JP2005140572A - 半導体装置の試験装置および試験方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 多種類の半導体装置を大量に短期間で試験し、使用するテストボードの数を少なくする。
【解決手段】 テスタ2に設けられる複数の接続口4には、複数の半導体装置8が搭載されたテストボード6が接続される。このテストボード6の総数は、恒温槽の内部で作業を行う槽内作業時間を、恒温槽の外部で作業を行う槽外作業時間で除算した数に相当する枚数設けられる。槽内搬送手段1は、接続口4に接続されている各テストボード6のうち、搭載している全ての半導体装置8の試験が終わったテストボード6から順次取り外してから恒温槽3の外部に搬出し、恒温槽3の外部においてアンロードおよびロード作業が行われ、恒温槽3の内部に搬入されたテストボード6を、取り外された接続口4に再び接続し、次に取り外しが可能になったテストボード6を取り外す。以下、順次この操作を繰り返して行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 テスタ2に設けられる複数の接続口4には、複数の半導体装置8が搭載されたテストボード6が接続される。このテストボード6の総数は、恒温槽の内部で作業を行う槽内作業時間を、恒温槽の外部で作業を行う槽外作業時間で除算した数に相当する枚数設けられる。槽内搬送手段1は、接続口4に接続されている各テストボード6のうち、搭載している全ての半導体装置8の試験が終わったテストボード6から順次取り外してから恒温槽3の外部に搬出し、恒温槽3の外部においてアンロードおよびロード作業が行われ、恒温槽3の内部に搬入されたテストボード6を、取り外された接続口4に再び接続し、次に取り外しが可能になったテストボード6を取り外す。以下、順次この操作を繰り返して行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、メモリなどの半導体装置を試験する半導体装置の試験装置および試験方法に関し、特に半導体装置の試験を効率的に行う半導体装置の試験装置および試験方法に関するものである。
例えば、メモリなどを構成する半導体装置は、常温下だけでなく、高温下または低温下において所定の電気的特性を発揮するか否かの試験が実施された後に出荷が行われる。すなわち、半導体装置は、常温状態で使用されるとは限らず、高温状態または低温状態で使用される場合もあるため、様々な条件下で所定の電気的特性が発揮されなくてはならない。そのため、予め一定の温度条件下で半導体装置の試験が実施される。
ところで、近年の技術の飛躍的進歩に伴い、半導体装置の新製品の市場における陳腐化が加速されており、多様な種類の半導体装置の大量生産の需要が高くなってきた。例えば、携帯電話には多数の半導体装置が用いられているが、携帯電話の種類は多種類に渡っているため、短期間に多種類の半導体装置を大量に供給する必要がある。ここで、上述したように、半導体装置は、予め一定の温度条件下で所定の電気的特性を発揮できるか否かの試験を実施する必要があるため、短期間に多種類の半導体装置を大量に試験しなければならない。
近年では、大量の半導体装置の試験を実施するために、半導体装置を個別に試験装置に接続をして試験するのではなく、複数の半導体装置をテストボードなどの基板に搭載して一斉に試験を行う方法が採られている(例えば、特許文献1参照)。このように複数の半導体装置をテストボードに搭載して試験を行うことにより、試験の高速化を図ることができるが、近年では試験装置にさらにテストボードを複数枚接続することにより、より多くの半導体装置の試験を行うことができるようになってきている。
このように複数枚のテストボードを試験装置に接続する場合、試験装置は、複数のテストボードを着脱可能に接続できる接続部を有し、この接続部は、半導体装置に所定の温度条件を加える恒温槽内に臨むように設けられている。そして、各テストボードには、試験装置が半導体装置を試験できるように制御するマイコンが搭載され、このマイコンの制御により、複数の半導体装置の試験を行う。
ところで、上述したように、複数枚のテストボードを試験装置に接続する場合、恒温槽が常温の状態で人手により各テストボードを夫々の接続口に接続し、所定の温度にまで恒温槽を加熱または冷却を行った後に、各テストボードに搭載されている半導体装置の試験を行い、その後恒温槽を常温状態に戻した後に、また人手により各テストボードを取り出す。すなわち、最初に、複数の半導体装置をテストボードに搭載し、恒温槽内に導入するロードが行われる。次に、恒温槽内に臨んでいる各接続口に対応したテストボードを夫々接続口に接続し、所定の温度にまで恒温槽を加熱または冷却する。そして、恒温槽内が半導体装置を試験する温度になったら、各半導体装置の試験を開始し、試験が終了した後に、恒温槽の内部を常温状態にまで戻す。その後、各テストボードを恒温槽の外部に搬出し、各テストボードに搭載されている半導体装置を、試験結果に基づいて良品または不良品に分類するアンロードが行われる。
特開平7−29949号公報
ところで、上述したように、複数の半導体装置が搭載されているテストボードを試験装置に複数枚接続して試験を行う場合、半導体装置がテストボードにロードされた後に、テストボードを試験装置に接続を行っている間および恒温槽内部を加熱または冷却を行っている間は、半導体装置の試験を行うことができないという問題がある。すなわち、半導体装置は、テストボードが試験装置に接続され、所定の温度にまで加熱または冷却が行われた後に試験が行われるため、恒温槽内が所定の温度にまで加熱または冷却が行われるまで半導体装置の試験を行うことはできない。そのため、この間、テストボードに搭載された半導体装置は、試験の開始まで待機していなくてはならない。また、半導体装置の試験が終了した後も、恒温槽内部の温度が常温に戻るまで待った後に、テストボードを取り外し、半導体装置のアンロードが行われる。従って、恒温槽内部が常温になり、テストボードを取り外すまで待機していなくてはならないため、その間は半導体装置の試験を行うことができない。
このように、ロードが行われてから半導体装置の試験が開始されるまでの間および試験が終了してからアンロードが行われるまでの間、テストボードに搭載された半導体装置は待機していなくてはならないため、この待機の時間がボトルネックになる。特に、近年の試験装置は高機能化しており、複数の半導体装置を高速に試験することが可能になっている。このように、半導体装置の試験時間が短くなるほど、半導体装置の待機時間がよりボトルネックになり、大量の半導体装置を短期間に試験するという観点からは好ましくない。
一方、近年では、市場の要求から、大量の半導体装置を短期間に試験しなくてはならないという要請がある。例えば、半導体装置が搭載される携帯電話等はそのライフサイクルが非常に短いため、短期間に多種類の半導体装置を大量に生産しなくてはならない。このような要請に対応すべく、試験装置の大型化が図られ、より多くのテストボードを接続できるような構成が近年では採られている。ここで、テストボードには、搭載している各半導体装置の試験の制御を行うためにマイコンが搭載されているが、このマイコンは、テストボードに搭載されている半導体装置の種類によって異なるために、異なる種類の半導体装置を試験するためには、その半導体装置に対応したマイコンが必要になり、その結果半導体装置に対応した異なる種類のテストボードが必要になる。このようなテストボードは、半導体装置に対応したマイコンを搭載しているために、一般に高価であることが知られている。一方、携帯電話等はライフサイクルが短いが、使用される半導体装置の数も非常に多いため、このような携帯電話等に用いられる半導体装置の試験を行うためには、多種類の半導体装置の試験を短期間に大量に行わなければならない。そして、使用される半導体装置の世代が変わったときには、古いテストボードは再利用できず、高価なテストボードを使い捨てにしなければならない。このために、使用に供されるテストボードの枚数をできるだけ少なく抑えつつ、且つ単位時間当たりに試験することができる半導体装置の個数をできるだけ多くしたいという要請がある。
本発明では、以上のような点に鑑み、半導体装置を搭載するテストボードの必要枚数を少なく抑えつつ、多数の半導体装置を短期間に試験する半導体装置の試験装置および試験方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体装置の試験装置は、複数の半導体装置を搭載したテストボードを複数接続するための複数の接続口を有し、前記テストボードに搭載された複数の前記半導体装置の試験を行うテスタと、前記接続口に臨む位置に設けられ、前記半導体装置を所定の温度にまで加熱または冷却を行う恒温槽と、前記恒温槽の内部を移行し、前記テストボードを前記接続口に接続させる槽内搬送手段と、前記恒温槽の外部に設けられ、前記テストボードに未試験の半導体装置を供給するためのロード手段と、前記恒温槽の外部に設けられ、前記テストボードから試験の結果に基づいて前記半導体装置を分類するアンロード手段と、を有し、前記槽内搬送手段は、複数の前記接続口に接続されている複数の前記テストボードのうち、搭載している全ての前記半導体装置の試験が終了した前記テストボードから順次取り外して、前記恒温槽の外部に搬出し、前記アンロード手段によりアンロードされ、前記ロード手段によりロードされ、前記恒温槽の内部に搬入された前記テストボードを、取り外しが行われた前記接続口に接続するように制御することを特徴とする。
本発明の半導体装置の試験装置および試験方法は、多種類の半導体装置を短期間に多く試験することができ、且つ使用するテストボードの数も少なくすることができる。
以下、本発明の半導体装置の試験装置について説明する。図1は、本実施の形態における半導体の試験装置の概略構成図である。本発明の半導体の試験装置は、テスタ2と恒温槽3とから構成され、テスタ2の恒温槽3に臨む部位には、接続口4A乃至4Jから構成される接続口4が設けられている。恒温槽3の内部には、図1に示されるX方向、Y方向およびZ方向に自在に動くことができる槽内搬送手段1が設けられ、恒温槽3の壁面にはシャッタ5が設けられる。恒温槽3の外部には、ローダトレイ10、良品用アンローダトレイ11、不良品用アンローダトレイ12およびバッファトレイ13が設けられ、テストボード6はシャッタ5を介して、恒温槽3の内部と外部とを往復する。このテストボード6には、複数の半導体装置8とマイコン9とが搭載され、ローダトレイ10、良品用アンローダトレイ11、不良品用アンローダトレイ12、バッファトレイ13およびテストボード6の上部には移載ロボット7が設けられる。
テスタ2は、半導体装置8の電気的特性を試験するための装置であり、テストボード6が接続口4に接続されることにより、テストボード6に搭載された複数の半導体装置8と電気的に導通状態になり、搭載された各半導体装置8を一斉に試験する。本実施形態では、図1に示されるように、接続口4は、2行5列の接続口4A乃至4Jの10個により構成される。なお、本実施形態では、10個の接続口4が設けられるように構成したが、これに限られず、接続口4の数は任意に設けてもよい。
恒温槽3は、半導体装置8を所定の温度にまで加熱または冷却を行うための槽である。この恒温槽3の内部には、図示しないヒータ等の加熱手段または冷媒等の冷却手段、およびファンが設けられ、これら加熱手段または冷却手段により加熱された熱気または冷却された冷気がファンによって発生される空気流の循環によって、恒温槽3の内部を所定温度にまで加熱または冷却を行う。ここで、テスタ2の接続口4は、夫々恒温槽3に臨むように構成されている。また、恒温槽3の壁面には、この恒温槽3の外部と内部との間をテストボード6が挿通するためのシャッタ5が形成されるが、このシャッタ5を介して、恒温槽3の内部で作業を行っていたテストボード6が搬出されるのと同時に、恒温槽3の外部で作業を行っていたテストボード6を恒温槽3の内部に搬入することが可能である。
恒温槽3の内部には、図1のX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に可動する槽内搬送手段1が設けられる。槽内搬送手段1は、例えばベルトまたはローラ等のような手段により、シャッタ5を介して、恒温槽3の外部から未試験の半導体装置8を搭載したテストボード6を受け取り、恒温槽3の外部から送られたテストボード6を適宜の保持手段により固定保持する。そして、槽内搬送手段1は、X軸方向(左右方向)およびZ軸方向(上下方向)に動作することにより、接続口4A乃至4Jに対向する位置にまで移行し、そしてY軸方向(前後方向)に動作することにより、保持しているテストボード6を接続口4A乃至4Jに接続する。また、槽内搬送手段1は、接続口4A乃至4Jに接続されている試験済みの半導体装置8を搭載したテストボード6を適宜の保持手段により固定保持し、テストボード6を接続口4A乃至4Jから取り外す。そして、槽内搬送手段1は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に動作することにより、シャッタ5に対向する位置にまで移行する。その後、例えばベルト等のような手段により、シャッタ5を介して、テストボード6は恒温槽3の外部に搬出する。ここで、本実施形態の槽内搬送手段1は、未試験の半導体装置8を搭載したテストボード6を接続口4A乃至4Jに接続した後に、取り外し可能なテストボード6、すなわち搭載している各半導体装置8に対して全ての試験項目の試験が終了しているテストボード6があれば、直ちにこのテストボード6が接続されている接続口4にまで移行し、テストボード6を取り外す。そして、槽内搬送手段1は、シャッタ5に対向する位置にまで移行し、テストボード6を搬出する。そして、槽内搬送手段1は、次に試験する未試験の半導体装置8を搭載したテストボード6が恒温槽3の外部から搬入されたら、このテストボード6を、先ほど取り外しを行った接続口に接続するように制御する。
ローダトレイ10は、未試験の半導体装置8を供給するためのトレイであり、良品用アンローダトレイ11は、テストボード6に搭載されている試験済みの半導体装置8のうち良品の半導体装置8を分類するためのトレイであり、不良品アンローダトレイ12は、不良品の半導体装置8を分類するためのトレイである。また、一時的にアンロードされたトレイを保管しておくためのトレイである。
次に、図2を参照して、本実施形態におけるテストボード6、移載ロボット7および半導体装置8の一例について説明する。図2に示されるように、テストボード6は、マイコン9が予め組み込まれており、それと同じ面に半導体装置8が搭載される。このため、テストボード6の半導体装置8を搭載する面には、半導体装置8をクランプするためのクランプ手段61が各半導体装置8を搭載する位置に夫々設けられ、また半導体装置8のバンプ81と対応する複数の電極62が夫々設けられる。これらクランプ手段61は、半導体装置8をクランプするクランプ作動状態と、半導体装置8のクランプを解除するクランプ解除状態とに推移する。また、電極62は、テストボード6の内部に設けられている内部配線を介してマイコン9に電気的に接続され、さらにテスタ2の接続口4と接続する部位に電気的に接続される。マイコン9は、例えばテストボード6に搭載されている半導体装置8の種類などの情報を保持し、テスタ2が半導体装置8の試験を行うことができるように制御する装置である。なお、本実施形態では、テストボード6の数は、テスタ2に設けられる接続口4の数に対応して10枚用いられるものとする。
移載ロボット7は、ローダトレイ10から未試験の半導体装置8をテストボード6に搭載し、さらに試験済みの半導体装置8を試験の結果に基づいて良品用アンローダトレイ11または不良品アンローダトレイ12に分類する装置であり、先端に吸着ヘッド71とクランプ解除ロッド72とを有して構成される。吸着ヘッド71は、半導体装置8に負圧吸引力を発生させることにより、半導体装置8を吸着保持し、負圧吸引力を解除することにより半導体装置8を離間させる部材である。クランプ解除ロッド72は、移載ロボット7と共に昇降し、自身がテストボード6に向かって下降することにしてクランプ手段61を押圧することにより、クランプ手段61をクランプ機能が作動していないクランプ解除状態にし、自身がテストボード6からクランプ手段61と当接しない位置にまで上昇することにより、クランプ機能が作動しているクランプ作動状態に推移させる。ここで、クランプ手段61がクランプ解除状態になったとき、クランプ解除ロッド72が停止したまま、すなわちクランプ手段61のクランプ機能が作動していない状態で、さらに半導体装置8を吸着保持している吸着ヘッド71が下降する。そして、吸着ヘッド71が、半導体装置8に設けられたバンプ81がテストボード6の電極62と当接位置にまで下降したとき、すなわち図2の実線で示される位置から一点鎖線で示される位置に変位したときに、吸着ヘッド71は負圧吸引力を解除し、半導体装置8を吸着ヘッド71から解放する。このときの半導体装置8のバンプ81とテストボード6の電極62との当接状態を図3に示す。そして、吸着ヘッド71はテストボード6から上昇し、吸着ヘッド71の上昇が終了したら、さらに移載ロボット7をテストボード6から上昇させる。この移載ロボット7が上昇することにより、クランプ解除ロッド72も上昇し、クランプ手段61はクランプ解除状態からクランプ作動状態になる。これにより、クランプ手段61は半導体装置8のクランプを行う状態になる。以上のようにして、半導体装置8のテストボード6への移載が行われる。
次に、本実施形態における半導体装置の試験動作について説明する。最初に、移載ロボット7は、吸着ヘッド71に負圧吸引力を発生させることにより、ローダトレイ10から未試験の半導体装置8を1個取り出し、テストボード6のクランプ手段61に対応する位置に吸着保持している半導体装置8へ移載する。そして、移載ロボット7は、ローダトレイ10から次の未試験の半導体装置8を取り出し、同様にテストボード6に半導体装置8を移載する。このように、未試験の半導体装置8はローダトレイ10からテストボード6に次々に移載され、テストボード6に設けられているクランプ手段61の数、すなわちテストボード6に搭載可能な数だけ移載される。未試験の半導体装置8の移載が全て完了したら、テストボード6は、ベルト等の手段により、シャッタ5を介して恒温槽3の内部に搬入され、槽内搬送手段1に固定保持される。ここで、ローダトレイ10が空になったとき、すなわちテストボード6に移載する未試験の半導体装置8がなくなった場合、未試験の半導体装置8を搭載した新しいローダトレイ10が供給され、空になったトレイは空トレイとして、良品用アンローダトレイ11または不良品用アンローダトレイ12に移行される。
次に、恒温槽3の内部において、未試験の半導体装置8が搭載されているテストボート6を受け取った槽内搬送手段1は、テスタ2の接続口4A乃至4Jのうち、空いている接続口にテストボード6を接続するように制御する。すなわち、槽内搬送手段1は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移行することにより、接続口4A乃至4Jのうち空いている接続口に未試験の半導体装置8が搭載されているテストボード6を接続する。
ここで、本実施形態における半導体装置の試験装置では、テスタ2に接続されているテストボード6は、このテストボード6が搭載している半導体装置8の試験が全て終了したときに接続口4から取り外され、この取り外された接続口4に、次の未試験の半導体装置8を搭載したテストボード6が接続されるように制御される。
この制御について図4のタイムチャートを用いて説明する。本実施形態においては、シャッタ5を介して恒温槽3の外部より未試験の半導体装置8を搭載したテストボード6が搬入されてから接続口4に接続するまでの接続時間、半導体装置8を実際に試験する温度にまで加熱または冷却するために保証される温度保証時間、テストボード6に搭載されている半導体装置8の試験を行う試験時間、接続口4から試験済みの半導体装置を搭載したテストボード6を取り外してからシャッタ5を介して恒温槽の外部に搬出するまでの離脱時間までの時間を槽内作業時間という。また、試験済みの半導体装置8を搭載したテストボード6がシャッタ5を介して恒温槽3の外部に搬出されてから、アンロードおよびロードが行われ、未試験の半導体装置8を搭載したテストボード6がシャッタ5を介して恒温槽3の内部に搬入されるまでの時間を槽外作業時間という。
図4において、時刻T1には、9枚のテストボード6は接続口4Aから4Iに接続されているものとし、1枚のテストボード6は恒温槽3の外部でアンロードおよびロードが行われているものとする。時刻T1において、接続口4Aに接続されているテストボード6に搭載されている全ての半導体装置8の試験が終了する。試験が終了したら、槽内搬送手段1は、接続口4Aからテストボード6を取り外し、シャッタ5に対向する位置にまで移行する。このとき、シャッタ5が開放状態になり、槽外において作業されていた未試験の半導体装置8が搭載されたテストボード6が恒温槽3の内部に搬入され、接続口4Aに接続されていた試験済みの半導体装置8を搭載したテストボード6が恒温槽3の外部に搬出される。恒温槽3の内部に搬入された未試験の半導体装置8を搭載したテストボード6は、槽内搬送手段1が移行することにより、接続口4Jに接続される。一方、恒温槽3の外部に搬出されたテストボード6に搭載されている試験済みの半導体装置8は、試験の結果に基づいて、移載ロボット7により、良品用アンローダトレイ11または不良品用アンローダトレイ12に順次分類されてアンロードされる。そして、テストボード6に搭載されている全ての半導体装置8のアンロードが終了したら、次に、移載ロボット7は、ローダトレイ10から未試験の半導体装置8を順次取り出し、テストボード6に移載する。テストボード6に搭載可能な数だけ未試験の半導体装置8が搭載されたら、ベルト等の手段によりシャッタ5を介して、テストボード6は恒温槽3の内部に搬入される。このときの時刻T2において、接続口4Bに接続されていた試験済みの半導体装置8を搭載したテストボード6が恒温槽3の外部に搬出される。そして、槽内搬送手段1は、恒温槽3の内部に搬入されたテストボード6を接続口4Aに接続する。次に、時刻T3において、接続口4Cに接続されていた試験済みの半導体装置8を搭載したテストボード6を恒温槽3の外部に搬出し、未試験の半導体装置8を搭載したテストボード6が恒温槽3の内部に搬入される。そして、恒温槽3の内部に搬入されたテストボード6は、槽内搬送手段1により、接続口4Bに接続される。このように、接続口4に接続されているテストボード6を取り外してから、アンロード、ロードを行い、再度接続する作業を4Aから4Jまで順次繰り返して行う。ここで、時刻T10において、接続口4Jに接続されていたテストボード6は恒温槽3の外部に搬出され、アンロード、ロードが行われる。そして、時刻T11において、このテストボード6は恒温槽3の内部に搬入され、接続口4Aに接続されていたテストボード6が恒温槽3の外部に搬出される。時刻T11において恒温槽3の内部に搬入されたテストボード6は、接続口4Jに再び接続される。
ここで、本実施形態では、時刻T11において、恒温槽3の内部で作業されていたテストボード6、すなわち接続口4Aに接続されていたテストボード6が恒温槽3の外部に搬出され、恒温槽3の外部で作業がされていたテストボード6、すなわち接続口4Jに接続されるテストボード6が恒温槽3の内部に搬入されるが、このように順次恒温槽3の内部で作業が行われていたテストボード6が搬出されるときに、恒温槽3の外部で作業が行われていたテストボード6が搬入されるように制御する。ここで、恒温槽3の内部では同時に複数のテストボード6を滞在させることができ、且つ試験等の作業を同時に行うことができる。一方、恒温槽3の外部では1枚のテストボード6に対してのみアンロードおよびロード作業を行うことができる。従って、使用されるテストボード6の枚数を、槽内作業時間を槽外作業時間で除算した数だけ用意する。
すなわち、使用されるテストボード6の枚数が、槽内作業時間を槽外作業時間で除算した数よりも少ない場合は、恒温槽3の内部で行われる作業が完了するまでテストボード6は待機していなければならないため、単位時間当たりに試験される半導体装置8の数は少なくなってしまう。そこで、使用されるテストボード6の枚数が、槽内作業時間を槽外作業時間で除算した数だけ用意することにより、テストボード6の待機時間をなくすことができるので、順次効率よく試験を行うことができる。なお、使用されるテストボード6の枚数が、槽内作業時間を槽外作業時間で除算した数よりも多く用意した場合、単位時間当たりに試験される半導体装置8の数が少なくなることはないが、必要以上の枚数のテストボード6が用意されることになるので、コストが高くなってしまう。
ここで、槽内作業時間を槽外作業時間で除算したときに小数点が発生する場合、すなわち槽内作業時間を槽外作業時間で除算した結果が整数でなかった場合、四捨五入した数だけ接続口4およびテストボード6を設けるのが好ましい。
以上のようにして、本実施の形態では、使用されるテストボード6の枚数を、槽内作業時間を槽外作業時間で除算した数だけ用意し、これらテストボード6を順次試験を行うことにより、単位時間当たりに多くの半導体装置8を試験することができ、且つ使用されるテストボード6の枚数を少なく抑えることができる。
1 槽内搬送手段 2 テスタ
3 恒温槽 4 接続口
6 テストボード 7 移載ロボット
8 半導体装置
3 恒温槽 4 接続口
6 テストボード 7 移載ロボット
8 半導体装置
Claims (2)
- 複数の半導体装置を搭載した複数枚のテストボードを接続するための接続部を有し、前記各テストボードに搭載された前記各半導体装置の試験を行うテスタと、
前記接続部に臨む位置に設けられ、前記半導体装置を所定の温度にまで加熱または冷却を行う恒温槽と、
前記恒温槽の内部に移行した前記テストボードを前記接続部に接続させる槽内搬送手段と、
前記恒温槽の外部に設けられ、前記テストボードに未試験の半導体装置を供給するためのロード手段と、
前記恒温槽の外部に設けられ、前記テストボードから試験の結果に基づいて前記半導体装置を分類するアンロード手段と、を有し、
前記テストボードのうち前記接続部に接続されているテストボードは、搭載されている前記各半導体装置の全ての試験が終了したものから順次取り外され、前記恒温槽の外部において前記アンロード手段および前記ロード手段によりアンロードおよびロードが行われた後に前記恒温槽の内部に搬入された後に、前記テストボードが取り外された前記接続部に再び接続され、
試験に供されるテストボードの総数は、前記恒温槽の内部で行われる槽内作業時間を、前記恒温槽の外部で行われる槽外作業時間で除算した数に相当する枚数としたことを特徴とする半導体装置の試験装置。 - 半導体装置の試験を行うテスタに設けられる複数の接続部に接続されている複数のテストボードのうち、搭載している全ての前記半導体装置を所定の設定温度にして試験を行い、その試験が終了した前記テストボードから順次取り外す工程と、
前記テストボードを、前記半導体装置を所定の温度にまで加熱または冷却するために設けられる恒温槽の外部に搬出する工程と、
試験の結果に基づいて、前記テストボードに搭載されている前記半導体装置を分類する工程と、
前記テストボードに未試験の半導体装置を供給する工程と、
前記未試験の半導体装置を搭載した前記テストボードを前記恒温槽の内部に搬入する工程と、
前記テストボードを、取り外しが行われた前記接続部に接続する工程と、を有し、
これら工程は順次繰り返されて行われ、この試験に供されるテストボードの総数は、前記恒温槽の内部で行われる槽内作業時間を、前記恒温槽の外部で行われる槽外作業時間で除算した数に相当する枚数としたことを特徴とする半導体装置の試験方法。
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2003
- 2003-11-05 JP JP2003375327A patent/JP2005140572A/ja active Pending
Cited By (2)
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