JP2007235769A - 動きベクトル検出方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画面内に動く物体が存在していても画面全体の動きベクトルの検出を高い精度で行うことができる動きベクトル検出方法を提供する。
【解決手段】 画面を複数のブロックに分割し(S1)、ブロックごとの動きベクトルを検出する(S2)。動きベクトルが類似するブロックをグループ化することにより、グループ分けを行う(S4)。同一グループに属するブロックの動きベクトルの履歴と、画面全体の動きベクトルの履歴とに基づいて、動く物体を含むグループを判定する(S5)。動く物体を含むグループ以外のグループのブロックの動きベクトルを用いて、画面全体の動きベクトルを検出する(S6)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ビデオカメラなどに用いられる手振れ補正装置等に適用する動きベクトル検出方法及び装置に関する。
ビデオカメラなどにおいて、手振れ補正に適用される画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置が特許文献1に開示されている。この装置では動きベクトルの検出に代表点マッチング法が使われている。代表点マッチング法は、代表点画素として定められた画素の1つ前のフィールドにおける画像信号レベルと、探索範囲として定められた領域内の全画素の現在のフィールドにおける画像信号レベルとの差分絶対値和を算出して相関値を求め、その相関値がもっとも小さい相関性の高いサンプリング点画素を求め、このサンプリング点画素と代表点画素との位置の差を、被写体の動きを表す動きベクトルとして特定する方法である。
具体的には、一画面を複数の領域(以下「ブロック」という)に分割し、ブロックごとの動きベクトルが代表点マッチング法により検出される。さらにブロックごとの相関値の傾向を示す相関値データ、すなわち相関値の最小値、平均値、勾配などを用いてブロックごとの動きベクトルの信頼性を判定する。そして、判定された信頼性に基づいて、検出されたブロックごとの動きベクトルが手振れによるものか否かを判定し、手振れによるものと判定されたブロックの動きベクトルの平均値やメディアン値から画面全体の動きベクトルを検出する。
特開平6−133298号公報
しかしながら、画面内に動く物体が存在すると、検出されたブロックごとの動きベクトルには、手振れに起因する動きベクトルと動く物体の動きに起因する動きベクトルの両方が混在している。ここで画面全体の動きベクトルをすべてのブロックの動きベクトルの平均値やメディアン値にすると、画面全体の動きベクトルは手振れに起因する動きベクトルと動く物体の動きに起因する動きベクトルとが混合されたものになってしまい、手振れ補正が十分に行えないという問題点があった。さらに、動く物体が画面の大半を占めるときには、手振れに起因する動きベクトルを検出できるブロックがまったく存在しない場合もあり、また、手振れに起因する動きベクトルであるにもかかわらず、ブロックの信頼性判定で手振れに起因する動きベクトルではないと誤判定される場合もある。このため、最終的に動く物体に起因する動きベクトルが画面全体の動きベクトルとして判定されてしまうことがある。その結果、誤ったデータに基づいた手振れ補正が行われてしまうという問題があった。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、画面内に動く物体が存在していても、手振れに起因する画面全体の動きベクトルの検出を高い精度で行うことができる動きベクトル検出方法及び装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、時間的に連続する画像間の相関から画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法において、一画面を複数の領域に分割し、代表点マッチング法により、前記領域に含まれる代表点の1フィールド前の画素と、動き検出を行う探索範囲内の画素との相関値を算出し、前記相関値に応じて前記相関値の傾向を示す相関値データを算出し、前記相関値から前記領域ごとに動きベクトルを検出し、前記相関値データにより前記領域の信頼性を判定し、信頼できる領域の動きベクトルに基づいて、前記動きベクトルが類似する領域をグループ化し、同一グループに属する領域の動きベクトルの履歴と、画面全体の動きベクトルの履歴とに基づいて、動く物体を含むグループを判定し、前記動く物体を含むグループを除くグループに含まれる領域の動きベクトルを用いて、画面全体の動きベクトルを検出することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、時間的に連続する画像間の相関から画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法において、一画面を複数の領域に分割し、代表点マッチング法により、前記領域に含まれる代表点の1フィールド前の画素と、動き検出を行う探索範囲内の画素との相関値を算出し、前記相関値に応じて前記相関値の傾向を示す相関値データを算出し、前記相関値から前記領域ごとに動きベクトルを検出し、前記相関値データにより前記領域の信頼性を判定し、信頼できる領域の動きベクトルに基づいて、前記動きベクトルが類似する領域をグループ化し、同一グループに属する領域の画面内における離散度合を示すグループの距離を算出し、前記グループの距離が最大となるグループに含まれる領域の動きベクトルを用いて、画面全体の動きベクトルを検出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、時間的に連続する画像間の相関から画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置において、一画面を複数の領域に分割する分割手段と、代表点マッチング法により、前記領域に含まれる代表点の1フィールド前の画素と、動き検出を行う探索範囲内の画素との相関値を算出する相関値算出手段と、前記相関値に応じて前記相関値の傾向を示す相関値データを算出する相関値データ算出手段と、前記相関値から前記領域ごとに動きベクトルを検出する領域動きベクトル検出手段と、前記相関値データにより前記領域の信頼性を判定する信頼性判定手段と、信頼できる領域の動きベクトルに基づいて、前記動きベクトルが類似する領域をグループ化するグループ化手段と、同一グループに属する領域の画面内における離散度合を示すグループの距離を算出する距離算出手段と、前記グループの距離が最大となるグループに含まれる領域の動きベクトルを用いて、画面全体の動きベクトルを検出する全体動きベクトル検出手段とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、一画面が複数の領域に分割され、領域ごとの動きベクトル検出、及び検出された動きベクトルの信頼性判定が行われる。信頼できる領域の動きベクトルに基づいて、動きベクトルが類似する領域がグループ化される。同一グループに属する領域の動きベクトルの履歴と画面全体の動きベクトルの履歴に基づいて、動く物体が含まれているグループが判定され、動く物体を含むグループを除くグループに含まれるブロックの動きベクトルを用いて画面全体の動きベクトルが検出される。これにより画面内に動く物体が存在しても、手振れに起因する画面全体の動きベクトルの検出を高い精度で行うことができる。
請求項2または3に記載の発明によれば、一画面が複数の領域に分割され、領域ごとの動きベクトル検出、及び検出された動きベクトルの信頼性判定が行われる。信頼できる領域の動きベクトルに基づいて、動きベクトルが類似する領域がグループ化される。同一グループに属する領域の画面内における離散度合を示すグループの距離が算出され、このグループの距離が最大となるグループに含まれる領域の動きベクトルを用いて画面全体の動きベクトルが検出される。これにより画面内に動く物体が進入した直後であっても、手振れに起因する画面全体の動きベクトルの検出を高い精度で行うことができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる動きベクトル検出方法を適用した、手振れ補正装置の構成を示すブロック図である。この装置は、撮像素子としてのCCD1と、信号処理器2と、ブロック動きベクトル検出器3と、CPU6と、フィールドメモリ7とを備えている。CCD1から出力される映像信号は図示されていないアンプで増幅され、A/D変換器でA/D変換された後に、信号処理器2に入力され、色分離やγ補正等の各種信号処理が行われる。信号処理された画像信号の輝度色差信号のYCbCr信号はフィールドメモリ7に蓄えられる。フィールドメモリ7からの映像出力は、接続されているCPU6の読み出しアドレス制御によって行われる。
一方、信号処理器2で分離された輝度信号の信号Yはブロック動きベクトル検出器3に入力される。ブロック動きベクトル検出器3では、代表点マッチング法によりブロックごとの動きベクトルの検出処理及び相関値データの算出処理を行い、その処理結果をCPU6に出力する。CPU6はブロックごとの動きベクトルと相関値データに基づいて画面全体の動きベクトルを検出する。
CPU6は、検出された画面全体の動きベクトルに従って読み出しアドレスを決定し、制御信号をフィールドメモリ7に出力する。フィールドメモリ7はCPU6から入力された制御信号に従い、手振れが補正された画像信号を出力する。
次に本実施形態の画面全体の動きベクトル検出の処理について説明する。図2はブロック動きベクトル検出器3とCPU6で実行される画面全体の動きベクトル検出の手順を説明するためのフローチャートである。まずステップS1にて画面のブロック分割が行われ、ステップS2において前述した代表点マッチング法を用いてブロックの動きベクトルの検出が行われる。図3はこのとき検出に使われるブロックと代表点画素の配置について説明する図である。図3には画面8の水平方向及び垂直方向ともに4分割した16個のブロック9が示され、さらにブロック9内の水平方向に8個及び垂直方向に4個が等間隔に配置された代表点画素10が示されている。なお16個のブロック9には後述の説明に使うラベルB1〜B16がつけられている。
ステップS3において、ブロックごとの相関値データ、すなわち相関値の最小値、平均値、勾配等を算出し、各ブロックの動きベクトルと相関値データを用いて各ブロックの信頼性判定を行う。すなわち、各ブロックが有効であるか無効であるかを判定する。無効と判定したブロックは以降の処理には使用しない。
ステップS4では、ステップS3で有効と判定したブロックを対象として、各ブロックの動きベクトルが類似しているか否かを判定し、動きベクトルが類似しているブロックをグループ化することにより、ブロックのグループ分けを行う。比較する2つのブロックの動きベクトルの水平方向の差分絶対値と垂直方向の差分絶対値の和(以下「ブロック相関値」という)BGを求め、算出したブロック相関値BGが閾値BGTHより小さいときは、比較する2つのブロックは同じグループに属する(動きベクトルが類似する)と判定する。具体的には有効と判定したブロックB1の動きベクトルを(X1,Y1)とし、同じく有効と判定したブロックB2の動きベクトルを(X2,Y2)としたとき、次の式(1)によりブロック相関値BG(1,2)を算出する。
BG(1,2)=|X1−X2|+|Y1−Y2| (1)
そして、算出したブロック相関値BG(1,2)が閾値BGTHより小さいとき、ブロックB1及びB2は同じグループに属していると判定する。ブロック相関値BGによるブロックの類似性の判定はステップS3において有効と判定したすべてのブロックについて行う。
このようにしてグループ分けをした例が図4に示されている。図4には画面8に家の前に位置する人物と、右から左に走行するトラックの画像が示されている。図4に示すトラックの上部の画面右上側のクロスハッチングを付した2つのブロック(ブロックB3とB4)と、地面部分が描かれている画面下のクロスハッチングを付した4つのブロック(B13,B14,B15,B16)とはステップS3でのブロック信頼性判定で無効と判定され、これ以降の処理には使用されない。次に静止している人物、その背景にある樹木、及び家の画像が描かれている画面左側のハッチングを付した6つのブロック(B1,B2,B5,B6,B9,B10)は式(1)による判定の結果でグループ1としてグループ化されている。
グループ1の中央付近に描かれている矢印Y1は後で説明する同一グループに属するブロックの動きベクトルの平均化によるグループ1の動きベクトルを表している。グループ1内の画像は静止している人物と動かない背景であるところから、このグループ1の動きベクトルは手振れに起因する動きベクトルであると判断できる。
また、走行中のトラックの画像が含まれる画面右側の二重線のハッチングを付した4ブロック(B7,B8,B11,B12)も同様に式(1)による判定の結果でグループ2としてまとめられている。グループ2の動きベクトルは、矢印Y2で示すようになり、これは手振れに起因する動きベクトルとトラックの動きに起因する動きベクトルとが混合したものである。
次に動いている物体に起因する動きベクトルの除去について説明する。図2のステップS5では、動きベクトルの履歴データを使いグループの信頼性判定、すなわち、動く物体にかかるグループであるか否かの判定を行う。
まず、同一履歴時刻(以下「n」で表す。ただし、現時刻で「0」、1フィールド前の時刻を「1」、2フィールド前の時刻を「2」、…とする)ごとに同一グループに属するブロックの動きベクトル(BXk[n],BYk[n])をグループ内で平均化することによりグループ動きベクトル(GXAV[n],GYAV[n])を算出する。ここで、「k」は、グループ内にk番目のブロックであることを示し、グループに含まれるブロック数をNBLとすると、kは1からNBLまでの値をとる。グループ動きベクトルのX成分(水平方向成分)及びY成分(垂直方向成分)は、下記式(2)、(3)により算出される。
Figure 2007235769
次にX成分及びY成分のそれぞれについて、下記式(4)、(5)により、第1判定パラメータSXP及びSYPを算出する。ここで、フィールド(画面全体)の動きベクトルを(FX[n],FY[n])を表すものとし、NRFは、所定フィールド数(例えば5)である。なお、式(4)、(5)で、積算の対象に現時点(n=0)を含めないのは、現時点のフィールドの動きベクトル(FX[0],FY[0])は算出されていないからである。
Figure 2007235769
第1判定パラメータSXP及びSYPは、グループ動きベクトルとフィールドの動きベクトルとの類似の度合を表し、第1判定パラメータSXP及びSYPの値が大きくなるほど、動きベクトルの類似性が少なくなることを示している。第1判定パラメータの値が大きいときは、検出されたグループ動きベクトルは、パンニング操作や手振れに起因するものではない可能性が高い。
次に、下記式(6)、(7)により第2判定パラメータGXI及びGYIを算出する。
Figure 2007235769
第2判定パラメータは、直近の(NRF+1)個のフィールドにおけるグループ動きベクトルのX成分及びY成分の積算値の絶対値であり、グループ動きベクトルが手ぶれによるものであれば、小さな値に収束すると考えられる。したがって、第2判定パラメータGXIまたはGYIの値が大きいときは、そのグループは動く物体を含むか、カメラのパンニング中であるかのいずれかと考えられる。
以上のようにして算出される第1判定パラメータSXP,SYP、及び第2判定パラメータGXI,GYIと、対応する所定閾値SXTH,SYTH,GXTH,及びGYTHとを比較し、下記条件1)、または2)が満たされるとき、グループは動く物体を含むものであると判定し、そのグループを無効とする。1)または2)が満たされるときは、グループ動きベクトルは、カメラのパンニングよるものでなく、かつ手ぶれによるものでもないと判定できるからである。
1)SXP>SXTH、かつGXI>GXTH
2)SYP>SYTH、かつGYI>GYTH
具体的に図4に示した画面において、過去6フィールドの動きベクトル履歴を例に取りグループの信頼性判定について説明する。図5には画面全体(フィールド)の動きベクトルの履歴の5フィールド分が示されている。図6には分類されたグループ別に各ブロックの動きベクトルの履歴が示されている。閾値GXTH及びSXTHはともに30とする。この例では、図6Bに示すグループ2の水平方向の第2判定パラメータGXIが|−41|=41で閾値30を超え、かつ、水平方向の第1判定パラメータSXPが|−10−1|+|−3−3|+|−6−0|+|−10−(−1)|+|−2−(−4)|=34で閾値30を超えるため、グループ2には動く物体が存在すると判定し、このグループの動きベクトルは無効にし、画面全体の動きベクトルの検出の処理から除外する。
図2にもどり、ステップS6では、動く物体が存在するとして排除したグループ以外のブロックの動きベクトルに基づいて画面全体の動きベクトルを検出する。このように画面内に存在する動く物体に起因する動きベクトルを除外することで、手振れに起因する画面全体の動きベクトルの検出を高い精度で行うことができる。
しかしながら、動きベクトルの履歴を用いたこの判定では、動く物体が任意のブロックに進入してから数フィールドの時間を経過して初めて検出が可能となる。したがって、任意のブロックに進入した直後の動く物体については検出することができない。次に第2の実施形態として、任意のブロックに進入した直後の動く物体に起因する動きベクトルの除外について説明する。
図7は第2の実施形態におけるブロック動きベクトル検出器3とCPU6で実行される画面全体の動きベクトル検出の手順を説明するためのフローチャートである。ステップS5までは図2のフローチャートと同じ処理のため同じ番号をつけている。ステップS5の処理で画面内に存在する動く物体に起因する動きベクトルが除外され、ステップS7に進む。ステップS7ではグループの距離DGを用いた信頼性判定を行う。ここで、グループの距離DGとは、1グループの画面上での広がりの度合を示すパラメータである。各ブロックの画面上での位置を(i,j)で表す。iは水平方向の指標で画面上で左からの位置によって1,2,3,4の値をとり、jは垂直方向の指標で画面上で下からの位置によって1,2,3,4,の値をとる。グループの距離DGを算出するに当たり、まずグループの水平距離DX及び垂直距離DYを求める。水平距離DXはグループ内のブロックをX軸に射影し、射影された指標の最大値と最小値の差に1を足したものとし、垂直距離DYはグループ内のブロックをY軸に射影し、射影された指標の最大値と最小値の差に1を足したもとする。そして、グループの距離DGは水平距離DXと垂直距離DYの和とする。
次に、図8を参照して、グループの距離DGの具体的な算出について説明する。図8には図3と同様に画面8を水平及び垂直にそれぞれ4分割した16個のブロック9描かれており、各ブロックには説明のためのラベルB1〜B16と画面上での位置を示す(i,j)が示されている。またハッチングを付したブロックB1,B5,B9,B13,B14,B15が同じグループに属している。このグループに属するブロックをX軸上に射影するとB1、B5、B9、B13のブロックは「1」に、B14のブロックは「2」に、B15のブロックは「3」の指標に位置している。このため水平距離DXは3−1+1で3となる。一方、Y軸上にこのグループに属するブロックを射影するとB13〜B15は「1」に、B9は「2」に、B5は「3」に、B1は「4」の指標に位置しているので、垂直距離DYは4−1+1で4になり、グループの距離DGは水平距離DXと垂直距離DYの和、3+4で7となる。
各有効グループについてグループの距離DGをそれぞれ算出し、このグループの距離DGが最大となるグループを残して、他グループは無効とする。これは、動く物体は画面へ進入する際には画面の一部分にかたまって位置し、動く物体を含むブロックのグループは全画面に対してはそれほど広い範囲を占めることがない。したがって、グループの距離DGも小さな値となる。これに対し、手振れは画面全体に影響する動きであり、手振れを表すグループは画面の広範囲を占めたり、画面上に離散するため、手振れを表すグループの距離DGは大きな値になる。このようにグループの距離の判定を行うことで、画面に進入した直後の動く物体の検出データを排除し、手振れに起因する動きベクトルを正確に検出することができる。
図9はグループの距離DGを用いたグループ信頼性判定を説明するための図である。図9は図4に描かれている絵柄とは人の位置とトラックが右から画面に進入してきたばかりである点が異なっている。図2に示すステップS5までの段階で図9の画像については、無効ブロック群としてB3,B4,B9,B13,B14,B15,B16が判定され、有効なブロックとしてグループ1’とグループ2’が判定されている。なお図9の画像には無効と判定されたブロックにはクロスハッチングを付し、グループ1’に判定されたブロックにはハッチングを付し、グループ2’に判定されたブロックには二重線のハッチングを付してある。この例ではグループ1’の動きベクトルは手振れに起因し、グループ2’の動きベクトルは画面に進入したトラックの動きに起因している。トラックは画面に進入したばかりなので、ステップ5における動きベクトルの履歴を利用したグループ信頼性判定では無効にならない。そこで、図7に示すステップS7においてグループの距離DGを算出する。その結果、グループ1’のグループの距離DGは「6」、グループ2’のグループの距離DGは「3」となり、グループの距離DGが最大であるグループ1’のみが有効なグループとなり、動く物体を含むグループ2’は無効と判定される。
ステップS8では、唯一の有効グループであるグループ1’に属する全ブロックの動きベクトルの平均値を算出し、画面全体の動きベクトルを検出する。なお、画面内に有効となるグループが1つも存在しないときは、画面全体の動きベクトルを、1フィールド前の画面全体の動きベクトルに任意の定数α(0<α<1)を乗じたベクトルとする。また、グループの距離DGが同値のために複数のグループが有効と判定されたときは、複数の有効なグループに含まれる全てのブロックの動きベクトルの平均値を算出し、画面全体の動きベクトルとする。
このように図7に示すステップS5とS7の2種類のグループ信頼性判定によりグループの有効性を判定することにより、画面内に動く物体が存在し、動く物体がある程度の時間画面上に存在する場合においても、また、動く物体が画面に進入した直後の場合においてもフィールド単位の動きベクトルを高い精度で検出することができる。
なお、上述した第2の実施形態ではステップS5及びS7により2種類のグループ信頼性判定を行うようにしたが、ステップS5を除いて、ステップ7のみによるグループ信頼性判定を行うようにしてもよい。
本発明の一実施形態にかかる動きベクトル検出装置を適用した、ビデオカメラの手振れ補正装置の構成を示すブロック図である。 ブロック動きベクトル検出器3とCPU6で実行される画面全体の動きベクトル検出の処理を説明するためのフローチャートである。 ビデオカメラの画面上のブロックと代表点画素の配置を説明するための図である。 ブロックのグループ分けを説明するための図である。 画面全体の動きベクトルの履歴を示す図である。 グループ別に分類されたブロックの動きベクトルの履歴を示す図である。 第2の実施形態にかかる画面全体の動きベクトル検出のための処理を説明するためのフローチャートである。 グループの距離DGの算出について説明するための図である。 グループの距離DGを用いたグループ信頼性判定について説明する図である。
符号の説明
1 CCD
2 信号処理器
3 ブロック動きベクトル検出器(分割手段、相関値算出手段、相関値データ算出手段、領域動きベクトル検出手段)
6 CPU(信頼性判定手段、グループ化手段、距離算出手段、全体動きベクトル検出手段)
7 フィールドメモリ
8 画面
9 ブロック
10 代表点画素

Claims (3)

  1. 時間的に連続する画像間の相関から画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法において、
    一画面を複数の領域に分割し、
    代表点マッチング法により、前記領域に含まれる代表点の1フィールド前の画素と、動き検出を行う探索範囲内の画素との相関値を算出し、
    前記相関値に応じて前記相関値の傾向を示す相関値データを算出し、
    前記相関値から前記領域ごとに動きベクトルを検出し、
    前記相関値データにより前記領域の信頼性を判定し、
    信頼できる領域の動きベクトルに基づいて、前記動きベクトルが類似する領域をグループ化し、
    同一グループに属する領域の動きベクトルの履歴と、画面全体の動きベクトルの履歴とに基づいて、動く物体を含むグループを判定し、
    前記動く物体を含むグループを除くグループに含まれる領域の動きベクトルを用いて、画面全体の動きベクトルを検出することを特徴とする動きベクトル検出方法。
  2. 時間的に連続する画像間の相関から画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法において、
    一画面を複数の領域に分割し、
    代表点マッチング法により、前記領域に含まれる代表点の1フィールド前の画素と、動き検出を行う探索範囲内の画素との相関値を算出し、
    前記相関値に応じて前記相関値の傾向を示す相関値データを算出し、
    前記相関値から前記領域ごとに動きベクトルを検出し、
    前記相関値データにより前記領域の信頼性を判定し、
    信頼できる領域の動きベクトルに基づいて、前記動きベクトルが類似する領域をグループ化し、
    同一グループに属する領域の画面内における離散度合を示すグループの距離を算出し、
    前記グループの距離が最大となるグループに含まれる領域の動きベクトルを用いて、画面全体の動きベクトルを検出することを特徴とする動きベクトル検出方法。
  3. 時間的に連続する画像間の相関から画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置において、
    一画面を複数の領域に分割する分割手段と、
    代表点マッチング法により、前記領域に含まれる代表点の1フィールド前の画素と、動き検出を行う探索範囲内の画素との相関値を算出する相関値算出手段と、
    前記相関値に応じて前記相関値の傾向を示す相関値データを算出する相関値データ算出手段と、
    前記相関値から前記領域ごとに動きベクトルを検出する領域動きベクトル検出手段と、
    前記相関値データにより前記領域の信頼性を判定する信頼性判定手段と、
    信頼できる領域の動きベクトルに基づいて、前記動きベクトルが類似する領域をグループ化するグループ化手段と、
    同一グループに属する領域の画面内における離散度合を示すグループの距離を算出する距離算出手段と、
    前記グループの距離が最大となるグループに含まれる領域の動きベクトルを用いて、画面全体の動きベクトルを検出する全体動きベクトル検出手段とを備えることを特徴とする動きベクトル検出装置。
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