JP2005129316A - 二段押圧スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】良好なクリック感覚が得られ、且つ薄型化・高寿命化を図ることができる二段押圧スイッチを提供する。
【解決手段】互いに対向して設置される第一,第二のスイッチ51,52と、第一,第二のスイッチ51,52の間に設置され、第一,第二のスイッチ51,52に対向する位置にそれぞれ押圧部32,33を設けたスイッチ押圧部材30と、スイッチ押圧部材30全体がその押圧方向に向けて平行移動するようにガイドするガイド機構とを具備する。ガイド機構は、スイッチ押圧部材30の押圧部32,33からその押圧方向に垂直な方向に向けて突出するガイド部34,35に設けた貫通部36,37を、取付部材60に設けた突起部63,64に移動自在に挿入することで構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、二段押圧スイッチに関するものである。
従来、スイッチの中には、キートップを押圧するとまず第一のスイッチがオンし、さらにキートップを押し込むと第二のスイッチもオンする構造の二段押圧スイッチがある。
この種の二段押圧スイッチとして特許文献1に記載されたものがある。特許文献1の図1に示す二段押圧スイッチは、取付板の上に第一のスイッチを設置し、第一のスイッチの上に、その下面に押圧部を設けると共にその上面に第二のスイッチを設置しさらにその側部からアーム状のヒンジ(たわみ部)を突出してその先端を固定した押圧部材を載置し、さらに第二のスイッチの上に第二のスイッチを押圧する押圧部を設けたキートップ(つまみ)を設置して構成されている。そしてキートップを押圧すれば、ヒンジがたわむことで押圧部材の押圧部が第一のスイッチをオンし、さらにキートップを押圧すれば、キートップの押圧部が第二のスイッチをオンする。
しかしながら、上記従来の二段押圧スイッチにおいてキートップを押圧するのに必要な押圧力は、スイッチをオンするのに必要な押圧力の他に、押圧部材のヒンジをたわめるのに必要な押圧力が必要となり、このため二段押圧スイッチの押圧感覚が重くなり、良好なクリック感覚が得られなくなる恐れがあった。またヒンジにはスイッチをオンオフ動作させる度にたわみによる応力がかかるので劣化しやすく、二段押圧スイッチの高寿命化が図れなかった。
さらに押圧部材は、その上に載置した第二のスイッチをキートップによって押圧してオンする際に第二のスイッチを確実に保持しておくため、ある程度剛性を持たせておく必要がある。そのため押圧部材はその厚みをある程度厚くしておく必要があるが、そうすると二段押圧スイッチの厚みの薄型化が阻害されるという問題もあった。
一方特許文献1の図12に示す二段押圧スイッチのように、ヒンジを省略してフリーの状態とした押圧部材を用いる方法も考えられている。このように構成すればキートップを押圧した際にヒンジをたわめる応力は不要で、クリック感覚を良好にすることができ、またヒンジがない分、高寿命化が図れる。しかしながらこの二段押圧スイッチの場合、押圧部材はフリーで確実にはガイドされていないので、キートップを押圧した際にぐらついて押圧部材の押圧部が正確にこれが押圧する第一スイッチの中心部分を押圧できず、この点から二段押圧スイッチの押圧感覚が悪くなる恐れがあった。また前述の場合と同様に、押圧部材は、その上に載置した第二のスイッチを、その上に設置したキートップによって押圧してオンする際に第二のスイッチを確実に保持しておくため、ある程度剛性を持たせておく必要がある。そのため押圧部材はその厚みをある程度厚くする必要があるが、そうすると二段押圧スイッチの厚みの薄型化が阻害されるという問題があった。
特開2002−279853号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、良好なクリック感覚が得られ、且つその薄型化・高寿命化を図ることができる二段押圧スイッチを提供することにある。
本願の請求項1に記載の発明は、互いに対向して設置された第一,第二のスイッチと、前記第一,第二のスイッチの間に設置され、第一,第二のスイッチに対向する位置にそれぞれ押圧部を設けたスイッチ押圧部材と、前記スイッチ押圧部材全体がその押圧方向に向けて平行移動するようにガイドするガイド機構と、を具備することを特徴とする二段押圧スイッチにある。
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の二段押圧スイッチにおいて、前記ガイド機構は、前記スイッチ押圧部材の押圧部からその押圧方向に垂直な方向に向けて突出するガイド部に設けた貫通部又は突起部を、固定側の部材に設けた突起部又は貫通部に移動自在に挿入することで構成されていることを特徴とする二段押圧スイッチにある。
本願の請求項1に記載の発明によれば、第一,第二のスイッチを互いに対向して設置するとともに、スイッチ押圧部材を第一,第二のスイッチの間に設置するように構成したので、スイッチ押圧部材は第一,第二のスイッチの何れも載置して保持する必要がなく、従ってその厚みを薄くでき、これによって二段押圧スイッチの薄型化が図れる。なお例えば第一のスイッチは二段押圧スイッチ全体を設置する取付部材の上に設置すれば良く、第二のスイッチはこれを押圧するキートップに設置すれば良い。
また本願の請求項1に記載の発明によれば、スイッチ押圧部材全体をその押圧方向に向けて平行移動するようにガイドするガイド機構を設けたので、ヒンジのようにキートップを押圧した際にこれをたわめる必要がなく、スイッチをオンするための押圧力は第一,第二のスイッチをオンするのに必要な押圧力だけでよくなり、その操作力を軽く良好にできる。特にスイッチがその上に反転板を設置してなる構造のスイッチの場合、これを反転することによって生じるクリック感覚を良好にすることができる。
本願の請求項2に記載の発明によれば、ガイド機構を、スイッチ押圧部材のガイド部に設けた貫通部又は突起部を、固定側の部材に設けた突起部又は貫通部に移動自在に挿入して構成したので、スイッチ押圧部材全体の前記平行移動が簡単な構造で確実に行える。またスイッチ押圧部材にこのような構造のガイド機構を設置したので、スイッチをオンする際にスイッチ押圧部材がぐらつくことはなくなり、スイッチ押圧部材の押圧部が正確にこれが押圧する第一,第二スイッチの中心部分を押圧でき、その押圧感覚を良好に保てる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかる二段押圧スイッチ1の分解斜視図である。また図3は組み立てられた二段押圧スイッチ1の斜視図である。図1に示すように二段押圧スイッチ1は、取付部材60の上に、第一のスイッチ51及び第二のスイッチ52を設けたフレキシブル基板40と、スイッチ押圧部材30と、キートップ20とを設置し、さらにその上をケース10で覆って構成されている。以下各構成部品について説明する。
ケース10は固定側の部材であって合成樹脂等で構成され、その上面に設けた穴11から下記するキートップ20の押釦部26を突出した状態で二段押圧スイッチ1の上面を覆う形状に形成されている。図1ではケース10の一部分のみを図示しているが、このケース10は電気機器の外装ケースであり、他の各種電子部品も覆う形状に形成されている。
キートップ20は、略矩形の平板状に形成された基部21の上面に、略直方体形状の押釦部26を設けて構成されている。基部21の一方の対角に位置する二つの角部には、貫通孔からなる貫通部22,23が設けられている。貫通部22,23は、下記する取付部材60に設けた突起部63,64を挿入した際に、キートップ20が往復上下動自在に支持されるように突起部63,64の外径よりも若干大きな内径に形成されている。また基部21下面の、貫通部22,23とは別の対角に位置する二つの角部下面には、フレキシブル基板40を挟持するためにスリット状に形成された基板取付部24,25が形成されている。基板取付部24は図2に示すように、基部21の下面からキートップ20の内側に向かってL字状の突起部24aを突出させることで、突起部24aと基部21の下面との間にスリット24bを形成して構成されている。スリット24bの隙間寸法はその間にフレキシブル基板40を挟んでズレない程度に固定することができる寸法に形成されている。もう一つの基板取付部25も、基板取付部24と同じ形状で、その向きが基板取付部24に向き合う向き(キートップ20の内側向き)に向かってL字状の突起部25aを突出させることで、突起部25aと基部21の下面との間にフレキシブル基板40を挟んでズレない程度に固定する間隔のスリット25bを形成して構成されている。
図1に戻ってスイッチ押圧部材30は、合成樹脂を略平板状に成形したものであり、略円形に形成された本体部31中央の上下面からそれぞれ下記する第一,第二のスイッチ51,52に対向する押圧部32,33(図4参照)を突出して設け、且つ押圧部32,33からその押圧方向(上下動方向)に垂直な方向に向けて一対の互いに反対方向に延びる互いに長さの等しいアーム状のガイド部34,35を突出して構成されている。ガイド部34,35の先端部近傍には貫通孔からなる貫通部36,37が設けられている。この貫通部36,37は、下記する突起部63,64を挿入した際にスイッチ押圧部材30が上下押圧方向(下記するように重ね合わせた第一,第二のスイッチ51,52の中央を結ぶ線方向)に向けて平行移動自在となるように突起部63,64の外径よりも若干大きな内径に形成されている。なお、38は成形時に金型の樹脂注入孔を接続していた接続部である。
次にフレキシブル基板40は、一枚のフイルム上に基板部41と基板部42とを設け、これらを連結部43で連結して構成されている。基板部41と基板部42の同一面側にはそれぞれ第一のスイッチ51と第二のスイッチ52が設けられている。第一のスイッチ51は、基板部41上面に形成されたスイッチパターン55の上にドーム形状の弾性金属板からなる反転板(以下この実施の形態では「可動接点板」という)53を載置して構成されており、押圧されることで図示しない基板部41上面に形成されたスイッチパターンに接触している可動接点板53が反転してスイッチパターン55に当接し、両スイッチパターン間が接続してスイッチがオンする。第二のスイッチ52も第一のスイッチ51と同様、基板部42上面に形成されたスイッチパターン56の上にドーム形状の弾性金属板からなる反転板(以下この実施の形態では「可動接点板」という)54を載置して構成されており、押圧されることで図示しない基板部42上面に形成されたスイッチパターンに接触している可動接点板54が反転してスイッチパターン56に当接し、両スイッチパターン間が接続してスイッチがオンする。なお本実施の形態では、可動接点板53と可動接点板54の反転に必要な押圧力を異ならせておくことで、第一のスイッチ51と第二のスイッチ52をオンさせるのに必要な押圧力を異ならせている。
取付部材60は固定側の部材であって成形樹脂製であり、略矩形状で平板状の基部61の一側辺から側壁部62を垂直に立接して構成されている。基部61の上面の互いに対角に位置する二つの角部には、突起部63,64が設けられている。突起部63,64は円柱状で、前記スイッチ押圧部材30に設けた貫通部36,37に挿入されると共に、キートップ20に設けた貫通部22,23にも挿入されるようにこれらに対向する位置に設けられている。さらに基部61の突起部63,64と反対の対角に位置する二つの角部には、基板取付部65,66が形成されている。基板取付部65,66はキートップ20下面に設けた基板取付部24,25と同形状で、基部61の上面から基部61の内側に向かってL字状の突起部65a,66aを突出させることで、突起部65a,66aと基部61の上面との間にスリット65b,66bを形成したものである。スリット65b,66bの隙間寸法はその間にフレキシブル基板40を挟んでズレない程度に固定することができる寸法に形成されている。
次に二段押圧スイッチ1の組み立て手順を説明する。図2は二段押圧スイッチ1の組み立て途中の状態を示す図である。同図に示すように、まず取付部材60の基部61の上面にフレキシブル基板40の基板部41を、第一のスイッチ51を設けた側が上向きとなるように載置する。このとき基板取付部65のスリット65bと基板取付部66のスリット66bとに基板部41の両側辺を差し込んで固定する。続いてキートップ20を図1に示す状態から上下反転させて、その下面にフレキシブル基板40の基板部42を、第二のスイッチ52を設けた側が上向きとなるように載置する。このときもキートップ20に設けた基板取付部24のスリット24bと基板取付部25のスリット25bとに基板部42の両側辺を差し込んで固定する。
ここで基板取付部65,66及び基板取付部24,25にフレキシブル基板40を差し込んで固定する手段を用いたことで、熱カシメする手法によってフレキシブル基板40を固定する従来の手段よりも、フレキシブル基板40の取付けが簡単になり作業性が向上する。また、熱カシメにより固定するとカシメた部分の厚みが厚くなるが、基板取付部65,66及び基板取付部24,25は熱カシメによる固定部よりもその厚みを薄く形成することができるので、これにより二段押圧スイッチ1の薄型化を図ることができる。
次に基板部41の上にスイッチ押圧部材30を載置し、その際取付部材60の突起部63,64をスイッチ押圧部材30の貫通部36,37に挿入する。そして、キートップ20を取り付けた基板部42を連結部43の部分で折り返してスイッチ押圧部材30の上に重ね、その際両突起部63,64をキートップ20の両貫通部22,23に挿入する。そしてその上に図1に示すケース10を被せ、ケース10の穴11からキートップ20の押釦部26を突出させ、この状態でケース10と取付部材60間を図示しない固定手段によって固定すれば図3に示すような二段押圧スイッチ1が完成する。なお図3及び下記する図4に示すように、ケース10を被せることで、突起部63,64の上端面がケース10に当接又は接近するので、キートップ20やスイッチ押圧部材30が突起部63,64から抜け落ちることはない。
図4は二段押圧スイッチ1の概略断面図である。図4に示すように二段押圧スイッチ1は、取付部材60上に設置された第一のスイッチ51とキートップ20の下面に設置された第二のスイッチ52とが所定距離離間した状態で互いに対向している。そして、これら第一のスイッチ51と第二のスイッチ52の間にスイッチ押圧部材30が設置され、スイッチ押圧部材30の押圧部33,32が第一,第二のスイッチ51,52の中央に対向する位置に設置される。スイッチ押圧部材30は、取付部材60の一対の突起部63,64とこれら一対の突起部63,64が移動自在に挿入されているスイッチ押圧部材30の一対の貫通部36,37とによって構成されるガイド機構によって、第一のスイッチ51の中央と第二のスイッチ52の中央とを結ぶ線の方向(スイッチ押圧部材30の押圧方向)に往復平行移動自在となるようにガイドされている。また、キートップ20も、これに設けた一対の貫通部22,23に一対の突起部63,64を移動自在に挿入することで、キートップ20の押圧方向に往復平行移動自在となるようにガイドされている。
次に二段押圧スイッチ1の動作を説明する。図4において、キートップ20の押釦部26を押圧すると、突起部63,64と貫通部22,23とによるガイド機構によってガイドされたキートップ20は真下に向かって平行に下降し(フリーの状態で平行移動し)、対向する第一,第二のスイッチ51,52がスイッチ押圧部材30の押圧部33,32によって同時に略同じ押圧力で押圧される。これにより例えば可動接点板53の反転に必要な押圧力の方を可動接点板54の反転に必要な押圧力よりも弱くしておけば、まず可動接点板53が反転して第一のスイッチ51がオンし、さらにキートップ20を押圧すれば、可動接点板54が反転して第二のスイッチ52がオンする。一方前記キートップ20への押圧を解除していけば、まず可動接点板54が元の状態に自動復帰して第二のスイッチ52がオフし、さらにキートップ20への押圧を解除していけば、可動接点板53も元の状態に自動復帰して第一のスイッチ51もオフする。もちろん可動接点板53の反転に必要な押圧力の方を可動接点板54の反転に必要な押圧力よりも強くしておけば、上記とは逆の順序で第一,第二のスイッチ51,52がオンオフする。
ところで従来の二段押圧スイッチでは、前述のようにスイッチ押圧部材がヒンジによって支持されていたため、スイッチを押圧する際の押圧力にヒンジを撓めるための力が加わってしまい、その分押圧操作に大きな力が必要でクリック感覚が良好でなくなる恐れがあった。これに対して本実施の形態の二段押圧スイッチ1では、スイッチ押圧部材30全体が第一,第二のスイッチ51,52の中央(即ち押圧される部分)同士を結ぶ線の方向に平行移動するように(即ち第一のスイッチ51と第二のスイッチ52とを結ぶ線の方向にフリーに移動できる状態で)ガイドされているので、第一,第二のスイッチ51,52をオンするのに必要な押圧力は、可動接点板53,54の反転に必要な力だけであり、その分軽い押圧力で第一,第二のスイッチ51,52をオンでき、クリック感覚が良好になる。また従来のヒンジのように操作時に応力が生じる部分が無くなり、二段押圧スイッチ1の高寿命化を図ることができる。
また従来の二段押圧スイッチに必要だったヒンジを設けるスペースが不要になることで、二段押圧スイッチ1の小型化を図ることができる。またスイッチ押圧部材30にはヒンジのように撓める部分が必要ないので、その厚みを薄く形成しても何ら耐久性に問題が生じない。従ってスイッチ押圧部材30を薄くすることが可能となり、これによって二段押圧スイッチ1の薄型化を図ることができる。
さらにこの実施の形態においては、スイッチ押圧部材30の押圧部32,33からその押圧方向に垂直な方向に向けて突出するガイド部34,35に設けた貫通部36,37を、固定側の部材である取付部材60に設けた突起部63,64に移動自在に挿入することでガイド機構を構成したので、スイッチ押圧部材30全体の平行移動が簡単な構造で確実に行える。またスイッチ押圧部材30にこのような構造のガイド機構を設置したので、第一,第二のスイッチ51,52をオンする際にスイッチ押圧部材30がぐらつくことはなくなり、スイッチ押圧部材30の押圧部32,33が正確に第一,第二スイッチ51,52の中心部分を押圧でき、その押圧感覚を良好に保てる。スイッチ押圧部材30のぐらつき防止のためには、この実施の形態のように、ガイド部34,35や貫通部36,37や突起部63,64は複数であることが好ましい。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えばスイッチ押圧部材30をガイドするガイド機構の構成は上記実施の形態の構造のものに限られず、例えば上記実施の形態とは逆に、スイッチ押圧部材30に突起部を設け、取付部材60及びキートップ20に貫通部を設ける構成としてもよい。要はスイッチ押圧部材30全体がその押圧方向に向けて平行移動するようにガイドするガイド機構であればどのような構成であってもよい。
また突起部63,64は必ずしも取付部材60に設ける必要はなく、ケース10等、他の各種固定側の部材に設けてもよい。また貫通部22,23,36,37は貫通溝で構成しても良い。また上記実施の形態では、第一のスイッチ51と第二のスイッチ52とを一枚のフレキシブル基板40上に設けた場合を示したが、第一のスイッチ51を設けたフレキシブル基板と第二のスイッチ52を設けたフレキシブル基板とを二枚別々にしてもよい。第一のスイッチ51と第二のスイッチ52の構造も上記実施の形態に限られるものではない。例えば上記実施の形態では、第一,第二のスイッチ51,52をフレキシブル基板40上に形成した各々2つから成るスイッチパターンの上に、可動接点板53,54を配置して構成したが、上下のフレキシブル基板に間隙を有して対向して形成されているスイッチパターンの部分の上部フレキシブル基板の上部表面に反転板を配置して構成されるスイッチで構成してもよい。
本発明にかかる二段押圧スイッチ1の分解斜視図である。 取付部材60とキートップ20にフレキシブル基板40を取り付けた状態を示す図である。 二段押圧スイッチ1の斜視図である。 二段押圧スイッチ1の概略断面図である。
符号の説明
1 二段押圧スイッチ
10 ケース
20 キートップ
22 貫通部
23 貫通部
30 スイッチ押圧部材
32 押圧部
33 押圧部
34 ガイド部
35 ガイド部
36 貫通部
37 貫通部
40 フレキシブル基板
41 基板部
42 基板部
43 連結部
51 第一のスイッチ
52 第二のスイッチ
53 可動接点板
54 可動接点板
60 取付部材
63 突起部
64 突起部

Claims (2)

  1. 互いに対向して設置された第一,第二のスイッチと、
    前記第一,第二のスイッチの間に設置され、第一,第二のスイッチに対向する位置にそれぞれ押圧部を設けたスイッチ押圧部材と、
    前記スイッチ押圧部材全体がその押圧方向に向けて平行移動するようにガイドするガイド機構と、を具備することを特徴とする二段押圧スイッチ。
  2. 請求項1に記載の二段押圧スイッチにおいて、
    前記ガイド機構は、前記スイッチ押圧部材の押圧部からその押圧方向に垂直な方向に向けて突出するガイド部に設けた貫通部又は突起部を、固定側の部材に設けた突起部又は貫通部に移動自在に挿入することで構成されていることを特徴とする二段押圧スイッチ。
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