JP2012019842A - 放射線画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の技術に比べて、被験者に不快なポジショニングをとらせずとも、撮影領域を適切に撮影することができる放射線画像撮影装置を提供する。
【解決手段】赤外線センサ52で被験者Wが放射線画像撮影装置10に近付いたことを感知すると、誘導指示部54により被験者Wの顔の向きの誘導を開始する。被験者Wが撮影台22に接触したことをタッチセンサ56が感知すると、支持部28が被験者Wの乳房Nに応じた高さに移動し、撮影面20が乳房Nに当接する位置にセットされる。さらに、誘導光発光部58が、撮影部位の左右に応じた方向に被験者Wの顔Fの向きを誘導するために、被験者Wの周囲の面80に目印82を投影させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、放射線画像撮影装置に係り、特に撮影の際に被験者をポジショニングして撮影する放射線画像撮影装置に関する。
従来、医療診断を目的とした放射線撮影を行う放射線画像撮影装置が知られている。この種の放射線画像撮影装置として、例えば、乳がんの早期発見等を目的として被験者の乳房を撮影するマンモグラフィが挙げられる。
一般にマンモグラフィでは、放射線画像撮影装置に対する被験者のポジショニングを適切に行うことが重要である。例えば、特許文献1〜特許文献3には、放射線画像を撮影する際の患者に対する拡散放射線による不要な曝射を抑制し、被験者の頭部または頸部を保護すると共に、不快なポジショニングを軽減させる技術が記載されている。
特開2006−231054号公報 特開2007−50264号公報 特開2009−207561号公報
しかしながら特許文献1〜特許文献3に記載の技術では、被験者の撮影部位である乳房の撮影領域を適切に撮影することができない場合がある。また、充分な撮影領域を撮影しようとすると、被験者が不自然で不快なポジショニングをとらなくてはならない場合がある。
本発明は、このような従来の技術に比べて、被験者に不快なポジショニングをとらせずとも、撮影領域を適切に撮影することができる放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の放射線画像撮影装置は、放射線画像を撮影するために、被験者の乳房に放射線を照射する放射線照射手段と、前記放射線照射手段により放射線が照射される前記乳房と当接される撮影台と、前記撮影台に対面する前記被験者の顔の向きを予め定められた向きに誘導する誘導手段と、を備えた。
誘導手段は、放射線が照射される被験者の乳房と当接される撮影台に対面する被験者の顔の向きを予め定められた向きに誘導する。被験者が適切な方向に顔を向けていないと、撮影領域を適切に確保することができない場合がある。このような場合に、無理に撮影領域を確保しようとすると、被験者は不快なポジショニングをとらねばならないことがある。そのため、被験者の顔の向きを予め定められた適切な方向、例えば撮影部位の左右に応じた(左右)方向に誘導することにより、被験者に不快なポジショニングをとらせずとも、撮影領域を適切に撮影することができる。
また、本発明は、請求項2に記載の放射線画像撮影装置のように、前記被験者の顔に当接し、前記被験者の顔を保護するフェースガードを備えるようにしてもよい。
被験者の顔は、フェースガードにより固定される場合がある、このような場合は、本発明のように被験者の顔の向きを誘導することにより、より高い効果が得られる。
また、本発明は、請求項3に記載の放射線画像撮影装置のように、前記誘導手段は、前記予め定められた向きに光を投影する投影手段を備えるようにしてもよい。
また、本発明は、請求項4に記載の放射線画像撮影装置のように、前記投影手段は、前記被験者の目線の高さに応じた位置に光を投影するようにしてもよい。
また、本発明は、請求項5に記載の放射線画像撮影装置のように、前記被験者が前記撮影台から予め定められた距離に近付いたことを検知する検知手段を備え、前記検知手段が前記被験者が前記撮影台から前記予め定められた距離に近付いたことを検知した場合に、前記誘導手段は、前記被験者の顔の向きを前記予め定められた向きに誘導するようにしてもよい。
また、本発明は、請求項6に記載の放射線画像撮影装置のように、前記誘導手段が誘導する前記予め定められた向きは、前記放射線照射手段により放射線を照射する前記乳房の左右に応じて定められた向きであるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば従来の技術に比べて、被験者に不快なポジショニングをとらせずとも、撮影領域を適切に撮影することができる、という効果が得られる。
本実施の形態に係る放射線画像撮影装置の構成の一例を示す平面図である。 図1に示した本実施の形態に係る放射線画像撮影装置のCC撮影時における構成の一例を示す斜視図である。 本実施の形態に係る放射線画像撮影の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係る放射線画像撮影装置におけると被験者の右乳房を撮影する場合のポジショニングの不適切な例を説明するための説明図である。 本実施の形態に係る放射線画像撮影装置における被験者の右乳房を撮影する場合のポジショニングの適切な例を説明するための説明図である。 本実施の形態に係る被験者の顔の向きの誘導処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る放射線画像撮影装置に近付いた被験者の顔の向きの誘導について説明するための説明図である。 本実施の形態に係る放射線画像撮影装置において被験者の乳房に応じた高さに支持部及び投影され目印の位置が移動することについて説明するための説明図である。 本実施の形態に係る放射線画像撮影装置の撮影台に接触した被験者の顔の向きを誘導するための目印の投影について説明するための説明図である。
以下、各図面を参照して本発明を、CC(Cranio & Caudal:頭尾方向)撮影及びMLO(medio-lateral oblique:内外斜位方向)撮影が可能な放射線画像撮影装置に適用した一例について説明する。
図1、図2に示すように、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10は、被験者Wが立った立位状態において、当該被験者Wの乳房Nを放射線(例えば、X線)により撮影する装置であり、例えば、マンモグラフィと称される。なお、以下では、撮影の際に放射線画像撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wに近い手前側を放射線画像撮影装置10の装置前方側とし、放射線画像撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wから離れた奥側を放射線画像撮影装置10の装置後方側とし、放射線画像撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wの左右方向を放射線画像撮影装置10の装置左右方向として説明する(図1、図2の各矢印参照)。
また、放射線画像撮影装置10の撮影対象は、乳房Nに限られず、例えば、身体の他の部位、物体であってもよい。また、放射線画像撮影装置10としては、被験者Wがイス(車イスを含む)等に座った座位状態において、その被験者Wの乳房Nを撮影する装置であってもよく、少なくとも被験者Wの上半身が立位した状態でその被験者Wの乳房Nが左右別個に撮影可能な装置であればよい。
放射線画像撮影装置10は、図1に示すように、装置前方側に設けられた側面視略C字状(コの字状)の測定部12と、測定部12を装置後方側から支える基台部14と、を備えている。
測定部12は、立位状態にある被験者Wの乳房Nと当接する平面状の撮影面20が形成された撮影台22と、乳房Nを撮影台22の撮影面20との間で圧迫するための圧迫板26と、被験者Wの顔面近傍を放射線の曝射から保護するために放射線を遮断する部材からなるフェースガード27と、撮影台22、圧迫板26、及びフェースガード27を支持する支持部28と、を備えて構成されている。なお、圧迫板26には、放射線を透過する部材が用いられる。
また、測定部12は、管球などの放射線源30(図3参照)が設けられ、放射線源30から撮影面20に向けて撮影用の放射線を照射する放射線照射手段24を備えている。
測定部12には、基台部14に回動可能に支えられている回動軸16が設けられている。回動軸16と支持部28とは一体に回動するようになっている。なお、回動軸16の回動力の伝達・非伝達の切替えは、種々の機械要素を用いることができる。
支持部28は、撮影面20と放射線照射手段24とが所定間隔離れるように撮影台22と放射線照射手段24とを支持するとともに、圧迫板26と撮影面20との間隔が可変であるように圧迫板26をスライド移動可能に支持している。また、支持部28は、被験者Wの乳房Nの高さ(位置)に合わせて上下に稼働する。
乳房Nが当接する撮影面20は、放射線透過性や強度の観点から、例えば、カーボンで形成されている。撮影台22の内部には、乳房N及び撮影面20を通過した放射線が照射され、その放射線を検出する放射線検出器42が配置されている。放射線検出器42が検出した放射線が可視化されて放射線画像が生成される。
本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10は、少なくとも、乳房NをCC撮影とMLO撮影との両者を行うことができる装置である。図2は、CC撮影時における放射線画像撮影装置10の姿勢を示している。MLO撮影は、放射線照射手段24を支持するとともに、撮影台22を支持する支持部28を所定の角度に傾けて撮影を行うものである。
図2に示すように、CC撮影時においては、撮影面20が上方を向いた状態に支持部28の姿勢が調整されると共に、放射線照射手段24が撮影面20に対して上方に位置する状態に支持部28の姿勢が調整される。これにより、立位状態の被験者Wの頭側から足側に向かって、放射線照射手段24から乳房Nへ放射線が照射されて、CC撮影がなされる。
また、撮影台22の装置前方側の面には、CC撮影時において、被験者Wの乳房Nよりも下方の胸部分を当接させる胸壁面25が形成されている。胸壁面25は平面状とされている。
また、MLO撮影時では、一般的に、CC撮影時に比べて撮影台22を45°以上90°未満回転させた状態に支持部28の姿勢が調整され、撮影台22の装置前方側の側壁角部22Aに被験者Wの腋窩を当てるようにポジショニングされる。これにより、被験者Wの胴体の軸中心側から外側へ向かって、放射線照射手段24から乳房Nへ放射線が照射されて、MLO撮影がなされる。
図3には、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム5の構成の一例のブロック図を示す。
本実施の形態の放射線画像撮影システム5は、放射線画像撮影装置10、及び表示装置70を備えて構成されている。
放射線画像撮影装置10は、放射線照射手段24、放射線検出器42、操作パネル44、撮影装置制御部50、顔の向き検出素子部52、及び通信I/F部54を含んで構成されている。
撮影装置制御部50は、放射線画像撮影装置10全体の動作を制御する機能を有するものであり、CPU(Central Processing Unit)60、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含むメモリ62、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等から成る不揮発性の記憶部64を備えて構成されている。また、撮影装置制御部50は、放射線照射手段24、放射線検出器42、操作パネル44、顔の向き検出素子部52、及び通信I/F部54と接続されている。
撮影装置制御部50は、操作パネル44(曝射スイッチ)によりオペレータから照射指示を受け付けると、指定された曝射条件に基づいて設定された撮影メニュー(詳細後述)に従って、放射線照射手段24に設けられた放射線源30から撮影面20に対して放射線を照射させる。
撮影時には、メモリ62のROMの所定の領域に予め記憶されている、被験者Wの顔の向きの誘導処理のプログラム63等がCPU60により実行される。
放射線検出器42は、画像情報を担持する放射線の照射を受けて画像情報を記録し、記録した画像情報を出力するものであり、例えば、放射線感応層を配置し、放射線をデジタルデータに変換して出力するFPD(Flat Panel Detector)として構成されている。放射線検出器42は、放射線が照射されると、放射線画像を示す画像情報を撮影装置制御部50へ出力する。本実施の形態では、放射線検出器42によって、乳房Nを透過した放射線の照射を受けて放射線画像を示す画像情報が得られる。
操作パネル44は、曝射条件や姿勢情報等の各種の操作情報、各種の操作指示、撮影を行うのが被験者Wの左右何れの乳房Nであるかを表す左右を示す情報等が設定される機能を有するものである。
操作パネル44で設定される曝射条件には、管電圧、管電流、及び照射時間等の情報等が含まれており、操作パネル44で指定される姿勢情報には、撮影姿勢がCC撮影かMLO撮影かを表す情報、及びMLO撮影を行う場合にはその撮影の際の姿勢角(撮影面20の傾斜角度)等が含まれている。
操作パネル44から各種情報が設定されると、撮影装置制御部50は、設定された各種情報に基づいて設定された撮影メニューに従って、放射線照射手段24から放射線を被験者Wの撮影部位(乳房N)に照射させて放射線画像の撮影を実行する。
なお、これらの曝射条件、姿勢情報等の各種の操作情報や各種の操作指示、及び左右を示す情報等は、操作パネル44によりオペレータが設定するようにしてもよいし、他の制御装置(RIS:Radiology Information System、放射線情報システム、放射線を用いた、診療、診断等の情報の管理を行うシステム)等から得るようにしてもよいし、予め記憶部64に記憶させておいてもよい。
赤外線センサ52は、本実施の形態では、胸壁面25に設けられており、被験者Wが撮影台22に近付いたことを感知する機能を有するセンサである。なお、本実施の形態では、赤外センサを用いているがこれに限らず、被験者Wが撮影台22に近付いたことを感知できるものであればよい。また、被験者Wを感知する距離は、被験者Wの誘導を行うのに適した距離であれば特に限定されず、実験的に求めた距離であってもよい。また、赤外線センサの設けられている位置も特に限定はなく、被験者Wが撮影台22に近付いたことを感知できるものであればよい。
誘導指示部54は、支持部28の前面に設けられており、予め定められた方向に向いて撮影台22の前に立つように被験者Wを誘導する指示を出す機能を有するものである。具体的一例としては、ディスプレイ、スピーカ等が挙げられる(詳細後述)。
タッチセンサ56は、胸壁面25に設けられており、被験者W(被験者Wの胸壁面)が接触したことを感知する機能を有するセンサである。なお、当該センサは、被験者Wが撮影台22の前に立っていることを感知するためのものであるため、接触型のセンサであることが好ましいがこれに限らず、接触しているとみなせる程度の至近距離に近付いたことを感知するものであってもよい。
誘導光発光部58は、支持部28の側面両側に1個づつ設けられており、被験者Wの立つ左右の壁面等に、誘導光を投影する機能を有するものである(詳細後述)。
通信I/F部59は、撮影装置制御部50と、表示装置70及び報知部74と、の間で各種情報等を送受信するための機能を有する通信インターフェイスである。
表示装置70は、撮影した放射線画像の表示を行う機能を有するものである。また、報知部74は、撮影メニューとして設定されている左右と、撮影装置制御部50で判定した左右と、が異なる場合に、その旨をオペレータに対して報知する機能を有するものであり、具体的一例としては、ディスプレイやスピーカー等が挙げられる。
次に、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム5の作用について図面を参照して説明する。
放射線画像の撮影を行なう場合、放射線画像撮影装置10は、撮影メニューが設定されると、撮影メニューに従って撮影が実行される。
本実施の形態の放射線画像撮影装置10では、被験者Wを撮影台22の前に誘導し、被験者Wが撮影台22の前に立つと、被験者Wの乳房Nの高さに合わせて、支持部28が上下し、撮影面20の上に乳房Nが当接した状態にセットされる。さらに、撮影台22の前に立った被験者Wの顔Fの向きを撮影部位に応じた方向に誘導光発光部58により誘導する。CC撮影を行う場合、被験者Wは、姿勢に無理なく胸壁面25まで、放射線照射手段24の照射野に入れるために、撮影乳房Nと反対側に顔Fを向け、頬をフェースガード27に当接するようにポジショニングする。詳細には、撮影部位が被験者Wの左乳房Nである場合は、被験者Wは顔Fを右に向ける(右向き)。一方、撮影部位が被験者Wの右乳房Nである場合は、被験者Wは顔Fを左に向ける(左向き)。
図4には、被験者Wの右乳房Nを撮影する場合のポジショニングの不適切な例を示す。図4は、被験者Wが前方(放射線画像撮影装置10の方向)を向いたポジショニングを示している。このように顔の向きを誘導せず、予め定められた方向を被験者Wが向かない場合、必要な領域の撮影部位(撮影領域)を圧迫板26で圧迫することができず、放射線照射部24の照射野内に入る領域が不充分になる。例えば、図4に示した場合では、被験者Wの乳房Nの斜線で示した部分が撮影されないことになる。また、このような状態(被験者Wが顔Fを前に向けたまま)で撮影部位を全部、放射線照射部24の照射野内に納めようとすると、被験者Wは不自然な姿勢をとらなければならない。一方、図5には、被験者Wの右乳房Nを撮影する場合のポジショニングの適切な例を示す。上述したように、右乳房Nを撮影する場合は、被験者Wは、左を向いて、フェースガード27に頬を当てるようにポジショニングする。このように顔の向きを予め定められた方向に誘導することにより、被験者Wが自然な姿勢で、充分な領域の撮影部位(撮影領域)を圧迫板26で圧迫し、適切に放射線照射部24の照射野内に入るようになる。
被験者Wが顔Fを誘導された方向に向かせ、フェースガード27に固定すると、放射線画像撮影装置10は、圧迫板26を撮影面20に向けて移動させる。圧迫板26が乳房Nに当接して更に圧迫し、予め定められた圧迫圧に到達すると圧迫板26の移動が停止する。
本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10は、オペレータから操作パネル44に対して曝射開始の操作指示が行なわれると、撮影面20に対して放射線照射手段24の放射線源30から放射線を照射する。放射線照射手段24から照射された放射線は、それぞれ乳房Nを透過した後に放射線検出器42に到達する。
放射線検出器42は、放射線が照射されると、照射された放射線画像を示す画像情報をそれぞれ撮影装置制御部50へ出力する。
撮影装置制御部50は、撮影された放射線画像を示す画像情報に対してシェーディング補正等の各種の処理を行ない、補正後の画像情報が示す放射線画像が表示されるように表示装置70に当該補正後の画像情報を出力する。これにより、表示装置70に放射線画像が表示される。
図6は、本実施の形態に係る撮影装置制御部50において実行される、放射線画像の撮影時に実行される被験者Wの顔の向きの誘導処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本処理は、メモリ62に格納されている各処理のプログラム63がCPU60で処理されることにより実行される。
ステップ100では、誘導指示部54が音声案内により、放射線画像撮影装置10に近付くように案内する。当該案内により、被験者Wは、放射線画像撮影装置10に近付く。
次のステップ102では、赤外線センサ52が被験者Wを感知したか否か判断する。未だ感知していない場合は、否定されて待機状態になり、一方、感知した場合は、肯定されてステップ104へ進む。
ステップ104では、装置前面側に設けられた誘導指示部54の誘導光を点灯する(図7参照)。本実施の形態では、被験者Wが放射線画像撮影装置10に近付いたところで、顔Fの向きの誘導を開始する。具体的には、図7に示すように、顔Fを向ける方角を矢印等で示す。また、この際、矢印の方を向いて放射線画像撮影装置10の前に立つように、音声で案内をする。当該案内により、被験者Wは、さらに撮影台22に接触する程度の距離に近付く。
次のステップ106では、タッチセンサ56が被験者Wを感知したか否か判断する。未だ感知していない場合は、否定されて待機状態になり、一方、感知した場合は、肯定されてステップ108へ進む。
ステップ108では、被験者Wの乳房Nの高さに合わせて、支持部28が移動し、撮影面20に被験者Wの乳房Nが当接した状態にセットされる(図8参照)。なお、この際、図8に示すように、誘導光発光部58の位置も支持部28の移動に伴って移動する。
次のステップ110では、誘導光を点灯させる側がいずれであるかを撮影メニューを参照して取得し、次のステップ112では、取得した側の誘導光発光部58を発光させ、目印82を被験者Wの周囲の面(例えば、壁面やスクリーン等)80に投影させる(図9参照)。なお、上述したように、被験者Wの右乳房Nを撮影する場合は、左向きにさせるために、被験者Wの左側の面80に目印82を投影し、被験者Wの左乳房Nを撮影する場合は、右向きにさせるために、被験者Wの右側の面80に目印82を投影する。なお、この際、さらに音声により案内を行うようにしてもよい。
周囲の面80に投影される目印82は、本実施の形態では、具体的一例として、図9に示すように、縦15cm×横15cmの十字型としている。誘導する光は、可視光であればよく、目印82の形状、大きさ、色は、特に限定はないが、周囲の面80に投影した際に、被験者Wが近眼や老眼であっても視認することができる、大きさ、形状、色であるとよい。また、被験者Wが見難い場合等は、目印82の大きさ等を変更できるようにしてもよい。また、目印82を投影する位置は、特に限定はないが、被験者Wの視線(目の高さ)に合わせた位置とすることが好ましい。
目印82が投影されると、被験者Wは、目印82の方を向く。これにより、フェースガード27に対して略90度顔を横に向けた状態に被験者Wの顔の向きがかわり、撮影部位に応じた方向を向いた状態に固定される。
次のステップ114では、圧迫板26により被験者Wの乳房Nを圧迫し、撮影を開始した後、本処理を終了する。
なお、同じ被験者Wについて継続して撮影を行う場合(例えば、右の乳房Nの撮影後、左の乳房Nを撮影する場合)等は、本処理を終了せずに、ステップ110に戻り、誘導光発光部58により誘導光を発光させ、目印82を投影させ、被験者Wの顔Fの向きを誘導した後、撮影する処理を繰り返せばよい。
なお、本実施の形態の放射線画像撮影装置10では、誘導指示部54及び誘導光発光部58により被験者Wの顔Fの向きを誘導する場合について説明したがこれに限らず、例えば、いずれか一方のみでもよい。なお、この場合は、誘導光発光部58により誘導することがより好ましい。
なお、本実施の形態では、マンモグラフィにより撮影された放射線画像に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の放射線画像撮影装置に適用してもよい。また、本実施の形態では、CC撮影を行う場合について説明したがこれ限らず、MLO撮影を行う場合であってもよい。
その他、本実施の形態で説明した放射線画像撮影システム5、放射線画像撮影装置10、及び表示装置70の構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態で説明した被験者Wの顔の向きの誘導処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
以上、説明したように本実施の形態に係る放射線画像撮像装置10は、赤外線センサ52で被験者Wが放射線画像撮影装置10に近付いたことを感知すると、誘導指示部54により被験者Wの顔の向きの誘導を開始する。被験者Wが撮影台22に接触したことをタッチセンサ56が感知すると、支持部28が被験者Wの乳房Nに応じた高さに移動し、撮影面20が乳房Nに当接する位置にセットされる。さらに、誘導光発光部58が、撮影部位の左右に応じた方向に被験者Wの顔Fの向きを誘導するために、被験者Wの周囲の面80に目印82を投影させる。
このように、撮影部位の左右に応じた適切な向きに被験者Wの顔の向きを誘導するため、被験者Wは、不快な体勢で乳房Nが圧迫されることが無くなると共に、撮影領域を適切に確保して撮影することができる。
また、一般に、被験者Wのポジショニングは、オペレータが直接、例えば被験者Wの側について行っているが、本実施の形態では、誘導指示部54及び誘導光発光部58により被験者Wを誘導しているため、オペレータが直接ついていなくても適切にポジショニングできる。このようにオペレータの誘導が無くても適切に被験者Wのポジショニングを行えることにより、全自動での撮影を可能とすることができる。
また、本実施の形態では、図8に示したように、被験者Wの乳房Nの位置に応じて、誘導光発光部58の位置が移動するため、被験者Wの目線に応じた位置(高さ)に目印82を投影することができる。従って、被験者Wの体格(身長や体型等)にかかわらず、適切な位置に目印82を投影させることができる。
10 放射線画像撮影装置
F 顔
N 乳房
W 被験者
22 撮影台
24 放射線照射部
27 フェースガード
50 撮影装置制御部
52 赤外線センサ
54 誘導指示部
56 タッチセンサ
58 誘導光発光部

Claims (6)

  1. 放射線画像を撮影するために、被験者の乳房に放射線を照射する放射線照射手段と、
    前記放射線照射手段により放射線が照射される前記乳房と当接される撮影台と、
    前記撮影台に対面する前記被験者の顔の向きを予め定められた向きに誘導する誘導手段と、
    を備えた放射線画像撮影装置。
  2. 前記被験者の顔に当接し、前記被験者の顔を保護するフェースガードを備えた、
    請求項1に記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記誘導手段は、前記予め定められた向きに光を投影する投影手段を備えた、
    請求項1または請求項2に記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記投影手段は、前記被験者の目線の高さに応じた位置に光を投影する、請求項3に記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記被験者が前記撮影台から予め定められた距離に近付いたことを検知する検知手段を備え、
    前記検知手段が前記被験者が前記撮影台から前記予め定められた距離に近付いたことを検知した場合に、前記誘導手段は、前記被験者の顔の向きを前記予め定められた向きに誘導する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記誘導手段が誘導する前記予め定められた向きは、前記放射線照射手段により放射線を照射する前記乳房の左右に応じて定められた向きである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
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