JP2005130934A - 足首用サポーター - Google Patents

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【課題】 足の自由な動きを阻害することなく、足首の捻挫を防止する。
【解決手段】 足首の回りに装着されるサポーター本体1と、サポーター本体1の表面に配設される概略Y字状の帯状ストラップ2とを設ける。帯状ストラップ2は、足の外果Fo の直近下部に止着される股部20Aと、股部20Aから二股に分かれて上方に概略直線状に延びるとともに足首の回りに止着される第1および第2の直線状部20B,20Cと、股部20Aから下方に概略直線状に延びるとともに足の内果側に止着される第3の直線状部26とから構成されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、足首の捻挫(とくに内反捻挫)を防止するための足首用サポーターに関する。
足首の内反捻挫を防止するためのサポーターとして、例えば特許第3398571号公報に示すようなものが提案されている。このサポーターは、足の踝および足裏の一部を覆う筒状部材と、筒状部材の上から足の内側の踝(内果)を覆いかつ上下方向に延びる板状部材と、板状部材の上部を筒状部材に着脱自在に固定する固定ベルトと、板状部材の下部に連結されかつ筒状部材の表面に接合されるテープ部材とを備えている。
上記公報には、足裏が内側に回転する際に、足の内甲側の板状部材が突っ支い棒の役目を果たすとともにテープ部材が足の外側部分の上下方向への伸びを防止することにより、内反捻挫が防止される点が記載されている。
しかしながら、この場合には、突っ支い棒の役目をする部材として、硬質の板状部材を用いている。このため、運動時には、足の内反方向のみならず他の方向への足の動きが制限されて、足の自由な動きが阻害される恐れがある。
特許第3398571号公報
本発明が解決しようとする課題は、足首用サポーターにおいて、足の自由な動きを阻害することなく、足の捻挫(とくに内反捻挫)を防止する点にある。
一般に、足関節は、図7(a)に示すように、距骨Kの上方および側方において、脛骨Tの内果Ti の関節面と、脛骨Tの下部の関節面と、腓骨Fの外果Fo の関節面とから構成されている。足関節の内反捻挫は、同図(b)に示すように、荷重肢における足部に対して過度の内反が強制されたときに発生する。
本件出願に係る発明者らは、足関節の捻挫に関して解剖学的見地から研究を進めた結果、外反捻挫よりも内反捻挫が多く発生する原因として、以下のことを突き止めた。
(i)足の内側の三角靱帯が強靱であるのに対し、足の外側の前距腓靱帯や踵腓靱帯が脆 弱である。
(ii) 外果と比較して、内果は短く、骨性の制限が少ない。
(iii)足関節底屈位では、ankle mortice (足関節の凹部)における遊びが大きい。
(iv) 腓骨筋が底屈位で機能しにくい。
上記原因のうち、(i)に関しては、人体の骨格構造および筋組織構造上の問題であって、解剖学的観点からはどうすることもできないが、(ii)〜(iv)に関しては、運動学的観点から考察を加えることにより、内反捻挫を防止することが可能になると考えられる。
<(ii)に関して>
図8に示すように、解剖学的には、足関節の内果(内側の踝)Ti は外果(外側の踝)Fo よりも短くなっており、内果Ti の下端と外果Fo の下端との間にはΔの段差が生じている。このため、足の外反の動きに対しては、外果Fo と距骨Kの外側端との間ですぐに衝突が生じ、その結果、外反時の可動域は小さくなる。その一方、足の内反の動きに対しては、内果Ti と距骨Kの内側端との間ですぐに衝突が生じないため、内反時の可動域は大きくなる。このように、内反時の方が外反時よりも可動域が大きいために、外反よりも内反の方が起こりやすくなると考えられる。
ところで、足関節には、脛骨Tの下端と腓骨Fの下端とを連結する遠位脛腓関節というものがあり、この遠位脛腓関節を利用することにより、内果Ti と外果Fo との間の段差Δを小さくすることが可能になると考えられる。
すなわち、図9に示すように、腓骨Fを矢印方向に押し上げて外果Fo を挙上位に移動させると、外果Fo と内果Ti との間の段差をΔ′(<Δ)にすることができる。これにより、外反可動域を大きくして、内反可動域を小さくすることが可能になる。このようにして、内反捻挫の発生を抑制できるようになると考えられる。
また、これとは逆に、脛骨Tを上方に押し上げて内果Ti を挙上位に移動させ、外果Fo と内果Ti との間の段差をΔよりもさらに大きくすることにより、内反可動域をさらに大きくして、外反可動域をさらに小さくすることが可能になる。この場合には、過度の外反(つまり過回内)の発生を抑制できるようになると考えられる。
<(iii) に関して>
足関節の屋根の部分、すなわち、脛骨Tの内果Ti の関節面、脛骨Tの下部の関節面、および腓骨Fの外果Fo の関節面を含めてankle mortice (足関節の凹部)と呼んでいる。このankle mortice に対応する距骨滑車は、上方から見ると、図10の斜線部分に示すように、前方の幅が広く、後方の幅が狭くなっている。
このため、足関節を背屈すると、距骨が後方に移動し、幅の広い距骨滑車の前側部分がankle mortice に挟まって骨性にロックされる。その一方、足関節を底屈すると、距骨が前方に移動し、幅の狭い距骨滑車の後側部分とankle mortice との間に遊びが生じて、足関節が不安定な状態におかれる。このため、足関節の底屈時には、捻挫が生じやすい状態になると考えられる。
この場合には、上記(ii)の場合と同様にして、腓骨Fの外果Fo を挙上すると、距骨下関節の内反可動域が制限され、外反可動域が増加する。運動学的には、外反の動きが大きくなると、足関節の底屈が制限されて背屈が増加する。これにより、内反捻挫の発生を抑制できるようになると考えられる。
< (iv) に関して>
この場合には、上記(ii)の場合と同様にして、脛骨Tの内果Ti を挙上すると、距骨下関節の外反可動域が制限され、内反可動域が増加する。運動学的には、内反の動きは足関節の底屈を誘導するので、足関節が底屈しやすくなることにより、腓骨筋が底屈位で機能しやすくなる。これにより、足の外反捻挫を防止できるようになると考えられる。
本発明は、上述したような観点からなされたものであって、足の外果または内果の直近下部に止着可能な股部を有する概略V字状(またはY字状)の帯状ストラップをサポート本体の表面に配設したことを最も主要な特徴とする。
請求項1の発明に係る足首用サポーターは、足首の回りに装着されるサポーター本体と、サポーター本体の表面に配設される概略V字状の帯状ストラップとを備えている。帯状ストラップは、足の外果または内果の直近下部に止着可能な股部と、股部から二股に分かれて上方に概略直線状に延びるとともに足首の回りに止着可能な第1および第2の直線状部とから構成されている。
請求項1の発明においては、帯状ストラップの股部を足の外果または内果の直近下部に止着するとともに、帯状ストラップの第1および第2の直線状部を上方に引き上げることにより、足の外果または内果を上方に持ち上げて挙上位に移動させ、この状態で、各直線状部をサポーター本体の足首部分に止着する。これにより、上述したように(段落番号[0011]〜[0012]参照)、内反可動域または外反可動域が制限されて、内反捻挫または外反捻挫を防止できる。しかも、この場合には、帯状ストラップにより、捻挫を誘発する方向への足の動きを一部制限しているだけであり、運動時における足の自由な動きは阻害されない。
請求項2の発明では、サポーター本体が、足の前足部が挿入される挿入穴と、足首の回りに巻回される開閉可能でかつ開閉部が互いに止着可能な巻回部とを有している。
請求項3の発明では、帯状ストラップの股部の内周が足の外果または内果の外周に沿うように円弧状に形成されている。この場合には、帯状ストラップの股部の内周が足の外果または内果を局所的に圧迫することなく、外果または内果の周囲に均等に押付力を作用させることができる。
請求項4の発明では、帯状ストラップが、股部の止着部を挟んで第1および第2の直線状部に設けられるとともに足の外果または内果の外周に沿って配設される軟質のパッド部材を有している。この場合には、足の外果または内果の周囲が局所的に圧迫されるのをより効果的に防止できる。
請求項5の発明では、帯状ストラップの第1および第2の直線状部が鋭角をなしている。この場合には、帯状ストラップの第1および第2の直線状部分に作用させた張力を、足の外果または内果を押し上げる力として帯状ストラップの股部から効率よく作用させることができる。
請求項6の発明では、股部から第1および第2の直線状部とは逆側に概略直線状に延びるとともにサポーター本体に止着可能な第3の直線状部を有しており、帯状ストラップが概略Y字状に形成されている。この場合には、第3の直線状部をサポーター本体に止着することにより、帯状ストラップをサポーター本体にさらに強固に止着できるようになる。
本発明に係る足首用サポーターによれば、足の自由な動きを阻害することなく、内反捻挫または外反捻挫を防止できるという利点がある。
足首用サポーターにおいて、足首の捻挫を防止するための構造を簡単な構造で実現した。
図1ないし図6は本発明の一実施例による足首用サポーターを説明するための図であって、図1は足首用サポーターを構成するサポーター本体および帯状ストラップの正面図、図2はサポーター本体の足首装着前の全体斜視図、図3はサポーター本体の足首装着後の状態を示す全体斜視図、図4(a)〜(c)は足首用サポーターの装着の仕方を説明するための図、図5は図4(c)の拡大図、図6(a)〜(c)は足首用サポーターの装着の仕方を説明するための図である。
図1に示すように、この足首用サポーターは、足首の回りに装着されるサポーター本体1と、サポーター本体1の表面に配設される概略Y字状の帯状ストラップ2とを有している。
サポーター本体1および帯状ストラップ2は、たとえばクロロプレンラバーやナイロンから形成されるが、全方向に伸縮自在なストレッチ素材から構成するようにしてもよい。なお、ここでいうストレッチ素材とは、ポリウレタン繊維やポリエステル繊維などの伸縮性を有する繊維からなる、またはこれらと他の繊維との複合糸からなる編み組織を有する素材を指している。サポーター本体1の表面には、面ファスナが着脱自在に止着し得るシートが装着されている。
図2および図3に示すように、サポーター本体1の前側部分には、足の前足部が挿入される前側開口(挿入穴)10が形成されている。サポーター1の後側部分には、足首の回りに巻回される開閉可能な巻回部11,12が設けられている。巻回部12には、面ファスナからなる止着部13が取り付けられている。止着部13は、巻回部11の表面に着脱自在に止着される。止着部13により、各巻回部11,12が止着されて閉じることによって、サポーター本体1には、足の踵部が挿入される後側開口14と、足首が挿入される上側開口15とが形成される。
帯状ストラップ2は、図1に示すように、足の外側の踝(外果)または内側の踝(内果)の直近下部に止着される股部20Aと、股部20Aから二股に分かれて外果または内果の外周に沿いつつ斜め上方に概略直線状に延びるとともに足首の回りに止着される第1および第2の直線状部20B,20Cとから構成されたV字状部20を有している。
股部20Aの内周20aは、足の外果または内果の外周に沿うように円弧状に形成されている。股部20Aには、面ファスナからなる止着部21が取り付けられている。第1および第2の直線状部20B,20Cには、股部20Aの止着部21を挟んでスポンジ等の軟質パッド部材22,23がそれぞれ設けられている。これらの軟質パッド部材22,23は、帯状ストラップ2の締結時に、第1および第2の直線状部20B,20Cにより足の外果または内果が局所的に過度に圧迫されるのを防止するためのものであって、足の外果または内果の外周に沿って配置される。
軟質パッド部材22,23は、各直線状部20B,20Cにおいて表地および裏地の間に挟み込むようにしてもよく、あるいは、裏地に直接接着または縫着するようにしてもよい。軟質パッド部材22,23の立体形状としては、たとえば円柱状のものが用いられるが、その他任意の適切な形状を採用できる。軟質パッド部材22,23を構成する具体的な材料としては、ポリウレタンやポリエチレン、EVAなどの合成樹脂の発泡体または合成ラバーの発泡体であって、JIS K 7312の附属書2のスプリング硬さ試験タイプC試験方法に準拠して測定した硬度で30度以下のものが好ましい。また、軟質パッド部材22,23の厚みは1mm以上、好ましくは3〜10mmであって、それぞれの長さは40〜50mm程度が好ましい。なお、軟質パッド部材としては、止着部21を含めて概略V字状のものを用いるようにしてもよい。ただし、この場合には、軟質パッド部材22,23の止着部21部分の厚みをあまり厚くしないようにする必要がある。
第1および第2の直線状部の20B,20Cの先端部分には、面ファスナからなる止着部24.25がそれぞれ取り付けられている。第1および第2の直線状部20B,20Cが互いになす角度θは、好ましくは鋭角になっている。
帯状ストラップ2は、股部20Aから下方に概略直線状に延びるとともにサポーター本体1に止着される第3の直線状部26をさらに有している。これにより、帯状ストラップ2は、全体がY字形に形成されている。第3の直線状部26には、面ファスナからなる止着部27が取り付けられている。
次に、本実施例による足首用サポーターの装着方法について、図4ないし図6を用いて説明する。
まず、図4(a),(b)に示すように、サポーター本体1の挿入穴10に足の前足部を通し、巻回部11の上に巻回部12を止着する。このとき、足の踵部がサポーター本体1の後側開口14から露出している。
次に、図4(c)およびその拡大図である図5に示すように、帯状ストラップ(Y形ストラップ)2を用意する。そして、帯状ストラップ2の股部20Aを足の外果Fo の直近下部に当てて止着するとともに、第1および第2の直線状部(第1および第2のストラップ)20B,20Cを引き上げることにより、股部20Aで外果Fo を上方に持ち上げる。この状態で、第1および第2の直線状部20B,20Cを足首の回りに巻き付けてそれぞれ内果側で止着する(図6(a),(b)参照)。
次に、図6(b)および(c)に示すように、第3の直線状部(第3のストラップ)26を足裏から足の内果側に回して止着する。
この場合には、サポーターを足首に装着した状態で、足の外果Fo が帯状ストラップ2の股部20Aにより上方に持ち上げられて挙上位に移動している。このとき、図8および図9を用いてすでに説明したように、外果Fo と内果Ti との間の段差Δ′はサポーター装着前の段差Δよりも小さくなっており、これにより、外反可動域を大きくして、内反可動域を小さくすることができる。このようにして、足首の内反捻挫の発生を防止できる。
しかも、この場合には、帯状ストラップ2により、内反捻挫を誘発する方向への足の動きを一部制限しているだけであり、運動時における足の自由な動きは阻害されない。
また、足の外果Fo を持ち上げる帯状ストラップ2の股部20Aの内周面が外果Fo の外周に沿うように円弧状に形成されているので、股部20Aが外果Fo を局所的に圧迫することなく、外果Fo の周囲に均等に押付力を作用させることができる。
さらに、帯状ストラップ2の第1および第2の直線状部分20B,20Cが鋭角をなしているので、第1および第2の直線状部分20B,20Cに作用させた張力を、足の外果Fo を押し上げる力として帯状ストラップ2の股部20Aから外果Fo に効率よく作用させることができる。
なお、第3の直線状部分26を足裏側から足の反対側に回してサポーター本体1に止着できるようにしたことにより、帯状ストラップ2をサポーター本体1にさらに強固に止着できるようになり、帯状ストラップ2がサポーター本体1から容易に外れないようにすることができる。
また、足の外果Fo の挙上によって、距骨下関節の内反可動域が制限され、外反可動域が増加するので、足関節の底屈が制限されて背屈が増加する。これにより、足関節の底屈時における内反捻挫の発生を抑制できるようになる。これは、たとえば、サイドステップした後の着地時や登山の下り時などにおける内反捻挫の発生の防止に効果的である。さらに、足が背屈しやすくなることにより、運動時に足の返しがしやすくなって、足の運びをスムーズに行えるようになる。
なお、図4ないし図6に示した例では、内反捻挫を防止する装着方法を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。足の内果Ti の直近下部に股部20Aが配置されるように帯状ストラップ2を配設するようにすれば、外反捻挫の防止が可能である。
すなわち、この場合には、サポーターを足首に装着した状態で、足の内果Ti が帯状ストラップ2の股部20Aにより上方に持ち上げられて挙上位に移動している。このとき、図8および図9を用いてすでに説明したように、外果Fo と内果Ti との間の段差はサポーター装着前の段差Δよりもさらに大きくなっており、これにより、内反可動域をさらに大きくして、外反可動域をさらに小さくすることができる。このようにして、過度の外反(つまり過回内)の発生を抑制できるようになる。
また、この場合においても、帯状ストラップ2により、外反捻挫を誘発する方向への足の動きを一部制限しているだけであり、運動時における足の自由な動きは阻害されない。
さらに、足の内果Ti の挙上によって、距骨下関節の外反可動域が制限され、内反可動域が増加する。運動学的には、内反の動きは足関節の底屈を誘導するので、足関節が底屈しやすくなることにより、腓骨筋が底屈位で機能しやすくなる。これにより、足の捻挫を防止できるようになると考えられる。
このように本実施例によれば、サッカー、バスケットボール、テニスなどのスポーツに限らず、登山やトレッキングなどにおいて、足の自由な動きを阻害することなく、足首の捻挫(とくに内反捻挫)を効果的に防止できるようになる。
なお、前記実施例では、帯状ストラップ2として、第3の直線状部26が設けられた概略Y字状のものを例にとって説明したが、この第3の直線状部26は、長さを短くして帯状ストラップ2の股部20Aと同じ側に止着されるようにしてもよい。あるいは、第3の直線上部26は、省略することも可能である。第3の直線状部26を省略した場合には、帯状ストラップ2は全体が概略V字状に形成されることになる。
本発明の一実施例による足首用サポーターを構成するサポーター本体および帯状ストラップの正面図である。 サポーター本体(図1)の足首装着前の状態を示す全体斜視図である。 サポーター本体(図1)の足首装着後の状態を示す全体斜視図である。 (a)〜(c)は足首用サポーターの装着の仕方を説明するための図である。 図4(c)の拡大図である。 (a)〜(c)は足首用サポーターの装着の仕方を説明するための図である。 (a)は足関節の骨格構造を示す断面図、(b)は足関節の内反動作を説明するための図である。 サポーター装着前の足関節の骨格構造を足関節の内反および外反動作と併せて示す図である。 サポーター装着後の足関節の骨格構造を足関節の内反および外反動作と併せて示す図である。 足関節の骨格構造を足関節の底屈および背屈動作と併せて示す図である。
符号の説明
1: サポーター本体
10: 前側開口(挿入穴)
11,12: 巻回部

2: 帯状ストラップ
20A: 股部
20B: 第1の直線状部
20C: 第2の直線状部
21: 止着部
22,23: パッド部材
26: 第3の直線状部

Fo : 外果
Ti : 内果

Claims (6)

  1. 足首用サポーターであって、
    足首の回りに装着されるサポーター本体と、
    前記サポーター本体の表面に配設される概略V字状の帯状ストラップとを備え、
    前記帯状ストラップが、足の外果または内果の直近下部に止着可能な股部と、前記股部から二股に分かれて上方に概略直線状に延びるとともに足首の回りに止着可能な第1および第2の直線状部とから構成されている、
    ことを特徴とする足首用サポーター。
  2. 請求項1において、
    前記サポーター本体が、足の前足部が挿入される挿入穴を有するとともに、足首の回りに巻回される開閉可能かつ互いに止着可能な巻回部を有している、
    ことを特徴とする足首用サポーター。
  3. 請求項1において、
    前記帯状ストラップの前記股部の内周が足の外果または内果の外周に沿うように円弧状に形成されている、
    ことを特徴とする足首用サポーター。
  4. 請求項1において、
    前記帯状ストラップが、前記股部の止着部を挟んで前記第1および第2の直線状部に設けられ、足の外果または内果の外周に沿って配設される軟質のパッド部材を有している、
    ことを特徴とする足首用サポーター。
  5. 請求項1において、
    前記帯状ストラップの前記第1および第2の直線状部が鋭角をなしている、
    ことを特徴とする足首用サポーター。
  6. 請求項1において、
    前記帯状ストラップが、前記股部から前記第1および第2の直線状部とは逆側に概略直線状に延びるとともに前記サポーター本体に止着可能な第3の直線状部を有しており、前記帯状ストラップが概略Y字状に形成されている、
    ことを特徴とする足首用サポーター。
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