JP6566939B2 - 医療処置における物体と患者との衝突の可能性を検出するシステムおよび方法 - Google Patents

医療処置における物体と患者との衝突の可能性を検出するシステムおよび方法 Download PDF

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Description

本出願の技術分野は、医療装置の一部であり得る物体と患者との医療処置中における衝突の可能性を検出するシステムおよび方法に関する。
放射線療法は、癌性腫瘍などの人体のある範囲を高線量の放射線に対して選択的に曝す医療処置を伴う。この放射線療法は、標的の生物学的組織を放射線に曝して有害な組織を破壊することを意図とする。放射線療法中は、放射線源を患者の周囲で回転させることにより、患者内の標的部位に向けて種々の角度から放射線が放射され得る。この放射線源は、アームまたはリングガントリーに搭載され得る。ある放射線療法では、患者を支持する患者支持具も動かす場合がある。治療計画を慎重に作成しても、医療処置中において医療装置の可動部分と患者との間に衝突が発生する場合がある。例えば、放射線療法中、場合によっては放射機のガントリーと患者とが衝突する恐れがある。線量放射の計画がより複雑になるにつれ、同一平面上にないビームを照射できるようにするため、ガントリーを治療中に回転させ、同時に寝台を動かすことによってこれらの連携を取るようにしているが、それによって衝突の可能性が高まっている。
衝突の可能性を検出するために、ガントリーに搭載されたレーザー監視システムと室内設置のスキャナーとが用いられてきたが、これらの方法には欠点がある。ガントリーに搭載されたレーザー監視システムは、レーザースキャニングによって画定される平面と侵入する物体とが交差することを検出する機能を有するが、寝台を回転させるような多くの状況においては機能しない。
部屋単位のスキャニングシステムの場合、室内設置のスキャナーが寝台上の患者のプロファイルを作成し、そのプロファイルは、機械部分の動きを追跡するソフトウェアを搭載した機器の知識ベースに追加される。室内設置のスキャニングシステムはモデルベースであり、従って、寝台が動くごとにそのモデルを更新する必要がある。加えて、ある角度からでは、スキャナーは、患者のプロファイルを再度作成することができない場合がある。
本出願の出願人は、医療装置の寝台および他の部分の位置および動きとは無関係に機能する衝突回避システムの開発が望まれ得ると判断している。
医療処置における衝突の可能性の検出方法は、基準深度画像を取得すること;入力深度画像を取得すること;基準深度画像の少なくとも一部および入力深度画像の少なくとも一部を用いて合成画像を、該合成画像を求める動作が処理ユニットを用いて実行されることで、求めること;ならびに合成画像に基づいて物体と患者との衝突の可能性の有無を判定すること、を含む。
基準深度画像は、飛行時間法に基づいて生成されてもよい。
基準深度画像は、赤外線照射を用いて生成されてもよい。
基準深度画像および入力深度画像を取得する動作は、基準深度画像および入力深度画像を受け取る処理ユニットによって行われてもよい。
上記方法は、深度検知カメラを用いて基準深度画像を生成することをさらに含んでもよい。
入力深度画像は、深度検知カメラを用いて取得された実時間深度画像で構成されてもよい。
深度検知カメラは、患者支持具に対する深度検知カメラの位置が固定されるように設置されてもよく、かつ患者を足から頭に向かって見ていてもよい。
合成画像を求める動作は、基準深度画像の少なくとも一部および入力深度画像の少なくとも一部を用いて減算を行うことを含んでもよい。
上記方法は、基準深度画像内の患者の輪郭を識別することをさらに含んでもよい。
上記方法は、基準深度画像内の患者の輪郭に基づいて検出ゾーンを決定することをさらに含んでもよい。
基準深度画像の少なくとも一部の一部分は、検出ゾーン内の画像データを含んでもよい。
衝突の可能性の有無を判定する動作は、合成画像内の画像データの値が閾値よりも大きいか小さいかを判定することを含んでもよい。
上記方法は、患者の可視画像を取得することをさらに含んでもよい。
上記方法は、可視画像を合成画像と共に画面内に表示することをさらに含んでもよい。
物体と患者との衝突の可能性の有無を判定する動作が、合成画像と可視画像の両方に基づいていていてもよい。
上記方法は、赤外線画像を取得することをさらに含んでもよい。
上記方法は、赤外線画像を合成画像と共に画面内に表示することをさらに含んでもよい。
物体と患者との衝突の可能性の有無を判定する動作は、合成画像と赤外線画像の両方に基づいてもよい。
上記方法は、判定された衝突の可能性に応答して、警告信号を生成すること、医療装置の動作を停止するための制御信号を生成すること、またはその両方を行うことをさらに含んでもよい。
上記方法は、追加の基準深度画像を取得すること;追加の入力深度画像を取得すること;ならびに追加の基準深度画像の少なくとも一部および追加の入力深度画像の少なくとも一部を用いて追加の合成画像を求めること、をさらに含んでもよい。
基準深度画像および入力深度画像が第1の深度検知カメラを用いて生成され、追加の基準深度画像および追加の入力深度が第2の深度検知カメラを用いて生成されてもよい。
上記方法は、患者支持具に設置されている深度検知カメラを用いて基準深度画像を生成することをさらに含んでもよい。
衝突の可能性の有無を判定する動作は、侵入検出ゾーンを用いることを含んでもよく、侵入検出ゾーンの形状は、患者を支持する患者支持具の動きとは無関係であってもよい。
医療処置における衝突の可能性の検出装置であって、基準深度画像および入力深度画像を取得する深度検知カメラと;処理ユニットであって、基準深度画像の少なくとも一部および入力深度画像の少なくとも一部を用いて合成画像を求め、合成画像に基づいて物体と患者との衝突の可能性の有無を判定するように構成された処理ユニットと、を備える検出装置。
深度検知カメラは、飛行時間法に基づいて基準深度画像を生成するように構成されてもよい。
深度検知カメラは、赤外線照射を用いて基準深度画像を生成するように構成されてもよい。
処理ユニットは、入力深度画像を実時間深度画像として用いるように構成されてもよい。
上記装置は、患者支持具に対して固定された位置に深度検知カメラを固定するための固定機構をさらに備えてもよく、深度検知カメラは、患者を足から頭に向かって見るように方向付けられてもよい。
処理ユニットは、基準深度画像の少なくとも一部および入力深度画像の少なくとも一部を用いて減算を行うことによって合成画像を求めるように構成されてもよい。
処理ユニットは、基準深度画像内の患者の輪郭を識別するようにさらに構成されてもよい。
処理ユニットは、基準深度画像内の患者の輪郭に基づいて検出ゾーンを決定するようにさらに構成されてもよい。
基準深度画像の少なくとも一部は、検出ゾーン内の画像データを含んでよい。
処理ユニットは、合成画像内の画像データの値が閾値よりも大きいか小さいかを判定することによって衝突の可能性の有無を判定するように構成されてもよい。
処理ユニットは、患者の可視画像を取得するようにも構成されてもよい。
処理ユニットは、画面上に表示するために可視画像と合成画像の両方を出力するように構成されてもよい。
処理ユニットは、合成画像と可視画像の両方に基づいて物体と患者との衝突の可能性の有無を判定するように構成されてもよい。
処理ユニットは、赤外線画像を取得するようにも構成されてもよい。
処理ユニットは、画面上に表示するために赤外線画像と合成画像の両方を出力するように構成されてもよい。
処理ユニットは、合成画像と赤外線画像の両方に基づいて物体と患者との衝突の可能性の有無を判定するように構成されてもよい。
処理ユニットは、判定された衝突の可能性に応答して、警告信号を生成し、医療装置の動作を停止するための制御信号を生成し、またはその両方を行うようにさらに構成されてもよい。
上記装置は、追加の基準深度画像および追加の入力深度画像を生成する追加の深度計測カメラをさらに含んでもよく、処理ユニットは、追加の基準深度画像の少なくとも一部および追加の入力深度画像の少なくとも一部を用いて追加の合成画像を求めるように構成されてもよい。
深度検知カメラは患者支持具に設置されてもよい。
処理ユニットは、侵入検出ゾーンを用いて物体と患者との衝突の可能性の有無を判定するように構成されてもよく、かつ、侵入検出ゾーンの形状は、患者を支持する患者支持具の動きとは無関係であってもよい。
コンピュータ製品は、一連の命令を格納する非一時的媒体を備え、処理ユニットによる命令の実行が、医療処置における衝突の可能性の検出方法を実行させ、該検出方法が、基準深度画像を取得すること;入力深度画像を取得すること;基準深度画像の少なくとも一部および入力深度画像の少なくとも一部を用いて合成画像を求めること;ならびに合成画像に基づいて物体と患者との衝突の可能性の有無を判定すること、を含む。
医療処置における衝突の可能性の検出方法は、基準深度画像を取得すること;基準深度画像を用いて注目領域を決定すること;基準光学画像を取得すること;入力光学画像を取得すること;基準光学画像および入力光学画像を用いて合成画像を、該合成画像を求める動作が処理ユニットを用いて実行されることで、求めること;ならびに注目領域に対応する、合成画像の少なくとも一部に基づいて物体と患者との衝突の可能性の有無を判定すること、を含む。
基準光学画像は基準赤外線画像で構成されてもよい。
合成画像を求める動作は、画像減算を行うことを含んでもよい。
衝突の可能性の有無を判定する動作は、合成画像内の画素の絶対値が閾値を超えたかどうかを判定することを含んでもよい。
合成画像内の画素は、注目領域内の位置に対応してもよい。
任意には、注目領域の形状は、患者を支持する患者支持具の動きとは無関係である。
医療処置における衝突の可能性の検出システムは、基準深度画像を取得する深度検知カメラと;基準光学画像を取得すると共に入力光学画像を取得する光学カメラと;処理ユニットであって、基準深度画像を用いて注目領域を決定し、基準光学画像および入力光学画像を用いて合成画像を求め、注目領域に対応する、合成画像の少なくとも一部に基づいて物体と患者との衝突の可能性の有無を判定するように構成された処理ユニットと、を含む。
基準光学画像は基準赤外線画像で構成されてもよい。
処理ユニットは、画像減算を行って合成画像を求めるように構成されてもよい。
処理ユニットは、合成画像内の画素の絶対値が閾値を超えたかどうかを判定するように構成されてもよい。
合成画像内の画素は、注目領域内の位置に対応してもよい。
注目領域の形状は、患者を支持する患者支持具の動きとは無関係であってもよい。
一連の命令を格納する非一時的媒体を備え、処理ユニットによる命令の実行によって医療処置における衝突の可能性の検出方法を行わせるように構成されたコンピュータ製品であって、検出方法が、基準深度画像を取得すること;基準深度画像を用いて注目領域を決定すること;基準光学画像を取得すること;入力光学画像を取得すること;基準光学画像および入力光学画像を用いて合成画像を求めること;ならびに注目領域に対応する、合成画像の少なくとも一部に基づいて物体と患者との衝突の可能性の有無を判定すること、を含むコンピュータ製品。
他のおよびさらなる態様および特徴は、以下の詳細な説明を読むことによって明らかになるであろう。
各図面は実施形態の設計および有用性を示すものであり、これらの図面において同等の要素は共通の参照番号によって参照される。これらの図面は必ずしも縮尺に合わせて描かれたものではない。上記および他の利点および目的を得る方法をより理解するために、実施形態の説明をより具体的に行うが、これらの実施形態は添付図面に例示されている。これらの図面は、例示的な実施形態のみを記述しており、従って、特許請求の範囲の適用範囲を限定するものとしてみなされるべきではない。
いくつかの実施形態に従って、医療処置中における医療装置の可動部分と患者との衝突の可能性を検出するように構成された放射線治療システムを示す図である。 衝突の可能性を検出するシステムを示す図である。 図1Bのシステムの変形を示す図である。 いくつかの実施形態に従って、患者と物体との衝突の可能性の有無を判定する方法を示す図である。 基準画像の一例を示す図である。 基準画像を基にした侵入検出ゾーンの一例を示す図である。 基準画像を基にした侵入検出ゾーンの別の例を示す図である。 基準深度画像と実時間深度画像とを比較することにより、患者と物体との衝突の可能性の有無を判定する方法を示す図である。 画像処理によって衝突の可能性を判定する方法を示す図である。 画像処理によって衝突の可能性を判定する方法を示す図である。 画像処理によって衝突の可能性を判定する方法を示す図である。 画像処理によって衝突の可能性を判定する方法を示す図である。 他の実施形態に従って、患者と物体との衝突の可能性の有無を判定する方法を示す図である。 本明細書で説明された実施形態を実装するのに用いられ得るコンピュータシステムを示す図である。
以下、図面を参照しながら様々な実施形態について説明する。これらの図面は縮尺に合わせて描かれたものではなく、類似の構造または機能における要素は、各図面を通じて同様の参照番号によって表されることに留意すべきである。また、これらの図面は、単に実施形態の説明を容易にするために意図されたものであることにも留意すべきである。これらは、本発明の網羅的な説明として意図されたものでもなく、本発明の範囲の限定として意図されたものでもない。加えて、例示した実施形態は、図示された態様または利点の全てを有する必要はない。特定の実施形態と共に説明された態様または利点は、必ずしもその実施形態を限定するものではなく、そのように例示されていなくても、そのように明示的に説明されていなくても、他の任意の実施形態において活用することができる。
図1Aは、放射線治療システム10を示す図である。放射線治療システム10は、アームガントリー12と、患者20を支持するための患者支持具14と、アームガントリー12の操作および放射線の放射を制御する制御システム18とを含む。放射線治療システム10は、患者20が患者支持具14に支持されている間に患者20に向けて放射線のビーム26を照射する放射線源22、および放射線ビーム26の断面形状を変化させるコリメーターシステム24も含む。放射線源22は、種々の実施形態においてコーンビーム、ファンビームまたは他の種類の放射線ビームを生成するように構成され得る。また、他の実施形態では、放射線源22は、陽子ビームを治療用途の放射線の形態として生成するようにも構成され得る。また、他の実施形態では、放射線治療システム10は、他の形態および/または構成を有し得る。例えば、他の実施形態では、アームガントリー12の代わりに、放射線治療システム10は、リングガントリー12を備えてもよい。
例示した実施形態では、放射線源22は、治療用エネルギーを供給するための治療用放射線源である。他の実施形態では、治療用放射線源とする他に、放射線源22を、撮像用途の診断用エネルギーを供給する診断用放射線源とすることもできる。このような場合、放射線治療システム10は、放射線源22に対して作用する場所(例えば、患者支持具14の下)に位置する撮像装置(撮像装置80など)を含むことになる。別の実施形態では、治療用エネルギーを供給できるように放射線源22を治療用放射線源とし得るが、その場合、その治療用エネルギーを利用して画像を取得してもよい。このような場合、治療用エネルギーを用いて撮像を行うために、撮像装置80は、治療用エネルギーを有する放射線に応答して画像を生成するように構成されている(例えば、MV撮像装置)。いくつかの実施形態では、治療用エネルギーは、概して160キロエレクトロンボルト(keV)以上のエネルギーであり、より典型的には1メガエレクトロンボルト(MeV)以上である。また、診断用エネルギーは、概して高エネルギーレンジよりも下のエネルギーであり、より典型的には160keV未満である。他の実施形態では、治療用エネルギーと診断用エネルギーとは、互いに異なるエネルギーレベルを有することもでき、これらのエネルギーは、治療用途に用いられるエネルギーと診断用途に用いられるエネルギーとにそれぞれ当てはまる。いくつかの実施形態では、放射線源22は、約10keVから約20MeVの間のどの範囲内においても、複数の光子エネルギーレベルでX線の放射線を生成することができる。別の実施形態では、放射線源22は、診断用放射線源とすることができる。このような場合、放射線治療システム10は、1つまたは複数の可動部分を含む診断システムであってよい。例示した実施形態では、放射線源22は、アームガントリー12によって搬送される。あるいは、放射線源22は、ボア内に配置され得る(例えば、リングガントリーに連結され得る)。
例示した実施形態では、制御システム18は、制御装置40に接続されているプロセッサなどの処理ユニット54を含む。制御システム18は、データを表示するモニタ56、およびデータを入力するためのキーボードまたはマウスなどの入力装置58も含んでもよい。放射線源22とアームガントリー12の動作は制御装置40によって制御される。この制御装置は、電力およびタイミング信号を放射線源22に供給し、処理ユニット54から受け取った信号に基づいてアームガントリー12の回転速度および位置を制御する。制御装置40は、アームガントリー12および処理ユニット54から分離した構成要素として示されているが、他の実施形態では、制御装置40をアームガントリー12または処理ユニット54の一部とすることができる。
いくつかの実施形態では、放射線治療システム10は、患者20に向けて種々のガントリー角度で治療用放射線ビームを放射するように構成された治療システムであり得る。治療処置中、放射線源22は、患者20の周囲で回転し、種々のガントリー角度から患者20に向けて治療用放射線ビームを放射する。放射線源22は種々のガントリー角度に位置するが、コリメーター24を操作してビームの形状を変化させることにより、標的組織構造の形状に対応させる。例えば、コリメーター24を操作して、ビームの形状が標的組織構造の断面形状と同等となるようにしてもよい。別の例では、コリメーター24を操作して、(IMRT処置と同様に)標的組織構造の様々な位置において異なる量の放射線が当たるようにしてもよい。
図1Aおよび1Bに示すように、医療システム10は衝突検出システム100も含んでおり、この衝突検出システムは、深度測定カメラ130、物体に対して深度測定カメラ130を固定するための固定機構132、および支持体134を含む。
深度検知カメラ130は、深度を検知し、その深度を表す信号を生成するように構成されている。いくつかの実施形態では、深度検知カメラ130は、深度測定を行うため、構造化された光を使用し得る(例えば、Kinect(登録商標)カメラ)。他の実施形態では、深度検知カメラ130は、深度測定を行うために飛行時間法(time−of−flight method)を利用し得る(例えば、Mesa SR4000または新型のMicrosoft(登録商標)製Kinect(登録商標)2カメラ)。別の実施形態では、深度検知カメラ130は、任意の既知の技術を用いて深度を検知可能な任意の装置であってよい。「カメラ」という用語は、本明細書で用いられるように任意の装置であってよく、「画像」信号を提供する装置に限定されるべきではないことに留意すべきである。例えば、いくつかの実施形態では、深度信号を提供するように深度検知カメラ130を構成してもよく、かかる深度信号が画像形式で表示されるか否かに関わらず、この深度信号を画像信号とみなしてもよく、またはみなさなくてもよい。深度信号は、深度または距離を示す任意の信号であってもよく、または深度または距離が得られ得る任意の信号であってもよい。非限定的な例により、この信号は、赤外線信号、超音波信号などであってよい。いくつかの実施形態では、深度検知カメラ130の寸法は、使用中に装着されたとき、治療プロセスの邪魔にならない程度に小型であってよい。例えば、いくつかの実施形態では、深度検知カメラ130は、11インチ×2.5インチ×1.5インチの寸法を有し得る。他の実施形態では、深度検知カメラ130の利用によって治療処置が妨げられない限り、深度検知カメラ130は他の寸法(上記に記載された例よりも大きいまたは小さい寸法など)を有してもよい。
また、いくつかの実施形態では、深度検知カメラ130は赤外線ベースのものであってもよく、その場合には、赤外線を用いて深度検知カメラ130によって深度が検知され得る。いくつかの実施形態では、赤外線ビデオ画像を出力するようにこの深度検知カメラ130を構成し、それらのビデオ画像から深度画像を形成してもよい。いくつかの実施形態では、これらの赤外線ビデオ画像は、深度画像と同じ視野をそのまま有し得る。従って、これらの赤外線ビデオ画像を深度画像と共に用いて、衝突の可能性の有無を判定してもよい。
さらに、いくつかの実施形態では、深度検知カメラ130は、赤外線放射素子、カラーセンサおよび赤外線深度センサを含み得る。赤外線深度センサは、赤外線放射素子によって出力された赤外線信号に基づいて深度を検知するように構成されている。カラーセンサは、可視画像を検出するように構成されている。
いくつかの実施形態では、深度検知カメラ130は、毎秒30以上の検出(またはフレーム)レートを有し得る。他の実施形態では、検出/フレームレートを毎秒30未満としてもよい。
支持体134は、深度検知カメラ130を支持するための支柱、ブラケット、梁、アームなどであってよい。支持体134には、固定機構132を設けてもよい。また、いくつかの実施形態では、支持体134は、1つまたは複数の可動部分を任意に備えることにより、患者支持具14に対して(または患者20もしくは別の基準位置に対して)、深度検知カメラ130の位置および/または方向を調節できるようにしてもよい。いくつかの実施形態では、患者に対してカメラの位置を(例えば、長手方向に)調節するために、支持体134自体を患者支持具14に対して可動させるようにしてもよい。別の実施形態では、支持体134をチルトモーター付きの台座とし、それによってこの台座に対して深度検知カメラ130を1、2または3自由度でチルトさせるようにしてもよい。他の実施形態では、支持体134を必要とせず、衝突検出システム1000は支持体134を含まなくてもよい。
例示した実施形態では、固定機構132は、患者支持具14の足元で深度計測カメラ130をブラケット136に固定するように構成されている。いくつかの実施形態では、ブラケット136を衝突検出システム100の一部とみなしてもよい。あるいは、ブラケット136を患者支持具14の一部とみなしてもよい。いくつかの実施形態では、必要であればブラケット136に開口を備えて、患者の足がその開口を通り抜けられるようにしてもよい(図1C)。例えば、ブラケット136の開口は、それを通して患者の足を入れられるように、8インチを超える高さ(10インチ、12インチ、14インチなど)を有してもよい。
他の実施形態では、ブラケット136は必須ではなく、固定機構132は、深度計測カメラ130を患者支持具14に、または医療システム10の他の構成要素(単数または複数)に直接固定するように構成され得る。別の実施形態では、固定機構132は、深度測定カメラ130を部屋(天井、壁または床など)に固定するように構成され得る。さらに別の実施形態では、固定機構132は、深度測定カメラ130を医療システム10の一部とは別の構造物に固定するように構成され得る。固定機構132は、物体を握るためのクランプ、深度測定カメラ130に対して固定すべき物体に設けられたねじ穴に挿入するためのねじ、スナップフィット式連結具、面ファスナー式連結具、または任意の他の種類の固定機構であってよい。さらに別の実施形態では、固定機構132を必要とせず、衝突検出システム100は固定機構132を含まない。例えば、他の実施形態では、支持体134は台座であってよく、この台座は、使用時に深度検知カメラ130を支持する平坦面に載置され得る。
例示した実施形態では、深度検知カメラ130は、患者支持具14の表面の上部に設置されている。深度検知カメラ130の高さを調節可能とすることにより、患者20の腹部を越えてその患者の頭部が見えるようにしてもよい。また、深度検知カメラ130の方向を調節可能として、(例えば、水平面に対して)視野角を調節するようにしてもよい。患者支持具14に対してその位置が固定されるように深度検知カメラ130を設置することは、かかる構成により、患者支持具14が動いても、患者支持具14(従って、患者20)と共に深度検知カメラ130を移動させることができるために有利であることに留意すべきである。
図1Bおよび1Cに示すように、衝突検出システム100は、深度検知カメラ130に通信可能に接続された処理ユニット140も含む。処理ユニット140は、深度検知カメラ130から送出された信号を処理し、その信号に基づいて患者と物体の衝突の可能性の有無を判定するように構成されている。いくつかの実施形態では、処理ユニット140は、ASICプロセッサ、FPGAプロセッサ、汎用プロセッサまたは任意の他の種類のプロセッサなどのプロセッサであってよい。また、処理ユニット140は、ハードウェア、ソフトウェアまたは両者の組み合わせを含んでもよい。また、いくつかの実施形態では、処理ユニット140は、処理ユニット54と同じであってもよく、または処理ユニット54の構成要素であってもよい。他の実施形態では、処理ユニット140は、放射線治療システム10の一部とみなされ、衝突検出システム100の一部とはみなされない場合がある。
図2は、いくつかの実施形態に従って、衝突検出システム100を用いて衝突の可能性の有無を判定する方法200を示す図である。最初に、患者20は、支持具14に載置されており、患者の準備処置の際に放射線治療システム10に対して所望の場所に位置付けられている。また、深度検知カメラ130は、患者支持具14に対してその位置が固定されるようにも設置されている。次いで、深度検知カメラ130の高さおよびその方向を調節することにより、深度検知カメラ130が患者の身体の方を(例えば、足が位置する一端から頭に向かって、または頭が位置する一端から足に向かって)見ていて、患者20を囲む領域の画像を撮影できるようにする。
患者の準備処置が完了した後に深度検知カメラ130を作動させて、患者支持具14に患者20が乗っている間、基準深度画像を撮影する。本明細書で用いられるように、「画像」という用語は、任意の集まりのデータ(例えば、深度値)を指し得る。このデータは、画像形式で表示されていても、表示されていなくてもよい。例えば、このデータは、ユーザに見えるように表示させずに、非一時的媒体に格納されてもよく、かつ/または処理ユニット140によって処理されてもよい。次いで、基準深度画像を処理ユニット140に送出する。処理ユニット140は基準画像を取得し(項目202)、その後、処理ユニット140は、その基準画像を処理して1つまたは複数の侵入検出ゾーンを作成する(項目204)。いくつかの実施形態では、侵入検出ゾーン(単数または複数)を非一時的媒体に格納させて後で処理できるようにしてもよい。図3Aは、深度検知カメラ130を用いて生成された基準画像300の一例を示す図である。本例に示すように、基準画像300は、患者20の輪郭/境界302を含む。いくつかの実施形態では、患者20の境界302は、画像処理技術を用いて処理ユニット140により自動的に識別され得る。他の実施形態では、患者20の境界302は、ユーザによって手動で判別され得る。このときユーザは、深度画像を見て、患者の境界302を手動で識別し、グラフィカルユーザインターフェースを用いて境界302を描く。いくつかの実施形態では、この輪郭302の範囲内にある基準画像の全領域が侵入検出ゾーン304とみなされ得る。従って、侵入検出ゾーン304を基準深度画像の一部とみなしてもよい。他の実施形態では、処理ユニット140は、患者の輪郭302を囲むより大きな輪郭310を生成してもよく、そのより大きな輪郭310内の領域を侵入検出ゾーン304とみなしてもよい(図3B)。いくつかの実施形態では、患者の輪郭302とそれよりも大きな輪郭310の間の幅は、患者の予想移動量と安全域とで構成されるように決定され得る。別の実施形態では、処理ユニット140は、より大きな輪郭310によって形成される領域と患者の輪郭302によって形成される領域との画像論理減算を行ってもよく、次いで、その差分画像を侵入検出ゾーン304として用いてもよい(図3C)。図に示すように、このような場合、侵入検出ゾーン304には、患者の輪郭302の周囲にある細長いバッファ領域しか含まれない。別の実施形態では、侵入検出ゾーン304は、拡大してより大きくした輪郭310と、患者の輪郭302から縮小してより小さくした輪郭との間の基準深度画像内の領域として画定され得る。本明細書で用いられるように、「基準深度画像」と言う用語は、深度検知カメラ130によって撮影されたフレーム全体を指してもよく、または深度検知カメラ130によって撮影されたフレーム全体の一部分(侵入検出ゾーン304など)を指してもよいことに留意すべきである。また、いくつかの実施形態では、侵入検出ゾーン304自体を基準深度画像とみなしてもよい。
場合によっては、放射線治療システム10がモニタ56を含む場合、深度検知カメラ130によって提供される深度画像、および/または処理ユニット140によって生成される侵入検出ゾーン304をモニタ56に表示してもよい。
侵入検出ゾーン304を作成するための輪郭は患者の輪郭に限定されるものではなく、その輪郭は、装置の少なくとも一部(治療機および/または患者支持具の一部など)を含み得ることに留意すべきである。他の実施形態では。
図2に戻ると、侵入検出ゾーン304を作成した後、次いで、治療処置が開始され得る。いくつかの実施形態では、治療処置は、図1の放射線治療システム10を用いて実施される。このような場合、患者20の周囲でアームガントリー12を回転させてよく、放射線源22は、種々のガントリー角度から患者20に向けて放射線を放射し得る。治療処置中、深度検知カメラ130は、実時間(入力)深度画像を撮影し、その実時間画像を処理ユニット140に送出する。本明細書で用いられるように、「入力深度画像」または「実時間深度画像」という用語は、深度検知カメラ130によって撮影されたフレーム全体を指してもよく、またはフレーム全体の一部分(侵入検出ゾーン304に対応する領域など)を指してもよい。処理ユニット140は、実時間深度画像を受け取り(項目206)、その実時間深度画像および侵入検出ゾーン304に基づいて衝突の可能性の有無を判定する(項目208)。侵入検出ゾーン304は、基準深度画像の少なくとも一部を含み、または基準深度画像から得られ、または基準深度画像内の特徴とみなされる場合があり、または基準深度画像自体とみなされる場合があるため、衝突の可能性の判定は、基準深度画像の少なくとも一部に基づくものとみなされてもよい。項目206から208は、治療処置中に複数の実時間深度画像を異なる時間において処理ユニット140が受け取るように繰り返され、それらの実時間深度画像に基づき、治療処置の経過中に衝突の可能性の有無を判定する。
図4は、いくつかの実施形態において項目208を実装するための方法400を示す図である。治療処置中、処理ユニット140が実時間深度画像を受け取った後、処理ユニット140は、基準深度画像とその実時間深度画像との減算を行うことにより、実時間深度画像と基準深度画像とを比較して減算画像を得る(項目402)。いくつかの実施形態では、実時間深度画像と基準深度画像とを比較する動作は、侵入検出ゾーン304の領域に対応する、実時間深度画像の一部と、侵入検出ゾーン304が位置する、基準深度画像の一部とを比較することによって行われ得る。次いで、処理ユニット140は、侵入検出ゾーン304内の減算画像を解析して、衝突の可能性の有無を判定する(項目404)。例示した実施形態では、処理ユニット140は、基準深度画像と実時間深度画像との差分が指定されたある閾値を下回ったときに、患者20と物体との衝突の可能性があると判定する。いくつかの実施形態では、上記差分は、実時間深度画像を基準深度画像から引くことによって得てもよく、基準深度画像を実時間深度画像から引くことによって得てもよい。また、いくつかの実施形態では、画素値の絶対値差分を用いることにより、実時間深度画像を基準深度画像から引くか、それとも基準深度画像を実時間深度画像から引くかを問わないようにしてもよい。
図5A〜5Cは、方法400の一例を示す図であり、入力深度画像と基準深度画像との画像減算を利用して衝突の可能性をどのように検出し得るかを図示するものである。深度検知カメラ130は深度を検知するように構成されている。そのため、このカメラが生成する2次元画像は多数の画素値を有するが、これらの画素値は、深度検知カメラ130(すなわち、深度検知カメラ130内のセンサ)と種々の物体(または物体の種々の部分)との間の距離をそれぞれ示している。例えば、図5Aに示すように、任意の起点をこのカメラの位置に設定してもよい。それにより、深度検知カメラ130からより遠くにある物体が深度検知カメラ130によって検出された場合、それに対応してその深度は、深度検知カメラ130により近い別の物体よりも大きな値を有することになる。従って、小さい値を持つ画素は、大きい値を持つ画素に比べて、検出された物体が深度検知カメラ130により近いことを示す。
図5Bは、侵入検出ゾーン304を有する基準深度画像502の一例を示している。このゾーンは複数の画素値によって表されており、これらの画素値は、深度検知カメラ130および処理ユニット140を用いて生成される。基準深度画像502は、治療セッションの前、または治療セッション中に生成され得る。本例において基準深度画像502は、図1B/1Cに示したものと同様に、患者20の足付近に位置し、患者20の頭部の方を見ている深度検知カメラ130からの深度画像を用いることにより、かつ、処理ユニット140を用いてその深度画像を処理して侵入検出ゾーン304(このゾーンは、図3Cに示したものと同様の形状を有する)を作成することによって生成される。基準深度画像502内の侵入検出ゾーン304において上部付近の画素値は、比較的大きい値を有する。これは、これらの画素値が、深度検知カメラ130からより遠くにある患者20の頭部が位置する場所に対応しているためである。他方、基準深度画像502内の侵入検出ゾーン304において下部付近の画素値は比較的小さい値を有する。これは、これらの画素値が、深度検知カメラ130に向かってより近くにある患者20の足が位置する場所に対応しているためである。従って、侵入検出ゾーン304は、衝突の検出が行われる3次元空間内の領域をこのゾーンが表しているという意味では「3次元」である。例示した例では、侵入検出ゾーン304の画素値は、侵入検出ゾーン304の輪郭に沿って一本の細長い帯状になっている。他の実施形態では、侵入検出ゾーン304にどの程度の幅を設定するかに応じて、より多くの画素が侵入検出ゾーン304内にあってもよい。また、他の実施形態では、1つの侵入検出ゾーン304を持つ代わりに、複数の侵入検出ゾーン304を画定するように処理ユニット140を構成してもよく、あるいはそれらをユーザが画定してもよい。いくつかの実施形態では、深度画像カメラ130からの深度画像に1つまたは複数の2次元マスクを適用して、基準深度画像502に対して1つまたは複数の侵入検出ゾーン304を作成してもよい。
図5Cは、深度検知カメラ130および処理ユニット140を用いて生成される画素値によって表される実時間入力深度画像504を示す図である。実時間深度画像504は、治療セッション中に生成される。侵入検出ゾーン304に対応する値のみを提示しているが、これは、処理ユニット140が、侵入検出ゾーン304内の信号を解析するして衝突の可能性を検出するように構成されているためである。しかしながら、完全な実時間入力深度画像504は、深度検知カメラ130の視野に対応する各値で構成される2次元配列を含み得ることを理解すべきである。他の実施形態では、侵入検出ゾーン304は、患者の輪郭302(図3Aに示したものと同様)内、または安全域310(図3Bに示したものと同様)内の画素値を全て含み得るが、いずれの場合でも、侵入検出ゾーン304の中央領域内に画素値が存在することになる。従って、本明細書で用いられるように、「入力深度画像」または「実時間入力深度画像」という用語は、深度検知カメラ130によって提供されるフレーム全体を指してもよく、またはかかるフレーム全体の一部分(例えば、侵入検出ゾーン304に対応する領域)を指してもよい。
例示した例では、治療中、処理ユニット140は、実時間深度画像504内の侵入検出ゾーン304に対応する深度値を、基準深度画像502内の侵入検出ゾーン304における深度値から引くことによって衝突の可能性を検出する。図5Dは、その減算結果を示す図である。基準深度画像502と実時間深度画像504との差分値がある閾値を下回ったときに、衝突の可能性が検出されている。例示した例では閾値を2に設定しているが、この値を非一時的媒体に格納させて処理ユニット140から利用できるようにしてもよい。従って、2よりも小さい数を有する任意の減算値は、物体が患者に近づきすぎている状況を表しており、それによって衝突の可能性が今にも起こり得ることが示唆される。この図に示すように、減算画像506内の侵入検出ゾーン304において画素値の一部は値が1であり、これは所定の閾値2よりも小さい。これが起きると、処理ユニット140は、今にも起こり得る衝突の可能性があると判定し得る。これは、移動中の物体(放射線治療システム10のアームガントリー12、放射線源22またはコリメーター24など)が患者20に向かって移動しているとき、この物体は、深度検知カメラ130による視野内に現れる場合があり、(図5Cの左に示した状況のように)深度検知カメラ130の位置を基準として患者20よりも深度検知カメラ130に近い可能性があるためである。従って、深度検知カメラ130から、検出された衝突物体までの深度を表す侵入検出ゾーン304内の深度値は、基準画像内の侵入検出ゾーン304における同一点の深度値(すなわち、衝突物体が存在しない場合)よりも小さくなる。その結果、実時間深度画像(検出された衝突物が含まれる)を基準深度画像から引くと、その差分値は正数となる。この差分値は、検出された衝突物体と患者20との間が近接していることを表している。検出された物体が患者20から遠くにある場合、その差分値は比較的大きい値になる。他方、検出された物体が動かされて患者20により近づいた場合、その差分値は比較的小さい値になる。この差分値が所定閾値よりも小さい場合、それは、検出された移動物が患者に近づきすぎている状況を表し得るが、それによって今にも起こり得る衝突の可能性が示唆される。従って、上記の例に示したように、処理ユニット140は、侵入検出ゾーン304内の様々な差分値の値(強度)を調べて、閾値に違反したかどうかを確かめることによって衝突の可能性を判定するように構成され得る。
例示した実施形態では、処理ユニット140は、衝突の可能性を自動的に検出するように構成されている。他の実施形態では、衝突の可能性の有無を判定する際にもユーザが関与してもよい。例えば、場合によっては、モニタ56を用いて、実時間深度画像、および/または減算画像(この画像は、基準深度画像と実時間深度画像との比較を表している)を処置中に連続的に表示させてもよく、それにより治療処置の操作を行う人がこれらの画像を見て、衝突の可能性を判別するようにしてもよい。
いくつかの実施形態では、今にも起こり得る衝突の可能性があると処理ユニット140が判定するとき、処理ユニット140は、放射線治療システム10を停止するための信号、視覚的および/もしくは聴覚的な警告信号、または上記の組み合わせを生成してもよい。
上記の各画素値は、(例えば、深度検知カメラ130の位置において座標が0になるように、このカメラに位置付けられた)特定の座標フレームに基づいて任意に選択されたものであることに留意すべきである。他の実施形態では、基準深度画像および実時間深度画像内の画素値は、他の座標フレームに基づいてもよい。例えば、他の実施形態では、画像内の画素値が座標フレームに基づくものとし、それにより、小さい値の画素は、大きい値の画素に比べて、検出された物体が深度検知カメラ130からより遠いことを示すようにしてもよい。
また、他の実施形態では、実時間深度画像504を基準深度画像502から引く代わりに、基準深度画像502を実時間深度画像504から引くように処理ユニット140を構成してもよい。このような場合、処理ユニット140は、ある所定閾値(例示した例においては−2など)よりも大きい差分画素値が侵入検出ゾーン304内にある場合に、衝突の可能性が今にも起こり得ると判定するように構成され得る。上記の例を受けて、基準深度画像502を実時間深度画像504から引いた場合、侵入検出ゾーン304内の差分画素値の一部は−1の値を持つことになるが、これは閾値の−2よりも大きい。このような場合、次いで処理ユニット140は、衝突の可能性が今にも起こり得ると判定し得る。また、先に述べたように、いくつかの実施形態では、画素値の絶対値差分を用いることにより、実時間深度画像を基準深度画像から引くか、それとも基準深度画像を実時間深度画像から引くかを問わないようにしてもよい。
いくつかの実施形態では、深度検知カメラ130は、深度画像に加えて同時に、光学画像(例えば、赤外線画像または可視画像)を取得する機能を有し得る。他の実施形態では、2台のカメラを別個に用意して、一方は深度画像を撮影し、他方は光学画像を撮影するようにしてもよい。深度画像と光学画像の両方を処置中に取得した場合、処理ユニット140は、両方の画像を互いに隣り合わせてモニタ56に表示し、または2枚の画像を互いに重ね合わせて重畳することにより、深度画像が光学画像とどのように対応しているかを示してもよい。また、いくつかの実施形態では、処理ユニット140は、光学画像を用いて解析を行うことによって衝突の可能性の有無を判定してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、深度検知カメラ130は、患者20が患者支持具14に固定された後、患者20の赤外線画像(すなわち、この深度カメラの赤外線放射素子に基づく赤外線画像)を撮影してもよい。次いで、その赤外線画像は、処理ユニット140に送出され、基準画像として利用できるようになる。治療処置中、実時間赤外線入力画像は、深度検知カメラ130によって提供され、処理ユニット140に送出される。処理ユニット140は、その実時間赤外線画像と基準赤外線画像とを比較して、今にも起こり得る衝突の可能性の有無を判定し得る。
いくつかの実施形態では、光学画像と深度画像の両方を処理ユニット140によって用いることにより、衝突の可能性の有無を判定してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、基準深度画像と基準光学画像の両方が、深度検知カメラ130によって(または、別々の深度検知カメラと光学画像撮影カメラによって)提供されてもよい。基準深度画像および基準光学画像は、同時に、またはそれぞれ異なる時刻で生成され得る。治療処置中、実時間光学入力画像および実時間深度画像は、上記カメラ(単数または複数)によって提供され、処理ユニット140に送出される。処理ユニット140は、実時間深度画像と基準深度画像とを比較することに加えて、実時間光学画像と基準光学画像とを比較することにより、今にも起こり得る衝突の可能性の有無を判定し得る。例えば、処理ユニット140は、時刻t1で生成された実時間深度画像D1と基準深度画像RDとを比較することに加えて、時刻t1で生成された実時間光学画像V1と基準光学画像RVとを比較することにより、時刻t1について衝突の可能性の有無を判定し得る。次いで、処理ユニット140は、時刻t2で生成された実時間深度画像D2と基準深度画像RDとを比較することに加えて、時刻t2で生成された実時間光学画像V2と基準光学画像RVとを比較することにより、時刻t2について衝突の可能性の有無を判定し得る。治療を継続しながら、処理ユニット140は、種々の時刻で画像を処理して、衝突の可能性を連続的に検出する。
先に述べたように、いくつかの実施形態では、深度検知カメラ130が赤外線放射素子(投光器)を使用してもよく、深度データを抽出するための赤外線画像を処理ユニット140に出力してもよい。いくつかの実施形態では、赤外線画像と深度画像の両方を処理ユニット140によって用いることにより、衝突の可能性の有無を判定してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、基準深度画像と基準赤外線画像の両方が、深度検知カメラ130によって(または、別々の深度検知カメラと赤外線カメラによって)提供されてもよい。基準深度画像および基準赤外線画像は、同時に、またはそれぞれ異なる時刻で生成され得る。治療処置中、実時間赤外線入力画像および実時間深度画像は、上記カメラ(単数または複数)によって提供され、処理ユニット140に送出される。処理ユニット140は、実時間深度画像と基準深度画像とを比較することに加えて、実時間赤外線画像と基準可視画像とを比較することにより、今にも起こり得る衝突の可能性の有無を判定し得る。例えば、処理ユニット140は、時刻t1で生成された実時間深度画像D1と基準深度画像RDとを比較することに加えて、時刻t1で生成された実時間赤外線画像F1と基準赤外線画像RIFとを比較することにより、時刻t1について衝突の可能性の有無を判定し得る。次いで、処理ユニット140は、時刻t2で生成された実時間深度画像D2と基準深度画像RDとを比較することに加えて、時刻t2で生成された実時間赤外線画像F2と基準赤外線画像RIFとを比較することにより、時刻t2について衝突の可能性の有無を判定し得る。治療を継続しながら、処理ユニット140は、種々の時刻で画像を処理して、衝突の可能性を連続的に検出する。
いくつかの実施形態では、実時間光学画像が基準光学画像から引かれ、または基準光学画像が実時間光学画像から引かれる。ただし、減算画像の画素の絶対値が閾値を超えているかどうかを確認するために、基準深度画像から得られた侵入ゾーン用マスクを、減算画像に重畳される注目領域(region of interest:ROI)として使用する。つまり、光学画像を解析するために、深度画像を用いてROIを決定する。これは特に、カメラの赤外線放射素子によって光学画像が生成されるときに効果的であり、従って、部屋の周辺光および装置の可動部分によって生じる影の変化に対して影響を受けにくくなる。
従って、図6に示すように、いくつかの実施形態では、医療処置における衝突の可能性を検出する方法600は、基準深度画像を取得すること(項目602);その基準深度画像を用いて注目領域を決定すること(項目604);基準光学画像(例えば、可視画像または赤外線画像)を取得すること(項目606);入力光学画像を取得すること(項目608);ならびに、この光学画像および上記基準光学画像に基づいて物体と患者との衝突の可能性の有無を判定すること(項目610)を含む。いくつかの実施形態では、項目610は、基準光学画像および入力光学画像を用いた合成画像を判定することによって実装されてもよく、その場合、合成画像を判定する動作は処理ユニットを用いて行われる。次いで、処理ユニットは、その注目領域に対応する、合成画像の少なくとも一部に基づいて物体と患者との衝突の可能性の有無を判定し得る。いくつかの実施形態では、基準深度画像を取得する動作は、その基準深度画像を受け取る処理ユニットによってなされてもよい。他の実施形態では、基準深度画像を取得する動作は、その基準深度画像を生成する深度検知カメラによってなされてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、基準光学画像および入力光学画像を取得する動作は、これらの画像を受け取る処理ユニットによってなされてもよい。他の実施形態では、基準光学画像および入力光学画像を取得する動作は、これらの画像を生成する光学カメラによってなされてもよい。また、いくつかの実施形態では、基準光学画像と入力光学画像との画像減算を行う処理ユニットによって合成画像を求めてもよい。加えて、いくつかの実施形態では、先に述べた侵入検出ゾーン304に対する方法と同一または類似の方法によって注目領域を決定してもよい。さらに、いくつかの実施形態では、衝突の可能性の有無を判定する動作は、合成画像内の画素の絶対値が閾値を超えたかどうかを判定することを含む。合成画像内の画素は、注目領域(この領域は合成画像上に重畳されている)内の位置に対応し得る。さらに別の実施形態では、入力光学画像を取得する動作を繰り返して、追加の入力光学画像(例えば、実時間光学画像)を取得してもよい。また、合成画像を求める動作をこれらの追加の入力光学画像について繰り返して追加の合成画像を取得してもよく、医療処置の経過中、これらの追加の合成画像に基づき、今にも発生しようとしている衝突の可能性の有無を判定する動作を繰り返してもよい。このように、医療処置中、患者を実時間で監視することにより、物体が患者に対して衝突するのを防ぐことができる。
1つまたは複数の実施形態では、深度画像と光学画像の重畳/重ね合わせを行って、深度画像と可視画像を両方とも表示する合成画像を取得してもよい。
上記の実施形態では、侵入検出システム100は、1つの深度検知カメラ130を備えているものとして説明されている。他の実施形態では、侵入検出システム100は、複数の深度検知カメラ130を含むことにより、患者20を囲む領域の被写域がより適切に得られるようにしてもよい。
なお、衝突検出システム100は、放射線治療装置による治療中の利用に限定されるものではなく、他の種類の治療処置において利用されてもよく、あるいは放射線を伴っても伴わなくてもよい任意の他の種類の処置において利用されてもよいことに留意すべきである。
コンピュータシステムアーキテクチャ
図7は、本明細書で説明された様々な実施形態を実装するのに利用可能なコンピュータシステム1600の実施形態を示すブロック図である。例えば、コンピュータシステム1600は、いくつかの実施形態に従って、図2の方法を実装するように構成され得る。また、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム1600を用いて、図1Bの処理ユニット140および/または図1Aの処理ユニット54を実装してもよい。コンピュータシステム1600は、情報を伝達するためのバス1602または他の伝達機構と、情報を処理するためにバス1602に接続されたプロセッサ1604とを含む。このプロセッサ1604は、図1Aのプロセッサ54の一例、図1B/1Cのプロセッサ80の一例、または本明細書で説明された任意のプロセッサの一例であってよい。コンピュータシステム1600は、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)または他の動的記憶装置などの、バス1602に接続されたメインメモリ1606も含み、情報およびプロセッサ1604によって実行され得る命令を格納できるようになっている。メインメモリ1606は、プロセッサ1604によって実行され得る命令の実行中、一時変数または他の中間的な情報を格納するために利用されてもよい。コンピュータシステム1600は、バス1602に接続されたリードオンリーメモリ(read only memory:ROM)1608または他の静的記憶装置をさらに含み、静的情報およびプロセッサ1604用の命令を格納できるようになっている。また、磁気ディスクまたは光ディスクなどのデータ記憶装置1610を用意し、これをバス1602に接続することによって情報および命令を格納できるようになっている。
コンピュータシステム1600をブラウン管(cathode ray tube:CRT)などの表示装置167にバス1602を介して接続することにより、ユーザに情報を表示できるようにしてもよい。入力装置1614は、英数字キーおよび他のキーを備えており、バス1602に接続されて情報およびコマンド選択をプロセッサ1604に送信できるようになっている。別の種類のユーザ入力装置は、カーソル制御装置1616(マウスなど)、トラックボールまたはカーソル方向キーであり、これは、方向情報およびコマンド選択をプロセッサ1604に送信したり、表示装置167上のカーソル移動を制御したりするためのものである。この入力装置は、通常2軸、すなわち第1軸(例えば、x)および第2軸(例えば、y)における2自由度を有しており、それによって平面内の位置を装置が特定することができる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム1600を利用して、本明細書で説明された様々な機能を実行することができる。いくつかの実施形態によれば、こうした利用は、メインメモリ1606に格納されている1つまたは複数の命令で構成される1つまたは複数のシーケンスを実行するプロセッサ1604に対応したコンピュータシステム1600によって提供される。当業者は、本明細書で説明された機能および方法に基づくこのような命令を作成する方法を理解しているであろう。このような命令は、記憶装置1610などの別のコンピュータ可読媒体からメインメモリ1606に読み込まれてもよい。メインメモリ1606に格納されている命令のシーケンスを実行することにより、本明細書で説明された各工程段階をプロセッサ1604に実行させる。メインメモリ1606に格納されている命令のシーケンスを実行するべく、マルチプロセッシング構成をとる1つまたは複数のプロセッサも利用可能である。他の実施形態では、ソフトウェア命令の代わりに、またはそれらと組み合わせてハード結線の回路を用いることにより、本明細書で説明された様々な実施形態を実装してもよい。従って、各実施形態は、ハードウェア回路とソフトウェアの任意の特定の組み合わせに限定されることはない。
本明細書で用いられる「コンピュータ可読媒体」という用語は、実行用のプロセッサ1604に命令を提供するのに関与する任意の媒体を指す。かかる媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体および伝送媒体を含む多くの形態を取り得るが、これらに限定されることはない。不揮発性媒体には、例えば、記憶装置1610などの光学ディスクまたは磁気ディスクが含まれる。不揮発性媒体は、非一時的媒体の一例とみなされ得る。揮発性媒体には、メインメモリ1606などの動的メモリが含まれる。揮発性媒体は、非一時的媒体の一例とみなされ得る。伝送媒体には、同軸ケーブル、銅線および光ファイバが含まれ、バス1602を構成する各線が含まれている。伝送媒体は、音波または光波(電波通信および赤外線データ通信中に生成されるものなど)の形態を取ることもできる。
コンピュータ可読媒体の一般的な形態には、例えば、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープもしくはその他の磁気媒体、CD−ROM、その他の光学媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンを備えたその他の物理的媒体、RAM、PROM、およびEPROM、FLASH−EPROM、その他のメモリチップもしくはメモリカートリッジ、以下に述べるような搬送波、またはコンピュータが読み出すことのできるその他の媒体が含まれる。
コンピュータ可読媒体の様々な形態は、実行用のプロセッサ1604に対する1つまたは複数の命令で構成される1つまたは複数のシーケンスを保持するのに必要となる場合がある。例えば、これらの命令は、当初は遠隔コンピュータの磁気ディスク上に保持され得る。この遠隔コンピュータは、これらの命令を内部の動的メモリにロードした後、電話回線を介し、モデムを用いてこれらの命令を送信することができる。コンピュータシステム1600のローカルモデムは、電話回線上のデータを受信し、赤外線送信機を用いて当該データを赤外線信号に変換することができる。バス1602に接続された赤外線検出器は、赤外線信号によって搬送されたデータを受信し、バス1602上にそのデータを乗せることができる。バス1602は、そのデータをメインメモリ1606に移送し、プロセッサ1604は、そこから命令を取り出して実行する。メインメモリ1606が受け取ったこれらの命令は、必要に応じて、プロセッサ1604による実行前または実行後のいずれかにおいて記憶装置1610に格納され得る。
コンピュータシステム1600は、バス1602に接続された通信インターフェース1618も含む。通信インターフェース1618は、ローカルネットワーク1622に接続されているネットワークリンク1620につながる双方向データ通信を提供する。例えば、通信インターフェース1618をサービス総合デジタル網(integrated services digital network:ISDN)カード、またはモデムとして、対応する種類の電話回線にデータ通信接続を提供してもよい。別の例としては、通信インターフェース1618をローカルエリアネットワーク(local area network:LAN)カードとして、適合するLANにデータ通信接続を提供してもよい。ワイヤレスリンクも実装してよい。こうした任意の実施態様では、通信インターフェース1618は、様々な種類の情報を表すデータストリームを搬送する電気信号、電磁信号または光信号を送受信する。
ネットワークリンク1620は、通常1つまたは複数のネットワークを通じて他の装置にデータ通信を提供する。例えば、ネットワークリンク1620は、ホストコンピュータ1624、または放射線ビーム源もしくは放射線ビーム源に動作可能に接続されたスイッチなどの機器1626への接続を、ローカルネットワーク1622を通じて提供し得る。ネットワークリンク1620を介して伝送される上記データストリームは、電気信号、電磁信号または光信号で構成することができる。様々なネットワークを通るこれらの信号、およびネットワークリンク1620を伝わり、かつ通信インターフェース1618を通るこれらの信号は、コンピュータシステム1600に対してデータを送受するが、情報を伝送する搬送波の例示的な形態である。コンピュータシステム1600は、ネットワーク(単数または複数)、ネットワークリンク1620および通信インターフェース1618を通じて、メッセージを送信し、プログラムコードを含むデータを受信することができる。
特定の実施形態について図示および説明してきたが、特許請求された発明がこれらの好ましい実施形態に限定されることを意図したものではないことが理解されるであろうし、特許請求された発明の概念および範囲を逸脱することなく、種々の変更および修正を実施できることは当業者にとって明らかであろう。従って、本明細書および本図面は、限定的な意味ではなく例示とみなされるべきである。特許請求された発明は、代替形態、修正形態および均等形態を包含するように意図される。

Claims (22)

  1. 放射線治療システムの作動方法であって、該放射線治療システムが、深度検知カメラと、処理ユニットとを備え、
    飛行時間法を用いて前記深度検知カメラにより生成される基準深度画像を前記処理ユニットにより取得すること、
    前記基準深度画像に基づいて侵入検出ゾーンを前記処理ユニットにより決定すること、
    前記深度検知カメラにより生成される入力深度画像を前記処理ユニットにより取得すること、ここで、前記基準深度画像は、前記侵入検出ゾーンを決定するために前記入力深度画像よりも前に生成され、前記入力深度画像および1つまたはそれより多数の追加の入力深度画像と共に処理するためのものであり、
    前記基準深度画像の少なくとも一部および前記入力深度画像の少なくとも一部を用いて合成画像を、該合成画像を求める動作が前記処理ユニットを用いて実行されることで、求めること、ならびに、
    前記合成画像に基づいて物体と患者との衝突の可能性の有無を前記処理ユニットにより判定すること、
    を含み、
    衝突の可能性の有無を前記判定する動作は、前記侵入検出ゾーンを用いることを含み、前記侵入検出ゾーンは、前記患者から所定の距離内の物体の存在を検出するように構成され、前記侵入検出ゾーンは、固定された形状を有し、前記患者を支持する患者支持具との関係で固定された位置を有する、
    前記作動方法。
  2. 前記基準深度画像は飛行時間法に基づいて生成される、請求項1に記載の作動方法。
  3. 前記基準深度画像は赤外線照射を用いて生成される、請求項1に記載の作動方法。
  4. 前記入力深度画像は、深度検知カメラを用いて取得された実時間深度画像で構成され、前記基準深度画像は実時間深度画像ではない、請求項1に記載の作動方法。
  5. 前記深度検知カメラは、患者支持具に対する前記深度検知カメラの位置が固定されるように設置されており、かつ前記患者を足から頭に向かって見ている、請求項4に記載の作動方法。
  6. 前記合成画像を前記求める動作は、前記基準深度画像の前記少なくとも一部および前記入力深度画像の前記少なくとも一部を用いて減算を行うことを含む、請求項1に記載の作動方法。
  7. 前記基準深度画像内の前記患者の輪郭を前記処理ユニットにより識別することをさらに含む、請求項1に記載の作動方法。
  8. 前記侵入検出ゾーンは前記基準深度画像内の前記患者の輪郭に基づいて決定される、請求項1に記載の作動方法。
  9. 前記基準深度画像の前記少なくとも一部の一部分は、前記侵入検出ゾーン内の画像データを含む、請求項8に記載の作動方法。
  10. 衝突の可能性の有無を前記判定する動作は、前記合成画像内の画像データの値が閾値よりも大きいか小さいかを前記処理ユニットにより判定することを含む、請求項1に記載の作動方法。
  11. 前記患者の光学画像を前記処理ユニットにより取得することをさらに含む、請求項1に記載の作動方法。
  12. 前記光学画像を前記処理ユニットにより前記合成画像と共に画面内に表示することをさらに含む、請求項11に記載の作動方法。
  13. 前記物体と前記患者との衝突の可能性の有無を前記判定する動作は、前記合成画像と前記光学画像の両方に基づいている、請求項11に記載の作動方法。
  14. 赤外線画像を前記処理ユニットにより取得することをさらに含む、請求項1に記載の作動方法。
  15. 前記赤外線画像を前記処理ユニットにより前記合成画像と共に画面内に表示することをさらに含む、請求項14に記載の作動方法。
  16. 前記物体と前記患者との衝突の可能性の有無を前記判定する動作は、前記合成画像と前記赤外線画像の両方に基づいている、請求項14に記載の作動方法。
  17. 前記判定された衝突の可能性に応答して、警告信号を前記処理ユニットにより生成すること、医療装置の動作を停止するための制御信号を前記処理ユニットにより生成すること、またはその両方を行うことをさらに含む、請求項1に記載の作動方法。
  18. 前記深度検知カメラにより生成される追加の基準深度画像を前記処理ユニットにより取得すること、
    前記深度検知カメラにより生成される追加の入力深度画像を前記処理ユニットにより取得すること、ならびに
    前記追加の基準深度画像の少なくとも一部および前記追加の入力深度画像の少なくとも一部を用いて追加の合成画像を前記処理ユニットにより求めること、
    をさらに含む、請求項1に記載の作動方法。
  19. 前記基準深度画像および前記入力深度画像が第1の深度検知カメラを用いて生成され、前記追加の基準深度画像および前記追加の入力深度が第2の深度検知カメラを用いて生成される、請求項18に記載の作動方法。
  20. 前記深度検知カメラが患者支持具に設置されている、請求項1に記載の作動方法。
  21. 請求項1〜2のいずれか1項に記載の方法を行うための装置。
  22. 一連の命令を格納する非一時的媒体を備え、処理ユニットによる前記命令の実行によって請求項1〜2のいずれか1項に記載の方法を行わせるように構成されたコンピュータ製品。
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