JP2005133070A - ポリカーボネート−ポリエステル成形組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高透明度及び良好な耐薬品性を有するポリカーボネートとポリエステルの透明樹脂ブレンドの提供。
【解決手段】3種の樹脂成分の透明ブレンドは、第一のポリカーボネート樹脂成分、脂環式ジオール及び脂環式ジカルボン酸から導かれる第一のポリエステルコポリマー樹脂からなる第二の樹脂ブレンド成分と、シクロヘキサンジオール及びテレフタル酸並びに前記ブレンドの透明度を向上させるのに適した脂肪族又は芳香族二酸及びジオールから選択される追加縮合反応成分の縮合で導かれる第二のポリエステルポリマー樹脂からなる第三の樹脂成分とを含んでいて、三成分ブレンドは70%以上の光透過率及び燃料Cへの暴露後に40%以上の破断点伸びを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ポリカーボネート樹脂とポリエステル樹脂の透明ブレンドに関する。
米国特許第5942585号(Scott他)は、ポリカーボネートとポリエステルの透明ブレンドであって、ポリエステルが1,4−シクロヘキサンジカルボン酸単位を主とするジカルボン酸成分及び2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール単位からなるグリコール成分を含んでなる透明ブレンドに関する。混和性ポリカーボネート−ポリエステルブレンドは、A.J.Hill他、「混和性ポリカーボネートブレンドの機械的挙動に対する自由体積アプローチ」、J.PHYS.:Condens Matter、第8巻、3811〜3827頁(1996年)、及びStack他、「脂肪族ポリエステル基ブレンドの動的力学緩和及び誘電緩和の研究」、J.M.Polym.Mater.Sci.Eng.(1993年)、第69巻、4〜5頁、Eastman Chemical Company、キングズポート、TN37662に記載されている。米国特許第4879355号(Light他)は、1,4−シクロヘキサンジメタノール、テレフタル酸及びアルキレングリコールから導かれた繰返し単位を有するグリコールコポリエステルと、ポリカーボネート樹脂と、テレフタル酸、イソフタル酸及びビスフェノールAから導かれた繰返し単位を有する芳香族ポリエステルとを含んでなる透明ポリマーブレンドに関する。米国特許第4786692号(Allen他)は、芳香族ポリカーボネートと、1,4−シクロヘキサンジメタノール及びエチレングリコールからなるグリコール部分から導かれたコポリマーとのブレンドに関する。これらの参考文献の一部は、熱可塑性ブレンドの透明性を記載している。
米国特許第5399661号(Borman他)は、1種以上の直鎖、枝分れ又は脂環式C2〜C10アルカンジオール又はその化学的等価物と2種以上の脂環式二酸の混合物との反応生成物を含んでなるコポリエステル組成物に関する。二酸混合物は、主としてトランス異性体及び1種以上の芳香族二酸からなっている。第5欄41〜45行目に記載されている通り、「反応は一般に適当な触媒の存在下で過剰のジオール成分を用いて行われる…。」米国特許第5486562号(Borman他)はさらに、米国特許第5399661号に記載された種類の組成物に対する衝撃強さ改良剤を記載している。
米国特許第4879355号(Light他)は、(1)1,4−シクロヘキサンジメタノール、テレフタル酸及びアルキレングリコールから導かれた繰返し単位を有するグリコールコポリエステル50〜90wt%と、(2)ポリカーボネート樹脂45〜5wt%と、(3)テレフタル酸、イソフタル酸及びビスフェノールAから導かれた繰返し単位を有する芳香族ポリエステル5〜45wt%とを含んでなる透明ポリマーブレンドを記載している。
米国特許第4188314号(Fox)は、ポリカーボネート物品に比べて耐溶剤性を向上させるため、シクロヘキサンジメタノール及びイソフタル酸とテレフタル酸の混合物から導かれたポリエステルポリマーを芳香族カーボネートポリマーに添加することを記載している。
その他の参考文献には、米国特許第4879355号、同第6043322号、同第6037424号、同第6011124号、同第6005059号、同第5942585号、同第5194523号及び同第5017659号並びに英国特許第1559230A号がある。
ポリカーボネートとポリエステルの透明ブレンドは、靭性や耐薬品性のような魅力的な性質を有し得る。また、UV抵抗性もポリカーボネート自体に比べて向上し得る。これらの樹脂の特定組成のブレンドは、高い光学的透明度及び良好な耐薬品性を有し得る。これらの性質の組合せを満足させ得る組成設計空間を拡大することが望まれている。
米国特許第5942585号 米国特許第4879355号 米国特許第4786692号 米国特許第5399661号 米国特許第5486562号 米国特許第4879355号 米国特許第4188314号 米国特許第4879355号 米国特許第6043322号 米国特許第6037424号 米国特許第6011124号 米国特許第6005059号 米国特許第5942585号 米国特許第5194523号 米国特許第5017659号 英国特許第1559230A号 A.J.Hill他、「混和性ポリカーボネートブレンドの機械的挙動に対する自由体積アプローチ」、J.PHYS.:Condens Matter、第8巻、3811〜3827頁(1996年) Stack他、「脂肪族ポリエステル基ブレンドの動的力学緩和及び誘電緩和の研究」、J.M.Polym.Mater.Sci.Eng.(1993年)、第69巻、4〜5頁、Eastman Chemical Company、キングズポート、TN37662
一実施形態に従えば、透明熱可塑性ブレンドは3種の樹脂成分を含んでいる。第一の樹脂成分はポリカーボネート樹脂である。第二の樹脂ブレンド成分は、脂環式ジオール又はその等価物及び脂環式ジカルボン酸又はその等価物から導かれる第一のポリエステルコポリマー樹脂である。第三の樹脂成分は、シクロヘキサンジオール又はその等価物及びテレフタル酸又はその等価物並びに前記ブレンドの透明度を向上させるのに適した脂肪族又は芳香族二酸及びジオールから選択される追加縮合反応成分の縮合で導かれる第二のポリエステルポリマー樹脂である。3種の成分は、70%以上の透過率及び燃料Cへの暴露後に40%以上の破断点伸びを有する透明ブレンドを形成するための比率で存在している。第二のポリエステルである第三の成分の添加により、前記第二のポリエステル成分を含まない二成分ブレンドに比べて向上した望ましい耐薬品性がポリカーボネート/ポリエステルブレンドに付与される。
一実施形態に従えば、本ブレンドは3種の樹脂成分から本質的になり、第一の樹脂成分は3種のブレンド成分の全重量を基準にして約35〜約66重量%のポリカーボネート樹脂からなる。第二の樹脂ブレンド成分(即ち、第一のポリエステル成分)は、全重量を基準にして約33〜約65重量%の量で存在している。第三の樹脂ブレンド成分(即ち、第二のポリエステル成分)は、ブレンドの全重量を基準にして約2〜約35重量%の量で存在している。
一実施形態に従えば、透明三成分ブレンドは、ポリカーボネート樹脂と、シクロヘキサンジメタノール又はその等価物及びジメチルシクロヘキサンジカルボン酸又はその等価物から導かれる第一のポリエステルからなる第二の成分と、1,4−シクロヘキサンジメタノール又はその等価物とテレフタル酸又はその等価物及びイソフタル酸又はその等価物の混合物との反応から導かれる第二のポリエステルからなる第三の成分から本質的になり、イソフタル酸は三成分ブレンドの透明度を向上させるための量で前記混合物中に存在している。
一実施形態では、第二のポリエステルの添加により、前記第二のポリエステル成分を含まない二成分ブレンドに比べて向上した望ましい耐薬品性が得られる。
一実施形態では、透明三成分ブレンドは、第一の成分であるポリカーボネート樹脂と、シクロヘキサンジメタノール又はその等価物及びジメチルシクロヘキサンジカルボン酸又はその等価物から導かれる第一のポリエステルからなる第二の成分と、1,4−シクロヘキサンジメタノール又はその等価物及びエチレングリコール又はその等価物の混合物とテレフタル酸又はその等価物との縮合反応から導かれる第二のポリエステルからなる第三の成分を含んでなり、エチレングリコールは三成分ブレンドの透明度を向上させるための量で前記混合物中に存在している。
ポリエステル樹脂は、通例、先行技術で知られる方法に従ってジオール又はジオール等価物成分と二酸又は二酸等価物成分との縮合又はエステル交換重合を行うことで得られる。ポリカーボネート樹脂成分は、本明細書中で述べるような先行技術の方法に従って製造される。
簡明のため、明細書全体で使用する略語の意味を下記表1に記載する。
Figure 2005133070
PCCD及びPCは混和性であり、混合の結果として単一のTg及び優れた衝撃性能を有する透明/半透明ブレンドが得られる。
意外にも、ブレンド中のPCCDへの追加ポリエステルポリマー成分としてPCTA又はPCTGを使用することで、組成設計空間を増大させ得ることが見出された。高い光学的透明度及び良好な耐薬品性という好ましい組合せを満足させ得る大きい組成設計空間を得るためには、PCTAが好ましい。このことは図1にグラフ表示されていて、組成領域中の淡色の部分は70%以上の光学的透明度及び燃料Cへの暴露後に40%以上の破断点引張伸びを満足させる組成を表している。PC/PCCDブレンドにPCTA型ポリマーを添加することの利益は、耐熱性及び耐薬品性が向上すること、及び組成物の全原料コストを低減させ得ることである。
一実施形態では、透明三成分ブレンドは、PC、PCCD、及び1)1,4−シクロヘキサンジメタノールとテレフタル酸、その二価残基又はその誘導体及びイソフタル酸、その二価残基又はその誘導体の混合物との縮合生成物を含む脂環式ポリエステル、或いは2)1,4−シクロヘキサンジメタノール、エチレングリコール、及びテレフタル酸、その二価残基又はその誘導体の縮合生成物を含む脂環式ポリエステルを含んでなる。好ましくは、上記三成分ブレンドの第三の成分は、CHDM、TPA及びIPAの反応生成物からなるPCTAである。第三の成分は、2)に記載したPCTG型のものであってもよい。この場合、CHDM及びDMCD縮合反応体又はその等価物に、二価脂肪族、脂環式若しくは芳香族ジオール、又はジオール誘導体、又は好ましい所望特性に悪影響を及ぼさないかかるジオールと誘導体の混合物のようなポリオール成分を含めることができる。その一例は、CHDM及びTPAの縮合反応にエチレングリコールを添加することである。
透明/半透明成形組成物の製造方法は、得られるブレンドに透明性を付与するための成分組成範囲内にあるPCCD、PC及びPCTA又はPCTGのブレンドを選択すると共に、高い耐熱性及び耐薬品性を付与するように前記成分比率を選択することを含んでなる。
脂環式ポリエステル樹脂は、下記式IAの繰返し単位を有する。
Figure 2005133070
前述の一般式に関しては、R1は1,4−シクロヘキサンジメタノール又はその化学的等価物から導かれ、A1はシクロヘキサンジカルボキシレート又はその化学的等価物から導かれるシクロヘキサン環である。好ましいPCCDは、シス/トランス形を有する。
好ましい脂環式ポリエステルは、下記式IBの繰返し単位を有するポリ(シクロヘキサン−1,4−ジメチレン シクロヘキサン−1,4−ジカルボキシレート)(ポリ(1,4−シクロヘキサンジメタノール−1,4−ジカルボキシレート)ともいう)(PCCD)である。
Figure 2005133070
式IAで、RはH又は低級アルキルである。
ポリエステル重合反応は、一般に、適当な量(通例は最終生成物を基準にして約50〜200ppmのチタン)の適当な触媒(例えば、テトラキス(2−エチルヘキシル)チタネート)の存在下で溶融状態で実施される。
好ましい脂環式ポリエステルは(ポリスチレン標準を用いたゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定して)約30000〜約150000原子質量単位(amu)の重量平均分子量を有しており、約60000〜約100000amuが好ましく、約65000〜約95000amuがさらに好ましい。また、好ましい脂環式ポリエステルは約500〜約25000ポアズの粘度を有しており、約1000〜約20000ポアズが好ましく、約2000〜約6000ポアズがさらに好ましい。
本発明では、上述のポリエステルが重合脂肪族酸及び/又は重合脂肪族ポリオールから導かれた単位を約1〜約50重量%含むことで生成されるコポリエステルも想定されている。脂肪族ポリオールには、ポリ(エチレングリコール)又はポリ(ブチレングリコール)のようなグリコール類がある。かかるポリエステルは、例えば、米国特許第2465319号及び同第3047539号の教示に従って製造できる。
好ましい下記式IBで、
Figure 2005133070
Rは炭素原子数1〜6のアルキル又はいずれかのモノマーから導かれる残留末端基であり、nは約70を超える。かかるポリエステルは、出発DMCDと出発CHDMのエステル交換反応で導かれる。DMCDから導かれる繰返し単位のトランス−シス比は好ましくは約8:1を超え、CHDMから導かれる繰返し単位のトランス−シス比は好ましくは約1:1を超える。ポリエステル樹脂は、通例、3500ポアズを超える粘度及び216℃を超える融解温度、並びに約10meq/kg未満、好ましくは約6meq/kg未満の酸価を有している。
線状PCCDポリエステルは、触媒の存在下でCHDMとDMCDの縮合反応で製造され、この場合に出発DMCDは平衡トランス−シス比より高いトランス−シス比を有する。こうして製造されるPCCDポリエステルは、得られるPCCDの結晶化度を高めるため、それぞれの出発トランス−シス比と実質的に等しいトランス−シス比を有するそれぞれの出発DMCDから導かれる繰返しポリマー単位のトランス−シス比を有している。
出発DMCDは、通例約6:1を超え、好ましくは9:1を超え、さらに好ましくは19:1を超えるトランス−シス比を有している。得られるPCCDでは、PCCDを製造するためのCHDMとDMCDの反応中に好ましくは約10%未満の出発トランスDMCDがシス異性体に転化され、さらに好ましくは約5%未満の出発トランスDMCDがシス異性体に転化される。CHDMのトランス−シス比は、好ましくは1:1を超え、さらに好ましくは約2:1を超える。
得られる線状PCCDポリマーは、枝分れが存在しないことで特徴づけられる。反応の過程で、ポリグリコール及びトリメリト酸若しくは無水物、トリメシン酸、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン又はトライマー酸のような枝分れ剤の添加で枝分れが誘発されることがある。かかる枝分れ剤の使用は、本発明に従えば望ましくない。
最終的に製造されるPCCDの好ましい向上した溶融粘度は3500ポアズを超え、融解温度(Tm)は約220℃を超える。ポリマー連鎖上の酸性末端基の数で決定される酸価は、好ましくは滴定法で測定して約6meq/kg未満である。好ましい融解温度は、好ましくは約216℃を超え、さらに好ましくは約216〜約230℃である。好ましくは、触媒の存在量は約200ppm未満である。通例、触媒は約20〜約300ppmの範囲内で存在し得る。最も好ましい材料は、ポリエステルが脂環式二酸成分及び脂環式ジオール成分を有するブレンド、具体的にはポリエステルがポリシクロヘキサンジメタノールシクロヘキシルジカルボキシレート(PCCD)からなるブレンドである。好ましいポリカーボネートは、BPA、SBIビスフェノール、アリール置換ビスフェノール、脂環式ビスフェノール及びこれらの混合物の単位を含んでなる。
PCTA脂環式ポリエステル樹脂は、式IIA(−O−R2−O−(CO)−A2−(CO)−)及び式IIB(−O−R2−O−(CO)−A3−(CO)−)の繰返し単位を有するポリエステルからなる。かかるポリエステルは式IIA及びIIBの単位を有する縮合生成物であり、両式中のR2はシクロヘキシルジオール又はその化学的等価物からの残基であるシクロヘキシル基である。式IIAはジカルボン酸であるイソフタル酸又はその等価物から導かれるフェニル単位A2を有しており、式IIBはジカルボン酸であるテレフタル酸又はその等価物から導かれるフェニル単位A3を有している。
一実施形態に従えば、PCTA型脂環式ポリエステルは、脂肪族二酸又はその化学的等価物と脂肪族ジオール又はその化学的等価物との縮合生成物である。本発明のPCTA脂環式ポリエステルは、イソフタル酸又はその誘導体とテレフタル酸又はその誘導体との混合物から生成される。シクロヘキサンジメタノールと縮合させる六員炭素環式ジカルボン酸は、テレフタル酸とイソフタル酸の混合物である。一実施形態に従えば、混合物は重量パーセントで約5〜約90%のイソフタル酸及び約95〜約10%のテレフタル酸を含み、好ましくは約10〜約80%のイソフタル酸及び約90〜約20%のテレフタル酸を含み、さらに好ましくは約10〜約25%のイソフタル酸及び約90〜約75%のテレフタル酸を含み得る。好ましい実施形態に従えば、三成分ブレンドは約35〜45wt%のPC、約33〜43wt%のPCCD、及び約20〜35wt%のPCTAを含んでなる。
一実施形態に従えば、PCTG型脂環式ポリエステルは、脂肪族二酸又はその化学的等価物と脂肪族ジオール又はその化学的等価物との縮合生成物である。ジオール成分は、CHDMと、ブレンドの透明度を高めるための追加ジオール成分(例えば、PCTG)とからなる。縮合反応用の通例のジオール成分には、2〜約10の炭素原子を含むアルキレンジオールのような脂肪族ジオールがある。シクロヘキサンジメタノール及びアルキレンジオール(例えば、エチレンジオール)と縮合させる六員炭素環式ジカルボン酸は、テレフタル酸である。
本発明のブレンドを製造する際に有用なポリカーボネート樹脂は、一般に芳香族ポリカーボネート樹脂である。
通例、これらは二価フェノールをホスゲン、ハロギ酸エステル又は炭酸エステルのようなカーボネート前駆体と反応させることで製造される。一般的に言えば、かかるカーボネートポリマーは、式IIIA(−O−Ar−O−(CO)−)の繰返し構造単位を有するものとして特徴づけることができる。式中、Arはポリマー製造反応で使用する二価フェノールから導かれる二価芳香族基である。
好ましくは、本発明の樹脂混合物を得るために使用するカーボネートポリマーは、(25℃の塩化メチレン中で測定して)約0.30〜約1.00dl/gの範囲内の固有粘度を有する。
かかる芳香族カーボネートポリマーを得るために使用し得る二価フェノールは、それぞれが芳香核の炭素原子に直接結合した2つのヒドロキシ基を官能基として含む単核又は多核芳香族化合物である。典型的な二価フェノールには、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ヒドロキノン、レソルシノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,4’−(ジヒドロキシジフェニル)メタン、ビス(2−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−5−ニトロフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−ジヒドロキシジフェニル、2,6−ジヒドロキシナフタレン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,5−ジエチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、5’−クロロ−2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジクロロジフェニルエーテル、4,4−ジヒドロキシ−2,5−ジヒドロキシジフェニルエーテルなどがある。
やはり上記ポリカーボネートの製造で使用するのに適した他の二価フェノールは、米国特許第2999835号、同第3038365号、同第3334154号及び同第4131575号に開示されている。
これらの芳香族ポリカーボネートは、例えば上述のように、上記に引用した文献及び米国特許第4123436号に記載された方法に従って二価フェノールをカーボネート前駆体(例えば、ホスゲン)と反応させる方法、又は米国特許第3153008号に開示されたようなエステル交換法などの公知方法、並びに当業者にとって公知の他の方法で製造できる。
また、本発明のポリカーボネート混合物の製造で使用するためにホモポリマーではなくカーボネートコポリマー又はインターポリマーが所望される場合には、2種以上の二価フェノール或いは二価フェノールとグリコール類又はヒドロキシ置換若しくは酸置換ポリエステル又は二塩基酸とのコポリマーを使用することも可能である。米国特許第4001184号に記載されているような枝分れポリカーボネートも有用である。また、線状ポリカーボネートと枝分れポリカーボネートのブレンドを使用することもできる。その上、本発明の実施に際し、上記材料の任意のもののブレンドを使用して芳香族ポリカーボネートを得ることもできる。
本発明の実施に際して使用するための好ましい芳香族カーボネートは、ホモポリマーであり、例えば、General Electric CompanyからLEXAN(登録商標)の商品名で商業的に入手できる、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)から導かれるホモポリマーである。
さらに、酸化防止剤、熱安定剤、離型剤、帯電防止剤、白化剤、着色剤、可塑剤、タルクやクレーや雲母やバライトやウォラストナイトのような鉱物、他の安定剤(特に限定されないが、ベンゾトリアゾールのようなUV安定剤を含む)、フレーク状ガラスやミルドガラスのような補助補強充填材など、難燃剤、顔料、追加の樹脂、又はこれらの組合せのような添加剤を本発明の組成物に添加することもできる。本組成物中に混入できる種々の添加剤は常用されており、当業者にとって公知である。かかる添加剤の例示的記載は、R.Gachter及びH.Muller、Plastics Additives Handbook、第4版、1993年に見出すことができる。
熱安定剤の例には、トリフェニルホスファイト、トリス(2,6−ジメチルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(混合モノ−及びジ−ノニルフェニル)ホスファイト、ジメチルベンゼンホスホネート及びトリメチルホスフェートがある。酸化防止剤の例には、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート及びペンタエリトリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]がある。光安定剤の例には、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール及び2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノンがある。可塑剤の例には、ジオクチル−4,5−エポキシ−ヘキサヒドロフタレート、トリス(オクトキシカルボニルエチル)イソシアヌレート、トリステアリン及びエポキシ化大豆油がある。帯電防止剤の例には、グリセロールモノステアレート、ステアリルスルホン酸ナトリウム及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムがある。
失活剤を始めとする好ましい種類の安定剤は、透明/半透明で無色の生成物を与えるものである。通例、かかる安定剤は0.001〜10重量%のレベルで、好ましくは0.005〜2重量%のレベルで使用される。好ましい安定剤には、有効量の酸性リン酸塩、1以上の酸性水素を有する酸性亜リン酸塩、亜リン酸アルキル、亜リン酸アリール又はこれらの混合物、第IB族又は第IIB族金属のリン酸塩、リンオキソ酸、酸性ピロリン酸金属塩、或いはこれらの混合物がある。安定剤として使用するための特定化合物の適否及び安定剤としての使用量は、ポリエステル樹脂成分とポリカーボネートの混合物を調製し、溶融粘度、ガス発生又は色安定性に対する効果或いはインターポリマーの生成を判定することで容易に決定できる。酸性リン酸塩には、リン酸二水素ナトリウム、リン酸一亜鉛、リン酸水素カリウム、リン酸二水素カルシウムなどがある。亜リン酸塩又は亜リン酸エステルは、下記式Vを有し得る。
Figure 2005133070
式中、R1、R2及びR3は、R1、R2及びR3の1以上が水素であることを条件として水素、アルキル及びアリールからなる群から独立に選択される。
第IB族又は第IIB族金属のリン酸塩には、リン酸亜鉛などがある。リンオキソ酸には、亜リン酸、リン酸、ポリリン酸及び次亜リン酸がある。
ポリ酸性ピロリン酸塩は、下記式VIを有し得る。
zxyn3n+1
式中、Mは金属であり、xは1〜12の範囲内の数であり、yは1〜12の範囲内の数であり、nは2〜10の数であり、zは1〜5の数であり、和(xz)+yはn+2に等しい。好ましいMは、アルカリ金属又はアルカリ土類金属である。
最も好ましい失活剤は、リンのオキソ酸又は酸性有機リン化合物である。無機酸性リン化合物も失活剤として使用し得るが、これらは曇り又は透明度の低下を生じることがある。最も好ましい失活剤は、リン酸、亜リン酸又はこれらの部分エステルである。
離型剤の例には、ペンタエリトリトールテトラステアレート、ステアリルステアレート、みつろう、モンタンワックス及びパラフィンワックスがある。他の樹脂の例には、特に限定されないが、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート及びポリフェニレンオキシドがある。上述の添加剤の任意のものの組合せも使用できる。かかる添加剤は、本組成物を形成するための成分の混合中の適当な時点で混合できる。
本組成物の製造のためには、熱可塑性樹脂をブレンドするために知られているブレンディング操作の任意のもの、例えばバンバリーミキサーのような混練機又は押出機でのブレンディングを使用できる。添加の順序は重要でないが、すべての成分を完全にブレンドすべきである。
樹脂組成物を製造するためには、成分を任意公知の方法で混合すればよい。通例、2つの相異なる混合段階、即ち予備混合段階及び溶融混合段階が存在している。予備混合段階では、乾燥成分が混ぜ合わされる。予備混合段階は、通例、タンブラーミキサー又はリボンブレンダーを用いて実施される。しかし、所望ならば、ヘンシェルミキサーのような高剪断ミキサー又は類似の強力装置を用いて予備混合物を調製できる。予備混合段階には、通例、予備混合物を溶融して再び融液として混合する溶融混合段階が続く。別法として、予備混合段階を省略し、原料を(好ましくは複数の供給系統を通して)溶融混合装置の供給部に直接添加してもよい。溶融混合段階では、通例、成分は一軸若しくは二軸押出機、バンバリーミキサー、二本ロールミル又は類似の装置で溶融混練される。
好ましいブレンドのガラス転移温度は、約60〜約150℃、さらに好ましくは約120〜約150℃である。
本組成物の光学的性質及び耐衝撃性によれば、本組成物は建築工業及び建設工業での使用に適しており、特に例えば屋根、温室、サンルーム、水泳プールの囲いなどの各種グレイジング用途での使用に適している。
本組成物は、射出成形、押出し、ガスアシスト吹込み成形又は真空成形のような、当技術分野で公知の各種技術で最終物品に成形できる。望ましい成形品は、中実シート、多層シート及び異形シートを始めとする押出シートである。同時押出シートを形成するために使用する追加層は特に限定されない。多層シートの構造又は形状は特に限定されない。追加層は、例えば、製造を容易にするための蛍光剤及び/又は耐候性を向上させるための紫外線吸収剤を含み得る。押出中実シートは、通例約0.5〜約15キログラム/平方メートルの重量を有すると共に、通例約0.5〜約15mm、好ましくは約1〜約12mmの厚さを有する。押出多層シートは、通例約0.5〜約8キログラムの重量を有すると共に、通例約2〜約50mm、好ましくは約4〜約40mmの厚さを有する。
以下の実施例では、表1に記載した材料を表2〜4に記載した処方に従って使用した。すべての量は、特記しない限り、組成物の全重量を基準とする重量パーセントである。すべての成分をリボンブレンダーで混合し、Werner−Pleiderer二軸押出機を用いて260℃で押し出してペレットを形成した。次いで、ペレットを射出成形機に供給して円板及び試験片を成形した。表及び図1からわかり通り、PC、PCCD及びPCTAの三成分ブレンドは所望の性質を有する大きい組成空間を与える。図1に示す通り、第三の成分がPCTである場合、所望の性質を有する透明ブレンドは三成分図上に示されていない。図1に示す通り、ジオール成分CHDMがさらにジオールEGを含む場合、所望の性質を有する組成空間は縮小する。
表2 試験手順
光学的性質(透過率及び曇り度)は、ASTM D1003に従って測定する。
黄色度指数は、ASTM D1925に従って測定する。この場合、厚さ3.2mmの円板試料をGardner XL−835比色計で測定する。
衝撃値は、ISO 180/1Aに従い、厚さ4mmの試験片について測定する。
粒状物から、ISO 1133(特記しない限り、265℃/2.16kg)に従い、メルト体積流量(MVR)をcm3/10分単位で測定した。
ビカーB120温度は、ISO 306に従い、厚さ4mmの試験片について測定する。
引張特性:試験手順はISO 527標準に従う。試験はZwick 1474(+HASY)上で実施する。この機械は自動取扱い装置を備える。次の寸法、即ち10mmの幅及び4mmの厚さを有するMPTS型(ISO 3167)の引張試験片を使用した。
耐薬品性:4種の化学物質、即ち1)燃料C(組成:42.5%トルエン、42.5%イソオクタン、15.0%MeOH)、2)アルコール、3)酢酸(0.75vol%水溶液)、及び4)苛性ソーダ(1.0wt%水溶液)に対する耐薬品性。試験はISO 4599に従って実施する。以下の試験条件を使用する。即ち、試験時間は15分、試験温度は23℃、加える定ひずみは0.5%、接触方法は完全浸漬である。試験後、以下の等級付けに従って引張試験片の外観変化を目視検査した。即ち、1)可視的変化なし、2)無光沢表面、3)小さい亀裂又はひび割れ、4)大きい亀裂、5)試験片の破壊。目視検査後、ISO 527標準に従った引張試験手順を実施して物理的性質を測定した。ノッチ付きアイゾット:この試験手順はASTM D256の方法に基づいている。この場合、アイゾット方法Eを用い、ノッチなし試験片を試験することでノッチなし衝撃強さを求める。この試験の結果は、試験片の単位幅当たりで吸収されるエネルギーとして報告され、フート×ポンド/インチ(Ft.Lbs./In.)単位で表される。通例、最終試験結果は5つの試験片に関する試験結果の平均として計算される。
Dynatup衝撃試験:この試験手順はASTM D3763の方法に基づいている。この手順は、多軸変形条件下での材料の挙動に関する情報を与える。加える変形は高速破壊である。このタイプの試験装置の供給業者の一例はDynatupである。試験結果としては、いわゆる全吸収エネルギー(TE)が報告されるが、これはフート×ポンド(Ft.Lbs.)単位で表される。最終試験結果は、通例10の試験円板に関する試験結果の平均として計算される。
溶融粘度:この試験手順はASTM D1238の方法に基づいている。使用する装置は、自動タイマーを備えた押出式プラストメーターである。この装置の代表例は、Tinius Olson MP987である。試験前、試料を150℃で1時間乾燥する。試験条件は、266℃の融液温度、5000グラムの全荷重、0.0825インチのオリフィス直径、及び5分の滞留時間である。試験結果はポアズ単位で表される。
曲げ弾性率:この試験手順はASTM D790の方法に基づいている。典型的な試験片は、次の寸法、即ち1/8インチ×1/2インチ×2−1/2インチの寸法を有している。最終試験結果は、5つの試験片に関する試験結果の平均として計算される。試験には、単純に支持したビームの中心に荷重を加える三点荷重系が使用される。
この種の試験を行うために設計された装置の製造業者の代表例は、Instron及びZwickである。曲げ弾性率は、弾性限界内における応力と対応ひずみとの比であり、ポンド/平方インチ(psi)単位で表される。
引張強さ:この試験手順はASTM D638の方法に基づいている。この試験方法では、標準的なタンベル形の試験片が使用される。最終試験結果は、5つの試験片に関する試験結果の平均として計算される。引張強さは、試験中に観測された最大荷重を試験片の原最小横断面積で割ることで計算される。結果はポンド/平方インチ(psi)単位で表される。この種の試験を行うために設計された装置の製造業者の代表例は、Instron及びZwickである。
引張伸び:材料が引張応力下での破断に耐える能力は、ASTM D638に基づいている。通常、試験片は射出成形される。引張試験機は試験片を両端から引っ張り、試験片を破断させるために必要な力及び破断するまでの試験片の伸びの量を測定する。プラスチックの極限伸びは、張力下で破断するまでに生じる長さのパーセント増加率である。
Figure 2005133070
Figure 2005133070
Figure 2005133070
図1A、1B及び1Cは、記載した樹脂ブレンドに関する三成分図をそれぞれ示している。

Claims (10)

  1. 第一のポリカーボネート樹脂成分、脂環式ジオール又はその等価物と脂環式ジカルボン酸又はその等価物とから導かれる第一のポリエステルコポリマー樹脂からなる第二の樹脂ブレンド成分、及びシクロヘキサンジオール又はその等価物とテレフタル酸又はその等価物と当該ブレンドの透明度を向上させるのに適した脂肪族又は芳香族二酸及びジオールとから選択される追加縮合反応成分の縮合で導かれる第二のポリエステルポリマー樹脂からなる第三の樹脂成分を含んでなる透明熱可塑性ブレンドであって、3種の成分が70%以上の透過率及び燃料Cへの暴露後に40%以上の破断点伸びを有する透明ブレンドを形成するための比率で存在している、透明熱可塑性ブレンド。
  2. 前記第一及び第二のブレンド成分のみの二成分ブレンドに比べて耐薬品性の向上した透明ブレンド部分を含む、請求項1記載の透明熱可塑性ブレンド。
  3. 3種のブレンド成分の全重量を基準にして約35〜約65重量%のポリカーボネート樹脂からなる第一の樹脂成分、三成分ブレンドの約33〜約65重量%をなす、脂環式ジオール又はその等価物及び脂環式ジカルボン酸又はその等価物から導かれる第一のポリエステル樹脂からなる第二の樹脂ブレンド成分、三成分ブレンドの約2〜約35重量%をなす第二のポリエステル樹脂成分からなる第三の樹脂成分から本質的になる3種の樹脂成分を含んでなる、請求項1記載の透明熱可塑性ブレンド。
  4. 前記第三の成分が、1,4−シクロヘキサンジメタノール又はその等価物とテレフタル酸又はその等価物の混合物とイソフタル酸又はその等価物との縮合生成物から本質的になり、前記イソフタル酸又はその等価物が三成分ブレンドの透明度を向上させるの量で混合物中に存在している、請求項3記載の透明熱可塑性ブレンド。
  5. 前記第三の成分が、1,4−シクロヘキサンジメタノール又はその等価物とエチレングリコールの混合物とテレフタル酸又はその等価物との縮合生成物から本質的になり、前記エチレングリコールが三成分ブレンドの透明度を向上させるための量で前記混合物中に存在している、請求項3記載の透明熱可塑性ブレンド。
  6. 前記第三の成分がPCTAから本質的になり、当該三成分ブレンドが約35〜45wt%のPC、約33〜43wt%のPCCD及び約20〜35wt%のPCTAを含んでなる、請求項3記載の透明熱可塑性ブレンド。
  7. 前記ポリカーボネート樹脂が芳香族ポリカーボネート樹脂である、請求項3記載の透明熱可塑性ブレンド。
  8. 酸化防止剤、熱安定剤、離型剤、帯電防止剤、白化剤、着色剤、可塑剤及び補強材並びにこれらの混合物からなる群から選択される追加成分を含む、請求項3記載の透明熱可塑性ブレンド。
  9. 前記安定剤が、酸性リン酸塩、1以上の酸性水素を有する酸性亜リン酸塩、亜リン酸アルキル、亜リン酸アリール又はこれらの混合物、第IB族又は第IIB族金属のリン酸塩、リンオキソ酸、酸性ピロリン酸金属塩、或いはこれらの混合物の有効量を含む、請求項8記載の透明熱可塑性ブレンド。
  10. 当該ブレンドが成形又は押出しによって物品に加工される、請求項3記載の透明熱可塑性ブレンド。
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