JP2004242764A - 足関節装具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】距腿部、踵部の一部を含み、踝の上端近傍から舟状骨及び立方骨近傍までの領域を覆う本体1と、本体の踵部及び足底部の一部を覆い回内又は回外方向への力を加えるように本体の踵部内側部分又は踵部外側部分から足底部を通り反対側の踝上部へ延びる第1のベルト12と、下腿の周径方向に力を加えるように第1のベルトの一端に連接し下腿の周径方向に延びる第2のベルト20とを備え、両ベルト12、20は互いにT字状をなしている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スポーツ分野又は医療分野で使用され、足関節の捻挫予防、捻挫再発予防等、足関節の各種疾患の予防ないし予後の治療のために足関節に装着する装具に関する。
【0002】
【従来の技術】
足関節における捻挫等の外傷の発生予防、再発予防、治療には種々の方法があるが、現在主として、ギプス、副木、テーピングテープ、バンデージ、サポーター等が使用され、場合によってはこれらの複数のものが併用される。これらの各手段にはそれぞれの特徴があり、使用者の患部の状態や使用される状況等によって選択される。その中で、特にサポーターは次のような利点をもつことから、外傷の有用な発生予防、再発予防、治療の手段として様々な場面で利用されている。まず、サポーターは、装着するのに例えばギプス、テーピングテープのように、ある程度の熟練した技術又はそれを有する補助者を特別必要とせず、簡単にしかも短時間に装着ができる。又、患部の状態によって長期的に着用するのが好ましい場合には、サポーターは、連続使用に対する安定性、耐久性がテーピングテープやバンデージに比べ優れており、その結果使用に際してのランニングコストも少なくてすむ。
【0003】
現在使用されている足関節装具には種々のものがあるが、その1つとして足関節周囲を覆う筒状体と、その外表面に設置され足関節を締め付け固定するベルトからなるサポーターがある。この種のサポーターの具体的な構造として、足関節周囲を覆う筒状体、筒状体の内踝外表面に取り付けたひねり防止用ステー、筒状体の外表面に一端が取り付けられ足底部から足背部を通り踵部上部に至る伸縮性ベルトを有するサポーター(例えば特許文献1参照)、足関節周囲を覆う筒状体、足首後背部に設けた補助ベルト、踝、足首被覆用プロテクターを有する足関節固定装具(例えば、特許文献2参照)、足関節の上方及び下方周囲を覆う筒状体、筒状体の外側面から足底部を通り反対側の外表面まで延びるベルト、筒状体の後部のアキレス腱に対応する部分から足底部を取り巻いて外側面まで延びるベルトを備えた足首用装具(例えば、特許文献3参照)、足関節周囲を覆う筒状体、筒状体の内側の踝を覆う板状部材、板状部材の下部又は筒状体の足底部に連結され足底部を通り筒状体の外側面まで回るベルトを備えた装具(例えば、特許文献4参照)、足関節周囲を覆う筒状体、筒状体の左右側方に固定された硬性支持板、支持板に連結可能な硬性の前シェル部、一方の支持板から足底部を通り他方の支持板まで延びる足底ベルトを備えた装具(例えば、特許文献5参照)、足関節周囲を覆う筒状体、筒状体の一方の側面に一端が取り付けられ足底を通り他方の側面まで延び、他端が二股に分岐した足底ベルトを備えた装具(例えば、特許文献6参照)がある。
【0004】
足関節部位の障害には種々のものがあるが、最も多いのは捻挫である。捻挫には、足首を内側に捻りその結果外側の靭帯が伸びて痛める内反捻挫と、足首を外側に捻る外反捻挫とがあるが、多くは内反捻挫である。この内反捻挫の予防、再発防止などのための装具の多くは、上述の例に示されるように、紐による編上げ又は面ファスナーによって開閉し得る構造の本体を有しており、それにベルト、ステー等を適宜付加したものが多い。それらの装具で本体が前面開閉構造になっているものは、足関節の背屈がし難く、本体前面の屈曲部に窓が開いているため足首の屈曲時に本体が足に食い込み易く、固定調整に複数のストラップを使用しているものは操作が面倒であり、足底を通るストラップが複数あるものは足底に凹凸が多く生じて歩行時不快感を感じ、ステーを使用しているものでは、ステーに硬質又は半硬質プラスチック等を使用するため、スポーツの種目によっては使用できない、などの問題点がある。更に従来の装具は全体的に固定力の強いものが多く、予防用または軽度の疾患用として用いるには運動制限が過剰になる傾向がある。
【0005】
捻挫用途としてはテーピング理論に基づくフィギュアエイト構造が一般的であり、足関節捻挫用の装具、帯構造として広く知られており、構造が単純なため、製品に盛り込まれることが多い。本来のフィギュアエイト構造の主目的は、距骨の前方動揺制限効果であり、足関節自体を底背屈、内外反等に対して強固に保護・制動することが可能等の理由による。テーピング理論に基づくスターアップ構造は、内外反制動においてはテーピング理論に基づくフィギュアエイト構造よりも効果があり、底背屈運動も妨げない。
【0006】
この足関節の運動制限が強いことは足関節の保護に繋がるが、足関節が固定されているため外部から力が加わった際、膝関節等の他の関節にも外力の影響が加わる点が問題視されており、装具の固定力の程度を考慮する必要がある。また軽度の捻挫、捻挫予防等に用いる装具で、軟性の材料のみを用いて内外反制動をフィギュアエイト構造を用いずにスターアップ構造で達成した足関節装具は開発されていない。
【0007】
【特許文献1】
実開平3−101930号(第2〜6頁、第1図、第2図)
【特許文献2】
実開平3−101931号(第3〜4頁、第1図〜第3図)
【特許文献3】
特表平7−503879号公報(第6〜7頁、図1、図2)
【特許文献4】
特開平11−9754号公報(第2〜3頁、図1、図2)
【特許文献5】
特開2000−102553号公報(第2〜3頁、図1)
【特許文献6】
特開2001−170094号公報(第3〜4頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、捻挫予防、捻挫再発予防、軽度の足関節疾患等に最低限必要な制動力と、運動自由度との双方をバランスよく達成し、また硬質素材や過剰な部材を用いることによるデメリット、例えば競技種目による使用制限、重量、嵩張り、偏当り、締付け過ぎ等の諸問題、を回避し、更に装着が容易であり、装着間違いが発生しない構造を持った足関節装具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明においては、距腿部、踵部の一部を含み、踝の上端近傍から舟状骨及び立方骨近傍までの領域を覆う本体と、本体の踵部及び足底部の一部を覆い回内又は回外方向への力を加えるように本体の踵部内側部分又は踵部外側部分から足底部を通り反対側の踝上部へ延びる第1のベルトと、下腿の周径方向に力を加えるように第1のベルトの一端に連接し下腿の周径方向に延びる第2のベルトとを備え、前記両ベルトは互いにT字状をなしている。即ち、本発明においては、スリーブ状、セミオープン又はフルオープンの柔軟性素材を用いた本体と、踵骨周囲部分を覆うように配置され、踵骨内側部分又は踵骨外側部分から足底を通り踵骨外側部分又は踵骨内側部分を通り踝上部へ立ち上がっている第1のベルト及び本体上部を周径方向に走行する第2のベルトからなるT字状ベルトとを備え、第1のベルトはテーピング理論に基づくスターアップ機能とヒールロック機能とを持ち、第2のベルトはテーピング理論に基づくアンカーベルト機能を持つものである。
【0010】
本発明においては、捻挫時、障害が発生する前の保持固定により妨げられる運動機能を確保するために、足関節捻挫予防用、比較的軽い症状に対する再発予防用製品として最低必要な制動を持たせ、スポーツ、日常生活動作に必要な動きである足関節底背屈運動を保持するものである。そして踵周囲の高い安定を得るための素材構成と本体の係合方法の向上のために、踵骨周辺を内側、足底、外側の3面で確実に覆い、テーピング理論に基づくヒールロック構造により安定性を高める。硬質素材や過剰な数量の部材で構成されることによるデメリット、即ち競技種目の制限や、重量、嵩張り、偏当たり、締め付け過ぎ等の諸問題、の回避と、足関節捻挫予防、再発予防に必要な制動効果を確保するために、使用材料の適切な素材、厚み、剛性を選択し、軟質材料で必要な制動効果を得ることができる。また従来の装着操作工程が多い、適切な位置で着けられない、間違いやすい等の複雑な構造を簡素化することができ、本体装着、第1のベルト装着、第2のベルトの装着の3工程により、操作を単純化し、係合位置の限局による操作間違いを低減することができる。
【0011】
従来一般的に使用されているテーピング理論に基づくフィギュアエイト構造により前面を被覆してしまうと、底背屈運動時の動きを妨げることになるので、本発明においては、足関節前後面に底背屈の動きを妨げる壁になる構造、部材の配置を避けるようにするため足関節内反制動を優先してテーピング理論に基づくスターアップ構造、即ち足関節内側面から発し外側全体を覆う構造を使用したため、足関節前後面への部材配置はなくなり足関節底背屈の動きが妨げられることがない。また足関節外反捻挫に対しては内外構造を逆にすることで対応することができる。
【0012】
本体は、天然繊維、化学繊維よりなる織布、編布、不織布、パイル生地、プラスチックフォームなどを単独又は任意に選択組み合わせて形成することができる。その具体的な素材としては、例えば、綿、毛、ウール、レーヨン、アクリル、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン等の繊維を適宜組み合わせてなる、経編み又は緯編み布のジャージ生地、パワーネットのような弾性糸混紡編物、ダブルラッセル生地の立体編物等がある。さらに、これらの生地とゴム発泡体(クロロプレンゴム、天然ゴム、ブチルゴム、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム等)、ウレタン発泡体(圧縮ウレタン)等のフォーム材料を積層した複合材料を用いることができる。
【0013】
本体の構造としては、オープン、セミオープン、スリーブの何れの形態でもよいが、好ましくは着脱しやすいオープン形状で、係合位置は後面が望ましい。前面での係合は、足関節前面に配置される部材がそれだけ増加するため、皮膚への食い込み、皮膚の引きつれ等を発生させ、足関節底背屈の可動制限を発生させることがあり、避けることが望ましい。本体の係合については、足への追従性と機能性(下腿係合部は、テーピング理論に基づくアンカー機能達成のため周径方向の締結が必要である。また足首係合部はテーピング理論に基づくヒールロック機能をより高めるためには水平より下方向に締結するのがよい。)の両面から複数に分割するのが望ましい。分割は必ずしもしなくてもよいが、踵周囲の浮きが大きく発生するようであれば、分割することにより回避することができる。係合方向は反対足の引掛りや踵周囲の壁を考慮すると外側での係合が好ましい。本体の係合端は、内側から踵骨腱付着部を超え下外側方向へ踵側面を覆うような位置で係合するのが好ましい。この場合、係合端を手の引張り易い方向として上方に止めると、踵周囲に浮きが生じ踵周囲の安定性を低下させるおそれがあるため、係合端は水平より下方向を向くように延びるのが好ましい。その角度は水平方向から0〜90°、特に45±10°が望ましい。また一方向でのみ係合すると、本体が捩じれ回転してしまうおそれがあるので、これを回避するため、本体の係合部を上部の下腿係合部と下部の足首係合部とに分け、両係合部を互いに反対方向に引張って係合するようにして均衡を保つようにするのが有利である。このように構成すると、両係合部の端部をそれぞれ掴んで反対方向に引張ることで一度に係合止めすることができ、操作効率もよく、また足関節全体に適切な圧力を加えて足にフィットさせることが可能となる。
【0014】
第1のベルトは、踵を内側、足底、外側の3面で確実に覆い、安定性を高めるため高剛性軟質素材を使用して踵骨腱近傍踵内側面から足底部、外側部にて足底面に対し垂直方向に面した面ファスナーで本体上に係合し、テーピング理論に基づくスターアップ機能にヒールロック機能を付与した部材配置とする。この面ファスナーの本体との係合面積は、内反時の第1のべルトのずれ落ちを考慮して、第1のベルトの、第2のベルトとの連接部側の上端から連接部側の足底部との境界線までのベルト面の50%以上、好ましくは70〜80%にすることが望ましい。この面積が50%未満であると必要な固定機能、耐久性が得られない。使用材料の適切な素材、厚み、剛性を選択し、金属やプラスチックの成形材、プレート、シート等の硬質、半硬質素材を使用せず、軟質素材(合成皮革、レザークロス、布、発泡材等)を使用し、必要な制動効果を得るようにする。剛軟性は、100mm以上、特に150〜180mmが望ましい(JIS L 1096剛軟性8.19.1 A法(45°カンチレバー法)による)。強度は、5%変位で40N/inch以上が必要である(定速伸張型引張試験機により、引張速度100mm/min、試験片測定部分幅25mm、長さ(チャック間距離)100mmの条件で測定)。厚みは1〜3mm、幅は30〜60mmが好ましい。第1のベルト外側の端末は第2のベルトとつながって下腿部を周回できる構造になっており、第1のベルトのずれ落ちを防止して部材間の密着性を高めている。
【0015】
第2のベルトは、足への追従性を考慮して伸縮素材単体で用いるとバックストレッチ効果が優位に働き、過剰な圧迫が予測される。この理由から、綿等の天然繊維やポリプロピレン、ポリエステル等の化学繊維の織ベルト素材のような非伸縮素材か、伸縮素材を用いる場合でも長さ方向や幅方向に部分的に非伸縮素材による伸び止め部を設けることが望ましい。第2のベルトは前後どちらの方向でも周回可能であり、中間部で本体に固定し、両端をフリーにして、一端を本体に仮係合して他端を本体に係合することにより巻き付け時の周径方向のずれを回避することができる。また、非伸縮素材を用いた場合、断面が円錐状をなしている下腿部との間に浮きが生じ、追従性が悪い場合があり、それを防止するためベルトの長手方向の一部分に角度を設けて、上縁と下縁とに周径差を設け、ベルトの浮きを減少させることができる。この場合ベルトは上に広がる緩やかなV字となるが、170°以上、180°未満の角度設定が望ましい。また、足関節底背屈運動を妨げず、更に下腿への食い込み、局所圧迫が発生しないように厚み1〜4mm、幅30〜50mmのものを採用することが望ましい。
【0016】
第1のベルトと第2のベルトとの連接部は、一体の部材で構成する、2つの部材を縫製、接着等により結合する、又は2つの部材を面ファスナー、スリット、ループ等により着脱自在に係合するなどの方法により構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を、図面に示す実施例について説明する。
【0018】
図1は本発明の足関節装具の右足用の実施例を示し、aはその左側面図、bは右側面図である。1は本体で伸縮性の材料からなり、下腿部から足首を経て足部に亘り、距腿部、踵部の一部を含み、踝の上端近傍から舟状骨及び立方骨近傍までの領域を覆い、前面2は閉じられ、後方が開かれ、後方の外側の側縁3には上部に下腿係合部4が、内側の側縁5には下部に足首係合部6が設けられ、各係合部の内側にはそれぞれ面ファスナー7、8が設けられ、それらと対応する本体1の表面には面ファスナー9、10が設けられ、面ファスナー7と9、面ファスナー8と10が互いに着脱可能になっている。なお、足首係合部6はやや下方に向け、水平方向から角度αをなして形成され、角度αは例えば45度に選定される。11は足先を挿入するため本体に設けた開口である。
【0019】
12は本体1の内側表面に一端13を固定された第1のベルトで、非伸縮の材料を用い、踵内側面から足底部、外側面に沿い延び得るように形成され、内側面に位置する部分14は踵骨を効果的に覆うためカーブ状をなし、足底面に位置する部分15は足関節底背屈可動域の確保と食い込みを防ぎ得る幅を有し、外側面に位置する部分16は足関節前後面を覆うことなくスターアップ機能を最大限発揮できるように幅がやや広く選ばれている。なお、外側面に位置する部分16には窓17が設けられ、局部的に剛軟性を抑え、足関節外果周辺の追従性を向上させている。更に第1のベルト12の外側面に位置する部分16の内側には面ファスナー18が設けられ、また本体1の対応する個所には面ファスナー19が設けられ、ベルト12を内側面から足底を通って外側面まで沿わせ、本体1上に着脱可能になっている。このベルト12の本体1に対する係着面積は、本体1の側面の約70%に定められている。なお、ベルト12の足底に相当する部分には滑り止めを設け、靴内での装具のずれを抑制するようにしてもよい。
【0020】
20は第2のベルトで、非伸縮素材で形成され、第1のベルト12とT字状に連結されている。ベルト20の一端21は第1のベルト12との連接部22から他端23に比してやや短く形成され、一端21の先端内側には仮止め用の面ファスナー24が設けられ、他端23の先端内側及びベルトの外側にはそれぞれ本止め用の面ファスナー25、26が設けられ、面ファスナー24で仮止めして、ベルト20を下腿の周りに一周させ、面ファスナー25と26とを相互に係合させるようになっている。ベルトの周径方向へのずれ、ベルト同士の上下方向のずれを考慮して下腿周径の1/4以上の面積で係合するのが好ましい。なお、第2のベルトは非伸縮素材を用いているので、円錐状の下腿部に対しベルトが浮く可能性がある。このため図に示すように、ベルトの一部分に長手方向に角度β(170°以上180°未満、例えば175°)を設けて上に広がるV字状に形成し、上縁と下縁との周径差を利用してベルトの浮きを低減し、追従性をよくすることができる。
【0021】
上述の本体、第1のベルト、第2のベルトの具体的な材料、物性の例を示すと次のとおりである。また性能比較のため、A社製品を比較例1、B社製品を比較例2として挙げる。
実施例1
本体:厚さ2mmのクロロプレンゴムの両面にナイロンジャージをラミネートした材料を使用。
第1のベルト:合成皮革(ポリウレタン)材で、長さ方向の剛軟性が190mm、厚さ1.0mm、5%モジュラスが47N/inchのもので、部分14の幅40mm、部分15の幅40mm、部分16の幅60mmとしたものを使用。
第2のベルト:厚さ1.2mm、幅38mmのポリプロピレン平織ベルトを使用。
実施例2
本体:厚さ2mmのクロロプレンゴムの両面にナイロンジャージをラミネートした材料を使用。
第1のベルト:レザークロス(ゴム)材で、長さ方向の剛軟性が68mm、厚さ0.76mm、5%モジュラスが152N/inchのもので、部分14の幅40mm、部分15の幅40mm、部分16の幅60mmとしたものを使用。
第2のベルト:厚さ1.2mm、幅38mmのポリプロピレン平織ベルトを使用。
実施例3
本体:厚さ2mmのクロロプレンゴムの両面にナイロンジャージをラミネートした材料を使用。
第1のベルト:合成皮革と織布とのラミネート材で、長さ方向の剛軟性が175mm、厚さ1.9mm、5%モジュラスが73N/inchのもので、部分14の幅45mm、部分15の幅45mm、部分16の幅60mmとしたものを使用。
第2のベルト:厚さ1.2mm、幅38mmのポリプロピレン平織ベルトを使用。
実施例4
本体:厚さ2mmのクロロプレンゴムの両面にナイロンジャージをラミネートした材料を使用。
第1のベルト:合成皮革(ポリウレタン)とナイロン織布とのラミネート材で、長さ方向の剛軟性が226mm、厚さ1.3mm、5%モジュラスが156N/inchのもので、部分14、部分15及び部分16の幅60mmとしたものを使用。
第2のベルト:厚さ1.2mm、幅38mmのポリプロピレン平織ベルトを使用。
比較例1
厚さ3mmのクロロプレンゴムの両面にジャージをラミネートした材料を使用したスリーブ型の本体の、足底部の左右に取りつけた厚さ2.7mm、幅52mmの伸縮性のベルトを有するテーピング理論に基づくフィギュアエイト構造の足関節装具を使用。
比較例2
前面は閉じられ後方は完全に開かれ、厚さ2mmのウレタン材にジャージと起毛パイルとがラミネートされた材料を使用した本体の、内側部から外側に垂直及び斜め前方に走る厚さ1.35mm、幅38mmの2本の非伸縮ベルトを有し、更に本体の両側にステーを有するテーピング理論に基づくスターアップ及びハーフフィギュア構造の足関節装具を使用。
【0022】
次に図1に示す本発明の足関節装具の装着方法を図2について説明する。先ず、本体1の後方を開いた状態、即ち後方の両側縁3、5の面ファスナー7、9間、8、10間の係合を外した状態で足先Aを開口11に挿入し、面ファスナー7、9、面ファスナー8、10間をそれぞれ係合して、距腿部、踵部の一部を含み、踝の上端近傍から舟状骨、立方骨近傍までの領域を覆うように本体1を固定する。この場合、下腿係合部4は横方向に引張るが、足首係合部6は反対方向で且つ斜め下方に引張り係合することにより、本体1は捩じられることなく下腿から足首に至る領域に密着させて固定することができる(図2a)。次いで、第1のベルト12を踝近傍から踵部の一部を通り足底に至るように本体1に沿わせ、足底を潜って反対側の側面にまで延ばし、ベルト12の面ファスナー18を本体1の面ファスナー19と対向させて両者を互いに係合させる(図2b)。次いで、第2のベルト20の一端21の仮止め用面ファスナー24を利用してベルト20を本体上に仮止めし、他端23を持ってベルト20を下腿の周りに一周させ、他端23の内側の面ファスナー25を外側の面ファスナー26上に係合させて第2のベルト20を本体上に固定して装着を終了する(図2c)。
【0023】
次に本発明の装具の評価方法について説明する。関節部にボールジョイント(リンクボールTBS8形THK社製)を使用し、その両端に木製の丸棒を接続した骨格に、踝上部から中足骨近位部までをポリエチレンゲル(ヤング率:15kPa)で被覆し、それ以外の下腿部、足部を、ウレタン樹脂とポリエチレンビーズの混合物を硬化させた成形材(アスカーF硬度:90)で被覆した。足の形状は、26.5cmの成人男性の足型を採型して作製した。この足モデルに試験品を装着し、底背屈角度を角度計で測定し、また底背屈0度肢位での5度内反時のトルクをトルク計で測定した。その結果から、裸足の底背屈角度の34度から装着時の底背屈角度を引いた値を底背屈制動力、裸足の底背屈0度肢位での5度内反時のトルクの7cN・mを装着時の各5度内反時のトルクから引いた値を内反制動力として求めた。上述の実施例及び比較例についてそれらの値を次の表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
次の表2は従来の種々のテーピング手技を説明したもので、表の縦欄は手技の種類、横欄は手技のレベルを示し、表中には用いられた素材が伸縮性か非伸縮性か、また何本使用されたかを示す。なおレベル0は裸足の場合を示す。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
上述の各表を対比して分かるように、本発明によれば、その構成に併せて、ベルトの厚さ、剛軟性、モジュラスを適宜変えることにより、ほぼ底背屈制動力を10〜25度、内反制動力を30〜60cN・mの範囲に調整することができ、本発明による足関節装具は上述の従来のテーピング手技のほぼレベル2〜5の領域に対応させることができ、底背屈制動力、内反制動力の両者について、従来の装具よりバランスのとれたものを容易に得ることができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、捻挫予防、再発予防に最低限必要な制動機能を持ちつつ、スポーツ、日常生活動作に必要な動きである足関節底背屈運動が可能であり、踵を内側、足底、外側の3面で確実に覆い、テーピング理論に基づくヒールロック構造を達成して踵周囲の高い安定性を得ており、軟性の素材剛性を生かした制動効果が得られるため、装着による競技種目の制限や、重量、嵩張り、偏当り、締付け過ぎ等の諸問題を回避することができる。また、本体係合、第1のベルトの係合及び第2のベルトの係合の3工程のみにより、装着操作を単純化し、係合位置の限局による誤操作を低減することができる。さらに、本発明の評価方法に基づき、底背屈制動力を10〜25度、内反制動力を30〜60cN・mの範囲内にすることにより、底背屈を妨げず必要な内反制動力を得るという要求機能を満たすことができ、又この評価法を利用してテーピング理論をベースとした他の要求機能に合わせた機能を持った装具をも容易に得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の、aは左側面図、bは右側面図である。
【図2】本発明の実施例の装着方法の説明図である。
【符号の説明】
1 本体
2 本体の前面
3 本体の側縁
4 下腿係合部
5 本体の側縁
6 足首係合部
7 面ファスナー
8 面ファスナー
9 面ファスナー
10 面ファスナー
11 本体の開口
12 第1のベルト
13 第1のベルトの一端
14 第1のベルトの内側面に位置する部分
15 第1のベルトの足底面に位置する部分
16 第1のベルトの外側面に位置する部分
17 窓
18 面ファスナー
19 面ファスナー
20 第2のベルト
21 第2のベルトの一端
22 ベルトの連接部
23 第2のベルトの他端
24 面ファスナー
25 面ファスナー
26 面ファスナー
Claims (8)
- 距腿部、踵部の一部を含み、踝の上端近傍から舟状骨及び立方骨近傍までの領域を覆う本体と、本体の踵部及び足底部の一部を覆い回内又は回外方向への力を加えるように本体の踵部内側部分又は踵部外側部分から足底部を通り反対側の踝上部へ延びる第1のベルトと、下腿の周径方向に力を加えるように第1のベルトの一端に連接し下腿の周径方向に延びる第2のベルトとを備え、前記両ベルトは互いにT字状をなしていることを特徴とする足関節装具。
- 本体、第1のベルトが、少なくとも踵骨部分の外側部の一部、踵骨部分の内側部の一部及び底部の一部を覆うことを特徴とする請求項1記載の足関節装具。
- 第2のベルトが第1のベルトの一端に連接して、踝上部で下腿の周径方向に延びていることを特徴とする請求項1又は2記載の足関節装具。
- 第1のベルトの第2のベルトとの連接部側の上端から連接部側の足底部との境界線までのベルト面の50%以上が本体と係合し得るようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の足関節装具。
- 第1のベルト及び第2のベルトが非伸縮性又は難伸縮性の材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の足関節装具。
- 第2のベルトの一部が伸縮性の材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の足関節装具。
- 第1のベルトと第2のベルトとが分離可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の足関節装具。
- 本体は踵骨後面部近傍に開放可能な係合部を備え、その係合部の係合角度が水平より下方に向いていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の足関節装具。
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