JP2005137649A - シューズのソール構造体 - Google Patents

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研史 荒木
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Abstract

【課題】 シューズの前足部において、トラクションが不要である領域を明確にすることによって、トラクションの低下やアウトソールのちぎれ等がなく軽量なシューズを提供する。
【解決手段】シューズのソール構造体3において、アウトソール5において、着用者の足趾の幅方向には第3趾〜第5趾間、足長方向には末節骨から中足骨の間を囲む領域Sに円形状の透孔51を少なくとも1個以上設ける。透孔51の直径は10mm以上50mm以下の範囲にあるのが好ましい。また、透孔51の周囲にリング状の肉厚部を設けても良い。
【選択図】図1

Description

本発明は、シューズのソール構造体において、アウトソールの、着用者の足趾の幅方向には第3趾〜第5趾間、足長方向には末節骨から中足骨の間を囲む領域に円形状の透孔を少なくとも1個以上設けたソール構造体に関する。
従来から、シューズのトラクションと軽量化を同時に実現させるためにさまざまなソール構造が実施されている。
例えば、特開昭61−143001に開示されるように、靴底において摩耗しやすい個所および滑りやすい踏み付け部周辺に、任意形状の透孔を設け、軟質で防滑性の高いポリウレタンゴム等を注入してなるミッドソール(成型物)と透孔を一体にするという方法が取られていた。
特開特開昭61−143001号公報
しかしこの場合には、トラクションが不要な箇所にもアウトソール(靴底主体)やミッドソール(成型物)が配置されており、トラクションは得られるもののソール構造体全体が重くなるという問題があった。
また、シューズの軽量化を考えた場合、前足部は各種動作においてグリップ性が要求される部位であり、前足部には必ずトラクションが必要であると考えられていたため、前足部での軽量化はあまり考慮されていなかった。
本発明は、前記従来の問題を解決するため、シューズのトラクションと、軽量化を同時に実現するソール構造体を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、シューズのソール構造体において、アウトソールにおいて、着用者の足趾の幅方向には第3趾〜第5趾間、足長方向には末節骨から中足骨の間を囲む領域に円形状の透孔を少なくとも1個以上設けたことを特徴とするシューズのソール構造体に関するものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記透孔の直径が10mm以上50mm以下の範囲にあることを特徴とするシューズのソール構造体に関するものである。
また、請求項3に記載の発明は、前記透孔の周囲にリング状の肉厚部を設けたことを特徴とするシューズのソール構造体に関するものである。
また、請求項4に記載の発明は、ミッドソールにおいて、前記透孔に囲まれている透孔内露出部の先端面が前記アウトソールの接地面と同一面上にあることを特徴とするシューズのソール構造体に関するものである。
本発明は、シューズ前足部におけるトラクションとソール構造体全体の軽量化を同時に実現するという効果を奏する。
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施態様によるソール構造体3の底面図である。
図2は本発明の一実施態様によるソール構造体3の透孔51のみを記した模式図と足の骨格図とを重ね合わせたものである。なお、図中の斜線で示す領域Sは足趾の幅方向には第3趾〜第5趾間、足長方向には末節骨から中足骨の間を囲む領域(以下領域Sと記す)である。
図2に示すように、本発明は、ソール構造体3において、アウトソール5の、領域Sに円形状の透孔51を少なくとも1個以上設けた構造をもつものである。
図3は、テニスにおけるストローク動作時に左足に加わる足圧の分布図と足の骨格図を重ね合わせたものである。
また、同じく図4は、テニスにおけるボレー時の左足に加わる足圧の分布図と足の骨格図を重ね合わせたものである。
図3および図4に示されるように、領域Sは、ストローク動作においても、またボレー動作においても足圧が比較的小さい部位である。
また、図示はしないが、テニスのサーブ動作やテニス以外の歩行動作、走行動作においても、また左足においても右足においても、領域Sは足に加わる足圧が比較的小さい部位である。
また、図示はしないが、アウトソール5には前後左右さまざまな方向へのせん断力が加わるが、図3および図4に示されるように、領域Sに加わる足圧が比較的小さいので、領域Sにはせん断力に対抗するための意匠等は必要ないことが分かる。
従って、領域Sに透孔51を設けることによって、前足部71において必要なトラクション性能を犠牲にすることなく、ソール構造体3を軽量化することが出来る。
透孔51の直径は10mm以上50mm以下が好ましい。
透孔51の直径が10mm以下の場合、効果的にソール構造体重量を減らすことが出来ない。
また、着用者の足長が22.0cm〜29.0cmの範囲にあるシューズを想定すると、29.0cmのシューズにおいては第3趾61〜第5趾63間の幅は約50mmである。従って、50mm以上であると、一番大きいサイズである29.0cmのシューズにおいても、トラクションが不要な部位以外すなわちトラクションが必要な部位に透孔51を設けることになってしまい、トラクションが得られない。
透孔51の個数は1個以上であれば良い。
領域S内に10mm以上50mm以下の透孔を適宜配置すれば良く、透孔の個数が多く、また透孔の直径が大きいほど、ソール構造体は軽量となる。一方、透孔の個数が少なく、また透孔の直径が小さいほど、トラクションが良くなる。また、図示はしないが、全体的なバランスやデザイン等を考慮して、様々な大きさの透孔を複数個配置しても良い。
図1に示す実施例の場合では、直径15mmの透孔を4個設けることによって、26.0cmのソール構造体で約5gの軽量化を実現する事が出来る。なお、現状軽量化については限界まで来たかであろうシューズの重量を、5g削減することは非常に画期的なことである。
アウトソール5の材料としては、粘弾性を有する材料であればよく、具体的にはSBRやNBR等のラバーやその混合物や発泡体、軟質ポリウレタンエラストマーやその発泡体等その他同効質のものが考えられる。
また、ミッドソール4の材料としては、ソール構造体3の軽量化とクッション性と言う点で、衝撃吸収性や反発性に優れた低比重の材料が好ましい。具体的には、EVA樹脂の発泡体や軟質ポリウレタンエラストマーの発泡体等その他同効質のものが考えられる。
ちぎれを効果的に防止すると言う点で、透孔51の形状は真円であることが好ましいが、生産において、粘弾性材料で真円形状に構成するのが難しい場合は、多少変形した円形状でも構わない。
また、図1に示すように、透孔51に沿って、アウトソール5にリング状肉厚部53を設けると良い。
リング状肉厚部53を設けることによって、透孔51周辺の意匠がちぎれにくくなる。
リング状肉厚部53の幅は、1.5mm以上3mm以下が好ましい。
1.5mm未満の場合、リング状肉厚部53がちぎれるという不具合が発生する。また、3mmより大きい場合、ソール構造体3が重くなるという不具合が発生する。
図5は本発明の第二の実施態様によるソール構造体3の底面図の一部である。また、図6は図5のA−A部分の断面図である。
図6に示すように、透孔51周辺にリング状肉厚部53を設けなくても良い。この場合、更にソール構造体3を軽量化することが出来る。
図7は本発明の第三の実施態様におけるソール構造体の図1に示されるA―A部分の断面図である。
ミッドソール4の材料としてアウトソール5の材料より比重が小さくクッション性がある材料を用いた場合、図7に示すように、透孔51に囲まれる部分であるミッドソール4の透孔内露出部41の先端面44をミッドソールベース面42より突出させて、アウトソール5のアウトソール接地面52と同一面をなすようにするのが好ましい。この場合、着用した際に、ソール構造体3が接地した時に、アウトソール接地面52と同時に先端面44が同時に接地することにより、軽量化を維持しつつクッション性が得られる。
図8は本発明の第四の実施態様におけるソール構造体の図1に示されるA―A部分の断面図である。
図8に示すように、透孔内露出部41を、ミッドソールベース面42から突出させて、先端面44がミッドソールベース面42とアウトソール接地面52の間に位置するようにしても良い。
この場合、クッション性が向上する。
図9は本発明の第五の実施態様におけるソール構造体の図1に示されるA―A部分の断面図である。
図9に示すように、透孔内露出部41を、ミッドソールベース面42と同一面をなすようにしても良い。
この場合、更にソール構造体3を軽量化することが出来る。
本発明の活用例としては、テニス、バスケット、卓球等の競技用のスポーツ用シューズは元より、ウォーキングや紳士シューズ、婦人靴等の歩行のみを目的としたシューズでの使用においても好適である。
本発明の一実施態様によるソール構造体3の底面図である。 本発明の一実施態様によるソール構造体3の透孔51のみを記した模式図と足の骨格図とを重ね合わせたものである。 テニスにおけるストローク動作時に左足に加わる足圧の分布図と足の骨格図を重ね合わせたものである。 テニスにおけるボレー時の左足に加わる足圧の分布図と足の骨格図を重ね合わせたものである。 本発明の第二の実施態様によるソール構造体3の底面図の一部である。 図5のA−A部分の断面図である。 本発明の第三の実施態様におけるソール構造体の図1に示されるA―A部分の断面図である。 本発明の第四の実施態様におけるソール構造体の図1に示されるA―A部分の断面図である。 本発明の第五の実施態様におけるソール構造体の図1に示されるA―A部分の断面図である。
符号の説明
3:ソール構造体
4:ミッドソール
41:透孔内露出部
42:ミッドソールベース面
43:先端位置
44:先端面
5:アウトソール
51:透孔
52:アウトソール接地面
53:リング状肉厚部
61:第3趾
62:第4趾
63:第5趾
64:末節骨
65:中足骨
F:前足部
S:着用者の足趾の幅方向には第3趾〜第5趾間、足長方向には末節骨から中足骨の間を囲む領域(領域S)

Claims (4)

  1. シューズのソール構造体において、
    アウトソールにおいて、着用者の足趾の幅方向には第3趾〜第5趾間、足長方向には末節骨から中足骨の間を囲む領域に円形状の透孔を少なくとも1個以上設けたことを特徴とするシューズのソール構造体。
  2. 請求項1において、
    前記透孔の直径が10mm以上50mm以下の範囲にあることを特徴とするシューズのソール構造体。
  3. 請求項1ないし2のいずれかにおいて、
    前記透孔の周囲にリング状の肉厚部を設けたことを特徴とするシューズのソール構造体。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    ミッドソールにおいて、前記透孔に囲まれている透孔内露出部の先端面が前記アウトソールの接地面と同一面上にあることを特徴とするシューズのソール構造体。
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