JP2005138592A - 軽量気泡コンクリートパネルの製造方法 - Google Patents

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布士人 山口
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Abstract

【課題】 良好なパネル切断性と高いパネル強度を有し、かつ、凹凸の模様をもつ薄物の軽量気泡コンクリートパネルを効率よく得られる製造方法の提供。
【解決手段】 補強用の金網が埋設された薄物の軽量気泡コンクリートパネルの製造方法において、気泡剤を混入して得た気泡性モルタルを予め補強金網を配置した型枠に注入、養生し、切断するのに適した硬度に達したとき、型枠から外し、得た半硬化状ブロックを所定の厚さに切断し、パネル状にし、この半硬化状パネルを同サイズの外型枠内に設置し、さらに底板を用いて、上面以外の面を固定した後、押型の凹凸面の最大深さが特定の制限されてなる押型を使用して上面からプレスし、模様を形成することを特徴とする軽量気泡コンクリートパネルの製造方法とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、軽量気泡コンクリートパネルの製造方法に関するものである。
軽量気泡コンクリートパネル内には、鉄筋、金網等の補強材が埋設されており、元来、引張り強度が低い軽量気泡コンクリートの欠点を、引張り強度の高い補強材で補っている。
中でも、特許文献1などに記載されている、補強用の金網、例えばメタルラスや通常の100mm以上の厚さの製品に埋設されている籠状の補強鉄筋よりも薄い金網が埋設された薄物の軽量気泡コンクリートパネル、例えば、厚さ30〜75mmの軽量気泡コンクリートパネルが従来から市販されており、軽量気泡コンクリートに埋設された状態で金鋸などでの切断が比較的容易な金網が補強材として使用され、しかも薄物であるので施工現場での切断が容易であり、木造住宅などの一般住宅用の外壁材として使用されている。
特開昭59−41217号公報
このような金網が埋設された薄物の軽量気泡コンクリートパネルにおいて更なる改良とデザイン性が求められていた。
本発明は、良好なパネル切断性と高いパネル強度を有し、かつ、凹凸の模様をもつ薄物の軽量気泡コンクリートパネルを効率よく得られる製造方法を見出し完成したものである。
本発明の軽量気泡コンクリートパネルの製造方法は、次のようなものである。
すなわち、補強用の金網が埋設された薄物の軽量気泡コンクリートパネルの製造方法において、気泡剤を混入して得た気泡性モルタルを予め補強金網を配置した型枠に注入、養生し、切断するのに適した硬度に達したとき、型枠から外し、得た半硬化状ブロックを所定の厚さに切断し、パネル状にし、この半硬化状パネルを同サイズの外型枠内に設置し、さらに底板を用いて、上面以外の面を固定した後、押型の凹凸面の最大深さが次式で制限されてなる押型を使用して上面からプレスし、模様を形成することを特徴とする軽量気泡コンクリートパネルの製造方法である。
0.75M−5.0≦d≦0.75M−3.0 (1)
d(mm) 押型の凹凸面の最大深さ
M(mm) 内部補強金網のプレス面側のモルタルかぶり
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明における軽量気泡コンクリートとは、セメント、生石灰、珪石、水を主原料として、内部に多量の気泡が混入されている硬化体であり、比重0.4〜1.0のものをいう。
また、薄物の軽量気泡コンクリートパネルとは、厚さ30〜75mmで、補強材として、メタルラス網や通常の100mm以上の厚さの製品に埋設されている籠状の補強鉄筋よりも薄い金網が使用されている軽量気泡コンクリートパネルを指す。
本発明は、図1に示すように、例えば表面に平行する溝状部を複数形成して凹凸模様とした軽量気泡コンクリートパネルに適用することができる。この場合その凹部内部に、主としてその表面からパネル内部の補強金網2までの範囲に高比重部の補強リブ1が形成されている。
このような軽量気泡コンクリートパネルは模様凹部内部に高比重部が形成されているため、この部分の強度が増し、パネル強度が増加する。
また、高比重部が形成されるのは、パネル内部の補強金網の部分までであり、図1の高比重部の補強リブ1のように、補強金網2に接している必要がある。補強金網に高比重の補強リブが接するため、補強金網と軽量気泡コンクリートの接触面積が増え、この効果によってもパネル強度が向上する。
高比重部が補強金網より深い場合は、補強金網に歪みが生じ、成型時、あるいは経年時に、パネルに亀裂が発生する。また、高比重部が補強金網より浅い場合は、補強効果が少なく効果的ではない。
補強リブはパネル1枚内に複数設けられていると、補強効果がそれだけ加算されるので好ましい。さらに補強リブが線状であると、図2に示すように、その凹凸がパネル表面の模様の一部となり、美観上好ましい。
以上のような軽量気泡コンクリートパネルの製造方法を次に詳述する。
本発明で使用する軽量気泡コンクリートの組成は一般に軽量気泡コンクリートとして用いられるものであれば特に限定されるものではない。例えば、セメント、生石灰、珪石、水を主原料とし、石膏、起泡剤、解砕屑等を必要に応じて添加することができる。
気泡の混入方法としては、モルタルスラリーにアルミニウム粉等の起泡剤を混入して発泡させる方法である。
こうして得た気泡性モルタルを予め補強金網を配置した型枠に注入、養生し、切断するのに適した硬度に達したとき、型枠から外し半硬化状の気泡性モルタルブロックを得る。
この半硬化状ブロックを所定の厚さに切断し、パネル状にし、この半硬化状パネル3を図3に示したように同サイズの外型枠4内に設置し、さらに底板5を用いて図3に示したような断面のように、上面以外の面を固定する。その後、凹凸面を有する押型6を使用して上面からプレスし、半硬化状パネルに模様を形成する。
この押型の凹凸面の最大深さd(mm)は、内部補強金網2のプレス面側のモルタルかぶりM(mm)により、(1)式で制限される。
0.75M−5.0≦d≦0.75M−3.0 (1)
この深さの凹凸を有する押型でプレスすることにより、表面に割れ、剥離、亀裂等の発生なくパネル内部の補強金網までの範囲にのみ高比重部を形成することができる。形成される高比重部は、プレスによって気泡がつぶされるているのみで、周囲とは気泡の有無以外は同一組成であり、かつ、周囲と一体化している。さらに、プレスによって、高比重部の補強リブと補強金網との密着性も増す。
以上のようにパネルに凹凸を付与した後、半硬化状の軽量気泡コンクリートパネルを、蒸気養生、オートクレーブ養生などの方法により硬化させ、凹凸の模様付き軽量気泡コンクリートパネルを得る。
本発明は、良好なパネル切断性と高いパネル強度を有し、かつ、凹凸の模様をもつ薄物の軽量気泡コンクリートパネルを効率よく得られる製造方法を提供できる。
以下に本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、実施例の曲げ強度試験は、スパン方向にリブをとり、スパン100mmで、ヘッドスピード1mm/minの2等分一点載荷で行った。
〔実施例1〕
珪石53重量部、生石灰7.5重量部、セメント37重量部、乾燥石膏2.5重量部、これら固形分100に対し水72重量部、アルミ粉末0.066重量部を含有する軽量気泡コンクリートモルタルを、あらかじめ160×160mmのメタルラス網(目開き16×32mm、太さ0.8mm)を配置した型枠に注入し、養生後半硬化状の気泡性モルタルブロックを得た。このモルタルブロックをピアノ線で切断し、メタルラス網が中央に配置した(モルタルかぶり18.5mm)37×200×200mmの試験体を得た。
この試験体を50×200×200mmの鋼製型枠内に設置し、押型を載せ、2kg/cm2の圧力で10mmプレスした。押型は高さ10mm、幅10mm長さ200mmで1/2テーパの直線状の山が10mm間隔で3本付いており、硬質ウレタンゴム製を使用した。モルタル硬度は貫入硬度計(山中式土壌硬度計)で20ポンドであった。
型から外し、オートクレーブ養生して得られたALCパネルの表面には亀裂などの発生はなく、その断面は、図1のように、模様凹部の内部のメタルラス網までのみが高比重部となった。
曲げ強度試験の結果を表1に示す。ここで、図3に示すように、押型の最大高さdは、押型高さを示し、モルタルかぶりMは、内部のメタルラスのプレス面側のモルタルのかぶりを示している。
〔実施例2〜4〕
実施例1と同様な半硬化状の軽量気泡性モルタルブロックを用意し、内部のメタルラス網のプレス側のモルタルかぶりを10.5mm、13.5mm、15.5mmとして、各々に、4mm、6mm、8mmの高さで実施例1と同様な幅、長さ、間隔、山数の押型を使用して各々4mm、6mm,8mmプレスした。そしてその後、オートクレーブ養生し、パネルを得た。
各々のパネルの表面に亀裂の発生はなく、その断面は実施例1と同様に模様凹部内部のメタルラス網までのみが高比重となった。曲げ強度を表1に示す。
〔実施例5〕
実施例1と同様な組成の軽量気泡コンクリートモルタルをメタルラス網を設置した型枠に注入し、養生後半硬化状の気泡性モルタルブロックを得た。このモルタルブロックをピアノ線で切断し、メタルラス網が中央に配置した(モルタルかぶり25.0mm)50×200×200mmの試験体を得た。
この試験体を70×200×200mmの鋼製型枠内に設置し、上方から高さ15mm、幅10mm、長さ200mm、1/2テーパ、山間隔10mm、山数2の実施例1と同様な形状の押型を載せ、2kg/cm2の圧力で15mmプレスした。化粧型は最大模様深さ15mmのレンガ調を使用した。
型枠から外しオートクレーブ養生したALCパネルには、割れ、剥離等は認められなかった。表面状態、断面構造も実施例1と同様であった。曲げ強度を表1に示す。
〔比較例1〕
実施例1と同様な軽量気泡モルタルをメタルラスを設置した型枠に注入し、養生後半硬化状の気泡性モルタルブロックを得た。このモルタルブロックをピアノ線で切断し、メタルラス網が中央に配置した(モルタルかぶり18.5mm)の37×200×200mmの試験体を得た。
オートクレーブ養生後の曲げ試験の結果を表1に示す。
〔比較例2〕
実施例1と同様な半硬化状の軽量気泡性モルタルブロックを用意し、内部のメタルラス網のプレス側のモルタルかぶりを18.5mmとして、高さ4mmで実施例1と同様な幅、長さ、間隔、山数の押型を使用して4mmプレスした。そしてその後、オートクレーブ養生し、パネルを得た。曲げ試験の結果を表1に示す。
〔比較例3〕
実施例1と同様な半硬化状の軽量気泡性モルタルブロックを用意し、内部のメタルラス網のプレス側のモルタルかぶりを18.5mmとして、高さ12mmで実施例1と同様な幅、長さ、間隔、山数の押型を使用して12mmプレスした。そしてその後、オートクレーブ養生し、パネルを得た。得られたパネルの補強リブ部には多数の亀裂が発生した。
Figure 2005138592
本発明により、良好なパネル切断性と高いパネル強度が特に要求される凹凸の模様をもつ薄物の軽量気泡コンクリートパネルの分野への展開が可能となった。
本発明の軽量気泡コンクリートパネルの一例を示す断面概略図。 本発明の軽量気泡コンクリートパネルの一例を示す斜視概略図。 本発明の軽量気泡コンクリートパネルの製造方法を示す正面断面図。
符号の説明
1 補強リブ
2 補強金網
3 半硬化状パネル
4 外型枠
5 底板
6 押型

Claims (1)

  1. 補強用の金網が埋設された薄物の軽量気泡コンクリートパネルの製造方法において、気泡剤を混入して得た気泡性モルタルを予め補強金網を配置した型枠に注入、養生し、切断するのに適した硬度に達したとき、型枠から外し、得た半硬化状ブロックを所定の厚さに切断し、パネル状にし、この半硬化状パネルを同サイズの外型枠内に設置し、さらに底板を用いて、上面以外の面を固定した後、押型の凹凸面の最大深さが次式で制限されてなる押型を使用して上面からプレスし、模様を形成することを特徴とする軽量気泡コンクリートパネルの製造方法。
    0.75M−5.0≦d≦0.75M−3.0 (1)
    d(mm) 押型の凹凸面の最大深さ
    M(mm) 内部補強金網のプレス面側のモルタルかぶり
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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