JP2005133112A - アルミニウム合金部材及びその製造方法 - Google Patents

アルミニウム合金部材及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005133112A
JP2005133112A JP2003367570A JP2003367570A JP2005133112A JP 2005133112 A JP2005133112 A JP 2005133112A JP 2003367570 A JP2003367570 A JP 2003367570A JP 2003367570 A JP2003367570 A JP 2003367570A JP 2005133112 A JP2005133112 A JP 2005133112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum alloy
forging
alloy member
casting
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003367570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4192755B2 (ja
Inventor
Katsumi Takagi
克己 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2003367570A priority Critical patent/JP4192755B2/ja
Priority to CNA2004100882272A priority patent/CN1611622A/zh
Priority to US10/973,253 priority patent/US20050087267A1/en
Priority to EP04025523A priority patent/EP1528111A1/en
Publication of JP2005133112A publication Critical patent/JP2005133112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4192755B2 publication Critical patent/JP4192755B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C21/00Alloys based on aluminium
    • C22C21/02Alloys based on aluminium with silicon as the next major constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/04Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of aluminium or alloys based thereon
    • C22F1/043Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of aluminium or alloys based thereon of alloys with silicon as the next major constituent

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Forging (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】 鋳造性及び鍛造性が良好で、機械的性質に優れるとともに、耐食性にも優れるアルミニウム合金部材、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 アルミニウム合金部材の組成として、Si:3.0〜4.2wt%、Mg:0.4〜0.6wt%を含有し、Fe:0.2wt%以下、Zn、Mn、Ni、Sn、Crの合計量:0.5wt%以下とされ、かつ、必須添加元素としてCuを含有しないものを採用する。このような組成のアルミニウム合金に溶湯から、成形型1により、最終製品形状に近似した形状をもつ近似形状鋳造材2に鋳造する。次いで、得られた近似形状鋳造材2を、鍛造圧下率30〜50%の条件で熱間鍛造する。その後、溶体化処理して急冷し、160℃の雰囲気中で6〜8時間晒すことにより、時効処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鋳造性、鍛造性に優れるとともに、引張強さ、耐力、伸び率等の機械的性質と耐食性に優れるアルミニウム合金部材及びその製造方法に関する。
製品の最終形状に近似した形状にアルミニウム合金系の溶湯を鋳造して、得られる鋳造材を強圧して熱間鍛造することによりアルミニウム合金部材を得る鋳造鍛造法がある。このような方法は、例えば車両のサスペンションアーム等を製造する際に採用される。このような、鋳造鍛造法を適用することができる適切な組成を有するアルミニウム合金として、鍛造性が良好なJIS−A6061合金(アルミニウム展伸材料)や、鋳造性が良好なJIS−AC4CH、AC4C(アルミニウム鋳物材料)や、これらアルミニウム展伸材料とアルミニウム鋳物材料との中間組成のもの等で、いろいろと検討されている。このようなアルミニウム合金を使用した鋳造鍛造法については、下記特許文献にいくつか記載されている。
特開2002−302728号公報 特許第2551882号公報 特開平6−73482号公報
上記の特許文献1、2、3においては、例えば自動車のアッパーアームやロアアームなどの足回り部品に使用されるアルミニウム合金部材として、軽量でかつ機械的性質の良好なアルミニウム合金が開示されている。ところで、自動車の足回り部品は、機械的性質が良好であることは当然のことながら、耐食性が良好であることも要求される。しかしながら、上記特許文献1、2、3に記載されているアルミニウム合金部材は、機械的性質を向上することに主に着目しており、耐食性の向上に関しては十分な検討をしているとはいえない。
例えば、特許文献1においては、段落[0028]に記載されているように、Cuを含有することにより、Al−Cu系の析出物を形成させて、合金部材の強度を向上させることが好ましい旨が記載されている。一方、耐食性に関しては、Cuの含有量を少なめに設定することが肝要であるとの記載があるのみである。
また、特許文献2においても同様に、段落[0014]に記載されているように、アルミニウム合金部材の強度を向上させる上で、0.2〜0.5wt%のCuを含有させることが好ましい旨記載されている。一方、耐食性の向上に関する記載はほとんどなく、耐食性に関する実験結果も開示されていない。なお、これら特許文献1及び特許文献2においては、Siの含有量が比較的低めに設定されており、十分な鋳造性を実現できるとはいえないという面もある。
次に、特許文献3においては、Cu:0.3wt%以下、Si:2.5wt%〜4.0wt%、Mg:0.4〜0.5wt%としたアルミニウム合金を50%以上の鍛造圧下率により鍛造したアルミニウム合金部材が開示されている。この技術によれば、Cuを0.3wt%以下に制限しても、鍛造圧下率50%以上の条件で熱間鍛造することにより、耐食性の低下を抑えつつ、十分な機械的強度を実現できるとしている。しかしながら、Cuの含有量を0.3wt%以下に制限するとしても、特許文献3の段落[0012]及び図3に示されているように、Cuの含有量の最適条件は0.2wt%であるとされており、アルミニウム合金の機械的性質を向上させるには、Cuの含有が望ましいことが主張されている。また、Cuの含有による耐食性の低下については定性的な記載があるだけであり、耐食性の向上に関して十分な対策がなされているとはいえない。このことは、耐食性試験の結果が開示されていないことからも明白である。
また、自動車のサスペンションアームに使用されるアルミニウム合金部材としては、機械的強度のみではなく、伸び率等の機械的性質が良好であることも求められる。
本発明は、上記のような実情を鑑みてなされたものであり、鍛造性及び鋳造性が良好であり、さらに鍛造後の機械的強度や伸び率等の機械的性質が優れ、かつ耐食性にも優れるアルミニウム合金部材と、このようなアルミニウム合金部材の製造方法とを提供することを課題とする。
上記本発明の課題を解決するために、本発明のアルミニウム合金部材は、最終製品形状に近似した形状をもつ近似形状鋳造材から熱間鍛造されたアルミニウム合金部材において、Si:3.0〜4.2wt%、Mg:0.4〜0.6wt%を含有し、Fe:0.2wt%以下、Zn、Mn、Ni、Sn、Crの合計量:0.5wt%以下とされ、かつ、必須添加元素としてCuを含有しないことを特徴とする。
さらに、上記本発明の課題を解決するために、本発明のアルミニウム合金部材の製造方法は、Si:3.0〜4.2wt%、Mg:0.4〜0.6wt%を含有し、Fe:0.2wt%以下、Zn、Mn、Ni、Sn、Crの合計量:0.5wt%以下とされ、かつ、必須添加元素としてCuを含有しないアルミニウム合金により構成されたアルミニウム合金を、最終製品形状に近似した形状をもつ近似形状鋳造材に鋳造する工程と、該近似形状鋳造材を、鍛造圧下率30〜50%の条件で熱間鍛造する工程とを、有することを特徴とする。ここで、鍛造圧下率とは、鍛造工程により、近似形状鋳造材の厚さが変化したとき、その厚さの減少率を言うものとする。
さらに、本発明のアルミニウム合金部材の製造方法においては、前記近似形状鋳造材を熱間鍛造する工程により得られた鍛造部材を、溶体化処理後急冷し、155〜165℃の温度範囲で、6〜8時間の時効処理を行うことができる。
本発明者は、Cuを実質的に添加しなくても、最終製品に近似した形状の近似形状鋳造材を熱間鍛造することで、機械的強度や伸び率等の機械的性質も十分なアルミニウム合金部材を実現することができることを見出し、本発明の完成に至った。前述したような本発明のアルミニウム合金部材によれば、鋳造後の近似形状鋳造材を鍛造して得られるアルミニウム合金部材において、鋳造性及び鍛造性を良好に維持し、かつ良好な機械的強度を実現するために、Si及びMgの含有量を所定の範囲に規定するとともに、従来のアルミニウム合金部材とは異なり、Cuを必須添加元素として含有させないようにしたことが特徴である。そのため、機械的強度の向上のためにCuを含有させていた従来のアルミニウム合金と比べて、耐食性が格段に向上する。さらに、所望の条件で熱間鍛造されているため、機械的強度や伸び率等の機械的性質も従来のアルミニウム合金部材と遜色ないものとなっている。したがって、本発明によれば、鋳造性及び鍛造性を良好に維持しつつ、耐食性も優れ、機械的性質も遜色のないアルミニウム合金部材を実現することができるのである。
そして、本発明のアルミニウム合金部材の製造方法を採用することで、アルミニウム合金にCuを積極的に添加しなくても、十分な機械的強度をもつアルミニウム合金部材が得られることがわかった。つまり、近似形状鋳造材を熱間鍛造するときの鍛造圧下率を、30〜50%の範囲に設定することで、Cuを積極的に合金に添加しなくても、十分な機械的強度等の機械的性質を実現できることがわかったのである。熱間鍛造においては、一般的に鍛造圧下率を増加させることにより、引張強さや伸び率等の機械的性質が向上すると考えられるが、本発明者が検討したところ、必須添加元素としてCuを含有しない場合に、鍛造圧下率を50%以上とすると、引張強さや耐力や伸び率等の機械的性質の向上は頭打ちとなり、かえって低下することもあることがわかった。鍛造することにより、アルミニウム合金部材の組織内に形成されている引けやピンホール等の解消、組織の緻密化により機械的性質の向上を果たすが、鍛造圧下率が50%を越えると、鍛造時の組織配向の度合いが強くなりすぎ、機械的性質(特に、引張り強さ)の低下を誘発するものと考えられる。なお、鍛造圧下率が50%とは、鍛造前の近似形状鋳造材の厚みが鍛造後に50%減少していることを意味するものとする。一方、鍛造圧下率が30%未満の場合では、アルミニウム合金部材の伸び率を十分に維持することができない。アルミニウム合金部材として、自動車のサスペンションアームに使用されるものを例示する場合、伸び率を十分に得るには、11%以上の伸び率を実現することが望ましいが、鍛造圧下率を30%以上とすることで、アルミニウム合金部材の伸び率を11%以上の良好な範囲に設定することが可能となる。
このように、本発明のアルミニウム合金部材の製造方法によれば、鋳造性及び鍛造性が十分に維持されるとともに、機械的強度や伸び率等の機械的性質が優れ、かつ、耐食性にも優れるアルミニウム合金部材を製造することができる。
さらに、上記のようにアルミニウム合金部材の機械的強度を向上させるには、鍛造工程の後に、アルミニウム合金部材を溶体化処理に給し、その後急冷して、時効処理に給することが有効である。溶体化処理の条件としては、155〜165℃の温度範囲、6〜8時間の時効時間の範囲を設定することができる。155℃未満の温度では、機械的性質(特に、引張り強さ)が劣るという不具合が生じ、165℃を超える温度では、析出物の析出が十分に行われず、十分な伸び率を実現することができないという問題がある。また、時効処理の時間が、6時間未満であると、析出物の析出が十分に行われず、強度(特に、引張り強度)が十分でなく、8時間を越えると、アルミニウム合金部材の強度の向上も飽和することになるとともに、伸び率が急激に低下するという問題がある。
以下、本発明のアルミニウム合金部材の組成の限定理由について説明する。
(Si:3.0〜4.2wt%)Siは、湯流れ性、引け性を改善し、鋳造クラックの発生を抑制することができ、鋳造性を向上させることができる元素である。Siが過剰であると塑性変形性を害するとともに、伸び率や機械的強度を低下させやすい。そのため、上記範囲にSiの含有量を設定している。Siの含有量が3.0wt%未満であると、上記のようなSiを含有させることの効果が十分に発揮されず、一方、Siの含有量が4.2wt%を超えると、機械的強度を損なう。なお、Siの含有量は、望ましくは、3.0〜4.2wt%とするのがよく、さらに望ましくは、3.0〜4.0wt%とするのがよい。
(Mg:0.4〜0.6wt%)MgはSiと共存して含有されることにより、アルミニウム合金の組織中にMgSiを生成し、この化合物による析出硬化により引張強さや耐力等の機械的強度を向上させることができる元素である。しかしながら、過剰に含有されると、アルミニウム合金部材の伸び率や衝撃値が低下する。そのため、上記範囲にMgの含有量を設定している。Mgの含有量は、望ましくは0.35〜0.65wt%とすることができ、さらに望ましくは0.40〜0.60wt%とすることができる。
(Cu:必須添加元素として含有しない)前述したように、本発明によれば、Cuを実質的に添加しないことで、アルミニウム合金部材の耐食性を格段に向上させることができる。従来、例えば自動車のサスペンションアーム等に使用されるアルミニウム合金部材の機械的強度を向上させるには、Cuが必須であるとの見方が強かったが、本発明の製造方法により、Cuを実質的に含有しなくても、機械的強度に優れるとともに、耐食性にも優れるアルミニウム合金部材を製造することができる。そのため、Cuは可及的に含有されていないのが好ましいが、不可避不純物として含有されていもよい。Cuが不可避不純物としてアルミニウム合金部材に含有されている場合のCuの含有量は、0.02wt%以下とすることができる。さらに、不可避不純物としてのCuを抑制したアルミニウム合金部材においては、Cuの含有量は0.01wt%以下とすることができる。
(Fe:0.2wt%以下)Feは巣を発生させて鋳造性に悪影響を与えると共に、塑性変形性を害して鍛造性に悪影響を与える。そのため、不可避不純物としてのFeの含有量はなるべく低く設定しておくのが望ましい。Feの含有量が0.2wt%を超えると、近似形状鋳造材に形成される引け巣(ミクロポロシティー)が増加するとともに、近似形状鋳造材を鍛造する際に得られる鍛造品にクラックが生じやすくなる。
(Zn、Mn、Ni、Sn、Crの合計含有量が0.5wt%以下)Znが過剰であると、耐食性が低下する。そのため、耐食性の向上を目的とする本発明のアルミニウム合金部材においては、可及的にその含有量を制限するのが好ましい。一方、Mnの含有量が過剰に多いと、スラッチが発生しやすい。また、Ni、Snが過剰に含有されていると、耐食性が劣化しやすい。また、Crの含有量が過剰に多いと、スラッチの生成を助成する。これらの元素は、上記のような理由からその含有量を制限するのが望ましく、これらの元素の合計含有量が0.5%以下とすることで、上記不具合を防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る鋳造工程で用いる成形型1は、揺動機能を有する鋳造型装置に装備された金型であり、高強度、高耐食性要請部品の代表例である車両用サスペンションアームを製造するためのものである。成型型1は、図1に模式的に示すように、最終製品形状に近似した第一キャビティ11と、該第一キャビティ11に連通する第二キャビティ12とを持つ、成型型1は注湯開始前は水平型とされている。そして、アルミニウム合金系の溶湯を成形型1の第一キャビティ11に注湯する。
ここで、注湯されるアルミニウム合金系の溶湯は、Si:3.0〜4.2wt%、Mg:0.4〜0.6wt%、Fe:0.2wt%以下、Zn、Mn、Ni、Sn、Crの合計含有量:0.5wt%以下、残部が不可避不純物及びAlよりなる組成とされ、かつ、Cuが必須添加元素として含有されていないものである。具体的に、必須添加元素としてCuが含有されていない場合、不可避的に含有されるCuは、例えば0.02%wt以下、さらに0.01wt%とすることができる。
鋳造工程において、溶湯の温度は一般的には、720〜750℃とすることができる。成形型1の型温は一般的には250〜350℃とすることができる。鋳造工程では、注湯は第二キャビティ12側に堰開口12xを設けて堰開口12xから行う。第一キャビティ11及び第二キャビティ12に溶湯が装填されたら、水平型である成形型1を揺動させて、第一キャビティ11が上方となるように縦型とする(図示せず)。このようにすれば、鋳造工程において、第一キャビティ11の溶湯を早期に凝固させるとともに、第二キャビティ12の凝固が遅延することになる。このように、溶湯を指向性凝固させれば、鋳造品である近似形状鋳造材2が複雑な形状を有する場合であっても、形成される鋳造品に引けやピンホールが生じるのを抑制することができる。溶湯全体が凝固したときに、成形型1を再度水平にし、成形型1を型開きし、図2に模式的に示すような近似形状鋳造材2を得ることができる。近似形状鋳造材2は、アーム形状をなす本体2aと、ボルト挿通孔が形成されるボス部2sと、ボルト挿通孔が形成されるボス部2b、2cを有する。なお、凝固時間はサイズや形状にもよるが、一般的には30〜120秒程度、殊に40〜80秒程度である。ただし、これに限定されるものではない。
次に、本実施形態にかかる鍛造工程について説明する。本実施形態にかかる鍛造工程においては、一旦室温に戻った近似形状鋳造材2を大気中で加熱炉により所要の温度まで加熱する(例えば430℃程度)。そして、近似形状鋳造材2を図3に示すように、鍛造型4に配置して、鍛造型4で近似形状鋳造材2の厚み方向に強圧して熱間鍛造し、鋳造鍛造品5を得る。鍛造型4は、平坦な下割面40を有する金属製の上型43と下型41とを有する。鍛造型4は下割面40及び上割面42を凹設して形成された鍛造キャビティ46と、鍛造キャビティ46外側にこれを一周するように形成されたバリ形成空間47とを有する。鍛造時に近似形状鋳造材2の温度は一般的には390〜430℃である。鍛造工程では、近似形状鋳造剤2をこれの厚み方向に鍛造キャビティ46の型面46fで強圧して熱間鍛造をする。鍛造工程は、鍛造しつつバリを積極的に生成する半密閉鍛造とされており、強圧に伴い近似形状鋳造材2の内部分が外方の空間47に逃げ、近似形状鍛造材2の周囲にバリ部20をもつ鋳造鍛造材5が形成される。鍛造により本体2a、ボルト挿通孔が形成されるボス部2s、2b、2cが強化されている。バリ部20は鋳造鍛造品5の厚み方向の中央域に形成されている。鋳造鍛造品5は鍛造型4の型面46fで強圧された鍛造表面5fを有する。なお、上記した鍛造工程において、近似形状鋳造材2の第二キャビティ12に近い側を鍛造する鍛造圧下率をαnとし、近似形状鋳造材2の第二キャビティ12に遠い側を鍛造する鍛造圧下率をαdとしたとき、αn>αdとすることができる。本実施形態においては、近似形状鋳造材2を指向性凝固を図るかたちで凝固させている。そのため、第一キャビティで形成された近似形状鋳造材2の部分においては、引けはピンホール等の欠陥の発生が抑制されることになる。しかしながら、第一キャビティで形成された近似形状鋳造材2と言えども、凝固が遅延する第二キャビティに近い側には、形状の如何などによっては、引けやピンホールなどが発生することがある。そこで、上述したように、αn>αdと設定することにより、第二キャビティ12に近い側の近似形状鋳造材2の部分において、引けやピンホールが形成されていても、鍛造によって、これら引けやピンホールを潰しやすくなる。そのため、アルミニウム合金部材の機械的強度向上に貢献す
ることができる。
上記の鍛造工程において、鍛造圧下率は30〜50%の範囲内に設定される方式を採用することができる。断面減少率は30%以下、特に15%以下に設定されていることが好ましい。前述したように、Cuを実質的に含有しない本発明にかかるアルミニウム合金部材においては、鍛造圧下率を0%から50%へと高めるにつれて、引張強さ、伸び率が高まる。しかしながら、鍛造圧下率が50%を超えると、引張強さ、伸び率等が減少する。一方、鍛造圧下率が30%未満では、十分な引張強さ、耐力、伸び率等を実現することができない。例えば、自動車のサスペンションアーム等の足回り部品に使用されるアルミニウム合金部材においては、伸び率が11%以上とされていることが望まれており、アルミニウム合金部材の伸び率を11%以上とするには、鍛造圧下率を30%以上とするのがよい。ここで、断面減少率が30%以下とされる場合、基本的に断面減少率に相当する肉部分がバリ部20となる。
本実施形態によれば、鋳造鍛造品5のうち厚み方向の中央領域では、金属組織が流れる配向性の度合いが大きかった。しかし鋳造鍛造品5のうち鍛造キャビティ46の型面46f近く鍛造表面5fでは、金属組織が流れる配向性の度合いがあまり認められなかった。したがって、鋳造鍛造品5のうち鍛造キャビティ46の型面46f近くでは、鋳造工程において鋳造チル組織が残留しているものである。
本発明にかかるアルミニウム合金部材が、良好な機械的性質を示すとともに、優れた耐食性を示すことを確認するため、あるいは本発明にかかるアルミニウム合金部材の製造方法により、機械的性質及び耐食性に優れたアルミニウム合金を製造できることを確認するため、以下のような実験を行った。
(実験例1) 表1に示すような組成(残部はAl)のアルミニウム合金を溶湯として、図1に示すような本実施形態にかかる金型を用いて図2に示すような近似形状鋳造材を得た。鋳造条件は、アルミ溶湯温度:720℃、鋳造型温度:250〜350℃である。得られた近似形状鋳造材を430℃に加熱した後、図3に示すように、断面減少率10%、鍛造圧下率を30%として、熱間鍛造し鋳造鍛造品を作製した。得られた鋳造鍛造品に対して熱処理を行った。具体的には、540℃で6時間の条件で溶体化処理を行ったあと、その状態で160℃で8時間の時間処理を施した。
このようにして得られた鋳造鍛造品に対して、以下の要領により耐食性試験を行った。まず、鋳造鍛造品の断面から、図4に示す形状に耐食性試験片10を加工作成した。試験片の寸法は図4に示すとおりである。そして、このような形状の耐食性試験片を応力を付与できるように図5に示すよう形で組み付けた。具体的には、U字状に形成された耐食性試験片の鍔部にそれぞれ円形の貫通孔10aを形成し、この貫通孔10aにボルト6を挿通し、ナット7で固定した。具体的には、図5に示すように組み付けた。
Figure 2005133112
図5のような状態の耐食性試験片に対して、ボルト6により150〜200MPaの応力を付与しつつ、塩水噴霧試験を行った。そして耐食性試験片の断面において、顕微鏡観察を行い、該断面に粒界腐食が発生しているかどうかを評価した。応力は、図5に示すように試験片10に取り付けられた歪ゲージ8により測定した。
Figure 2005133112
表2よりわかるように、Cuを実質的に添加していない、Cuの含有量が0.01wt%の試料では、粒界腐食が全く発生せず、極めて良好な耐食性を実現できることがわかる。一方、Cuの含有量を制限している、Cuの含有量が0.33wt%や0.26wt%である試料においては、粒界腐食が観察された試料が、全体の10%程度もあり、十分な耐食性が実現されていないことがわかる。
(実験例2) 次に、表1の必須添加元素としてCuを実質的に含有していないサンプルNo.1の組成のアルミニウム合金部材を、表3に示すように鍛造工程における鍛造圧下率を変化させたものを複数作製した。鍛造工程以外の工程における条件は、実験例1と同様としている。このように得られたアルミニウム合金部材に対して、図6に示すような形状に引張強さ試験片15を加工作成した。このような引張試験片を用いて、JISZ2241に規定されている引張試験を行い、試料の引張強さ、耐力、伸び率を測定した。得られた結果を表3に示す。
Figure 2005133112
表3に示すように、鍛造圧下率が30%以上の試料においては、比較的高い引張強さ及び耐力を実現することができるとともに、11%以上の伸び率を実現することができ、例えば自動車の足回り品として好適なアルミニウム合金部材を得ることができる。しかしながら、鍛造圧下率が50%を越えると、アルミニウム合金部材の伸び率の増加が飽和し、引張り強さや耐力は低下してしまう。したがって、Cuを実質的に含有しないアルミニウム合金部材の場合、鍛造工程における鍛造圧下率は、30〜50%の範囲に設定するのが好ましいことがわかる。
(実験例3) 次に、表1のサンプルNo.1の組成のアルミニウム合金部材において、時効処理における時効時間を表4のように変えて、複数のアルミニウム合金部材を作成した。鍛造工程において、断面減少率は10%とし、鍛造圧下率は40%とした。時効処理において、アルミニウム合金部材が晒される雰囲気の温度は、実験例1と同様に160℃としている。その他、時効時間以外の作製条件は、実験例1と同様としている。このようにして得られたアルミニウム合金部材に対して、実験例2と同様の方法により、引張試験を行った。結果を表5に示す。
Figure 2005133112
表4に示すように、時効時間が6〜8時間の範囲では、Cuを強度向上を目的として含有するアルミニウム合金と遜色ない程度の、引張強さ及び耐力を実現でき、さらに、11%以上の伸び率を確保することができることがわかる。時効時間が6時間に満たないと、十分な引張強さ及び耐力を実現することができず、時効時間が8時間を越えると、11%以上の伸び率を実現することができない。
上記の実験により、本発明のアルミニウム合金部材は、機械的性質に優れるとともに、高い耐食性も有することが確認できた。さらに、本発明のアルミニウム合金部材の製造方法によれば、機械的性質に優れるとともに、高い耐食性を有するアルミニウム合金部材を製造することができることが確認できた。
鋳造工程について説明するための図。 近似形状鋳造材を模式的に示す平面図。 近似形状鋳造材を鍛造型の型面で鍛造している状態を示す断面図。 耐食性試験片の形状について説明する図。 耐食性試験片とボルトとの取り付け構造を説明する図。 引張り強さ試験片の形状について説明するための図。
符号の説明
2 近似形状鋳造材
5 アルミニウム合金部材

Claims (3)

  1. 最終製品形状に近似した形状をもつ近似形状鋳造材から熱間鍛造されたアルミニウム合金部材において、Si:3.0〜4.2wt%、Mg:0.4〜0.6wt%を含有し、Fe:0.2wt%以下、Zn、Mn、Ni、Sn、Crの合計量:0.5wt%以下とされ、かつ、必須添加元素としてCuを含有しないことを特徴とするアルミニウム合金部材。
  2. Si:3.0〜4.2wt%、Mg:0.4〜0.6wt%を含有し、Fe:0.2wt%以下、Zn、Mn、Ni、Sn、Crの合計量:0.5wt%以下とされ、かつ、必須添加元素としてCuを含有しないアルミニウム合金により構成されたアルミニウム合金を、最終製品形状に近似した形状をもつ近似形状鋳造材に鋳造する工程と、該近似形状鋳造材を、鍛造圧下率30〜50%の条件で熱間鍛造する工程とを、有することを特徴とするアルミニウム合金部材の製造方法。
  3. 前記近似形状鋳造材を熱間鍛造する工程により得られた鍛造部材を、溶体化処理後急冷し、155〜165℃の温度範囲で、6〜8時間の時効処理を行うことを特徴とする請求項2に記載のアルミニウム合金部材の製造方法。
JP2003367570A 2003-10-28 2003-10-28 アルミニウム合金部材及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4192755B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003367570A JP4192755B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 アルミニウム合金部材及びその製造方法
CNA2004100882272A CN1611622A (zh) 2003-10-28 2004-10-21 铝合金制品及其制造方法
US10/973,253 US20050087267A1 (en) 2003-10-28 2004-10-27 Aluminum alloy product and method of manufacturing the same
EP04025523A EP1528111A1 (en) 2003-10-28 2004-10-27 Al-Si-Mg aluminium alloy product and method of manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003367570A JP4192755B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 アルミニウム合金部材及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005133112A true JP2005133112A (ja) 2005-05-26
JP4192755B2 JP4192755B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=34420132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003367570A Expired - Fee Related JP4192755B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 アルミニウム合金部材及びその製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20050087267A1 (ja)
EP (1) EP1528111A1 (ja)
JP (1) JP4192755B2 (ja)
CN (1) CN1611622A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008014033A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Sunpole Co 挿抜式車止め

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE502007002411D1 (de) * 2007-05-24 2010-02-04 Rheinfelden Aluminium Gmbh Warmfeste Aluminiumlegierung
EP2164999A1 (de) 2007-07-09 2010-03-24 Bharat Forge Aluminiumtechnik GMBH & CO. KG Giessen-schmieden von knetlegierungen
DE102010007812B4 (de) * 2010-02-11 2017-04-20 Ksm Castings Group Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Kraftfahrzeug-Fahrwerksteilen
CN105483467A (zh) * 2016-02-02 2016-04-13 广东辉丰科技股份有限公司 一种拉链用纳米晶铝合金及其制备方法
US20190022736A1 (en) * 2016-02-24 2019-01-24 Detroit Materials Inc. High fluidity iron alloy forming process and articles therefrom
CN106319299A (zh) * 2016-08-31 2017-01-11 中信戴卡股份有限公司 一种新型铝合金及其制备方法
CN107557621A (zh) * 2017-08-31 2018-01-09 国网河南省电力公司西峡县供电公司 一种适用于架空输电线路的铝合金导线及其制备方法
CN111155001B (zh) * 2020-03-09 2022-05-24 安徽唐瑞汽车科技有限公司 一种高强度高延伸率铝合金及其生产方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63100151A (ja) * 1986-04-04 1988-05-02 Hitachi Metals Ltd アルミニウム合金部材とその複合加工方法
JPH02232331A (ja) * 1989-03-03 1990-09-14 Nippon Light Metal Co Ltd 耐糸状腐食性に優れた金型鋳造用アルミニウム合金
JPH0673482A (ja) * 1992-08-26 1994-03-15 Honda Motor Co Ltd アルミニウム合金部材及びその製造方法
JPH07109537A (ja) * 1993-10-12 1995-04-25 Nippon Light Metal Co Ltd 亜共晶Al−Si系合金及びその鋳造法
JPH09249931A (ja) * 1995-03-30 1997-09-22 Kobe Steel Ltd 切削性に優れる高耐食アルミニウム合金
JP2002302728A (ja) * 2001-04-09 2002-10-18 Hoei Kogyo Kk 鋳造鍛造用アルミニウム合金、アルミニウム鋳造鍛造品及び製造方法
JP2002361399A (ja) * 2001-06-07 2002-12-17 Aisin Seiki Co Ltd アルミニウム合金鋳造鍛造方法、鋳造鍛造用アルミニウム合金

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO950843L (no) 1994-09-09 1996-03-11 Ube Industries Fremgangsmåte for behandling av metall i halvfast tilstand og fremgangsmåte for stöping av metallbarrer til bruk i denne fremgangsmåte
FR2727336B1 (fr) * 1994-11-29 1997-01-31 Asahi Tec Corp Procede de fluotournage d'une roue de vehicule
JPH08246118A (ja) * 1995-03-03 1996-09-24 Ube Ind Ltd アルミニウム合金鋳物の製造方法
US5993572A (en) 1995-10-09 1999-11-30 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Thixocasting process, and thixocasting aluminum alloy material

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63100151A (ja) * 1986-04-04 1988-05-02 Hitachi Metals Ltd アルミニウム合金部材とその複合加工方法
JPH02232331A (ja) * 1989-03-03 1990-09-14 Nippon Light Metal Co Ltd 耐糸状腐食性に優れた金型鋳造用アルミニウム合金
JPH0673482A (ja) * 1992-08-26 1994-03-15 Honda Motor Co Ltd アルミニウム合金部材及びその製造方法
JPH07109537A (ja) * 1993-10-12 1995-04-25 Nippon Light Metal Co Ltd 亜共晶Al−Si系合金及びその鋳造法
JPH09249931A (ja) * 1995-03-30 1997-09-22 Kobe Steel Ltd 切削性に優れる高耐食アルミニウム合金
JP2002302728A (ja) * 2001-04-09 2002-10-18 Hoei Kogyo Kk 鋳造鍛造用アルミニウム合金、アルミニウム鋳造鍛造品及び製造方法
JP2002361399A (ja) * 2001-06-07 2002-12-17 Aisin Seiki Co Ltd アルミニウム合金鋳造鍛造方法、鋳造鍛造用アルミニウム合金

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008014033A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Sunpole Co 挿抜式車止め

Also Published As

Publication number Publication date
US20050087267A1 (en) 2005-04-28
CN1611622A (zh) 2005-05-04
JP4192755B2 (ja) 2008-12-10
EP1528111A1 (en) 2005-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5355320B2 (ja) アルミニウム合金鋳物部材及びその製造方法
JP2008542534A (ja) アルミ鋳造合金及びアルミ合金鋳造品、そしてアルミ合金鋳造品の製造方法
JPH06172949A (ja) マグネシウム合金製部材およびその製造方法
US20150202680A1 (en) Method for manufacturing semifinished product for hard disk drive device case body and semifinished product for case body
US10023943B2 (en) Casting aluminum alloy and casting produced using the same
JP2005264301A (ja) 鋳造アルミニウム合金とアルミニウム合金鋳物およびその製造方法
CN109811206B (zh) 铸造铝合金
US9347558B2 (en) Wrought and cast aluminum alloy with improved resistance to mechanical property degradation
JP2017503086A (ja) 改善された高温性能を有するアルミニウム鋳造合金
JP4822324B2 (ja) アルミニウム合金製鍛造ロードホイール及びその製造方法
JP4192755B2 (ja) アルミニウム合金部材及びその製造方法
US20200002788A1 (en) Aluminum alloys
JP4145242B2 (ja) 鋳物用アルミニウム合金、アルミニウム合金製鋳物およびアルミニウム合金製鋳物の製造方法
KR101603424B1 (ko) 주단조용 알루미늄 합금 및 이를 이용한 자동차 샤시구조 부품의 제조방법
JP6385683B2 (ja) Al合金鋳造物及びその製造方法
JP5076455B2 (ja) アルミニウム合金ダイカスト及びその製造方法
JP2022044919A (ja) アルミニウム合金製鍛造部材及びその製造方法
JP2003170263A (ja) 車両用ホイールの低圧鋳造方法
JP2021143374A (ja) アルミニウム合金鍛造品およびアルミニウム合金鍛造品の製造方法
JP4351609B2 (ja) アルミニウム合金、耐熱高強度アルミニウム合金部品及びその製造方法
US6623570B2 (en) AlMgSi casting alloy
US20210123123A1 (en) Aluminum alloy forging and production method thereof
JP2006161103A (ja) アルミニウム合金部材およびその製造方法
JP7459496B2 (ja) アルミニウム合金鍛造材の製造方法
JP3509163B2 (ja) マグネシウム合金製部材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080521

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080908

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4192755

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees