JP2007324508A - 半導体ウエハの検査方法及び半導体ウエハの検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実質的な検査時間の短縮が図られ、かつ信頼性の高い検査が可能な半導体ウエハの検査方法、及びその検査装置を提供することにある。
【解決手段】ウエハステージ14および恒温槽11を検査温度まで加熱または冷却した後、検査温度まで加熱または冷却された半導体ウエハ16を、検査温度に維持した状態で、恒温槽11からウエハステージ14に搬送し、半導体ウエハ16の電気的特性をウエハプローバ12で検査する。電気的特性を検査した半導体ウエハ16は、検査温度に維持した状態で、ウエハステージ14から恒温槽11に搬送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の半導体チップが形成された半導体ウエハの電気的特性を検査する検査方法、及びその検査装置に関する。
半導体チップが形成された半導体ウエハの電気的特性は検査装置によって検査されるが、通常は、この検査装置の検査端子へ半導体ウエハを間欠送りするためのウエハプローバが組み合わされており、これを用いて高温時または低温時における半導体ウエハの電気的特性が検査される。
従来、ウエハプローバを用いて半導体ウエハの高温時または低温時における電気的特性を検査する場合、半導体ウエハを1枚毎にウエハステージに載置して十分に時間を置くことにより、ウエハステージやプローブカード、さらに半導体ウエハの熱膨張が安定した後に検査を行なっていた。しかし、この方法ではウエハ毎に温度が安定するまで時間を待たねばならず、検査に非常に長い時間を要していた。
この問題を解決するために、検査待ちのウエハをあらかじめ定められた温度に加熱した後に検査する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
図6は、特許文献1に記載されたウエハプローバ100の構成を示したブロック図である。ウエハプローバ100は、検査温度に加熱または冷却するメインステージ101、予備加熱または予備冷却するサブステージ102、複数の半導体ウエハを収容するウエハカセット103、及び半導体ウエハを搬送する搬送アーム部104、105からなっている。そして、メインステージ101及びサブステージ102には加熱・冷却機構が備わり、これによりメインステージ101を検査温度に加熱または冷却し、また、サブステージ102を予備加熱または予備冷却する。
図7を参照しながら、図6に示したウエハプローバ100を用いて半導体ウエハの電気的特性を検査する手順を説明する。
図7は、ウエハI、ウエハII、ウエハIIIの高温時における電気的特性を検査する場合のウエハプローバ100の作業のタイムテーブルであり、上方から下方へ時間の経過を示したものである。図7の左側の欄は、メインステージ101及びサブステージ102におけるウエハI、ウエハII、ウエハIIIの加熱または冷却を示し、右側の欄は、ウエハI、
ウエハII、ウエハIIIのそれぞれについて、一定の間隔で位相をずらして行われるウエハプローバ100の作業を示す。
先ず、ウエハIが第一搬送アーム104によってウエハカセット103から取り出され、サブステージ102で中間温度まで予備加熱された後、第二搬送アーム105によってサブステージ102からメインステージ101に移送され、検査温度まで加熱される。検査温度に達すると電気的特性の検査が行われ、検査後にはメインステージ101上で中間温度まで冷却されて、その後サブステージ102に移送されて室温まで冷却される。
図7に示すように、ウエハIをメインステージ101で冷却を始めると同時に、サブステージ102でウエハIIの予備加熱を開始して、ウエハIに対する作業と同じ作業を位相をずらして行うことにより、中間温度でウエハI、IIをメインステージ101、サブステージ102間で交換することができ、これにより、高温時または低温時における検査に要する時間の短縮を図ることができる。
特開平11−330171号公報
しかしながら、上記の従来技術では、中間温度でウエハI、IIをメインステージ101、サブステージ102間で交換を行っているので、メインステージ101では、検査前においては中間温度から検査温度までの加熱(または冷却)、また検査後においては検査温度から中間温度までの冷却(加熱)を行う必要があり、その間の加熱、冷却に要する時間がかかる。加えて、メインステージ101の温度変化に対して、プローブカードやウエハの熱膨張が安定するまで検査を待つ必要もある。それ故、実質的な検査時間の短縮には至っていない。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、その主な目的は、実質的な検査時間の短縮が図られ、かつ信頼性の高い検査が可能な半導体ウエハの検査方法、及び半導体ウエハの検査装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の半導体ウエハの検査方法は、ウエハの搬送機構にも温度制御手段を設け、検査温度まで加熱された半導体ウエハを、検査温度に維持した状態でウエハステージに搬送する方法を採用する。
すなわち、本発明に係る半導体ウエハの検査方法は、複数の半導体ウエハが載置された恒温槽から各半導体ウエハを順次ウエハープローバのウエハステージに搬送して、半導体ウエハの電気的特性を検査する検査方法であって、ウエハステージ及び恒温槽を検査温度まで加熱または冷却する工程(a)と、検査温度まで加熱された半導体ウエハを、検査温度に維持した状態で、恒温槽からウエハステージに搬送する工程(b)と、ウエハステージに搬送された半導体ウエハの電気的特性を、ウエハプローバで検査する工程(c)と、電気的特性を検査した半導体ウエハを、検査温度に維持した状態で、ウエハステージから恒温槽に搬送する工程(d)とを備えたことを特徴とする。
このような方法によれば、検査温度まで加熱された半導体ウエハを、検査温度に維持した状態で、恒温槽とウエハステージ間を搬送することによって、検査時おけるウエハプローバのウエハステージを加熱または冷却する時間を省くことができ、これにより、実質的な検査時間を大幅に短縮することができる。また、検査前に、予めウエハステージ及び恒温槽を検査温度まで加熱または冷却しておくことによって、プローブカードや半導体ウエハの熱膨張が安定した状態で半導体ウエハの検査することができるので、信頼性の高い検査を実行することができる。
ある好適な実施形態において、複数の半導体ウエハは、恒温槽内に設けられた複数のスロットにそれぞれ載置され、各スロットは独立に制御されて検査温度まで加熱または冷却されており、上記工程(b)において、検査温度まで加熱または冷却されたスロットに載置された半導体ウエハがスロットからウエハステージに搬送され、上記工程(d)の後、ウエハステージから搬送された半導体ウエハを載置するスロットを、独立に制御して室温まで冷却または加熱する工程(e)をさらに備えている。
このようにすることによって、スロットに載置された半導体ウエハ毎に加熱または冷却を行うことができるので、電気的特性の検査を開始するまでの半導体ウエハの保持時間を揃えることができ、これにより、保持時間の差による電気的特性の変動のない信頼性の高い検査を行うことができる。
本発明に係る半導体ウエハの検査装置は、複数の半導体ウエハが載置される恒温槽と、半導体ウエハの電気的特性を検査するウエハプローバと、恒温槽に載置された半導体ウエハをウエハプローバのウエハステージに搬送する搬送機構とを備えた半導体ウエハの検査装置であって、恒温槽、ウエハプローバのウエハステージ、及び搬送機構には、それぞれ温度制御手段が備えられており、半導体ウエハを検査する間、恒温槽、ウエハプローバのウエハステージ、及び搬送機構は、それぞれ温度制御手段によって電気的特性の検査温度まで加熱または冷却されることを特徴とする。
ここで、本検査装置において、半導体ウエハは、搬送機構により、検査温度に維持された状態で、恒温槽及びウエハステージ間を搬送される。。
ある好適な実施形態において、恒温槽は、独立に温度制御可能な複数のスロットを備えており、半導体ウエハの検査の間、各半導体ウエハは、各スロット毎に載置され、スロットは独立に制御されて検査温度まで加熱または冷却され、検査温度まで加熱されたスロットに載置された半導体ウエハは、スロットからウエハステージに搬送され、ウエハステージに搬送された半導体ウエハは、ウエハプローバで検査され、検査した半導体ウエハは、ウエハステージからスロットに搬送され、ウエハステージから搬送された半導体ウエハを載置するスロットは、独立に制御されて室温まで冷却または加熱される。
本発明の半導体ウエハの検査方法及びその検査装置によれば、検査時おけるウエハプローバのウエハステージを加熱または冷却する時間を省くことができ、これにより、実質的な検査時間を大幅に短縮することができる。また、プローブカードやウエハの熱膨張が安定した状態で半導体ウエハの検査することができるので、信頼性の高い検査を実行することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、説明の簡略化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における半導体ウエハの検査装置10の構成を模式的に示したブロック図である。
図1に示すように、半導体ウエハの検査装置10は、複数の半導体ウエハが載置される恒温槽11と、半導体ウエハの電気的特性を検査するウエハプローバ12と、恒温槽11に載置された半導体ウエハを、ウエハプローバ12のウエハステージ14に搬送する搬送機構13とを備えている。そして、恒温槽11、ウエハステージ14、及び搬送機構13には、温度制御手段が備えられており、半導体ウエハを検査する間、恒温槽11、ウエハステージ14、及び搬送機構13は、それぞれ温度制御コントローラ15によって制御されて、電気的特性の検査温度まで加熱または冷却される。
図2及び図3に、恒温槽11及び搬送機構13における温度制御手段の構成を示す。図2に示すように、恒温槽11内には、複数のスロット30a、30b、30cが設けられており、各スロット30a〜30cに、半導体ウエハ16がそれぞれ載置される。恒温槽11の周辺には、スロット温度制御手段(例えば、ヒータや冷媒機構)15が付設されており、恒温槽11内の加熱または冷却を行っている。また、各スロット30a〜30cにも、それぞれ温度制御手段15a〜15cを付設してもよい。さらに、恒温槽11内にファン31を設置して、対流による温度均一を図るようにしてもよい。なお、これらの温度制御手段は、適宜組み合わせて使用することができる。
また、図3に示すように、ウエハ搬送機構13にも、温度制御手段15dが付設されており、ウエハ搬送機構13自身も、検査温度まで加熱または冷却されるようになっている。なお、恒温槽11及び搬送機構13に付設された温度制御手段は、ウエハステージ14に付設される温度制御手段(不図示)、例えば、ヒータまたは冷媒機構を引き回すことによって共通なものにしてもよい。
再び図1に戻って、本実施形態における半導体ウエハの検査装置10の構成を詳細に説明する。
ローダ室20には、複数の半導体ウエハ16を収容するウエハカセット19が設置され、ウエハ搬送機構13により、恒温槽11またはウエハプローバ12のウエハステージ14に半導体ウエハを搬送する。また、ウエハ認識機構26が配設されており、これにより半導体ウエハ16のロットを認識する。
ウエハプローバ12には、半導体ウエハ16を載置するウエハステージ14が設置され、ウエハステージ14はメインコントローラ24の制御下で昇降機構23を介してX,Y及びZ方向に移動するようになっている。また、上下のCCDカメラからなる画像認識機構21が配設され、半導体ウエハ16の表面およびプローブカード17のピン先をそれぞれ画像認識し、半導体ウエハ16の電極パッドとこれに対応するプローブピンをそれぞれアライメントする。さらに、ウエハステージ14には、温度制御コントローラ15が配設され、これによりウエハステージ14、恒温槽11、及びウエハ搬送機構13を加熱または冷却して所定の検査温度に調整する。そして、検査温度まで加熱された半導体ウエハ16は、プローブカード17を介して、テスタ18により電気的特性が検査される。
また、恒温槽11、ウエハプローバ12、及びローダ室20は、低温(例えば、約−50℃)での検査時でも結露が生じないように、ドライエアーなどで制御することが好ましい。
なお、本実施形態における半導体ウエハの検査装置10は、図1に示すような構成を備えたものであるが、各機構は、ブロック図に示すような単位で構成されたものに限らない。例えば、恒温槽11は、ローダ室20内に配設されていてもよく、また、テスタ18は、ウエハプローバ12とは独立のものであってもよい。
次に、図4を参照しながら、本実施形態における半導体ウエハの検査方法について説明する。図4は、ウエハI、ウエハII、ウエハIIIの高温時における電気的特性を検査する場合の検査装置10の作業のタイムテーブルであり、上方から下方へ時間の経過を図7と同じ時間間隔で示したものである。
まず、ウエハカセット19から、ウエハI、ウエハII、及びウエハIIIを、それぞれウエハプローバ12のウエハステージ14、恒温槽11のスロット1、及びスロット2に移動させ、検査温度(例えば、約150℃)まで加熱する。そして、ウエハステージ14が検査温度まで到達した後、ウエハIの電気的特性の検査を行う。
次に、ウエハIの検査が終了した後、ウエハIは恒温槽11のスロット1に搬送され、
それと交代に、ウエハIIが、スロット1からウエハステージ14に搬送される。このとき、ウエハ搬送機構13も予め検査温度まで加熱されているので、ウエハI及びウエハIIは、検査温度を維持した状態で搬送される。
ウエハステージ14は、検査温度に保持され、また、ウエハステージ14に搬送されたウエハIIも、既に検査温度まで加熱されているので、搬送後直ちにウエハIIの検査を行うことができる。そして、ウエハIIの検査が終了した後、ウエハIIは恒温槽11のスロット2に搬送され、それと交代に、ウエハIIIが、スロット2からウエハステージ14に搬送される。
最後のウエハIIIの検査が終了すると、ウエハステージ14及び恒温槽11を室温まで冷却して、ウエハI、ウエハII、及びウエハIIIを冷却した後、再び、ウエハカセット19に収容する。
このように、本実施形態の半導体ウエハの検査方法によれば、検査温度まで加熱された半導体ウエハを、検査温度に維持した状態で、恒温槽11とウエハステージ14間を搬送することによって、検査時おけるウエハプローバ12のウエハステージ14を加熱または冷却する時間を省くことができ、これにより、実質的な検査時間を大幅に短縮することができる。また、検査前に、予めウエハステージ14及び恒温槽11を検査温度まで加熱または冷却しておくことによって、プローブカード17や半導体ウエハ16の熱膨張が安定した状態で半導体ウエハ16を検査することができるので、信頼性の高い検査を実行することができる。
なお、本実施形態において、ウエハが3枚で、スロットが2つある場合を例に説明したが、もちろん、ウエハの枚数及びスロットの数はこれに限定されず、また、検査の終了したウエハをどのスロットに搬送するかについても、任意に決めることができる。
(第2の実施形態)
ウエハカセット19に収容された複数の半導体ウエハは、恒温槽11内に設けられた複数のスロット30a〜30cにそれぞれ載置されるが、図2に示すように、各スロット30a〜30cに付設された温度制御手段15a〜15cを独立に温度制御可能にすることによって、各スロット30a〜30cを独立に制御して、検査温度まで加熱または冷却をすることができる。
このように各スロット30a〜30cを独立に制御して、検査温度まで加熱または冷却した場合の半導体ウエハの検査方法について、図5を参照しながら説明する。
図5は、ウエハI、ウエハII、ウエハIIIの高温時における電気的特性を検査する場合の検査装置10の作業のタイムテーブルであり、上方から下方へ時間の経過を図4及び図7と同じ時間間隔で示したものである。
まず、ウエハカセット19から、ウエハIをウエハプローバ12のウエハステージ14に移動させ、ウエハステージ14を検査温度(例えば、約150℃)まで加熱する。そして、ウエハステージ14が検査温度まで到達した後、ウエハIの電気的特性の検査を行う。検査の間、ウエハカセット19からウエハIIを恒温槽11のスロット1に搬送し、スロット1を検査温度まで加熱しておく。
次に、ウエハIの検査が終了した後、ウエハIは恒温槽11のスロット1に搬送され、
それと交代に、ウエハIIが、スロット1からウエハステージ14に搬送される。このとき、ウエハ搬送機構13も予め検査温度まで加熱されているので、ウエハI及びウエハIIは、検査温度を維持した状態で搬送される。
ウエハステージ14は、検査温度に保持され、また、ウエハステージ14に搬送されたウエハIIも、既に検査温度まで加熱されているので、搬送後直ちにウエハIIの検査を行うことができる。なお、検査の間、ウエハカセット19からウエハIIIを恒温槽11のスロット2に搬送し、スロット2を検査温度まで加熱しておく。また、検査の終了したウエハIが搬送されたスロット1は、室温までの冷却を開始する。
ウエハIIの検査が終了した後、ウエハIIは恒温槽11のスロット2に搬送され、それと交代に、ウエハIIIが、スロット2からウエハステージ14に搬送される。そして、検査の終了したウエハIIが搬送されたスロット2は、室温までの冷却を開始する。
そして、最後のウエハIIIの検査が終了すると、ウエハステージ14を室温まで冷却した後、室温まで冷却された全てのウエハI、ウエハII、及びウエハIIIを、再び、ウエハカセット19に収容する。
このように、本実施形態の半導体ウエハの検査方法によれば、スロットに載置されたウエハ毎に加熱または冷却を行うことができるので、電気的特性の検査を開始するまでのウエハの保持時間を揃えることができ、これにより、保持時間の差による電気的特性の変動のない信頼性の高い検査が可能となる。
また、ウエハの処理状況に応じて、各スロットに必要な温度制御を独立して制御することができるので、無駄な温度制御をなくすことができ、その結果、検査コストを削減することができる。さらに、温度処理時間をウエハ毎に指定することができるため、ウエハ毎の検査温度の保持時間の差をなくすことができ、これにより信頼性の高い検査が可能となる。
なお、本実施形態においても、ウエハが3枚で、スロットが2つある場合を例に説明したが、もちろん、ウエハの枚数及びスロットの数はこれに限定されず、また、検査の終了したウエハをどのスロットに搬送するかについても、任意に決めることができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態においては、複数の半導体ウエハを載置する「高温槽」として、図2に示したようなオーブンタイプの例を説明したが、複数の半導体ウエハを、一括または独立して温度制御できるものであれば、どのような形態のものであってもよい。例えば、ウエハステージと似たような構成のサブステージを複数備えたものも、本発明における「恒温槽」に相当する。
本発明によれば、実質的な検査時間の短縮が図られ、かつ信頼性の高い検査が可能な半導体ウエハの検査方法、及びその検査装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における半導体ウエハの検査装置の構成を模式的に示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態における恒温槽の構成を示した図である。 本発明の第1の実施形態におけるウエハ搬送機構の構成を示した図である。 本発明の第1の実施形態における半導体ウエハの検査装方法を説明する図である。 本発明の第2の実施形態における半導体ウエハの検査装方法を説明する図である。 従来の半導体ウエハの検査装置の構成を示したブロック図である。 従来の半導体ウエハの検査装方法を説明する図である。
符号の説明
10 半導体ウエハの検査装置
11 恒温槽
12 ウエハプローバ
13 ウエハ搬送機構
14 ウエハステージ
15 温度制御コントローラ
15a〜15d 温度制御手段
16 半導体ウエハ
17 プローブカード
18 テスタ
19 ウエハカセット
20 ローダ室
21 画像認識機構
23 昇降機構
24 メインコントローラ
26 ウエハ認識機構
30a〜30c スロット
31 ファン

Claims (5)

  1. 複数の半導体ウエハが載置された恒温槽から各半導体ウエハを順次ウエハープローバのウエハステージに搬送して、半導体ウエハの電気的特性を検査する検査方法であって、
    前記ウエハステージ及び前記恒温槽を、検査温度まで加熱または冷却する工程(a)と、
    前記検査温度まで加熱または冷却された半導体ウエハを、該検査温度に維持した状態で、前記恒温槽から前記ウエハステージに搬送する工程(b)と、
    前記ウエハステージに搬送された半導体ウエハの電気的特性を、前記ウエハプローバで検査する工程(c)と、
    前記電気的特性を検査した半導体ウエハを、前記検査温度に維持した状態で、前記ウエハステージから前記恒温槽に搬送する工程(d)とを備えたことを特徴とする、半導体ウエハの検査方法。
  2. 前記複数の半導体ウエハは、前記恒温槽内に設けられた複数のスロットにそれぞれ載置され、該各スロットは独立に制御されて検査温度まで加熱または冷却されており、
    前記工程(b)において、前記検査温度まで加熱または冷却されたスロットに載置された半導体ウエハが、該スロットから前記ウエハステージに搬送され、
    前記工程(d)の後、前記ウエハステージから搬送された半導体ウエハを載置するスロットを、独立に制御して室温まで冷却または加熱する工程(e)をさらに備えたことを特徴とする、請求項1に記載の半導体ウエハの検査方法。
  3. 複数の半導体ウエハが載置される恒温槽と、
    前記半導体ウエハの電気的特性を検査するウエハプローバと、
    前記恒温槽に載置された前記半導体ウエハを、前記ウエハプローバのウエハステージに搬送する搬送機構とを備えた半導体ウエハの検査装置であって、
    前記恒温槽、前記ウエハプローバのウエハステージ、及び前記搬送機構には、それぞれ温度制御手段が備えられており、
    前記半導体ウエハを検査する間、前記恒温槽、前記ウエハプローバのウエハステージ、及び前記搬送機構は、それぞれ前記温度制御手段によって、前記電気的特性の検査温度まで加熱または冷却されることを特徴とする、半導体ウエハの検査装置。
  4. 前記半導体ウエハは、前記搬送機構により、検査温度に維持された状態で、前記恒温槽及び前記ウエハステージ間を搬送されることを特徴とする、請求項3に記載の半導体ウエハの検査装置。
  5. 前記恒温槽は、独立に温度制御可能な複数のスロットを備えており、
    前記半導体ウエハの検査の間、
    前記各半導体ウエハは、前記各スロット毎に載置され、該スロットは独立に制御されて検査温度まで加熱または冷却され、
    前記検査温度まで加熱されたスロットに載置された半導体ウエハは、該スロットから前記ウエハステージに搬送され、
    前記ウエハステージに搬送された半導体ウエハは、前記ウエハプローバで検査され、
    前記検査した半導体ウエハは、前記ウエハステージから前記スロットに搬送され、
    前記ウエハステージから搬送された半導体ウエハを載置するスロットは、独立に制御されて室温まで冷却または加熱されることを特徴とする、請求項3または4に記載の半導体ウエハの検査装置。
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