JPH1059756A - リサイクル骨材を用いた透保水率制御材料並びにその製造方法 - Google Patents

リサイクル骨材を用いた透保水率制御材料並びにその製造方法

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JPH1059756A
JPH1059756A JP21265496A JP21265496A JPH1059756A JP H1059756 A JPH1059756 A JP H1059756A JP 21265496 A JP21265496 A JP 21265496A JP 21265496 A JP21265496 A JP 21265496A JP H1059756 A JPH1059756 A JP H1059756A
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recycled aggregate
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waste
cement
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Saburo Watabe
三郎 渡部
Makoto Yasuda
信 安田
Toshiyuki Wada
敏之 和田
Jiyakusui Kuzuu
若水 葛生
Harumi Takahashi
晴美 高橋
Takashi Shibayama
尊史 柴山
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OOZORA RECYCLE CENTER KK
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    • C04B18/04Waste materials; Refuse
    • C04B18/16Waste materials; Refuse from building or ceramic industry
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場需要者の要望に応じ所望の透水率,保水
率を有する透保水率制御材料をほぼ確実に、且つ安定し
て製作でき、広範囲の使用に拡大使用し得るリサイクル
骨材を用いた透保水率制御材料並びにその製造方法を提
供する。 【解決手段】 コンクリート屑,ガラス屑,陶磁器屑,
レンガ屑類の廃材から再生されたリサイクル骨材および
これにセメント,色粉,各種の添加剤と水を混合し、該
当現場に必要な透水率,保水率が得られるように適度な
FMを有する粒度調整骨材を破砕形成又は団粒化して形
成し、微細粒子を除去することにより所望の透水率,保
水率を有する材料を製作することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート廃材
を再生したリサイクル骨材又はこれにセメント,色粉,
添加材,水を加え、必要に応じて団粒化した材料の粗粒
率を変化させ所望の透水率,保水率を有するブロック体
等を形成するリサイクル骨材を用いた透保水率制御材料
並びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】透水性を有する舗装材料に関する商品は
数多く使用され、また、透水性コンクリートブロック、
透水性コンクリート舗装、透水性アスファルト舗装など
多くの技術が知られている。これらの技術に於ける基本
的な構成は骨材粒度がJISに規定される6号(5〜1
3mm)及び7号(5〜25mm)など粗粒子の骨材を
主材とし、これらが充填されたときに形成される間隙に
よって透水機能を調整するものであり、更に路盤として
の強度を維持するために各種のバインダーを加えたもの
は特開昭59−206502,特開昭59−15080
6及び特開昭60−215565などは既に広く実用化
されているものである。これらの従来技術によって路盤
材の物性は空隙率10〜30[%]、圧縮強度200
[kg/cm2]〜300[kg/cm2]、曲げ強度2
0〜30[kg/cm2]の強度を有し、透水係数は1
〜5×10-3〜-4[cm/sec]である。また、近年
資源リサイクルに関する研究も盛んに行なわれている
「コンクリートがら」を用いて再生骨材として利用する
事が推進されているが、「JIS A5005コンクリ
ート用砕石」の基準に対して骨材の吸水率3[%]以下
にするためには「コンクリートがら」に付着したセメン
ト水和物の付着除去のための精製コストが高くなり、更
にまた、「コンクリートがら」には発生状態から必然的
に混入される泥分(粘土)、石膏水和物などが含まれ破
砕及びスクリーン処理などをして再生された骨材中にも
5〜10[%]が含有された状態である。また、建設省
総プロ土木構造物分科会「再生骨材を用いたコンクリー
トの設計施工指針(案)」などが制定され、設計基準強
度が210[kg/cm2]以下の簡易なコンクリート
の場合に適用されている。以上のように「コンクリート
がら」から造る再生骨材は、セメント水和物の付着や泥
土、石膏等の混入が欠点として一般構造物への利用は洗
滌が必要となる等大幅に制約されさらにこれら不純物の
除去にはコスト的に見て困難があるため、現在は10
[mm]以下のものは大部分埋立材や盛土材として利用
されているにすぎない。従って、従来は透水性材料は各
種存在するが、透水性と保水性を兼ねた材料は皆無であ
り、透水のみでは豪雨の際、河川氾濫の一つの原因とな
っている。また、従来の材料は主に舗装材料に関するも
のがほとんどであり、舗装材料の他に透保水性ブロッ
ク,土留材,緑化用壁面材,緑化用ベランダ材等の広範
囲の場所に使用されるものはなかった。また、前記ブロ
ック製造に用いる骨材中の微粉分中には水硬性材料も入
っているのでその配合量が理論的に制御されないために
透水性を含む品質の管理に欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の事情
に鑑みて創案されたものであり、舗装材に限らず広範囲
に使用され、所望の保水率と透水率を確保でき、特に、
気孔構造が安定し透水性が向上でき、エトリンガイトの
生成条件が安定し品質がよく、特に、強度値のばらつき
が少ないリサイクル骨材を用いた透保水率制御材料並び
にその製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、コンクリート屑,ガラス屑,陶磁器
屑,レンガ屑類の廃材より再生されたリサイクル骨材の
粗粒率を変化させ、ないしは前記リサイクル骨材に硬化
材を添加して粗粒率を変化させることにより透水率およ
び保水率が制御されて構成され、必要に応じて成形され
ているリサイクル骨材を用いた透保水率制御材料を構成
するものである。粗粒率[fineness modu
luo以下FMという)はコンクリート用骨材の粗細の
粒度を表わす指標の一つであり、例えば、0.15,
0.3,0.6,1.2,2.5,5,10,20,4
0[mm]およびその他のサイズの篩で骨材を篩い分け
た場合に、各篩に止まる試料の全部の試料に対する重量
百分率の和を100で除したものであり、例えば、砂利
は6乃至7砂は1.5乃至3.5位の大きさからなる。
このFMの値と透水率,保水率は一定の関係があり、互
いに逆の関係になる。即ち、透水率を上げると保水性が
下がり、透水率を下げると透水性が上ることになる。従
って、FMと透水率と保水率との関係を予め求めること
により所望の透水率と保水率の最良性を求めることがで
きる。また、FMの値は材料の粒子に影響されるが、こ
の粒子は骨材を粉砕して形成するのみならず、これに各
種の添加物を混在させることにより所望の粒子の材料を
作ることができる。また、粉砕に限定するのみではな
く、団粒化することにより所望のFMの材料を作ること
を論理上、また実際上可能にするものである。
【0005】更に具体的に、前記リサイクル骨材が、骨
材のまま粒度分別された状態のものであり、前記リサイ
クル骨材が、団粒化されたものであることを特徴とす
る。また、前記リサイクル骨材が、特に品質の変動を最
小にするため粒径1[mm]以下の細粒粉を除去したも
のであり、前記リサイクル骨材に色粉を添加し粗粒率が
調整され、必要により団粒化されないしは成形されて構
成されることを特徴とする。また、前記透保水率制御材
料が、前記リサイクル骨材に前記硬化材のセメント,色
粉,添加剤,水を混合,混練したものからなることを特
徴とする。
【0006】また、前記透保水率制御材料が、前記リサ
イクル骨材にセメント,色粉,添加剤を混合,混練した
ものからなるリサイクル骨材を用いた透保水率制御材料
を特徴とし、セメントが、高炉セメント,ポルトラント
セメント,メーソンリーセメントのうちから選ばれた1
以上のものであり、色粉が瓦,大谷石,ALCのうちよ
り選ばれた1以上の粉砕による微粉物であり、添加剤が
石膏,塩化カルシウム,ミョウバンのうちより選ばれた
1以上のものであることを特徴とする。
【0007】また、透水率及び保水率を制御するため、
予め理論的,実験的,経験的に求めた粗粒率(FM)と
透水率および保水率との関係式を基にし、コンクリート
屑,ガラス屑,陶磁器屑,レンガ屑類の廃材より再生さ
れたリサイクル骨材に硬化材を添加して粗粒率を変化さ
せて所望の透水率および保水率を有する透保水率制御材
料を製造する製造方法であって、前記リサイクル骨材を
骨材のまま使用し、前記リサイクル骨材と前記硬化材の
セメントとを配合率を2:1乃至8:1として混合し、
これに重量比率で5乃至12[%]の水を入れ3乃至8
分間混練し、型枠に入れて所定の透水率および保水率を
付加して所定形状に成形し、脱型して所定の透水率およ
び保水率を有するブロック体を形成するリサイクル骨材
を用いた透保水率制御材料の製造方法を特徴とする。
【0008】また、予め理論的,実験的,経験的に求め
た粗粒率(FM)と透水率および保水率との関係式を基
にし、コンクリート屑,ガラス屑,陶磁器屑,レンガ屑
類の廃材より再生されたリサイクル骨材に硬化材を添加
して粗粒率を変化させて所望の透水率および保水率を有
する透保水率制御材料を製造する製造方法であって、前
記リサイクル骨材と前記硬化材とを団粒化し、前記リサ
イクル骨材と前記硬化材のセメントの配合率を2:1乃
至8:1として混合し、これに硬化材とリサイクル骨材
の微粒子分をリサイクル骨材に対し3乃至30[%]で
混合し更に水を対材料率で9乃至12[%]混合し、こ
れらを5乃至10分間混練し1乃至20[mm]の造粒
物を作り、所望のFMになるように粒度調整し硬化材を
加え所定形状に成形し、脱型してブロック体を形成する
リサイクル骨材を用いた透保水率制御材料の製造方法を
特徴とする。
【0009】また、前記ブロック体を施工区に敷設し、
所望の透水率乃至保水率が得られるようなFMに調整し
た前記造粒又は非造粒のリサイクル材を転圧し施工する
リサイクル骨材を用いた透保水率制御材料の製造方法を
特徴とする。
【0010】一般に透水性と保水性は互いにほぼ逆の性
質を有するため、一方を所望値にすると他方がほぼ反対
の性状となる。従って、施工予定の現場の必要に応じ両
性質とも所望の値を示す材料(ブロック体)を作り出す
ことが最も望ましい。然し乍ら、従来では透水性および
保水性の両性質が所望の値を有する材料を具体的に、且
つ確実に制御して製作し得る手段がなかった。然し乍
ら、本発明によれば、FMと透水率および保水率との関
係式を基にしてコンクリート屑,ガラス屑,陶磁器屑,
レンガ屑類の廃材を再生したリサイクル材やこれにセメ
ント,色粉,添加物,水を混合,混練したものから所望
の保水率,透水率を満足するFMの材料を粉砕又は団粒
化により求めることにより容易に得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のリサイクル骨材を
用いた透保水率制御材料並びにその製造方法を図面を参
照して詳述する。まず、図1および図2によりFMと透
水率および保水率との関係を説明する。図1において横
軸にFMをとり、縦軸に透水率をとると図示のようにほ
ぼ正方向直線の関係が得られる。例えば、FMが480
では透水率は90.7[%]となり、FMが5.65の
場合には透水率は94.0[%]となる。以上の関係か
らFMと透水率とは一次関数式により求められる。一
方、図2に示すように、FMと保水率とは負方向の直線
関係が成立し、両者も一次関数式で関係づけられる。例
えば、FMが4.80の場合は保水率は85.93
[%]であり、FMが5.65では保水性は79.66
[%]となる。以上の一次関係式を予め理論的,実験
的,経験的に求めておく事により所望の透水率および保
水率を有するFMが求められ、このFMになるように制
御材料を粉砕等によって形成すればよい。なお、図1お
よび図2において、実線は透保水率制御材料を団粒化し
た場合のFMと透水率,保水率との関係を示すものであ
り、点線は透保水率制御材料を骨材のまま使用したFM
と透水率および保水率との関係を示すものである。
【0012】透保水率制御材料としてはコンクリート
屑,ガラス屑,陶磁器屑,レンガ屑類の廃材より再生さ
れたリサイクル骨材を粗粒化したものが採用されるが、
これに他の材料、例えば、セメント,色粉,添加物,水
を混合したものやこれ等を一般に団粒化したものが用い
られる。表1はその具体的な構成内容を示すものであ
る。
【0013】
【表1】
【0014】表1に示すように、従来技術では舗装材
は、例えば、0[mm]乃至10[mm]の再生砕石と
ハイセメントおよび水をミキサで混合し、造粒し、敷設
し転圧機によって仕上げて作成されていた。なお、この
場合、砕石には破砕機が使用され、複数スウェーデン鋼
の破砕歯を異なる方向から回転させ、せん断,摩擦によ
って破砕する方法が採用されていた。これに対し、本例
では、例えば0[mm]乃至10[mm]の再生砕石の
うち1[mm]以下のものをカットをした骨材とセメン
トと色粉と添加剤および水を混合したものが採用され、
これ等の混合率を変えて各種の用途,例えば透保水性ブ
ロック,土留材,緑化用壁面材,緑化用ベランダ材等に
広範囲に使用される。
【0015】骨材としてはコンクリートブロックの廃材
を破砕して再生されたリサイクル骨材が使用される。ま
た、セメントとしては高炉セメント,ポルトランドセメ
ント,左官用セメントが採用される。なお、高炉セメン
トとは普通セメントに鉄鋼スラグ等の粉末を混合したも
ので、ブロック作製においてエトリンガイト生成に必要
とされるアルミナ分の代替試料としてこのスラグ分が用
いられる。また、ポルトランドセメントおよび左官用セ
メントは一般的なセメントである。また、色粉としては
赤瓦,大谷石,ALCの破砕および粉砕物が使用され
る。なお、骨材,色粉のうち2[mm]以下をカットす
ると保水性が向上する。即ち、細粒物が多くなると硬化
前の流動性が高まり、且つ転圧時の振動により縦方向の
間隙が消され透水した水が地下に還元されず水平方向に
拡散され透水性が高くなるか保水性がなくなる。
【0016】また、添加剤としては石膏,塩化カルシウ
ム,ミョウバンが使用される。ここで、石膏は廃石膏ボ
ードを破砕し付着紙分を除去したものでエトリンガイト
生成に必要とされる。なお、石膏はセメント内に含有さ
れているが、別途調整用としてあとから加えて組成調整
するために使用される。塩化カルシウムはセメントの硬
化を促進させるものである。また、ミョウバンはM′M
m(SO4)・12H2Oの一般式で示されるもので問題
点の1つに挙げられる表面剥離の防止を目的として添加
される。
【0017】骨材,セメント,色粉,添加剤および水の
添加量の比率としては目的に応じて諸種の配合が考えら
れるが、本発明の発明者の実験的試行によれば、例え
ば、骨材質量が10乃至16[kg]の場合、セメント
質量は2.5乃至4.3[kg],石膏質量が0.5乃
至0.6[kg],色粉質量が0.12乃至3.2[k
g],添加剤(塩化カルミウム,ミョウバン)が0.0
9乃至1.00[kg],水質量が0.88乃至2.1
2[kg]が挙げられる。図3は骨材をそのまま使用し
た場合の本発明の透保水率制御材料の内部組織を示す顕
微鏡写真の概要図を示すものである。図示のように骨材
1の周囲を覆った硬化材のセメント2が骨材に接着し、
縦方向に連続空隙3が形成され、これにより垂直水平方
向に最適状態に程ほどの透水率と保水率を有する制御材
料を作ることができる。また、その程度は施工現場の需
要者の要望により制御される。
【0018】また、図4は骨材および硬化材を団粒化し
た場合の透保水率制御材料の内部組織を示す顕微鏡写真
の概要図である。骨材1の周囲は保水性のあるセメント
2で覆われ、それ等が接着しているか縦方向の連続空隙
3aは図3の骨材のまま使用したものに較べて小さくな
る。然し乍ら、骨材1の周囲のセメント2の層が厚くな
るので保水率は高まる。例えば、従来透水性ブロックの
みで敷き詰めてある舗道は本発明の保水率が比較的大き
いブロックに半分置き換えると、透水率および保水率を
程ほどに備えた理想に近い舗道となり、湿度も理想的に
保たれることになる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)施工現場における需要者の要望に適確に応じて骨材
自体又はこれに各種の混合物を加え、破砕,粉砕により
FM値を所望のものにし、又は団粒化してFM値を調整
することにより所望の透水率および保水率を有する透保
水率制御材料を比較的正確に製作することができる。 2)本発明の透保水率制御材料は混合比やFMを変化さ
せることにより各種の材料として広範囲に使用され、従
来品のように舗装材に限定されない。 3)本発明は造粒性が安定し、気孔構造が安定し、縦方
向にも連続空隙が生じ透水性,保水性の両面の性能向上
が図れる。また、エトリンガイトの生成条件が安定し品
質の向上および強度値のバラツキが低減する。 4)廃材が有効利用より、資源活用に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明品のFMと透水率との関係を示す線図。
【図2】本発明品のFMと保水率との関係を示す線図。
【図3】本発明品の骨材のまま使用した透保水率制御材
料内部組織を示す顕微鏡写真の概要図。
【図4】本発明の団粒化された透保水率制御材料の内部
組織を示す顕微鏡写真の概要図。
【符号の説明】
1 骨材 2 セメント 3 連続空隙 3a 連続空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 葛生 若水 東京都武蔵村山市伊奈平5−43−6 株式 会社大空リサイクルセンター内 (72)発明者 高橋 晴美 東京都武蔵村山市伊奈平5−43−6 株式 会社大空リサイクルセンター内 (72)発明者 柴山 尊史 東京都武蔵村山市伊奈平5−43−6 株式 会社大空リサイクルセンター内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート屑,ガラス屑,陶磁器屑,
    レンガ屑類の廃材より再生されたリサイクル骨材の粗粒
    率を変化させ、ないしは前記リサイクル骨材に硬化材を
    添加して粗粒率を変化させることにより透水率および保
    水率が制御されて構成され、必要に応じて成形されてい
    ることを特徴とするリサイクル骨材を用いた透保水率制
    御材料。
  2. 【請求項2】 前記リサイクル骨材が、骨材のまま粒度
    分別された状態のものである請求項1に記載のリサイク
    ル骨材を用いた透保水率制御材料。
  3. 【請求項3】 前記リサイクル骨材が、団粒化されたも
    のである請求項1に記載のリサイクル骨材を用いた透保
    水率制御材料。
  4. 【請求項4】 前記リサイクル骨材が、特に粒径1[m
    m]以下の細粒粉を除去したものである請求項1又は2
    に記載のリサイクル骨材を用いた透保水率制御材料。
  5. 【請求項5】 前記リサイクル骨材に色粉を添加し粗粒
    率が調整され、必要により団粒化されないしは成形され
    て構成されることを特徴とするリサイクル骨材を用いた
    透保水率制御材料。
  6. 【請求項6】 前記透保水率制御材料が、前記リサイク
    ル骨材に前記硬化材のセメント,色粉,添加剤,水を混
    合,混練したものからなる請求項1乃至4に記載のリサ
    イクル骨材を用いた透保水率制御材料。
  7. 【請求項7】 セメントが、高炉セメント,ポルトラン
    ドセメント,メーソンリーセメントのうちより選ばれた
    1以上のものであり、色粉が瓦,大谷石,ALCのうち
    より選ばれた1以上の粉砕による微粉物であり、添加剤
    が石膏,塩化カルシウム,ミョウバンのうちより選ばれ
    た1以上のものである請求項6に記載のリサイクル骨材
    を用いた透保水率制御材料。
  8. 【請求項8】 予め理論的,実験的,経験的に求めた粗
    粒率(FM)と透水率および保水率との関係式を基に
    し、コンクリート屑,ガラス屑,陶磁器屑,レンガ屑類
    の廃材より再生されたリサイクル骨材に硬化材を添加し
    て粗粒率を変化させて所望の透水率および保水率を有す
    る透保水率制御材料を製造する製造方法であって、前記
    リサイクル骨材を骨材のまま使用し、前記リサイクル骨
    材と前記硬化材のセメントとを配合率を2:1乃至8:
    1として混合し、これに重量比率で5乃至12[%]の
    水を入れ3乃至8分間混練し、型枠に入れて所定の透水
    率及び保水率を付加して所定形状に成形し、脱型してブ
    ロック体を形成することを特徴とするリサイクル骨材を
    用いた透保水率制御材料の製造方法。
  9. 【請求項9】 予め理論的,実験的,経験的に求めた粗
    粒率(FM)と透水率および保水率との関係式を基に
    し、コンクリート屑,ガラス屑,陶磁器屑,レンガ屑類
    の廃材より再生されたリサイクル骨材に硬化材を添加し
    て粗粒率を変化させて所望の透水率および保水率を有す
    る透保水率制御材料を製造する製造方法であって、前記
    リサイクル骨材と前記硬化材とを団粒化し、前記リサイ
    クル骨材と前記硬化材のセメントの配合率を2:1乃至
    8:1として混合し、これに硬化材とリサイクル骨材の
    微粒子分をリサイクル骨材に対し3乃至30[%]で混
    合し更に水を対材料率で9乃至12[%]混合し、これ
    らを5乃至10分間混練し1乃至20[mm]の造粒物
    を作り、所定のPMになるように粒度調整し、硬化材を
    加えこれを型枠に入れて所定形状に成形し、脱型してブ
    ロック体を形成することを特徴とするリサイクル骨材を
    用いた透保水率制御材料の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ブロック体を施工区に敷設し、所
    定の透水率乃至保水率が得られるようなFMに調整した
    前記造粒又は非造粉のリサイクル骨材を転圧し施工する
    ことを特徴とする請求項8乃至9に記載のリサイクル骨
    材を用いた透保水率制御材料の製造方法。
JP21265496A 1996-08-12 1996-08-12 リサイクル骨材を用いた透保水率制御材料並びにその製造方法 Pending JPH1059756A (ja)

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