JP2003199602A - 足首サポートベルト付きスポーツシューズ - Google Patents

足首サポートベルト付きスポーツシューズ

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JP2003199602A
JP2003199602A JP2002290363A JP2002290363A JP2003199602A JP 2003199602 A JP2003199602 A JP 2003199602A JP 2002290363 A JP2002290363 A JP 2002290363A JP 2002290363 A JP2002290363 A JP 2002290363A JP 2003199602 A JP2003199602 A JP 2003199602A
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ankle
belt
support belt
ankle support
shoe
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JP2002290363A
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English (en)
Inventor
Natsuki Sato
夏樹 佐藤
Hiroaki Iwamoto
広明 岩本
Kazuhiko Suzuki
和彦 鈴木
Tetsuo Yamamoto
哲夫 山本
Soichi Fujimoto
聡一 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 足首の捻挫は一度受傷すると靭帯が伸びて関
節が不安定となり、筋力が低下し、繰り返し捻挫する傾
向がある。ところが、足首の周囲に締め具を設けたも
の、踝部にパッドを装着したもの、足首支持プレートを
装着したもの等のシューズでは、この筋力の低下を補う
ような構成になっていない。そこで、足首の捻挫で低下
した筋力を補い、捻挫の再発予防に適するスポーツシュ
ーズを提供する。 【解決手段】 第5中足骨10後端下方の中敷き4の下
に足首サポートベルト21の一端を止着し、外甲側ベル
ト孔より外部に出した足首サポートベルト21を斜め後
方に伸ばし、踵後部で内甲側前方に折り返し、足首前部
で外踝上部まで再度折り返し、自由端(21a)を甲被
外踝上部と着脱可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足首の捻挫を予防
するための足首サポートベルトを有するスポーツシュー
ズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】足首の捻挫を予防するために、履き口を
高くしたハイカットシューズの足首の周囲に締め具を設
けたもの、踝部にパッドを装着したもの、足首支持プレ
ートを装着したもの等が開示されている。
【0003】例えば、特開昭60−227701号で
は、外踝に補強材を重ね、補強材から延びる少なくとも
1つの締付けストリップを足首のまわりに回して、補強
材から延びる別の部分と着脱自在に接合したハイトップ
靴が開示されている。
【0004】また、特開平3−184502号では、舌
片上端部と甲被後部上端部に設けられたループに挿通さ
れて舌片及び甲被に装着され、履口周囲全周にわたって
巻回されたバックルのついたベルトを締めることで、足
首を均一に固定することができる運動靴が開示されてい
る。
【0005】
【特許文献1】特開昭60−227701号(Fig
1、Fig2)
【特許文献2】特開平3−184502号(第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、足首の周囲を
締めるものでは、強く締めるほど足首の動きを制限し、
動きの激しいスポーツシューズには好ましくない。ま
た、踝部にパッドを装着するものや足首支持プレートを
装着するものも同様である。
【0007】なお、足首の捻挫は、一度受傷すると靭帯
が伸びて関節が不安定となり、筋力が低下し、繰り返し
捻挫する傾向がある。ところが、前記足首の周囲に締め
具を設けたもの、踝部にパッドを装着したもの、足首支
持プレートを装着したもの等のシューズでは、この筋力
の低下を補うような構成になっていない。
【0008】そこで、本発明は、足首の捻挫で低下した
筋力を補い、捻挫の再発予防に適するスポーツシューズ
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、中
敷きを有し、甲被履口部が内外の踝を覆うハイカットタ
イプのスポーツシューズにおいて、第5中足骨後端下方
の中敷きの下に足首サポートベルトの一端を止着し、外
甲側のベルト孔よりシューズ外部に出した足首サポート
ベルトを斜め後方に伸ばし、踵後部で内甲側前方に折り
返し、足首前部で外踝上部まで再度折り返し、自由端
(21a)を甲被外踝上部と着脱可能としたことを特徴
とするものである。このように構成することで、腓骨筋
に沿って足の外側を引き上げて腓骨筋力を補い、内反捻
挫を予防することができる。また、足底部の外アーチの
低下防止および踵部のホールド性を向上することができ
る。
【0010】また、中敷きを有し、甲被履口部が内外の
踝を覆うハイカットタイプのスポーツシューズにおい
て、第1中足骨後端下方の中敷きの下に足首サポートベ
ルトの一端を止着し、内甲側のベルト孔よりシューズ外
部に出した足首サポートベルトを斜め後方に伸ばし、踵
後部で外甲側前方に折り返し、足首前部で内踝上部まで
再度折り返し、自由端(61a)を甲被内踝上部と着脱
可能としたことを特徴とするものである。このように構
成することで、外反捻挫の予防、足底部の内アーチの低
下防止および踵部のホールド性を向上することができ
る。
【0011】また、中敷きを有し、甲被履口部が内外の
踝を覆うハイカットタイプのスポーツシューズにおい
て、第5中足骨後端下方の中敷きの下に足首サポートベ
ルトの一端を止着し、外甲側のベルト孔よりシューズ外
部に出した足首サポートベルトを斜め後方に伸ばし、踵
後部で内甲側前方に折り返し、足首前部で外踝上部まで
再度折り返し、自由端(21a)を甲被外踝上部と着脱
可能とした足首サポートベルトと、第1中足骨後端下方
の中敷きの下に足首サポートベルトの一端を止着し、内
甲側のベルト孔よりシューズ外部に出した足首サポート
ベルトを斜め後方に伸ばし、踵後部で外甲側前方に折り
返し、足首前部で内踝上部まで再度折り返し、自由端
(61a)を甲被内踝上部と着脱可能とした足首サポー
トベルトを設けたことを特徴とするものである。このよ
うに構成することで、内反捻挫および外反捻挫を予防す
ることができる。また、足底部の外アーチおよび内アー
チの低下防止、ならびに踵部のホールド性を向上するこ
とができる。
【0012】なお、前記足首サポートベルトを、伸縮性
を有するベルトとすることで、足首回りの巻き締め強度
を容易に調節することができる。
【0013】また、本発明の前記足首サポートベルト付
きスポーツシューズにおいて、外甲側及び内甲側のベル
ト孔を樹脂または皮革または人工皮革または合成皮革の
ベルト孔補強部材で補強する事によって、使用中に甲被
のベルト孔付近が磨耗することによるベルト孔の拡がり
を抑えることが出来る。したがって、長期使用により足
首サポートベルトのサポート力が低下してしまうことを
防ぐ事が出来る。
【0014】また、本発明の前記足首サポートベルト付
きスポーツシューズにおいて、外甲側及び内甲側のベル
ト孔よりシューズ外部に出した足首サポートベルトをベ
ルト孔部分からベルト自由端との間でベルト通しに通す
事によって、使用中にベルトのずれがおこりサポート力
が低下してしまうことを防ぐ事が出来る。
【0015】第5中足骨後端下方の中敷きの下に足首サ
ポートベルトの一端を止着し、外甲側のベルト孔よりシ
ューズ外部に出した足首サポートベルトを斜め後方に伸
ばし、踵後部で内甲側前方に折り返し、足首前部で外踝
上部まで再度折り返し、自由端(21a)を甲被外踝上
部と着脱可能とした足首サポートベルトと、第1中足骨
後端下方の中敷きの下に足首サポートベルトの一端を止
着し、内甲側のベルト孔よりシューズ外部に出した足首
サポートベルトを斜め後方に伸ばし、踵後部で外甲側前
方に折り返し、足首前部で内踝上部まで再度折り返し、
自由端(61a)を甲被内踝上部と着脱可能とした足首
サポートベルトを設けた足首サポートベルト付きスポー
ツシューズにおいて、一方の足首サポートベルトのシュ
ーズ本体に巻きつけた際に踝から前方にくる部分から自
由端までの一部に、もう一方の足首サポートベルトより
幅が広く、かつもう一方の足首サポートベルトを受け入
れるための重なり防止孔を設け、一方の足首サポートベ
ルトを重なり防止孔に通した後、お互いの足首サポート
ベルトの一方の自由端をもう一方の自由端外面に取り付
けられた面ファスナーで着脱可能とすることによって、
その各々の係着部が足の底背屈を阻害することなく締め
付けられる様になる。
【0016】また、本発明の前記足首サポートベルト付
きスポーツシューズにおいて、踵部のカウンターを有し
ないことで、足首サポートベルトをより足首に密着させ
ることができ、足首サポートベルトの巻き締め効果を大
きくすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のシューズは、足首の捻挫
を予防するための足首サポートベルトを有するスポーツ
シューズであるが、特に、靭帯が伸びて関節が不安定と
なり、低下した筋力を補い、内反捻挫および/または外
反捻挫の再発予防に適するものである。
【0018】本発明の足首サポートベルトは、合成繊
維、天然繊維、人工皮革、天然皮革等任意の素材で形成
することができるが、ナイロン、ポリエステル等の合成
繊維で伸縮性を有するものが巻き締めの調節の幅が広く
なり望ましい。
【0019】該足首サポートベルトは、細すぎると足首
回りの巻き締め効果が小さくなり、太すぎると着脱がし
難くなり、シューズも重くなる。従って、幅は40mm
〜60mmが望ましい。また、厚さは厚すぎると足首回
りの巻き締めがし難くなり、シューズも重くなる。一
方、薄すぎると使用時の引張り強度に耐えない。従っ
て、厚さは1mm〜2mmが望ましい。
【0020】足首サポートベルトの中敷き下への止着
は、中敷き下面またはソールの中底上面に縫着または接
着することもできるが、一対の面ファスナーにより中敷
き下面またはソールの中底上面と着脱可能とすること
が、足首サポートベルトの取り替えができるので望まし
い。なお、足首サポートベルトの中敷き下面またはソー
ルの中底上面の取付け部を、型押し等で凹ませておく
と、足首サポートベルトによる足裏への突き上げ感が小
さくなり好ましい。
【0021】また、前記足首サポートベルトの自由端の
着脱は、面ファスナーを用いることで、足首サポートベ
ルトを迅速に着脱することができる。
【0022】なお、足首サポートベルトの自由端に面フ
ァスナーを接着または縫着することもできるが、足首サ
ポートベルト全体を面ファスナーとすることもできる。
【0023】足首サポートベルトの自由端と係着され
る、前記甲被外踝上部、甲被内踝上部または足首サポー
トベルトの外面に、面ファスナーを接着または縫着によ
り取付ける。なお、甲被外踝上部または甲被内踝上部に
取付ける面ファスナーは、下部後方の角部を斜めに切り
落とすか曲線状に形成することが、足首サポートベルト
の角部を把持し、外し易くなるので望ましい。
【0024】前記足首サポートベルトを、伸縮性を有す
るベルトとする場合は、長さ方向のみ伸縮すれば良く、
伸縮率は200 %以下のものが、足首サポートベルト
の巻き締め動作および巻き締め効果の点から望ましい。
なお、伸縮率は、足首サポートベルトに引張り荷重をか
けない時の長さと、引張り荷重をかけていっぱいに引き
伸ばした時の長さとの比率である。
【0025】足首サポートベルトを、第5中足骨後端下
方の中敷きの下に止着し、外甲側のベルト孔よりシュー
ズ外部に出し斜め後方に伸ばすのは、腓骨筋の腱が第5
中足骨の後から外踝の後の方向に斜走しているので、こ
の腱に沿って引き上げることで腓骨筋力を補い、内反捻
挫を予防するためである。更に、足底部の外アーチの低
下防止および踵部のホールド性を向上させるためであ
る。
【0026】一方、足首サポートベルトを、第1中足骨
後端下方の中敷きの下に止着し、内甲側のベルト孔より
シューズ外部に出し斜め後方に伸ばすのは、外反捻挫の
予防、足底部の内アーチの低下防止および踵部のホール
ド性を向上させるためである。
【0027】ベルト孔補強部材は、ナイロン、熱可塑性
ポリウレタン、PVC等の熱可塑性樹脂で成型されたも
のでも良いし、皮革または人工皮革または合成皮革を本
体に縫い付けても良い。また、熱可塑性樹脂で構成する
場合は、予め成型された部材を甲被本体に縫い付けても
良いし、甲被材料を成型型に挿入して前記甲被材料の上
に直接樹脂を注入して成型する方法で甲被本体に装着し
ても良い。補強部材の固さや形状を変化させる事によっ
て、踵部のホールド性を調節する事が出来る。
【0028】ベルト通し部材については、樹脂または皮
革または人工皮革または合成皮革とする。ベルト通し部
材を皮革または人工皮革または合成皮革にする事で、足
首周りの異物感を少なくする事が出来る。またベルト通
し部材を樹脂等で成型することで、軽量でより強度の高
いものとする事が出来る。
【0029】外甲側のベルト孔よりシューズ外部に出す
足首サポートベルトと、内甲側のベルト孔よりシューズ
外部に出す足首サポートベルトとを有する足首サポート
ベルト付きスポーツシューズにおいて、一方の足首サポ
ートベルトのシューズ本体に巻きつけた際に踝から前方
にくる部分から自由端までの一部に、もう一方の足首サ
ポートベルトより幅が広く、かつもう一方の足首サポー
トベルトを受け入れるための重なり防止孔を設け、一方
の足首サポートベルトを重なり防止孔に通した後、お互
いの足首サポートベルトの一方の自由端をもう一方の自
由端外面に取り付けられた面ファスナーで着脱可能とす
ることにより、各々の足首サポートベルトの係着部が足
の底背屈の動きを阻害することなく締め付けられる様に
なる。
【0030】また、上記構造において、内反捻挫に対し
てより念入りにサポートしたい場合は、外甲側のベルト
孔よりシューズ外部に出す足首サポートベルトの締め込
みを、内甲側のベルト孔よりシューズ外部に出す足首サ
ポートベルトの締め込みより強くする事によって、外甲
側のサポート力がより強くなり足の内反を防ぐことが出
来る。同様に、上記構造において、外反捻挫に対してよ
り念入りにサポートしたい場合は、内甲側のベルト孔よ
りシューズ外部に出す足首サポートベルトの締め込み
を、外甲側のベルト孔よりシューズ外部に出す足首サポ
ートベルトの締め込みより強くする事によって、内甲側
のサポート力がより強くなり足の外反を防ぐことが出来
る。
【0031】また、上記構造において、足首サポートベ
ルトを装着する際に、外甲側のベルト孔よりシューズ外
部に出す足首サポートベルトを、内甲側のベルト孔より
シューズ外部に出す足首サポートベルトより下にする事
によって、外甲側のサポート力がより強くなり、足の内
反を防ぐことが出来る。同様に、上記構造において、足
首サポートベルトを装着する際に、内甲側のベルト孔よ
りシューズ外部に出す足首サポートベルトを、外甲側の
ベルト孔よりシューズ外部に出す足首サポートベルトよ
り下にする事によって、内甲側のサポート力がより強く
なり、足の外反を防ぐことが出来る。
【0032】カウンターは踵部の保形性のため、甲被の
踵部に内包されるものであるが、一般に硬質の部材で形
成されているので、踵部の保護効果は大きいが、踵部の
フィット性は劣るものである。従って、カウンターを有
しないことで、足首サポートベルトをより足首に密着さ
せることができ、足首サポートベルトの巻き締め効果を
大きくすることができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明について図を用いて説明する。
図1〜図3は、足首サポートベルト21を外甲側のベル
ト孔22よりシューズ外部に出し、足首に巻く足首サポ
ートベルト付きスポーツシューズ1の実施例を示す図で
ある。図1は外甲側側面図、図2は背面図、図3は内甲
側側面図である。該スポーツシューズは図1〜図3に示
すように、中敷き4の下に一端を止着した足首サポート
ベルト21を、甲被と中底との接合部から外甲側のベル
ト孔22を通してシューズ外部に出して、斜め後方に伸
ばし、踵後部で内甲側前方に折り返し、足首前部で外踝
上部まで再度折り返し、自由端(21a)を甲被外踝上
部と着脱可能とした。
【0034】本実施例の足首サポートベルト21は、合
成繊維製で長さ方向に伸縮し、その伸縮率は約130%
であり、片面全体がフックの面ファスナーで形成された
公知のベルトとした。足首サポートベルト21の寸法
は、引き伸ばさない状態で、長さ250mm、幅50m
m、厚さ1.5mmとした。
【0035】甲被外踝上部には、前記足首サポートベル
ト21の自由端21aを着脱するループの面ファスナー
23を縫着した。該面ファスナー23は、長さ50m
m、幅50mmで、下部後方の角部を曲線状に形成し
た。
【0036】前記足首サポートベルト21の中敷4の下
への止着は、足首サポートベルト21を図4に示す第5
中足骨10の後から外甲側のベルト孔22を通してシュ
ーズ外部に出して斜め後方に伸ばせるように、図5に示
すように中敷き4の下に斜めに挿入し、中敷き4下面に
接着された長方形のループの面ファスナー5に係着し
た。
【0037】図6は、足首サポートベルト61を内甲側
のベルト孔よりシューズ外部に出し、足首に巻く足首サ
ポートベルト付きスポーツシューズ1の内甲側側面図で
ある。該スポーツシューズは、第1中足骨11後端下方
の中敷き4の下に一端を止着した足首サポートベルト6
1を、甲被と中底との接合部から内甲側のベルト孔より
シューズ外部に出して、斜め後方に伸ばし、踵後部で外
甲側前方に折り返し、足首前部で内踝上部まで再度折り
返し、自由端(61a)を甲被内踝上部と着脱可能とし
たものである。
【0038】本実施例の足首サポートベルト61は、前
記足首サポートベルト21の外甲側のベルト孔よりシュ
ーズ外部に出すものと同様のものであり、自由端61a
には内踝上部に縫着された面ファスナー63と対象形状
のループの面ファスナー63を縫着した。
【0039】該足首サポートベルト61は、図示しない
が、第1中足骨11後端下方の中敷き4の下に斜めに挿
入し、中敷き4下面に接着された長方形のループの面フ
ァスナー5に係着した。なお、第1中足骨11後端は第
5中足骨後端よりも前方に位置するため、前記外甲側の
ベルト孔よりシューズ外部に出す足首サポートベルト2
1よりも前方に係着されることになる。
【0040】図7は、外甲側のベルト孔よりシューズ外
部に出す足首サポートベルト21と、内甲側のベルト孔
よりシューズ外部に出す足首サポートベルト61とを有
する足首サポートベルト付きスポーツシューズ1の内甲
側側面図である。図8は、該足首サポートベルト付きス
ポーツシューズ1の背面図である。このスポーツシュー
ズは、先ず外甲側のベルト孔よりシューズ外部に出す足
首サポートベルト21を足首に巻いて、外踝上部に係着
し、次に内甲側のベルト孔よりシューズ外部に出す足首
サポートベルト61を足首に巻いて、先の足首サポート
ベルト21の外面に係着したものである。なお、内甲側
のベルト孔よりシューズ外部に出す足首サポートベルト
61を、外甲側のベルト孔よりシューズ外部に出す足首
サポートベルト21の補助として用いる場合は、足首サ
ポートベルト61の長さを短くして、足首前部までとす
ることもできる。
【0041】本実施例の足首サポートベルト21,61
は、前記外甲側のベルト孔よりシューズ外部に出す足首
サポートベルト21および内甲側のベルト孔よりシュー
ズ外部に出す足首サポートベルト61と同様のものであ
り、外踝上部には、面ファスナー23、63を縫着し
た。なお、外甲側のベルト孔よりシューズ外部に出す足
首サポートベルト21の自由端21aの端部より20c
mの外面に、ループの面ファスナー8を縫着して、内甲
側のベルト孔よりシューズ外部に出して足首に巻く足首
サポートベルト61を係着するようにした。
【0042】足首サポートベルト21,61の中敷き4
下への係着は、前記外甲側のベルト孔よりシューズ外部
に出す足首サポートベルト21および内甲側のベルト孔
よりシューズ外部に出す足首サポートベルト61と同様
とした。従って、図9に示すように、内甲側のベルト孔
よりシューズ外部に出す足首サポートベルト61は、中
敷き4下面に接着された長方形のループの面ファスナー
5に、前記外甲側のベルト孔よりシューズ外部に出す足
首サポートベルト21よりも少し前方に係着した。
【0043】本発明では、激しい足の動きに対応してベ
ルトが動きベルト孔付近が磨耗する事を防ぐ為、図11
の様にベルト孔補強部材24を設けた。また、ベルト孔
補強部材は耐磨耗性に優れた材料であるのが望ましい。
本発明においてはポリウレタンを用いる事でその耐久性
を向上させ、かつ踵部分の左右のホールド性を向上させ
た。
【0044】本発明では、図12に示すように甲被材と
同様の人工皮革をベルト通し部材として履口部踝上に設
けた。これにより、足首部分でより甲被に添いやすくな
り、フィット性が高まる。
【0045】図13は、外甲側のベルト孔よりシューズ
外部に出す足首サポートベルト21と、内甲側のベルト
孔よりシューズ外部に出す足首サポートベルト61とを
有する足首サポートベルト付きスポーツシューズ1の内
甲側側面図である。同じく図14は、外甲側側面図であ
る。また、図15は、該足首サポートベルト付きスポー
ツシューズ1の上面図である。このスポーツシューズ
は、先ず外甲側のベルト孔よりシューズ外部に出す足首
サポートベルト21を足首に巻いて、次に内甲側のベル
ト孔よりシューズ外部に出す足首サポートベルト61を
足首に巻き、足首サポートベルト21の重なり防止孔2
6に足首サポートベルト61を通した後、お互いの自由
端をもう一方の自由端外面に取り付けられた面ファスナ
ーで着脱可能としたものである。
【0046】スポーツシューズにおいても、踵部の保形
性のため図10に示すように、一般に、硬質の合成樹脂
シートを踵部形状に沿うように湾曲させた成形品である
カウンター20が内包されている。本発明においては、
該カウンター20を有しないことで、より足首サポート
ベルト21,61の巻き締め効果を大きくすることがで
きる。
【0047】
【発明の効果】本発明の足首サポートベルト付きスポー
ツシューズは以上のように構成されているので、内反捻
挫および外反捻挫を予防することができる。また、足底
部の外アーチおよび内アーチの低下防止、ならびに踵部
のホールド性を向上することができる。
【0048】また、足首サポートベルトを中敷き下面に
止着した場合、足首サポートベルトの引張り方向に中敷
きがずれ易いが、外甲側と内甲側の両方のベルト孔より
足首サポートベルトをシューズ外部に出すものでは、中
敷きの横ずれを防止することができる。
【0049】足首サポートベルトを踵側斜め後方に引張
るので、足の底背屈を阻害せず、スポーツシューズの運
動性能を低下させない。
【0050】外甲側の足首サポートベルトと内甲側の足
首サポートベルトの両方を設けるものでは、外甲側の足
首サポートベルトと内甲側の足首サポートベルトの伸縮
率を異なるものとすることで、足首サポートの調節の幅
を広げることができる。
【0051】足首サポートベルトの中敷き下への止着に
一対の面ファスナーを用いることで、足首サポートベル
トの取り替えを容易に行なうことができる。
【0052】外甲側及び内甲側のベルト孔部分に樹脂等
のベルト孔補強部材を設けることで、磨耗によるベルト
孔の拡がりを抑えることが出来、長期の使用においても
サポート力をより持続させる事が出来る。
【0053】外甲側及び内甲側の足首サポートベルト
を、ベルト孔部分からベルト自由端との間でベルト通し
に通す事によって、使用中にベルトのずれがおこりサポ
ート力が低下してしまうことを防ぐ事が出来る
【0054】外甲側の足首サポートベルトと内甲側の足
首サポートベルトを設けるものにおいては、一方の足首
サポートベルトのシューズ本体に巻きつけた際に踝から
前方にくる部分から自由端までの一部に、もう一方の足
首サポートベルトより幅が広くかつもう一方の足首サポ
ートベルトを受け入れるための重なり防止孔を設けるこ
とで、一方の足首サポートベルトを重なり防止孔に通し
た後お互いの足首サポートベルトの一方の自由端をもう
一方の自由端外面に取り付けられた面ファスナーで着脱
可能とすることにより、各々の足首サポートベルトの係
着部が足の底背屈の動きを阻害することなく締め付けら
れる様になる。
【0055】カウンターを有しない足首サポートベルト
付きスポーツシューズでは、足首サポートベルトをより
足首に密着させることができ、足首サポートベルトの巻
き締め効果を大きくすることができる。また、カウンタ
ーを有しないことで、スポーツシューズを軽量化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の外甲側側面図
【図2】実施例の背面図
【図3】実施例の内甲側側面図
【図4】足の骨格図
【図5】中敷き部分の平面図
【図6】実施例の内甲側側面図
【図7】実施例の内甲側側面図
【図8】実施例の背面図
【図9】中敷き部分の平面図
【図10】カウンターを有するシューズの背面図
【図11】ベルト孔補強部材を有するシューズの外甲側
面図
【図12】ベルト通しを有するシューズの内甲側面図
【図13】外甲側の足首サポートベルトと内甲側の足首
サポートベルトを設けるシューズの内側側面図
【図14】外甲側の足首サポートベルトと内甲側の足首
サポートベルトを設けるシューズの外側側面図
【図15】外甲側の足首サポートベルトと内甲側の足首
サポートベルトを設けるシューズの正面図
【符号の説明】
1 足首サポートベルト付きスポーツシューズ 21 足首サポートベルト 21a 自由端 22 ベルト孔 23 面ファスナー 24 ベルト孔補強部材 25 ベルト通し 26 重なり防止孔 4 中敷き 5 面ファスナー 61 足首サポートベルト 61a 自由端 62 ベルト孔 63 面ファスナー 64 ベルト孔補強部材 65 ベルト通し 66 重なり防止孔 10 第5中足骨 11 第1中足骨 20 カウンター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 哲夫 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35 号 美津濃株式会社内 (72)発明者 藤本 聡一 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35 号 美津濃株式会社内 Fターム(参考) 4F050 AA01 BC10 BC14 BC22 BC28 BC31 HA01 HA20 HA56 HA57 HA60 JA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中敷き(4)を有し、甲被履口部が内外
    の踝を覆うハイカットタイプのスポーツシューズにおい
    て、第5中足骨(10)後端下方の中敷き(4)の下に
    足首サポートベルト(21)の一端を止着し、外甲側の
    ベルト孔(22)よりシューズ外部に出した足首サポー
    トベルト(21)を斜め後方に伸ばし、踵後部で内甲側
    前方に折り返し、足首前部で外踝上部まで再度折り返
    し、自由端(21a)を甲被外踝上部と着脱可能とした
    ことを特徴とする足首サポートベルト付きスポーツシュ
    ーズ(1)。
  2. 【請求項2】 中敷き(4)を有し、甲被履口部が内外
    の踝を覆うハイカットタイプのスポーツシューズにおい
    て、第1中足骨(11)後端下方の中敷き(4)の下に
    足首サポートベルト(61)の一端を止着し、内甲側の
    ベルト孔(62)よりシューズ外部に出した足首サポー
    トベルト(61)を斜め後方に伸ばし、踵後部で外甲側
    前方に折り返し、足首前部で内踝上部まで再度折り返
    し、自由端(61a)を甲被内踝上部と着脱可能とした
    ことを特徴とする足首サポートベルト付きスポーツシュ
    ーズ(1)。
  3. 【請求項3】 中敷き(4)を有し、甲被履口部が内外
    の踝を覆うハイカットタイプのスポーツシューズにおい
    て、第5中足骨(10)後端下方の中敷き(4)の下に
    足首サポートベルト(21)の一端を止着し、外甲側の
    ベルト孔(22)よりシューズ外部に出した足首サポー
    トベルト(21)を斜め後方に伸ばし、踵後部で内甲側
    前方に折り返し、足首前部で外踝上部まで再度折り返
    し、自由端(21a)を甲被外踝上部と着脱可能とした
    足首サポートベルト(21)と、第1中足骨(11)後
    端下方の中敷き(4)の下に足首サポートベルト(6
    1)の一端を止着し、内甲側のベルト孔(62)よりシ
    ューズ外部に出した足首サポートベルト(61)を斜め
    後方に伸ばし、踵後部で外甲側前方に折り返し、足首前
    部で内踝上部まで再度折り返し、自由端(61a)を甲
    被内踝上部と着脱可能とした足首サポートベルト(6
    1)を設けたことを特徴とする足首サポートベルト付き
    スポーツシューズ(1)。
  4. 【請求項4】 前記足首サポートベルト(21,61)
    を、伸縮性を有するベルトとしたことを特徴とする請求
    項1、2または3記載の足首サポートベルト付きスポー
    ツシューズ(1)。
  5. 【請求項5】 ベルト孔の上に樹脂または皮革または人
    工皮革または合成皮革のベルト孔補強部材(24、6
    4)を設けたことを特徴とする請求項1、2、3または
    4記載の足首サポートベルト付きスポーツシューズ
    (1)。
  6. 【請求項6】 樹脂または皮革または人工皮革または合
    成皮革で構成されたベルト通し(25、65)を甲被本
    体に設け、外甲側及び内甲側のベルト孔(22、62)
    よりシューズ外部に出した足首サポートベルトを、ベル
    ト孔部分からベルト自由端(21a、61a)との間で
    ベルト通しに通したことを特徴とする請求項1、2、
    3、4または5記載の足首サポートベルト付きスポーツ
    シューズ(1)。
  7. 【請求項7】 一方の足首サポートベルトのシューズ本
    体に巻きつけた際に踝から前方にくる部分から自由端ま
    での一部に、もう一方の足首サポートベルトより幅が広
    く、かつもう一方の足首サポートベルトを受け入れるた
    めの重なり防止孔(26,66)を設け、一方の足首サ
    ポートベルトを重なり防止孔に通した後、お互いの足首
    サポートベルトの一方の自由端をもう一方の自由端外面
    に取り付けられた面ファスナー(23、63)で着脱可
    能とした、請求項3記載の足首サポートベルト付きスポ
    ーツシューズ(1)。
  8. 【請求項8】 前記足首サポートベルト付きスポーツシ
    ューズ(1)において、踵部のカウンター(20)を有
    しないことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6
    または7記載の足首サポートベルト付きスポーツシュー
    ズ(1)。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009153951A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Hiroshi Inoue ベルト締め付け型ランニングシューズ
JP2010099179A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Nisshin Rubber Kk
JP2015071039A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 サロモン エス.エー.エス.

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