JP2005135869A - 積層焼結体、セラミックヒータ、ガスセンサ素子、積層焼結体の製造方法およびガスセンサ素子の製造方法。 - Google Patents
積層焼結体、セラミックヒータ、ガスセンサ素子、積層焼結体の製造方法およびガスセンサ素子の製造方法。 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】発熱体22およびリード部23がセラミック層24a,24b間に配置され、焼成により一体化され、発熱体22およびリード部23が、これらを挟持する両方のセラミック層24a,24bに埋め込まれているセラミックヒータ21である。また、このセラミックヒータ21を備えたガスセンサ素子、およびこれらの製造方法である。
【選択図】 図1
Description
(1) 導体パターンがセラミック層間に配置され、焼成により一体化された積層焼結体であって、前記導体パターンが、該導体パターンを挟持する両方のセラミック層に埋め込まれていることを特徴とする積層焼結体。
(2) 前記導体パターンが紡錘形の断面形状を有している(1)記載の積層焼結体。
(3) 前記紡錘形断面の両端を結ぶ直線と、前記紡錘形断面の一端から該断面の外周を構成する一方の曲線に引いた接線とのなす角度をθ1とし、前記直線と、前記一端から他方の曲線に引いた接線とのなす角度をθ2としたときに、θ1とθ2の和が45°以下である(2)記載の積層焼結体。
(4) 前記θ1とθ2の和が10°〜40°である(3)記載の積層焼結体。
(5) 前記紡錘形断面の両端を結ぶ直線から前記紡錘形断面の外周を構成する一方の曲線までの最大垂直距離をL1とし、前記直線から他方の曲線までの最大垂直距離をL2としたときに、{L1/(L1+L2)}が0.1〜0.9である(2)〜(4)のいずれかに記載の積層焼結体。
(6) 前記(1)〜(5)のいずれかに記載の積層焼結体における前記セラミック層がセラミック絶縁層であり、前記導体パターンがヒータパターンであるセラミックヒータ。
(7) 前記(6)記載のセラミックヒータを備えたことを特徴とするガスセンサ素子。
(8) 導体パターンをグリーンシート上に形成する工程と、このグリーンシートの導体パターン形成面を加圧して前記導体パターンの一部を前記グリーンシートに埋め込む工程と、前記導体パターン形成面に他のグリーンシートを積層する工程と、得られたグリーンシートの積層体を焼成する工程とを備えたことを特徴とする積層焼結体の製造方法。
(9) ヒータパターンをグリーンシート上に形成する工程と、このグリーンシートのヒータパターン形成面を加圧して前記ヒータパターンの一部を前記グリーンシートに埋め込む工程と、前記ヒータパターンを形成したグリーンシート上に、ガス濃度を検知する機能を有するセンサ部が形成されたグリーンシートを積層する工程と、得られたグリーンシートの積層体を焼成する工程とを備えたことを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
図1(a),(b)は本発明の一実施形態にかかるセラミックヒータを示す断面図であり、これらのうち図1(a)はこのセラミックヒータの発熱体を含む断面を示す断面図であり、図1(b)はリード部を含む断面を示す断面図である。図2は、このセラミックヒータの構造を説明するための分解斜視図である。
図4(a)は、本発明の一実施形態にかかる板状酸素センサ素子の長手方向に垂直な断面を示す断面図であり、図4(b)はこの酸素センサ素子の長手方向に平行な断面を示す断面図である。図4(a),(b)に示すように、本実施形態の酸素センサ素子は、酸素濃度を検知する機能を有するセンサ部11と、このセンサ部11を加熱するための前記セラミックヒータ21と、セラミック層15,16,25とを備えており、これらが焼成により一体化されている。
まず、平均粒径0.8μmのイットリアを5モル%添加した部分安定化ジルコニア粉末に、ブチラール系バインダー、可塑剤、溶剤およびメディアを混合し、48時間撹拌してスラリーを得た。その後、ドクターブレード成形にて上記スラリーを成形し、乾燥させて、厚さ180μmのセンサ用グリーンシートを作製した。
得られた各酸素センサ素子について、発熱体の断面を走査型電子顕微鏡にて写真撮影し、その断面形状における寸法L1,L2、角度θ1,θ2、ヒーター幅およびグリーンシートの伸び量を測定するとともに、積層不良状態を観察した。積層不良は、主に発熱体の紡錘形断面の側端近傍から伸びるクラックの有無で判断した。グリーンシートの伸び量とは、平板金型による加圧前後に測定した酸素センサ素子の幅方向における発熱体の幅W(図7参照)の加圧前後の差を表す。また、ヒータ幅とは、平板金型による加圧後に測定した発熱体の線幅t(図7参照)を表す。結果を表1に示す。
12 固体電解質層
13 検知電極
14 基準電極
15,16,25 セラミック層
17 空洞部
18,19 リード部
21 セラミックヒータ
22 発熱体
22a,22b,23a,23b 曲線
23 リード部
24 セラミック絶縁層
Claims (9)
- 導体パターンがセラミック層間に配置され、焼成により一体化された積層焼結体であって、前記導体パターンが、該導体パターンを挟持する両方のセラミック層に埋め込まれていることを特徴とする積層焼結体。
- 前記導体パターンが紡錘形の断面形状を有している請求項1記載の積層焼結体。
- 前記紡錘形断面の両端を結ぶ直線と、前記紡錘形断面の一端から該断面の外周を構成する一方の曲線に引いた接線とのなす角度をθ1とし、前記直線と、前記一端から他方の曲線に引いた接線とのなす角度をθ2としたときに、θ1とθ2の和が45°以下である請求項2記載の積層焼結体。
- 前記θ1とθ2の和が10°〜40°である請求項3記載の積層焼結体。
- 前記紡錘形断面の両端を結ぶ直線から前記紡錘形断面の外周を構成する一方の曲線までの最大垂直距離をL1とし、前記直線から他方の曲線までの最大垂直距離をL2としたときに、{L1/(L1+L2)}が0.1〜0.9である請求項2〜4のいずれかに記載の積層焼結体。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の積層焼結体における前記セラミック層がセラミック絶縁層であり、前記導体パターンがヒータパターンであるセラミックヒータ。
- 請求項6記載のセラミックヒータを備えたことを特徴とするガスセンサ素子。
- 導体パターンをグリーンシート上に形成する工程と、このグリーンシートの導体パターン形成面を加圧して前記導体パターンの一部を前記グリーンシートに埋め込む工程と、前記導体パターン形成面に他のグリーンシートを積層する工程と、得られたグリーンシートの積層体を焼成する工程とを備えたことを特徴とする積層焼結体の製造方法。
- ヒータパターンをグリーンシート上に形成する工程と、このグリーンシートのヒータパターン形成面を加圧して前記ヒータパターンの一部を前記グリーンシートに埋め込む工程と、前記ヒータパターンを形成したグリーンシート上に、ガス濃度を検知する機能を有するセンサ部が形成されたグリーンシートを積層する工程と、得られたグリーンシートの積層体を焼成する工程とを備えたことを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
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