JP2005134097A - 除湿装置における吸湿素子体の高周波又はマイクロ波による再生装置およびその再生方法 - Google Patents
除湿装置における吸湿素子体の高周波又はマイクロ波による再生装置およびその再生方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】強制送気手段によって多湿空気等を導入されたとき整流された平行流を形成する吸湿素子体と、吸湿素子体の上流側及び下流側に近接して配置する電極を備えた高周波発生装置及び高周波発生装置により加熱蒸発した気体を外気に排出する強制的送気手段と、湿度濃度を検知する検知センサ及び制御手段とを備え、多湿な空気又はガスを導入したとき、通過した多湿な空気又はガスからこれに含有される湿分を当該吸湿素子体に吸着させ、他方の側から一方の側へ強制的に送風されたとき、吸湿素子体に吸着された湿分を、高周波発生装置の発信部及び受信部を発信することによって加熱蒸発させて外部に排出し、これによって、吸湿素子体を再生する
【選択図】 図1
Description
また、従来の加熱装置(30)による吸湿素子体7の加熱方式は、上記の通り電気又は蒸発エネルギーから取得した熱エネルギーで加熱すると同時に再生処理用ファン(29)で加熱した空気を当該素子体(7)に強制送風し、熱伝導によって吸湿素子体(7)を加熱、外部加熱方式で湿分を離脱除去させる方法である。
また、上記した従来の内部加熱では吸湿素子体(7)の内部を均一な温度に上げることが難しく、さらに、真空中では燃焼加熱は不可であるため、熱伝導か幅射熱による加熱はエネルギー密度を上げることができず、時間が掛かるなど課題を有し、また、湿分を含んだ再生ゾーンまで距離がある場合には、外部加熱では熱伝導や幅射加熱では時間がかかり熱ロスが大きかった。しかも、湿分除去のための制御において、外部加熱方式は加熱を停止しても熱エネルギーにイナーシャが残るため、制御が難しいなど問題を残していた。
また 湿分除去効率の向上に伴う、再生処理作業の短縮化によって、吸湿素子体(7)を通過させる再生空気の送風時間も短縮できるので、回転型吸湿素子体(7)の場合、回転スピードを上げることができ、さらに、バッチ式においても、短時間で作業を完遂できるので、使用エネルギーも効率的に活用でき、装置も小型で済ますことを可能にするものである。
また、吸湿素子体(7)の内部を、熱ロスを少なくし、かつ均一な温度に上げることが容易であり、さらに、真空中でも加熱は可能であり、このため、加熱エネルギー密度を一層向上させることができ、湿分除去の効率を向上し、湿分を含んだ再生ゾーンまで距離があった場合でも距離に関係なく、再生処理作業を短時間に実行できる。しかも、湿分除去のための制御において、加熱を停止した場合にも、熱エネルギーにイナーシャが残さないため、加熱蒸発作業を切り替えた場合における次の吸湿作業を効果的かつ迅速に遂行することができる。
除湿装置本体に高周波又はマイクロ波照射装置が付設され、吸湿素子体の上流側及び下流側に近接して高周波又はマイクロ波照射装置の発信部及び受信部としての電極が配置される。
除湿によって吸湿状態が飽和すると、高周波又はマイクロ波照射装置から各電極間に照射され、吸湿素子体の水分が瞬時に過熱蒸発される。このとき、再生処理用ファンが駆動され、蒸発された気体が外部に強制的に排出される。
以上から、本発明によれば、循環経路による除湿、乾燥空気の送給と、再生経路による吸湿水分の加熱蒸発、蒸気の外部への排出とを行う運転を繰り返すことによって、高周波又はマイクロ波による吸湿素子体の断続的再生が実行される。
また、図3(b)に示す切替弁(25A)の制御位置においては、他方の吸湿素子体(27A)において、吸湿し、除湿された気体が除湿処理用ファン(29)により強制的に適宜の乾燥必要設備に送給され、他方の吸湿素子体(27B)において、高周波又はマイクロ波照射装置(33)により除湿分を加熱蒸発し、再生空気送給ファン(28)により送給された気流によって蒸気を外部に排出する。
2a 第1入口
2b 第1出口
3 第2入口
4 第2出口
5a,5b 第1切替ダンパ
6a,6b 第2切替ダンパ
7 吸湿素子体
7a 吸湿素子体
8 除湿処理用ファン
9 乾燥空気供給管
10 乾燥室
11 要処理空気導入管
12 再生処理用ファン
13 高周波照射装置
14 電極部
15 電極部
16 湿度検出センサ
17 制御手段
21 本体
22a,22b,22c,22d 開口
23 第2入口
25 切替ダンパ
27A,27B, 吸湿素子体
28 再生処理用ファン
29 第2出口
34a,34b 電極部
35a,35b 電極部
37 制御手段
47C 吸湿素子体
48 除湿処理用ファン
49 再生処理用ファン
52a 入口側
52b 出口側
53 高周波照射装置
54、55 電極部
L1 湿気を含んだ要処理空気
L2 乾燥空気
59 再生処理用ファン
60 加熱装置
61 再生ゾーン
67 吸湿素子体
67a 吸湿素子体
68 除湿処理用ファン
Claims (8)
- 一方の側から他方の側に多湿な空気又はガスを導入されたとき整流された平行流を形成する吸湿素子体と、吸湿素子体の上流側及び下流側に近接して配置された発信部及び受信部を備えた高周波発生装置と、一方の側から他方の側に強制的に送風する送気手段並びに他方の側から一方の側へ強制的に送風する送気手段と、湿度濃度を検知する検知センサ及び制御手段とを備え、多湿な空気又はガスを導入したとき、通過した多湿な空気又はガスからこれに含有される湿分を当該吸湿素子体に吸着させ、他方の側から一方の側へ強制的に送風されたとき、吸湿素子体に吸着された湿分を、高周波発生装置の発信部及び受信部を発信することによって加熱蒸発させて外部に排出し、これによって、吸湿素子体を再生することを特徴とする高周波又はマイクロ波による吸湿素子体の再生装置。
- 乾燥室と吸湿用処理ファンを介して処理空気を循環させる循環経路を形成する入口及び出口を有する本体と、本体内に、前記出口と入口の間に配置される吸湿素子体と、再生処理用ファンの駆動時に再生処理用ファンへ通じる本体の出口及び外部から取り入れる再生空気用の本体の入口と、吸湿素子体の湿度飽和状態及び乾燥状態を検知するセンサと、吸湿素子体の湿度が飽和状態になるまでは再生処理用ファンへの流通経路を閉鎖すると共に乾燥室への循環経路を開放し、吸湿素子体の湿度が飽和状態に達すると再生処理用ファンへの流通経路を開放すると共に乾燥室への循環経路を閉鎖する切替えダンパと、ダンパが再生処理用ファンへの流通経路を閉鎖位置に配置される発信部及び受信部を備えた高周波又はマイクロ波照射装置と、吸湿素子体の湿度が飽和状態に達して再生処理用ファンへの流通経路を開放したとき、高周波又はマイクロ波照射装置を稼動して吸湿素子体の水分を加熱蒸発すると共に再生処理用ファンによって外部に排出し、所定の乾燥状態を検知したとき、再生処理用ファンへの流通経路を閉鎖すると共に乾燥室への循環経路を開放し、循環経路の運転と再生経路の運転を繰り返す制御手段を備えたことを特徴とする高周波又はマイクロ波による吸湿素子体の断続的再生装置。
- 本体内に第一の流路を形成する入口及び出口と、配設された切換弁によって第二の流路を形成する切替え通路と、切替え流路の各通路に配置されたそれぞれの吸湿素子体と、各切替え通路の入口及び出口を備えた本体と、前記第一の流路を形成する本体入口に接続される処理気体供給ファンと、第一の流路を形成する本体出口に接続される再生処理用空気送給ファンと、各吸湿素子体の湿度飽和状態及び乾燥状態を検知するセンサと、各吸湿素子体の気体流入側及び流出側に配設の電極部並びに前記電極部を発信部又は受信部として備える高周波又はマイクロ波照射装置と、その制御手段を備え、切替弁による各切替位置のいずれにおいても、一方の吸湿素子体における、その湿度が飽和状態になるまで、多湿な空気又はガスの通過に伴い吸湿を行い、除湿した空気として送出する吸湿・除湿空気送給作用と、他方の吸湿素子体における、高周波又はマイクロ波照射装置によって除湿吸湿した水分を瞬時に加熱蒸発して外部へ排気する乾燥・排気作用を同時に行い、一方の吸湿素子体の湿度の飽和状態を検出して切替弁を切替え、連続的に除湿及び再生制御可能としたことを特徴とする高周波又はマイクロ波による吸湿素子体の連続的再生装置。
- 一方の側から他方の側に多湿な空気又はガスを導入して吸湿素子体により整流された平行流を形成し、多湿な空気又はガスを処理ファンによって強制的に導入したとき、通過した多湿な空気又はガスからこれに含有される湿分を吸着する回転型素子と、回転型吸湿素子体の上流側及び下流側端面に各近接して配置される発信部及び受信部を備えた高周波発生装置であって、回転型素子が飽和状態に達しとき、吸湿素子体の上流、下流間に高周波を発生させて、吸湿素子体に吸着された湿分を加熱蒸発させ、同時に他方の側から一方の側へ強制的に送風する手段とによって、加熱蒸発させた気体を外部に排出させ、これによって、吸湿素子体を再生する再生処理用ファンとを備えることを特徴とする高周波又はマイクロ波による吸湿素子体の連続的再生装置。
- 請求項1ないし4において、記吸湿素子体がハニカム状又はコルゲート状の素子からなることを特徴とする高周波又はマイクロ波による吸湿素子体の再生装置。
- 一方の側から他方の側に多湿な空気又はガスを導入して吸湿素子体により整流された平行流を形成し、多湿な空気又はガスを導入したとき、通過した多湿な空気又はガスからこれに含有される湿分のみを当該吸湿素子体に吸着し、吸湿素子体の上流側及び下流側に近接して配置した発信部及び受信部を備えた高周波発生装置によって吸湿素子体の上流、下流間に高周波を発生させて、吸湿素子体に吸着された湿分を加熱蒸発させ、他方の側から一方の側へ強制的に送風する手段とによって、加熱蒸発させた気体を外部に排出し、これによって、吸湿素子体を再生することを特徴とする高周波又はマイクロ波による吸湿素子体の再生方法。
- 請求項6において、吸湿素子体は平行流を形成する方形素子をなし、正逆方向に流路切換されるハウジングに配置され、多湿な空気又はガスを、吸湿素子体の飽和状態になるまで正方向に流して、通過した多湿な空気又はガスからこれに含有される湿分を当該吸湿素子体に吸着させ、吸湿素子体の飽和状態になったときは、流路を切換えて逆方向への経路を開き、同時に高周波発生装置を稼動させて、吸着素子体に積算された湿分を加熱蒸発し、強制送風装置によって、乾燥空気を外部へ排出させ、吸湿素子体の飽和状態を検出して、吸着素子体による湿分吸着と高周波発生装置による吸着湿分の加熱蒸発を交互に繰り返すことを特徴とする高周波又はマイクロ波による吸着素子体の断続的再生方法。
- 請求項6において、吸湿素子体は回転軸方向に平行流を形成するロータ型をなし、ロータの吸着素子体の一方の側面から他方の側面に、多湿な空気又はガスを導入することによって、通過した多湿な空気又はガスからこれに含有される湿分を当該吸湿素子体に吸着させ、ロータの吸着素子体の一方の側面及び他方の側面に近接して、高周波発生装置の発信部又は受信部を配設し、前記吸着素子体の他方の側面から一方の側面にカウンターフローを発生させると共に発信部・受信部杆に高周波を発信することにより、当該吸湿素子体に吸着された湿分を加熱蒸発して、外部に排出し、吸湿素子体を再生することを特徴とする高周波又はマイクロ波による吸湿素子体の連続再生方法。
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