JP2005140160A - 転がり軸受潤滑装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排油を効果的に行うことにより低速域から高速域まで安定した潤滑を行い、突発的な潤滑不良による損傷を防止することができる転がり軸受潤滑装置を提供する。
【解決手段】 間座30に設けられている排油隙間31の軸受空間26に開口する一方の端部32aが軸芯CLから近く、外部18に開口する他方の端部33aは軸芯CLから遠い。従って、間座30が軸芯CL周りに回転すると、他方の端部33aの速度が一方の端部32aの速度よりも速くなるため、スリンガ効果により、他方の端部33aの圧力は一方の端部32aの圧力よりも低くなる。このため、圧力差により、軸受空間26に残存している潤滑油が外部18に吸いだされるので、排油を効果的に行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は転がり軸受潤滑装置に係り、例えば工作機械用主軸等の高速で回転する軸を支持する転がり軸受の潤滑に用いることができる転がり軸受潤滑装置に関する。
従来より、工作機械用主軸に使用されている転がり軸受としては、特許文献1に開示されているようなものが知られている(例えば特許文献1参照)。
一般に、転がり軸受においては、その潤滑方法として、グリース潤滑、オイルエア潤滑、オイルミスト潤滑等が多く使用されている。低温度上昇化や耐焼付き性能の向上を目的とするには、高速域においてはオイルエア潤滑やオイルミスト潤滑等の微量潤滑が適している。特に、dmn150万を超える高速域で安定した運転を実現させるためには、オイルエア潤滑あるいはオイルミスト潤滑が必須であり、多くの工作機械に使用されている。
特開平11−201173号公報
ところで、円筒ころ軸受に前述したような給油方式を用いると、その潤滑条件と外輪の温度上昇との間には非常に敏感な関係があることがわかっている。すなわち、僅かな給油量の差で、外輪の温度上昇値が大きく変化する。また、昇温が増加しているのは、軸受内部に潤滑油が多量に保持されているためであることが予想されており、軸受を安定して低温度上昇で運転させるためには、適切に潤滑油を供給すると共に、供給された潤滑油が軸受内部に溜まらないように適切な排油を行うことが要求される。
そこで、前述した特許文献1に開示された転がり軸受潤滑装置においては、内輪の外径にテーパーを設けて、軸受空間側の内輪外径よりも、排油側の内輪外径を大きくし、内輪の外周における速度差から生じる圧力差(スリンガ効果)を利用して、軸受空間に残存する潤滑油を吐き出すようにした。
しかしながら、内輪外径にテーパーを設けるには、内輪をスリンガ効果が有効に働くように設計する必要があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、排油を効果的に行うことにより低速域から高速域まで安定した潤滑を行い、突発的な潤滑不良による損傷を防止することができる転がり軸受潤滑装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明にかかる転がり軸受潤滑装置は、一対の軌道輪と、前記一対の軌道輪間に配された保持器と、前記保持器によって保持された複数の転動体とを有する転がり軸受を備え、前記転がり軸受の軸受空間に潤滑油を供給する転がり軸受潤滑装置において、前記転がり軸受の排油側に隣接して間座を設け、前記間座に、一方の端部が前記軸受空間に連続すると共に、他方の端部が前記一方の端部よりも軸芯から遠い位置で前記転がり軸受の外部に開口する排油隙間を設け、前記間座の回転に伴って生じる前記一方の端部と前記他方の端部における圧力差により排油を前記外部に吸い出すことを特徴としている。
このように構成された転がり軸受潤滑装置においては、間座に設けられている排油隙間の軸受空間に開口する一方の端部が軸芯から近く、外部に開口する他方の端部は軸芯から遠い。従って、間座が軸芯周りに回転すると、他方の端部の速度が一方の端部の速度よりも速くなるため、スリンガ効果により、他方の端部の圧力は一方の端部の圧力よりも低くなる。このため、圧力差により、軸受空間に残存している潤滑油が外部に吸いだされるので、排油を効果的に行うことができる。
ここで、スリンガ効果は、ベルヌーイ式である(v2/2)+P/ρ=一定より、流体速度差と圧力とは反比例にある関係から導かれる。
すなわち、軸受空間に連続する一方の端部の圧力は、外部に開口する他方の端部の圧力よりも高くなるため、軸受空間から外部に向けて空気が流動する。なお、スリンガ効果は、外輪回転の場合においても、内輪回転と同様に生じる。
また、本発明にかかる転がり軸受潤滑装置は、前記間座の外周面に、前記軸受側から前記排油側に向かって外に拡がるテーパー面を設け、前記排油隙間が前記テーパー面に沿って設けられると共に、前記一方の端部において前記軸受空間に大きく開口し、前記他方の端部に向かって途中位置まで次第に細くなり、途中位置以後一定幅で前記他方の端部まで設けられていることを特徴としている。
このように構成された転がり軸受潤滑装置においては、間座の外周面にテーパー面を設けて、軸受側よりも排油側の半径を大きくし、テーパー面に沿って排油隙間を設けたので、排油隙間は軸受側よりも排油側において軸芯から遠い位置を通る。このため、排油隙間では、軸受側の圧力が高く、排油側の圧力が低くなり、軸受空間に残存する潤滑油を吸いだして外部に排油することができる。また、軸受空間と外部とを結ぶ排油隙間の形状を軸受空間側で大きくしたので、軸受空間に残存する潤滑油を排油隙間に吸い出すことができる。また、途中位置まで排油隙間を徐々に小さくしたので、排油隙間を通って吸い出される潤滑油の量を調整して、適量の潤滑油を排油することができる。
また、本発明にかかる転がり軸受潤滑装置は、前記排油隙間が、前記一方の端部と前記他方の端部との間において、段階的に外側に拡がる階段形状部を有していることを特徴としている。
このように構成された転がり軸受潤滑装置においては、排油隙間の一方の端部と他方の端部との間に段階的に外側に拡がる階段形状部を設けたので、排油隙間は軸受側よりも排油側において軸芯から遠い位置を通る。このため、間座が回転すると、排油隙間では軸受側の圧力が高く、排油側で圧力が低くなり、軸受空間に残存する潤滑油を吸いだして外部に排油することができる。また、階段形状部により排油隙間を通って吸い出される潤滑油の量を調整して、適量の潤滑油を排油することができる。
また、本発明にかかる転がり軸受潤滑装置は、前記排油隙間が、前記一方の端部と前記他方の端部との間において、外側に拡がるラビリンス形状部を有していることを特徴としている。
このように構成された転がり軸受潤滑装置においては、排油隙間の一方の端部と他方の端部との間に外側に拡がるラビリンス形状部を設けたので、排油隙間は軸受側よりも排油側において軸芯から遠い位置を通る。このため、間座が回転すると、排油隙間では軸受側の圧力が高く、排油側で圧力が低くなり、軸受空間に残存する潤滑油を吸いだして外部に排油することができる。また、ラビリンス形状部により排油隙間を通って吸い出される潤滑油の量を調整して、適量の潤滑油を排油することができる。
また、本発明にかかる転がり軸受潤滑装置は、前記軸受空間の給油側に非接触シールを設けたことを特徴としている。
このように構成された転がり軸受潤滑装置においては、非接触シールの隙間を通ることにより軸受空間に吸い込まれるエアーの流速が加速され、より大きなスリンガ効果を得ることができるので、軸受空間に残存している潤滑油が外部に吸いだされ、排油を効果的に行うことができる。
また、非接触シールでなくても、エアの流速を上げる効果を発揮すれば、非接触シールに限定されることなく、間座等を設置しても構わない。
本発明によれば、間座が軸芯周りに回転すると、他方の端部の速度が一方の端部の速度よりも速くなるため、スリンガ効果により、外部側の端部の圧力は軸受側の端部の圧力よりも低くなる。このため、圧力差により、軸受空間に残存している潤滑油が外部に吸いだされるので、排油を効果的に行うことができる。
以下、本発明に係る第1実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の転がり軸受潤滑装置に係る第1実施形態を示す断面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態である転がり軸受潤滑装置10Aは、転がり軸受としてのコロ軸受20に潤滑油を供給するものである。コロ軸受20は、一対の軌道輪としての内輪21と外輪22を有しており、内輪21と外輪22との間には保持器23が設けられている。保持器23は、複数の転動体としての円筒コロ24を所定間隔で回転自在に保持しており、内輪21と外輪22とを相対的に回転自在に保持している。なお、内輪21には、例えば工作機械における主軸25等が取り付けられている。
外輪22には、第1のハウジング11および第2のハウジング12が取り付けられており、第1のハウジング11および第2のハウジング12には、それぞれ潤滑油供給管13、14が設けられている。また、第2のハウジング12の内面には外輪間座15が設けられており、外輪間座15には潤滑油供給管14に連続した潤滑油供給管16、17が設けられている。潤滑油供給管17の端部は、コロ軸受20の軸受空間26に対向して開口している。
従って、潤滑油は、潤滑油供給管13、14、16、17を通って、コロ軸受20の軸受空間26に供給され、円筒コロ24を潤滑する。
コロ軸受20の排油側(図1において右側)に隣接して間座30が設けられており、間座30の外周面30aは、軸受側(図1中左側)から排油側(図1中右側)向かって外向き(図1中上向き)に拡がるようにテーパー面30bが設けられている。従って、一方の端部である軸受側開口32aにおける点P1の軸芯CL回りの回転半径R1は、他方の端部である外部側開口33aにおける点P2の回転半径R2よりも小さいものとなっている。
間座30の外周面30aと第1のハウジング11の内周面11aとの間には、軸受空間26に残存している潤滑油を外部18に排出するための排油隙間31が設けられている。この排油隙間31は、軸受空間26に対向して大きく開口した軸受側開口32aを有すると共に排油側に向かって徐々に狭くなる三角部32と、この三角部32に連続し外部側開口33aを有する一定幅の管部33とを有している。
従って、主軸25および内輪21と共に間座30が軸芯CL周りに回転すると、間座30の外周面30aのごく近傍の空気の流速は、回転半径R1が小さな軸受側開口32aよりも回転半径R2が大きな外部側開口33aの方が大きくなる。このため、流体速度差と圧力とは反比例にある関係から導かれるスリンガ効果により、軸受側開口32aと外部側開口33aとの間で圧力差が生じる。すなわち、軸受側開口32aの圧力が高く、外部側開口33aの圧力が低くなる。このため、排油隙間31には、軸受側から外部18に向かって気流が生じ、軸受空間26に残存している潤滑油を外部18に吸いだす。
以上、前述した転がり軸受潤滑装置10Aによれば、軸受側開口32aと外部側開口33aとの回転半径R1、R2の差から生じる圧力差により排油を吸い出すので、軸受空間26に残存している潤滑油を効果的に排油することができる。
また、排油隙間31の形状を軸受側で大きくしたので、軸受空間26に残存する潤滑油を効率よく排油隙間31に吸い出すことができると共に、排油隙間31を途中位置まで徐々に小さくしたので、排油隙間31を通って吸い出される潤滑油の量を調整して、適量の潤滑油を排油することができる。
次に、本発明に係る第2実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図2は本発明の転がり軸受潤滑装置に係る第2実施形態を示す断面図である。なお、前述した第1実施形態と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図2に示すように、本発明の第2実施形態である転がり軸受潤滑装置10Bでは、コロ軸受20の排油側(図2において右側)に隣接して間座40が設けられている。間座40の外周面40aは、軸受側(図2中左側)から排油側(図2中右側)向かう途中位置において外側(図2中上側)に段階的に拡がるように階段形状部41が設けられている。従って、間座40の外周面40aにおける軸受側の点P1の軸芯CL回りの回転半径R1は、外周面40aにおける排出側の点P2の軸芯CL回りの回転半径R2よりも小さくなっている。
間座40の外周面40aと第1のハウジング11の内周面11aとの間には、軸受空間26に残存している潤滑油を排出するための排油隙間42が設けられている。この排油隙間42は、軸受空間26に対向して大きく開口した一方の端部である軸受側開口43aを有すると共に階段形状部41に向かって徐々に狭くなる第1の三角部43と、階段形状部41から排出側に向かって拡がって外部側開口44aを有する第2の三角部44から構成されている。
従って、主軸25および内輪21と共に間座40が軸芯CL周りに回転すると、間座40の外周面40aのごく近傍の空気の流速は、回転半径R1が小さな軸受側開口43aよりも回転半径R2が大きな外部側開口44aの方が大きくなる。このため、スリンガ効果により、軸受側開口43aと外部側開口44aとの間で圧力差が生じる。すなわち、軸受側開口43aの圧力が高く、外部側開口44aの圧力が低くなる。このため、排油隙間42には、軸受側から外部18に向かって気流が生じ、軸受空間26に残存している潤滑油を外部18に吸いだす。
以上、前述した転がり軸受潤滑装置10Bによれば、軸受側開口43aと外部側開口44aとの回転半径の差から生じる圧力差により排油を吸い出すので、軸受空間26に残存している潤滑油を効果的に排油することができる。
また、排油隙間42の形状を軸受側で大きくしたので、軸受空間26に残存する潤滑油を効率よく排油隙間42に吸い出すことができると共に、排油隙間42に設けた階段形状部41によって排油の流れに抵抗を与えるようにしたので、排油隙間42を通って吸い出される潤滑油の量を調整して、適量の潤滑油を排油することができる。
次に、本発明に係る第3実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図3は本発明の転がり軸受潤滑装置に係る第3実施形態を示す断面図である。なお、前述した第1実施形態および第2実施形態と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図3に示すように、本発明の第1実施形態である転がり軸受潤滑装置10Cでは、コロ軸受20の排油側(図3において右側)に隣接して間座50が設けられている。間座50の外周面50aは、軸受側(図3中左側)から排油側(図3中右側)向かって、外側(図3中上側)に拡がるようにラビリンス形状部51が設けられている。従って、間座50の外周面50aにおける軸受側の点P1の軸芯CL回りの回転半径R1は、外周面50aにおける排出側の点P2の軸芯CL回りの回転半径R2よりも小さくなっている。
また、第1のハウジング11の内周面11aには、間座50の外周面50aに設けられているのと同様のラビリンス形状部が設けられており、第1のハウジング11の内周面11aと間座50の外周面50aとの間には、軸受空間26に残存している潤滑油を排出するための排油隙間52が一定間隔で設けられている。
従って、主軸25および内輪21と共に間座50が軸芯CL周りに回転すると、間座50の外周面50aのごく近傍の空気の流速は、回転半径R1が小さな軸受側開口53よりも回転半径R2が大きな外部側開口54の方が大きくなる。このため、スリンガ効果により、軸受側開口53と外部側開口54との間で圧力差が生じる。すなわち、軸受側開口53の圧力が高く、外部側開口54の圧力が低くなる。このため、排油隙間52には、軸受側から外部18に向かって気流が生じ、軸受空間26に残存している潤滑油を外部18に吸いだす。
以上、前述した転がり軸受潤滑装置10Cによれば、軸受側開口53と外部側開口54との回転半径の差から生じる圧力差により排油を吸い出すので、軸受空間26に残存している潤滑油を効果的に排油することができる。
また、排油隙間52の途中に、抵抗が大きなラビリンス形状部51を設けたので、排油隙間52を通って吸い出される潤滑油の量を調整して、適量の潤滑油を排油することができる。
なお、図3において示したラビリンス形状部51の形状は一例であり、これに限定するものではない。
次に、本発明に係る第4実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図4は本発明の転がり軸受潤滑装置に係る第4実施形態を示す断面図である。なお、前述した第1実施形態から第3実施形態と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図4に示すように、本発明の第4実施形態である転がり軸受潤滑装置10Dでは、第1実施形態で示した転がり軸受潤滑装置10Aにおいて、コロ軸受20の軸受空間26の給油側(図4において左側)に非接触シール60を設けたものである。その他の構成は、第1実施形態において説明したものと同様であり、重複する説明を省略する。
なお、ここでは、第1実施形態にかかる転がり軸受潤滑装置10Aに適用したが、そのほか、第2実施形態にかかる転がり軸受潤滑装置10Bおよび第3実施形態にかかる転がり軸受潤滑装置10Cにも同様に適用することができる。
以上、前述した転がり軸受潤滑装置10Dによれば、非接触シール60を通ることにより軸受空間26に吸い込まれるエアーの流速が加速され、より大きなスリンガ効果を得ることができるので、軸受空間26に残存している潤滑油が外部18に吸いだされ、排油を効果的に行うことができる。
なお、図4において示した非接触シール50は一例であり、エアの流速が加速される効果を有するものであれば、これに限定されるものではない。
なお、本発明の転がり軸受潤滑装置は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した各実施形態においては、転がり軸受としてコロ軸受20を採用した場合について説明したが、このほか、アンギュラ玉軸受や深溝玉軸受にも同様に適用することができる。
また、前述した各実施形態においては、内輪21、主軸25、間座30、40、50が回転する場合について説明したが、外輪22が回転する場合についてもまったく同様に適用することができる。
さらに、本願発明は、潤滑油としてオイルエア潤滑やオイルミスト潤滑等のオイルの代わりにグリースを供給する場合にも適用可能である。潤滑油は循環すれば連続して給油する場合にも適用可能であるが、間接的に給油する方が温度上昇を低く抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る転がり軸受潤滑装置を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る転がり軸受潤滑装置を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る転がり軸受潤滑装置を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る転がり軸受潤滑装置を示す断面図である。
符号の説明
10A、10B、10C、10D 転がり軸受潤滑装置
18 外部
20 コロ軸受(転がり軸受)
21 内輪(軌道輪)
22 外輪(軌道輪)
23 保持器
24 円筒コロ(転動体)
26 軸受空間
30、40、50 間座
30b テーパー面
31、42、52 排油隙間
32a、43a、53 軸受側開口(一方の端部)
33a、44a、54 外部側開口(他方の端部)
41 階段形状部
51 ラビリンス形状部
60 非接触シール
CL 軸芯

Claims (5)

  1. 一対の軌道輪と、前記一対の軌道輪間に配された保持器と、前記保持器によって保持された複数の転動体とを有する転がり軸受を備え、前記転がり軸受の軸受空間に潤滑油を供給する転がり軸受潤滑装置において、
    前記転がり軸受の排油側に隣接して間座を設け、前記間座に、一方の端部が前記軸受空間に連続すると共に、他方の端部が前記一方の端部よりも軸芯から遠い位置で前記転がり軸受の外部に開口する排油隙間を設け、前記間座の回転に伴って生じる前記一方の端部と前記他方の端部における圧力差により排油を前記外部に吸い出すことを特徴とする転がり軸受潤滑装置。
  2. 前記間座の外周面に、前記軸受側から前記排油側に向かって外に拡がるテーパー面を設け、
    前記排油隙間が前記テーパー面に沿って設けられると共に、前記一方の端部において前記軸受空間に大きく開口し、前記他方の端部に向かって途中位置まで次第に細くなり、途中位置以後一定幅で前記他方の端部まで設けられていることを特徴とする請求項1に記載した転がり軸受潤滑装置。
  3. 前記排油隙間が、前記一方の端部と前記他方の端部との間において、段階的に外側に拡がる階段形状部を有していることを特徴とする請求項1に記載した転がり軸受潤滑装置。
  4. 前記排油隙間が、前記一方の端部と前記他方の端部との間において、外側に拡がるラビリンス形状部を有していることを特徴とする請求項1に記載した転がり軸受潤滑装置。
  5. 前記軸受空間の給油側に非接触シールを設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載した転がり軸受潤滑装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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