JP2005134517A - 駆動伝達装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動時にカップリングさせて被駆動部を駆動する駆動装置において、カップリングの非嵌合による駆動源に対する過負荷を低減させることにより、駆動モータの小サイズ化と、全体としての省電力化を実現することを目的とする。また、画像形成装置の現像装置に使用した時に、突入負荷による色抜け等を防止する。
【解決手段】 駆動装置の駆動時において伝達部材を構成する駆動側部材と被駆動側部材を非嵌合状態から嵌合状態に移行させる場合に、駆動部部材と被駆動側部材を圧接した状態で、駆動側部材を駆動部により低速回転させて、駆動側部材と被駆動側部材の嵌合を確実にしてから駆動力の伝達を行うように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置及びこれらに設けられる駆動伝達装置に係り、より詳しくは現像器や感光体のような被駆動回転体と駆動源が、嵌脱可能な伝達部材により連結されて駆動される駆動伝達装置、及びこの駆動伝達装置を有する画像形成装置に関するものである。
従来から電子写真方式の画像形成装置では、感光体上に形成された静電潜像に現像装置によって荷電トナーを吸着させて現像剤像とした後、給紙手段から給紙される記録紙に転写し、加熱定着させて記録紙上に可視画像を形成している。
表面に静電潜像の形成される感光体は連続した画像形成に対応するため、一般には表面が半導電性材料で形成された回転体として構成されている。また、この感光体表面に荷電トナーを付与する現像器も、感光体の回転駆動に対応するため、現像ローラとして構成されているのが一般的である。
嵌脱可能な伝達部材、いわゆるカップリング機構は例えば回転駆動力を伝達する駆動側部材と、駆動側部材からの駆動力を受けて回転する受動側部材とから構成され、駆動側部材の回転軸上先端に凸部又は凹部が設けられ、一方、受動側部材にはそれぞれ凹部又は凸部が設けられている。そして、駆動側部材の回転軸上先端に設けられた凸部又は凹部を、受動側部材に設けられた凹部又は凸部とカップリングすることにより回転駆動力を伝達している。
このような駆動伝達装置を有する画像形成装置においては、伝達部材を常時回転駆動させたままで伝達部材のカップリングを解除したり、嵌合させたりする必要が生じる場合がある。特に伝達部材を嵌合させる場合には、伝達部材が回転しなければ確実に係合することができない場合もある。しかし、回転中に伝達部材を嵌脱する時には、その伝達部材に過大な負荷が掛かかり、係合部分が磨耗したりするとともに、画像の色抜けや脱調が生じたりする問題があった。
このような問題に対して,従来は駆動するモータの種類によって異なった対応を行っていた。例えば、駆動モータにDC又はACモータを用いた場合には、カップリング機構に嵌合時の突入負荷が発生してもモータ速度が若干低下する程度の影響にとどめることができ、画像品質そのものに影響を及ぼすことは少なかった。
しかし、ステッピングモータを使用した場合には過大な突入負荷のために脱調が生じ、回転駆動ができない状態となる場合があることから、脱調が発生しないように各相へのモータ電流を多くして突入負荷時のトルクとのトルクマージンを十分に確保する対応を行っていた。
このような問題に対して、下記の特許文献1では連結状態から非連結状態に移行する直前に回転速度を低下させることでカップリング機構に生じる過剰負荷を低減して安定した画像形成ができるようにした画像形成装置を提案している。しかし、特許文献1には、非連結状態から連結状態に移行する場合の問題点の解決は何ら示されていない。
特開2000−227717(段落番号0010〜0011)
ところで、上記カップリング機構の駆動側部材と受動側部材とを嵌合する場合、嵌合を確実にするため駆動側部材を回転させる必要が生じるが、回転駆動にDC又はACモータを使用した場合には、嵌合直後に若干でも速度変動が発生するため、嵌合後、直ちに高精度で回転速度を制御して動作させたい用途に使用する場合に問題点が残されていた。また、ステッピングモータを使用した場合にも、定常回転駆動時のトルクに比較して、起動時トルクのために膨大なトルクマージンを見込む必要があるため、モータ定格を小さくできず、省電力化の要請に応えることが困難な状況にあった。
本発明は、斯かる実情に鑑みてなされたものであり、カップリング機構の駆動側部材と受動側部材とが切り離されている状態から駆動時にカップリングさせ被駆動部、例えば感光体や現像ローラを駆動する駆動伝達装置において、カップリングの非嵌合による駆動源に対する過負荷を低減させることにより、部品、特に駆動モータの小サイズ化と、全体としての省電力化を実現することを目的としたものである。
上記目的を解決するために、本願第一の発明に係る駆動伝達装置は、駆動部と被駆動部が嵌脱可能な伝達部材を介して連結されているものであり、使用時には伝達部材が嵌合して駆動部の回転駆動力が被駆動部に伝達されるように構成された駆動伝達装置である。
そして、使用時において伝達部材を構成する駆動側部材と被駆動側部材を非嵌合状態から嵌合状態に移行させる場合には、駆動側部材と被駆動側部材を圧接した状態で、駆動側部材を駆動部により低速回転させて、駆動側部材と被駆動側部材との嵌合を確実にしてから駆動力の伝達を行うように構成したものである。
本願第一の発明では駆動部にステッピングモータを使用して構成した駆動伝達装置とすることができる。ステッピングモータは回転速度をあげるとトルクが下がり、電流制御できる回転速度の上限が、その構成から決定される。また、回転速度を下げていくとモータ自身の振動により、自ら回転不良となって希望するトルクを出力できない場合が発生する。しかし、そのような限界速度を超える以前の低速回転領域では高いレベルで一定のトルク出力が得られる。
この発明では、伝達部材を構成する駆動側部材と被駆動側部材を非嵌合状態から嵌合状態に移行させる場合に、ステッピングモータの前記低速回転領域での定トルク出力を利用することによって、駆動側部材を低速回転させて、駆動側部材と被駆動側部材の嵌合を確実にしてから駆動力の伝達を行うようにしたものである。
本願第二の発明に係る画像形成装置は、選択的に転移される荷電トナーによって表面上にトナー像が現像される像担持体と、この像担持体に荷電トナーを供給する現像ローラと、トナー像の現像時の位置において、現像ローラと伝達部材を介して嵌脱可能に連結される駆動部と、を有して構成される。
現像ローラは、トナー像の現像時に前記像担持体に接触して回転し、非現像時には像担持体との接触を回避する位置まで移動するように構成されており、現像時の位置において、駆動部と現像ローラとを非連結状態から伝達部材を介して連結させる場合に、伝達部材を構成する駆動側部材と現像ローラ側部材を圧接した状態で、駆動側部材を駆動部により低速回転させるように構成したものである。
本願第二の発明においても駆動部にステッピングモータを使用して構成することができる。この発明は、伝達部材を構成する駆動側部材と被駆動側部材を非嵌合状態から嵌合状態に移行させる場合に、ステッピングモータの低速度回転駆動時の高トルク出力特性を利用することによって、駆動側部材を低速回転させて、駆動側部材と被駆動側部材の嵌合を確実にしてから駆動力の伝達を行うようにした画像形成装置を提供するものである。
本願第一の発明のように構成することにより、カップリング機構の駆動側部材と受動側部材とが切り離されている状態から嵌合状態へ移行させる場合に、カップリングの非嵌合による駆動源に対する過負荷を低減させ、係合部分の磨耗を防止できるだけでなく、突入負荷による脱調を防止することができる。
ステッピングモータを使用する場合は、限界速度を超える前の低速回転領域での高レベル定トルク出力を利用することができるので、モータ定格を必要以上に大きくすることなく起動時のトルクマージンを確保することが可能となる。
本願第二の発明のように、この駆動伝達装置を画像形成装置の現像ローラの駆動装置に使用すれば、伝達部材に過大な負荷をかけることなく、画像の色抜けや脱調を効果的に防止することができる。また、ステッピングモータを使用した場合には、定常回転駆動時のトルクに比較して、起動時トルクのために膨大なトルクマージンを見込む必要が緩和され、駆動モータの小サイズ化と、全体としての省電力化を実現することが可能となるという優れた効果を奏し得る。
以下、本願発明に係る駆動伝達装置及び画像形成装置の実施の態様を添付図面に基づいて説明する。図1は駆動伝達装置11の概念図であり、図1(a)は非駆動時を、図1(b)は駆動時の状態を示すものである。この駆動伝達装置11は、ケーシング12に固定された駆動部(駆動モータ13)と、ケーシング12に架設されたガイドレール14上を平行にスライド移動する被駆動部15と、駆動モータ13と被駆動部15とがカップリングして連結する伝達部材16とから構成されている。
駆動モータ13はDCモータ、ACモータ、ステッピングモータ等、いずれも使用可能である。また被駆動部15には画像形成装置の現像ローラのほか、感光体、給紙ローラ等のような回転体を選択することができる。駆動モータ13と被駆動部15をカップリングして連結する伝達部材16は回転駆動力を伝達する駆動側部材16aと、駆動力を受けて回転する被駆動側部材16bとから構成されている。
駆動側部材16aには回転軸に沿って凹部が穿設され、一方、被駆動側部材16bには回転軸に沿って凸部が設けられている。駆動モータ13による回転駆動力の伝達は、被駆動側部材16bがガイドレール14に沿って駆動側部材16aに向けて移動し、凸部を凹部に嵌入させて伝達部材16を一体化することにより行う。なお、上記実施例は一例であって、駆動側部材16aに凸部が穿設され、被駆動側部材16bに凹部が設けられてもよいし、駆動側部材16aが被駆動側部材16bに向けて移動して伝達部材16を一体化してもよい。
図2は駆動側部材16aに穿設された凹部16cと被駆動側部材16bに設けられた凸部の一実施例に係る斜視図である。図2中、図1と同一符号を付した部分は同一物を表わす。この凹部16cは断面がほぼ円形に形成されている。駆動側部材16aの凹部16cには、その円中心を要とし、円周方向に沿って扇状形に形成された二本の係止部16dが互いに対向して設けられている。
この係止部16dは図2では180度の間隔を持って対向して配置されているが、本願発明は180度の間隔をもって配置するものに限定するものではなく、120度、90度の間隔で係止部を配置してもよいし、また、その数も任意に設定することも可能である。
被駆動側部材16bの凸部は駆動側部材16aに穿設された凹部16cに嵌合する形に形成する必要があるため、被駆動側部材16bの凸部には前記係止部16dを受容する係止溝16eが設けられている。
以下に、駆動力伝達に先立って伝達部材16の嵌合を確実にするための手段を示す。被駆動側部材16bが回転軸に平行に設けられているガイドレール14上を移動して駆動側部材16aの凹部16cに嵌合させるとき、図2の実施例のような伝達部材16の場合には回転角度によって直接的に嵌合させることができない状況が生じる。このような場合には駆動側部材16aの先端部と被駆動側部材16bの先端部が押圧力により面接触している状態で駆動モータ13を回転させる必要が生じる。
このような場合において、起動当初から駆動モータ13を定速回転させると、被駆動側部材16bと駆動側部材16aとの接触圧によってはすべりが生じ、カップリング嵌合時に突入負荷が発生することがある。駆動モータ13としてDC又はACモータを使用した場合にはモータの回転速度が低下することがあり、高精度に速度制御が必要な被駆動体の場合には使用することができない。
また、駆動モータ13としてステッピングモータを使用し定格速度で駆動すると、突入負荷のためトルクが不足し、脱調などの問題が生じることがある。このような問題に対処するために、本願発明にかかる駆動伝達装置11では、伝達部材16の嵌合を図3に示すフロー図に従って制御手段により制御している。
伝達部材16の駆動側部材16aと被駆動側部材16bが設置されている状態(S1)で、動作の開始指令(S2)があると、被駆動側部材16bが駆動側部材16aまで移動して接触し、カップリングしようとするが係止部16dと係止溝16eとの位相角が異なるので嵌合できない場合がある。
そこで、駆動モータ13を無条件に低速回転させると(S3)、両者の位相角が一致したところで嵌合が完了する。嵌合が完了するまでの回転角は係止部の数にもよるが1/2回転又は1/3回転が最低必要であり、嵌合を確実にするために、さらに1/2回転ほど回転させて回転動作を終了させる(S4)。駆動モータ13の回転は一定時間又は一定量に設定することもできる。その後において通常動作を行うようにすることにより、速度の変動、脱調等を確実に防止することができる。
駆動モータ13としてステッピングモータを使用する場合には、モータ特性により低速回転領域での出力トルクを比較的高くとることができるので、駆動モータ13自体の規格を必要以上に大きくすることなく、起動時のトルクマージンを確保することができる利点がある。
以下、本願発明に係る駆動伝達装置11を用いた画像形成装置100の実施の態様を図4に基づいて説明する。このカラー画像形成装置100は、タンデム型カラー画像形成装置と称されるもので、複数のローラ群により張架され、周回駆動可能に支持された無端ベルト状の中間転写ベルト7を備えており、この中間転写ベルト7の外周面に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する4つの画像形成部10Y,10M,10C,10Kが縦列して配置されている。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kは、それぞれ表面に潜像が形成される像担持体としての感光体1Y,1M,1C,1Kを有しており、各感光体の外周面に沿って動作順に、この感光体1Y,1M,1C,1Kの表面をそれぞれほぼ一様に帯電する帯電装置2Y,2M,2C,2K、各感光体表面上に静電潜像の書き込みを行う露光装置3Y,3M,3C,3K、感光体表面に形成された各潜像にトナーを転移させてトナー画像を形成する現像装置4Y,4M,4C,4K、各感光体表面上のトナー像を中間転写ベルト7上に転写する一次転写装置5Y,5M,5C,5K、転写後の感光体表面を清掃するクリーニング装置6Y,6M,6C,6Kが配設されている。
画像形成装置100の上部に配置されている画像読取部40は、原稿を照明する光源及びミラーからなる走査ユニット41、二枚のミラーを有する走査ユニット42、結像レンズ43、撮像素子44及び原稿載置部45から構成されている。撮像素子44は主にCCDから構成され、走査ユニット41の光源の走査により集められた画像ディジタル信号は画像処理部(図示しない)で各色毎の画像データに変換された後、露光装置3Y,3M,3C,3Kへ送られる。
露光装置3Y,3M,3C,3Kでは、この各画像データをもとに半導体レーザを電気的に変調し、コリメータレンズを通して多面体反射鏡(ポリゴンミラー)とレンズ群によって副走査を行う。さらに感光体1Y,1M,1C,1Kを回転させることで主走査を行ない、静電潜像を感光体1Y,1M,1C,1K上に再現する。
露光に先立ち、感光体1Y,1M,1C,1K上には、帯電装置2Y,2M,2C,2Kのコロナ放電により所定の表面電荷が付与されているが、レーザ光の照射により、露光部分の電荷が露光量に応じて減じられ,結果として画像情報データに応じた静電潜像がそれぞれの感光体1Y,1M,1C,1K上に形成される。
静電潜像は、現像装置4Y,4M,4C,4Kから供給された各色現像剤のトナーにより可視化されてトナー画像となる。この現像装置4Y,4M,4C,4Kは前記感光体1Y,1M,1C,1Kに対向する部分に開口部を有し、この開口部には感光体1Y,1M,1C,1Kに接触してトナーを各感光体1Y,1M,1C,1Kへ転移させる現像ローラ9Y,9M,9C,9Kが設けられている。また現像装置4Y,4M,4C,4Kは内部に各色のトナーをそれぞれ収容し、現像ローラ9Y,9M,9C,9Kに接触して該ローラにトナーを供給するための複数のトナー供給ローラを内蔵している。
現像装置4Y,4M,4C,4Kは、それぞれの感光体1Y,1M,1C,1Kに対して接離が可能なようにガイドレール14上を移動可能に支持されており、非現像時には感光体1Y,1M,1C,1Kから離れ、現像時には前記現像ローラ9Y,9M,9C,9Kが感光体1Y,1M,1C,1Kに接触できるように構成されている。
この現像ローラ9Y,9M,9C,9Kの回転軸には伝達部材16の被駆動側部材16bが取り付けられており、現像ローラ9Y,9M,9C,9Kが現像位置に位置決めされたときは、駆動モータ13に連結された伝達部材16の駆動側部材16aが移動して、被駆動側部材16bと嵌合し回転駆動力が伝達される。これにより、各現像ローラ9Y,9M,9C,9Kは感光体1Y,1M,1C,1Kの表面に形成された静電潜像をそれぞれ各色毎に現像することができる。
ところで、本願発明にかかる画像形成装置100では、現像装置4Y,4M,4C,4Kに配備された現像ローラ9Y,9M,9C,9Kの駆動を図3に示す駆動伝達装置11の駆動手順に従って制御している。具体的には、以下のように動作する。
原稿のコピー指令が入力されると、感光体1Y,1M,1C,1Kの表面には、帯電装置2Y,2M,2C,2Kのコロナ放電により所定の表面電荷が付与される。画像読取部40によって読み取られ、各色毎に分解された画像情報データによって変調されたレーザ光の照射により、各感光体の露光部分の電荷が露光量に応じて減じられる。その結果として画像情報データに応じた静電潜像がそれぞれの感光体1Y,1M,1C,1K上に形成される。
その後、現像装置4Y,4M,4C,4Kは順次、感光体1Y,1M,1C,1K上の静電潜像にそれぞれ、各色のトナーを転移させるため、伝達部材16の駆動側部材16aが現像ローラ9Y,9M,9C,9Kの被駆動側部材16bまで移動して接触し、カップリングしようとするが、係止部16dと係止溝16eとの位相角が異なるので嵌合できない場合がある。
そこで、駆動モータ13を無条件に低速回転させると、両者の位相角が一致したところで嵌合が完了する。嵌合が完了するまでの回転角は係止部の数にもよるが1/2回転又は1/3回転が必要であり、嵌合状態を確実にするために、さらに1/2回転ほど回転させて回転動作を終了させる。その後において各感光体1Y,1M,1C,1K上の静電潜像の現像動作を行うようにすることにより、画像の色抜けや脱調等を防止することができる。
駆動モータ13としてステッピングモータを使用する場合には、モータ特性により低速回転領域での出力トルクを比較的高くとることができるので、駆動モータ13自体の規格を必要以上に大きくすることなく、現像ローラ9Y,9M,9C,9Kを確実に回転させることができる。
感光体1Y,1M,1C,1K上に形成された各色のトナー画像は一次転写装置5Y,5M,5C,5Kにより回動する中間転写ベルト7上の同一位置に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
一方、記録紙Pを収容する複数の用紙トレイ20には、バネ等の付勢手段により常時その自由端が上方向に付勢される可動板26が配置され、その上に配置される記録紙Pの最上位のものが給紙手段の一部を構成するピックアップローラ21に接触するように構成されている。
ピックアップローラローラ21に接触した記録紙Pは、その接触圧によって用紙トレイ20から取り出され、一枚ずつ分離されて給紙される。給紙された記録紙Pは複数の中間ローラ22A,22B,22C,22Dにガイドされてレジストローラ23まで搬送される。搬送された記録紙Pはレジストローラ23により給紙タイミングがとられて二次転写装置5Aに送出され、中間転写ベルト7上の合成されたカラー画像が記録紙P上に一括転写される。
カラー画像が転写された記録紙Pは、搬送ガイド板27に案内されながら、定着装置8に搬送される。記録紙P上のカラー画像は定着装置8により加熱定着処理される。現像剤像の溶融のため加熱された記録紙Pは、現像剤像の定着のため図示しない冷却ファンにより冷却され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
以上のように、この駆動伝達装置を画像形成装置の現像ローラの駆動装置に本願発明に係る駆動伝達装置を使用すれば、現像装置に過大な負荷をかけることなく、画像の色抜けや脱調を効果的に防止することができる。
本願発明に係る駆動伝達装置は画像形成装置の現像装置のみならず、感光体駆動装置、給紙ローラ駆動装置、転写・定着ローラ駆動装置などにも適用できる。また、画像形成装置のみならず、駆動力伝達を嵌脱可能な伝達部材を介して行うものに適用可能である。
駆動伝達装置の概念図であり、(a)は非駆動時を、(b)は駆動時の状態を示す。 駆動側部材に穿設された凹部と被駆動側部材に設けられた凸部の斜視図である。 駆動伝達装置の駆動手順を示すフロー図である。 駆動伝達装置を用いた画像形成装置の構成図である。
符号の説明
1Y,1M,1C,1K感光体
2Y,2M,2C,2K帯電装置
3Y,3M,3C,3K露光装置
4Y,4M,4C,4K現像装置
7中間転写ベルト
9Y,9M,9C,9K現像ローラ
11駆動伝達装置
13駆動モータ(駆動部)
14ガイドレール
15被駆動部
16伝達部材
16a駆動側部材
16b被駆動側部材
16d係止部
16e係止溝
20用紙トレイ
40画像読取部
100画像形成装置
P記録紙

Claims (4)

  1. 駆動部と被駆動部が嵌脱可能な伝達部材を介して連結され、前記駆動部の回転駆動力が被駆動部に伝達される駆動伝達装置において、
    前記伝達部材を構成する駆動部側部材と被駆動部側部材を非嵌合状態から嵌合状態に移行させる場合に、前記駆動部側部材と前記被駆動部側部材を圧接した状態で、前記駆動部側部材を前記駆動部により低速回転させることを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 前記駆動部としてステッピングモータを使用し、ステッピングモータの低速回転領域における高レベルの定トルク出力を利用して前記伝達部材の前記駆動部側部材を低速回転させることを特徴とする請求項1に記載の駆動伝達装置。
  3. 選択的に転移される荷電トナーによって表面上にトナー像が現像される像担持体と、この像担持体に荷電トナーを供給する現像ローラであって、現像時に前記像担持体に接触して回転し、非現像時には像担持体との接触を回避する位置まで移動する現像ローラと、現像時の位置において、前記現像ローラと伝達部材を介して嵌脱可能に連結される駆動部と、を有する画像形成装置であって、
    前記駆動部と前記現像ローラとを、非連結状態から前記伝達部材を介して連結させる場合に、前記伝達部材を構成する駆動部側部材と現像ローラ側部材を圧接した状態で、前記駆動部側部材を前記駆動部により低速回転させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記駆動部としてステッピングモータを使用し、ステッピングモータの低速回転領域における高レベルの定トルク出力を利用して前記伝達部材の前記駆動部側部材を低速回転させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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