JP2005135720A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 FPCなどの平型柔軟ケーブルによる不正なアクセスを防ぐ。
【解決手段】 コネクタ1は、雌型ハウジング11と雄型ハウジング31とで構成されている。雌型ハウジング11と雄型ハウジング31とが嵌合方向に沿って対向する面には、キー溝21,24、キー溝部26及び切り欠き23と、それらキー溝21,24、キー溝部26及び切り欠き23とそれぞれ嵌合するキー45,65及び突起が形成されている。
【選択図】 図1


Description

本発明は、電気機器の内部に配線されるケーブル同士やケーブルと基板とを接続するコネクタに関する。
特許文献1には、上下左右共に対称でない既知形状の第1の誤挿入防止キーと第2の誤挿入防止キーとがそれぞれ設けられ、互いに嵌合する第1のコネクタと第2のコネクタとにおけるコネクタの誤挿入防止構造について記載されている。第1及び第2のコネクタに第1の誤挿入防止キーと第2の誤挿入防止キーとがそれぞれ設けられているので、対となる第1及び第2のコネクタを嵌合させたときに、互いのコネクタの嵌合方向が規制され、誤挿入を防ぐことができるとともに、第1の誤挿入防止キーと第2の誤挿入防止キーとが既知形状であるために、複数の第1のコネクタと第2のコネクタの中から対となる第1のコネクタと第2のコネクタとを識別し易くなる。
特開2003−123905号公報
ところで、電気機器内のコネクタにおいては、一対のコネクタの端子に接触させるようにしてコネクタ間にFPC(Flexible Printed Circuit)を挟み込み、電気機器の動作を制御する制御部に不正にアクセスされることがある。つまり、コネクタの端子に接触したFPCを介して電気機器内の情報の抜き取り、書き換え及び電気機器の動作が不正に制御されることがある。このような場合において、特許文献1に記載された技術ではその不正を防ぐことができない可能性がある。つまり、第1のコネクタと第2のコネクタとにそれぞれ設けられた第1の誤挿入防止キーと第2の誤挿入防止キーとが、第1のコネクタと第2のコネクタとが互いに嵌合したときに接触する端子が密集する領域と別の領域に設けられているので、端子が密集する部分にだけFPCが配置され、第1及び第2のコネクタを嵌合されると、電気機器が不正にアクセスされることになる。
そこで、本発明の目的は、FPCなどの平型柔軟ケーブルによる不正なアクセスを防ぐことが可能なコネクタを提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のコネクタは、第1のハウジングと、前記第1のハウジングと嵌合可能な形状を有していると共に、前記第1のハウジングとの嵌合方向について前記第1のハウジングと重なる部分が矩形である第2のハウジングと、前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングの一方に支持されたピンコンタクトと、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの正規嵌合時に前記一方のハウジングに支持された前記ピンコンタクトが挿入されるように他方のハウジングに支持されたソケットコンタクトと、前記第1のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記第2のハウジングと対向する面の前記矩形の辺に相当する位置にそれぞれ少なくとも1つ形成された複数の突出部と、前記正規嵌合時に前記第1のハウジングに形成された各突出部と嵌合するように前記第2のハウジングに形成された複数の嵌合部とを備えている。
これにより、各ハウジング間に平型柔軟ケーブルが配置されつつ各ハウジング間からコネクタ外部に引き出されたとき、平型柔軟ケーブルは突出部と嵌合部との間に配置されることになる。そのため、各ハウジングが正規嵌合しにくくなる。また、各ハウジング間に平型柔軟ケーブルを挟み込んだ状態で無理に正規嵌合させても突出部と嵌合部とによって平型柔軟ケーブルが変形する。したがって、コネクタから平型柔軟ケーブルを介して不正にアクセスするの防ぐことができる。
本発明において、前記一方のハウジングには、前記他方のハウジングと嵌合可能な形状を有する嵌合凹部が形成されるように、前記嵌合方向に突出した側壁が設けられており、前記突出部が、前記他方又は前記一方のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記一方又は前記他方のハウジングの前記側壁と対向する外周面に形成されており、前記嵌合部が、前記一方又は前記他方のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記他方又は前記一方のハウジングと対向する前記側壁の内周面に形成されていることが好ましい。これにより、第1のハウジングと第2のハウジングとの正規嵌合時に、その嵌合状態が安定するとともに、各ハウジング間に平型柔軟ケーブルが配置された場合に、各ハウジングが正規嵌合しにくくなる。
また、このとき、前記嵌合部が、前記側壁の内周面にあって前記側壁の先端から前記嵌合方向に沿って延在したキー溝であり、前記突出部が、前記他方のハウジングの外周面にあって前記正規嵌合時に前記キー溝と対向する部分において突出し且つ前記嵌合方向に沿って延在したキーであってもよい。これにより、各ハウジング間に平型柔軟ケーブルが挟まれてもキー溝とキーとで平型柔軟ケーブルを変形させることができる。
また、このとき、前記嵌合部が、前記側壁の先端から前記嵌合方向に沿って延在した切り欠きであって、前記突出部が、前記他方のハウジングの外周面にあって前記正規嵌合時に前記切り欠きと対向する部分において突出し且つ前記嵌合方向に沿って延在した突起であってもよい。これにより、各ハウジング間に平型柔軟ケーブルが挟まれても切り欠きと突起とで平型柔軟ケーブルを変形させることができる。
また、本発明において、前記嵌合方向に関して各ハウジングの互いに対向する面に形成された凸部と、前記正規嵌合時に前記凸部と嵌合するように各ハウジングに形成された凹部とをさらに備えており、前記ピンコンタクトが、前記凸部の頂面及び前記凹部の底面から前記嵌合方向に突出していることが好ましい。これにより、第1のハウジングと第2のハウジングとが正規嵌合時において、各ハウジングの凸部と凹部とによって、嵌合方向に関して互いに対向する面が凸凹形状となる。そのため、各ハウジング間に平型柔軟ケーブルが挟まれると各ハウジングの正規嵌合が効果的にしにくくなる。したがって、コネクタから平型柔軟ケーブルを介して電気機器に不正にアクセスされるのを防ぐことができる。
また、本発明において、前記正規嵌合時に、前記嵌合が解除される方向に前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングが移動するのを防止するためのロック機構をさらに備えていることが好ましい。これにより、ロック機構を解除しないと第1のハウジングと第2のハウジングとの嵌合状態が解除されないので、コネクタを介しての信号のやり取りが継続して安定する。
また、本発明のコネクタは、別の観点では、第1のハウジングと、前記第1のハウジングと嵌合可能な形状を有していると共に、前記第1のハウジングとの嵌合方向について前記第1のハウジングと重なる部分が矩形である第2のハウジングと、前記嵌合方向に関して各ハウジングの互いに対向する面に形成された凸部と、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの正規嵌合時に前記凸部と嵌合するように各ハウジングに形成された凹部と、前記凸部の頂面及び前記凹部の底面から前記嵌合方向に突出するように、前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングの一方に支持されたピンコンタクトと、前記正規嵌合時に前記一方のハウジングに支持された前記ピンコンタクトが挿入されるように他方のハウジングに支持されたソケットコンタクトと、前記第1のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記第2のハウジングと対向する面の前記矩形の辺に相当する位置にそれぞれ少なくとも1つ形成された複数の突出部と、前記正規嵌合時に前記第1のハウジングに形成された各突出部と嵌合するように前記第2のハウジングに形成された複数の嵌合部と、前記正規嵌合時に、前記嵌合が解除される方向に前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングが移動するのを防止するためのロック機構とを備えている。そして、前記一方のハウジングには、前記他方のハウジングと嵌合可能な形状を有する嵌合凹部が形成されるように、前記嵌合方向に突出した側壁が設けられており、前記突出部が、前記他方のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記一方のハウジングの前記側壁と対向する外周面に形成されており、前記嵌合部が、前記一方のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記他方のハウジングと対向する前記側壁の内周面に形成されている。
これにより、各ハウジング間に平型柔軟ケーブルが不正に挟み込まれると、正規嵌合ができなくなる。そのため、コネクタから平型柔軟ケーブルを介して電気機器に不正にアクセスされるのを防ぐことができる。また、ロック機構が設けられている部分から、各ハウジング間に挟み込まれた平型柔軟ケーブルが引き出しにくくなる。したがって、コネクタから平型柔軟ケーブルを介して電気機器に不正にアクセスされるのを防ぐことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係わるコネクタを構成する雄型ハウジングと雌型ハウジングとを嵌合させる前の斜視図である。図2は、図1に示すコネクタを構成する雄型ハウジングと雌型ハウジングとを嵌合させる前の側断面図である。図3は、図1に示す雌型ハウジングの内部を示す斜視図である。図4は、図1に示す雄型ハウジングを裏から見た状態を示す斜視図である。なお、説明においては、雌型ハウジング11と雄型ハウジング31とが嵌合する方向をそれぞれ前方向とする。
図1及び図2に示すようにコネクタ1は、主としてベースハウジングとして用いられる雌型ハウジング11と主としてソケットハウジングとして用いられる雄型ハウジング31とで構成されており、それぞれが嵌合して重なる部分の断面がほぼ矩形となっている。雌型ハウジング11は、樹脂により形成されており、雌型ハウジング11の前方には雄型ハウジング31を収納可能な嵌合凹部12が前側に向かって開口した状態で設けられている。このように、嵌合凹部12が設けられていることで、雄型ハウジング31が正規嵌合したときに、その嵌合が安定する。
雌型ハウジング11の上部13には、雌型ハウジング11の後方に向かって開口した溝14が上部13の中央からやや両側に離れた位置に2つ形成されている。これら溝14の前方には、上部13の端部が斜めにカットされた傾斜部15が形成されており、溝14と傾斜部15との間には後述するロック爪40が係合する係止部8が形成されている。また、2つの傾斜部15の両側であって上部13の前端部は、厚み方向に切り欠かれ、後述するロックガイド36が収容される収容部17が形成されている。また、上部13の内面側には、収容部17が形成された部分から嵌合方向に平行に後方に向かって延設されたキー溝21が形成されている。
雌型ハウジング11の上部13と対向する下部22には、下部22の前端部から後方に向かって延設され、厚み方向に切り欠かれた切り欠き23が設けられている。切り欠き23は、下部22の前端部の中央部分とその中央部分から均等に離隔された両側部分とに3つ設けられている。上部13と下部22とで挟まれた嵌合凹部12の両側壁25a,25bと、切り欠き23との間の下部22の内面側には、嵌合方向に平行に後方に向かって延設されたキー溝24が形成されている。
図1及び図2に示すように嵌合凹部12の両側壁25a,25bには、各側壁25a,25bの前端部から後方に向かって延設され、後述する雄型ハウジング31の両側面55a,55bに形成されたキー65が各ハウジング11,31の正規嵌合時に配置されるキー溝部26が形成されている。キー溝部26は、各側壁25a,25bの前端部が厚み方向に切り欠かれた切り欠き27と、内部に向かって開口し嵌合方向に平行に延設された溝28とを有している。切り欠き27は、溝28の前方が溝28と同じ幅を有するように切り欠かれた部分と、各側壁25a,25bの前端部において拡大された部分とを有している。
図2及び図3に示すように雌型ハウジング11の嵌合凹部12の底面(雌型ハウジング11の後方端部の内面)9には、2列に配列された複数のピンコンタクト2が嵌合方向に平行に配置されている。また、底面9にはそこから嵌合方向に平行であって、雌型ハウジング11の前方に向かって突出した複数の凸部3が形成されている。凸部3は、底面9の中央部分に形成され2つのピンコンタクト2を支持する凸部3aと、凸部3aと同じ高さになるように突出され1つのピンコンタクト2をそれぞれ支持する凸部3bと、凸部3a及び凸部3bより底面9からの突出量が小さい凸部3cとを有している。また、凸部3の各凸部3a,3b,3cは互いに離隔されている。凸部3aは、凸部3aの側面と下部22との間に隙間が生じるように配置されており、凸部3aの下部22側がピンコンタクト2近傍の凸部3aの頂面より底面9側に低くなるようにされている。上部13及び下部22に近い位置に配置された凸部3bは、近い側の上部13及び下部22に接続する接続部3b1が2つずつ形成されている。また、凸部3bの接続部3b1が形成された側もピンコンタクト2近傍の凸部3bの頂面より底面9側に低くなるようにされている。また、上部13及び下部22に近い位置に配置された凸部3cは、近い側の上部13及び下部22側がピンコンタクト2近傍の凸部3cの頂面より底面9側に傾斜している。なお、凸部3a,3b,3cは雌型ハウジング11の上部13と下部22との間を2分する線に対して非対称となるように底面9に設けられている。また、凸部3cの前方部分であって、凸部3aと凸部3bとの間、凸部3b間及び凸部3bと各側壁25a,25bとの間が凹部7となっており、それら凹部7のうち、雌型ハウジング11の上部13と下部22との間を2分する線に対して凸部3aと対称となる位置の凹部7だけが、2つの凸部3cによって大きくなっており、その他の凹部7は、1つの凸部3cによる大きさとなっている。
図1及び図2に示すように雄型ハウジング31の後端面は、後方に向かって開口した開口部32を複数形成されている。開口部32は、ピンコンタクト2の数と同じ数だけ同様な配列で設けられており、それら開口部32のそれぞれに、雌型ハウジング11と雄型ハウジング31とが正規嵌合時においてピンコンタクト2が挿入されるソケットコンタクト5が配置される。なお、ソケットコネクタ5は、図1〜図4のうち、図2にのみ2点鎖線描いている。
雄型ハウジング31の上部33の中央から後方端にかけて、各ハウジング11,31が正規に嵌合しているときに前述した係止部8と係止して、各ハウジング11,31の嵌合状態を維持するロック部35が形成されている。ロック部35の両側部分には、上部33から上方に向かって突出しつつ前方に延出されたロックガイド36が形成されている。ロックガイド36は各ハウジング11,31が正規嵌合時に収容部17に収容される。このようにロックガイド36が形成されていることで、ロック部35で各ハウジング11,31の嵌合状態を維持しているときにおいて、嵌合方向と直交する方向から力が作用してもロック部35に直接、力が作用するのを防ぐことができるため、ロック部35の後述するロック爪40の損傷を防ぐことができる。
ロック部35は、雌型ハウジング11と雄型ハウジング31とが嵌合した状態を解除するために操作する操作部37と、その操作部37から前方に向かって水平に延出された本体部38とで構成されている。操作部37は、本体部38の後方側に配置されており、上部33と離隔されている。また、操作部37はユーザが操作し易いように上部33の後方辺に沿うように延設されている。
本体部38は、上部33と離隔され、操作部37側の両側端部がロックガイド36に接続されている。また、本体部38は、中央部分から前方に向かいつつ厚み方向に切り欠かれた切り欠き39と、その切り欠き39の両側に位置する本体部38の前端部に形成されたロック爪40とを有している。ロック爪40は、本体部38の上部33に対向する面から下方に向かって突出して形成されており、各ハウジング11,31の正規嵌合時において係止部8と係合する。
また、上部33の前端部には、上部33から突出しつつ雄型ハウジング31の先端から後方に向かって延出されたキー45が形成されている。キー45は、前述したキー溝21の形状に適合する形状となっている。キー45とロック部35との間の上部33には、厚み方向に貫通され、各ハウジング11,31の嵌合方向と直交する方向に並設された開口窓48が8つ形成されている。それぞれの開口窓48の後方側の側壁には、その開口窓48内において前方に向かって突出した突出部49が形成されている。突出部49は、図2に示すように開口部32から挿入されたソケットコンタクト5の先端部近傍の表面から突出した突起5aと引っ掛かるようになっており、ソケットコンタクト5の外れ止めとなっている。つまり、突出部49は、若干内部に向かって傾斜するように配置されると共に開口窓48の後方側の側壁に片持ち状に支持されているので、図2中上側のソケットコンタクト5が開口部32から雄型ハウジング31内に挿入された場合に、ソケットコンタクト5の突起5aと突出部49とが接触して突出部49が上方に撓み、ソケットコンタクト5の突起5aが突出部49の先端部を越えると、突出部49は図2に示すような元の位置に戻る。こうして、ソケットコンタクト5がそれに接続されたケーブル6を介して後方に引っ張られても、ソケットコンタクト5の突起5aと突出部49の前端面とが接触してソケットコンタクト5が抜けるのを防止することができる。
図4に示すように雄型ハウジング31の上部33と対向する下部50には、前述した開口窓48と同様の開口窓51が形成されており、開口窓51の後方側の側壁には、突出部49と同様の突出部52が形成されている。これら突出部52によって図2中下側に位置するソケットコンタクト5が容易に開口部32から抜けないようになっている。
また、下部50の前端部には、下部50から突出しつつ雄型ハウジング31の先端から後方に向かって延出されたキー53が形成されている。キー53は、前述したキー溝24の形状に適合する形状となっている。また、図4に示すように雄型ハウジング31の上部33に形成されたキー45と下部50に形成されたキー53とが雄型ハウジング31の幅方向(各ハウジング11,31が嵌合する方向と直交する方向であって、上部33及び下部50に平行な方向)において、ずれた位置に配置されている。つまり、下部50に形成されたキー53が上部33と下部50とで挟まれた側面55a,55bに隣接した位置に配置されており、上部33に形成されたキー45が側面55a,55bから中央よりに若干離れた位置に配置されている。このように、キー45,53が非対称に形成されていることで、雄型ハウジング31を雌型ハウジング11に嵌合させるときに、雄型ハウジング31を雌型ハウジング11に対して上下逆さまに嵌合させる、いわゆる誤嵌合を防ぐことができる。
また、下部50の後方端部には、下部50から突出しつつ雄型ハウジング31の後方端から前方に向かって延出された突起61が形成されている。突起61は、各ハウジング11,31が正規嵌合時において、前述した切り欠き23に嵌合するような位置に3つ配置されると共に、切り欠き23に適合する形状となっている。
図1及び図4に示すように雄型ハウジング31の各側面55a,55bには、そこから突出しつつ嵌合方向に平行に延出されたキー65が形成されている。キー65は、前述したキー溝部26の溝28の深さと同じだけ各側面55a,55bから突出しているとともに、溝28に適合する形状となっている。
図4に示すように雄型ハウジング31の前方端部には、複数の凸部71及び凹部72が形成されている。凸部71は、各ハウジング11,31の正規嵌合時において、2つの凸部3cによって他の凹部7より大きなサイズの凹部7に嵌合する凸部71aと、他の凹部7に嵌合する凸部71bとを有している。凹部72は、各ハウジング11,31の正規嵌合時において、凸部3aが嵌合する凹部72aと、凸部3bが嵌合する凹部72bとを有している。凹部72bの上部33及び下部50側は、正規嵌合時において、凸部3bの接続部3b1が上部33及び下部50と接触しないように切り欠かれている。また、凸部71a及び凸部71bには、凸部3cの少量の突出量に見合うだけの突起71cが設けられており、正規嵌合時において、その突起71cが凸部3cと雌型ハウジング11の上部13及び下部22との隙間に入り込むようになっている。
また、凸部71及び凹部72には、正規嵌合時においてピンコンタクト2がソケットコンタクト5に挿入される開口部66がそれぞれに形成されている。また、図2に示すように凸部71及び凹部72には、開口部66からソケットコンタクト5までの連通孔67、68が形成されている。
続いて、コネクタ1を構成する雌型ハウジング11と雄型ハウジング31とが正規に嵌合するときの動作について、以下に説明する。図5は、図1に示すコネクタを構成する雄型ハウジングと雌型ハウジングとが正規嵌合時の側断面図である。
まず、コネクタ1を正規に嵌合するには、図2に示すように雌型ハウジング11の嵌合凹部12の底面9と雄型ハウジング31の前方端面とを対向するように配置させる。次に、雄型ハウジング31の前端部を嵌合凹部12内の挿入させ、ピンコンタクト2を開口部66を通過させてソケットコンタクト5に挿入させる。そして、雄型ハウジング31の凸部71の頂面が雌型ハウジング11の凹部7の底面(すなわち、凸部3cの頂面)に接触するまで、雄型ハウジング31を雌型ハウジング11の嵌合凹部12に挿入する。このように雌型ハウジング11と雄型ハウジング31とを嵌合させることで、図5に示すようにコネクタ1が正規嵌合状態となる。また、雄型ハウジング31を雌型ハウジング11に対して挿入を開始するとき、雌型ハウジング11に形成されたキー溝21に雄型ハウジング31のキー45が、雌型ハウジング11に形成されたキー溝24に雄型ハウジング31のキー53が、雌型ハウジング11の各側壁25a,25bに形成されたキー溝部26の溝28に雄型ハウジングの側面に形成されたキー65が挿入されるようにすることで、雌型ハウジング11の凸部3a,3bが雄型ハウジング31の凹部72a,72bに、雄型ハウジング31の凸部71a,71bが雌型ハウジング11の凹部7に嵌合されるようになる。そのため、図5に示すように雌型ハウジング11と雄型ハウジング31とが正規に嵌合し、誤嵌合が防止される。なお、図5に示すように各ハウジング11,31が正規嵌合すると、雌型ハウジング11及び雄型ハウジング31に形成された凸部同士の側面が接触する。
また、雌型ハウジング11に雄型ハウジング31を嵌合させていくと、雄型ハウジング31に形成されたロック部35のロック爪40が、雌型ハウジング11の傾斜部15に接触し、ロック部35の本体部38が上方に撓み、ロック爪40が係止部8を乗り越える。こうして、図5に示すように雌型ハウジング11と雄型ハウジング31との正規嵌合時において、ロック部35と係止部8とによるロック機構で各ハウジング11,31が解除される方向(各ハウジング11,31同士が離れる方向)への移動が防止される。つまり、ロック機構がないコネクタにおいては雌型ハウジングと雄型ハウジングとが正規嵌合しても雌型ハウジングと雄型ハウジングが離れる方向に力が加わると簡単に嵌合状態が解除されるが、本発明のコネクタ1においては操作部37を雄型ハウジング31の上部33に近づける方向に押圧した状態で各ハウジング11,31を離れる方向に移動させないと、ロック爪40と係止部8とが嵌合方向において係合して正規嵌合状態が維持される。そのため、コネクタ1を介しての信号のやり取りを継続して安定させることができる。
続いて、雌型ハウジング11と雄型ハウジング31との間にFPC99を嵌め込んだときのコネクタ1について、以下に説明する。図6は、図1に示すコネクタを構成する雄型ハウジングと雌型ハウジングとの間にFPCを挟み込んだ状態を示す側断面図である。
雌型ハウジング11と雄型ハウジング31とが嵌合方向に対向する面の間にFPC99を配置させ、前述したように雄型ハウジング31を雌型ハウジング11の嵌合凹部12に挿入させる。このとき、FPC99は、ピンコンタクト2によって貫通され、FPC99内の導線とピンコンタクト2とが接触する。
そして、各ハウジング11,31を嵌合させていくと、図6に示すように屈曲性を有するFPC99はある程度変形しつつ雄型ハウジング31のロック部35が形成されていない下部50側からFPC99の一端部が引き出された状態となるが、コネクタ1の正規嵌合時において、雌型ハウジング11及び雄型ハウジング31に形成された凸部同士の側面が接触するため、それら凸部3、71の側面間にFPC99が入り込めず、且つピンコンタクト2がソケットコンタクト5に挿入されない状態となる。つまり、コネクタ1は図6に示すように正規嵌合できない状態となり、且つピンコンタクト1とソケットコンタクト5とが接触して信号のやり取りできる状態となっていないので、コネクタ1の雌型及び雄型ハウジング11,31にFPC99が配置されてもコネクタ1からFPC99を介してコネクタ1が備えられた電気機器に不正にアクセスすることができない。
また、正規嵌合時において、雌型及び雄型ハウジング11,31に形成された凸部3,71の側面間に少しの隙間が生じていた場合であっても、図5に示すようにコネクタ1が正規に嵌合した状態では、雌型及び雄型ハウジング11,31に形成された凸部3,71と凹部7,72とによって雌型及び雄型ハウジング11,31の嵌合方向に対向する面が複雑な凸凹形状となるので、各ハウジング11,31間に不正に挟み込まれても、FPC99を介して電気機器に不正にアクセスするのを防ぐことができる。つまり、FPC99を各ハウジング11,31間に挟み込んだ状態で無理に各ハウジング11,31を正規嵌合させても、複雑な凸凹形状によってFPC99が複雑に変形しFPC99の内部の導線が断線などして通信ができなくなる。そのため、コネクタ1から不正にFPC99を介して電気機器にアクセスすることができなくなる。また、凸部3,71は各ハウジング11,31に非対称で形成されているので、雌型及び雄型ハウジング11,31の嵌合方向に対向する面がより複雑な凸凹形状となっている。そのため、各ハウジング11,31間にFPC99が不正に挟み込まれ、電気機器にアクセスするのを効果的に防ぐことができる。
また、コネクタ1の正規嵌合時において、雄型ハウジング31に形成された凸部71が雌型ハウジング11の凸部3a,3b及び凸部3bと側壁25a,25bとで囲まれた領域に配置されているので、各ハウジング11,31間にFPC99が不正に挟み込まれた場合において、各ハウジング11,31が効果的に正規嵌合しにくくなる。
また、図6に示すようにFPC99がコネクタ1から外部に引き出されるコネクタ1の下部部分には、雌型ハウジング11に形成された3つの切り欠き23と、雄型ハウジング31に形成された3つの突起61とが存在しているので、各ハウジング11,31を嵌合させるときに、引き出されたFPC99が切り欠き23と突起61との間に存在する。そのため、コネクタ1が正規嵌合しにくくなる。また、前述のようにFPC99を各ハウジング11,31間に挟み込んだ状態で無理に各ハウジング11,31を正規嵌合させても、切り欠き23と突起61との間に引き出されたFPC99が存在するので、コネクタ1から引き出された部分のFPC99が切り欠き23と突起61との間で変形して通信できなくなる。そのため、前述と同様にコネクタ1から不正にアクセスすることができなくなる。また、雌型ハウジング11の下部22には、キー溝24が形成されており、雄型ハウジング31の下部50には、キー53が形成されているので、図6に示すように各ハウジング11,31の下部22,50間に挟まれたFPC99がキー溝24とキー53との間で変形して通信ができなくなり、前述と同様の効果を得ることができる。
また、各ハウジング11,31の嵌合方向に対向する面間にFPC99が挟み込まれるように配置され、前述したコネクタ1の下部部分以外の両側部や上部からFPC99が引き出された場合においても、雌型ハウジング11の上部13及び側壁25a,25bには、キー溝21及びキー溝部26が形成されており、雄型ハウジング31の上部33及び側面55a,55bには、キー45,65が形成されているので、前述のキー溝24とキー53と同様の効果を得ることができ、コネクタ1からFPC99を介して不正にアクセスすることができなくなる。なお、雄型ハウジング31の上部33には、ロック部35が形成されているので、各ハウジング11,31間に挟み込まれたFPC99がコネクタ1の上部側から引き出された場合においては、FPC99がロック爪40と係止部8との間に存在することになり、各ハウジング11,31が正規嵌合状態とならず、コネクタ1から不正にアクセスすることができなくなる。また、FPC99を無理に挟み込んでコネクタ1を正規嵌合させてもロック部35と係止部8との間で、コネクタ1の上部から引き出されたFPC99は変形して通信できなくなり、前述と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した本実施の形態では、雌型ハウジング11及び雄型ハウジング31には、複数の凸部3、71と複数の凹部7、72とが形成されているが、それぞれが少なくとも1つ以上形成されておれば、上述したようにFPC99が各ハウジング11,31間に挟み込まれてもFPC99が通信できなくなるように変形させることができる。したがって、FPC99による不正アクセスを防ぐことができる。また、雄型ハウジングに前述した凸部71bが1つだけ形成され、雌型ハウジングに前述した凸部3bが2つだけ形成されたコネクタであっても、正規嵌合時において、凸部71bが2つの凸部3b間に配置されるようになっていれば、前述したように雄型及び雌型ハウジング間にFPCが不正に挟み込まれた場合に各ハウジングが正規嵌合しにくくなる。そのため、ソケットコンタクトにピンコンタクトが所定位置まで挿入されなくなり、コネクタを介して信号のやり取りができなくなる。したがって、FPCの挟み込みによる電気機器の不正アクセスを防ぐことができる。
また、キー溝21,24及びキー溝部26が雄型ハウジング31の上部33及び下部50の表面及び側面55a,55bに形成され、各ハウジング11,31の正規嵌合時において、キー溝21,24及びキー溝部26に嵌合するようにキー45,53,65が雌型ハウジング11の上部13、下部22及び側壁25a,25bに形成されておれば、前述したようにFPC99が各ハウジング11,31間に配置された場合に、各ハウジング11,31が正規嵌合しにくくなる。また、切り欠き23が雄型ハウジング31の下部50の表面に形成され、各ハウジング11,31の正規嵌合時において、切り欠き23に嵌合するように突起61が雌型ハウジング11の下部22に形成されておれば、これも前述したようにFPC99が各ハウジング11,31間に配置された場合に、各ハウジング11,31が正規嵌合しにくくなる。このように、キー溝21,24、キー溝部26及び切り欠き23とキー45,53,65及び突起61が互いに入れ替わって各ハウジング11,31に形成されたり、また、キー溝21,24、キー溝部26及び切り欠き23とキー45,53,65及び突起61のうち、一部だけが入れ替わって各ハウジング11,31に形成されていても、同様な効果を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな設計変更が可能なものである。例えば、上述したコネクタ1において、雌型ハウジング11に形成されたキー溝21,24及び雄型ハウジング31に形成されたキー45,53は、各ハウジング11,31の上部13,33及び下部22,50に2つずつ形成されているが、それぞれ上部13,33及び下部22,50に1つだけ形成されていてもよい。また、コネクタは、各ハウジングにキー溝21,24、キー溝部26及び切り欠き23等の嵌合部とキー45,53,65及び突起61等の突出部が形成されておれば、凸部3,71、凹部7、72及びロック機構などが形成されていなくてもよい。
本発明の一実施の形態に係わるコネクタを構成する雄型ハウジングと雌型ハウジングとを嵌合させる前の斜視図である。 図1に示すコネクタを構成する雄型ハウジングと雌型ハウジングとを嵌合させる前の側断面図である。 図1に示す雌型ハウジングの内部を示す斜視図である。 図1に示す雄型ハウジングを裏から見た状態を示す斜視図である。 図1に示すコネクタを構成する雄型ハウジングと雌型ハウジングとが正規嵌合時の側断面図である 図1に示すコネクタを構成する雄型ハウジングと雌型ハウジングとの間にFPCを挟み込んだ状態を示す側断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 ピンコンタクト
3,71 凸部
5 ソケットコンタクト
8 係止部
11 雌型ハウジング
12 嵌合凹部
21,24 キー溝
23 切り欠き
26 キー溝部
31 雄型ハウジング
35 ロック部
45,53,65 キー
61 突起

Claims (8)

  1. 第1のハウジングと、
    前記第1のハウジングと嵌合可能な形状を有していると共に、前記第1のハウジングとの嵌合方向について前記第1のハウジングと重なる部分が矩形である第2のハウジングと、
    前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングの一方に支持されたピンコンタクトと、
    前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの正規嵌合時に前記一方のハウジングに支持された前記ピンコンタクトが挿入されるように他方のハウジングに支持されたソケットコンタクトと、
    前記第1のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記第2のハウジングと対向する面の前記矩形の辺に相当する位置にそれぞれ少なくとも1つ形成された複数の突出部と、
    前記正規嵌合時に前記第1のハウジングに形成された各突出部と嵌合するように前記第2のハウジングに形成された複数の嵌合部とを備えていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記一方のハウジングには、前記他方のハウジングと嵌合可能な形状を有する嵌合凹部が形成されるように、前記嵌合方向に突出した側壁が設けられており、
    前記突出部が、前記他方のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記一方のハウジングの前記側壁と対向する外周面に形成されており、
    前記嵌合部が、前記一方のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記他方のハウジングと対向する前記側壁の内周面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記嵌合部が、前記側壁の内周面にあって前記側壁の先端から前記嵌合方向に沿って延在したキー溝であり、前記突出部が、前記他方のハウジングの外周面にあって前記正規嵌合時に前記キー溝と対向する部分において突出し且つ前記嵌合方向に沿って延在したキーであることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記嵌合部が、前記側壁の先端から前記嵌合方向に沿って延在した切り欠きであって、前記突出部が、前記他方のハウジングの外周面にあって前記正規嵌合時に前記切り欠きと対向する部分において突出し且つ前記嵌合方向に沿って延在した突起であることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  5. 前記一方のハウジングには、前記他方のハウジングと嵌合可能な形状を有する嵌合凹部が形成されるように、前記嵌合方向に突出した側壁が設けられており、
    前記突出部が、前記一方のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記他方のハウジングと対向する前記側壁の内周面に形成されており、
    前記嵌合部が、前記他方のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記一方のハウジングの前記側壁と対向する外周面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  6. 前記嵌合方向に関して各ハウジングの互いに対向する面に形成された凸部と、
    前記正規嵌合時に前記凸部と嵌合するように各ハウジングに形成された凹部とをさらに備えており、
    前記ピンコンタクトが、前記凸部の頂面及び前記凹部の底面から前記嵌合方向に突出していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコネクタ。
  7. 前記正規嵌合時に、前記嵌合が解除される方向に前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングが移動するのを防止するためのロック機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のコネクタ。
  8. 第1のハウジングと、
    前記第1のハウジングと嵌合可能な形状を有していると共に、前記第1のハウジングとの嵌合方向について前記第1のハウジングと重なる部分が矩形である第2のハウジングと、
    前記嵌合方向に関して各ハウジングの互いに対向する面に形成された凸部と、
    前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの正規嵌合時に前記凸部と嵌合するように各ハウジングに形成された凹部と、
    前記凸部の頂面及び前記凹部の底面から前記嵌合方向に突出するように、前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングの一方に支持されたピンコンタクトと、
    前記正規嵌合時に前記一方のハウジングに支持された前記ピンコンタクトが挿入されるように他方のハウジングに支持されたソケットコンタクトと、
    前記第1のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記第2のハウジングと対向する面の前記矩形の辺に相当する位置にそれぞれ少なくとも1つ形成された複数の突出部と、
    前記正規嵌合時に前記第1のハウジングに形成された各突出部と嵌合するように前記第2のハウジングに形成された複数の嵌合部と、
    前記正規嵌合時に、前記嵌合が解除される方向に前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングが移動するのを防止するためのロック機構とを備えており、
    前記一方のハウジングには、前記他方のハウジングと嵌合可能な形状を有する嵌合凹部が形成されるように、前記嵌合方向に突出した側壁が設けられており、
    前記突出部が、前記他方のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記一方のハウジングの前記側壁と対向する外周面に形成されており、
    前記嵌合部が、前記一方のハウジングにおいて前記嵌合方向に沿っており且つ前記正規嵌合時に前記他方のハウジングと対向する前記側壁の内周面に形成されていることを特徴とするコネクタ。
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