JP2005139829A - 透水性路盤材料、その製造方法及び透水性鋪装 - Google Patents

透水性路盤材料、その製造方法及び透水性鋪装 Download PDF

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Abstract

【課題】 品質の安定性や製造の簡易性を向上することができる透水性路盤材料、その製造方法及び透水性鋪装を提供する。
【解決手段】 路床2の上に順に、フィルタ層3と、粒径が5〜40mmである高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aを50〜90質量%と、粒径が10mm以下である高炉水砕スラグ8を50〜10質量%とを含有する透水性路盤材料からなる下層路盤材4及び上層路盤材5と、基層11及び表層12とを備える車道用透水性舗装1である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、透水性路盤材料、その製造方法及び透水性鋪装に関し、具体的には、鉄鋼製造時の副生物である高炉徐冷スラグ、高炉水砕スラグさらには製鋼スラグ等の鉄鋼スラグを主体とした透水性路盤材料、さらに支持力の増加や水質の浄化等の必要に応じて、潜在水硬性物質、ポゾラン反応性物質又は炭質物の少なくとも1種を添加された透水性路盤材料と、その製造方法と、この透水性路盤材料を用いた透水性鋪装とに関する。
透水性舗装は、地下水の涵養、ヒートアイランド現象の抑制さらには騒音の防止を図るための有効な手段として、社会的に必要性が叫ばれている。しかし、現状の透水性舗装は、雨水を地下水部まで浸透することから路盤部の支持力が低下するため、車道部には殆ど適用できず、歩道部へ適用されるにとどまっている。
車道用透水性舗装を行うための路盤材料として、一般的には路盤部を単粒度構成とし、支持力の保持用としてセメント系材料と水とを混練したセメントペースト材料を用いた透水性路盤材料が知られている。
例えば特許文献1には、フィルタ層に炭化物を使用した構造の透水性舗装に係る発明が、また、特許文献2には、自硬性を有する鉄鋼スラグを用いた透水性リーンコンクリートを用いた透水性路盤材料に係る発明が、さらに、特許文献3には、粒径が5〜30mmの再生骨材50〜70質量%と、高炉水砕スラグ23〜47質量%と、増強剤及び固化後の強度を増加させるアルカリ刺激剤からなる添加剤3〜7質量%とを含有し、良好な透水性を有する再生骨材を使用した透水性路盤材料に係る発明が、それぞれ開示されている。
特開2000−319810号公報 特開2000−319811号公報 特開2002−146709号公報
特許文献1により開示された発明では、炭化物を浄化するためのフィルタ層に炭化物を使用するため、浄化効果が消失した炭化物を交換する作業が不可避的に発生し、その作業に多額の費用を要する。
また、特許文献2により開示された発明では、自硬性を有する鉄鋼スラグを使用した透水性リーンコンクリートを使用するが、鉄鋼スラグにセメントペーストを混練する作業に費用を要すること、また混練直後から材料の硬化が急激に進行するために施工前の仮置きを行うことができず、混練後直ちに施工する必要があることから施工時の工程管理が煩雑となる。
さらに、特許文献3により開示された発明では、粒径が5〜30mmの再生骨材をベースに高炉水砕スラグ及び増強剤を混合して透水性路盤材料とするが、ベースであるコンクリート再生材は、潜在水硬性のバラツキが大きいとともに古い材料では殆ど潜在水硬性を示さないため、路盤材としての支持力が安定しないと考えられ、車道用透水性舗装に適用することは難しい。また、増強剤を添加して支持力の確保を図ることも可能ではあるものの、ベース材料のバラツキが大きいために再生材毎に配合調整を行う必要が生じ、添加量の管理が困難である。
本発明の目的は、品質の安定性や製造の簡易性を向上することができる透水性路盤材料、その製造方法及び透水性鋪装を提供することである。
透水性路盤材料に要求される特性として、雨水を下層のフィルタ層又は路床部へ浸透させるために必要な間隙と十分な透水係数とを有すること、及び車道用路盤材料として十分な支持力を有することである。透水係数のJIS規格は存在しないために表1には透水係数(cm/s)の目標値例を示し、表2に支持力の規格である一軸圧縮強度(N/mm2)、修正CBR値(%)のJIS規格値を示す。
なお、「透水係数」とは、多孔体中の間隙を流れる水の浸透速度は道水勾配に比例するという関係に基づいた比例係数を意味する。また、「一軸圧縮強度」とは、柱状供試体に側方の膨らみは許容しながら一軸的な圧縮試験で求めた供試体の最大圧縮応力を意味する。さらに、「修正CBR値」とは、路盤材料や盛り土材料の品質基準を示す指標であって、JIS A 1211に示す方法に準じて、3層に分けて各層92回付き固めたときの、最大乾燥密度に対する所要の締め固め度に相当するCBR値をいう。
Figure 2005139829
Figure 2005139829
透水係数は大きければ大きいほど良好であるが、大雨時を想定した場合の路盤での透水係数の目標値は、表1に示すように、上層路盤材の場合には1×10-3(cm/s)以上、下層路盤材の場合には1×10-4(cm/s)以上である。また、一軸圧縮強度(N/mm2)及び修正CBR値(%)は、表2に示すように、HMS(上層路盤材用)、MS(下層路盤材用)及びCS(下層路盤材用)とで異なる。
充分な透水係数を得るために路盤用骨材の中で細骨材部を取り除く必要があるが、このために路盤材料として充分な支持力が得られなくなる。このため、これまでは、透水性舗装は車道部へは殆ど適用することができず、車道用舗装としてはアスファルト部のみ透水性とした排水性舗装が一般的であった。
そこで、本発明では、透水性路盤材料として、潜在水硬性(適当な刺激剤の存在下で水と反応して溶解度が低い水和物をつくり硬化する性質) を有する鉄鋼スラグ材料を使用する。通行車両数や重量等に対応して車道用の路盤材料として要求される支持力を確実に確保するために、セメント系の水硬性物質(自身で水と反応し硬化する性質を有する物質)又はフライアッシュ等のポゾラン反応性物質(自身には硬化する性質はないが、水の存在下で水酸化カルシウムと容易に反応し、不溶性かつ硬化性を有する化合物を生成する物質)を添加剤として混合することが望ましい。さらに、雨水からの浸透水を浄化するために、活性炭等の炭質物を混合することが望ましい。
本発明は、粒径が5〜40mmである高炉徐冷スラグ又は製鋼スラグ50〜90質量%と、粒径が10mm以下である高炉水砕スラグ50〜10質量%とを含有することを特徴とする透水性路盤材料である。
この本発明に係る透水性路盤材料は、さらに、適当な刺激剤の存在下で水と反応して溶解度が低い水和物をつくり硬化する性質を有する潜在水硬性物質、又は自身には硬化する性質はないが、水の存在下で水酸化カルシウムと容易に反応し、不溶性かつ硬化性を有する化合物を生成するポゾラン反応性物質を1〜5質量%含有すれば、支持力の向上を図ることもでき、望ましい。
これらの本発明に係る透水性路盤材料は、さらに、炭質物を1〜10質量%含有すれば、水質の浄化を図ることもでき、望ましい。
このように、本発明は、鉄鋼スラグが有する潜在水硬性を利用した透水性路盤材料をベースに、必要に応じて、添加剤の混合による支持力の向上、又は、炭質物の混合による水質の浄化も図ることができる透水性路盤材料である。すなわち、本発明に係る透水性路盤材料は、少なくとも一部が離間して存在する高炉徐冷スラグ又は製鋼スラグの粒子と、離間して存在するこの粒子同士の間に存在する高炉水砕スラグの粒子とを有し、路盤材料として要求される支持力と雨水の透水性とを具備することを特徴としている。
別の観点からは、本発明は、粒径が5〜40mmである高炉徐冷スラグ又は製鋼スラグ50〜90質量%と、粒径が10mm以下である高炉水砕スラグ50〜10質量%とを、破砕整粒設備又は混合設備に供給して混合した後に、この混合物をこの破砕整粒設備又は混合設備の下方に配置されたベルトコンベアに搭載して搬送し、このベルトコンベアの上方に配置されたサイロから切り出された潜在水硬性物質、ポゾラン反応性物質又は炭質物のうちの少なくとも1種を、ベルトコンベアに搭載された混合物に添加することを特徴とする透水性路盤材料の製造方法である。
さらに別の観点からは、下層から順に、フィルタ層、粒径が5〜40mmである高炉徐冷スラグ又は製鋼スラグ50〜90質量%と粒径が10mm以下である高炉水砕スラグ50〜10質量%とを含有する透水性路盤材、基層及び表層を備えることを特徴とする透水性鋪装である。
本発明により、潜在水硬性を有する鉄鋼スラグ材料を用いて、安価であって品質の安定性や製造の簡易性を向上することができるために、車道用舗装に十分使用でき、環境保全上の観点からも優れた透水性路盤材料を製造できる。このため、この透水性路盤材料を用いて、車道用舗装に十分使用でき、環境保全上の観点からも優れた透水性鋪装を提供できる。
以下、本発明に係る透水性路盤材料、その製造方法及び透水性鋪装を実施するための最良の形態を、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態の透水性路盤材料6を用いた車道用透水性舗装1の構成を示す断面図である。
本実施の形態の車道用透水性舗装1は、路床2の上に順に、フィルタ層3、下層路盤材4、上層路盤材5、基層11及び表層12を備える。以下、車道用透水性舗装1のこれらの構成要素について順に説明する。
[路床2、フィルタ層3]
路床2の上にはフィルタ層3が設けられる。本実施におけるフィルタ層3は、浸透した雨水によって軟弱化した路床上の路盤層への侵入防止と雨水の一時貯水とを目的とするものであり、本実施の形態では高炉水砕スラグにより構成される。
路床2及びフィルタ層3はこの種のものとして周知慣用のものであるので、路床2及びフィルタ層3に関するこれ以上の説明は省略する。
[下層路盤材4、上層路盤材5]
フィルタ層3の上には下層路盤材4が設けられ、下層路盤材4の上には上層路盤材5が設けられる。本実施の形態では下層路盤材4の厚さは約20cmとするとともに上層路盤材5の厚さは約15cmとしたが、この厚さに限定されるものではなく、車道用透水性舗装1の仕様に応じて適宜設定すればよい。
図1中の拡大図に示すように、下層路盤材4は、粒径が5mm以上40mm以下である製鋼スラグ7aを50質量%以上90質量%以下と、粒径が10mm以下である高炉水砕スラグ8を50質量%以下10質量%以上と、炭質物9を1質量%以上10質量%以下とを含有する、本発明に係る透水性路盤材料6−1により構成される。
また、上層路盤材5は、粒径が5mm以上40mm以下である高炉徐冷スラグ7bを50質量%以上90質量%以下と、粒径が10mm以下である高炉水砕スラグ8を50質量%以下10質量%以上とを含有する、本発明に係る透水性路盤材料6−2により構成される。
以下、本発明に係る透水性路盤材料6−1、6−2の組成を上述したように定めた理由を説明する。
路盤材料の粒径は、例えば文献「舗装施工便覧」(日本道路協会)にも記載されているように一般的に、最大サイズが40mmとして設計される。また、最小粒径は大きいほど雨水の浸透性は高まる。最小粒径が5mm未満であると、雨水の浸透性及び支持力がともに不足する。そこで、透水性路盤材料6−1に含有される製鋼スラグ7a、及び透水性路盤材料6−2に含有される高炉徐冷スラグ7bの粒径は、いずれも、5mm以上40mm以下と限定する。
また、高炉水砕スラグ8はポーラス状を呈しているために雨水浸透性を高めることができるとともに、水硬性を有することから支持力を高めることができる。しかし、最大粒径が10mm超であると支持力が低下する。そこで、透水性路盤材料6−1、6−2のいずれにも含有される高炉水砕スラグ8の粒径は10mm以下と限定する。かかる観点からは、高炉水砕スラグ8の粒径の下限値を設ける必要はないが、透水性の維持の観点から0.5mm以上とすることが望ましい。
また、本発明者は、鉄鋼スラグが有する潜在水硬性を利用した透水性路盤材料について透水性試験及び修正CBR試験を行った。図2に透水性試験の結果をグラフにまとめて示し、図3に修正CBR試験の結果をグラフにまとめて示す。
透水性試験は、図2にも併記したように、粒径が5mm以上30mm以下である高炉徐冷スラグ7bを50質量%以上100質量%以下含有するとともに、粒径が5mm以下である高炉水砕スラグ8を50質量%以下0質量%以上含有するもの6種(図2中符号1〜6)と、粒径が5mm以上30mm以下である製鋼スラグ7aを50質量%以上100質量%以下含有するとともに粒径が5mm以下である高炉水砕スラグ8を50質量%以下0質量%以上含有するもの6種(図2中符号7〜12)とについて行った。
また、修正CBR試験は、図3にも併記したように、粒径が5mm以上30mm以下である高炉徐冷スラグ7bを40質量%以上90質量%以下含有するとともに、粒径が5mm以下である高炉水砕スラグ8を60質量%以下10質量%以上含有するもの6種(図3中符号13〜18)と、粒径が5mm以上30mm以下である製鋼スラグ7aを40〜90質量%含有するとともに、粒径が5mm以下である高炉水砕スラグ8を60〜10質量%含有するもの6種(図3中符号19〜24)とについて行った。
図2にグラフで示すように、粒径が5〜30mmである高炉徐冷スラグ50〜90質量%と、粒径が5mm以下である高炉水砕スラグ50〜10質量%とを含有するもの5種(図中符号1〜5)と、粒径が5〜30mmである製鋼スラグ50〜90質量%と、粒径が5mm以下である高炉水砕スラグ50〜10質量%とを含有するもの5種(図中符号7〜11)とは、透水係数が上層路盤材目標値又は下層路盤材目標値を上回っており、透水性路盤材料として使用できることがわかる。
具体的には、高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aを50質量%以上80質量%以下含有するとともに高炉水砕スラグ8を50質量%以下20質量%以上含有することにより、透水係数は上層路盤材目標値である1×10-3(cm/s)を満足する。また、高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aを50質量%以上90質量%以下含有するとともに高炉水砕スラグ8を50質量%以下10質量%以上含有することにより、透水係数は下層路盤材目標値である1×10-4(cm/s)を満足する。さらに、高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aを100%含有すると透水係数が1×10-5(cm/s)以下となり、路盤材目標値は満足できなかった。
一方、図3にグラフで示すように、粒径が5mm以上30mm以下である高炉徐冷スラグ7bを50質量%以上90質量%以下含有するとともに粒径が5mm以下である高炉水砕スラグ8を50質量%以下10質量%以上含有するもの5種(図中符号14〜18)と、粒径が5mm以上30mm以下である製鋼スラグ7aを50質量%以上90質量%以下含有するとともに粒径が5mm以下である高炉水砕スラグ8を50質量%以下10質量%以上含有するもの5種(図中符号20〜24)とは、修正CBR値が上層路盤材JIS規格値又は下層路盤材JIS規格値を上回っており、透水性路盤材料として使用できることがわかる。
具体的には、高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aを60質量%以上90質量%以下含有するとともに高炉水砕スラグ8を40質量%以下10質量%以上含有することにより、修正CBR値は、上層路盤材のJIS規格値である80%を満足する。また、高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aを50質量%以上90質量%以下含有するとともに高炉水砕スラグ8を50質量%以下10質量%以上含有することにより、修正CBR値は、下層路盤材のJIS規格値である30%を満足する。さらに、高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aを40%含有するとともに高炉水砕スラグを60%含有するものの修正CBR値は、下層路盤材のJIS規格値である30%を満足できなかった。
以上の結果から、透水性路盤材料6−1、6−2へ配合する範囲として、高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aの含有量は50質量%以上90質量%以下と限定し、高炉水砕スラグ8の含有量は50質量%以下10質量%以上とする。
さらに、下層路盤材4を構成する透水性路盤材料6−1は、例えば活性炭等の炭質物9を1質量%以上10質量%以下含有する。これにより水質の浄化を図ることもできる。炭質物9の含有量が1質量未満ではかかる効果が明瞭には現れず、一方含有量が10質量%を超えるとコストが嵩むからである。なお、炭質物9としては、活性炭以外に、紙炭化物、ゴム炭化物さらには塩化ビニル炭化物等が例示される。
なお、本発明に係る透水性路盤材料6−1、6−2は、さらに、潜在水硬性物質又はポゾラン反応性物質を添加剤として1〜5質量%含有してもよい。
「潜在水硬性物質」とは、適当な刺激剤の存在下で水と反応して溶解度が低い水和物をつくり硬化する性質を有する物質を意味し、例えば、硬焼セッコウ、高炉セメント、高硫酸塩スラグセメント、石灰スラグセメント、キーンスセメント等が例示される。
また、「ポゾラン反応性物質」とは、水の存在下で石灰と反応して硬化する性質を有する物質を意味し、例えば、天然物としては各種の火山灰の他、ケイ酸白土類、火山岩の風化物、ケイソウ土等が例示され、人工物としてはか焼した粘度や工業廃棄物であるフライアッシュ等が例示される。
路盤材は、その車両荷重により支持力を増加する必要があり、そのための手段として水硬性を有する材料を添加材として添加すること、具体的には、上述した潜在水硬性物質又はポゾラン反応性物質を添加剤として添加することにより支持力を高めることができる。
図4は、粒径が5mm以上30mm以下である高炉徐冷スラグ7bを50質量%以上85質量%以下含有するとともに、粒径が5mm以下である高炉水砕スラグ8を49質量%以下10質量%以上含有するもの8種(図中符号25〜32)に、潜在水硬性物質又はポゾラン反応性物質を添加剤として1質量%以上5質量%以下添加したものの修正CBR値を示すグラフである。
図4にグラフで示すように、試料25〜32のいずれもが、添加剤10を含有することにより、修正CBR値が増加した。
図5は、潜在水硬性物質又はポゾラン反応性物質の添加剤10を添加した透水性路盤材料6−1により構成された下層路盤材4を示す断面図である。同図に示すように、透水性路盤材料6−1の内部において添加剤10は製鋼スラグ7aの周囲を覆うように存在するため、修正CBR値を増加させることができると考えられる。
添加剤10としての潜在水硬性物質又はポゾラン反応性物質の添加量が1%未満であると、かかる効果を期待することができず、一方、これらの物質の性状は粉状であり透水係数が低下することや、これらの物質自体が高価であるためにコストが嵩むことから、その添加量の上限は10%以下とする。このため、潜在水硬性物質又はポゾラン反応性物質の添加量は1%以上10%以下とすることが望ましい。
このように、本実施の形態における透水性路盤材料6−1、6−2は、少なくとも一部が離間して存在する高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aの粒子と、離間して存在するこの粒子同士の間に存在する高炉水砕スラグ8の粒子とを有する。このため、主に高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aの粒子が路盤材料として要求される支持力を発揮することができるとともに、主に高炉水砕スラグ8の粒子が路盤材料として要求される雨水の透水性を発揮することができる。これにより、本実施の形態における透水性路盤材料6−1、6−2は、路盤材料として要求される支持力及び雨水の透水性をいずれも発揮することができる。
本実施の形態の透水性路盤材料6−1、6−2は、以上のように構成される。次に、この透水性路盤材料6−1、6−2の製造方法を説明する。
図6、7は、いずれも、本実施の形態の透水性路盤材料6−1、6−2の製造工程13、14を模式的に示す説明図である。図6は混合設備であるミキサ17を用いた場合を示し、図7は破砕整粒設備であるクラッシャ18を用いた場合を示す。
図6、7において、粒径が5mm以上40mm以下である高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aを50質量%以上90質量%以下と、粒径が10mm以下である高炉水砕スラグ8を50質量%以下10質量%以上とを、原料受入ホッパ15により切り出し、コンベア16を介してミキサ17又はクラッシャ18に供給する。そして、高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aと高炉水砕スラグ8とを、ミキサ17又はクラッシャ18により混合して、ミキサ17又はクラッシャ18の下方に配置されたベルトコンベア19に搭載して搬送する。
そして、ベルトコンベア19の上方に配置されたサイロ20から下層路盤材4用として炭質物9である活性炭を切り出して、ベルトコンベア19に搭載された混合物に添加することにより、透水性路盤材料6−1、6−2を製造し、ベルトコンベア19を介して製品ビン21に収容する。
このように、本実施の形態の透水性路盤材料6−1、6−2は、既存のミキサ17又はクラッシャ18が設けられた工程にサイロ20を追加して設置するだけで、低コストで製造することができる。
このようにして製造される透水性路盤材料6−1により下層路盤材4が施工され、また、透水性路盤材料6−2により上層路盤材5が施工される。
[基層11、表層12]
図1において、上層路盤材5の上に基層11が設けられ、基層11の上に表層12が設けられる。表層11及び基層12はいずれもアスファルトの透水性舗装により施工した。本実施の形態では表層11及び基層12の厚さはいずれも約5cmとしたが、この厚さに限定されるものではなく、車道用透水性舗装1の仕様に応じて適宜設定すればよい。
表層11及び基層12はこの種のものとして周知慣用のものであるので、表層11及び基層12に関するこれ以上の説明は省略する。
本実施の形態の車道用透水性舗装1は以上のように構成される。
この車道用透水性舗装1は、炭質物9を下路盤材4に用いるため、炭化物をフィルタ層に設ける特許文献1により開示された発明に比較すると、浄化効果が消失した炭化物を交換する作業が容易であり、低コストでこの作業を行うことができる。
また、この車道用透水性舗装1は、鉄鋼スラグにセメントペーストを混練する作業を必要としないため、特許文献2に記載された発明とは異なり、混練直後から材料の硬化が急激に進行することはなく、施工前の仮置きを行うことができる。このため、混練から施工までの時間を充分に確保することができ、施工時の工程管理が簡単である。
また、この車道用透水性舗装1は、高炉徐冷スラグ7b又は製鋼スラグ7aと高炉水砕スラグ8とを主成分として構成されるため、安定した潜在水硬性を得ることができる。したがって、車道用透水性舗装に好適である。また、得られる支持力が安定していることから、各種添加剤を添加することにより、所望の保持力を容易に得ることもできる。
具体的には、この車道用透水性舗装1は、セメント系の水硬性物質又はフライアッシュ等のポゾラン反応性物質を添加することにより、通行車両数や重量等に対応して応じて車道用の路盤材料として要求される支持力を確実に確保することができる。活性炭等の炭質物9を添加することにより、雨水からの浸透水を浄化することもできる。
このように、本実施の形態の車道用透水性舗装1は、潜在水硬性を有する鉄鋼スラグ材料を用いた透水性路盤材料6−1、6−2を用いるため、その品質の安定性や製造の簡易性を向上することができ、これにより、車道用透水性舗装1を優れた作業性で施工できる。
さらに、本発明を実施例を参照しながら具体的に説明する。
上述した図1に示す車道用透水性舗装1を施工した。なお、この際、上層路盤材5では高炉徐冷スラグを70質量%配合するとともに高炉水砕スラグを30質量%配合した。また、下層路盤材4では、製鋼スラグを50質量%配合するとともに高炉水砕スラグを48%配合し、さらに活性炭を2%配合して施工した。
上述した図2〜4にグラフで示すように、本実施例の上層路盤材5の透水係数は約1×10-2(cm/s)であり、修正CBR値は約150%である。また、一軸圧縮強度は、1.7(N/mm2)であった。
また、本実施例の下層路盤材5の透水係数は約0.5×10-1(cm/s)であり、修正CBR値は約120%である。また、一軸圧縮強度は1.3(N/mm2)であった。
そして、この車道用透水性舗装1についてその施工時における透水量の確認試験を行った。この確認試験では、路床2の近傍に観測孔22を設け、この観測孔22より雨水の流出を確認した。その結果、降雨時において観測孔22において雨水の流出を確認することができ、その後も24カ月間にわたって何ら問題なかった。
実施の形態の透水性路盤材料を用いた車道用透水性舗装の構成を示す断面図である。 透水性試験の結果をまとめて示すグラフである。 修正CBR試験の結果をまとめて示すグラフである。 粒径が5mm以上30mm以下である高炉徐冷スラグを50質量%以上85質量%以下含有するとともに、粒径が5mm以下である高炉水砕スラグを49質量%以下10質量%以上混合したもの8種(図中符号25〜32)に、添加剤を1質量%以上5質量%以下添加したものの修正CBR値を示すグラフである。 添加剤を添加した透水性路盤材料により構成された下層路盤材を示す断面図である。 実施の形態の透水性路盤材料の製造工程を模式的に示す説明図であり、混合設備であるミキサを用いた場合を示す。 実施の形態の透水性路盤材料の製造工程を模式的に示す説明図であり、破砕整粒設備であるクラッシャを用いた場合を示す。
符号の説明
1 車道用透水性舗装
2 路床
3 フィルタ層
4 下層路盤材
5 上層路盤材
7a 製鋼スラグ
7b 高炉徐冷スラグ
8 高炉水砕スラグ
11 基層
12 表層

Claims (5)

  1. 粒径が5〜40mmである高炉徐冷スラグ又は製鋼スラグ50〜90質量%と、粒径が10mm以下である高炉水砕スラグ50〜10質量%とを含有することを特徴とする透水性路盤材料。
  2. さらに、潜在水硬性物質又はポゾラン反応性物質を1〜5質量%含有することを特徴とする請求項1に記載された透水性路盤材料。
  3. さらに、炭質物を1〜10質量%含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された透水性路盤材料。
  4. 粒径が5〜40mmである高炉徐冷スラグ又は製鋼スラグ50〜90質量%と、粒径が10mm以下である高炉水砕スラグ50〜10質量%とを、破砕整粒設備又は混合設備に供給して混合した後に、該混合物を前記破砕整粒設備又は混合設備の下方に配置されたベルトコンベアに搭載して搬送し、該ベルトコンベアの上方に配置されたサイロから切り出された潜在水硬性物質、ポゾラン反応性物質又は炭質物のうちの少なくとも1種を、前記混合物に添加することを特徴とする透水性路盤材料の製造方法。
  5. 下層から順に、フィルタ層、粒径が5〜40mmである高炉徐冷スラグ又は製鋼スラグ50〜90質量%と粒径が10mm以下である高炉水砕スラグ50〜10質量%とを含有する透水性路盤材、基層及び表層を備えることを特徴とする透水性鋪装。
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