JP2005136096A - 熱処理装置 - Google Patents

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Keisuke Nishimura
圭介 西村
Kiyohiko Morikawa
清彦 森川
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Koyo Thermo Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】熱処理室の大容量化に低コストで対応できるようにするとともに、大容量の熱処理室の運搬時、設置時及びメンテナンス時等における取扱いの利便性を向上させる。
【解決手段】縦型ヒータ1内に配置されて被処理物20を収納するプロセスチャンバ2を、石英ガラス板又は高耐熱結晶化ガラス等を素材とする各2枚の側面板2a,2a及び2b,2bと1枚の長方形の天板2cとに分割して構成した。側面板2a、側面板2b及び天板2cを、固定部材3によって互いに直交する状態に組み合わせて着脱自在に固定することにより、プロセスチャンバ2を形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体基板、太陽電池及びフラットパネルディスプレイ等の製造プロセスに用いられ、熱処理室に収納した被処理物に熱処理を施す熱処理装置に関する。
従来、被処理物の熱処理に用いられる熱処理装置として、加熱用のヒータによって包囲された空間内に、被処理物を収納する熱処理室を配置したものがある。半導体製造プロセスに用いられる熱処理装置では、外周面にヒータを対向させて配置した外部反応管内に熱処理室としての閉塞された空間を形成し、この空間に複数枚の半導体ウエハを収納する(例えば、特許文献1参照。)。
半導体基板等の製造プロセスにおける熱処理工程では、被処理物をクリーンな雰囲気中において数100℃〜1200℃程度に加熱する。このため、従来の熱処理装置では、熱処理室として密封構造の石英チャンバが用いられている。石英は、不純物が少なく、また高温下での熱変形が非常に小さいため、熱処理室の材料として好適である。
特開平07−029838号公報
しかしながら、従来の熱処理装置では、熱処理室として一体構造の石英チャンバが用いられていた。このため、熱処理装置に用いられる石英チャンバは、基板等の被処理物の大型化にともなって大容量化すると、一体成形による製造コストが著しく高騰するだけでなく、割れ易い素材である上に重量が重くなり、運搬時、設置時及びメンテナンス時等における取扱いの利便性が損なわれる問題がある。
また、製造可能な寸法にも制限があり、例えば、直径1250mm、長さ1600mm以上のものは現状では入手することができない問題もある。
この発明の目的は、ガラス素材の板状体を組み合わせて熱処理室を構成することにより、熱処理室の大容量化に低コストで対応することができるとともに、大容量の熱処理室の運搬時、設置時及びメンテナンス時等における取扱いの利便性を向上させることができる熱処理装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、この発明の熱処理装置は、
加熱用ヒータによって包囲された空間内に被処理物を収納する熱処理室を、固定部材を介して互いに着脱自在に固定される複数の部材に分割して構成したことを特徴とする。
この構成においては、加熱用ヒータによって包囲された空間内で被処理物を収納する熱処理室が、複数の部材を固定部材によって互いに着脱自在に固定して構成される。したがって、熱処理室が複数の部材に分割可能に構成される。
また、前記複数の部材のそれぞれが、板状体であることを特徴とする。
この構成においては、加熱用ヒータによって包囲された空間内で被処理物を収納する熱処理室が、複数枚の板状体を固定部材によって互いに着脱自在に固定して構成される。したがって、熱処理室が最も単純な形状である板状体を複数枚組み合わせて構成される。
さらに、前記固定部材を、前記板状体と同一種類の素材によって構成したことを特徴とする。
この構成においては、複数枚の板状体が同一種類の素材の固定部材を介して互いに着脱自在に固定される。したがって、単一種類の素材によって構成された板状体及び固定部材によって熱処理室が形成される。
加えて、前記熱処理室内を陽圧とし、前記熱処理室と前記ヒータとの間を熱処理室内に対して負圧としたことを特徴とする。
この構成においては、熱処理室内が外部に対して陽圧にされる。したがって、圧力差によって熱処理室内に外気が流入することがない。
この発明の半導体製造装置によれば、熱処理室が複数の板状体に分割可能に構成されるため、一体成形する場合に比較して低コストで熱処理室の大容量化に対応することができるとともに、熱処理装置の運搬時、設置時及びメンテナンス時に熱処理室を複数の部材に分解して取り扱うことができ、利便性を向上させることができる。
また、熱処理室が最も単純な形状である板状体を複数枚組み合わせて構成することができ、製造コストを最も低廉化することができるとともに、熱処理装置の運搬時、設置時及びメンテナンス時の取扱いの利便性を最も向上することができる。
さらに、単一種類の素材によって構成された板状体及び固定部材によって熱処理室を形成することにより、板状体の熱変形特性と固定部材の熱変形特性とが略同一になり、熱応力の発生が有効に抑えられ、複数の板状体の固定状態を堅牢に維持することができる。
加えて、圧力差による熱処理室内への外気の流入を防止して、熱処理室内への塵埃の侵入を防止し、クリーンな雰囲気を維持することができる。
図1及び図2は、この発明の実施形態に係る熱処理装置の構成を示す正面断面図及び平面断面図である。熱処理装置10は、一例として8角形筒状体の縦型ヒータ1の内部に、一例として四角形筒状体のプロセスチャンバ2を配置して構成されている。縦型ヒータ1は、この発明の加熱用ヒータであり、少なくとも8側面のそれぞれの内側面に、一例として上下方向について4つのゾーンに分割されたヒータを備えている。縦型ヒータ1は、上面が閉塞されている一方、底面において開放されている。
この発明の熱処理室であるプロセスチャンバ2は、縦型ヒータ1の底面の開口部から縦型ヒータ1の内部に挿入されており、外側面に縦型ヒータ1のヒータが対向している。プロセスチャンバ2は、例えば、石英ガラス板又は高耐熱結晶化ガラス等を素材とする水平方向の長さが異なる各2枚の2種類の側面板2a,2a及び2b,2bと1枚の長方形の天板2cとを固定部材3を介して組み合わせて構成されている。側面板2a,2a及び2b,2b並びに天板2cが、この発明の複数の部材に相当する。
なお、固定部材3については後述する。また、側面板2a,2a及び2b,2b並びに天板2cのサイズは、必要とされるプロセスチャンバ2の大きさに合せて決定することができ、側面板2aと側面板2bとを同一サイズとすることもできる。さらに、2枚以上の側面板2a又は2bを平行に配置することもできる。
プロセスチャンバ2は、底面において開口している。この発明の被処理物である複数枚の基板20は、プロセスチャンバ2の底面の開口部からプロセスチャンバ2内に図示しないエレベータを介して挿入される。
複数枚の基板20は、プロセスチャンバ2に対して昇降するエレベータフロア6の上面に断熱材7を介して載置された基板保持架台5上に、基板保持治具4を介して水平方向に所定の間隔を設けて並べて保持される。なお、複数枚の基板20は上下方向に所定の間隔を設けて積層して保持されるものであってもよい。
縦型ヒータ1の側面の上部には、内部に連通する排気口8が設けられている。排気口8は、図示しない排気ダクトに接続されている。排気ダクトは排気口8を経由して縦型ヒータ1内の空気を吸引し、縦型ヒータ1とプロセスチャンバ2との間を負圧状態にする。
プロセスチャンバ2の一方の側面2aの下部には、内部に連通する排気口9aが設けられている。排気口9aは、排気ファン40に接続されている。排気ファン40は、排気口9aを経由してプロセスチャンバ2内の空気を吸引し、プロセスチャンバ2内を僅かに負圧状態にする。
プロセスチャンバ2の他方の側面2aの下部には、内部に連通する導入口9bが設けられている。導入口9bは、一例としてエアバルブ41、マスフローコントローラ42、圧力計43、レギュレータ44及びハンドバルブ45を介してガスボンベ46に接続されている。ガスボンベ46からプロセスチャンバ2内に、導入口9bを経由して、例えばN2 ガスやArガス等の不活性ガスを導入し、プロセスチャンバ2内を陽圧状態にする。
これによって、プロセスチャンバ2を構成する側面板2a,2a、側面板2bp2b及び天板2cのそれぞれの間に微少な間隙が存在しても、この間隙を介してプロセスチャンバ2内に外部から塵埃等が侵入することがなく、被処理物に対する熱処理時にプロセスチャンバ2内はクリーンな雰囲気に保たれる。
図3は、上記熱処理装置におけるプロセスチャンバの要部の構成を示す斜視図である。プロセスチャンバ2を組み立てる際には、側面板2a,2a、側面板2b,2b及び天板2cを固定部材3を介して互いに固定する。固定部材3は、一例として立方体のブロック31と3本の固定ネジ32とからなる。ブロック31の互いに直交する3面にはネジ穴33a〜33cが形成されている。
組立後のプロセスチャンバ2において互いに直交する側面板2a、側面板2b及び天板2cのそれぞれにおいて互いに近接する角部には、貫通孔34a〜34cが形成されている。ブロック31においてネジ穴33a〜33cが形成された3面のそれぞれを側面板2a、側面板2b及び天板2cのそれぞれにおいて互いに近接する角部の内側面に接触させると、ネジ穴33a〜33cが貫通孔34a〜34cに対向する。ネジ穴33a〜33cが貫通孔34a〜34cに対向した状態で、3本の固定ネジ32を貫通孔34a〜34cを経由してネジ穴33a〜33cに螺合させることにより、側面板2a、側面板2b及び天板2cが互いに直交する状態に固定される。
固定部材3を構成するブロック31及び3本の固定ネジ32は、側面板2a,2a、側面板2b,2b及び天板2cと同一種類の素材によって形成されている。したがって、プロセスチャンバ2の組立後における被処理物の熱処理時に、ブロック31及び3本の固定ネジ32は側面板2a,2a、側面板2b,2b及び天板2cと略同様に膨張及び収縮する。このため、被処理物に対する熱処理時に側面板2a,2a、側面板2b,2b及び天板2cの角角部に過大な熱応力が作用することがなく、側面板2a,2a、側面板2b,2b及び天板2cが破損したり、それぞれの間隙が拡大することがない。
ネジ穴33a〜33cから固定ネジ32を取り外すことにより、プロセスチャンバ2を側面板2a,2a、側面板2b,2b及び天板2cに容易に分解することができる。このため、運搬時やメンテナンス時に容易に取り扱うことができる。
図4(A)及び(B)は、この発明の別の実施形態に係る熱処理装置におけるプロセスチャンバの外観図及び要部の組立図である。この実施形態に係る熱処理装置のプロセスチャンバ12は、円筒形状を呈する。このため、円筒形状の周面を周方向について、一例として4分割した4枚の側面板12a及び1枚の円板状の天板12bを、固定部材13を介して互いに着脱自在に固定する。
固定部材13は、側面板12aの内側面と同一の曲率の円弧状面131aとこの円弧状面131aの軸方向に直交する平面131bとを備えたブロック131、及び、3本の固定ネジ132からなる。円弧状面131aには2個のネジ穴131c,131cが形成されており、平面131bには単一のネジ穴131dが形成されている。
プロセスチャンバ12を組み立てる際には、側面板12a及び天板12bの適所に形成された貫通孔121a,121bを経由して固定ネジ132をブロック131のネジ穴131c,131dに螺合させる。
図5は、この発明のさらに別の実施形態に係る熱処理装置におけるプロセスチャンバの要部の斜視図である。この実施形態に係るプロセスチャンバ22は、側面板22a,22a、側面板22b,22b及び天板22cを固定部材230を介して互いに固定する。固定部材230は、互いに直交する3面に頭部付きピン232を立設させた立方体のブロック231と、側面板22a、側面板22b及び天板22cの外側面と頭部付きピン232との間に嵌入する3個の嵌合板233と、からなる。
このように、ブロック231及び嵌合板232からなる固定部材230を用いることにより、プロセスチャンバ22の組立作業及び分解作業をさらに容易に行うことができる。
この発明の実施形態に係る熱処理装置の正面断面図である。 この発明の実施形態に係る熱処理装置の平面断面図である。 同熱処理装置における熱処理室の要部の斜視図である。 この発明の別の実施形態に係る熱処理装置におけるプロセスチャンバの外観図及び要部の組立図である。 この発明のさらに別の実施形態に係る熱処理装置におけるプロセスチャンバの要部の斜視図である。
符号の説明
1 縦型ヒータ
2 プロセスチャンバ
3 固定部材
4 基板保持治具
5 基板保持架台
6 エレベータフロア
10 熱処理装置
20 被処理物

Claims (4)

  1. 加熱用ヒータによって包囲された空間内に被処理物を収納する熱処理室を配置した熱処理装置において、
    前記熱処理室を、固定部材を介して互いに着脱自在に固定される複数の部材に分割して構成したことを特徴とする熱処理装置。
  2. 前記複数の部材のそれぞれが、板状体であることを特徴とする請求項1に記載の熱処理装置。
  3. 前記固定部材を、前記板状体と同一種類の素材によって構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の熱処理装置。
  4. 前記熱処理室内を陽圧とし、前記熱処理室と前記ヒータとの間を熱処理室内に対して負圧としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の熱処理装置。
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