JP2005139247A - ポリエステル重合用触媒及びそれを用いたポリエステルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物が少なく、良好な色調を有するポリエステルを与える重合用触媒およびそれを用いたポリエステルの製造方法を提供すること。
【解決手段】1分子中のチタン原子の数が4〜8であり、リン原子に対するチタン原子の構成比が0.5〜2であって、3つのチタン原子と結合する架橋性酸素原子を2〜6個有する化合物であることを特徴とするポリエステル重合用触媒、およびそれを用いたポリエステルの製造方法
【選択図】なし

Description

本発明は、異物が少なく、色調が良好なポリエステルを得ることができるポリエステル重合用触媒およびポリエステルの製造方法に関する。
ポリエステルはその機能性の有用さから多目的に用いられており、例えば、衣料用、資材用、医療用に用いられている。その中でも、汎用性、実用性の点でポリエチレンテレフタレートが優れ、好適に使用されている。
一般にポリエチレンテレフタレートは、テレフタル酸またはそのエステル形成性誘導体とエチレングリコールから製造されるが、高分子量のポリマーを製造する商業的なプロセスでは、重縮合触媒としてアンチモン化合物が広く用いられている。しかしながら、アンチモン化合物を含有するポリマーは以下に述べるような幾つかの好ましくない特性を有している。
例えば、アンチモン触媒を使用して得られたポリマーを溶融紡糸して繊維とするときに、アンチモン触媒の残渣が口金孔周りに堆積することが知られている。この堆積が進行するとフィラメントに欠点が生じる原因となるため、適時除去する必要が生じる。アンチモン触媒残渣の堆積が生じるのは、ポリマー中のアンチモン化合物が口金近傍で変成し、一部が気化、散逸した後、アンチモンを主体とする成分が口金に残るためであると考えられている。
また、ポリマー中のアンチモン触媒残渣は比較的大きな粒子状となりやすく、異物となって成形加工時のフィルターの濾圧上昇、紡糸の際の糸切れあるいは製膜時のフイルム破れの原因になるなどの好ましくない特性を有しており、操業性を低下させる一因となっている。
上記のような背景からアンチモン含有量が少ないか、あるいは含有しないポリエステルが求められている。そこで、重縮合触媒の役割をアンチモン系化合物以外の化合物に求める場合ゲルマニウム化合物が知られているが、ゲルマニウム化合物は非常に高価であり汎用的に用いることは難しい。
これに対し重合触媒としてチタン化合物とリン化合物とからなるチタン錯体をポリエステル重合用触媒として用いる提案がなされている(特許文献1〜3参照)。この方法によれば触媒に起因した異物を少なくすることができるものの十分ではなく、得られるポリマーの色調も十分なものではない。従って、チタン化合物のさらなる改善が求められている。
そこで、本発明では上記の問題点を改良し、糸切れの少ないポリエステルを鋭意検討した結果、重合用触媒として特定の構造を有するチタンとリンの化合物を用いることにより本発明の目的を達成できるという知見を得た。
特表2001−524536号公報(第1頁) 特表2002−512267号公報(第1頁) 特開2002−293909号公報(第1頁)
本発明の目的は上記従来の問題を解消し、製糸性や製膜性が良好であり、かつ従来品に比べて異物が少なく、ポリエステルの色調に優れたポリエステルを得ることが可能なポリエステル重合用触媒およびそれを用いたポリエステルの製造方法を提供することにある。
前記した課題は、1分子中のチタン原子の数が4〜8であり、リン原子に対するチタン原子の構成比が0.5〜2であって、3つのチタン原子と結合する架橋性酸素原子を2〜6個有する化合物であることを特徴とするポリエステル重合用触媒、およびそれを用いたポリエステルの製造方法によって、達成できる。
本発明のポリエステル重合用触媒およびそれを用いたポリエステルの製造方法によれば、異物が少なく、色調の良好なポリエステルを得ることができる。
本発明のポリエステルは、ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体およびジオールまたはそのエステル形成性誘導体から合成されるポリマーである。繊維、フィルム、ボトル等の成形品として用いることができるものが好ましい。
このようなポリエステルとして具体的には、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ−ト、ポリエチレン−1,2−ビス(2−クロロフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレート等が挙げられる。本発明は、なかでも最も汎用的に用いられているポリエチレンテレフタレートまたは主としてエチレンテレフタレート単位を含むポリエステル共重合体において好適である。
また、これらのポリエステルには、ジエチレングリコール以外に共重合成分としてアジピン酸、イソフタル酸、セバシン酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等のジカルボン酸およびそのエステル形成性誘導体、ポリエチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリプロピレングリコール、シクロヘキサンジメタノール等のジオキシ化合物、p−(β−オキシエトキシ)安息香酸等のオキシカルボン酸およびそのエステル形成性誘導体等が共重合されていてもよい。
本発明のポリエステル重合用触媒は、1分子中のチタン原子の数が4〜8、リン原子に対するチタン原子の構成比が0.5〜2、かつ3つのチタン原子と結合する架橋性酸素原子Ti3(μ3−O)を2〜6個有する化合物であることが色調改善および異物抑制の観点から重要である。チタン原子の数については、異物抑制の観点から4〜6が好ましい。チタン原子とリン原子の構成比については、0.5〜1.5が好ましく、より好ましくは0.6〜1.2である。
本発明のポリエステル重合用触媒は、リン原子に結合する酸素原子のすべてがチタン原子と結合していることが異物抑制の観点から好ましい。また、結合していない酸素原子がある場合には、その数は4以下であることが好ましい。
本発明のポリエステル重合用触媒は、チタン原子の置換基が下記式1〜式6で表される官能基からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
Figure 2005139247
(式1〜式6中、R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜30の炭化水素基、アルコキシ基または水酸基またはカルボニル基またはアセチル基またはカルボキシル基またはエステル基またはアミノ基を有する炭素数1〜30の炭化水素基を表す。)
本発明の式1としては、エトキシド、プロポキシド、イソプロポキシド、ブトキシド、2−エチルヘキソキシド等のアルコキシ基、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等のヒドロキシ多価カルボン酸系化合物からなる官能基が挙げられる。
また、式2としては、アセチルアセトン等のβ−ジケトン系化合物、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等のケトエステル系化合物からなる官能基が挙げられる。
また、式3としては、フェノキシ、クレシレイト、サリチル酸等からなる官能基が挙げられる。
また、式4としては、ラクテート、ステアレート等のアシレート基、フタル酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ヘミメリット酸、ピロメリット酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、シクロヘキサンジカルボン酸またはそれらの無水物等の多価カルボン酸系化合物、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三プロピオン酸、カルボキシイミノ二酢酸、カルボキシメチルイミノ二プロピオン酸、ジエチレントリアミノ五酢酸、トリエチレンテトラミノ六酢酸、イミノ二酢酸、イミノ二プロピオン酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二プロピオン酸、メトキシエチルイミノ二酢酸等の含窒素多価カルボン酸からなる官能基が挙げられる。
また、式5としては、アニリン、フェニルアミン、ジフェニルアミン等からなる官能基が挙げられる。
中でも式1及び/または式4が含まれていることがポリマーの熱安定性及び色調の観点から好ましい。
本発明のポリエステル重合用触媒の合成方法は、例えば(1)チタン化合物を溶媒に混合してその一部または全部を溶媒中に溶解し、この混合溶液にリン化合物と微量の水を溶媒に溶解または希釈させ滴下する。(2)ヒドロキシカルボン酸系化合物や多価カルボン酸系化合物等のチタン化合物の配位子を用いる場合は、チタン化合物または配位子化合物を溶媒に混合してその一部または全部を溶媒中に溶解し、この混合溶液に配位子化合物またはチタン化合物を原液または溶媒に溶解希釈させ滴下し、その後、この混合溶液にさらにリン化合物を加えることにより得られる。特にこの際、リン化合物と微量の水を溶媒に溶解希釈させ滴下することが、異物形成抑制および色調改善の観点から好ましい。上記の反応条件は0〜200℃の温度で1分以上、さらには20〜100℃の温度で2〜100分間加熱することによって行うことが好ましい。この際の反応圧力に特に制限はなく、常圧でも良い。また、ここで用いる溶媒は、チタン化合物、リン化合物及びチタン原子に結合する化合物の一部または全部を溶解し得るものから選択することができるが、具体的には、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ジエチルエーテル、アセトン、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン等が挙げられる。
なお、本発明のポリエステル重合用触媒の合成において使用する原料チタン化合物としては、前記置換基を有するもの、もしくはそれらと容易に交換可能な置換基を有するものであれば、特に限定されない。具体的には、チタンテトライソプロポキシド、チタンテトラブトキシド、チタンジイソプロポキシビスアセチルアセトナート、チタントリエタノールアミネートイソプロポキシドなどが挙げられる。
また、出発原料のリン化合物としては、リン酸系、亜リン酸系、ホスホン酸系、ホスフィン酸系、ホスフィンオキサイド系、ホスフィン系から選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、いずれか1種または2種であることがより好ましい。具体的には、例えば、リン酸、リン酸トリメチル、リン酸トリエチル、リン酸トリフェニル等のリン酸系、亜リン酸、亜リン酸トリメチル、亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリフェニル等の亜リン酸系、メチルホスホン酸、エチルホスホン酸、プロピルホスホン酸、イソプロピルホスホン酸、ブチルホスホン酸、フェニルホスホン酸、ベンジルホスホン酸、トリルホスホン酸、キシリルホスホン酸、ビフェニルホスホン酸、ナフチルホスホン酸、アントリルホスホン酸、2−カルボキシフェニルホスホン酸、3−カルボキシフェニルホスホン酸、4−カルボキシフェニルホスホン酸、2,3−ジカルボキシフェニルホスホン酸、2,4−ジカルボキシフェニルホスホン酸、2,5−ジカルボキシフェニルホスホン酸、2,6−ジカルボキシフェニルホスホン酸、3,4−ジカルボキシフェニルホスホン酸、3,5−ジカルボキシフェニルホスホン酸、2,3,4−トリカルボキシフェニルホスホン酸、2,3,5−トリカルボキシフェニルホスホン酸、2,3,6−トリカルボキシフェニルホスホン酸、2,4,5−トリカルボキシフェニルホスホン酸、2,4,6−トリカルボキシフェニルホスホン酸、メチルホスホン酸ジメチルエステル、メチルホスホン酸ジエチルエステル、エチルホスホン酸ジメチルエステル、エチルホスホン酸ジエチルエステル、フェニルホスホン酸ジメチルエステル、フェニルホスホン酸ジエチルエステル、フェニルホスホン酸ジフェニルエステル、ベンジルホスホン酸ジメチルエステル、ベンジルホスホン酸ジエチルエステル、ベンジルホスホン酸ジフェニルエステル、リチウム(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)、ナトリウム(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)、マグネシウムビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)、カルシウムビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)、ジエチルホスホノ酢酸、ジエチルホスホノ酢酸メチル、ジエチルホスホノ酢酸エチル等のホスホン酸系化合物、次亜リン酸、次亜リン酸ナトリウム、メチルホスフィン酸、エチルホスフィン酸、プロピルホスフィン酸、イソプロピルホスフィン酸、ブチルホスフィン酸、フェニルホスフィン酸、トリルホスフィン酸、キシリルホスフィン酸、ビフェニリルホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸、ジメチルホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、ジプロピルホスフィン酸、ジイソプロピルホスフィン酸、ジブチルホスフィン酸、ジトリルホスフィン酸、ジキシリルホスフィン酸、ジビフェニリルホスフィン酸、ナフチルホスフィン酸、アントリルホスフィン酸、2−カルボキシフェニルホスフィン酸、3−カルボキシフェニルホスフィン酸、4−カルボキシフェニルホスフィン酸、2,3−ジカルボキシフェニルホスフィン酸、2,4−ジカルボキシフェニルホスフィン酸、2,5−ジカルボキシフェニルホスフィン酸、2,6−ジカルボキシフェニルホスフィン酸、3,4−ジカルボキシフェニルホスフィン酸、3,5−ジカルボキシフェニルホスフィン酸、2,3,4−トリカルボキシフェニルホスフィン酸、2,3,5−トリカルボキシフェニルホスフィン酸、2,3,6−トリカルボキフェニルホスフィン酸、2,4,5−トリカルボキシフェニルホスフィン酸、2,4,6−トリカルボキシフェニルホスフィン酸、ビス(2−カルボキシフェニル)ホスフィン酸、ビス(3−カルボキシフェニル)ホスフィン酸、ビス(4−カルボキシフェニル)ホスフィン酸、ビス(2,3−ジカルボキルシフェニル)ホスフィン酸、ビス(2,4−ジカルボキシフェニル)ホスフィン酸、ビス(2,5−ジカルボキシフェニル)ホスフィン酸、ビス(2,6−ジカルボキシフェニル)ホスフィン酸、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ホスフィン酸、ビス(3,5−ジカルボキシフェニル)ホスフィン酸、ビス(2,3,4−トリカルボキシフェニル)ホスフィン酸、ビス(2,3,5−トリカルボキシフェニル)ホスフィン酸、ビス(2,3,6−トリカルボキシフェニル)ホスフィン酸、ビス(2,4,5−トリカルボキシフェニル)ホスフィン酸、およびビス(2,4,6−トリカルボキシフェニル)ホスフィン酸、メチルホスフィン酸メチルエステル、ジメチルホスフィン酸メチルエステル、メチルホスフィン酸エチルエステル、ジメチルホスフィン酸エチルエステル、エチルホスフィン酸メチルエステル、ジエチルホスフィン酸メチルエステル、エチルホスフィン酸エチルエステル、ジエチルホスフィン酸エチルエステル、フェニルホスフィン酸メチルエステル、フェニルホスフィン酸エチルエステル、フェニルホスフィン酸フェニルエステル、ジフェニルホスフィン酸メチルエステル、ジフェニルホスフィン酸エチルエステル、ジフェニルホスフィン酸フェニルエステル、ベンジルホスフィン酸メチルエステル、ベンジルホスフィン酸エチルエステル、ベンジルホスフィン酸フェニルエステル、ビスベンジルホスフィン酸メチルエステル、ビスベンジルホスフィン酸エチルエステル、ビスベンジルホスフィン酸フェニルエステル等のホスフィン酸系、トリメチルホスフィンオキサイド、トリエチルホスフィンオキサイド、トリプロピルホスフィンオキサイド、トリイソプロピルホスフィンオキサイド、トリブチルホスフィンオキサイド、トリフェニルホスフィンオキサイド等のホスフィンオキサイド系等が挙げられ、これらの少なくとも1種、もしくは、いずれか1種または2種であることが好ましい。特に異物抑制および色調改善の観点から、ホスホン酸系および/またはホスフィン酸系であることが好ましく、中でも、芳香族を有するものであることがより好ましい
なお、本発明の触媒とは、ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体およびジオールまたはそのエステル形成性誘導体から合成されるポリマーにおいて、実質的にエステル反応またはエステル交換反応が終了し、得られたポリエチレンテレフタレート低重合体を脱ジオール反応にて高重合度化せしめる重縮合反応全てまたは一部の素反応の反応促進に実質的に寄与する化合物を指す。
従って、繊維の艶消し剤等に無機粒子として一般的に用いられている二酸化チタン粒子は上記の反応に対して実質的に触媒作用を有しておらず、本発明の触媒として用いることができるチタンとリンの化合物とは異なる。
本発明におけるチタンとリンの化合物(二酸化チタン粒子を除く)は得られるポリマーに対してチタン原子換算で0.5〜150ppm含有されていることが好ましい。1〜100ppmであるとポリマーの熱安定性や色調がより良好となり好ましく、更に好ましくは3〜50ppmである。
本発明で用いるチタンとリンの化合物は、ポリエステルの反応系にそのまま添加してもよいが、予めエチレングリコールやプロピレングリコール等のポリエステルを形成するジオール成分を含む溶媒と混合し、溶液またはスラリーとし、必要に応じて該化合物合成時に用いたアルコール等の低沸点成分を除去した後、反応系に添加すると、ポリマー中での異物生成がより抑制されるため好ましい。添加時期は、実質的に重縮合反応開始前であればよく、エステル化反応やエステル交換反応の前、あるいは反応終了後、重縮合反応触媒が開始される前に添加してもよい。さらに、色調改善および熱安定性の観点から、リン化合物を別途添加してもよい。この場合、チタンとリンの化合物を含む本発明のポリエステル重合用触媒とリン化合物が接触することによる触媒の失活を抑制するために、異なる反応槽に添加する方法や、同一の反応槽において本発明のポリエステル重合用触媒とリン化合物の添加間隔を1〜15分とする方法や添加位置を離す方法を用いてもよい。
本発明のポリエステルの製造方法において任意の時点でコバルト化合物またはマンガン化合物を添加すると得られるポリマーの色調が良好となり好ましい。この場合に用いるコバルト化合物としては特に限定はないが、具体的には、例えば、塩化コバルト、硝酸コバルト、炭酸コバルト、コバルトアセチルアセトネート、ナフテン酸コバルト、酢酸コバルト四水塩等が挙げられる。また、マンガン化合物についても特に限定はないが、具体的には、例えば、塩化マンガン、臭化マンガン、硝酸マンガン、炭酸マンガン、マンガンアセチルアセトネート、酢酸マンガン四水塩、酢酸マンガン二水塩等が挙げられる。
また、得られるポリマーの色調やポリマーの熱安定性を向上させる目的で、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、アルミニウム化合物、亜鉛化合物、スズ化合物等を添加してもよい。
さらに、二酸化チタン、酸化ケイ素、炭酸カルシウム、チッ化ケイ素、クレー、タルク、カオリン、カーボンブラック等の粒子のほか、着色防止剤、安定剤、抗酸化剤等を添加しても差支えない。
本発明のポリエステルの製造方法を説明する。具体例としてポリエチレンテレフタレートの例を記載するがこれに限定されるものではない。
ポリエチレンテレフタレートは通常、次のいずれかのプロセスで製造される。すなわち、(1)テレフタル酸とエチレングリコールを原料とし、直接エステル化反応によって低重合体を得、さらにその後の重縮合反応によって高分子量ポリマーを得るプロセス、(2)ジメチルテレフタレートとエチレングリコールを原料とし、エステル交換反応によって低重合体を得、さらにその後の重縮合反応によって高分子量ポリマーを得るプロセスである。また、エステル交換反応においては、マンガン、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リチウム等の化合物を用いて進行させ、またエステル交換反応が実質的に完結した後に、該反応に用いた触媒を不活性化する目的で、リン化合物を添加することが行われる。
本発明の製造方法は、(1)または(2)の一連の反応の任意の段階、好ましくは(1)または(2)の一連の反応の前半で得られた低重合体に、艶消し剤として二酸化チタン粒子や、コバルト化合物、マンガン化合物等の添加物を添加した後、重縮合触媒として前述のチタンとリンの化合物を添加し重縮合反応を行い、高分子量のポリエチレンテレフタレートを得るというものである。
また、上記の反応は回分式、半回分式あるいは連続式等の形式に適応し得る。
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、実施例中の物性値は以下に述べる方法で測定した。
(1)ポリマーの固有粘度IV
オルソクロロフェノールを溶媒として25℃で測定した。
(2)ポリマーの色調
得られたポリマーを溶融状態から急冷し、チップ状に成形してから、石英ガラス製の容器に充填した状態でハンター型色差計(スガ試験機(株)製SMカラーコンピュータ型式SM−3)を用いて測定し、ハンターのL、b値を得た。
ポリマー色調としてはb値が4以下であることが好ましく、より好ましくは3以下、特に好ましくは1.5以下である。
(3)溶液ヘイズ
測定する試料2.0gをオルソクロロフェノール20mLに溶解させ、光路長10mmの石英セルおよびヘイズメーター(スガ試験機社製,HGM−2DP型)を用い、積分球式光電光度法にて分析を行った。ポリマー中の異物量としては、ヘイズ値が2.0以下であることが好ましく、より好ましくは、1.5以下である。
(4)ポリエステル中のチタン元素、リン元素の含有量
蛍光X線元素分析装置(堀場製作所社製、MESA−500W型)により求めた。なお、ポリエステルに二酸化チタン粒子が含有されている際には、次の前処理をした上で蛍光X線分析を行った。すなわち、ポリエステルをオルソクロロフェノールに溶解(溶媒100gに対してポリマー5g)し、このポリマー溶液と同量のジクロロメタンを加えて溶液の粘性を調製した後、遠心分離器(回転数18000rpm、1時間)で粒子を沈降させる。その後、傾斜法で上澄み液のみを回収し、上澄み液と同量のアセトンを添加することによりポリマーを再析出させ、そのあと3G3のガラスフィルター(IWAKI社製)で濾過し、濾上物をさらにアセトンで洗浄した後、室温で12時間真空乾燥してアセトンを除去した。以上の前処理を施して得られたポリマーについてチタン元素、リン元素、アンチモン元素及びマンガン元素の分析を行った。
一方、二酸化チタン粒子が含有されていない場合は、前処理を行う必要がないので、ポリマーをそのまま分析すればよい。
(5)1分子中のチタン原子の数およびリン原子の数、3つのチタン原子と結合する架橋性酸素原子の数、リン原子に結合する酸素原子の数、そのうちチタン原子と結合している数
触媒調製にて得られた固体状の触媒化合物のX線結晶構造解析を行い(リガク電機製単結晶自動X線構造解析装置RASA−7)、原子間距離が各イオン半径の和よりも小さい場合に各原子間に相互作用があると判定した。チタン原子と酸素原子のイオン半径の和は2.87×10-8m(オングストローム)、リン原子と酸素原子のイオン半径距離の和は1.73×10-8m(オングストローム)。
実施例1
A.触媒の調製
撹拌機および温度計を備えた1Lのフラスコ中でジメチルスルホキシド(500ml)にテトライソプロポキシド(356g、1.25モル)を溶解させた。この撹拌されている溶液に、滴下漏斗からジフェニルホスフィン酸(273g、1.25モル)と水(12.1g、0.67モル)のジメチルスルホキシド溶液(150ml)をゆっくり加えた。この混合物を25℃、常圧下、12時間撹拌した後、80℃まで加温すると、透明溶液が生成する。この液をゆっくりと25℃まで冷却すると無色固体が析出するので、これを濾別し、ジエチルエーテル(300ml)を用いて洗浄した後、減圧乾燥させた(収量256g)。この固体10gを秤量し、エチレングリコール(400ml)に分散させた。一方、この固体の構造解析を行い、1分子中にチタン原子数が4、リン原子数が4,Ti3(μ3ーO)のフラグメントを4つ有し、リン原子に結合する8つの酸素原子全てがチタン原子と結合していることを確認した。
B.ポリエチレンテレフタレートの製造方法
高純度テレフタル酸(三井化学社製)100kgとエチレングリコール(日本触媒社製)45kgのスラリーを予めビス(ヒドロキシエチル)テレフタレート約123kgが仕込まれ、温度250℃、圧力1.2×105Paに保持されたエステル化反応槽に4時間かけて供給し、供給終了後もさらに1時間かけてエステル化反応を完結させた。次に、このエステル化反応生成物の123kgを重縮合槽に移送した。
引き続いて、エステル化反応生成物が移送された前記重縮合反応槽に、酸化チタン粒子のエチレングリコールスラリーを得られるポリマーに対して0.3重量%添加した。5分間撹拌した後、酢酸コバルトおよび酢酸マンガンのエチレングリコール溶液を得られるポリマーに対してコバルト原子換算で30ppm、マンガン原子換算で15ppmとなるように加えた。更に5分間撹拌した後、上記触媒溶液を、得られるポリマーに対してチタン原子換算で10ppmとなるように添加し、その後、低重合体を30rpmで攪拌しながら、反応系を250℃から285℃まで徐々に昇温するとともに、圧力を40Paまで下げた。最終温度、最終圧力到達までの時間はともに60分とした。所定の攪拌トルクとなった時点で反応系を窒素パージし常圧に戻し重縮合反応を停止し、冷水にストランド状に吐出、直ちにカッティングしてポリマーのペレットを得た。なお、減圧開始から所定の撹拌トルク到達までの時間は3時間であった。
表1に示すように、得られたポリマーのIVは0.67、溶液ヘイズは0.5%と、異物が少なく、色調L値74、b値1.0と、色調が良好であった。
Figure 2005139247
比較例1、2
触媒化合物を構成するチタン原子の数およびリン原子の数が異なること以外は実施例1と同様に触媒調製および重合を行った。表2に示すように、ポリマーの色調が不良であり、比較例2については異物が多かった。
比較例3、4
触媒化合物を構成するチタン原子の数とリン原子の数の比が異なること以外は実施例1と同様にして触媒調製および重合を行った。共に色調が非常に悪化し、比較例3では触媒が失活しているためか、重合の進行が非常に遅かった。
比較例5
架橋性酸素原子の数Pが異なること以外は実施例1と同様に重合を行った。表2に示すように、色調は良好であったものの、異物が非常に多かった。
Figure 2005139247
実施例2、3
触媒化合物を構成するチタン原子の数およびリン原子の数が異なること以外は実施例1と同様に触媒調製および重合を行った。表1に示すように、いずれも異物が少なく、良好な色調のポリマーを与えた。
実施例4、5
触媒化合物を構成するチタン原子の数とリン原子の数の比が異なること以外は実施例1と同様に触媒調製および重合を行った。表1に示すように、いずれも異物が少なく、良好な色調のポリマーを与えた。
実施例6、7
架橋性酸素原子の数Pが異なること以外は実施例1と同様に触媒調製および重合を行った。異物が少なく、良好な色調のポリマーを与えた。
実施例8、9
触媒化合物中のリン原子に結合する酸素原子の一部がチタン原子と結合していないこと以外は実施例1と同様に触媒調製および重合を行った。異物が少なく、良好な色調のポリマーを与えた。
実施例10
触媒の調製以外は実施例1と同様に重合を行い、表3に示すように、異物が少なく、良好な色調のポリマーを得た。
なお、以下に触媒の調製方法を記す。
撹拌機、凝縮器および温度計を備えた3Lのフラスコ中に温水(371g)に乳酸(273g、3.00モル)を溶解させた。この撹拌されている溶液に滴下漏斗からチタンテトラブトキシド(340g、1.00モル)をゆっくり加えた。この混合物に撹拌しながらNaOHの32重量/重量%水溶液(380g、3.04モル)を滴下漏斗によりゆっくり加えた。得られた生成物をろ過し、真空下で加熱してブタノール/水を完全に除去し、曇った淡黄色の生成物を得た。
この生成物を撹拌機および温度計を備えた1Lのフラスコ中でジメチルスルホキシド(500ml)に溶解させた。この撹拌されている溶液に、滴下漏斗からジフェニルホスフィン酸(218g、1.00モル)と水(10.8g、0.60モル)のジメチルスルホキシド溶液(150ml)をゆっくり加えた。この混合物を25℃、常圧下、12時間撹拌した後、80℃まで加温すると、透明溶液が生成する。この液をゆっくりと25℃まで冷却すると無色固体が析出するので、これを濾別し、ジエチルエーテル(300ml)を用いて洗浄した後、減圧乾燥させた(収量238g)。この固体10gを秤量し、エチレングリコール(400ml)に分散させた。
Figure 2005139247
実施例11
触媒の調製以外は実施例1と同様に重合を行い、表3に示すように、異物が少なく、良好な色調のポリマーを得た。
なお、以下に触媒の調製方法を記す。
撹拌機、凝縮器および温度計を備えた3Lのフラスコ中に温水(371g)にマレイン酸(348g、3.00モル)を溶解させた。この撹拌されている溶液に滴下漏斗からチタンテトラブトキシド(340g、1.00モル)をゆっくり加えた。この混合物に撹拌しながらNaOHの32重量/重量%水溶液(380g、3.04モル)を滴下漏斗によりゆっくり加えた。得られた生成物をろ過し、真空下で加熱してブタノール/水を完全に除去し、曇った黄色の生成物を得た。
この生成物を撹拌機および温度計を備えた1Lのフラスコ中でジメチルスルホキシド(500ml)に溶解させた。この撹拌されている溶液に、滴下漏斗からジフェニルホスフィン酸(218g、1.00モル)と水(10.8g、0.60モル)のジメチルスルホキシド溶液(150ml)をゆっくり加えた。この混合物を25℃、常圧下、12時間撹拌した後、80℃まで加温すると、透明溶液が生成する。この液をゆっくりと25℃まで冷却すると無色固体が析出するので、これを濾別し、ジエチルエーテル(300ml)を用いて洗浄した後、減圧乾燥させた(収量291g)。この固体10gを秤量し、エチレングリコール(400ml)に分散させた。
実施例12
触媒の調製以外は実施例1と同様に重合を行い、表3に示すように、異物が少なく、良好な色調のポリマーを得た。
なお、以下に触媒の調製方法を記す。
撹拌機、凝縮器および温度計を備えた3Lのフラスコ中に温水(371g)にフェノール(282g、3.00モル)を溶解させた。この撹拌されている溶液に滴下漏斗からチタンテトラブトキシド(340g、1.00モル)をゆっくり加えた。この混合物に撹拌しながらNaOHの32重量/重量%水溶液(380g、3.04モル)を滴下漏斗によりゆっくり加えた。得られた生成物をろ過し、真空下で加熱してブタノール/水を除去し、淡黄色の生成物を得た。
この生成物を撹拌機および温度計を備えた1Lのフラスコ中でジメチルスルホキシド(500ml)に溶解させた。この撹拌されている溶液に、滴下漏斗からジフェニルホスフィン酸(218g、1.00モル)と水(10.8g、0.60モル)のジメチルスルホキシド溶液(150ml)をゆっくり加えた。この混合物を25℃、常圧下、12時間撹拌した後、80℃まで加温すると、透明溶液が生成する。この液をゆっくりと25℃まで冷却すると無色固体が析出するので、これを濾別し、ジエチルエーテル(300ml)を用いて洗浄した後、減圧乾燥させた(収量264g)。この固体10gを秤量し、エチレングリコール(400ml)に分散させた。
実施例13
触媒の調製以外は実施例1と同様に重合を行い、表6に示すように、異物が少なく、良好な色調のポリマーを得た。
なお、以下に触媒の調製方法を記す。
撹拌機、凝縮器および温度計を備えた3Lのフラスコ中にn−ブタノール(371g)にアニリン(279g、3.00モル)を溶解させた。この撹拌されている溶液に滴下漏斗からチタンテトラブトキシド(340g、1.00モル)をゆっくり加えた。この混合物に撹拌しながらNaOHの32重量/重量%水溶液(380g、3.04モル)を滴下漏斗によりゆっくり加えた。得られた生成物をろ過し、真空下で加熱してブタノール/水を完全に除去し、淡黄色の生成物を得た。
この生成物を撹拌機および温度計を備えた1Lのフラスコ中でジメチルスルホキシド(500ml)に溶解させた。この撹拌されている溶液に、滴下漏斗からジフェニルホスフィン酸(218g、1.00モル)と水(10.8g、0.60モル)のジメチルスルホキシド溶液(150ml)をゆっくり加えた。この混合物を25℃、常圧下、12時間撹拌した後、80℃まで加温すると、透明溶液が生成する。この液をゆっくりと25℃まで冷却すると無色固体が析出するので、これを濾別し、ジエチルエーテル(300ml)を用いて洗浄した後、減圧乾燥させた(収量251g)。この固体10gを秤量し、エチレングリコール(400ml)に分散させた。

Claims (4)

  1. 1分子中のチタン原子の数が4〜8であり、リン原子に対するチタン原子の構成比が0.5〜2であって、3つのチタン原子と結合する架橋性酸素原子を2〜6個有する化合物であることを特徴とするポリエステル重合用触媒。
  2. リン原子に結合する酸素原子のすべてがチタン原子と結合していることを特徴とする請求項1記載のポリエステル重合用触媒。
  3. チタン原子に結合した置換基が下記式1〜式6で表される官能基からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2記載のポリエステル重合用触媒。
    Figure 2005139247
    (式1〜式6中、R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜30の炭化水素基、アルコキシ基または水酸基またはカルボニル基またはアセチル基またはカルボキシル基またはエステル基またはアミノ基を有する炭素数1〜30の炭化水素基を表す。)
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の重合用触媒を用いることを特徴とするポリエステルの製造方法。
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