JP2005140166A - 吊り金具 - Google Patents
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Abstract
【課題】形鋼の下部フランジに対して簡単に強固に取付けることができる吊り金具を提供することである。
【解決手段】支持片部4の上面に位置決め片部5を設け、その位置決め片部5の上部に挾持片部6を設けたクランプ本体2と、上記挾持片部6の下面に対して進退可能な締付けボルト3とで形成されるクランプ具1に吊りボルト11の上部を連結し、その吊りボルト11の下端部に吊り下げ対象物Cを支持する受け金具21を取付ける。クランプ本体2の挾持片部6と締付けボルト3間に形鋼Aの下部フランジaの一側部を挿入し、締付けボルト3の締付けにより、下面に係合溝6aが形成された前記挾持片部6と締付けボルト3とでフランジaを挾持して吊り金具の取付けの安定化を図る。
【選択図】図1
【解決手段】支持片部4の上面に位置決め片部5を設け、その位置決め片部5の上部に挾持片部6を設けたクランプ本体2と、上記挾持片部6の下面に対して進退可能な締付けボルト3とで形成されるクランプ具1に吊りボルト11の上部を連結し、その吊りボルト11の下端部に吊り下げ対象物Cを支持する受け金具21を取付ける。クランプ本体2の挾持片部6と締付けボルト3間に形鋼Aの下部フランジaの一側部を挿入し、締付けボルト3の締付けにより、下面に係合溝6aが形成された前記挾持片部6と締付けボルト3とでフランジaを挾持して吊り金具の取付けの安定化を図る。
【選択図】図1
Description
この発明は、建築物の構造用形鋼から電気のケーブルラックや各種の管、あるいはダクト等の吊り下げ対象物を吊り下げ支持する場合に用いられる吊り金具に関するものである。
H形鋼やみぞ形鋼等の構造用形鋼によってダクト等の吊り下げ対象物を吊り下げ支持する場合に用いられる吊り金具として図5に示したものが従来から知られている。この吊り金具は、形鋼Aの下部フランジaに取付けられるクランプ具50と、そのクランプ具50に上部が支持され、下部に吊り下げ対象物Cを支持する受金具51が取付けられた吊りボルト52と、前記クランプ具50を取付け状態に保持するフックボルト53から成っている。
前記クランプ具50は、形鋼Aの下部フランジaの上面に係合されるクランプ片54と、そのクランプ片54に対して進退し、上記クランプ片54とで下部フランジaを挾持する図示省略した締付けボルトを有している。また、クランプ具50には両側面に貫通するボルト挿入孔55が形成されている。
ところで、上記従来の吊り金具においては、形鋼Aの下部フランジaの上面一側部にクランプ具50のクランプ片54を係合し、そのクランプ具50のボルト挿入孔55にフックボルト53を挿入して頭部のフック部53aを下部フランジaの他側部に係合し、フックボルト53の端部にねじ係合されたナット56の締付けによりクランプ具50を下部フランジaの幅方向に引き寄せ、その後、図示省略した締付けボルトの締付けによりクランプ具50を固定状態に保持する構成であるため、吊り金具の取付けに非常に手間がかかるという不都合があった。
また、クランプ具50の取付けに際して、フックボルト53およびナット56を必要とするため、部品点数が多く、コストも高いという不都合があった。
この発明の課題は、吊り下げ対象物を吊り下げ支持する形鋼に対してきわめて簡単に強固に取付けることができる部品点数の少ないコストの安い吊り金具を提供することである。
上記の課題を解決するために、第1の発明においては、吊り下げ対象物の吊下げ用形鋼の下部フランジを挾持するクランプ具と、そのクランプ具によって上部が支持された吊りボルトと、その吊りボルトの下端部に支持された受け金具とから成り、前記クランプ具が、形鋼のフランジ下面に対向配置される支持片部の上面に位置決め片部を突設し、その位置決め片部の上部から一側方に向いて前記支持片部と上下で対向する挾持片部を設けたクランプ本体と、前記支持片部を貫通し、回転操作により軸方向に移動して前記挾持片部とで形鋼の下部フランジを上下から挾持する締付けボルトとを有し、前記支持片部によって前記吊りボルトの上部を支持し、前記挾持片部の下部フランジと対向する下面に挾持片部の幅方向に延びる複数条の係合溝を形成した構成を採用したのである。
また、第2の発明においては、第1の発明に係る吊り金具において、前記挾持片部と下部フランジ間に、前記係合溝に係合可能な複数条の係合突条を上面に有するパッドを設け、そのパッドをフランジに接着した構成を採用している。
第1の発明に係る吊り金具においては、挾持片部と締付けボルト間に形鋼の下部フランジが配置されるクランプ本体のセット状態で締付けボルトを締付けることによって、その締付けボルトと挾持片部とで下部フランジを挾持することができるため、吊り金具を簡単に取付けることができると共に、挾持片部の下面には複数条の係合溝が形成されているため、その挾持片部と下部フランジの接触面における摩擦抵抗は大きく、吊り金具をきわめて強固に取付けることができる。
また、吊り金具は、クランプ具と、受け金具を支持する吊りボルトとから成る部品点数の少ない構成であるため、コストの安い吊り金具を提供することができる。
さらに、第2の発明に係る吊り金具のように、挾持片部の下面の係合溝に係合可能な係合突条を上面に有するパッドを下部フランジの上面に接着したことによって、クランプ本体が下部フランジの幅方向にずれ動くのを確実に防止することができ、吊り金具をより強固に取付けることができる。
以下、この発明の実施形態を図1乃至図4に基づいて説明する。図1および図2に示すように、この発明に係る吊り金具は、H形鋼等の形鋼Aの下部フランジaを挾持するクランプ具1と、そのクランプ具1に上部が支持された吊りボルト11およびその吊りボルト11の下部に高さ調整自在に支持された受け金具21とから成っている。
クランプ具1は、クランプ本体2と、締付けボルト3とから成り、クランプ本体2は形鋼Aの下部フランジaの下面に対向配置される支持片部4の上面に位置決め片部5を突設し、その位置決め片部5の上部に上記支持片部4の一端部と上下で対向する挾持片部6を一体に設け、上記支持片部4の上面一端部に突条7を設け、その突条7より外側に片寄った位置と支持片部4の他端部とに上下に貫通する一対のボルト挿入孔8、9を形成している。
上記のようなクランプ本体2は、図3に示すようなアルミニウムの押出し成形品Bを形成し、その押出し成形品Bを同図の鎖線bで示す位置より寸法切りしたのち、支持片部4に孔あけ加工を行なうことによって簡単に形成することができる。図4は形成されたクランプ本体2を示す。
締付けボルト3は支持片部4の一端部に形成されたボルト挿入孔8に挿入され、その締付けボルト3にねじ係合したナット10は突条7に係合して回り止めされている。このため、締付けボルト3を回転すると、その締付けボルト3は挾持片部6に対して進退する。
支持片部4の他端部に形成されたボルト挿入孔9には吊りボルト11が挿入され、その吊りボルト11は2つのナット12の締付けによって支持片部4に固定されている。
吊りボルト11の下端部には2つのナット13がねじ係合され、そのナット13によって受け金具21の一端に設けられた連結片22が固定されている。受け金具21は支持しようとする吊り下げ対象物Cの断面形状に応じて、その吊り下げ対象物Cを安定よく支持することができるような適切な形状を採るようにする。
クランプ本体2における挾持片部6の下面には、その挾持片部6の幅方向に延びる複数条の係合溝6aが形成され、その挾持片部6の下面側に設けられるパッド40の上面には上記係合溝6aに対して係合可能な複数条の係合突条41が形成されている。また、パッド40の下面には形鋼Aの下部フランジaの上面に接着される粘着剤層42が設けられている。
実施の形態で示す吊り金具は上記の構造から成り、その吊り金具の取付けに際しては、形鋼Aのフランジaの上面にパッド40を接着し、そのパッド40の上面に設けられた係合突条41にクランプ本体2の挾持片部6に設けられた係合溝6aを係合させてフランジaの一側部が挾持片部6と締付けボルト3の先端間に配置される状態で締付けボルト3を締付ける。その締付けボルト3の締付けによって、締付けボルト3の先端と挾持片部6とでフランジaを挾持することができ、下部フランジaの一側部に吊り金具を取付けることができる。
このように、形鋼Aのフランジaの一側部が締付けボルト3と挾持片部6間に配置される状態で締付けボルト3を締付けることにより、吊り金具をフランジaに取付けることができるため、吊り金具を簡単に取付けることができる。
また、フランジaに接着されたパッド40の係合突条41に挾持片部6の係合溝6aを係合させるようにしたので、クランプ本体2がフランジaの幅方向に移動するのを防止することができ、吊り金具をきわめて強固に取付けることができる。
なお、パッド40を省略し、挾持片部6の係合溝6aが形成された下面をフランジaの上面に接着させるようにしてもよい。この場合においても、挾持片部6とフランジaの接触部の摩擦抵抗が大きいため、吊り金具を強固に取付けることができる。
ここで、吊り金具は、クランプ具1と受け金具21が取付けられた吊りボルト11とから成る部品点数の少ない構成であるため、コストの安い吊り金具を提供することができる。
1 クランプ具
2 クランプ本体
3 締付けボルト
4 支持片部
5 位置決め片部
6 挾持片部
6a 係合溝
11 吊りボルト
21 受け金具
40 パッド
41 係合突条
2 クランプ本体
3 締付けボルト
4 支持片部
5 位置決め片部
6 挾持片部
6a 係合溝
11 吊りボルト
21 受け金具
40 パッド
41 係合突条
Claims (2)
- 吊り下げ対象物の吊下げ用形鋼の下部フランジを挾持するクランプ具と、そのクランプ具によって上部が支持された吊りボルトと、その吊りボルトの下端部に支持された受け金具とから成り、前記クランプ具が、形鋼のフランジ下面に対向配置される支持片部の上面に位置決め片部を突設し、その位置決め片部の上部から一側方に向いて前記支持片部と上下で対向する挾持片部を設けたクランプ本体と、前記支持片部を貫通し、回転操作により軸方向に移動して前記挾持片部とで形鋼の下部フランジを上下から挾持する締付けボルトとを有し、前記支持片部によって前記吊りボルトの上部を支持し、前記挾持片部の下部フランジと対向する下面に挾持片部の幅方向に延びる複数条の係合溝を形成した吊り金具。
- 前記挾持片部と下部フランジ間に、前記係合溝に係合可能な複数条の係合突条を上面に有するパッドを設け、そのパッドをフランジに接着した請求項1に記載の吊り金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003374618A JP2005140166A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 吊り金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003374618A JP2005140166A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 吊り金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005140166A true JP2005140166A (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=34686280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003374618A Pending JP2005140166A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 吊り金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2013133904A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd | 吊り金具用補強金具 |
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-
2003
- 2003-11-04 JP JP2003374618A patent/JP2005140166A/ja active Pending
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