、類似であると判断された複数の画像を繰り返し表示することによっても実現できる。
一般的に被写体が上手く撮像されていなかった場合、再度同じ被写体を同じ条件下で撮像しなおすことは困難である。このため、ユーザは同じ被写体を同じような条件下で、保険の意味で複数回撮像することがある。しかし、実際に必要となる画像はこのうちの一部であり、重複した他の画像はユーザにとって不要な画像となることが多い。そして、ユーザは、これらの同じ被写体を同じような条件下で撮像した複数の画像を見比べることにより、削除すべき画像を判断する。
上記のように構成された本発明の第一の態様によれば、類似していると判断された画像同士を見比べることにより、ユーザは容易に削除すべき画像を判断することが可能となる。
本発明の第一の態様は、ユーザによって選択された画像の特徴を記憶するための選択画像記憶手段をさらに備えるように構成されても良い。この場合、判断手段は、ユーザによって選択された画像の特徴(即ち選択画像記憶手段に記憶される特徴)に関する画像を削除候補として判断するように構成される。選択画像記憶手段は、ユーザによって選択された画像の特徴を記憶するために、この画像そのものを記憶しても良い。
画像の特徴とは、画像に写っている被写体や、画像の構成や、画像のメタデータ等を指す。ユーザによって選択された画像に写っている被写体は、例えば同定手段によって判断される。選択画像記憶手段に記憶される特徴に関連する画像とは、例えば被写体に関する特徴であれば、この被写体を含む集合又はこの被写体のみが撮像された画像を指す。また、例えば画像の構成に関する特徴であれば、画像間の差分が所定の閾値よりも小さい画像を指す。また、例えばメタデータに関する特徴であれば、このメタデータと同一又は類似のメタデータを有する画像を指す。
このように構成された本発明の第一の態様では、ユーザは、例えば記憶手段に記憶されている画像の中から、削除候補の見本となる画像を選択する。選択画像記憶手段は、ユーザによって選択された画像の特徴を記憶する。判断手段は、選択画像記憶手段に記憶される特徴に関連する画像を検索し、検索された画像を削除候補としてユーザに提示する。
このように構成された本発明の第一の態様によれば、ユーザは、不要な画像(即ち削除候補として提示されることを望む画像)の例を選択し画像削除装置に入力する。このような選択・入力が行われた場合、選択された画像の特徴に関連した画像が削除候補として提示される。このため、このように構成された本発明の第一の態様では、ユーザは、削除候補の条件を、画像例を選択することにより容易に設定することが可能となる。従って、ユーザはより少ない手間で不要な画像を削除することが可能となる。
〔第二の態様〕
第一の態様では、記録媒体に空き容量を確保するために、不要な画像のデータが削除される。しかし、不要な画像のデータは、その時点において不要なだけであって後々必要にならないとも限らない。このため、不要と判断された画像を保持しつつ記録媒体に空き容量を確保する(即ちデータの整理を行う)ことが望まれる。本発明の第二の態様は、このような要望を鑑みてなされたものであり、不要と判断された画像を圧縮して保持することによりデータの整理を行う。
第一の態様では、記録媒体に空き容量を確保するために、不要な画像のデータが削除される。しかし、不要な画像のデータは、その時点において不要なだけであって後々必要にならないとも限らない。このため、不要と判断された画像を保持しつつ記録媒体に空き容量を確保する(即ちデータの整理を行う)ことが望まれる。本発明の第二の態様は、このような要望を鑑みてなされたものであり、不要と判断された画像を圧縮して保持することによりデータの整理を行う。
本発明による第二の態様は、画像圧縮装置であって、判断手段及び圧縮手段を含む。本発明による第二の態様における判断手段は、削除候補ではなく圧縮候補について処理が行われることを除けば、本発明の第一の態様と同様の構成をとる。即ち、判断手段は、入力された各画像について、所定の条件を満たした圧縮候補であるか否か判断する。
圧縮手段は、判断手段によって圧縮候補と判断された画像を、この圧縮候補の画像が記憶される記憶手段において圧縮する。圧縮手段は、圧縮候補の画像のデータを圧縮して記憶手段に書き込み、圧縮前のデータを記憶手段から削除することにより、不要なデータを削除する。このため、画像圧縮装置によれば、圧縮処理により、画像を削除することなく記録媒体(記憶手段)に新たな画像を蓄積するための空き容量を確保することができる。
圧縮手段には、既存のどのような圧縮技術が適用されても良い。圧縮手段は、可逆圧縮により圧縮を実行しても良いし、非可逆圧縮により圧縮を実行しても良い。圧縮手段によって実行される圧縮技術は、ユーザによって選択可能に構成されても良い。また、圧縮手段によって実行される圧縮技術は、圧縮候補が判断された際の条件に対応して選択されるように構成されても良い。例えば、類似であると判断された圧縮候補又は人物に関する条件により判断された圧縮候補は可逆圧縮により圧縮され、顔や器官の画像又は状態に関する条件により判断された圧縮候補は非可逆圧縮により圧縮される。
また、本発明の第二の態様は、必要に応じて、本発明の第一の態様における表示手段,検出手段,顔検出手段,同定手段などを、上記のように削除候補ではなく圧縮候補について処理を行うように変更しさらに含むように構成されても良い。
〔その他〕
本発明の第一の態様及び第二の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されても良い。即ち、本発明は、上記した第一の態様及び第二の態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録した記録媒体として特定することができる。
本発明の第一の態様及び第二の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されても良い。即ち、本発明は、上記した第一の態様及び第二の態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録した記録媒体として特定することができる。
本発明によれば、記録媒体に蓄積されている不要な画像を削除又は圧縮する作業が従来に比べて容易となる。即ち、ユーザは、記録媒体に記録された画像の全てを参照することなく、不要なデータの整理を行うことが可能となる。
次に、図を用いて本発明による画像削除装置及び画像圧縮装置について説明する。なお、画像削除装置及び画像圧縮装置についての以下の説明は例示であり、その構成は以下の説明に限定されない。また、以下の説明において「肌色」とはあらゆる人の肌の色を意味し、特定の人種の肌の色には限定されない。
〔画像削除装置の第一実施形態〕
〔〔システム構成〕〕
まず、画像削除装置の第一実施形態として画像削除装置1aについて説明する。画像削除装置1aは、ハードウェア的には、バスを介して接続されたCPU(中央演算処理装置),主記憶装置(RAM:Random Access Memory),補助記憶装置などを備える。補助記憶装置は、不揮発性記憶装置を用いて構成される。ここで言う不揮発性記憶装置とは、いわゆるROM(Read-Only Memory:EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory),EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory),マス
クROM等を含む),FRAM(Ferroelectric RAM),ハードディスク等を指す。
〔〔システム構成〕〕
まず、画像削除装置の第一実施形態として画像削除装置1aについて説明する。画像削除装置1aは、ハードウェア的には、バスを介して接続されたCPU(中央演算処理装置),主記憶装置(RAM:Random Access Memory),補助記憶装置などを備える。補助記憶装置は、不揮発性記憶装置を用いて構成される。ここで言う不揮発性記憶装置とは、いわゆるROM(Read-Only Memory:EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory),EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory),マス
クROM等を含む),FRAM(Ferroelectric RAM),ハードディスク等を指す。
図1は、画像削除装置1aの機能ブロックを示す図である。画像削除装置1aは、補助記憶装置に記憶された各種のプログラム(OS,アプリケーション等)が主記憶装置にロードされCPUにより実行されることによって、検出部2,同定部3,判断部4a,表示制御部5,削除部6,及び条件記憶部7等を含む装置として機能する。検出部2,同定部3,判断部4a,表示制御部5,及び削除部6は、プログラムがCPUによって実行されることにより実現される。また、検出部2,同定部3,判断部4a,表示制御部5,及び削除部6は、それぞれが専用のチップとして構成されても良い。
〈検出部〉
検出部2には、画像のデータが入力される。検出部2は、入力された画像から人の顔及び人の顔の各器官を検出する。人の顔の器官の例として、目,鼻,口,耳などがある。
検出部2には、画像のデータが入力される。検出部2は、入力された画像から人の顔及び人の顔の各器官を検出する。人の顔の器官の例として、目,鼻,口,耳などがある。
検出部2による顔の検出は、既存のどのような技術を適用することにより実現されても良い。例えば、顔全体の輪郭に対応した基準テンプレートを用いたテンプレートマッチングによって顔が検出されても良い。また、顔の構成要素(顔の器官)に基づくテンプレートマッチングによって顔が検出されても良い。
検出部2には、条件記憶部7から、削除候補に関して設定されている条件が入力される。検出部2は、入力された条件に基づいて、顔の検出をするか否か、顔の器官の検出をするか否か判断し、必要な処理を実行する。検出部2が、入力された条件に基づいて行う処理については、判断部4aの処理とともに説明する。
〈同定部〉
同定部3は、検出部2によって検出された人が誰であるか認識を行う。同定部3は、既存のどのような技術を適用することにより実現されても良い(例えば以下の文献に記載された技術)。
同定部3は、検出部2によって検出された人が誰であるか認識を行う。同定部3は、既存のどのような技術を適用することにより実現されても良い(例えば以下の文献に記載された技術)。
栗田 多喜夫、“顔検出・顔認識のための統計的手法”、[平成15年9月24日検索]、
インターネット<URL : http://www.neurosci.aist.go.jp/~kurita/
lecture/statface.pdf>
福井和広(株式会社東芝)、“ユーザインターフェースにおける顔画像認識”、SSII2000 Tutorial Lectures、Page18-32
“パターン認識における主成分分析”-顔画像認識を例として-、統計数理(2001)、第49巻、第1号、23-42
インターネット<URL : http://www.neurosci.aist.go.jp/~kurita/
lecture/statface.pdf>
福井和広(株式会社東芝)、“ユーザインターフェースにおける顔画像認識”、SSII2000 Tutorial Lectures、Page18-32
“パターン認識における主成分分析”-顔画像認識を例として-、統計数理(2001)、第49巻、第1号、23-42
同定部3には、条件記憶部7から、削除候補に関して設定されている条件が入力される。同定部3は、入力された条件に基づいて、同定の処理を実行するか否か判断し、必要な処理を実行する。同定部3が、入力された条件に基づいて行う処理については、判断部4aの処理とともに説明する。
〈判断部〉
判断部4aは、検出部2によって検出された人の顔の画像の品質、人の顔の各器官の画像の品質や各器官の状態、同定部3による同定結果などに基づいて、入力された画像が所定の条件(条件記憶部7に設定されている条件)を満たすか否か判断する。
判断部4aは、検出部2によって検出された人の顔の画像の品質、人の顔の各器官の画像の品質や各器官の状態、同定部3による同定結果などに基づいて、入力された画像が所定の条件(条件記憶部7に設定されている条件)を満たすか否か判断する。
判断部4aは、条件記憶部7から、設定されている所定の条件を読み出す。判断部4aは、所定の条件を満たしている画像を、削除候補の画像として判断する。所定の条件の例として、顔にピントがずれている、顔がぶれている、顔に対して露出アンダーである(顔が逆光になっている)、顔に対して露出オーバーである、顔が画像枠(フレーム)からはみ出ている、フラッシュを過度に反射する物体が撮像されている(以上、画像の品質に関する条件)、目を閉じている、半目状態である、顔が上を向きすぎている、目の下にクマがある、化粧がされていない、顔が横を向いている、顔色が悪い、二重顎になっている、その他ユーザにとって不快な顔である(以上、顔や器官の状態に関する条件)、特定の人物である、ユーザ自身である、ユーザ以外の人物である、知らない人物である(以上、同定された人に関する条件)、特定の日時に撮像された画像である、特定の場所で撮像された画像である、特定の人物によって撮像された画像である、特定の撮像装置によって撮像された画像である(以上、メタ情報に関する条件)、他の画像と類似した画像である等がある。類似した画像の例として、構成が類似した画像や、撮像された被写体が類似した画像や、画像に関するメタ情報が類似した画像などがある。また、所定の条件として、その他どのような条件が設定されても良い。
以下、判断部4aが行う判断の具体例についてそれぞれ説明する。まず、顔にピントがずれているか否かが条件である場合について説明する。まず、検出部2は入力された画像から人の顔を検出する。判断部4aは、検出された顔の画像をグレースケールに変換し、高速フーリエ変換を実行する。次に、判断部4aは、パワースペクトルを検出し、パワースペクトル空間での原点を中心としたドーナツ形領域内のエネルギーの和を取得する。図2は、ドーナツ形領域の例を示す図である。図2の斜線領域がドーナツ形領域の例である。そして、判断部4aは、このエネルギーの和が閾値以下である場合に、ピントがずれていると判断する。閾値は個人の好みに応じて設定できる。顔に限らず画像全体について上記の処理を行うことにより、画像全体でピントがずれているか否か判断することもできる。
顔がぶれているか否かが条件である場合は、顔にピントがずれているか否かが条件である場合と同様の処理によって、ぶれているか否かが判断される。また、顔に限らず画像全体について上記の処理を行うことにより、画像全体でぶれが生じているか否か判断することもできる。
顔に対して露出アンダーであるか否かが条件である場合、検出部2は入力された画像から人の顔を検出する。判断部4aは、検出された顔の鼻付近の画素における明度の平均を取得する。そして、この明度の平均が所定の値よりも低い場合に、判断部4aは露出アンダーであると判断する。顔に対して露出オーバーであるか否かが条件である場合は、判断部4aは同様に明度の平均を求め、この値が所定の値よりも大きい場合に露出オーバーであると判断する。また、顔に限らず画像全体における明度の平均について上記の判断を行うことにより、画像全体で露出アンダー又はオーバーが生じているか否か判断することもできる。
顔がフレームからはみ出ているか否かが条件である場合、検出部2は、フレームに接している肌色領域を抽出し、この領域内で顔の器官の検出を実施する。そして、判断部4aは、この肌色領域内に顔の器官が検出された場合に、顔がフレームからはみ出ていると判断する。
フラッシュを過度に反射する物体が撮像されているか否かが条件である場合、判断部4aは、EXIF(Exchangeable Image File Format)形式の画像から撮影情報を読み出し、撮影時にフラッシュが使用されたか否か判断する。フラッシュが使用されていない場合、判断部4aは、この画像を削除候補ではないと判断する。一方、フラッシュが使用された場合、RとGとBとの値全てが閾値を超えた画素により構成される領域であって、画像のフレームに隣接している領域を、画像から検出する。このような領域が検出されなかった場合、判断部4aは、この画像を削除候補ではないと判断する。一方、このような領域が検出された場合、判断部4aは、この領域の輪郭線の長さ(“L”とする)と領域の面積(“S”とする)との比(“R”とする:R=L/S)を取得し、閾値と比較する。Rが閾値以上である場合、判断部4aは、この画像を削除候補ではないと判断する。一方、Rが閾値より小さい場合、判断部4aは、この画像にはフラッシュを過度に反射する物体が撮像されていると判断し、削除候補として判断する。
目が閉じているか否かが条件である場合、検出部2は入力された画像から人の顔を検出する。検出部2は検出された顔に対し閉眼画像のテンプレートを用いたテンプレートマッチングを実施する。判断部4aは、この結果に基づいて、入力された画像内の人が目を閉じているか否か判断する。半目状態であるか否かについても、半目画像のテンプレートを用いることにより同様に判断される。
顔が上を向きすぎているか否かが条件である場合、検出部2は入力された画像から人の
顔を検出する。判断部4aは、検出された顔について、上を向きすぎていないか判断する。このような判断は、以下に示す論文による手法に基づいて実施することができる。
顔を検出する。判断部4aは、検出された顔について、上を向きすぎていないか判断する。このような判断は、以下に示す論文による手法に基づいて実施することができる。
“頑健性と精緻性を備えた顔特徴点追跡による顔方向推定”、林健太郎、橋本学、鷲見和彦、三菱電機株式会社産業システム研究所、電子情報通信学会論文誌、2001/8、Vol.184-D-II、No.8、P.1762-1771
“因子分解法と部分空間法による顔向き推定”、山田貢己、中島朗子、福井和広、株式会社東芝研究開発センター、電子情報通信学会技術研究報告、PRMU2001-194
“因子分解法と部分空間法による顔向き推定”、山田貢己、中島朗子、福井和広、株式会社東芝研究開発センター、電子情報通信学会技術研究報告、PRMU2001-194
目の下にクマがあるか否かが条件である場合、検出部2は入力された画像から人の顔の目を検出する。判断部4aは、検出された目の下部の濃淡値に基づいて、目の下にクマがあるか否か判断する。
化粧がされているか否かが条件である場合、検出部2は入力された画像から人の顔を検出する。同定部3は、検出された顔がだれの顔であるか判断する。判断部4aは、同定部3によって判断された人の化粧無しテンプレートを用いたテンプレートマッチングを実施し、この結果に基づいて、入力された画像内の特定の人物が化粧をしているか否か判断する。化粧無しテンプレートとは、個人毎に作成されるテンプレートであり、本人の化粧していない顔に基づいて作成されるテンプレートである。化粧無しテンプレートは、顔全体についてのテンプレートであっても良いし、眉や唇など特定の器官についてのテンプレートであっても良い。化粧無しテンプレートは、判断部4aや条件記憶部7などに記憶される。化粧がされているか否かが条件である場合、化粧有りテンプレート(本人の化粧している顔に基づいて作成されるテンプレート)を用いたテンプレートマッチングによって判断が行われても良い。
顔が横を向いているか否かが条件である場合、検出部2は入力された画像から人の横顔を検出する。このような検出は、例えば以下の論文に記載された技術に基づいて行うことが可能である。判断部4aは、検出部2による検出結果に基づいて、画像内に横顔があるか否か判断する。また、さらに同定部3により同定処理が実施され、判断部4aは、同定結果に基づいて特定の人物の顔が横を向いているか否かに基づいて判断を行うように構成されても良い。
H. Schneiderman, T. Kanade. "A Statistical Method for 3D Object Detection Applied to Faces and Cars." IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition, 2000
顔色が悪いか否かが条件である場合、検出部2は入力された画像から人の顔を検出する。同定部3は、検出された顔がだれの顔であるか判断する。判断部4aは、同定部3によって判断された人の肌色標準値と、検出部2によって検出された人の顔の肌色成分との偏差を求め、その値に基づいて顔色が悪いか否か(この場合は平常時の顔色と異なるか否か)判断する。肌色標準値とは、個人毎に登録される値であり、本人の平常時の顔における標準的な肌の色を示す値である。
二重顎になっているか否かが条件である場合、検出部2は入力された画像から人の顔,唇部分,及び顎の輪郭線を検出する。図3は、二重顎になっているか否かの判断処理を示す図である。判断部4aは、検出された顔の画像を二値化し輪郭強調を行う。次に、判断部4aは、以下の処理を、唇部分の中心点から下方に伸びる垂線を基準に、左右所定の角度(“α”とする)の範囲内において行う。判断部4aは、検出された唇部分の中心点を通る直線と顎の輪郭線との交点を取得する。判断部4aは、唇部分の中心点とこの交点との距離をD1として取得する。また、判断部4aは、この交点を取得した際の直線と輪郭
強調によって得られた輪郭線(検出部2によって検出される顎の輪郭線とは異なる線)との交点うち、唇部分の中心点からの距離(“D2”とする)とD1との差が閾値(“β”とする)よりも小さいものを取得する。βの値は、顔の大きさ等から相対的に得られる値である。例えば、βの値は、唇の中心点から、この点から下方に伸びる垂線と顎の輪郭線との交点までの距離の50%として取得できる。判断部4aは、上記の処理を所定の回数実行し、D2によって表される交点の取得数と、実行された処理数との割合が閾値(例えば30%)を超える場合に、二重顎になっていると判断する。
強調によって得られた輪郭線(検出部2によって検出される顎の輪郭線とは異なる線)との交点うち、唇部分の中心点からの距離(“D2”とする)とD1との差が閾値(“β”とする)よりも小さいものを取得する。βの値は、顔の大きさ等から相対的に得られる値である。例えば、βの値は、唇の中心点から、この点から下方に伸びる垂線と顎の輪郭線との交点までの距離の50%として取得できる。判断部4aは、上記の処理を所定の回数実行し、D2によって表される交点の取得数と、実行された処理数との割合が閾値(例えば30%)を超える場合に、二重顎になっていると判断する。
被写体の人物が特定の人物であるか否かが条件である場合、検出部2は入力された画像から人の顔を検出する。同定部3は、検出された顔がだれの顔であるか判断する。判断部4aは、同定部3による判断結果に基づいて、被写体の人物が特定の人物であるか否か判断する。
被写体の人物がユーザ自身であるか否かが条件である場合や、被写体の人物が知らない人物であるか否かが条件である場合も、検出部2及び同定部3が同様の処理を実行し判断部4aが判断を行う。被写体の人物が知らない人物であるか否かは、例えば被写体の人が同定部3によって同定可能か否かに基づいて判断が行われる。
メタ情報に関する条件である場合、判断部4aは、各画像についてメタ情報を取得し、このメタ情報が所定の条件を満たすか否か判断する。日時に関するメタ情報は、撮像が実施された際の日時が撮像装置から取得され画像のヘッダ情報に記録される。場所に関するメタ情報は、撮像が実施された際の場所が、撮像装置に備えられたGPS(Global Positioning System)から取得され画像のヘッダ情報に記録される。撮像者に関するメタ情報
は、撮像時に撮像者が自身の顔を撮像・登録し、この画像が同定されることによって取得され、画像のヘッダ情報に記録される。撮像装置に関するメタ情報は、撮像時に撮像装置が自身の識別子を画像のヘッダ情報に記録することにより記録される。
は、撮像時に撮像者が自身の顔を撮像・登録し、この画像が同定されることによって取得され、画像のヘッダ情報に記録される。撮像装置に関するメタ情報は、撮像時に撮像装置が自身の識別子を画像のヘッダ情報に記録することにより記録される。
他の画像と類似であるか否かが条件である場合、判断部4aは、条件記憶部7に設定されている類似画像の条件を読み出す。判断部4aは、現在の判断処理の対象となっている画像(「基準画像」と呼ぶ)が、他の画像と類似するか否か判断する。他の画像とは、削除候補か否かの判断対象となる全ての画像(例えば、記憶装置に記憶される画像)である。例えば、判断部4aは、記憶装置に記憶される画像がn枚である場合、n−1回の比較を実行することにより、ある基準画像についての削除候補の判断を行う。類似条件を満たす他の画像が発見された場合、基準画像のみならず、他の画像全ても削除候補と判断される。判断部4aは、ある画像と他の画像とが類似であるか否かを判断する場合、既存のどのような技術を用いても良い(例えば以下の文献に記載された技術)。
特開2000−123173号公報
特開2001−243249号公報
特開2001−319232号公報
特開2001−243249号公報
特開2001−319232号公報
〈表示制御部部〉
表示制御部5は、判断部4aから削除候補の情報を得る。表示制御部5は、削除候補の画像を表示装置(例えば図4,5参照)に表示するための命令を出力する。表示制御部5は、複数種類の表示形態のいずれかで表示装置に削除候補を表示させるための命令を出力する。ユーザは、不図示のユーザインタフェース(例:携帯電話機のボタン,情報処理装置に接続されたキーボードやポインティングデバイス,マイクによる音声入力)を操作することにより、複数の表示形態のうち一つの表示形態を選択することができる。このようなユーザインタフェースは、入力部として画像削除装置1aに備えられても良い。また、このようなユーザインタフェースは、ネットワークを介した他の装置に備えられても良い
。このようにネットワークを介してユーザインタフェースが備えられる場合、このネットワークに対応するネットワークインタフェースが、入力部として画像削除装置1aに備えられても良い。表示制御部5は、ユーザによって選択された表示形態に基づいて、削除候補の画像の表示を制御する。
表示制御部5は、判断部4aから削除候補の情報を得る。表示制御部5は、削除候補の画像を表示装置(例えば図4,5参照)に表示するための命令を出力する。表示制御部5は、複数種類の表示形態のいずれかで表示装置に削除候補を表示させるための命令を出力する。ユーザは、不図示のユーザインタフェース(例:携帯電話機のボタン,情報処理装置に接続されたキーボードやポインティングデバイス,マイクによる音声入力)を操作することにより、複数の表示形態のうち一つの表示形態を選択することができる。このようなユーザインタフェースは、入力部として画像削除装置1aに備えられても良い。また、このようなユーザインタフェースは、ネットワークを介した他の装置に備えられても良い
。このようにネットワークを介してユーザインタフェースが備えられる場合、このネットワークに対応するネットワークインタフェースが、入力部として画像削除装置1aに備えられても良い。表示制御部5は、ユーザによって選択された表示形態に基づいて、削除候補の画像の表示を制御する。
次に、表示装置の表示画面上での表示形態について説明する。表示画面上には、表示制御部5の制御に基づき、逐次表示、サムネイル表示、類似画像同時表示、類似画像繰り返し表示のいずれかの表示形態で削除候補が表示される。逐次表示の場合、表示画面上には、削除候補の画像が1枚ずつ表示される。サムネイル表示の場合、表示画面上には、複数の削除候補のサムネイル画像が同時に表示される。
図4は、類似画像同時表示の表示例を示す図である。図4では、表示装置としてのCRT(Cathode Ray Tube)において類似画像同時表示が実施されている。類似画像同時表示の場合、表示制御部5は、判断部4aによって類似と判断された複数の削除候補の画像を同時に表示するように命令を出力する。同時に表示される類似画像の枚数は設定可能に構成できる。図4では、2枚の類似画像が同時に表示されるように設定されている。ユーザは表示された類似画像のうち削除するものを必要に応じて指定する。例えば、ユーザは、キーボードのF1キーを押下することにより、左側に表示されている画像の削除を指定できる。また、ユーザは、F2、F3キーを押下することにより、それぞれ右側に表示されている画像、両方の画像の削除を指定できる。また、ユーザは、F4キーを押下することにより、同時に表示できなかった他の類似画像を繰り返し表示することができる。繰り返し表示については後述する。また、ユーザは、F5キーを押下することにより、類似画像に限らず、他の削除候補の画像を逐次表示又はサムネイル表示にて表示させることができる。ユーザによって入力された削除候補指定は、削除部6に与えられる。
図5は、類似画像繰り返し表示の表示例を示す図である。図5では、携帯電話機のディスプレイ(表示装置)において類似画像繰り返し表示が実施されている。類似画像繰り返し表示の場合、表示制御部5は、判断部4aによって類似と判断された複数の削除候補の画像を繰り返し表示するように命令を出力する。この場合、ユーザは削除したい画像が表示された際に、削除命令(削除候補指定)を入力することにより、その時点で表示されている画像を削除できる。図5においては、ユーザは、画面に表示された「削除」のボタンを選択することにより、削除命令を入力することができる。
表示の繰り返しは、定期的(例:数秒毎)に行われても良い。また、ユーザによって次の類似画像表示の命令が入力された際に、現在表示されている画像に類似すると判断された他の画像が表示されても良い。図5においては、ユーザは、「繰り返し」のボタンを選択することにより、次の類似画像表示の命令を入力できる。類似画像繰り返し表示の場合、複数の類似画像がサイクリックに表示されるように制御することができる。例えば2枚の類似画像がある場合、1枚目の画像が表示され、次に2枚目の画像が表示され、さらにその次にはまた1枚目の画像が表示される。類似画像繰り返し表示は、一定の回数繰り返し表示が実行された後に自動的に終了しても良い。また、類似画像繰り返し表示は、ユーザによって繰り返し表示終了の命令が入力されるまで繰り返して表示を行っても良い。図5においては、ユーザは、「次へ」のボタンを選択することにより、繰り返し表示終了の命令を入力できる。このボタンが選択された場合、表示装置には、類似画像に限らず他の削除候補の画像が逐次表示又はサムネイル表示にて表示される。
〈削除部〉
削除部6は、ユーザにより入力される削除候補指定を受け取ることで、ユーザによって指定された削除候補の画像データを、この画像データが記憶されている記憶装置から削除する。削除部6は、記憶装置又は記憶装置を制御する装置に対して、ユーザによって指定
された削除候補の画像データを削除するように命令する。
削除部6は、ユーザにより入力される削除候補指定を受け取ることで、ユーザによって指定された削除候補の画像データを、この画像データが記憶されている記憶装置から削除する。削除部6は、記憶装置又は記憶装置を制御する装置に対して、ユーザによって指定
された削除候補の画像データを削除するように命令する。
削除部6は、複数の指定形態に対応することができる。ユーザは、複数の指定形態のうち一つを選択することにより、削除したい画像データを指定することができる。指定形態には、逐次指定、条件指定、類似指定、全指定がある。逐次指定の場合、ユーザは一枚ずつ削除候補を指定する。この場合、削除部6は、ユーザによって指定された削除候補ごとに、削除の命令を出力する。条件指定の場合、ユーザは条件単位で削除候補を指定する。この場合、削除部6は、ユーザによって指定された条件を満たす削除候補の全てについて、削除の命令を出力する。類似指定の場合、ユーザは、類似として判断された削除候補の中から一枚以上の画像を選択する。この場合、削除部6は、類似として判断された複数の削除候補のうち、ユーザによって指定された削除候補以外についての削除の命令を出力する。この場合には、類似する複数の削除候補のうち、ユーザによって指定された削除候補は削除されず、他の削除候補全てが削除される。全指定の場合、ユーザは削除候補を指定する必要がない。この場合、削除部6は、削除候補全てについて削除の命令を出力する。
〈条件記憶部〉
条件記憶部7は、いわゆるRAMを用いて構成されても良いし、いわゆるROMを用いて構成されても良い。条件記憶部7は、判断部4aにおいて判断される削除候補の条件を、条件テーブル7aとして記憶する。図6は条件テーブル7aの例を示す図である。条件テーブル7aは、画像削除装置1aにおいて設定可能な削除候補の各条件について、その条件について判断を実施するか否かの値を有する。図6においては、“1”はその条件について判断が実施されることを示し、“0”はその条件について判断が実施されないことを示す。例えば、図6においては、少なくとも顔にピントがずれている画像及び顔がぶれている画像は削除候補として判断される。
条件記憶部7は、いわゆるRAMを用いて構成されても良いし、いわゆるROMを用いて構成されても良い。条件記憶部7は、判断部4aにおいて判断される削除候補の条件を、条件テーブル7aとして記憶する。図6は条件テーブル7aの例を示す図である。条件テーブル7aは、画像削除装置1aにおいて設定可能な削除候補の各条件について、その条件について判断を実施するか否かの値を有する。図6においては、“1”はその条件について判断が実施されることを示し、“0”はその条件について判断が実施されないことを示す。例えば、図6においては、少なくとも顔にピントがずれている画像及び顔がぶれている画像は削除候補として判断される。
条件テーブル7aの各条件に対する値は、条件設定画面においてユーザにより設定可能である。図7は条件設定画面の例を示す図である。条件設定画面では、各条件に対応付けられたチェックボックスが表示される。ユーザがチェックボックスにチェックを入れることにより、該当する条件について判断が実施されるようになる。即ち、チェックされた条件について、条件テーブル7aに“1”の値が設定される。一方、チェックがはずされた条件について、条件テーブル7aに“0”が設定される。
また、条件記憶部7は、同定部3が同定を実施するために必要なデータを記憶する。例えば、条件記憶部7は、同定されるべき人の顔画像や、同定されるべき人の顔画像の特徴量を記憶する。
また、条件記憶部7は、類似画像の条件を記憶する。判断部4aは、この類似画像の条件を満たす複数の画像を、類似した画像である、即ち削除候補であると判断する。このような条件は条件テーブル7aに記憶されても良いし、別のテーブルに独立して記憶されても良い。このような条件の例として、被写体類似、日時類似、場所類似、画像類似などがある。被写体類似とは、複数の画像における被写体が同一の場合に削除候補として判断されることを示す。日時類似とは、複数の画像の撮像日時が所定の範囲内(1時間以内、1分以内など)に含まれる場合に削除候補として判断されることを示す。場所類似とは、複数の画像の撮像場所が所定の範囲内(同一施設内、5m以内など)に含まれる場合に削除候補として判断されることを示す。画像類似とは、複数の画像の差分が閾値よりも小さい場合に削除候補として判断されることを示す。このような条件は、ユーザによって任意に指定可能であっても良い。
〔〔動作例〕〕
図8,9は、画像削除装置1aの動作例を示すフローチャートである。図8,9を用い
て、画像削除装置1aの動作例について説明する。まず、検出部2は、顔の検出処理の実行が必要か否か、条件記憶部7に記憶される条件に基づいて判断する。検出部2は、実行が必要であると判断した場合(S01−YES:図8)、入力された画像について顔検出処理を実行する(S02)。
図8,9は、画像削除装置1aの動作例を示すフローチャートである。図8,9を用い
て、画像削除装置1aの動作例について説明する。まず、検出部2は、顔の検出処理の実行が必要か否か、条件記憶部7に記憶される条件に基づいて判断する。検出部2は、実行が必要であると判断した場合(S01−YES:図8)、入力された画像について顔検出処理を実行する(S02)。
検出部2は、顔検出処理を実行すると、次に顔器官の検出処理の実行が必要か否か、条件記憶部7に記憶される条件に基づいて判断する。検出部2は、実行が必要であると判断した場合(S03−YES)、入力された画像について顔器官検出処理を実行する(S04)。
顔器官検出処理の後、又は検出部2が顔器官検出処理は不要であると判断した場合(S03−NO)、同定部3は、人物同定処理の実行が必要か否か、条件記憶部7に記憶される条件に基づいて判断する。同定部3は、実行が必要であると判断した場合(S05−YES)、検出部2によって検出された顔に基づいて人物の同定処理を実行する(S06)。
人物同定処理の後、又は同定部3が人物同定処理は不要であると判断した場合(S05−NO)、又は検出部2が顔検出処理は不要であると判断した場合(S01−NO)、判断部4aは、入力された画像が削除候補であるか否か判断する(S07:図9)。表示制御部5は、判断部4aによって削除候補であると判断された画像を、指定されている表示形態で表示する(S08)。
削除部6は、ユーザによって削除候補の指定が入力されるまで待機する(S09−NO)。ユーザによる削除候補の指定が入力されると(S09−YES)、削除部6は、ユーザによって指定された削除候補の画像データを削除する(S10)。
〔〔作用/効果〕〕
画像削除装置1aでは、判断部4aによって、条件記憶部7において設定された条件に基づき、削除候補が判断される。判断された削除候補の画像は表示装置によって表示され、ユーザに提示される。ユーザは表示された削除候補を目視することにより、いずれの削除候補を削除するか指定する。そして、指定された削除候補の画像データは、削除部6によって出力される命令によって記憶装置から削除される。このように、ユーザは、不要な画像データを削除する際に、記憶装置に記憶される全ての画像データを目視して確認する必要がない。即ち、ユーザは、判断部4aによって削除候補として判断された画像データのみについて確認を行うことにより、不要な画像データを削除することが可能となる。このため、不要な画像データを削除するのに要する労力や時間を削減することが可能となる。
画像削除装置1aでは、判断部4aによって、条件記憶部7において設定された条件に基づき、削除候補が判断される。判断された削除候補の画像は表示装置によって表示され、ユーザに提示される。ユーザは表示された削除候補を目視することにより、いずれの削除候補を削除するか指定する。そして、指定された削除候補の画像データは、削除部6によって出力される命令によって記憶装置から削除される。このように、ユーザは、不要な画像データを削除する際に、記憶装置に記憶される全ての画像データを目視して確認する必要がない。即ち、ユーザは、判断部4aによって削除候補として判断された画像データのみについて確認を行うことにより、不要な画像データを削除することが可能となる。このため、不要な画像データを削除するのに要する労力や時間を削減することが可能となる。
また、画像削除装置1aでは、条件設定画面においてユーザが削除候補として判断されるべき条件を設定することが可能である。このため、画像削除装置1aは、ユーザにとって本当に不要な画像のみを削除候補として提示することが可能となる。その結果、ユーザは、自身が削除するつもりのない画像が削除候補として提示される機会が減るため、不要な画像データを削除するのに要する労力や時間をさらに削減することが可能となる。
また、類似と判断された画像のいずれかを削除する場合、ユーザはこれらの画像を見比べることによってどの画像を削除するか判断する必要がある。このとき、類似画像同時表示が設定されていることにより、類似と判断された画像が同時に表示される。従って、ユーザは類似と判断された画像を容易に見比べることができ、どの画像を削除するか容易に判断することが可能となる。また、類似画像繰り返し表示が設定されていることにより、類似と判断された画像が繰り返し表示される。この場合も、類似画像同時表示と同様の効
果が得られる。なお、類似画像繰り返し表示の場合は、複数の画像を同時に表示する必要がない。このため、類似画像同時表示の場合に比べて削除候補の各画像を大きく表示することが可能となる。この場合、ユーザは類似な画像のうちどの画像を削除するか判断する際に、画像のより細かい部分まで見ることにより判断することが可能となる。よって、一般的に、十分に大きな表示装置がある場合には類似画像同時表示が設定され、携帯端末のように十分な大きさの表示装置がない場合には類似画像繰り返し表示が設定されると、それぞれの表示形態の効果がいっそう顕著に現れる。
果が得られる。なお、類似画像繰り返し表示の場合は、複数の画像を同時に表示する必要がない。このため、類似画像同時表示の場合に比べて削除候補の各画像を大きく表示することが可能となる。この場合、ユーザは類似な画像のうちどの画像を削除するか判断する際に、画像のより細かい部分まで見ることにより判断することが可能となる。よって、一般的に、十分に大きな表示装置がある場合には類似画像同時表示が設定され、携帯端末のように十分な大きさの表示装置がない場合には類似画像繰り返し表示が設定されると、それぞれの表示形態の効果がいっそう顕著に現れる。
〔〔変形例〕〕
画像削除装置1aは、表示制御部5を欠いて構成されても良い。この場合、削除部6は、判断部4aによって削除候補として判断された画像のうち、類似として判断された以外の全ての画像を削除する。また、この場合、削除部6は、類似として判断された削除候補のうち、任意の一つの画像を除き、全ての画像を削除する。
画像削除装置1aは、表示制御部5を欠いて構成されても良い。この場合、削除部6は、判断部4aによって削除候補として判断された画像のうち、類似として判断された以外の全ての画像を削除する。また、この場合、削除部6は、類似として判断された削除候補のうち、任意の一つの画像を除き、全ての画像を削除する。
また、画像削除装置1aは、スチルカメラのような撮像装置に備えられても良い。この場合、ユーザは、撮像装置において画像削除装置1aを動作させるか否か設定できる。撮像装置の制御装置は記録媒体の空き容量を監視し、空き容量が閾値よりも少なくなった際にこの記録媒体に記録されている画像が画像削除装置1aに入力される。このとき、表示装置(例:デジタルカメラに備えられたディスプレイ、携帯電話機のディスプレイ)に、条件設定画面(図7参照)が表示され、ユーザによる条件選択が実施される。また、制御装置によって入力された各画像について、削除候補か否かの判断が実施され、表示装置に削除候補の画像が表示される。そして、撮像装置に備えられた入力装置を介して、ユーザは削除対象となる画像を指定する。
また、画像削除装置1aは、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に備えられても良い。この場合は、プログラムとして提供され、情報処理装置のCPUによって各機能部が実現されることが望ましい。
〔画像削除装置の第二実施形態〕
〔〔システム形態〕〕
次に、画像削除装置1の第二実施形態である画像削除装置1bについて説明する。図10は、画像削除装置1bの機能ブロックを示す図である。画像削除装置1bは、判断部4aに代えて判断部4bを備える点、及び削除例記憶部8を備える点で画像削除装置1aと異なる。以下の説明では、画像削除装置1bについて、画像削除装置1aと異なる点について説明する。
〔〔システム形態〕〕
次に、画像削除装置1の第二実施形態である画像削除装置1bについて説明する。図10は、画像削除装置1bの機能ブロックを示す図である。画像削除装置1bは、判断部4aに代えて判断部4bを備える点、及び削除例記憶部8を備える点で画像削除装置1aと異なる。以下の説明では、画像削除装置1bについて、画像削除装置1aと異なる点について説明する。
〈削除例記憶部〉
削除例記憶部8は、いわゆるRAMを用いて構成されても良いし、いわゆるROMを用いて構成されても良い。削除例記憶部8は、ユーザによって指定された画像の特徴データを記憶する。画像の特徴データとは、画像に写っている人物を同定するためのデータや、画像のメタデータ等である。具体的には、画像に写っている人物を同定するための特徴量や同定結果、画像が撮像された場所や日時などである。このような特徴データのうち、顔の検出処理や同定処理が必要なものは、ユーザによって指定された画像について、検出部2や同定部3による処理結果として取得される。このような処理は、ユーザによって画像が指定された時点で自動的に実施されても良い。また、削除例記憶部8は、画像の特徴データとして、検出部2や同定部3による処理結果ではなく、画像そのものを記憶しても良い。
削除例記憶部8は、いわゆるRAMを用いて構成されても良いし、いわゆるROMを用いて構成されても良い。削除例記憶部8は、ユーザによって指定された画像の特徴データを記憶する。画像の特徴データとは、画像に写っている人物を同定するためのデータや、画像のメタデータ等である。具体的には、画像に写っている人物を同定するための特徴量や同定結果、画像が撮像された場所や日時などである。このような特徴データのうち、顔の検出処理や同定処理が必要なものは、ユーザによって指定された画像について、検出部2や同定部3による処理結果として取得される。このような処理は、ユーザによって画像が指定された時点で自動的に実施されても良い。また、削除例記憶部8は、画像の特徴データとして、検出部2や同定部3による処理結果ではなく、画像そのものを記憶しても良い。
削除例記憶部8が記憶する特徴データは、被写体類似、日時類似、場所類似、画像類似など、類似の条件として使用される。即ち、削除例記憶部8に記憶される特徴データにつ
いて類似と判断できる画像が削除候補の対象となる。削除例記憶部8は、複数の画像の特徴データを記憶できる。
いて類似と判断できる画像が削除候補の対象となる。削除例記憶部8は、複数の画像の特徴データを記憶できる。
〈判断部〉
判断部4bは、削除例記憶部8に記憶される情報に基づいて削除候補の判断を行う点でのみ判断部4aと異なる。以下、判断部4bが削除例記憶部8に記憶される情報に基づいて削除候補を判断する際の処理について説明する。
判断部4bは、削除例記憶部8に記憶される情報に基づいて削除候補の判断を行う点でのみ判断部4aと異なる。以下、判断部4bが削除例記憶部8に記憶される情報に基づいて削除候補を判断する際の処理について説明する。
判断部4bは、削除候補の判断を行う際に、条件記憶部7から削除候補の条件を読み出す。次に、判断部4bは、削除例記憶部8に記憶された情報のうち、条件記憶部7から読み出された削除候補の条件に関する情報を読み出す。例えば、条件記憶部7に、削除候補の条件として被写体類似が設定されている場合、判断部4bは、削除例記憶部8から人物を同定するための特徴量を読み出す。そして、判断部4bは、読み出された人物が判断対象の画像中に含まれている場合に、その画像を、削除候補として判断する。即ち、判断部4bは、削除例記憶部8に対して設定された特徴を持つと認められる画像を削除候補として判断する。
〔〔動作例〕〕
画像削除装置1bの動作は、第一実施形態である画像削除装置1aと、削除候補判断(図9:S07)の具体的な処理内容が異なるのみである。従って、画像削除装置1bの動作例についての説明は省略する。
画像削除装置1bの動作は、第一実施形態である画像削除装置1aと、削除候補判断(図9:S07)の具体的な処理内容が異なるのみである。従って、画像削除装置1bの動作例についての説明は省略する。
〔〔作用/効果〕〕
画像削除装置1bでは、削除例記憶部8に対し削除を望む被写体が写った画像を入力することにより、この人物が撮像された画像を削除候補として設定することができる。同様に、削除したい構成の画像や削除したい日時の画像や削除したい場所の画像などを入力することにより、これらと類似した画像を削除候補の条件として設定することができる。このように、ユーザは、削除を望む被写体の特徴量や日時や場所などをわざわざ調べて条件記憶部7へ入力することなく、該当する画像を削除例記憶部8に入力するのみで容易に所望の条件を設定することができる。
画像削除装置1bでは、削除例記憶部8に対し削除を望む被写体が写った画像を入力することにより、この人物が撮像された画像を削除候補として設定することができる。同様に、削除したい構成の画像や削除したい日時の画像や削除したい場所の画像などを入力することにより、これらと類似した画像を削除候補の条件として設定することができる。このように、ユーザは、削除を望む被写体の特徴量や日時や場所などをわざわざ調べて条件記憶部7へ入力することなく、該当する画像を削除例記憶部8に入力するのみで容易に所望の条件を設定することができる。
〔〔変形例〕〕
画像削除装置1bは、画像削除装置1aと同様に、表示制御部5を欠いて構成されても良い。
画像削除装置1bは、画像削除装置1aと同様に、表示制御部5を欠いて構成されても良い。
また、削除例記憶部8は、ユーザによって削除の指定が削除部6に入力された画像を、自動的に削除例記憶部8に登録するように構成されても良い。また、ユーザが、削除の指定を削除部6に入力する際に、この削除指定の対象となった画像を削除例記憶部8に登録するか否か選択可能に構成されても良い。
〔画像削除装置の第三実施形態〕
〔〔システム形態〕〕
次に、画像削除装置の第三実施形態である画像削除装置1cについて説明する。図11は、画像削除装置1cの機能ブロックを示す図である。画像削除装置1cは、条件記憶部7に代えて条件記憶部7cを備える点、及び削除候補記憶部9と条件指定部10とを備える点で画像削除装置1aと異なる。以下の説明では、画像削除装置1cについて、画像削除装置1aと異なる点について説明する。
〔〔システム形態〕〕
次に、画像削除装置の第三実施形態である画像削除装置1cについて説明する。図11は、画像削除装置1cの機能ブロックを示す図である。画像削除装置1cは、条件記憶部7に代えて条件記憶部7cを備える点、及び削除候補記憶部9と条件指定部10とを備える点で画像削除装置1aと異なる。以下の説明では、画像削除装置1cについて、画像削除装置1aと異なる点について説明する。
画像削除装置1aでは、画像削除装置1aにおいて判断可能な条件の中から、判断部4aにおいて判断される条件をユーザが選択可能であった。即ち、画像削除装置1aでは、
ユーザによって選択された条件についてのみ判断が実施された。一方、画像削除装置1cでは、無条件で全ての条件について判断部4aにおいて判断が実施される。つまり、ユーザは判断部4aにおいて判断される条件を選択できない。ただし、ユーザは、表示される削除候補の条件を選択できる。即ち、画像削除装置1cでは、一度全ての条件について各画像に対し判断が実施され、その後、表示される削除候補の条件をユーザが選択する。
ユーザによって選択された条件についてのみ判断が実施された。一方、画像削除装置1cでは、無条件で全ての条件について判断部4aにおいて判断が実施される。つまり、ユーザは判断部4aにおいて判断される条件を選択できない。ただし、ユーザは、表示される削除候補の条件を選択できる。即ち、画像削除装置1cでは、一度全ての条件について各画像に対し判断が実施され、その後、表示される削除候補の条件をユーザが選択する。
〈条件記憶部〉
条件記憶部7cは、条件テーブル7aが、全ての条件について判断が実施されるように無条件に設定される点で、条件記憶部7と異なる。例えば、条件記憶部7cでは、条件テーブル7aの数値は全て“1”に設定される。類似画像についても、被写体類似、日時類似、場所類似、画像類似など、全ての類似条件について判断が実施されるように設定される。
条件記憶部7cは、条件テーブル7aが、全ての条件について判断が実施されるように無条件に設定される点で、条件記憶部7と異なる。例えば、条件記憶部7cでは、条件テーブル7aの数値は全て“1”に設定される。類似画像についても、被写体類似、日時類似、場所類似、画像類似など、全ての類似条件について判断が実施されるように設定される。
〈削除候補記憶部〉
削除候補記憶部9は、入力された各画像と、各画像に対する判断部4aによる判断結果とを対応付けて記憶する。図12は、削除候補記憶部9が記憶する削除候補テーブル9aの例を示す図である。削除候補テーブル9aは、各画像のID(例:画像A,B,C,・・・)に対応付けて、各画像における判断結果を持つ。判断結果は、各条件について“0”か“1”で表される。“0”の場合は、その画像はその条件を満たさなかったと判断されたことを示し、“1”の場合はその画像はその条件を満たしたと判断されたことを示す。また、類似画像の条件においては、“0”か“1”の代わりに、類似すると判断された画像のIDを持つ。例えば、図12を例にすると、画像Bは、画像類似の条件については、画像Cと画像Eとに類似すると判断されたことがわかる。
削除候補記憶部9は、入力された各画像と、各画像に対する判断部4aによる判断結果とを対応付けて記憶する。図12は、削除候補記憶部9が記憶する削除候補テーブル9aの例を示す図である。削除候補テーブル9aは、各画像のID(例:画像A,B,C,・・・)に対応付けて、各画像における判断結果を持つ。判断結果は、各条件について“0”か“1”で表される。“0”の場合は、その画像はその条件を満たさなかったと判断されたことを示し、“1”の場合はその画像はその条件を満たしたと判断されたことを示す。また、類似画像の条件においては、“0”か“1”の代わりに、類似すると判断された画像のIDを持つ。例えば、図12を例にすると、画像Bは、画像類似の条件については、画像Cと画像Eとに類似すると判断されたことがわかる。
〈条件指定部〉
条件指定部10には、ユーザによって選択された条件が入力される。ユーザは、例えば図7に示されるような画面などによって、条件を選択し条件指定部10に入力する。条件指定部10は、ユーザによって入力された条件を満たす画像を、削除候補記憶部9から検索する。そして、条件指定部10は、検索された画像のデータを、表示制御部5へ渡す。
条件指定部10には、ユーザによって選択された条件が入力される。ユーザは、例えば図7に示されるような画面などによって、条件を選択し条件指定部10に入力する。条件指定部10は、ユーザによって入力された条件を満たす画像を、削除候補記憶部9から検索する。そして、条件指定部10は、検索された画像のデータを、表示制御部5へ渡す。
〔〔動作例〕〕
図13は、画像削除装備1cの動作例の一部を示すフローチャートである。図13に示されるフローチャートでは、画像削除装置1cは、入力された各画像について削除候補か否かの判断を行う。
図13は、画像削除装備1cの動作例の一部を示すフローチャートである。図13に示されるフローチャートでは、画像削除装置1cは、入力された各画像について削除候補か否かの判断を行う。
具体的には、まず、検出部2,同定部3がそれぞれの処理を実行する(S11,S12,S13)。判断部4aは、入力された各画像について、条件記憶部7に記憶される各条件に基づいて、削除候補となるか否か判断を行う(S14)。判断部4aは、各画像について、各条件に対する判断結果を削除候補記憶部9に書き込む(S15)。
図14は、画像削除装置1cの動作例の一部を示すフローチャートである。図14に示されるフローチャートでは、画像削除装置1cは、ユーザによって入力される条件に基づいて削除候補を検索・表示し、最終的な削除処理を行う。
具体的には、まず、表示制御部5は条件入力画面を表示装置に表示させる(S16)。条件指定部10は、ユーザによって条件の指定が入力されるまで待機する(S17−NO)。ユーザによる条件の指定が入力されると(S17−YES)、条件指定部10は、ユーザによって指定された条件を満たす画像を、削除候補テーブル9aから検索する。そして、検索された削除候補の画像を表示装置に表示させる(S18)。
次に、削除部6は、ユーザによって削除候補の指定が入力されるまで待機する(S19−NO)。ユーザによる削除候補の指定が入力されると(S19−YES)、削除部6は、ユーザによって指定された削除候補の画像データを削除する(S20)。
〔〔作用/効果〕〕
画像削除装置1cでは、各画像に対し全ての条件について判断が実行され、条件毎に該条件を満たしたか否かを示す値が削除候補テーブル9aに保持される。即ち、画像削除装置1cでは、ユーザによってなんらかの選択が実施されることなく、判断部4aによる判断を実施できる。このため、画像削除装置1cでは、ユーザからの入力を待つことなく、画像データが入力された時点で判断を前処理として実施することができる。そして、ユーザによって条件が選択された時には、各条件についての判断を実施することなく、削除候補テーブル9aに保持された判断結果に基づいて、選択された条件を満たす削除候補の画像が表示される。各条件についての判断処理に比べて、削除候補テーブル9aからの検索処理は要する時間が少ない。従って、画像削除装置1cでは、図13に示される処理を予め実施しておくことにより、ユーザによって条件が選択された際に削除候補が表示されるまでの時間を削減することが可能となる。
画像削除装置1cでは、各画像に対し全ての条件について判断が実行され、条件毎に該条件を満たしたか否かを示す値が削除候補テーブル9aに保持される。即ち、画像削除装置1cでは、ユーザによってなんらかの選択が実施されることなく、判断部4aによる判断を実施できる。このため、画像削除装置1cでは、ユーザからの入力を待つことなく、画像データが入力された時点で判断を前処理として実施することができる。そして、ユーザによって条件が選択された時には、各条件についての判断を実施することなく、削除候補テーブル9aに保持された判断結果に基づいて、選択された条件を満たす削除候補の画像が表示される。各条件についての判断処理に比べて、削除候補テーブル9aからの検索処理は要する時間が少ない。従って、画像削除装置1cでは、図13に示される処理を予め実施しておくことにより、ユーザによって条件が選択された際に削除候補が表示されるまでの時間を削減することが可能となる。
〔〔変形例〕〕
削除候補記憶部9に記憶される内容は、各画像のヘッダに記録されても良い。例えば、画像Bに関する削除候補テーブル9aの内容は、画像Bのヘッダ情報として画像Bのファイル内に書き込まれても良い。
削除候補記憶部9に記憶される内容は、各画像のヘッダに記録されても良い。例えば、画像Bに関する削除候補テーブル9aの内容は、画像Bのヘッダ情報として画像Bのファイル内に書き込まれても良い。
また、画像削除装置1cは、スチルカメラのような撮像装置や、携帯電話機、PDAのように画像を蓄積可能な装置に備えられても良い。以下、撮像装置を例に説明する。ユーザは、撮像装置において画像削除装置1cを動作させるか否か設定できる。撮像装置の制御装置は記録媒体を監視し、新たな画像が記録媒体に記録されたことを検出する。新たな画像が記録された場合、この新たな画像が画像削除装置1cに入力される。このとき、制御装置によって入力された各画像について、削除候補か否かの判断が実施され、判断結果が削除候補テーブル9aに記録される。ユーザが画像の削除を実行しようとすると、表示装置に条件設定画面が表示され、条件の選択が行われる。そして、選択された条件を満たす削除候補の画像が表示装置に表示され、ユーザは入力装置を介して削除対象となる画像を指定する。この場合、撮像装置の制御装置は記録媒体の空き容量を監視し、空き容量が閾値よりも小さくなった際に条件設定画面の表示が自動的に行われるように構成されても良い。
また、画像削除装置1cは、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に備えられても良い。この場合は、プログラムとして提供され、情報処理装置のCPUによって各機能部が実現されることが望ましい。
〔画像圧縮装置〕
〔〔システム形態〕〕
次に、画像圧縮装置11について説明する。図15は、画像圧縮装置11の機能ブロックを示す図である。画像圧縮装置11は、削除部6に代えて圧縮部12を備える点で画像削除装置1aと異なる。また、画像圧縮装置11が備える各機能部は、削除候補ではなく圧縮候補について処理を実行することを除けば、画像削除装置1aが備える各機能部と同様の処理を実行する。以下の説明では、画像圧縮装置11について、画像削除装置1aと異なる点について説明する。
〔〔システム形態〕〕
次に、画像圧縮装置11について説明する。図15は、画像圧縮装置11の機能ブロックを示す図である。画像圧縮装置11は、削除部6に代えて圧縮部12を備える点で画像削除装置1aと異なる。また、画像圧縮装置11が備える各機能部は、削除候補ではなく圧縮候補について処理を実行することを除けば、画像削除装置1aが備える各機能部と同様の処理を実行する。以下の説明では、画像圧縮装置11について、画像削除装置1aと異なる点について説明する。
〈圧縮部〉
圧縮部12は、ユーザによって指定された圧縮候補の画像データを、この画像データが
記憶されている記憶装置において圧縮する。この圧縮処理は既存のどのような圧縮技術を用いて実行されても良い。圧縮部12は、記憶装置を制御する装置に対して、ユーザによって指定された圧縮候補の画像データを圧縮するように命令する。又は、圧縮部12は、記憶装置において、ユーザによって指定された圧縮候補の画像データの圧縮処理を実行する。圧縮部12は、指定された圧縮候補が圧縮された後、圧縮候補の元データが記憶装置上に残らないように処理を行う。
圧縮部12は、ユーザによって指定された圧縮候補の画像データを、この画像データが
記憶されている記憶装置において圧縮する。この圧縮処理は既存のどのような圧縮技術を用いて実行されても良い。圧縮部12は、記憶装置を制御する装置に対して、ユーザによって指定された圧縮候補の画像データを圧縮するように命令する。又は、圧縮部12は、記憶装置において、ユーザによって指定された圧縮候補の画像データの圧縮処理を実行する。圧縮部12は、指定された圧縮候補が圧縮された後、圧縮候補の元データが記憶装置上に残らないように処理を行う。
圧縮部12は、複数の指定形態を有する。ユーザは、複数の指定形態のうち一つを選択することにより、圧縮したい画像データを指定することができる。指定形態には、逐次指定、条件指定、類似指定、全指定がある。それぞれの指定形態は、指定された圧縮候補に対して削除ではなく圧縮が実施されることを除けば画像削除装置1aが備える削除部6における指定形態と同じである。
〔〔動作例〕〕
画像圧縮装置11の動作は、第一実施形態である画像削除装置1aと、S06の処理までは同じである。このため、画像圧縮装置11の動作例について、S06以降の処理について説明する。
画像圧縮装置11の動作は、第一実施形態である画像削除装置1aと、S06の処理までは同じである。このため、画像圧縮装置11の動作例について、S06以降の処理について説明する。
図16は、S06以降の画像圧縮装置11の動作例を示すフローチャートである。人物同定処理(S06:図8)の後、又は同定部3が人物同定処理は不要であると判断した場合(S05−NO)、又は検出部2が顔検出処理は不要であると判断した場合(S01−NO)、判断部4aは、入力された画像が圧縮候補であるか否か判断する(S21:図16)。表示制御部5は、判断部4aによって圧縮候補であると判断された画像を、指定されている表示形態で表示する(S22)。
圧縮部12は、ユーザによって圧縮候補の指定が入力されるまで待機する(S23−NO)。ユーザによる圧縮候補の指定が入力されると(S23−YES)、圧縮部12は、ユーザによって指定された圧縮候補の画像データを圧縮する(S24)。
〔〔作用/効果〕〕
画像圧縮装置11では、画像削除装置1aにおいて削除されていた画像が、削除されるのではなく圧縮部12によって圧縮して保存される。このため、ユーザは画像データそのものを失うことなく、記憶装置におけるデータ量の削減を実施できる。
画像圧縮装置11では、画像削除装置1aにおいて削除されていた画像が、削除されるのではなく圧縮部12によって圧縮して保存される。このため、ユーザは画像データそのものを失うことなく、記憶装置におけるデータ量の削減を実施できる。
〔〔変形例〕〕
圧縮部12は、圧縮候補の画像データを圧縮する際に、判断部4aにおいて用いられた条件の種類に応じて圧縮方法を変更するように構成されても良い。例えば、顔のピントがずれた画像やぶれた画像などは、その後ユーザによって利用される可能性は非常に低い。一方、類似として判断された画像は、その後ユーザによって改めて確認された場合に判断が覆され、利用される可能性がある。このような概念に基づき、例えば顔のピントがずれた画像やぶれた画像などに対しては非可逆圧縮により高圧縮処理を施し、類似として判断された画像などに対しては可逆圧縮により低圧縮処理を施すように構成できる。
圧縮部12は、圧縮候補の画像データを圧縮する際に、判断部4aにおいて用いられた条件の種類に応じて圧縮方法を変更するように構成されても良い。例えば、顔のピントがずれた画像やぶれた画像などは、その後ユーザによって利用される可能性は非常に低い。一方、類似として判断された画像は、その後ユーザによって改めて確認された場合に判断が覆され、利用される可能性がある。このような概念に基づき、例えば顔のピントがずれた画像やぶれた画像などに対しては非可逆圧縮により高圧縮処理を施し、類似として判断された画像などに対しては可逆圧縮により低圧縮処理を施すように構成できる。
また、画像圧縮装置11に削除部6がさらに備えられても良い。例えば、上記の概念に基づき、顔のピントがずれた画像やぶれた画像などに対しては削除部6により削除を実行し、類似として判断された画像などに対しては圧縮部12により圧縮処理を施すように構成できる。
また、圧縮部12が画像データの圧縮を実行するのではなく、画像圧縮装置11の外部に備えられた他の装置が画像データの圧縮を実行するように構成されても良い。この場合
、圧縮部12は、他の装置に対して圧縮対象となる画像データと圧縮処理の命令とを出力する。
、圧縮部12は、他の装置に対して圧縮対象となる画像データと圧縮処理の命令とを出力する。
また、画像圧縮装置11は、画像削除装置1aと同様に、表示制御部5を欠いて構成されても良い。
また、画像圧縮装置11は、画像削除装置1bと同様に、判断部4aに代えて判断部4bを備え、さらに削除例記憶部8を備えるように構成されても良い。
1a,1b,1c 画像削除装置
2 検出部
3 同定部
4a,4b 判断部
5 表示制御部
6 削除部
7,7c 条件記憶部
7a 条件テーブル
8 削除例記憶部
9 削除候補記憶部
9a 削除候補テーブル
10 条件指定部
11 画像圧縮装置
12 圧縮部
2 検出部
3 同定部
4a,4b 判断部
5 表示制御部
6 削除部
7,7c 条件記憶部
7a 条件テーブル
8 削除例記憶部
9 削除候補記憶部
9a 削除候補テーブル
10 条件指定部
11 画像圧縮装置
12 圧縮部
Claims (18)
- 入力された各画像について、所定の条件を満たした削除候補であるか否か判断する判断手段と、
前記判断手段によって削除候補であると判断された画像を、この画像が記憶された記憶手段から削除する削除手段と
を含む画像削除装置。 - 前記判断手段によって削除候補であると判断された画像を表示する表示手段をさらに含み、
前記削除手段は、前記表示手段によって表示された削除候補に対するユーザからの入力に応じて、前記削除候補の画像を、この画像が記憶された記憶手段から削除する
請求項1に記載の画像削除装置。 - 入力された画像から人の顔及び/又は人の顔の器官を検出する検出手段をさらに含み、
前記判断手段は、前記検出手段による検出結果に基づいて、入力された各画像が前記所定の条件を満たしているか否か判断する
請求項1又は2に記載の画像削除装置。 - 前記判断手段には複数の画像が入力され、前記判断手段は入力された複数の画像が類似した画像であるか否かを前記所定の条件として判断する請求項1〜3のいずれかに記載の画像削除装置。
- 前記表示手段は、前記判断手段によって類似であると判断された複数の画像を、ユーザが見比べることが可能となるように表示する請求項4に記載の画像削除装置。
- ユーザによって選択された画像の特徴を記憶する選択画像記憶手段をさらに備え、
前記判断手段は、判断対象の画像が前記選択画像記憶手段に記憶された特徴に関連する場合に、当該画像を前記削除候補として判断する
請求項1〜5のいずれかに記載の画像削除装置。 - 前記所定の条件は、入力された画像において、ピントがずれている、ぶれている、露出アンダー又は露出オーバーである、フラッシュを過度に反射する物体が撮像されている、被写体の顔にピントがずれている、被写体の顔がぶれている、被写体が目を閉じている、被写体が半目状態である、被写体の顔が上又は下を向いている、被写体の顔が横を向いている、被写体の目の下にクマがある、被写体の顔に化粧がされていない、被写体の顔色が悪い、被写体が二重顎になっている、被写体が特定の人物である、被写体が特定の人物でない、特定の日時に撮像された画像である、特定の人物により撮像された画像である、特定の撮像装置によって撮像された画像である、他の画像と類似した画像である、という条件のうち少なくとも一つ又はその組み合わせである、請求項1〜6のいずれかに記載の画像削除装置。
- 入力された各画像について、所定の条件を満たした圧縮候補であるか否か判断する判断手段と、
前記判断手段によって圧縮候補であると判断された画像を、この画像が記憶された記憶手段において圧縮する圧縮手段と
を含む画像圧縮装置。 - 前記判断手段によって圧縮候補であると判断された画像を表示する表示手段をさらに含み、
前記圧縮手段は、前記表示手段によって表示された圧縮候補に対するユーザからの入力に応じて、前記圧縮候補の画像を、この画像が記憶された記憶手段において圧縮する
請求項8に記載の画像圧縮装置。 - 入力された画像から人の顔及び/又は人の顔の器官を検出する検出手段をさらに含み、
前記判断手段は、前記検出手段による検出結果に基づいて、入力された各画像が前記所定の条件を満たしているか否か判断する
請求項8又は9に記載の画像圧縮装置。 - 前記判断手段には複数の画像が入力され、前記判断手段は入力された複数の画像が類似した画像であるか否かを前記所定の条件として判断する請求項8〜10のいずれかに記載の画像圧縮装置。
- 前記表示手段は、前記判断手段によって類似であると判断された複数の画像を、ユーザが見比べることが可能となるように表示する請求項11に記載の画像圧縮装置。
- ユーザによって選択された画像の特徴を記憶する選択画像記憶手段をさらに備え、
前記判断手段は、判断対象の画像が前記選択画像記憶手段に記憶された特徴に関連する場合に、当該画像を前記圧縮候補として判断する
請求項8〜12のいずれかに記載の画像圧縮装置。 - 前記所定の条件は、入力された画像において、ピントがずれている、ぶれている、露出アンダー又は露出オーバーである、フラッシュを過度に反射する物体が撮像されている、被写体の顔にピントがずれている、被写体の顔がぶれている、被写体が目を閉じている、被写体が半目状態である、被写体の顔が上又は下を向いている、被写体の顔が横を向いている、被写体の目の下にクマがある、被写体の顔に化粧がされていない、被写体の顔色が悪い、被写体が二重顎になっている、被写体が特定の人物である、被写体が特定の人物でない、特定の日時に撮像された画像である、特定の人物により撮像された画像である、特定の撮像装置によって撮像された画像である、他の画像と類似した画像である、という条件のうち少なくとも一つ又はその組み合わせである、請求項8〜13のいずれかに記載の画像圧縮装置。
- 入力された各画像について、所定の条件を満たした削除候補であるか否か判断するステップと、
前記削除候補であると判断された画像を、この画像が記憶された記憶手段から削除するステップと
を情報処理装置に実行させるためのプログラム。 - 前記削除候補であると判断された画像を表示するステップをさらに情報処理装置に実行させるためのプログラムであって、
前記削除するステップでは、前記表示するステップにおいて表示された削除候補に対するユーザからの入力に応じて、前記削除候補の画像を、この画像が記憶された記憶手段から削除することを情報処理装置に実行させるための、請求項15に記載のプログラム。 - 入力された各画像について、所定の条件を満たした圧縮候補であるか否か判断するステップと、
前記圧縮候補であると判断された画像を、この画像が記憶された記憶手段において圧縮するステップと
を情報処理装置に実行させるためのプログラム。 - 前記圧縮候補であると判断された画像を表示するステップをさらに情報処理装置に実行させるためのプログラムであって、
前記圧縮するステップでは、前記表示するステップにおいて表示された圧縮候補に対するユーザからの入力に応じて、前記圧縮候補の画像を、この画像が記憶された記憶手段において圧縮することを情報処理装置に実行させるための、請求項17に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003378936A JP2005141584A (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | 画像削除装置,及び画像圧縮装置 |
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JP2003378936A JP2005141584A (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | 画像削除装置,及び画像圧縮装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005141584A true JP2005141584A (ja) | 2005-06-02 |
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ID=34689171
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JP2003378936A Pending JP2005141584A (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | 画像削除装置,及び画像圧縮装置 |
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