JP2005128776A - 閾値設定装置及び閾値設定方法 - Google Patents

閾値設定装置及び閾値設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 人物領域をより正確に抽出することができる閾値設定装置及び閾値設定方法を提供すること。
【解決手段】 閾値設定装置1に、車両周辺の状態量データ値を有する熱画像Aを取得するカメラ10と、カメラ10により取得された熱画像Aに基づいて、熱データ値と、熱データ値の度数との関係を示すヒストグラムを作成するヒストグラム作成部12と、ヒストグラム作成部12により作成されたヒストグラムに基づいて、ヒストグラムの極大点及び変曲点を含む特徴量を算出する特徴量算出部13と、特徴量算出部13により算出された特徴量と、車両の周辺環境とに基づいて、人物が有する熱データ値の範囲を示す閾値を設定する閾値設定部15と、カメラ10により取得された熱画像Aから、閾値設定部15により設定された閾値が示す範囲内の熱データ値を有する人物領域を抽出する領域抽出部17と、を備えさせた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載される閾値設定装置及び閾値設定方法に関する。
従来より、車両に搭載される閾値設定装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1記載の技術では、車両前方を撮影して熱画像(車両前方の熱データ値を有する画像)を取得し、当該熱画像に基づいて、熱データ値と当該熱データ値の度数との関係を示すヒストグラムを作成する。そして、当該ヒストグラムが有する極大点を参照して、人物が有する熱データ値の範囲を示す閾値を設定する。具体的には、ヒストグラムが有する極大点のうち、対応する熱データ値が最も高い極大点を参照して、閾値を設定する。なお、このように閾値を設定することができるのは、ヒストグラムは極大点を通常2つ有し、且つ、これら極大点のうち、対応する熱データ値が高い方の極大点は通常人物に対応するからである。
そして、熱画像から、当該閾値が示す範囲内の熱データ値を有する人物領域を抽出し、当該抽出された人物領域から人物を検出する。
特開平2003−16458号公報
しかし、当該技術では、ヒストグラムが有する極大点のうち、参照される極大点が人物に対応する(言い換えれば、当該極大点に対応する熱データ値が人物が有する熱データ値に一致する)場合に、閾値を正確に設定することができるので、極大点の数や極大点に対応する熱データ値によっては、人物領域を正確に抽出することができない場合がある。
具体的には、ヒストグラムが極大点を1つしか有しない場合や、3つ以上有する場合に、人物を正確に抽出することができない場合がある。参照される極大点が人物に対応しない場合があるからである。
また、ヒストグラムが極大点を2つ有する場合であっても、参照される極大点が人物に対応しない場合もある。したがって、ヒストグラムが極大点を2つ有する場合であっても、人物を正確に抽出することができない場合がある。
また、人物が有する熱データ値の範囲を特定するためには上限、下限の閾値をそれぞれ設定する必要があるところ、極大点のみでは閾値の幅(下限の閾値と上限の閾値との差)を特定することができないので、当該幅をあらかじめ設定しておく必要があった。このため、ヒストグラムの形状によっては、閾値が示す範囲が狭すぎて、人物領域を十分に抽出することができなかったり、閾値が示す範囲が広すぎて、人物領域を余分に抽出してしまうことがあった。したがって、この点においても、人物領域を正確に抽出することができない場合があった。
また、当該技術では、画像を1枚取得する毎に当該画像に基づいて閾値を設定していた。このため、ヒストグラムのうち人物に対応しない部分が極大点を有すると、それまで閾値を適切に設定していた場合であっても、人物が有する熱データ値の範囲外で閾値を設定してしまう。よって、この点においても、人物領域を正確に抽出することができない場合があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その主に目的とするところは、人物領域をより正確に抽出することができる閾値設定装置及び閾値設定方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本願特許請求の範囲に記載の発明は、車両に搭載される閾値設定装置において、車両周辺の状態量データ値を有する画像を取得する画像取得手段と、画像取得手段により取得された画像に基づいて、状態量データ値と、状態量データ値の度数との関係を示す度数分布グラフを作成するグラフ作成手段と、グラフ作成手段により作成された度数分布グラフに基づいて、度数分布グラフの極大点及び変曲点を含む特徴量を算出する特徴量算出手段と、特徴量算出手段により算出された特徴量と、車両の周辺環境とに基づいて、所定の検出対象物が有する状態量データ値の範囲を示す閾値を設定する閾値設定手段と、画像取得手段により取得された画像から、閾値設定手段により設定された閾値が示す範囲内の状態量データ値を有する検出対象物領域を抽出する領域抽出手段と、を備えることを主な特徴とする。
本願特許請求の範囲に記載の発明では、主に、以下の効果を得ることができる。即ち、本発明では、ヒストグラムの特徴量として極大点及び変曲点を算出する。そして、当該特徴量に基づいて、閾値を設定する。従って、閾値の設定に用いられる特徴量が従来よりも増加するので、従来よりも適切且つ正確な閾値を設定することができる。
具体的には、ヒストグラムが有する極大点のうち、対応する熱データ値が最も高い極大点が人物に対応しない場合であっても、他の特徴量、即ち変曲点から人物に対応する特徴量を選択し、当該選択された特徴量を用いて閾値を設定することができる。したがって、従来よりも適切且つ正確な閾値を設定することができる。よって、人物領域をより正確に抽出することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜図9に基づいて、本発明の一実施の形態に係る閾値設定装置1の構成要素及び各構成要素の主な機能について説明する。
図1は閾値設定装置1の構成を示すブロック図であり、図2はカメラ10の設置位置を示す側面図及び平面図である。図1〜図2に示すように、閾値設定装置1は、車両Pに搭載され、カメラ(画像取得手段)10と、画像メモリ11と、ヒストグラム作成部(グラフ作成手段)12と、ヒストグラム特徴量算出部(以下、「特徴量算出部」と称する)(特徴量算出手段)13と、環境情報を用いた初期設定部(以下、「初期設定部」と称する)14と、閾値設定部(閾値設定手段)15と、ヒストグラム・閾値保存メモリ(以下、「保存メモリ」と称する)16と、領域抽出部(領域抽出手段)17を備える。
カメラ10は、図2に示すように、その光軸が車両Pの進行方向に平行になるように車両Pの前部に設置される。そして、車両P前方を撮影して、車両P前方の熱データ値を有する熱画像Aを熱画像データの形式で取得する。なお、カメラ10の設置位置、及び撮影方向は図2に示す限りではなく、他の設置位置及び撮影方向であってもよい。
熱画像Aの例を図3に示す。図3は、車両P前方に二人の人物、車両、及び電柱が存在する場合にカメラ10が取得する熱画像Aを示す。当該熱画像Aには、人物画像A1〜A2、車両画像A3、及び電柱画像A4〜A6が含まれる。この熱画像データは複数の画素データで構成され、各画素データには座標データ及び熱データが含まれる。
また、カメラ10は、当該熱画像データを画像メモリ11に出力する。画像メモリ11は、カメラ10から与えられた熱画像データを保存する。
ヒストグラム作成部12は、画像メモリ11から熱画像データを取得し、当該取得された熱画像データに基づいて、熱データ値と、熱データ値の頻度(度数)との関係を示すヒストグラムを作成する。図4に、ヒストグラムの一例として、ヒストグラム120を示す。図4中、横軸が熱データ値を表す。
そして、ヒストグラム作成部12は、当該作成されたヒストグラムに関するヒストグラムデータを生成して特徴量算出部13に出力する。
特徴量算出部13は、ヒストグラム作成部12から与えられたヒストグラムデータに基づいて、ヒストグラムの極大点(極大点)、極小点及び変曲点を特徴量として算出する。具体的には、ヒストグラムを1次微分することで極大点、極小点を算出し、2次微分することで変曲点を算出する。なお、頻度の変化率がある基準値以上(または基準値以下)となる点を特徴量としても良い。例えば、ヒストグラムデータが図4に示すヒストグラム120を示す場合、特徴量算出部13は、図5に示すように、ヒストグラム120の極大点121、極小点122、及び変曲点123を特徴量として算出する。
そして、特徴量算出部13は、当該算出された特徴量に関する特徴量データを生成して閾値設定部15に出力する。
初期設定部14は、図示しないセンサを備え、且つ、初期閾値と周辺環境との関係を示す閾値マップを記憶する。そして、当該センサを用いて車両Pの周辺環境(例えば、現在時刻、車両P周辺の気温)を検出し、当該検出された周辺環境と閾値マップに基づいて、初期閾値を設定する。初期閾値は、人物の顔部が有する熱データ値の上限値を示す第1の初期閾値と、人物の顔部が有する熱データ値の下限値及び人物の体が有する熱データ値の上限値を示す第2の初期閾値と、人物の体が有する熱データ値の下限値を示す第3の初期閾値と、で構成される。なお、初期設定部14は、当該周辺環境及び閾値マップの代わりに、当該周辺環境、及び初期閾値と周辺環境との関係式に基づいて初期閾値を設定しても良い。
そして、初期設定部14は、当該設定された初期閾値に関する初期設定データを生成して閾値設定部15に出力する。
閾値設定部15は、特徴量算出部13から与えられた特徴量データと、初期設定部14から与えられた初期設定データに基づいて、人物が有する熱データ値の範囲を示す閾値を設定する。具体的には、特徴量算出部13により算出された特徴量のうち、第1の初期閾値に最も近い特徴量が示す熱データ値を閾値Th1として設定し、第2の初期閾値に最も近い特徴量が示す熱データ値を閾値Th2として設定する。また、特徴量算出部13により算出された特徴量のうち、第3の初期閾値に最も近い特徴量が示す熱データ値をTh3として設定する。ここで、閾値Th2以上閾値Th1以下の熱データ値は人物の顔が有する熱データ値を示し、閾値Th3以上閾値Th2以下の熱データ値は、人物の体が有する熱データ値を示す。
例えば、特徴量算出部13により算出された特徴量が図5に示す極大点121、極小点122、及び変曲点123である場合、閾値設定部15は、図5〜図6に示すように、極小点122aが示す熱データ値を閾値Th1として設定し、変曲点123aが示す熱データ値を閾値Th2として設定する。また、極大点121aが示す熱データ値を閾値Th3として設定する。
そして、閾値設定部15は、当該設定された閾値Th1〜Th3に関する閾値設定データを生成して保存メモリ16に出力する。保存メモリ16は、当該閾値設定データを保存する。なお、当該閾値Th1〜Th3を設定することで、人物相当温度帯が形成される。ここで、人物相当温度帯は、閾値Th3以上閾値Th1以下の範囲とヒストグラムのうち当該範囲に対応する部分とで形成される領域である。この人物相当温度帯は、さらに、顔部相当温度帯と体相当温度帯とで構成される。ここで、顔部相当温度帯は、閾値Th2以上閾値Th1以下の範囲とヒストグラムのうち当該範囲に対応する部分とで形成される領域である。また、体相当温度帯は、閾値Th3以上閾値Th2以下の範囲とヒストグラムのうち当該範囲に対応する部分とで形成される領域である。例えば、図6に示す場合、領域130が人物相当温度帯となる。また、領域131が顔部相当温度帯となり、領域132が体相当温度帯となる。これらの温度帯については、後述する。
領域抽出部17は、保存メモリ16から閾値設定データを、画像メモリ11から熱画像データをそれぞれ取得し、これら取得された閾値設定データ及び熱画像データに基づいて、熱画像Aから、閾値Th2以上閾値Th1以下の熱データ値を有する顔候補領域を抽出する。また、閾値Th3以上閾値Th2以下の熱データ値を有する体候補領域を抽出する。
そして、これら抽出された領域と、特開平11−328364号公報等に示す技術に基づいて、熱画像Aから人物が描かれた人物領域を抽出する。その後、図示しない検出部が当該抽出された人物領域から人物を検出する。これにより、人物を検出することができる。
例えば、熱画像Aが図3に示すものである場合、領域抽出部17は、図7に示すように、熱画像Aから顔候補領域a1〜a11を抽出する。また、図8に示すように、熱画像Aから体候補領域b1〜b8を抽出する。そして、図9に示すように、顔候補領域a1〜a11、体候補領域b1〜b8、及び、特開平11−328364号公報等に示す技術に基づいて、熱画像Aから、顔候補領域a1及び体候補領域b1を含む人物領域c1と、顔候補領域a2及び体候補領域b2を含む人物領域c2を抽出する。
次に、閾値設定装置1による処理の手順を図10に示すフローチャートに沿って説明する。
図10に示すステップS10にて、カメラ10は、車両P前方を撮影して、車両P前方の熱データを有する熱画像Aを熱画像データの形式で取得する。次いで、当該取得された熱画像データを画像メモリ11に出力する。画像メモリ11は、カメラ10から与えられた熱画像データを保存する。
次いで、ステップS11にて、ヒストグラム作成部12は、画像メモリ11から熱画像データを取得し、当該取得された熱画像データに基づいてヒストグラムを作成する。次いで、当該作成されたヒストグラムに関するヒストグラムデータを生成して特徴量算出部13に出力する。
次いで、ステップS12にて、特徴量算出部13は、ヒストグラム作成部12から与えられたヒストグラムデータに基づいて、ヒストグラムの極大点、極小点及び変曲点を特徴量として算出する。次いで、当該算出された特徴量に関する特徴量データを生成して閾値設定部15に出力する。
ステップS13にて、初期設定部14は、車両Pの周辺環境を検出し、当該検出された周辺環境と閾値マップに基づいて、第1〜第3の初期閾値を設定する。次いで、当該設定された第1〜第3の初期閾値に関する初期設定データを生成して閾値設定部15に出力する。
次いで、ステップS14にて、閾値設定部15は、特徴量算出部13から与えられた特徴量データと、初期設定部14から与えられた初期設定データに基づいて、上述した処理により、閾値Th1〜Th3を設定する。次いで、当該設定された閾値Th1〜Th3に関する閾値設定データを生成して保存メモリ16に出力する。保存メモリ16は、当該閾値設定データを保存する。
次いで、ステップS15にて、領域抽出部17は、保存メモリ16から閾値設定データを、画像メモリ11から熱画像データをそれぞれ取得し、これら取得された閾値設定データ及び熱画像データに基づいて、上述した処理により、熱画像Aから顔候補領域及び体候補領域を抽出する。
次いで、ステップS16にて、領域抽出部17は、当該抽出された顔候補領域及び体候補領域と、特開平11−328364号公報等に示す技術に基づいて、熱画像Aから人物領域を抽出する。その後、図示しない検出部が当該抽出された人物領域から人物を検出する。これにより、人物を検出することができる。
以上により、本第1の実施の形態では、図5〜図6に示すように、閾値設定装置1は、ヒストグラムの特徴量として極大点、極小点及び変曲点を算出する。そして、当該特徴量に基づいて、閾値Th1〜閾値Th3を設定する。従って、閾値Th1〜Th3の設定に用いられる特徴量が従来よりも増加するので、従来よりも適切且つ正確な閾値Th1〜Th3を設定することができる。
具体的には、ヒストグラムが有する極大点のうち、対応する熱データ値が最も高い極大点が人物に対応しない場合であっても、他の特徴量、例えば変曲点等から人物に対応する特徴量を選択し、当該選択された特徴量を用いて閾値Th1〜Th3を設定することができる。したがって、従来よりも適切且つ正確な閾値Th1〜Th3を設定することができる。
また、極大点の他、変曲点等を特徴量とするので、閾値Th1〜Th3に対応する特徴量を適宜変更することで閾値Th1〜Th3の幅を変更することができる。したがって、閾値Th1〜Th3の幅(例えば、閾値Th1から閾値Th2までの幅)をあらかじめ定めておく必要がないので、ヒストグラムの形状に応じて閾値Th1〜Th3の幅を適切な幅に調整することができる。したがって、この点でも、閾値Th1〜Th3を正確に設定することができる。
また、閾値設定装置1は、当該車両P周辺の環境と初期閾値との関係を示す閾値マップの他に、ヒストグラムを参照して閾値Th1〜Th3を設定するので、車両P周辺の環境に応じて閾値Th1〜Th3を設定することができる。また、車両P周辺の環境が変動しても(例えば、車両が影に入っても)、閾値Th1〜Th3が人物の熱データ値と一致するように閾値Th1〜Th3を設定することができる。したがって、この点でも、閾値Th1〜Th3を正確に設定することができる。
したがって、閾値設定装置1は、閾値Th1〜Th3を正確に設定することができるので、人物領域を正確に抽出することができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図11に基づいて、本発明の一実施の形態に係る閾値設定装置2の構成要素及び各構成要素の主な機能について説明する。図11は、各時刻で作成されるヒストグラムを示した説明図である。
図1に示すように、閾値設定装置2は、閾値設定装置1のヒストグラム作成部12、閾値設定部15、及び保存メモリ16をヒストグラム作成部(グラフ作成手段)22、閾値設定部(閾値設定手段)25、及び保存メモリ(記憶手段)26に変更し、且つ、特徴量算出部13を除いたものである。
ヒストグラム作成部22は、画像メモリ11から熱画像データを取得し、当該取得された熱画像データに基づいて、熱データ値と、熱データ値の頻度(度数)との関係を示すヒストグラムを作成する。そして、ヒストグラム作成部22は、当該作成されたヒストグラムに関するヒストグラムデータを生成して保存メモリ26に出力する。そして、これらの処理を所定時間毎に繰り返す。図11に、所定時間毎に作成されるヒストグラムの一例として、ヒストグラム120a〜120cを示す。
保存メモリ26は、ヒストグラム作成部22から与えられたヒストグラムデータを順次記憶する。したがって、ヒストグラムデータを時系列で記憶する。また、閾値設定部25から与えられた閾値設定データを記憶する。
閾値設定部25は、保存メモリ26に記憶されるヒストグラムデータの数、即ちヒストグラムの枚数が規定数以上となった場合に、規定数以上のヒストグラムデータと初期設定部14から与えられた初期設定データに基づいて、閾値Th1〜Th3を設定する。ここで、規定数は、目的とする処理(例えば、人物検出処理や車両検出処理等)に応じて定められる。また、閾値Th1〜Th3は、第1の実施の形態と同様のものである。
具体的には、閾値設定部25は、保存メモリ26から規定数以上のヒストグラムデータを取得する。そして当該取得されたヒストグラムデータと、初期設定部14から与えられた初期設定データに基づいてヒストグラムの平均化処理を行い、閾値Th1〜Th3を設定する。
なお、以下の処理により閾値Th1〜Th3を設定しても良い。即ち、閾値設定部25は、ヒストグラム上の各点において熱データ値の頻度変化率を算出し、当該算出された頻度変化率が所定の基準変化率よりも大きくなる点を抽出する。そして、当該抽出された点のうち、いずれかの熱データ値を閾値Th1〜Th3として設定しても良い。また、ヒストグラムの形状を予測し、当該予測された形状に基づいて、閾値Th1〜Th3を設定しても良い。また、当該予測された形状のヒストグラムと、第1の実施の形態にて説明した処理に基づいて、閾値Th1〜Th3を設定しても良い。
そして、閾値設定部25は、当該設定された閾値Th1〜Th3に関する閾値設定データを生成して保存メモリ26に出力する。
次に、閾値設定装置2による処理の手順を、図12に示すフローチャートに沿って説明する。
図12に示すステップS20にて、カメラ10は、車両P前方を撮影して熱画像Aを熱画像データの形式で取得し、当該取得された熱画像データを画像メモリ11に出力する。画像メモリ11は、カメラ10から与えられた熱画像データを保存する。
次いで、ステップS21にて、ヒストグラム作成部22は、画像メモリ11から熱画像データを取得し、当該取得された熱画像データに基づいてヒストグラムを作成する。次いで、当該作成されたヒストグラムに関するヒストグラムデータを生成して保存メモリ26に出力する。
次いで、ステップS22にて、保存メモリ26は、ヒストグラム作成部22から与えられたヒストグラムデータを記憶する。
次いで、ステップS23にて、閾値設定部25は、保存メモリ26に記憶されるヒストグラムデータの数、即ちヒストグラムの枚数が規定数以上となったかどうかを判定する。
この結果、ヒストグラムの枚数が規定数以上となった場合には、ステップS24に進み、規定数未満(ステップS23にてNO)には、ステップS20に戻る。
ステップS24にて、初期設定部14は、第1の実施の形態と同様の処理で初期設定データを生成し、閾値設定部25に出力する。次いで、閾値設定部25は、保存メモリ26に記憶されるヒストグラムデータを規定数以上取得し、当該取得されたヒストグラムデータと初期設定部14から与えられた初期設定データに基づいて、上述した方法により閾値Th1〜Th3を設定する。次いで、当該設定された閾値Th1〜Th3に関する閾値設定データを生成して保存メモリ26に出力する。保存メモリ26は、閾値設定部25から与えられた閾値設定データを保存する。
次いで、ステップS25にて、領域抽出部17は、保存メモリ26から閾値設定データを、画像メモリ11から熱画像データをそれぞれ取得し、これら取得された閾値設定データ及び熱画像データに基づいて、第1の実施の形態と同様の処理により、顔候補領域及び体候補領域を抽出する。
次いで、ステップS26にて、領域抽出部17は、第1の実施の形態と同様の処理により、熱画像Aから、人物が描かれた人物領域を抽出する。その後、図示しない検出部が当該抽出された人物領域から人物を検出する。
以上により、本第2の実施の形態では、閾値設定装置2は、図11に示すように、ヒストグラムデータを時間の経過に応じて順次、即ち時系列で記憶する。そして、当該記憶されたヒストグラムデータが規定数以上となった後、これら規定数以上のヒストグラムデータに基づいて、閾値Th1〜Th3を設定する。
したがって、時系列で記憶されたヒストグラムのうち、一部のヒストグラムが人物に対応しない熱データ値で特徴量(例えば、極大点)を有する場合であっても、他のヒストグラム、即ち人物に対応する熱データ値で特徴量を有するヒストグラムに基づいて、閾値Th1〜Th3を設定することができる。したがって、この場合であっても、人物に対応する熱データ値の範囲内で閾値Th1〜Th3を設定することができるので、閾値Th1〜Th3を正確に設定することができる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第3の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1に基づいて、本発明の一実施の形態に係る閾値設定装置3の構成要素及び各構成要素の主な機能について説明する。
図1に示すように、閾値設定装置3は、閾値設定装置1の閾値設定部15、保存メモリ16、及び領域抽出部17を閾値設定部(閾値設定手段)35、保存メモリ(記憶手段)36、及び領域抽出部(領域抽出手段)37に変更し、且つ閾値設定装置1に図示しないカウンタを備えさせたものである。このカウンタの初期値は1である。
閾値設定部35は、特徴量算出部13から特徴量データを与えられた際に、カウンタの値を確認する。この結果、カウンタの値が1である場合には閾値設定部15と同様の処理により閾値Th1〜Th3を設定する。一方、カウンタの値が2以上である場合には、保存メモリ36から前回記憶された閾値設定データを取得し、当該取得された閾値設定データと特徴量データに基づいて、以下の処理を行う。即ち、各特徴量が示す熱データ値のうち、前回設定された閾値Th1に最も近い熱データ値を今回の閾値Th1として設定する。同様に、前回設定された閾値Th2に最も近い熱データ値を今回の閾値Th2として設定し、前回設定された閾値Th3に最も近い熱データ値を今回の閾値Th3として設定する。
そして、閾値Th1〜Th3に関する閾値設定データを生成し、保存メモリ36に出力する。保存メモリ36は、閾値設定部35から与えられた閾値設定データを順次記憶する。言い換えれば、時系列で記憶する。
領域抽出部37は、画像メモリ11から熱画像データを取得し、且つ、保存メモリ36から今回記憶された閾値設定データを取得する。そして、当該取得された熱画像データ及び閾値設定データに基づいて、領域抽出部17と同様の処理により熱画像Aから人物領域を抽出する。その後、カウンタの値を1増加させる。
次に、閾値設定装置3による処理の手順を、図13に示すフローチャートに沿って説明する。
図13に示すステップS30〜ステップS32にて、閾値設定装置3は、図10に示すステップS10〜ステップS12の処理と同様の処理を行う。
次いで、ステップS33にて、閾値設定部35は、特徴量算出部13から特徴量データを与えられた際に、カウンタの値を確認する。この結果、カウンタの値が1である場合にはステップS35に進み、カウンタの値が2以上である場合(ステップS33にてNO)には、ステップS34に進む。
ステップS34にて、閾値設定部35は、保存メモリ36から前回記憶された閾値設定データを取得し、当該取得された閾値設定データと特徴量データに基づいて、上述した処理により、各特徴量が示す熱データ値のうち、前回設定された閾値Th1〜Th3に最も近い熱データ値を今回の閾値Th1〜Th3として設定する。次いで、当該設定された閾値Th1〜Th3に関する閾値設定データを生成し、保存メモリ36に出力する。保存メモリ36は、閾値設定部35から与えられた閾値設定データを記憶する。その後ステップS37に進む。
ステップS35〜ステップS36にて、閾値設定装置3は、図10に示すステップS13〜ステップS14と同様の処理を行う。その後、ステップS37に進む。
ステップS37にて、領域抽出部37は、画像メモリ11から熱画像データを取得し、且つ、保存メモリ36から今回記憶された閾値設定データを取得する。次いで、当該取得された熱画像データ及び閾値設定データに基づいて、領域抽出部17と同様の処理により熱画像Aから顔候補領域及び体候補領域を抽出する。
次いで、ステップS38にて、領域抽出部37は、当該抽出された顔候補領域及び体候補領域に基づいて、領域抽出部17と同様の処理により、熱画像Aから人物領域を抽出する。その後、カウンタの値を1増加させて、ステップS30に戻る。
以上により、本第3の実施の形態では、閾値設定装置3は、閾値設定部35により設定された閾値を時系列で記憶する。そして、当該記憶された閾値に基づいて、今回の閾値を設定する。具体的には、ヒストグラムの特徴量が示す熱データ値のうち、前回設定された閾値Th1〜Th3に最も近い熱データ値を今回の閾値Th1〜Th3として設定する。したがって、周囲環境が急変したり、車両Pが右左折をしたりすること等によりヒストグラムの形状が変動しても(特に、ヒストグラムの極大点が人物に対応しなくなっても)、閾値Th1〜Th3の変動を抑えることができる。言い換えれば、このような場合であっても、人物に対応する熱データ値の範囲で閾値Th1〜Th3を設定することができる。
(第4の実施の形態)
以下、本発明の第4の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1、図6及び図14に基づいて、本発明の一実施の形態に係る閾値設定装置4の構成要素及び各構成要素の主な機能について説明する。ここで、図14は、ヒストグラムと人物相当温度帯の一例を示した説明図である。
図1に示すように、閾値設定装置4は、閾値設定装置3のヒストグラム作成部12、閾値設定部35及び領域抽出部37をヒストグラム作成部(グラフ作成手段)42、閾値設定部(閾値設定手段、判定手段)45及び領域抽出部(領域抽出手段)47に変更したものである。
ヒストグラム作成部42は、ヒストグラム作成部12と同様の処理によりヒストグラムデータを生成し、当該生成されたヒストグラムデータを特徴量算出部13及び閾値設定部45に出力する。
閾値設定部45は、閾値設定部35と同様の処理を行う他、以下の処理を行う。即ち、閾値Th1〜Th3を設定した後、当該設定された閾値Th1〜Th3と、ヒストグラム作成部42から与えられたヒストグラムデータに基づいて、人物相当温度帯の面積を算出する。ここで、人物相当温度帯は、上述したように、閾値Th3以上閾値Th1以下の範囲とヒストグラムのうち当該範囲に対応する部分とで形成される領域である。閾値設定部45は、さらに、熱画像温度帯の面積を算出する。ここで、熱画像相当温度帯は、ヒストグラムが示す熱データ値の全範囲(ヒストグラムが示す熱データ値の下限値Th0から上限値Th4までの範囲)と、ヒストグラム全体とで形成される領域である。図6に人物相当温度帯及び熱画像温度帯の一例として、人物相当温度帯130及び熱画像温度帯133を示す。
そして、閾値設定部45は、当該人物相当温度帯の面積を熱画像温度帯の面積で除算することで、人物領域が熱画像A中に占める割合αを算出する。そして、当該算出された割合αと、あらかじめ設定された割合βとを比較する。この結果、割合αが割合β以上となる場合には、人物領域から人物を検出することができないと判定し、割合αが割合βより小さい場合には、人物領域から人物を検出することができると判定する。割合αが割合βより小さい場合の一例を図14(a)に、割合αが割合β以上となる場合の一例を図14(b)に示す。なお、図14は、ヒストグラム、人物相当温度帯、及び熱画像温度帯の一例として、ヒストグラム120、人物相当温度帯130a〜130b、及び熱画像温度帯133を示す。
なお、このように判定することができるのは、割合αが大きくなると、人物領域が大きくなるので、人物の検出が困難となるからである。したがって、割合βは、人物領域から人物を検出することができなくなった際の割合αに一致する。
また、閾値設定部45は、割合αが割合β以上となる場合、人物を検出することができない旨を図示しない提示装置(例えば、ディスプレイやスピーカ)にて提示するとともに、カウンタの値を1にリセットする。
また、閾値設定部45は、割合αが割合βよりも小さい場合、閾値Th1〜Th3に関する閾値設定データを生成して保存メモリ36に出力する。
領域抽出部47は、人物を検出することができると判定された場合に、領域抽出部37と同様の処理により、熱画像Aから人物領域を抽出する。
次に、閾値設定装置4による処理の手順を図15に示すフローチャートに沿って説明する。
図15に示すステップS40〜ステップS46にて、閾値設定装置4は、図13に示すステップS30〜ステップS36と同様の処理を行って、閾値Th1〜Th3を設定する。なお、ステップS41では、ヒストグラム作成部42は、生成されたヒストグラムデータを特徴量算出部13の他、閾値設定部45にも出力する。
次いで、ステップS47にて、閾値設定部45は、当該設定された閾値Th1〜Th3と、ヒストグラム作成部42から与えられたヒストグラムデータに基づいて、人物相当温度帯の面積及び熱画像温度帯の面積を算出する。次いで、当該人物相当温度帯の面積を熱画像温度帯の面積で除算することで、人物領域が熱画像A中に占める割合αを算出する。
次いで、ステップS48にて、閾値設定部45は、当該算出された割合αと、あらかじめ設定された割合βとを比較する。この結果、割合αが割合βより小さい場合には、ステップS49に進み、割合αが割合β以上となる場合(ステップS48にてNO)には、ステップS51に進む。
ステップS49にて、閾値設定部45は、人物領域から人物を検出することができると判定する。次いで、閾値Th1〜Th3に関する閾値設定データを生成して保存メモリ36に出力する。保存メモリ36は、閾値設定部45から与えられた閾値設定データを記憶する。
次いで、領域抽出部47は、画像メモリ11から熱画像データを取得し、且つ、保存メモリ36から今回記憶された閾値設定データを取得する。次いで、領域抽出部37と同様の処理により、熱画像Aから顔候補領域及び体候補領域を抽出する。
次いで、ステップS50にて、領域抽出部47は、領域抽出部37と同様の処理により、熱画像Aから人物領域を抽出するとともに、カウンタの値を1増加させる。その後、ステップS40に戻る。
一方、上述したステップS48の処理において割合αが割合β以上となる場合には、ステップS51にて、閾値設定部45は、人物を検出することができない旨を図示しない提示装置にて提示するとともに、カウンタの値を1にリセットする。その後、ステップS40に戻る。
以上により、本第4の実施の形態では、閾値設定装置4は、人物領域から人物を検出することができる場合にのみ、閾値設定部35により設定された閾値Th1〜Th3を時系列で記憶する。そして、当該記憶された閾値Th1〜Th3に基づいて、今回の閾値Th1〜Th3を設定する。
したがって、閾値設定装置4は、閾値Th1〜Th3を人物が有する熱データ値の範囲内に第3の実施の形態よりも確実に設定することができる。即ち、閾値Th1〜Th3の信頼性を第3の実施の形態よりも向上させることができる。
また、閾値設定装置4は、人物領域から人物を検出することができる場合にのみ、熱画像Aから人物領域を抽出する。したがって、領域抽出部47は、人物領域から人物を検出することができるかどうかを判定する必要がない。具体的には、人物領域の抽出段階において通常行われるラベリング処理、人物領域の面積の算出、人物領域の形状把握等を行う必要が無い。したがって、閾値設定装置4による処理速度が向上する。また、これらの処理を行うことなく、人物検出の可否、及び閾値再設定の必要性を判定することができる。
なお、上述した第1〜第4の実施の形態に記載の技術を互いに組み合わせることができるのはもちろんである。
また、第1〜第4の実施の形態では、検出対象物として人物を検出することとしたが、他の検出物体、例えば道路構造物を検出するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態に係る閾値設定装置の構成を示すブロック図である。 (a)カメラの設置位置を示した側面図である。(b)カメラの設置位置を示した平面図である。 カメラにより取得される熱画像の一例を示す説明図である。 ヒストグラムの一例を示す説明図である。 特徴量の一例を示す説明図である。 人物相当温度帯の一例を示す説明図である。 顔候補領域の一例を示す説明図である。 体候補領域の一例を示す説明図である。 人物領域の一例を示す説明図である。 閾値設定装置による処理の手順を示したフローチャートである。 所定時間毎に作成されるヒストグラムの一例を示す説明図である。 閾値設定装置による処理の手順を示したフローチャートである。 閾値設定装置による処理の手順を示したフローチャートである。 (a)人物相当温度帯の一例を示す説明図である。(b)人物相当温度帯の一例を示す説明図である。 閾値設定装置による処理の手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1〜4…閾値設定装置
10…カメラ(画像取得手段)
11…画像メモリ
12、22、42…ヒストグラム作成部(グラフ作成手段)
13…特徴量算出部(特徴量算出手段)
14…初期設定部
15、25、35、45…閾値設定部(閾値設定手段)
16、26、36…保存メモリ(記憶手段)
17、37、47…領域抽出部(領域抽出手段)
120、120a〜120c…ヒストグラム(度数分布グラフ)
121、121a…極大点
122、122a…極小点
123、123a…変曲点

Claims (5)

  1. 車両に搭載される閾値設定装置において、
    前記車両周辺の状態量データ値を有する画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像に基づいて、前記状態量データ値と、前記状態量データ値の度数との関係を示す度数分布グラフを作成するグラフ作成手段と、
    前記グラフ作成手段により作成された度数分布グラフに基づいて、前記度数分布グラフの極大点及び変曲点を含む特徴量を算出する特徴量算出手段と、
    前記特徴量算出手段により算出された特徴量と、前記車両の周辺環境とに基づいて、所定の検出対象物が有する状態量データ値の範囲を示す閾値を設定する閾値設定手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像から、前記閾値設定手段により設定された閾値が示す範囲内の状態量データ値を有する検出対象物領域を抽出する領域抽出手段と、を備えることを特徴とする閾値設定装置。
  2. 車両に搭載される閾値設定装置において、
    前記車両周辺の状態量データ値を有する画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像に基づいて、前記状態量データ値と、前記状態量データ値の度数との関係を示す度数分布グラフを作成するグラフ作成手段と、
    前記グラフ作成手段により作成された度数分布グラフを時系列で記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された度数分布グラフに基づいて、所定の検出対象物が有する状態量データ値の範囲を示す閾値を設定する閾値設定手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像から、前記閾値設定手段により設定された閾値が示す範囲内の状態量データ値を有する検出対象物領域を抽出する領域抽出手段と、を備えることを特徴とする閾値設定装置。
  3. 請求項1記載の閾値設定装置において、
    前記閾値設定手段により設定された閾値を時系列で記憶する記憶手段を備え、
    前記閾値設定手段は、前記記憶手段により記憶された閾値に基づいて、今回の閾値を設定することを特徴とする閾値設定装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の閾値設定装置において、
    前記グラフ作成手段により作成された度数分布グラフと、前記閾値設定手段により設定された閾値と、に基づいて、前記検出対象物領域が前記画像中に占める割合を算出し、当該算出された割合に基づいて、前記検出対象物の検出可能性を判定する判定手段を備え、
    前記領域抽出手段は、前記検出対象物が検出可能であると判定された場合には、前記画像から前記検出対象物領域を抽出することを特徴とする閾値設定装置。
  5. 車両周辺の状態量データ値を有する画像を取得する第1の工程と、
    前記第1の工程により取得された画像に基づいて、前記状態量データ値と、前記状態量データ値の度数との関係を示す度数分布グラフを作成する第2の工程と、
    前記第2の工程により作成された度数分布グラフに基づいて、前記度数分布グラフの極大点及び変曲点を含む特徴量を算出する第3の工程と、
    前記第3の工程により算出された特徴量と、前記車両の周辺環境とに基づいて、所定の検出対象物が有する状態量データ値の範囲を示す閾値を設定する第4の工程と、
    前記第1の工程により取得された画像から、前記第4の工程により設定された閾値が示す範囲内の状態量データ値を有する検出対象物領域を抽出する第5の工程と、を備えることを特徴とする閾値設定方法。
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