JP2005135558A - 強誘電体メモリ装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 強誘電体キャパシタ特性の劣化が少ない強誘電体メモリ装置を提供する。
【解決手段】
リング状に直列に接続された複数の強誘電体キャパシタを有する第1の強誘電体キャパシタ群と、第1の強誘電体キャパシタ群のうちのいずれかの強誘電体キャパシタを、第1のビット線及び第1のプレート線に電気的に接続するか否かを切り換える切換手段とを備えた強誘電体メモリ装置。切換手段は、第1の強誘電体キャパシタ群のうちの第1の強誘電体キャパシタの一端との第1のビット線と間に設けられた第1のスイッチと、第1の強誘電体キャパシタに隣接する第2の強誘電体キャパシタの一端及び第1の強誘電体キャパシタの他端と第1のプレート線との間に設けられた第2のスイッチと、第2の強誘電体キャパシタの他端と第1のビット線との間に設けられた第3のスイッチとを有することが好ましい。
【選択図】 図2

Description

本発明は強誘電体メモリ装置及び電子機器に関する。
従来の強誘電体メモリとして、特開平4−42498号公報(特許文献1)に開示されたものがある。
特開平4−42498号公報
しかしながら特許文献1に開示された従来の強誘電体メモリでは、選択されたメモリセルと同じプレート線に接続された非選択のメモリセル内の強誘電体キャパシタに対して所定の電圧がかかってしまう。当該所定の電圧は、メモリセル内のセルトランジスタのジャンクション容量によっては、駆動電圧の5分の1程度といった大きさになる場合もある。したがって、従来の強誘電体メモリでは、当該非選択のメモリセル内の強誘電体キャパシタに記録された分極情報が徐々に劣化し、破壊されるという問題が生じていた。
よって、本発明は、上記の課題を解決することのできる強誘電体メモリ装置及び電子機器を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記目的を達成するため、本発明の第1の形態によれば、第1のビット線と第1のプレート線とを備えた強誘電体メモリ装置であって、リング状に直列に接続された複数の強誘電体キャパシタを有する第1の強誘電体キャパシタ群と、前記第1の強誘電体キャパシタ群のうちのいずれかの強誘電体キャパシタを、前記第1のビット線及び前記第1のプレート線に電気的に接続するか否かを切り換える切換手段と、からなるブロックを備えたことを特徴とする強誘電体メモリ装置を提供する。
かかる構成によれば、選択強誘電体キャパシタは、ビット線およびプレート線に対して、残りの非選択強誘電体キャパシタと並列に接続されることとなる。また、当該残りの非選択強誘電体キャパシタは互いに直列に接続されるため、個々の非選択強誘電体キャパシタにかかる電圧はきわめて小さくなる。すなわち、強誘電体キャパシタを構成する強誘電体にかかる電界をきわめて小さくすることができるため、強誘電体キャパシタの劣化を抑えることができる。
また、選択強誘電体キャパシタに対する読み出し動作時及び/又は書き込み動作時に、プレート線に接続される強誘電体キャパシタの容量は、選択強誘電体キャパシタの容量と略等しい。したがって、プレート線の負荷をきわめて小さくすることができるため、強誘電体メモリ装置を高速に動作させることができる。
また、かかる構成によれば、選択強誘電体キャパシタに対してのみプレート線から電圧が供給されるため、所定の強誘電体キャパシタに対してランダムアクセスすることができる。したがって、不要な充放電電流を低減させることができるため、低消費電力な強誘電体メモリ装置を提供することができる。
なお、選択強誘電体キャパシタとは、データの読み出し動作時又は書き込み動作時に当該動作の対象となる強誘電体キャパシタをいい、非選択強誘電体キャパシタとは、データの読み出し動作時又は書き込み動作時に当該動作の対象にならない強誘電体キャパシタをいう。
また、前記複数の強誘電体キャパシタはそれぞれ一端と他端とを有しており、前記切換手段は、前記第1の強誘電体キャパシタ群のうちの第1の強誘電体キャパシタの前記一端との前記第1のビット線と間に設けられた第1のスイッチと、前記第1の強誘電体キャパシタに隣接する第2の強誘電体キャパシタの前記一端及び前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端と前記第1のプレート線との間に設けられた第2のスイッチと、前記第2の強誘電体キャパシタの前記他端と前記第1のビット線との間に設けられた第3のスイッチとを有する前記ブロックを備えることが好ましい。この場合、当該強誘電体メモリ装置は、前記第1の強誘電体キャパシタを選択する場合に、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを導通させ、前記第2の強誘電体キャパシタを選択する場合に、前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチを導通させる手段を有する前記ブロックをさらに備えるのが好ましい。
かかる構成によれば、強誘電体キャパシタアレイにおける強誘電体キャパシタの数とスイッチの数が略同数となる。すなわち、強誘電体キャパシタの数に対するスイッチの数が、1トランジスタ1キャパシタの構成と略同じとなる。したがって、強誘電体キャパシタアレイの面積を小さくすることができるため、強誘電体メモリ装置を高集積化できるとともに、安価な強誘電体メモリ装置を提供することができる。
また、当該強誘電体メモリ装置は、第2のビット線をさらに備え、前記ブロックにおける前記切換手段は、前記第1の強誘電体キャパシタ群のうちのいずれかの強誘電体キャパシタを、前記第1のビット線及び前記第1のプレート線、又は前記第2のビット線及び前記第1のプレート線に電気的に接続するか否かを切り換えることが好ましい。ここで、前記切換手段は、前記第1の強誘電体キャパシタ群のうちの第3の強誘電体キャパシタの前記一端と前記第2のビット線とを電気的に接続するか否かを切り換える第4のスイッチと、前記第3の強誘電体キャパシタの前記他端と前記第1のプレート線とを電気的に接続するか否かを切り換える第5のスイッチとを有することが好ましい。
かかる構成によれば、リング状に直列に接続された強誘電体キャパシタを容易に構成できるとともに、ビット線の負荷を低減させることができる。
また、当該強誘電体メモリ装置は、複数の前記ブロックを有し、各々の前記ブロックを構成する各々の前記ビット線及び前記プレート線はそれぞれの前記ブロックごとに独立して、すなわちそれぞれ配置され、各々の前記ブロックにおいて、同一の前記プレート線に接続され、異なった前記ビット線に接続される2つの強誘電体キャパシタを同時に選択することが好ましい。
かかる構成によれば、それぞれのブロックにつき2つの強誘電体キャパシタのが2つのビット線に接続されるので、当該2つの強誘電体キャパシタに記録されたデータを相補のデータとし、当該2つのビット線を相補のビット線として安定な動作を実現することができる。
また、当該強誘電体メモリ装置は、複数の前記ブロックを有し、隣接する前記ブロックを構成する前記ビット線のうち1本ずつが共有され、前記プレート線はそれぞれの前記ブロックごとに独立して配置され、各1つの前記ブロックにつき、1つの強誘電体キャパシタのみを同時に選択することが好ましい。
かかる構成によれば、隣接するブロックにおける2本のビット線が共有される構成となる。したがって、強誘電体キャパシタアレイの面積をさらに低減させることができるとともに、容易にビット線を制御することができる。
本発明の第2の形態によれば、ビット線とプレート線とを備えた強誘電体メモリ装置であって、直列に接続された複数の強誘電体キャパシタと、前記複数の強誘電体キャパシタの一端に直列に接続された第1のダミーキャパシタと、前記複数の強誘電体キャパシタの他端に直列に接続された第2のダミーキャパシタと、前記複数の強誘電体キャパシタのうちのいずれかの強誘電体キャパシタを、前記ビット線及び前記プレート線に電気的に接続するか否かを切り換える切換手段と、を備えたことを特徴とする強誘電体メモリ装置を提供する。
かかる構成によれば、選択強誘電体キャパシタは、ビット線またはプレート線に対して、残りの非選択強誘電体キャパシタ及びダミーキャパシタと並列に接続されることとなる。したがって、非選択強誘電体キャパシタの端部であっても、第1の形態に係る強誘電体メモリ装置と同様に、個々の非選択強誘電体キャパシタにかかる電圧はきわめて小さくなる。すなわち、強誘電体キャパシタを構成する強誘電体にかかる電界をきわめて小さくすることができるため、強誘電体キャパシタの劣化を抑えることができる。
また、当該強誘電体メモリ装置は、前記ダミーキャパシタが、互いに直列に接続された複数の強誘電体キャパシタであってもよい。
かかる構成によれば、ダミーキャパシタを、メモリセルの強誘電体キャパシタと全く同一の構造で作ることができる。
また、当該強誘電体メモリ装置は、一端が前記複数の強誘電体キャパシタに接続された、前記ダミーキャパシタの他端の電位を固定する電位固定部とをさらに備えることが好ましい。
かかる構成によれば、ダミーセル両端の電位を安定化することで、ダミーセルがノイズ源となることを防止することができる。
本発明の第3の形態によれば、第1のビット線と第1のプレート線とを備えた強誘電体メモリ装置であって、一端及び他端を有する第1の強誘電体キャパシタと、一端及び他端を有し、前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端に当該一端が電気的に接続された第2の強誘電体キャパシタと、ソース及びドレインの一方が前記第1のビット線にのみ接続されるように、前記第1のビット線と前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端との間に設けられた第1のMOSトランジスタと、ソース及びドレインの一方が前記第1のプレート線にのみ接続されるように、前記第1のプレート線と前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端及び前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端との間に設けられた第2のMOSトランジスタと、ソース及びドレインの一方が前記第1のビット線にのみ接続されるように、前記第1のビット線と前記第2の強誘電体キャパシタの前記他端との間に設けられた第3のMOSトランジスタと、を備えたことを特徴とする強誘電体メモリ装置を提供する。
本発明の第4の形態によれば、上記の強誘電体メモリ装置を備えたことを特徴とする電子機器を提供する。ここで、電子機器とは、本発明に係るメモリ装置を備えた一定の機能を奏する機器一般をいい、その構成に特に限定が無いが、例えば、上記メモリ装置を備えるコンピュータ装置一般、携帯電話、PHS,PDA、電子手帳、ICカード等、RAMまたはROMを必要とするあらゆる装置が含まれる。
以下、図面を参照しつつ、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る強誘電体メモリ装置100の構成を示すブロック図である。強誘電体メモリ装置100は、複数の強誘電体キャパシタがアレイ状に設けられた強誘電体キャパシタアレイ110と、ビット線制御部120と、プレート線制御部130と、第1のワード線制御部140と、第2のワード線制御部150とを備えて構成される。
本例においてビット線制御部120及びプレート線制御部130は、互いに強誘電体キャパシタアレイ110を挟んで対向して配置されている。また、第1のワード線制御部140及び第2のワード線制御部150は、互いに強誘電体キャパシタアレイ110を挟んで対向して配置されている。また、強誘電体キャパシタアレイ110において、ビット線及びプレート線は互いに略並行に配置されており、ワード線はビット線及びプレート線に対して略垂直に配置されている。
図2は、強誘電体キャパシタアレイ110の回路構成の第1実施例を示す図である。強誘電体キャパシタアレイ110は、(2n+2)本(nは正の整数)のワード線WLL1〜WLLn+1及びWLR1〜WLRn+1と、強誘電体キャパシタ群の一例であるm個(mは正の整数)の強誘電体キャパシタ群200−1〜200−mと、(m+1)本のビット線BL1〜BLm+1と、m本のプレート線PL1〜PLmとを有して構成される。
本例において、第jの強誘電体キャパシタ群200−j(jは1からmの整数)は、リング状に直列に接続された複数の強誘電体キャパシタCを有して構成される。具体的には、強誘電体キャパシタ群200−jは、第jのビット線BLj及び第jのプレート線PLjにより制御されるn個の強誘電体キャパシタCjj1〜Cjjnと、第j+1のビット線BLj+1及び第jのプレート線PLjにより制御されるn個の強誘電体キャパシタC(j+1)j1〜C(j+1)j1nとを有して構成される。そして、強誘電体キャパシタCjj1が強誘電体キャパシタC(j+1)j1と、また、強誘電体キャパシタCjjnが強誘電体キャパシタC(j+1)jnと直列に接続されることにより、リング状に直列に接続された強誘電体キャパシタ群200−jが構成されている。
また、強誘電体キャパシタアレイ110は、強誘電体キャパシタ群200−jを構成する所定の強誘電体キャパシタCjjkとビット線BLj及びプレート線BLjとを電気的に接続するか否かを切り換えるスイッチの一例である複数のトランジスタTRjj1〜TRjj(n+1)と、C(j+1)jkとビット線BLj+1及びプレート線BLjとを電気的に接続するか否かを切り換える複数のトランジスタTR(j+1)j1〜TR(j+1)j(n+1)とを有して構成される。
トランジスタTRjj1〜TRjj(n+1)は、強誘電体キャパシタCjj1〜Cjjnの一端とビット線BLjとを、また、強誘電体キャパシタCjj1〜Cjjnの他端とプレート線PLjとを電気的に接続するように設けられている。具体的には、トランジスタTRjj1〜TRjj(n+1)は、直列に接続された強誘電体キャパシタCjj1〜Cjjn間及び両端にソース又はドレインが接続され、ドレイン又はソースがビット線BLj又はプレート線PLjに交互に接続されるように設けられている。
すなわち、トランジスタTRjjkは、強誘電体キャパシタCjjkの一端とビット線BLj(又はプレート線PLj)との間に設けられており、強誘電体キャパシタCjjkの一端とビット線BLj(又はプレート線PLj)とを電気的に接続するか否かを切り換える。また、トランジスタTRjj(k+1)は、強誘電体キャパシタCjjkの他端及び強誘電体キャパシタCjj(k+1)の一端とプレート線PLj(又はビット線BLj)との間に設けられており、強誘電体キャパシタCjjkの他端及び強誘電体キャパシタCjj(k+1)の一端とプレート線PLj(又はビット線BLj)とを電気的に接続するか否かを切り換える。また、トランジスタTRjj(k+2)は、強誘電体キャパシタCjj(k+1)の他端及び強誘電体キャパシタCjj(k+2)の一端とビット線BLj(又はプレート線PLj)との間に設けられており、強誘電体キャパシタCjj(k+1)の他端及び強誘電体キャパシタCjj(k+2)の一端とビット線BLj(又はプレート線PLj)とを電気的に接続するか否かを切り換える。
トランジスタTR(j+1)j1〜TR(j+1)j(n+1)は、トランジスタTRjj1〜TRjj(n+1)と同様に、強誘電体キャパシタC(j+1)j1〜C(j+1)jnの一端とビット線BLj+1とを、また、強誘電体キャパシタC(j+1)j1〜C(j+1)jnの他端とプレート線PLjとを電気的に接続するように設けられている。
本例では、リング状に構成された強誘電体キャパシタ群200−jにおいて、ビット線BLjに接続され、互いに直列接続された複数の強誘電体キャパシタCjj1〜Cjjnの一端と、ビット線BLj+1に接続され、互いに直列接続された複数の強誘電体キャパシタC(j+1)j1〜C(j+1)jnの一端との間に2つのトランジスタ、TRjj1及びTR(j+1)j1が設けられているが、他の例ではトランジスタTRが1つだけ設けられてもよい。同様に、これらの他端間にTRjj(n+1)及びTR(j+1)j(n+1)の2つのトランジスタが設けられているが、1つだけ設けられた構成でもよい。すなわち、強誘電体キャパシタ群200-jを構成する強誘電体キャパシタCと同数のトランジスタTRが、強誘電体キャパシタ群200−jに接続されるよう構成されてもよい。
本例において強誘電体メモリ装置100は、第1のワード線制御部140及び第2のワード線制御部150を有して構成される。ワード線WLL1〜WLLn+1及びワード線WLR1〜WLRn+1は、それぞれ所定のトランジスタTRのゲートに電気的に接続されている。そして、第1のワード線制御部140は、ワード線WLL1〜WLLn+1を制御し、また、第2のワード線制御部150は、ワード線WLR1〜WLRn+1を制御する。すなわち、第1のワード線制御部140及び第2のワード線制御部150は、強誘電体キャパシタC111〜C(m+1)mnの一端または他端を、ビット線BL1〜BLm+1、又はプレート線PL1〜PLmに電気的に接続するか否かを制御する。
ワード線WLL1〜WLLn+1は、強誘電体キャパシタ群200−jを構成する複数の強誘電体キャパシタのうち、ビット線BLj及びプレート線PLjにより制御される強誘電体キャパシタCjj1〜Cjjnに接続されたトランジスタTRのゲートに接続されている。また、ワード線WLR1〜WLRn+1は、ビット線BLj+1及びプレート線PLjにより制御される強誘電体キャパシタC(j+1)1〜C(j+1)nを制御するトランジスタTRのゲートに接続されている。
本例では、1つの強誘電体キャパシタ群200−jに対して、2本のビット線BLj及びBLj+1、並びに1本のプレート線PLjが設けられている。また、ビット線BL1〜BLm+1のうち、ビット線BL2〜BLmは、それぞれ複数の強誘電体キャパシタ群により共有されている。すなわち、ビット線BL2〜BLmは、所定の強誘電体キャパシタ群及び当該強誘電体キャパシタ群に隣接する他の強誘電体キャパシタ群を構成する強誘電体キャパシタに対して電圧を供給可能に構成されている。
ビット線BL1〜BLm+1及びプレート線PL1〜PLmは、互いに並行に配置されるのが望ましい。また、ワード線WLL1〜WLLn+1及びWLR1〜WLRn+1は、ビット線BL1〜BLm+1及びプレート線PL1〜PLmに対して略垂直に配置されるのが望ましい。
図3は、強誘電体キャパシタC111に対して読み出し動作及び書き込み動作を行う場合の等価回路を示す図である。本例では第1の強誘電体キャパシタ群200−1は、リング状に直列に接続された強誘電体キャパシタC111〜C11n及びC211〜C21nにより構成されている。このうち、強誘電体キャパシタC111を取り去った、残りの強誘電体キャパシタC111〜C11n及びC211〜C21nを直列接続したものを、等価的に1つの強誘電体キャパシタC0とする。このとき、第1のビット線BL1と第1のプレート線PL1に対して、強誘電体キャパシタC111は、強誘電体キャパシタC0と並列に接続された構成となる。
次に、図1乃至図3を参照して、本例に係る強誘電体キャパシタアレイ110の動作の一例について説明する。以下において、第1の強誘電体キャパシタ群200−1に含まれる強誘電体キャパシタC111に書き込まれたデータを読み出す読み出し動作、及び強誘電体キャパシタC111にデータを書き込む(再)書き込み動作を例に説明する。
強誘電体キャパシタC111に書き込まれたデータを読み出す場合、まず、ビット線制御部120及びプレート線制御部130が、それぞれ第1のビット線BL1及び第1のプレート線PL1を0Vにプリチャージする。次に、第1のワード線制御部140がワード線WLL1及びWLL2の電位をVCC以上の電位にチャージすることにより、トランジスタTR111及び112を導通させる。これにより、強誘電体キャパシタC111の一端及び他端は、それぞれ0Vにプリチャージされる。また、強誘電体キャパシタC111の一端及び他端が0Vにチャージされることに伴い、強誘電体キャパシタC0の両端も0Vにチャージされる。
次に、ビット線制御部120が、第1のビット線BL1を浮遊状態にした後、プレート線制御部130が第1のプレート線PL1の電位を0VからVCCに変化させる。これにより、強誘電体キャパシタC111の両端の電位差は、0VからVCCに変化するため、強誘電体キャパシタC111に書き込まれたデータに基づいて、第1のビット線BL1の電位が上昇、すなわち変化する。すなわち、強誘電体キャパシタC111に書き込まれたデータが“1”である場合の第1のビット線BL1の電位の上昇量、すなわち、変化量は、当該データが“0”である場合の第1のビット線BL1の電位の上昇量より大きい。
ビット線制御部120は、第1のビット線BL1の電位の上昇量に基づいて、強誘電体キャパシタC111に書き込まれたデータが“1”であるか“0”であるかを判断する。この場合、ビット線制御部120は、当該上昇量を増幅してデータを判断するのが望ましい。ビット線制御部120の構成については、図6において後述する。
ここで、強誘電体キャパシタC111の両端の電位差が0Vから最大、VCCに変化した場合、強誘電体キャパシタC0の両端の電位差も0Vから最大、VCCに変化する。しかしながら、強誘電体キャパシタC112〜11n及びC21n〜211は直列に接続されているため、それぞれの強誘電体キャパシタの容量が略等しい場合には、各強誘電体キャパシタの両端には、最大でもVCC/(2n−1)の電位差が生じるだけであり、nが大きい場合には、強誘電体キャパシタC112〜11n及びC21n〜211にほとんど電位差が生じないとみなすことができる。
もちろん、上述のように、ビット線BL1の電位は0Vより上昇しているので、強誘電体キャパシタC0の両端の電位差はVCCより小さくなる。また、各強誘電体キャパシタの両端の電位差が小さい場合、各強誘電体キャパシタに書き込まれたデータが“1”であるか“0”であるかにかかわらず、それぞれの強誘電体キャパシタの容量は略等しい。
ここで、上記それぞれの強誘電体キャパシタの容量をCfとすると、強誘電体キャパシタC0の容量はCf/(2n−1)と極めて小さくなる。そのため、誘電体キャパシタC0は上記読出し動作にほとんど影響を及ぼさない。同じく、誘電体キャパシタC0の容量は、ビット線BL1とプレート線PL1にとっての負荷容量としても、ほぼ無視することができる。したがって、C0はビット線BL1とプレート線PL1の電位の変更を遅らせる要因とならず、高速な読出し動作が実現できる。
次に、第1のプレート線PL1の電位をVCCから0Vに変化させることにより、読み出し動作により読み出されたデータと同一のデータを強誘電体キャパシタC111に書き込む。この場合においても、強誘電体キャパシタC111の両端には、書き込むデータに応じて、0V又はVCCの電位差が生じるが、残りの強誘電体キャパシタC112〜11n及びC21n〜211の両端には、0V又はVCC/(2n−1)の電位差が生じるだけである。したがって、残りの強誘電体キャパシタC112〜11n及びC21n〜211に書き込まれたデータを破壊させることなくデータの書き込みを行うことがでる。また、C0は容量が小さいため、読出し動作と同様に、高速な再書き込み動作を実現できる。
また、本例によれば、所定のリング状強誘電体キャパシタ群200−jにおいて、いずれの強誘電体キャパシタCjjkを選択した場合であっても、リング状強誘電体キャパシタ群200−jの残りの強誘電体キャパシタの個数は常に2n−1個であるため、選択した強誘電体キャパシタの位置に依存しない安定した読み書き動作を実現することができる。
図4は、強誘電体キャパシタアレイ110の回路構成の第2実施例を示す図である。以下において、第1実施例と異なる点を中心に第2実施例の強誘電体キャパシタアレイ110について説明する。なお、第1実施例と同一の符号を付した構成については、第1実施例と同様の機能を有する。
本例の強誘電体キャパシタアレイ110は、一端及び他端を有する、直列に接続された複数の強誘電体キャパシタCjj1〜Cjjn及びC(j+1)j1〜C(j+1)jnからなる2m個の強誘電体キャパシタ群200−1〜200−2mを有する。強誘電体キャパシタ群200−1〜200−2mの一端及び他端は、それぞれ第jのビット線BLj若しくは第j+1のビット線BLj+1、又は第jのプレート線PLjに、それぞれトランジスタTRを介して電気的に接続されている。また、第jのビット線BLj及び第jのプレート線PLjにより、強誘電体キャパシタ群200−(2j−1)が制御され、第j+1のビット線BLj+1及び第jのプレート線PLjにより強誘電体キャパシタ群200−2jが制御されるように構成されている。
また、本例の強誘電体キャパシタアレイ110は、強誘電体キャパシタ群200−1〜200−2mのそれぞれについて、強誘電体キャパシタCjj1〜Cjjn又はC(j+1)j1〜C(j+1)jnに対して直列に接続されたi個(iは2以上の整数)のダミー強誘電体キャパシタD1〜Diを有する。ダミー強誘電体キャパシタDは、強誘電体キャパシタCjj1〜Cjjn及びC(j+1)j1〜C(j+1)jnの両端にそれぞれ設けられる。
直列に接続されたダミー強誘電体キャパシタD1〜Diは、一端が強誘電体キャパシタ群に接続されており、他端が所望の電圧に制御されている。例えば、当該他端は0Vに固定される。
図5は、C111に対して読み出し動作及び書き込み動作を行う場合の等価回路を示す図である。本例では第1の強誘電体キャパシタ群200−1は、直列に接続された強誘電体キャパシタC111〜C11n及びその両端に接続されたダミー強誘電体キャパシタD1〜Diにより構成されている。このうち、強誘電体キャパシタC111を取り去ったときの片側に存在する、直列接続されたダミー強誘電体キャパシタD1〜DiをC1とし、反対側に存在する、直列接続された残りの強誘電体キャパシタC112〜C11n及びダミー強誘電体キャパシタD1〜DiをC2とする。このとき、ビット線BL1からトランジスタTR111を介して強誘電体キャパシタC111とC1とは並列に接続されており、プレート線PL1からトランジスタTR112を介して強誘電体キャパシタC111とC2とは並列に接続されている。
ここで、ダミー強誘電体キャパシタの数iが十分大きい数であれば、C1、C2は、第1実施例におけるC0と同様に容量値が小さくなるため、読み出し、書き込み動作には影響を及ぼさない。このとき、C1、C2を構成する個々の強誘電体キャパシタにかかる電圧も、第1実施例と同様に小さくなるため、C1、C2内にデータを保持している強誘電体キャパシタが含まれていたとしても、当該データが破壊されることは無い。
本例において、ダミーキャパシタは直列接続された複数の強誘電体キャパシタであるとしたが、C1、C2の容量値を小さくすることと、C1、C2に含まれる個々の強誘電体キャパシタにかかる電圧を小さくすること、という2つの目的を達することができればよいので、ダミーキャパシタは、例えば1つあるいは複数、直列接続された常誘電体キャパシタであってもかまわない。ダミーキャパシタが、直列接続された複数の強誘電体キャパシタであれば、本体メモリセル強誘電体キャパシタと同一構造で形成することができる。一方、ダミーキャパシタが常誘電体キャパシタであれば、ダミーキャパシタの占有面積を著しく減少させることができる。
同様に、上記目的を達成するという点では、本例においてダミーキャパシタの一端を0Vに固定したところを、オープン状態としてもよい。ダミーキャパシタの一端を0Vに固定した場合、ダミーキャパシタで発生したノイズが0V電位配線に吸収されるため、安定な動作が期待できる。一方、ダミーキャパシタの一端をオープン状態とした場合、C1、C2に含まれる個々の強誘電体キャパシタにかかる電圧を、さらに減少させることができ、非選択の強誘電体キャパシタのデータ破壊を、より強力に防止することができる。
図6は、ビット線制御部120の構成の一例を示す図である。図6(a)に示す例では、ビット線制御部120は、ビット線BL1〜BLm+1のそれぞれに対して、当該ビット線の電位を所定の電位にプリチャージするための電源に接続されたトランジスタ124と、当該ビット線の電位を判断するセンスアンプ122とを有して構成される。センスアンプ122には、選択された強誘電体キャパシタに書き込まれたデータが“0”であるか“1”であるかを判断するための参照電圧Vrefが供給されており、センスアンプ122は当該ビット線の電位と参照電圧Vrefとを比較することにより、強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを判断する。
図6(b)に示す例では、ビット線制御部120は、複数のビット線BLを1つのセンスアンプ122に接続可能に構成されている。具体的には、ビット線制御部120は、センスアンプ122と、複数のビット線BLのうちのいずれかをセンスアンプ122に電気的に接続する手段126とを有して構成される。ビット線制御部120は、センスアンプ122に対して、強誘電体キャパシタアレイ110に含まれるすべてのビット線BLが接続可能に構成されてもよく、また、複数のセンスアンプ122を有して構成されてもよい。本例によれば、1つのセンスアンプ122に対して複数のビット線BLが接続可能に構成されているため、強誘電体メモリ装置100におけるセンスアンプ122の占有面積をきわめて小さくすることができる。また、センスアンプ122の占有面積を小さくすることができるため、大型で感度のよいセンスアンプを設けることができる。
図6(c)に示す例では、ビット線制御部120は、ビット線BL及びプレート線PLの双方の電位に基づいて、当該プレート線PL及び当該ビット線BLにより制御される強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを判断する。具体的には、本例ではビット線BL及びプレート線PLの双方がビット線制御部120に電気的に接続されており、ビット線制御部120は、センスアンプ122と、ビット線BL及びプレート線PLをそれぞれ所定の電位にチャージするための電源に接続された複数のトランジスタ124及び125と、ビット線BL及び/又はプレート線PLとセンスアンプ122とを電気的に接続するか否かを切り換える複数のトランジスタ134及び135と、ビット線BLの電位に基づいて電荷を蓄積する第1のコンデンサ132と、プレート線PLの電位に基づいて電荷を蓄積する第2のコンデンサ133と、ビット線BLと第1のコンデンサ132及びプレート線PLと第2のコンデンサ133とをそれぞれ電気的に接続するか否かを切り換える複数のトランジスタ136及び137と、ビット線BL及び/又はプレート線PLの電位を例えば接地電位等の所定の電位にするか否かを切り換えるトランジスタ138及び139とを有して構成される。
次に、図6(c)に示すビット線制御部120が、強誘電体キャパシタCに書き込まれたデータを読み出す動作について説明する。まず、トランジスタ124、125、並びに136及び137を非導通とし、トランジスタ134、135、138、及び139を導通させることにより、ビット線BL及びプレート線PLの双方の電位を0Vとする。次に、トランジスタ138及び139を非導通とし、トランジスタ137を導通させた後、トランジスタ124を導通させることによりビット線BLの電位をVCCとする。これにより、当該ビット線BL及び当該プレート線PLに電気的に接続された強誘電体キャパシタCに書き込まれたデータに基づいて、プレート線PLの電位が上昇する。そして、当該上昇量に基づいて、第2のコンデンサ133に電荷が蓄積される。
なお、強誘電体キャパシタCに書き込まれていたデータが“1”データである場合には、この最初の読出し動作は破壊読出しとなり、読出し動作と同時に、強誘電体キャパシタCに“0”データが書き込まれようとする。しかしながら、プレート線PLの電位が上昇した分、強誘電体キャパシタCへの書き込み電位は低下し、その結果、強誘電体キャパシタCには“0”データと“1”データとの間のデータが書き込まれる。強誘電体キャパシタCに書き込まれていたデータが“0”データである場合には、非破壊読出しとなるため強誘電体キャパシタCに書き込まれていたデータは変化しない。
次に、トランジスタ124及び137を非導通とし、トランジスタ138及び139を導通させることにより、ビット線BL及びプレート線PLの電位を0Vとする。そして、トランジスタ138及び139を非導通とし、トランジスタ136を導通させた後、トランジスタ125を導通させることによりプレート線PLの電位をVCCとする。これにより、当該強誘電体キャパシタCに書き込まれたデータに基づいて、ビット線BLの電位が上昇する。そして、当該上昇量に基づいて、第1のコンデンサ132に電荷が蓄積される。
この2回目の読出し動作では、最初の読出し動作に対し、読み出す向きを逆転させているので、最初の読出し動作で“0”データが読み出された強誘電体キャパシタCからは“1”データに相当する電荷が読み出される。一方、最初の読出し動作で“1”データが読み出された強誘電体キャパシタCには“0”データと“1”データとの間のデータが書き込まれているので、読み出す向きが逆転していても、“0”データと“1”データとの間のデータが読み出される。
そして、センスアンプ122が、第1のコンデンサ132に蓄積された電荷量と第2のコンデンサ133に蓄積された電荷量とを比較することにより、当該強誘電体キャパシタCに書き込まれていたデータを判断する。
図7は、強誘電体キャパシタアレイ110の回路構成の第3実施例を示す図である。以下において、第1実施例及び第2実施例と異なる点を中心に第3実施例の強誘電体キャパシタアレイ110について説明する。なお、第1実施例及び/又は第2実施例と同一の符号を付した構成については、当該実施例と同様の機能を有する。
強誘電体キャパシタアレイ110は、リング状に直列に接続された複数の強誘電体キャパシタCを有する強誘電体キャパシタ群200−1〜200−mと、m本のプレート線PL1〜PLmと、2m本のビット線BL1〜BL2mと、n本のワード線WL1〜WLnとを備えて構成されている。本例では、1つの強誘電体キャパシタ群200−jに対して、1本のプレート線PLj並びに2本のビット線BL2j−1及びBL2jが設けられている。すなわち、本例の強誘電体キャパシタアレイ110において、ビット線BL2j−1及びBL2jは、強誘電体キャパシタ群200−1〜200−mのうちの複数により共有されない。
また、本例では、強誘電体キャパシタ群200−jにおいて、強誘電体キャパシタCjjkに対して強誘電体キャパシタC(j+1)jkが対応して設けられており、強誘電体キャパシタCjjkに対して所定のデータが保持されている場合、強誘電体キャパシタC(j+1)jkには、当該所定のデータと反対のデータが保持される。すなわち、強誘電体キャパシタアレイ110は、2トランジスタ2キャパシタの構成を有している。
具体的には、強誘電体キャパシタCjjkの一端とビット線BL2j−1との間にトランジスタTRjjkが設けられており、また、強誘電体キャパシタC(j+1)jkの一端とビット線BL2jとの間にトランジスタTR(j+1)jkが設けられている。さらに、強誘電体キャパシタCjjkの他端とプレート線PLjとの間にトランジスタTRjj(k+1)が設けられており、また、強誘電体キャパシタC(j+1)jkの他端とプレート線PLjとの間にトランジスタTR(j+1)j(k+1)が設けられている。
また、トランジスタTRjjk及びトランジスタTR(j+1)jkのゲートには、ワード線WLkが電気的に接続されている。すなわち、ワード線WLkにVCC以上の電位が供給されると、トランジスタTRjjk及びトランジスタTR(j+1)jkの双方が導通するため、強誘電体キャパシタCjjkの一端及び強誘電体キャパシタC(j+1)jkの一端が、それぞれビット線BL2j−1及びビット線BL2jに電気的に接続される。
また、トランジスタTRjj(k+1)及びトランジスタTR(j+1)j(k+1)のゲートには、ワード線WLk+1が電気的に接続されている。すなわち、ワード線WL(k+1)にVCC以上の電位が供給されると、トランジスタTRjj(k+1)及びトランジスタTR(j+1)j(k+1)の双方が導通するため、強誘電体キャパシタCjjkの他端及び強誘電体キャパシタC(j+1)jkの他端が、プレート線PLjに電気的に接続される。
そして、読み出し動作時において、所定のプレート線PLjにVCCが供給されると、強誘電体キャパシタCjjkが保持するデータに応じてビット線BL2j−1の電位が変化し、また、強誘電体キャパシタC(j+1)jkが保持するデータに応じてビット線2jの電位が変化する。そして、ビット線制御部120は、ビット線BL2j−1の電位とビット線BL2jの電位とを比較することにより、強誘電体キャパシタCjjk及び強誘電体キャパシタC(j+1)jkに保持されたデータを判断することができる。以上のように、本例においてはデータの記憶、読出しに相補のデータを用いることができるので、動作の安定性を格段に向上させることができる。
上記発明の実施の形態を通じて説明された実施例や応用例は、用途に応じて適宜に組み合わせて、又は変更若しくは改良を加えて用いることができ、本発明は上述した実施形態の記載に限定されるものではない。そのような組み合わせ又は変更若しくは改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の一実施形態に係る強誘電体メモリ装置100の構成を示すブロック図である。 強誘電体キャパシタアレイ110の回路構成の第1実施例を示す図である。 C111に対して読み出し動作及び書き込み動作を行う場合の等価回路を示す図である。 強誘電体キャパシタアレイ110の回路構成の第2実施例を示す図である。 C111に対して読み出し動作及び書き込み動作を行う場合の等価回路を示す図である。 ビット線制御部120の構成の一例を示す図である。 強誘電体キャパシタアレイ110の回路構成の第3実施例を示す図である。
符号の説明
D・・・ダミー強誘電体キャパシタ、TR・・・トランジスタ、BL・・・ビット線、PL・・・プレート線、WL・・・ワード線、Vref・・・参照電圧、100・・・強誘電体メモリ装置、110・・・強誘電体キャパシタアレイ、112・・・センスアンプ、120・・・ビット線制御部、122・・・センスアンプ、124、125・・・トランジスタ、130・・・プレート線制御部、132、133・・・コンデンサ、134〜139・・・トランジスタ、140、150・・・ワード線制御部、200・・・強誘電体キャパシタ群

Claims (14)

  1. 第1のビット線と第1のプレート線とを備えた強誘電体メモリ装置であって、
    リング状に直列に接続された複数の強誘電体キャパシタを有する第1の強誘電体キャパシタ群と、
    前記第1の強誘電体キャパシタ群のうちのいずれかの強誘電体キャパシタを、前記第1のビット線及び前記第1のプレート線に電気的に接続するか否かを切り換える切換手段と、を備えたことを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  2. 前記複数の強誘電体キャパシタはそれぞれ一端と他端とを有しており、
    前記切換手段は、
    前記第1の強誘電体キャパシタ群のうちの第1の強誘電体キャパシタの前記一端との前記第1のビット線と間に設けられた第1のスイッチと、
    前記第1の強誘電体キャパシタに隣接する第2の強誘電体キャパシタの前記一端及び前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端と前記第1のプレート線との間に設けられた第2のスイッチと、
    前記第2の強誘電体キャパシタの前記他端と前記第1のビット線との間に設けられた第3のスイッチと
    を有することを特徴とする請求項1に記載の強誘電体メモリ装置。
  3. 前記第1の強誘電体キャパシタを選択する場合に、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを導通させ、前記第2の強誘電体キャパシタを選択する場合に、前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチを導通させる手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の強誘電体メモリ装置。
  4. 第2のビット線をさらに備え、
    前記切換手段は、前記第1の強誘電体キャパシタ群のうちのいずれかの強誘電体キャパシタを、前記第1のビット線及び前記第1のプレート線、又は前記第2のビット線及び前記第1のプレート線に電気的に接続するか否かを切り換えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の強誘電体メモリ装置。
  5. 前記切換手段は、
    前記第1の強誘電体キャパシタ群のうちの第3の強誘電体キャパシタの前記一端と前記第2のビット線とを電気的に接続するか否かを切り換える第4のスイッチと、
    前記第3の強誘電体キャパシタの前記他端と前記第1のプレート線とを電気的に接続するか否かを切り換える第5のスイッチと
    を有することを特徴とする請求項4に記載の強誘電体メモリ装置。
  6. 前記強誘電体キャパシタ群、及び前記切換手段を含む複数のブロックを備え、
    前記第1のビット線及び前記第2のビット線、並びに前記第1のプレート線は、前記ブロック毎にそれぞれ配置されたことを特徴とする請求項4又は5に記載の強誘電体メモリ装置。
  7. 前記強誘電体キャパシタ群、及び前記切換手段を含む複数のブロックを備え、
    前記第1のビット線及び第2のビット線の少なくとも一方は隣接する複数の前記ブロックにより共有され、前記第1のプレート線は前記ブロック毎にそれぞれ配置されたことを特徴とする請求項4又は5に記載の強誘電体メモリ装置。
  8. ビット線とプレート線とを備えた強誘電体メモリ装置であって、
    直列に接続された複数の強誘電体キャパシタと、
    前記複数の強誘電体キャパシタの一端に直列に接続された第1のダミーキャパシタと、前記複数の強誘電体キャパシタの他端に直列に接続された第2のダミーキャパシタと、
    前記複数の強誘電体キャパシタのうちのいずれかの強誘電体キャパシタを、前記ビット線及び前記プレート線に電気的に接続するか否かを切り換える切換手段と、
    を備えたことを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  9. 前記ダミーキャパシタが、互いに直列に接続された複数の強誘電体キャパシタであることを特徴とする請求項8に記載の強誘電体メモリ装置。
  10. 一端が前記複数の強誘電体キャパシタに接続された前記ダミーキャパシタの他端の電位を固定する電位固定部と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の強誘電体メモリ装置。
  11. 第1のビット線と第1のプレート線とを備えた強誘電体メモリ装置であって、
    一端及び他端を有する第1の強誘電体キャパシタと、
    一端及び他端を有し、前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端に当該一端が電気的に接続された第2の強誘電体キャパシタと、
    ソース及びドレインの一方が前記第1のビット線にのみ接続されるように、前記第1のビット線と前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端との間に設けられた第1のMOSトランジスタと、
    ソース及びドレインの一方が前記第1のプレート線にのみ接続されるように、前記第1のプレート線と前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端及び前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端との間に設けられた第2のMOSトランジスタと、
    ソース及びドレインの一方が前記第1のビット線にのみ接続されるように、前記第1のビット線と前記第2の強誘電体キャパシタの前記他端との間に設けられた第3のMOSトランジスタと、
    を備えたことを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  12. リング状に直列に接続された複数の強誘電体キャパシタを有する強誘電体キャパシタと
    前記強誘電体キャパシタに電気的に接続されたビット線及びプレート線と
    を備え、
    前記ビット線及び前記プレート線は、前記強誘電体キャパシタ群毎にそれぞれ配置されたことを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  13. リング状に直列に接続された複数の強誘電体キャパシタを有する強誘電体キャパシタと
    前記強誘電体キャパシタに電気的に接続されたビット線及び複数のプレート線と
    を備え、
    前記ビット線は隣接する複数の前記強誘電体キャパシタ群により共有され、前記プレート線は前記強誘電体キャパシタ群毎にそれぞれ配置されたことを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の強誘電体メモリ装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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