JP2005141327A - 硬貨処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間で多量の硬貨の計数を終了させる硬貨処理機を提供する。
【解決手段】硬貨を投入する硬貨投入部と、硬貨の投入口を開閉する蓋と、該硬貨投入部に投入された硬貨を分離し、繰出す硬貨繰出部とを備えた硬貨処理機において、
前記蓋の開閉を検知する開閉検知手段を設け、該開閉検知手段が硬貨の繰出し動作中に前記蓋の開を検知したときに、前記繰出し動作を中断し、前記蓋の閉を検知したときに繰出し動作を再開することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、投入口から投入された硬貨を分離して計数する硬貨処理機に関する。
例えばチェーン店化されたスーパーマーケット等においては、複数の店舗の売上金を入金処理する場合、入金処理する硬貨の枚数が多いので、硬貨処理機が用いられる。この場合、店舗ごとの売上金等を袋詰めして回収し、回収された硬貨を硬貨処理機に投入し、その硬貨枚数を計数して入金している。
その入金処理にあたっては、まず硬貨投入部に設けた蓋を開け、硬貨投入部に入金硬貨を投入して蓋を閉じた後、硬貨繰出部により硬貨を一枚づつ分離して硬貨搬送部に繰出す。そして繰出した硬貨を硬貨搬送部に設けられた硬貨認識部によって金種を判別すると共に、金種ごとに計数を行い、その後出金ホッパに金種別に収納して入金処理をする。
また、このような硬貨処理機は各店舗の釣銭として準備される硬貨を出金ホッパに貯め、必要時に取り出し、足りなくなったときは補充している。
(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−208107号公報(第11頁右欄16行目―第13頁右欄12行目、第1図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、多量の硬貨を計数する場合に一度に投入できる枚数は硬貨投入部の大きさにより決まるため、分割して投入することが必要になり、最初に投入した硬貨の入金処理が終了するまで待って残っている硬貨を追加投入しているため、係員にとっては待ち時間が長くなるという問題がある。
また、係員は手元の硬貨を全て硬貨処理機に投入するまではその場から離れられず、業務効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、多量の硬貨を計数する場合の係員の待ち時間を短縮し、業務効率を改善することができる手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、硬貨を投入する硬貨投入部と、硬貨の投入口を開閉する蓋と、前記硬貨投入部に投入された硬貨を分離し、繰出す硬貨繰出部とを備えた硬貨処理機において、前記蓋の開閉を検知する開閉検知手段を設け、該開閉検知手段が硬貨の繰出し動作中に前記蓋の開を検知したときに、前記繰出し動作を中断し、前記蓋の閉を検知したときに繰出し動作を再開することを特徴とする。
このように、本発明は、繰出し動作中に蓋を開けることを可能としたことによって、繰出し動作中でも硬貨を追加投入することができ、多量の硬貨を効率的に処理して係員の待ち時間を短縮することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による硬貨処理機の実施例について説明する。
図1は実施例1の硬貨処理機の概要を示す説明図、図2は実施例1の硬貨投入部を示す説明図である。
図1において、1は硬貨処理機であり、後述する2〜28の要素で構成される。
2は硬貨投入部であり、入金ホッパ3、硬貨繰出部4、入金ホッパ3の投入口3aを開閉する蓋5、該蓋5の開閉を検知する開閉検知手段としてのスィッチ6、投入された硬貨の存在を検知するための光学式等の残留検知手段としての残留検知センサ2a等で構成される。
図2に示すように入金ホッパ3は、上部に大きく開口した投入口3aを有し、該投入口3aの開口縁から下方に向かって径が縮小する逆円錐状や逆角錐状の斜面が形成されている。
なお、逆円錐状や逆角錐状の斜面には硬貨投入量の上限を示すためのライン、例えば赤色ラインが引かれている。
硬貨繰出部4は、入金ホッパ3の下方に配置されており、その下部には図示しないモータの駆動によって回転するテーブル4aと、硬貨を一枚づつ分離し、繰出すための分離ゲート4bを備える。
蓋5は常に開閉可能に構成されており、回転支点5aを中心に回動して投入口3aを手動で開閉することができる。
なお、蓋5の開閉は上記に限定せず、例えば往復運動により開閉するシャッタであってもよい。
また、蓋5の一部に透明部材を設け、入金ホッパ3の内部を透視可能にして入金ホッパ3内の硬貨の残留確認ができるようにしてもよい。
スィッチ6は、例えば蓋5の開閉を電気的に検知する電気接点等である。
なお、開閉検知手段は、上記に限らず、例えば光学式のセンサであってもよい。また、実装位置も適宜設定することができる。
7は硬貨搬送部であり、分離ゲート4bから繰出された硬貨を受け取り、硬貨を搬送する。
8は硬貨認識部であり、硬貨の金種等を判別する。
なお、硬貨繰出部4や硬貨認識部8の金種の認識は本発明と直接的に関係なく、かつ通常の技術と同様であるので説明は省略する。
9は一時保管庫であり、硬貨認識部8にて金種判別された硬貨を金種別に区分けして一時的に保管する。
10は返却庫であり、硬貨を取り出すための返却扉11が設けられており、硬貨認識部8で金種を判別できなかった変形硬貨、偽造硬貨、異物等のリジェクト貨や、一時保管庫9から係員等へ返却する硬貨を集積する。
12は出金ホッパであり、一時保管庫9に保管されている硬貨を入金確定後に金種別に収納すると共に、金種別に収納された硬貨を繰出す機能を有する。
13は出金箱であり、係員等に硬貨を出金する場合に出金ホッパ12から繰出された硬貨を集積する。
14a、14b、14cは落下シュートであり、落下シュート14aは硬貨認識部8から一時保管庫9への硬貨を、落下シュート14bは一時保管庫9から出金ホッパ12への硬貨を、落下シュート14cは出金ホッパ12から出金箱13への硬貨をそれぞれ導く。
また、落下シュート14a、14b、14cは金種別にそれぞれ経路が設けられ、硬貨が互いに混じらないように構成されている。
15はリジェクトシュートであり、リジェクト貨を落下シュート14aの途中から分岐して返却庫10へ導く。
16は返却シュートであり、一時保管庫9に一時保管されている硬貨を返却庫10へ導くシュータであって、一時保管庫9の硬貨を即座に返却する際に用いられる。
17は回収庫であり、出金ホッパ12内が満杯となった場合に、一部またはすべての硬貨を回収して収納する。
18は回収シュートであり、出金ホッパ12から回収庫17に硬貨を導く。
なお、落下シュート14a、14b、14c、リジェクトシュート15、返却シュート16、および回収シュート18は硬貨の自重を利用して落下するようにしているが、駆動源を用いて搬送するような構成としてもよい。
さらに落下シュート14a、14cから分岐するリジェクトシュート15および回収シュート18は図示せぬ駆動源により作動する切替え弁を備えており、これを切替えて硬貨を適切な経路へ導く。
図3は実施例1の硬貨処理機の制御系統を示すブロック図である。
図3において、20は制御部であり、硬貨の計数記憶手段としての計数記憶領域20aが確保されており、硬貨処理機1の各部の制御を司ると共に、インターフェース部22により通信回線21に接続して他の機器や装置等とのデータ通信も制御する。
23は操作表示部であり、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示画面を有する表示部24と、この表示画面を覆うように設置された入力手段としてのタッチパネル25で構成されており、表示部24には操作手順やその他の情報がイラストや文言等により表示される。
タッチパネル25のタッチ検知面は透明平板上の周囲に複数の赤外線発光素子および受光素子を互いに対向して設けることによりマトリックス光線路を形成したもので、所定のタイミングで直交放射される赤外線を指が遮断することにより指触された部位が検知される。
なお、入力手段は上記に限らず、例えばキーボードやマウス等であってもよい。
26は印刷部であり、例えばインク噴射式プリンタや感熱式プリンタ等であって、硬貨の計数結果などを印刷して出力する。
27は記憶部であり、制御部20が各部の制御を行うためのプログラムや制御に用いる情報を格納する。
28は電源部であり、各部に電力を供給する。
本実施例の入金処理の概要について説明する。
係員により硬貨投入部2に投入された硬貨は、自重により入金ホッパ3の斜面を滑り落ち中央付近に寄せられながらテーブル4aに載置され、硬貨繰出部4により硬貨搬送部7へ繰出されて硬貨認識部8に搬送され、その金種の判別が行われる。
硬貨認識部8により正常な硬貨と判定された硬貨は、一時保管庫9へ搬送され、リジェクト貨と判定されたものは落下シュート14aに設けられた切替え弁によりリジェクトシュート15へ案内され、返却庫10へ搬送される。
上記の硬貨の繰出し動作中に硬貨投入部2の蓋5が開けられ、スィッチ6が蓋開を検知した場合、制御部20は硬貨繰出部4の繰出し動作を中断する。この中断時点で、すでに硬貨搬送部7に繰出されている硬貨は硬貨認識部8で金種を判別されて上記の一時保管庫9もしくは返却庫10へ搬送される。このすでに繰出されていた硬貨の金種別枚数は計数記憶領域20aに記憶されているそれまでの硬貨の金種別枚数に加算され、中断前の累積計数結果として、計数記憶領域20aに記憶される。繰出し動作の中断後にスィッチ6が蓋閉を検知した場合は繰出し動作が再開され、硬貨の計数結果は前記の中断前の累積計数結果に加算される。
次に、図4に示す実施例1の硬貨処理を示すフローチャートを用いてSで示すステップに従ってさらに詳細に説明する。
S1;多量の硬貨の入金処理を行う係員は、操作表示部23の取引選択画面で硬貨入金処理を指示すると、制御部20は図5(a)に示すような硬貨の投入を促す表示画面を操作表示部23に表示する。
S2;係員により蓋5が開かれると、制御部20はスィッチ6の検知信号により蓋開を検知する。
S3;係員は入金すべき硬貨をまとめて投入口3aから入金ホッパ3内に投入する。この時の投入量の上限として入金ホッパ3の斜面に設けた赤色ライン等を使用する。そして硬貨が投入されると、残留検知センサ2aは硬貨の存在を検知する。
S4;投入を終えた係員により蓋5が閉じられると、制御部20はスィッチ6の検知信号により、蓋閉を検知する。
S5;蓋閉を検知した制御部20は操作表示部23に図5(b)に示す硬貨の追加投入の方法等を表示した表示画面を表示すると共に、硬貨繰出部4に硬貨の繰出しを指示する。これにより、硬貨が載置されたテーブル4aが回転し、分離ゲート4bから硬貨が一枚づつ硬貨搬送部7に繰出され、繰出された硬貨は硬貨認識部8に搬送されてその金種が判別される。この判別結果は制御部20へ転送され、制御部20は判別結果を基に正常な硬貨を一時保管庫9に金種別に保管すると共に、リジェクト貨を返却庫10へ搬送して集積する。
S6;制御部20は、上記の判別結果により、一時保管庫9に保管した硬貨の金種別枚数を累積して計数記憶領域20aに記憶し、既に計数記憶領域20aに金種別枚数が記憶されている場合、計数記憶領域20aのそれぞれの記憶枚数に加算して判別された硬貨の金種別枚数を記憶する。
S7;制御部20は繰出し動作中は、スィッチ6により蓋5の開閉を監視し、蓋開を検知したときに、ステップS8に分岐して追加投入処理を行い、蓋開が検知されないときはステップS11に移行する。
S8;制御部20はスィッチ6により蓋5の開を検知すると、追加投入処理を実行するために硬貨繰出部4の動作を中断すると共に、この時すでに硬貨搬送路7へ繰出されている硬貨の硬貨認識部8による判別結果の転送を受け、正常な硬貨は一時保管庫9へ搬送し、リジェクト貨は返却庫10へ搬送する。
S9;制御部20は判別結果を基に一時保管庫9に保管した硬貨の金種別枚数を計数し、計数記憶領域20aのそれぞれの記憶枚数に加算して判別された硬貨の金種別枚数を記憶する。
S10;制御部20は操作表示部23に硬貨の追加投入を促す旨の文言を表示し、係員が硬貨を追加投入して蓋5を閉めると、ステップS4に戻って、蓋閉を検知して前述した動作を再度実行する。
S11;制御部20は残留検知センサ2aにより入金ホッパ3内に硬貨が存在するかぎり、上記の繰出しと計数動作を続行し、硬貨が入金ホッパ3内から無くなり、残留硬貨センサ2aが硬貨の残留を検知しなくなったときにステップS12に移行する。
S12;制御部20は硬貨の残留はないと判断したら、操作表示部23に硬貨の追加を問う文言、例えば「追加投入があれば、「追加」ボタンを押し、蓋を開いて硬貨を投入してください、追加投入がなければ「確認」ボタンを押下してください」と表示する。
S13;制御部20は係員により「追加」ボタンが押下されたら、ステップS1に戻り上記の入金処理を続行する。「確認」ボタンが選択された場合には、ステップS14に移行する。
S14;制御部20は計数した全ての金種とその枚数を操作表示部23に表示する。係員はこれを確認して、再度「確認」ボタンを押下し、確定操作を行う。
S15;制御部20はレシート用紙等に印刷を希望するか否かの選択を操作表示部23に表示し、指示入力を待って待機すると共に一時保管庫9に保管されている硬貨を出金ホッパ12に搬送して収納する。この時、計数記憶領域20aの金種別枚数に出金ホッパ12内に収納されている金種別枚数を加算する。なお、出金ホッパ12の満杯を検知したときには、一部または全ての硬貨を回収庫17に搬送して回収する。
S16;制御部20は係員により「印刷要」ボタンが押下されたら、ステップS17に移行する。「印刷不要」ボタンが選択された場合には、計数記憶領域20aの金種別枚数をリセットし、入金処理を終了させる。
S17;制御部20は硬貨の金種別枚数を印刷部26により印刷して出力する。
その後、制御部20は計数記憶領域20aの金種別枚数をリセットし、入金処理を終了させる。
なお、制御部20は、ステップS9において返却庫10に集積したリジェクト貨の累積計数結果も計数記憶領域20aに記憶させ、既に計数記憶領域20aにリジェクト貨の枚数が記憶されているときは計数記憶領域20aのリジェクト貨の枚数に加算してすべてのリジェクト貨の枚数を記憶する。
以上説明したように、本実施例では、繰出し動作中に蓋を開け、硬貨を投入できるようにしたことによって、計数する硬貨が多量である場合、一度入金処理をした後に改めて硬貨の計数をする必要が無くなり、多量の硬貨の計数を短時間で終了させることができる。
また係員にとって手元にある硬貨を短時間で硬貨処理機に投入することができるので待ち時間が減少し、その場を離れて他の業務に取り組むことができ、業務効率を向上させることができる。
図6は実施例2の硬貨処理機の制御系統を示すブロック図であり、この図6のブロック図中、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6において、30はカード処理部であり、図示しない情報記憶媒体としての情報カードに記録されている固有情報を読み出したり、記録したりする機能を有する。
31は電子錠であり、機械式のロック機構にソレノイド等の電磁式の駆動源を設けた錠であって、図1及び図2で説明した機構部における蓋5には電子錠31のロック機構に掛合する掛止部が設けられている。電子錠31が非通電の場合に蓋5は施錠され、電子錠31に通電すると、ロック機構が開作動して手動での蓋5の開を可能にする。
また、蓋5が開けられた状態で電子錠31を非通電とすると、ロック機構は施錠可能な状態に戻り、蓋5を手動で閉めると掛止部にロック機構が掛合わされて電子錠31を施錠することができる。
上記のように本実施例は実施例1とはカード処理部30を設けたこと、蓋5の電子錠31を取り付けたこと、入力される処理種別を記憶部27に記憶すること、および電子錠31の開錠と施錠を自動で制御する点が相違する。
上記の構成の作用を説明する。
図7に示す実施例2の硬貨処理を示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って本実施例の硬貨処理について説明する。
なお、情報カードには事前にセキュリティレベルに応じた固有情報が格納されており、本実施例では入金、補充および出金処理を許容する情報が記憶されている。この場合、補充は硬貨の追加を許容する取引である。
SA1;係員が情報カードをカード処理部30に挿入する。
SA2;制御部20は、カード処理部30により挿入された情報カードに記憶されている固有情報の読み取りを行う。
SA3;制御部20は情報カードの読み取りにより、許容される取引の処理種別を表示部24に表示し、必要な処理を選択させる。なお、ここでは入金または補充が選択されたものとする。この選択された処理種別は記憶部27に保存される。
SA4;制御部20は残留検知センサ2aにより硬貨繰出部4内の硬貨の残留を検知し、硬貨が検知されない場合はステップSA5へ移行し、残留硬貨が検知されている場合、例えば硬貨の分離不良や硬貨繰出部4からうまく繰出されない等の詰まりが想定されるので除去作業を誘導する表示画面を表示部24に表示し、係員に残留硬貨の除去を行わせる。この除去作業は予め定めた所定の手順で行われ、除去終了後はステップSA5に移行する。
SA5;タッチパネル25により選択された処理が入金処理または補充処理である場合は、制御部20は電子錠31に通電して開錠し、蓋5を手動で開けられるようにする。
SA6;係員が蓋5を開くと、制御部20はスィッチ6の検知信号により蓋開を検知し、電子錠31への通電を終了してステップSA8へ移行する。電子錠31を開錠してから所定時間(例えば10秒)以上経過しても蓋5の開を検知しなかった場合は、タイムアウトとして電子錠31への通電を終了し、電子錠31を施錠してステップSA7へ分岐する。
SA7;制御部20は、表示部24に「最初からやり直してください」と表示し、取引中止を報知する。
SA8;蓋5を開いた係員は硬貨を入金ホッパ3内に投入する。この時の投入量の上限は実施例1のステップS3と同様に、入金ホッパ3の斜面に設けられた赤色ライン等の位置までなので、それ以上の入金は複数回に分けて投入する。
SA9;係員により、蓋5が閉じられると、蓋5は電子錠31が非通電であるので掛止部にロック機構が掛合わされて施錠される。制御部20はスィッチ6の検知信号により蓋5の閉を検知して、ステップSA10へ移行する。
所定時間(例えば、30秒)内に制御部20が蓋5の閉を検知しなかったとき、タイムアウトとして処理を終了する。
SA10;制御部20は硬貨繰出部4に硬貨の繰出しを指示し、実施例1のステップS5と同様にして硬貨認識部8により硬貨の金種が判別され、その判別結果は制御部20に転送されて金種ごとの枚数が計数される。
SA11;制御部20は実施例1のステップS15と同様に、判別結果を基に、一時保管庫9に保管した硬貨の金種別枚数を計数記憶領域20aのそれぞれの記憶枚数に加算して硬貨の金種別枚数を記憶する。
SA12;制御部20は残留検知センサ2aが硬貨の残留を検知している間はステップSA10へ戻り、上記の動作を継続する。
SA13;制御部20は操作表示部23に計数した全ての金種とその枚数を表示する。
SA14;制御部20は前記ステップSA3で記憶部27に保存された処理種別が補充処理であった場合はステップSA15に移行し、入金処理であった場合は処理を終了する。
SA15;制御部20は操作表示部23に追加投入の有無を問う画面、例えば「追加硬貨を投入する場合は「追加」ボタンを押してください」と表示し、係員が「追加」ボタンを押下しない場合、制御部20はステップSA16へ分岐し、「追加」ボタンを押下した場合はステップSA5に戻り、補充処理を継続する。
SA16;制御部20は「追加」ボタンが所定時間(例えば、60秒)以上経過して押下されない場合は、タイムアウトとして補充処理を終了する。
なお、ステップSA3において入金処理が選択され、入金処理が終了する際に制御部20は実施例1のステップS12と同様に硬貨の金種別枚数をレシート用紙等に印刷を希望するか否かの選択を操作表示部23に表示するようにしてもよい。
また、制御部20は処理開始時に前の硬貨処理が終了していない、または、変形硬貨や異物等が分離ゲート4bを通り抜けられず、うまく繰出されない等の理由で硬貨の残留を検知した場合は、「処理中」等と表示部24に表示して処理可能になるまで待機を促すようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例では、まず処理選択を行い、選択された処理内容に応じて硬貨の追加投入が許容される。硬貨の追加投入は最初に投入した硬貨の計数が終了し、投入硬貨の枚数が記憶された時点で行われ、追加投入され計数された硬貨はそれまでの記憶枚数に加算される。そのため複数回の投入であっても一回の処理として扱われるため、硬貨の投入毎に情報カードを必要としなく、効率よく作業が進む。
また電子錠を時間監視して自動的に電子錠を施錠するようにしたことにより、防犯等の安全性を向上させることができる。
実施例1の硬貨処理機の概要を示す説明図 実施例1の硬貨投入部を示す説明図 実施例1の硬貨処理機の制御系統を示すブロック図 実施例1の硬貨処理を示すフローチャート 硬貨処理機の表示画面例を示す説明図 実施例2の硬貨処理機の制御系統を示すブロック図 実施例2の硬貨処理を示すフローチャート
符号の説明
1 硬貨処理機
2 硬貨投入部
2a 残留検知センサ
3 入金ホッパ
3a 投入口
4 硬貨繰出部
4a テーブル
4b 分離ゲート
5 蓋
5a 蓋の回転支点
6 スィッチ
7 硬貨搬送部
8 硬貨認識部
9 一時保管庫
10 返却庫
11 返却扉
12 出金ホッパ
13 出金箱
14a、14b、14c 落下シュート
15 リジェクトシュート
16 返却シュート
17 回収庫
18 回収シュート
20 制御部
20a 計数記憶領域
21 通信回線
22 インターフェース部
23 操作表示部
24 表示部
25 タッチパネル
26 印刷部
27 記憶部
28 電源部
30 カード処理部
31 電子錠

Claims (5)

  1. 硬貨を投入する硬貨投入部と、硬貨の投入口を開閉する蓋と、前記硬貨投入部に投入された硬貨を分離し、繰出す硬貨繰出部とを備えた硬貨処理機において、
    前記蓋の開閉を検知する開閉検知手段を設け、該開閉検知手段が硬貨の繰出し動作中に前記蓋の開を検知したときに、前記繰出し動作を中断し、前記蓋の閉を検知したときに繰出し動作を再開することを特徴とする硬貨処理機。
  2. 請求項1において、
    前記繰出し動作を中断した時に、中断前の計数結果を計数記憶手段に記憶し、前記繰出し動作の再開後に新たに計数した硬貨の枚数を前記中断前の計数結果に加算することを特徴とする硬貨処理機。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記硬貨投入部に硬貨の残留を検知する残留検知手段を設け、該残留検知手段が硬貨の残留を検知しなくなったときに硬貨の追加投入の要否を問い合わせることを特徴とした硬貨処理機。
  4. 硬貨を投入する硬貨投入部と、硬貨の投入口を開閉する蓋と、前記硬貨投入部に投入された硬貨を分離して繰出す硬貨繰出部と、前記蓋の施錠及び開錠を行う電子錠と、処理種別を記憶する記憶部とを備えた硬貨処理機において、
    硬貨投入前に入力された処理種別を前記記憶部に保存し、投入硬貨の計数終了後、前記記憶部に保存されている処理種別が硬貨の補充処理の場合、引き続いて電子錠を開錠可能に制御することを特徴とする硬貨処理機。
  5. 請求項4において、
    前記記憶部に保存された処理種別が硬貨の補充処理の場合、投入硬貨の計数終了後、追加投入の有無を問う画面を操作表示部に表示し、有りの情報が入力された場合、電子錠を開錠し、前記投入口から投入された硬貨を計数して、その計数結果を計数記憶手段に記憶されたそれまでの計数結果に加算することを特徴とする硬貨処理機。


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JP2011253280A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Oki Electric Ind Co Ltd 現金処理装置
KR101262739B1 (ko) * 2010-08-13 2013-05-09 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 경화 처리장치
JP2013206014A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 紙葉類取扱装置及び自動取引装置
JP2017033610A (ja) * 2016-11-17 2017-02-09 東芝テック株式会社 商品販売データ登録処理装置

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