JP5192140B2 - 廃瓦再生骨材を用いたコンクリート材及びコンクリート製品 - Google Patents
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Description
む配合条件を特定することにより品質を確保し、かつ、経済性を改善した廃瓦再生骨材を
用いたコンクリート材及びコンクリート製品に関する。
材と混練することにより固化したコンクリート製品の提案が知られている。(例えば、特
許文献1、2を参照。)
)を得ているが、長期強度(材齢28日)は20N/mm2 に達していない。また、廃瓦を3〜5
mm程度(細骨材相当)に粒度調整することを推奨していることから、実施例製品はモルタ
ル製品であると推認される。なお、補強材には骨材として一般的な砂利を使用してもよい
との記載があることから、この発明には、コンクリート原料の骨材組成の全量を廃瓦再生
骨材とするというアイデアは認められない。当然のことながら、この場合に不可欠な混和
材の選択や配合条件について注目すべき点はなく、本願発明構成に影響を及ぼすものでは
ない。
特徴構成としている点で、技術動向としては先の特許文献1の発明内容から推移したもの
と解されるが、本願発明に関する目的効果との隔たりは拡大している。すなわち、廃瓦の
利用先を細骨材に特化した目的効果やコンクリート材の配合条件からして本願発明とは効
果において異質なものとなっている。
製品の提案が知られている。(例えば、特許文献3を参照。)
特徴構成としている点で、技術動向としては先の特許文献2の発明内容から推移したもの
と解される。ここでは、廃瓦の微粉体がフライアッシュに比肩できるポゾラン活性を呈す
るという点に着目して混和材としての適用を見出している。しかしながら、廃瓦の利用先
を混和材に特化しており、本願発明構成との隔たりはより拡大している。すなわち、廃瓦
は骨材として使用されないので、本願発明とは効果において異質なものである。また、配
合条件において、混和材(廃瓦)のセメントに対する置換率は1/20程度であり、廃瓦の
再生利用(有効利用)である点は認められるとしても、使用量(消費量)は期待できるほ
どではないと言える。
きくすることで、リサイクル率のアップを図る。
リート製品において、硬化前の性状(例えば、ワーカビリティ。)や硬化後の物性(例え
ば、圧縮強度。)に関する品質確保又は品質改善を実現する。あわせて、低コストのコン
クリート材及びコンクリート製品を提供する。
びコンクリート製品を提供する。
べてに破砕または粉砕した廃瓦を使用することを特徴とするものである。
である。
寸法が30mm程度でよいことを特徴とするものである。
級したもの(以下、分級あり。)、または30mm程度に破砕した廃瓦を分級しないもの(以
下、分級なし。)と、分級の有無が選択可能であることを特徴とするものである。
凝結させ所定形状に賦型化してコンクリート硬化体を造形することを特徴とするものであ
る。
なくとも一部に研磨、洗い出し、刻設その他の表面加工を施した化粧面を形成してなるこ
とを特徴とするものである。
率は65〜70(重量%)と、リサイクル率のアップを図ることができる。
、ワーカビリティ。)や硬化後の物性(例えば、圧縮強度30N/mm2。)に関する品質確保
又は品質改善を実現することができる。
化が可能となることで、低コストのコンクリート材及びコンクリート製品を提供すること
ができる。
テリアルリサイクルを実現することができる。
刻設その他の表面加工を施した化粧面を形成することで、景観性を向上させるとともに、
瓦の「風合い」を演出することができる。
破砕または粉砕後、粗骨材と細骨材に分級して、所定の細骨材率(s/a)で配合したも
のである。再生骨材は、廃瓦を破砕または粉砕後、30mm程度の篩を通過する廃瓦粒を分級
することなく配合する場合がある。
に賦型化してセメント硬化体を造形し、該セメント硬化体の造形表面の少なくとも一部に
研磨、洗い出し、刻設その他の表面加工を施した化粧面を形成している。
、分級の有無を選択可能であるが、配合条件をやや異にするので、以下にそれぞれの場合
について説明する。
し、さらに粗骨材と細骨材に分級して、所定の細骨材率(s/a)で配合している。
廃瓦粒を、分級することなく使用する。その粗粒率は一般的に4.50〜5.20程度である。
粉その他の微粉体であって、結合材全量に対する混入率を30重量%程度としている。
圧縮強度36N/mm2 、材齢28日で圧縮強度47N/mm2を確保している。ここで、単位体積質量が2.13t/m3 と軽量であることに着目されたい。
Claims (3)
- 破砕または粉砕した廃瓦をコンクリートの骨材(廃瓦再生骨材に同じ)として使用し、水および結合材と混練することにより凝結させるようにしたコンクリート材において、
30mm程度の篩を通過する篩下廃瓦粒を粗骨材と細骨材に分級して50重量%の細骨材率(s/a)で調製した廃瓦再生骨材と、フライアッシュ、PFBC灰、高炉スラグ微粉末、石粉その他の鉱物由来の微粉体から選ばれた混和材とを配合し、45重量%の水/結合材比(W/B)で混練し凝結させることにより得られる鉄筋コンクリート(RC)構造物に適用可能な材料物質であって、配合条件を含む以下の性質を有することを特徴とする廃瓦再生骨材を用いたコンクリート材。
(1)骨材組成の全量が廃瓦再生骨材である。
(2)結合材全量に対する混和材の混入率が30重量%である。
(3)混和材を含む結合材と廃瓦再生骨材との成分間の重量配合比が略1:3である。
(4)硬化後(セメント硬化体)の発現強度が初期圧縮強度(材齢7日)36N/mm 2 、かつ、長期圧縮強度(材齢28日)47N/mm 2 を確保している。 - 破砕または粉砕した廃瓦をコンクリートの骨材(廃瓦再生骨材に同じ)として使用し、水および結合材と混練することにより凝結させるようにしたコンクリート材において、
30mm程度の篩を通過する篩下廃瓦粒を粗骨材と細骨材に分級して50重量%の細骨材率(s/a)で調製した廃瓦再生骨材と、フライアッシュ、PFBC灰、高炉スラグ微粉末、石粉その他の鉱物由来の微粉体から選ばれた混和材とを配合し、29.1〜32.0重量%の水/結合材比(W/B)で混練し凝結させることにより得られるプレストレストコンクリート(PC)構造物に適用可能な材料物質であって、配合条件を含む以下の性質を有することを特徴とする廃瓦再生骨材を用いたコンクリート材。
(1)骨材組成の全量が廃瓦再生骨材である。
(2)結合材全量に対する混和材の混入率が30重量%である。
(3)混和材を含む結合材と廃瓦再生骨材との成分間の重量配合比が略1:2.5〜2.9である。
(4)硬化後(セメント硬化体)の発現強度が長期圧縮強度(材齢28日)66N/mm 2 〜79N/mm 2 を確保している。 - 廃瓦再生骨材を用いたコンクリート製品において、
請求項1又は2記載のコンクリート材を凝結させ所定形状に賦型化してセメント硬化体を造形するとともに、該セメント硬化体の造形表面の少なくとも一部に研磨、洗い出し、刻設その他の表面加工を施した化粧面を形成してなることを特徴とする廃瓦再生骨材を用いたコンクリート製品。
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