JP2005130929A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影時において、物体との衝突を容易に回避することができる撮影装置を提供する。
【解決手段】移動可能範囲30を移動して、クレードル10に載置され所定の位置に位置づけられた被検体を走査するX線CTガントリ12と、X線CTガントリ12の移動方向に沿って設置され、所定の設定走査範囲に応じてX線CTガントリ12が移動する走査範囲40、または走査範囲40を除く範囲を表示する発光部18とを有する。発光部18は、例えば、複数の発光ダイオードから構成され、X線CTガントリ12が設置された床に埋め込まれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動可能な走査手段を有する撮影装置に関するものである。
断層撮影を行う撮影装置として、例えば、放射線としてX線を照射し、被検体を透過したX線を検出し、計算によって断層像を生成するX線CT(Computed Tomography)装置などが知られている。
具体的に、X線CT装置は、走査ガントリとして、X線源と、被検体を挟んで相対向するX線検出部とを有する。
走査ガントリは、所定の回転軸を中心としてX線を照射しながら被検体の周りを回転し、被検体の周囲の複数の方向において被検体を透過したX線を検出する。X線CT装置は検出された投影データに基づいて断層像を生成する。その結果、回転軸の軸方向に垂直な面における断層像を得ることができる。このとき、被検体は撮影用の載置手段に載せられている。撮影用の載置手段を、以下、クレードルとも称する。
一方、X線CT装置による撮影を行う際に、被検体の載ったクレードルの周辺に、被検体と接続されたインジェクターや点滴チューブの支持台を配置することが多い。X線CT装置の使用者は、このような物体が被検体と接続されているため、被検体が載せられたクレードル近傍に配置する。
上記のような状態において、走査ガントリが移動して撮影を行うと、インジェクターや点滴チューブの支持台などと走査ガントリとが衝突する可能性がある。
そこで、走査ガントリの移動可能範囲をテープなどで覆って識別したり、走査ガントリに物体との衝突を感知するタッチセンサーを設けたりする方法によって、衝突を防いでいる。あるいは、使用者は、自らの経験に基づいてインジェクターや点滴チューブを配置することもある。
また、上記のような走査範囲を設定および確認する装置として、ガントリに向けて搬送するテーブル上の被検体の搬送方向に沿ってスライド可能なレーザ光を照射する投光部と、投光部の搬送方向における位置情報を検出する検出部と、検出された位置情報をガントリおよび走査コンソールに出力する出力部とを有するスキャン範囲設定装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−263100号公報
しかしながら、上記のような従来の撮影装置においては、走査ガントリの移動可能範囲を識別する場合、走査時に識別された領域に全く物体を置かないのは難しい。また、走査ガントリにタッチセンサーを設ける場合、走査ガントリと物体が衝突すると走査ガントリは移動を停止するが、衝突した物体は倒れたり、壊れたりする可能性もある。このように走査が途中で中断されると、再び撮影をやり直すことになり、被検体への負担も大きくなる。
さらに、経験に基づいて配置する場合、例えば新規な装置が導入されると今までの経験は生かされず、上記と同様な方法で衝突を防ぐことになる。
また、特許文献1に示すスキャン範囲設定装置においては、スキャン範囲を表示する機構が複雑であるので、より簡便な機構が望まれている。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮影時に、物体との衝突を容易に回避することができる撮影装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、上記の本発明の撮影装置は、移動可能範囲に指定された移動範囲内を移動して、所定の位置に位置づけられた被検体を走査する走査手段と、走査手段の移動方向に沿って設置され、所定の設定走査範囲に応じて移動可能範囲において走査手段が移動する走査範囲、または走査範囲を除く範囲を表示する表示手段とを有する。
本発明の撮影装置によれば、表示手段は、設定走査範囲に応じて走査手段の移動範囲、あるいは走査範囲を除く領域を表示する。その結果、使用者は走査手段の移動範囲を確認する。
上記目的を達成するため、上記の本発明の撮影装置は、移動可能範囲に指定された移動範囲内を移動して、X線を照射することにより所定の位置に位置づけられた被検体を走査し、被検体の断層像データを取得するX線CTガントリ、または被検体の血管像データを取得するアンギオグラフィーガントリからなる走査手段と、走査手段の移動方向に沿って設置され、所定の設定走査範囲に応じて移動可能範囲において走査手段が移動する走査範囲、または走査範囲を除く範囲を表示する表示手段とを有する。
本発明の撮影装置によれば、表示手段は、設定走査範囲に応じてX線CTガントリあるいはアンギオグラフィーガントリからなる走査手段の移動範囲、あるいは走査範囲を除く領域を表示する。その結果、使用者は走査手段の移動範囲を確認する。
上記目的を達成するため、上記の本発明の撮影装置は、移動可能範囲に指定された移動範囲内を移動して、所定の位置に位置づけられた被検体を走査する走査手段と、走査手段の外周部に設置され、走査手段が移動する走査範囲、または走査範囲を除く範囲における物体の存在を検出する検出手段とを有する。
本発明の撮影装置によれば、検出手段は、設定走査範囲に応じて走査手段の移動範囲、あるいは走査範囲を除く領域における物体の存在を検出する。その結果、使用者は走査手段の移動範囲に物体があるか否かを確認する。
上記目的を達成するため、上記の本発明の撮影装置は、移動可能範囲に指定された移動範囲内を移動して、X線を照射することにより所定の位置に位置づけられた被検体を走査し、被検体の断層像データを取得するX線CTガントリ、または被検体の血管像データを取得するアンギオグラフィーガントリからなる走査手段と、走査手段の外周部に設置され、走査手段の移動可能範囲における物体の存在を検出する検出手段とを有する。
本発明の撮影装置によれば、検出手段は、設定走査範囲に応じてX線CTガントリあるいはアンギオグラフィーガントリからなる走査手段の移動範囲、あるいは走査範囲を除く領域における物体の存在を検出する。その結果、使用者は走査手段の移動範囲に物体があるか否かを確認する。
上記目的を達成するため、上記の本発明の撮影装置は、移動可能範囲に指定された移動範囲内を移動して、所定の位置に位置づけられた被検体を走査する走査手段と、走査手段の移動可能範囲の床面に設置され、荷重を検出する検出手段とを有する。
本発明の撮影装置によれば、検出手段は、設定走査範囲に応じて走査手段の移動可能範囲の床面において荷重を検出する。その結果、使用者は走査手段の移動可能範囲に物体があるか否かを確認する。
上記目的を達成するため、上記の本発明の撮影装置は、移動可能範囲に指定された移動範囲内を移動して、X線を照射することにより所定の位置に位置づけられた被検体を走査し、被検体の断層像データを取得するX線CTガントリ、または被検体の血管像データを取得するアンギオグラフィーガントリからなる走査手段と、走査手段の移動可能範囲の床面に設置され、走査手段の移動可能範囲における荷重を検出する検出手段とを有する。
本発明の撮影装置によれば、検出手段は、設定走査範囲に応じてX線CTガントリあるいはアンギオグラフィーガントリからなる走査手段の移動可能範囲の床面において荷重を検出する。その結果、使用者は走査手段の移動可能範囲に物体があるか否かを確認する。
本発明の撮影装置によれば、撮影時に、物体との衝突を容易に回避することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本実施形態に係るX線CT装置1を模式的に示す概略上面図である。図2は、図1に示すX線CT装置1を側面から見た部分断面図である。本発明に係る撮影装置の一実施態様がX線CT装置1に相当する。
本実施形態に係るX線CT装置1は、クレードル10と、走査ガントリ12と、レール14と、発光部18と、オペレーターコンソール50とを有する。また、クレードル10の近傍にインジェクター16が配置されている。
以下、走査ガントリをガントリ12とも称する。また、本発明における表示手段の一実施態様が発光部18に相当する。さらに、本発明における制御手段の一実施態様がオペレーターコンソール50に相当する。
X線CT装置1は、走査ガントリ12として、X線源と、被検体を挟んで相対向させたX線検出部とを有する。X線CT装置1は、走査ガントリ12において、所定の回転軸を中心としてX線を照射しながら被検体の周りを回転し、被検体を通過したX線を検出する。その結果、検出された投影データに基づいて、回転軸の軸方向に垂直な面における断層像を得る。
クレードル10は、被検体を載せる。また、クレードル10は、被検体の撮影範囲がガントリ12の移動可能範囲30に入るように配置されている。さらに、クレードル10は、オペレーターコンソール50によりガントリ12との相対距離を制御される。
ガントリ12は、図示は省略するが、X線源とX線検出部とを有する。また、ガントリ12は、移動可能範囲30をレール14に沿って移動する。さらに、ガントリ12は、オペレーターコンソール50と接続され、走査範囲40に制御されている。
レール14は、床面に設置され、ガントリ12の移動を導く。
発光部18は、レール14に沿ってガントリ12近傍に配置されている。発光部18は、ガントリ12の走査範囲40を表示する。例えば、発光部18は、図1に示すように、走査範囲40を発光領域18aおよび走査範囲40を除く移動範囲30を非発光領域18bにより表示する。
また、発光部18は、例えば図2に示すように、複数の発光ダイオード(Light
Emitting Diode、以下、LEDとも称する)17と、LED17の発光面を覆うように配置された基板19とから実現される。具体的には、LED17の発光面が、床面に対して上を向くように配列され、床面に埋め込まれている。さらに、床面に埋め込まれたLED17は発光面を保護するように透明な基板19によって覆われている。その結果、発光部18は床面との段差が生じることはない。
オペレーターコンソール50は、クレードル10、ガントリ12および発光部18に接続されている。また、オペレーターコンソール50は、ガントリ12の移動や走査、およびクレードル10とガントリ12との相対位置などを制御する。さらに、オペレーターコンソール50は、ガントリ12の移動可能範囲30内において、被検体の撮影範囲を走査する走査範囲40を決定する。
オペレーターコンソール50は、ガントリ12の走査範囲に基づいて発光部18の発光領域を制御する。
オペレーターコンソール50は、例えば、中央演算装置と、表示画面と、キーボードなどから実現される。
次に、図1、図2および図3を参照して、本実施形態に係るX線CT装置1の動作を説明する。
図3は、本実施形態に係るX線CT装置1の動作を示すフローチャートであって、例えば、造影剤を用いた撮影の動作を示す。
まず、被検体の撮影条件を決定するために、ガントリ12の移動可能範囲30内において、被検体のスカウト撮影を行う(ST1)。
まず、クレードル10上の被検体に対し、ガントリ12内におけるX線源とX線検出部との位置が一定になるように回転させずに、ガントリ12を徐々に移動させながらX線を連続的に照射する。そして、得られた投影データから1枚の透視像を得る。上記のような工程をスカウト撮影という。スカウト撮影範囲は、被検体に対して、ガントリ12の移動可能範囲30全体でもよいし、予想される撮影範囲およびその周辺でもよい。
ここで、撮影条件の決定とは、例えば、ガントリ12と被検体との位置合わせ、被検体の走査範囲および走査時のスライス厚などの条件を決定することをいう。
上記のスカウト撮影時においては、被検体はインジェクタ16と接続されないので、クレードル10の近傍にインジェクタ16などが配置されることはない。ここで、インジェクタ16は、X線CT装置などにより血管撮影を行う際に、造影剤を被検体に注入する装置をいう。上記のような血管撮影において、インジェクタ16は被検体と接続されるため、被検体のできるだけ近傍に配置される。
次に、上記のスカウト撮影の透視像に基づいて、被検体の撮影範囲を決定する。使用者は、決定された撮影範囲を設定された走査範囲40としてオペレーターコンソール50に設定する(ST2)。
オペレーターコンソール50は、発光部18に対して指令を与え、設定された走査範囲40に応じて対応する発光部18のLED17を発光させる(ST3)。
使用者は、発光部18の発光領域を確認して、インジェクタ16をガントリ12の走査範囲40の外の被検体から最も近い所に配置する(ST4)。
その後、使用者は、ガントリ12を走査させて得られた投影データから、ステップST2において設定された走査範囲40の断層像を得る(ST5)。
本実施形態に係るX線CT装置1によれば、スカウト撮影によって決定された走査範囲40を発光部18が自動的に表示するため、表示領域に応じてインジェクタ16などの物体を配置することができる。その結果、撮影時において、物体とガントリ12とが衝突することを防ぐことができる。
また、撮影をやり直すこともなくなるので、被検体への負担も低減される。さらに、走査範囲を表示するための投光機や投光機をスライドさせるレールなどを備える必要がなく、簡便な機構によってガントリ12の走査範囲40を表示することができる。
なお、本実施形態において、発光部18は、走査範囲40と走査範囲40を除く範囲とを発光領域18aと非発光領域18bとによって表示しているが、LED17を2色用いて表示してもよい。
〔第2の実施形態〕
本発明に係る第2の実施形態について図面を参照して説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分は番号を同じくし、説明を省略し、以下、異なる部分についてのみ説明する。
図4は、本実施形態に係るX線CT装置2を模式的に示す概略上面図である。
本実施形態に係るX線CT装置2は、クレードル10と、走査ガントリ12と、レール14と、警報機20と、赤外線センサー22と、オペレーターコンソール50とを有する。
ここで、本発明における報知手段の一実施態様が警報機20に相当する。また、本発明における検出手段の一実施態様が赤外線センサー22に相当する。
赤外線センサー22は、オペレーターコンソール50と接続されている。また、赤外線センサー22は、ガントリ12の外周部にたとえば20cm間隔おきに複数設置されている。さらに、赤外線センサー22は、ガントリ12の移動可能範囲30において、例えばインジェクタ16のような物体の存在を検出する。
赤外線センサー22は、たとえば、発光部と、受光部と差分処理部とを有する。発光部は、ガントリ12の移動可能な方向に向けて赤外線を放射する。受光部は、物体によって反射された放射光を受光する。差分処理部は、発光部から光を放射した時刻と、受光部により受光した時刻とを差分してセンサーと物体との距離を求める。差分処理部は、検出された物体との距離をオペレーターコンソール50に出力する。
赤外線センサー22は、ガントリ12の移動可能範囲30において物体との距離を検出する。たとえば、ガントリ12の移動可能範囲30の長手方向が2m程度とすると、それぞれの赤外線センサー22の検出範囲は、赤外線センサー22を中心に両側に10cmずつ、長手方向に2m程度とする。
警報機20は、オペレーターコンソール50と接続されている。また、警報機20は、オペレーターコンソール50を介して赤外線センサー22と接続されている。さらに、警報機20は、オペレーターコンソール50からの指令に基づいて、設定された範囲内における物体の存在を報知する。
オペレーターコンソール50は、クレードル10、ガントリ12、警報機20および赤外線センサー22に接続されている。また、オペレーターコンソール50は、赤外線センサー22により検出された物体の位置がガントリ12の走査範囲40内にあるか否かを判断し、ガントリ12の動作を制御する。
さらに、オペレーターコンソール50は、ガントリ12の走査範囲40において赤外線センサー22が物体を検出すると、警報機20に指令を出し、報知させる。
次に、図4を参照して、本実施形態に係るX線CT装置2の動作を説明する。第1の実施形態と同様の部分は説明を省略する。
まず、被検体の撮影条件を決定するために、必要に応じてスカウト撮影を行う。
次に、スカウト撮影の透視像に基づいて、被検体の撮影範囲を決定する。使用者は、決定された撮影範囲を走査範囲40としてオペレーターコンソール50に設定する。
使用者は、設定された走査範囲40において血管撮影を行うために、インジェクタ16を被検体と接続し、インジェクタ16をクレードル10の近傍に配置する。
一方、赤外線センサー22は、スカウト撮影終了後に、ガントリ12の移動範囲30の物体の存在を検出する。赤外線センサー22は、検出された物体の距離をオペレーターコンソール50に出力する。
オペレーターコンソール50は、赤外線センサー22によって検出された物体の距離と、設定された走査範囲40に基づいて、物体が走査範囲40内にあるか否かを判断する。ガントリ12の走査範囲40に物体の存在が検出されると、オペレーターコンソール50は警報機20に指令を与える。警報機20は、オペレーターコンソール50からの指令に基づいて使用者に物体の存在を報知する。
使用者は、警報機20の報知に基づいて、インジェクタ16をガントリ12の走査範囲40の外の被検体から最も近い所に配置する。
その後、使用者は、ガントリ12を走査させ、造影剤を用いた被検体の撮影を行う。得られた投影データから、設定された領域の断層像が得られる。
物体の存在が検出されたとき、オペレーターコンソール50は、例えば、走査が開始されないようにガントリ12を制御する。
本実施形態に係るX線CT装置2によれば、設定された走査範囲40にインジェクタ16などの物体の存在を検出して報知するため、使用者は、走査範囲40を確認してインジェクタ16を配置することができる。その結果、撮影時において、物体とガントリ12との衝突を防ぐことができる。
また、撮影をやり直すこともなくなるので、被検体への負担も低減される。さらに、走査範囲を表示するための投光機や投光機をスライドさせるレールなどを備える必要がないため、簡便な機構によってガントリ12の走査範囲を確認することができる。
本実施形態に係るX線CT装置2によれば、インジェクターや点滴チューブの支持台などが被検体に接続された状態において、スカウト撮影を行うときにも上記のような物体とガントリ12とが衝突することを防ぐことができる。
〔第3の実施形態〕
本発明に係る第3の実施形態について図面を参照して説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分は番号を同じくし、説明を省略し、以下、異なる部分についてのみ説明する。
図5は、本実施形態に係るX線CT装置3を模式的に示す概略上面図である。
本実施形態に係るX線CT装置3は、クレードル10と、走査ガントリ12と、レール14と、警報機20と、圧力センサー24と、オペレーターコンソール50とを有する。
ここで、本発明における検出手段の一実施態様が圧力センサー24に相当する。
圧力センサー24は、オペレーターコンソール50と接続されている。また、圧力センサー24は、ガントリ12などが設置されている床面に設置されている。さらに、圧力センサー24は、ガントリ12の移動範囲30において、例えばインジェクタ16のような物体の荷重を検出する。
警報機20は、オペレーターコンソール50と接続されている。また、警報機20は、オペレーターコンソール50からの指令に基づいて、設定された領域において物体の荷重が検出されたことを報知する。
オペレーターコンソール50は、クレードル10、ガントリ12、警報機20および圧力センサー24に接続されている。また、オペレーターコンソール50は、圧力センサー24が検出した荷重の位置がガントリ12の走査範囲40か否かを判断し、ガントリ12の動作を制御する。
さらに、オペレーターコンソール50は、ガントリ12の走査範囲40において圧力センサー24が荷重を検出すると、警報機20に指令を出し、報知させる。
次に、図5を参照して、本実施形態に係るX線CT装置3の動作を説明する。上記の実施形態と同様の部分は説明を省略する。
まず、被検体の撮影条件を決定するために、必要に応じてスカウト撮影を行う。
次に、スカウト撮影の透視像に基づいて、被検体の撮影範囲を決定する。使用者は、決定された撮影範囲を走査範囲40としてオペレーターコンソール50に設定する。
使用者は、設定された走査範囲40において血管撮影を行うために、インジェクタ16を被検体と接続し、インジェクタ16をクレードル10の近傍に配置する。
一方、圧力センサー24は、スカウト撮影終了後に、ガントリ12の移動範囲30にかかる荷重を検出する。
オペレーターコンソール50は、圧力センサー24によってガントリ12の走査範囲40に荷重が検出されると、警報機20に指令を与える。警報機20は、オペレーターコンソール50からの指令に基づいて使用者に物体の存在を報知する。
使用者は、警報機20の報知に基づいて、インジェクタ16をガントリ12の走査範囲の外の被検体から最も近い所に配置する。
その後、使用者は、ガントリ12を走査させ、造影剤を用いた被検体の撮影を行う。得られた投影データから、設定された領域の断層像が得られる。
物体の存在が検出されたとき、オペレーターコンソール50は、例えば、走査が開始されないようにガントリ12を制御する。
本実施形態に係るX線CT装置3によれば、設定された走査範囲40においてインジェクタ16などの荷重を検出し、荷重が検出されたことを報知するため、使用者は、走査範囲40を確認してインジェクタ16を配置することができる。その結果、撮影時において、物体とガントリ12とが衝突することを防ぐことができる。
また、撮影をやり直すこともなくなるので、被検体への負担も低減される。さらに、走査範囲40を表示するための投光機や投光機をスライドさせるレールなどを備える必要がないため、簡便な機構によってガントリ12の走査範囲40を確認することができる。
本実施形態に係るX線CT装置3によれば、インジェクターや点滴チューブの支持台などが被検体に接続された状態において、スカウト撮影を行うときにも上記のような物体とガントリ12とが衝突することを防ぐことができる。
本発明の撮影装置は、上記の実施形態に限定されない。
例えば、本発明の撮影装置として、X線CT装置に特定して述べたが、アンギオ装置などのその他の走査ガントリなどを有する撮影装置においても適用できる。また、第1の実施形態の発光部をクレードルの側面側などに設けてもよい。さらに、ガントリを固定して、クレードルを移動させることにより走査範囲を表示することもできる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るX線CT装置1を模式的に示す概略上面図である。 図2は、図1に示すX線CT装置1の側面を示す部分断面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係るX線CT装置1の動作を示すフローチャートである。 図4は、本発明の第2の実施形態に係るX線CT装置2を模式的に示す概略上面図である。 図5は、本発明の第3の実施形態に係るX線CT装置3を模式的に示す概略上面図である。
符号の説明
1,2,3…X線CT装置(撮影装置)
10…クレードル
12…ガントリ(走査手段)
14…レール
16…インジェクタ
17…LED
18…発光部(表示手段)
18a…発光領域
18b…非発光領域
19…透明基板
20…警報機(報知手段)
22…赤外線センサー(検出手段)
24…圧力センサー(検出手段)
30…ガントリの移動可能範囲
40…ガントリの走査範囲
50…オペレーターコンソール(制御手段)

Claims (18)

  1. 移動可能範囲に指定された移動範囲を移動して、所定の位置に位置づけられた被検体を走査する走査手段と、
    前記走査手段の移動方向に沿って設置され、所定の設定走査範囲に応じて前記移動可能範囲において前記走査手段が移動する走査範囲、または前記走査範囲を除く範囲を表示する表示手段と
    を有する撮影装置。
  2. 移動可能範囲に指定された移動範囲を移動して、前X線を照射することにより所定の位置に位置づけられた被検体を走査し、被検体の断層像データを取得するX線CTガントリ、または前記被検体の血管像データを取得するアンギオグラフィーガントリからなる走査手段と、
    前記走査手段の移動方向に沿って設置され、所定の設定走査範囲に応じて前記移動可能範囲において前記走査手段が移動する走査範囲、または前記走査範囲を除く範囲を表示する表示手段と
    を有する撮影装置。
  3. 前記表示手段は複数の発光部を有し、前記走査範囲、または前記走査範囲を除く範囲に対応する発光部が発光する
    請求項1、2のいずれかに記載の撮影装置。
  4. 前記発光部は、発光ダイオードあるいはハロゲンランプからなる
    請求項3に記載の撮影装置。
  5. 前記表示手段は、前記走査手段が設置された床に埋め込まれている
    請求項1、2のいずれかに記載の撮影装置。
  6. 被検体の撮影範囲となる前記設定走査範囲をスカウト撮影より得られた透視像を用いて設定し、前記設定走査範囲に応じて前記表示手段を制御して前記走査手段が移動する前記走査範囲を表示させる制御手段と
    をさらに有する請求項1、2のいずれかに記載の撮影装置。
  7. 移動可能範囲に指定された移動範囲内を移動して、所定の位置に位置づけられた被検体を走査する走査手段と、
    前記走査手段の外周部に設置され、前記走査手段の移動可能範囲における物体の存在を検出する検出手段と
    を有する撮影装置。
  8. 移動可能範囲に指定された移動範囲を移動して、X線を照射することにより所定の位置に位置づけられた被検体を走査し、被検体の断層像データを取得するX線CTガントリ、または前記被検体の血管像データを取得するアンギオグラフィーガントリからなる走査手段と、
    前記走査手段の外周部に設置され、前記走査手段の移動可能範囲における物体の存在を検出する検出手段と
    を有する撮影装置。
  9. 所定の設定走査範囲に応じて前記走査手段が移動する走査範囲、または前記走査範囲を除く範囲において、前記検出手段により検出された物体の存在を報知する報知手段と
    をさらに有する請求項7、8のいずれかに記載の撮影装置。
  10. 所定の設定走査範囲に応じて前記走査手段が移動する走査範囲において、前記検出手段により検出された物体の存在に応じて、前記走査手段の動作を制御する制御手段と
    をさらに有する請求項7、8のいずれかに記載の撮影装置。
  11. 前記検出手段は、赤外線センサーあるいは超音波センサーである
    請求項7〜10のいずれかに記載の撮影装置。
  12. 前記制御手段において、被検体の撮影範囲となる前記設定走査範囲はスカウト撮影により得られた透視像から設定される
    請求項10記載の撮影装置。
  13. 移動可能範囲に指定された移動範囲内を移動して、所定の位置に位置づけられた被検体を走査する走査手段と、
    前記走査手段の移動可能範囲の床面に設置され、前記走査手段の移動可能範囲における荷重を検出する検出手段と
    を有する撮影装置。
  14. 移動可能範囲に指定された移動範囲を移動して、X線を照射することにより所定の位置に位置づけられた被検体を走査し、被検体の断層像データを取得するX線CTガントリ、または前記被検体の血管像データを取得するアンギオグラフィーガントリからなる走査手段と、
    前記走査手段の移動可能範囲の床面に設置され、前記走査手段の移動可能範囲における荷重を検出する検出手段と
    を有する撮影装置。
  15. 所定の設定走査範囲に応じて前記走査手段が移動する走査範囲、または前記走査範囲を除く範囲において、前記検出手段により荷重が検出されたことを報知する報知手段と
    をさらに有する請求13、14のいずれかに記載の撮影装置。
  16. 所定の設定走査範囲に応じて前記走査手段が移動する走査範囲において、前記検出手段が荷重を検出したか否かに応じて、前記走査手段の動作を制御する制御手段と
    をさらに有する請求項13、14のいずれかに記載の撮影装置。
  17. 前記検出手段は、圧力センサーあるいは歪み計である
    請求項13〜16のいずれかに記載の撮影装置。
  18. 前記制御手段において、被検体の撮影範囲となる前記設定走査範囲はスカウト撮影により得られた透視像から設定される
    請求項16記載の撮影装置。
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