JP2005128409A - フォトマスク、カラーフィルタ基板及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器 - Google Patents

フォトマスク、カラーフィルタ基板及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器 Download PDF

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JP2005128409A
JP2005128409A JP2003366014A JP2003366014A JP2005128409A JP 2005128409 A JP2005128409 A JP 2005128409A JP 2003366014 A JP2003366014 A JP 2003366014A JP 2003366014 A JP2003366014 A JP 2003366014A JP 2005128409 A JP2005128409 A JP 2005128409A
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Kunio Maruyama
邦雄 丸山
Tomoki Kawase
智己 川瀬
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Abstract

【課題】 ブラックマスクの開口領域の面積を狭めることなく、バンクの幅をより一層広
くできるフォトマスクを提供する。
【解決手段】 カラーフィルタ基板のブラックマスク用のフォトマスク1Aである。ブラ
ックマスクによって囲まれる光透過領域に対応するパターン4のコーナー部に面取り8を
設ける。面取り8を設けたことにより、製造されたブラックマスクのコーナー部が過エッ
チングによって外側へ膨らみ出ることを防止する。ブラックマスクのコーナー部の膨らみ
が無くなれば、そのブラックマスクの上に形成されるバンクの幅を広くできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラーフィルタ基板の構成要素であるブラックマスクを形成する際に用いら
れるフォトマスクに関する。また、本発明は、そのフォトマスクを用いたカラーフィルタ
基板の製造方法に関する。また、本発明は、そのカラーフィルタ基板の製造方法を用いて
製造されるカラーフィルタ基板に関する。また、本発明は、上記カラーフィルタ基板を用
いて構成される電気光学装置に関する。また、本発明は、上記電気光学装置を用いて構成
される電子機器に関する。
近年、携帯電話機、携帯情報端末機、PDA(Personal Digital Assistant)等といっ
た電子機器に、液晶装置やエレクトロルミネッセンス装置等といった電気光学装置が広く
用いられている。例えば、電子機器に関する各種の情報を視覚的に表示するために電気光
学装置が用いられている。
電気光学装置として液晶装置を考えた場合、その液晶装置によってカラー表示を行うと
きには、その液晶装置の内部にカラーフィルタ基板が設けられる。カラーフィルタ基板は
、例えば図11(b)に示すように、透光性のガラス等によって形成された基材42上に
ブラックマスク43及びカラーフィルタ44を形成することによって作製される。カラー
フィルタ44は、R(赤)色、G(緑)色、B(青)色の3色の着色要素46や、C(シ
アン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の3色の着色要素46を図11(a)に示すよ
うに平面内で所定の配列で並べることによって形成された光学要素である。また、ブラッ
クマスク43は各着色要素46を取り囲むように設けられていて遮光領域として機能する
また、基材42上にカラーフィルタ44を形成してカラーフィルタ基板41を作製する
際、すなわち、基材42上に複数の着色要素46を形成する際に、従来、インクジェット
技術を利用して基材42上に着色要素46の材料を吐出する方法が知られている。この方
法では、基材42の表面をバンク47によって複数のドット領域に区分けし、それらのド
ット領域内に着色要素46の材料を液滴状態で吐出する(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−221319号公報(第5頁、図1)
ところで、基材42上にブラックマスク43を形成する際、一般的には、フォトリソグ
ラフィ処理及びエッチング処理を用いて行っている。具体的には、基材42上にブラック
マスク43の材料、すなわち遮光材料を一様に塗布し、その上にレジスト材料を一様に塗
布し、そのレジスト材料をフォトマスクを介して露光してレジストパターンを形成し、そ
のレジストパターンをマスクとして上記遮光材料をエッチングすることにより、所定パタ
ーンのブラックマスク43を形成する。
この一連の工程の中で、レジスト材料を露光する際に用いられるフォトマスクは、レジ
スト材料に光を当てる開口領域とレジスト材料に光を当てない遮光領域とによって構成さ
れるのが一般的である。図11に示す例の場合、フォトマスクの開口領域は図11の破線
で示すブラックマスク43の開口領域に相当する。このフォトマスクの開口領域のコーナ
ー部は、従来、設計上は直角に、実際上は直角に近い鋭角に形成されていた。
このように、従来のフォトマスクでは開口領域のコーナー部が直角に設定されていたの
で、このフォトマスクを用いて露光処理を行い、さらにエッチングを行ってブラックマス
ク43を形成すると、符号Bで示すブラックマスク43の開口領域のコーナー部が、図1
1(c)に示すように、エッチングによって外側、すなわち遮光領域側へはみ出す現象(
符号Cで示す)が見られた。
ここで、ブラックマスク43上に形成するバンク47、すなわち撥水膜は、画素の透過
領域、すなわちブラックマスク43の内側領域にはみ出すと所定のカラーフィルタの無い
部分が存在する事になり、カラーフィルタとして満足のいく特性を確保できない為、該撥
水膜は、ブラックマスク43の内側領域に入らないように形成する必要があるので、上記
のようにブラックマスク43のコーナー部が外側へはみ出していると、その分だけバンク
47の幅W0を細くしなければならない。バンク47の幅W0は、インクジェットで液滴
を基材上へ吐出した際、その液滴が隣接する画素へ零れ落ちないようにする役割を果たし
ている。具体的には、バンク47の撥水性及び液滴の表面張力により、バンク47に触れ
た液滴が広がるのを防いでいる。
このように、液滴が隣接画素へ進入しないように保持するためには、バンク47の幅W
0を広くして撥水領域を広くする方が有利であるが、上記のようにブラックマスク43の
コーナー部Cが外側へはみ出すと、バンク47の幅W0を狭くせざるを得ず、そのため、
吐出された液滴が隣接する画素内へ進入して混色を発生するおそれがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、ブラックマスクの開口領域の
面積を狭めることなく、バンクの幅をより一層広くできるフォトマスク、カラーフィルタ
基板の製造方法、カラーフィルタ基板、電気光学装置、及び電子機器を提供することを目
的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るフォトマスクは、カラーフィルタ基板のブラ
ックマスク用のフォトマスクにおいて、前記ブラックマスクによって囲まれる光透過領域
に対応するパターンのコーナー部に面取りを設けたことを特徴とする。ここで、面取りと
は、フォトマスクの開口領域のコーナー部が直角又はそれに近い鋭角とならならないよう
に処理することであり、例えば、図1(c)に示すようにコーナー部の縁8を直線状に成
形したり、図2(c)に示すようにコーナー部の縁18を曲線状に成形したりすることが
考えられる。この場合の曲線としては、円の一部分の形状、楕円の一部分の形状等が考え
られる。
本発明に係るフォトマスクによれば、光透過領域と遮光領域との境界縁のコーナー部を
面取り形状、すなわち直角又はそれに近い鋭角がない形状にしたので、このフォトマスク
を使ってブラックマスクを形成したとき、そのブラックマスクによって囲まれる光透過領
域のコーナー部に図11(c)のような過エッチングによるはみ出し形状が形成されるこ
とがなくなる。この結果、ブラックマスク43の上に形成するバンク47の幅W0を広く
することが可能となる。バンク47の幅W0が広くなれば、1つのドット領域へ液滴を吐
出した際、その液滴がバンク47を越えて隣のドット領域へ進入する可能性が低くなるの
で、互いに隣接するドット領域間に色の異なる液滴が吐出される場合に、それらの液敵間
で混色が発生することを防止できる。
上記構成のフォトマスクにおいて、コーナー部の面取りが、コーナー部の縁を図1(c
)のように直線状にしたり、図2(c)のように曲線状にしたりすることによって達成で
きることは上記の通りであるが、フォトマスクの製造のし易さを考えれば、図1(c)の
ような直線状の面取りが望ましい。
次に、本発明に係るカラーフィルタ基板の製造方法は、基材上に遮光材料を塗布する工
程と、前記遮光材料上にレジスト材料を塗布する工程と、前記レジスト材料をフォトマス
クを介して露光してレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスク
として前記遮光材料をエッチングしてブラックマスクを形成する工程とを有し、前記フォ
トマスクは上記の構成のフォトマスクであることを特徴とする。
この構成のカラーフィルタ基板の製造方法によれば、使用するフォトマスクにおいて、
光透過領域と遮光領域との境界縁のコーナー部を面取り形状、すなわち直角又はそれに近
い鋭角がない形状にしたので、このフォトマスクを使ってブラックマスクを形成したとき
、そのブラックマスクによって囲まれる光透過領域のコーナー部に図11(c)のような
過エッチングによるはみ出し形状が形成されることがなくなる。この結果、ブラックマス
ク43の上に形成するバンク47の幅W0を広くすることが可能となる。バンク47の幅
W0が広くなれば、1つのドット領域へ液滴を吐出した際、その液滴がバンク47を越え
て隣のドット領域へ進入する可能性が低くなるので、互いに隣接するドット領域間に色の
異なる液滴が吐出される場合に、それらの液敵間で混色が発生することを防止できる。
次に、本発明に係るカラーフィルタ基板は、以上に記載した構成のフォトマスクを用い
て基板上に所定のパターンのブラックマスクを形成したことを特徴とする。このカラーフ
ィルタ基板によれば、ブラックマスクによって囲まれる光透過領域のコーナー部に図11
(c)のような過エッチングによるはみ出し形状が形成されることがなくなるので、ブラ
ックマスク43の上に形成するバンク47の幅W0を広くすることが可能となる。バンク
47の幅W0が広くなれば、1つのドット領域へ液滴を吐出した際、その液滴がバンク4
7を越えて隣のドット領域へ進入する可能性が低くなるので、互いに隣接するドット領域
間に色の異なる液滴が吐出される場合に、それらの液敵間で混色が発生することを防止で
きる。それ故、本発明に係るカラーフィルタ基板は色のきれいなカラー表示を行うことが
できる。
次に、本発明に係るカラーフィルタ基板は、基材上に所定パターンのブラックマスクを
形成して成るカラーフィルタ基板において、以上に記載した構成のカラーフィルタ基板の
製造方法によって製造されたことを特徴とする。上記のカラーフィルタ基板の製造方法に
よれば、バンクの幅を広くできるので、色の異なる画素間で混色の発生を防止できる。そ
れ故、この製造方法を用いて製造されたカラーフィルタ基板は鮮明なカラー表示を行うこ
とができる。
次に、本発明に係る他のカラーフィルタ基板は、基材上に所定パターンのブラックマス
クを形成して成るカラーフィルタ基板において、前記ブラックマスクによって囲まれる光
透過領域のコーナー部は該光透過領域の各辺の延長線よりも内側に存在することを特徴と
する。この構成によれば、ブラックマスクのコーナー部が外側へはみ出すことを防止でき
るので、その分だけバンクの幅を広くでき、それ故、1つのドット領域へ向けて吐出され
た液滴が隣接するドット領域へ進入することをそのバンクによって防止できる。この結果
、カラーフィルタを構成する各色着色要素を希望通りの鮮明な色に形成できる。
次に、本発明に係る電気光学装置は、電気光学物質と、該電気光学物質の一方の側に設
けられたカラーフィルタ基板とを有し、該カラーフィルタ基板は以上に記載した構成のカ
ラーフィルタ基板であることを特徴とする。この電気光学装置によれば、色の鮮明なカラ
ーフィルタを形成できるので、きれいで鮮明なカラー表示を行うことができる。このよう
な電気光学装置としては、液晶装置、有機EL装置等が考えられる。
次に、本発明に係る電子機器は、以上に記載した構成の電気光学装置を有することを特
徴とする。このような電子機器としては、携帯電話機、携帯情報端末機、PDA等が考え
られる。
(フォトマスクの第1実施形態)
以下、本発明に係るフォトマスクを一例を挙げて説明する。図1は、本発明に係るフォ
トマスクの一実施形態を示している。ここに示すフォトマスク1Aは、図1(b)に示す
ように、ガラス、プラスチック等といった透光性の材料から成る基材2と、その基材2上
に形成された遮光部材3とを有する。遮光部材3は、例えば遮光性の金属物質を材料とし
てフォトリソグラフィ処理及びエッチング処理によって形成されるものであり、図1(a
)に示すように、デルタ配列で並ぶ複数の光透過領域4を区画するパターンとなっている
遮光部材3が存在する領域が遮光領域であり、遮光部材3が存在しない領域が光透過領
域4である。以下の説明では遮光領域を符号3を付して呼ぶことがある。このフォトマス
ク1Aを用いて露光処理を行う際には、図1(b)に示すように、紫外線等といった露光
光Rは基材2側からフォトマスク1Aに照射され、その露光光Rは光透過領域4でフォト
マスク1Aを透過し、遮光領域3で遮光される。
このフォトマスク1Aは、図4(f)に示す所定のパターンのブラックマスク6を形成
するために使用されるものであり、フォトマスク1Aの遮光領域3がブラックマスク6に
対応し、光透過領域4がブラックマスク6によって囲まれる光透過領域7に対応する。よ
り具体的には、フォトマスク1Aは、図6(a)に示すような、複数色、例えばR,G,
B3色の着色要素12をデルタ配列して成るカラーフィルタ11を有するカラーフィルタ
基板21で用いられるブラックマスク6を形成するために用いられる。
図1(c)は、図1(a)において符号Dで示す1つの光透過領域4を示している。図
1(c)に示す通り、光透過領域4、すなわち図4(f)においてブラックマスク6によ
って囲まれる光透過領域7に対応するパターンは、概ね長方形状又は正方形状に形成され
ている。そしてさらに、その光透過領域4における4つのコーナー部は、直線状で斜めの
縁8が設けられ、この縁8の存在によりコーナー部の直角は解消され、緩やかな角度とな
っている。すなわち、コーナー部は直線状で斜めの縁8によって面取りが成されている。
このように、フォトマスク1Aの光透過領域4のコーナー部に面取りを設けたことによ
り、このフォトマスク1Aを用いて図4(f)のブラックマスク6を形成したとき、その
ブラックマスク6のコーナー部は図6(c)に示すように滑らかな湾曲形状、例えば円弧
形状になり、図11(c)に示した従来のブラックマスク43の場合のような外側へ張り
出す不規則な形状になることがない。
図6(c)においてブラックマスク6の上にはバンク9が形成される。このバンク9は
カラーフィルタ11を構成する各色、例えばR,G,Bの3色の着色要素12を形成する
ためのドット領域を区画する要素である。各色着色要素12をインクジェット技術、すな
わち液滴吐出技術を用いて形成するものとすると、バンク9は1つのドット領域に向けて
吐出された液滴が隣接する他のドット領域へ進入することを防止する。このような液滴の
他のドット領域への進入を防止する観点からすれば、バンク9はその幅W0が広いことが
望ましい。図6(c)に示すように、ブラックマスク6のコーナー部が滑らかに形成され
て外側へ張り出すことがなくなれば、バンク9の幅W0を広くしてもそのバンク9の縁が
ブラックマスク6の縁に重なるか又はブラックマスク6の内側領域へ張り出してしまう可
能性が低くなる。
以上のことから、図1(c)のようにフォトマスク1Aの光透過領域4のコーナー部に
面取り8を形成することによって、そのフォトマスク1Aを用いて形成した図6(c)の
ブラックマスク6のコーナー部を張り出し部のない滑らかな湾曲形状とすれば、ブラック
マスク6の上に形成するバンク9の幅W0を図11(c)に示した従来の場合よりも広く
することができ、それ故、液滴吐出によって形成される各色着色要素12の間で混色が発
生することを防止できる。
なお、図1(c)において、フォトマスク1Aの光透過領域4のコーナー部に設ける面
取り8の大きさを縦寸法L0及び横寸法L1で決めることにすれば、L0及びL1は、光
透過領域4の各辺のうちの短辺の長さの5%以上であることが望ましい。本発明者の実験
によれば、5%未満であると、実用上看過できない図11(c)に示すようなコーナー部
の過エッチングによる張り出し部Cが形成されることが観察されたからである。
また、図1(a)のフォトマスク1Aでは、図6のブラックマスク6に対応して遮光領
域3を設け、図6においてブラックマスク6で囲まれる光透過領域7に対応して光透過領
域4を設けた。これは、フォトリソグラフィ処理を行う際にポジ型のレジスト材料を使用
することを前提としている。レジスト材料としてネガ型の材料を使用するのであれば、フ
ォトマスク1Aにおいて遮光領域3のパターンと光透過領域4のパターンとが入れ替わる
ことに留意する。
(フォトマスクの第2実施形態)
図2は、本発明に係るフォトマスクの他の実施形態を示している。このフォトマスク1
Bが図1に示した先のフォトマスク1Aと異なる点は、図2(c)に示すように、フォト
マスク1Bの光透過領域4のコーナー部に設ける面取りとして、図1(c)に示すような
直線状で斜めの縁8を設けることに代えて、湾曲形状の縁18を設けたことである。この
ようにしても、光透過領域4のコーナー部が直角又はそれに近い鋭角になることを防止で
き、それ故、図6(c)に示すように、ブラックマスク6のコーナー部に外側へはみ出す
過エッチング部C(図11(c)参照)が形成されることを防止できる。
(カラーフィルタ基板の製造方法の実施形態)
以下、本発明に係るカラーフィルタ基板の製造方法を一実施形態を挙げて説明する。図
3〜図5は本発明に係るカラーフィルタ基板の製造方法の一実施形態を工程図によって示
している。また、図6はその製造方法によって製造されるカラーフィルタ基板21を示し
ている。
図6(a)及び図6(b)において、カラーフィルタ基板21は、透光性のガラス、プ
ラスチック等によって形成された基材22上にブラックマスク6及びカラーフィルタ11
を形成することによって作製される。カラーフィルタ11は、R、G、Bの3色や、C、
M、Yの3色の着色要素12を平面内に所定の配列で並べることによって形成された光学
要素である。本実施形態では、所定の配列パターンとして図6(a)に示すようなデルタ
配列が選択されており、ここで、“R”は赤色の着色要素を示し、“G”は緑色の着色要
素を示し、“B”は青色の着色要素を示している。また、ブラックマスク6は各着色要素
12を取り囲むように設けられていて遮光領域として機能する。
以下、上記カラーフィルタ基板21の製造方法について説明する。まず、図3(a)に
おいて、基材22上にスパッタリングその他の成膜技術によってクロム等といった金属膜
6aを一様な厚さで形成する。この金属膜6aが後述のようにしてブラックマスクとなる
。なお、金属膜6aとしてクロムを採用するとき、この金属膜6aと基材22との間に酸
化クロム膜を形成するようにしても良い。金属膜6aの表面は、その後、適宜の洗浄剤に
よって洗浄される。
次に、図3(b)において、金属膜6aの上にレジスト材13aを一様な厚さに塗布す
る。塗布方法としては、例えば、ロールコート法、スピンコート法等を用いることができ
る。このレジスト材13aは、例えば、感光性でポジ型の樹脂材料によって形成される。
次に、図3(c)において露光工程を行う。すなわち、例えば図1に示したフォトマスク
1Aを基材22のレジスト材13a側の表面に対向して配置し、そのフォトマスク1Aを
介して露光光、例えば紫外線Rを照射する。紫外線Rは、光透過領域4に対向する領域の
レジスト材13aを露光して当該部分のレジスト材13aを可溶化する。
この状態の基材22を公知の現像液を用いて現像すれば、図4(d)に示すように、所
定パターンのレジストパターン13が形成される。次に、公知のエッチング液を用いてエ
ッチング処理を行うことにより、図4(e)に示すように、不要な金属膜6aが除去され
、さらに、レジストパターン13を除去することにより、図4(f)に示すように、所定
パターンのブラックマスク6が形成される。このブラックマスク6は、図6(a)に示す
ようにデルタ配列に対応した配列で形成される。
図3の工程(c)で用いるフォトマスク1Aは、図1(c)に示したように、光透過領
域4のコーナー部に面取り8を設けてあるので、このフォトマスク1Aを用いてブラック
マスク6を形成したとき、そのブラックマスク6のコーナー部は図6(c)に示すように
、外側へはみ出すことのない滑らかな曲線状態となる。より具体的には、ブラックマスク
6によって囲まれる光透過領域7のコーナー部は該光透過領域7の隣接する2辺の延長線
Lxよりも内側に存在していて、それらの延長線Lxの外側へは張り出していない。
その後、図4(g)において、撥液性を有する感光性樹脂を材料としてフォトリソグラ
フィ処理を用いて、ブラックマスク6の上にブラックマスク6と同じパターンでバンク9
を形成する。このバンク9は後述する着色要素を形成するための領域を区画する。従来の
カラーフィルタ基板では、図11(c)に示したようにブラックマスク43のコーナー部
に張出し部Cが形成されてしまうので、バンク47の幅W0を広くできなかった。これに
対し、本実施形態では図6(c)に示したように、ブラックマスク6のコーナー部が滑ら
かな湾曲形状で、しかも隣接2辺の延長線Lxの内側に収まる形状に形成されるので、バ
ンク9の縁を可能な限りブラックマスク6の縁に近付けることができるようになり、それ
故、バンク9の幅W0を広くすることができる。
次に、図5(h)において、バンク9によって区画された領域であって、G色着色要素
を形成すべき領域へ、インクジェット装置のノズル14からG色の着色要素材料12aを
液滴状態で吐出する。吐出された着色要素材料12aはバンク9の上に張り出す山形形状
となる。この状態の基材22をホットプレート等といった加熱装置で焼成して乾燥するこ
とにより、着色要素材料12aから溶剤を除去して図5(i)に示すように着色要素12
を形成する。
なお、インクジェット装置は広く知られた構造のものを用いることができ、例えば、圧
電素子によって液状材料の容積を変化させてノズル、すなわち微小な穴からその液状材料
を液滴状態で吐出する構造のものや、熱膨張によって液状材料の容積を変化させてその液
状材料を液滴状態でノズルから吐出する構造のもの、その他希望に応じて種々の構造のも
のを選択して採用できる。
次に、図5(i)及び図5(j)に示すように、その他の色の着色要素材料、すなわち
R色着色要素材料及びB色着色要素材料に対して同様の液滴吐出処理及び乾燥処理を行い
、最終的に図5(k)及び図6に示すカラーフィルタ基板21が製造される。
(電気光学装置の実施形態)
以下、電気光学装置をその一実施形態を例示して説明する。図7は、電気光学装置の一
例である液晶装置61を示している。この液晶装置61は、スイッチング素子を用いない
単純マトリクス方式であり、且つ、反射型表示と透過型表示を選択的に行うことができる
半透過反射型の液晶装置である。
この液晶装置61は、液晶パネル62に照明装置66及び配線基板64を付設すること
によって形成されている。液晶パネル62は、矢印F方向から見て長方形状又は正方形状
の第1基板67aと、矢印F方向から見て同じく長方形状又は正方形状の第2基板67b
とを、矢印F方向から見て環状のシール材68によって貼り合わせることによって形成さ
れている。
第1基板67aと第2基板67bとの間には間隙、いわゆるセルギャップが形成され、
そのセルギャップ内に電気光学物質としての液晶が注入されて液晶層65を形成している
。符号79はセルギャップを維持するためのスペーサを示している。なお、観察者は矢印
F方向から液晶装置61を観察する。
第1基板67aは、透光性のガラス、透光性のプラスチック等によって形成された第1
基材71aを有する。この第1基材71aの液晶側の表面には、反射膜72が形成され、
その上に絶縁膜73が形成され、その上に第1電極74aが形成され、その上に配向膜7
6aが形成されている。また、第1基材71aの照明装置66側の表面には第1偏光板7
7aが、例えば貼着によって装着されている。
第1基板67aに対向する第2基板67bは、透光性のガラス、透光性のプラスチック
等によって形成された第2基材71bを有する。この第2基材71bの液晶側の表面には
、カラーフィルタ78が形成され、その上に第2電極74bが形成され、その上に配向膜
76bが形成されている。また、第2基材71bの外側の表面には第2偏光板77bが、
例えば貼着によって装着されている。
第1基板67a側の第1電極74aは図7の左右方向へ延びる線状電極である。また、
第1電極74aは複数本形成されていて、それらは紙面垂直方向へ互いに平行に並べられ
ている。つまり、複数の第1電極74aは、矢印F方向から見てストライプ状に形成され
ている。
また、第2基板67b側の第2電極74bは、図7の紙面垂直方向に延びる線状電極で
ある。また、第2電極74bは複数本形成されていて、それらは図7の左右方向へ互いに
平行に並べられている。つまり、複数の第2電極74bは、第1電極74aに直交する方
向へ延びるストライプ状に形成されている。
第1電極74aと第2電極74bとは矢印F方向から見て多数のマトリクス状に並ぶ点
で交差しており、これらの交差点が表示のためのドット領域を構成している。R,G,B
の3色や、C,M,Yの3色の着色要素から成るカラーフィルタを用いてカラー表示を行
う場合には、上記のドット領域の1つずつにそれら3色のうちの1つずつが対応して配置
され、3色の集まりが1つのユニットになって1画素を構成する。そして、その画素の多
数が矢印F方向から見てマトリクス状に並ぶことにより、有効表示領域Vが形成され、こ
の有効表示領域Vの領域内に文字、数字、図形等といった像が表示される。
表示の最小単位である表示用ドット領域に対応して、反射膜72に開口81が形成され
ている。これらの開口81は、照明装置66から供給される面状の光を透過させて、透過
型の表示を実現する。なお、透過型の表示を行うにあたっては、反射膜72に開口81を
設けることだけに限られず、例えば、反射膜72の膜厚を薄くすることによっても透過型
の表示を実現できる。
第1基材71aは第2基材71bを越えて外側へ張り出す張出し部80を有している。
第1基板67a側の第1電極74aはシール材68を横切ってその張出し部80上に延び
出て配線75となっている。また、張出し部80の辺縁には外部接続端子57が形成され
ている。配線基板64は、その外部接続端子57に導電接続されている。第2基板67b
側の第2電極74bは、シール材68の内部に分散された導通材69を介して第1基板6
7a側の配線75に接続されている。なお、導通材69は、図7ではシール材68の幅寸
法とほとんど同じ寸法で描いてあるが、実際は、導通材69はシール材68の幅よりも小
さくなっており、そのため、シール材68の幅方向には複数の導通材69が存在するのが
普通である。
張出し部80の表面において、配線75と外部接続端子57との間には駆動用IC63
がACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)58によって接着されている
。そして、このACF58により、駆動用IC63のバンプが配線75及び外部接続端子
57に導電接続している。この実装構造により、配線基板64から駆動用IC63へ信号
及び電圧が供給される。一方、駆動用IC63からの走査信号及びデータ信号が第1電極
74aや第2電極74bへ伝送される。
図7において、照明装置66は、観察側から見て液晶パネル62の背面に緩衝材88を
挟んで配設され、バックライトとして機能する。この照明装置66は、LED基板87に
支持された光源としてのLED(Light Emitting Diode)86と、導光体82とを有する
。導光体82の観察側の表面には拡散シート83が設けられ、その反対側の面には反射シ
ート84が設けられる。LED86を点状光源とする光は、導光体82の受光面82aか
ら導光体82の内部に取り込まれ、その内部を伝播する間に光出射面82bから面状光と
なって出射する。
上記構成より成る液晶装置61において反射型の表示が行われる場合には、太陽光、室
内光等といった外部光が第2基板67bを通して液晶層65の内部に取り込まれ、反射膜
72で反射した後、再び液晶層65へ供給される。一方、透過型の表示が行われる場合に
は、照明装置66のLED86が発光し、導光体82の光出射面82bから面状の光が出
射し、反射膜72に設けた複数の開口81を通過した光が液晶層65へ供給される。
液晶層65に光が供給されたとき、第1電極74a及び第2電極74bの一方に走査信
号が与えられ、それらの他方にデータ信号が与えられると、当該データ信号が与えられた
部分の表示用ドットに所定電圧が印加されて液晶が駆動され、当該表示用ドットに供給さ
れた光が変調される。このような変調が、有効表示領域V内の表示用ドットごと、換言す
れば画素ごとに行われ、文字、数字、図形等といった希望する像がその有効表示領域V内
に形成され、観察者によって矢印F方向から観察される。
本実施形態の液晶装置61において、第2基材71b上にカラーフィルタ78を形成し
て成るパネル体は、図6のカラーフィルタ基板21によって構成される。このカラーフィ
ルタ基板21は、図6(c)に関連して既に説明したように、ブラックマスク6のコーナ
ー部が外側に張り出さない滑らかな曲線となっているので、そのブラックマスク6の上に
形成されるバンク9はその幅W0を広くとることができる。それ故、色の異なる着色要素
12間で混色が発生することを防止でき、そのため、本実施形態の液晶装置61は鮮明な
カラー表示を行うことができる。
(変形例)
図7の実施形態では、半透過反射型で単純マトリクス方式の液晶装置に本発明を適用し
た。しかしながら、本発明は、これ以外に、反射型表示機能を持たない半透過型の単純マ
トリクス方式の液晶装置や、透過型表示機能を持たない反射型の単純マトリクス方式の液
晶装置や、TFD(Thin Film Diode)等といった2端子型のスイッチング素子を用いた
アクティブマトリクス方式の液晶装置や、TFT(Thin Film Transistor)等といった3
端子型のスイッチング素子を用いたアクティブマトリクス方式の液晶装置等といった各種
の液晶装置に適用できる。
(電子機器の実施形態)
以下、本発明に係る電子機器を実施形態を挙げて説明する。なお、この実施形態は本発
明の一例を示すものであり、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
図8は、本発明に係る電子機器の一実施形態を示している。ここに示す電子機器は、表
示情報出力源101、表示情報処理回路102、電源回路103、タイミングジェネレー
タ104及び液晶装置105によって構成される。そして、液晶装置105は液晶セル1
07及び駆動回路106を有する。
表示情報出力源101は、RAM(Random Access Memory)等といったメモリや、各種デ
ィスク等といったストレージユニットや、ディジタル画像信号を同調出力する同調回路等
を備え、タイミングジェネレータ104により生成される各種のクロック信号に基づいて
、所定フォーマットの画像信号等といった表示情報を表示情報処理回路102に供給する
次に、表示情報処理回路102は、増幅・反転回路や、ローテーション回路や、ガンマ
補正回路や、クランプ回路等といった周知の回路を多数備え、入力した表示情報の処理を
実行して、画像信号をクロック信号CLKと共に駆動回路106へ供給する。ここで、駆
動回路106は、走査線駆動回路(図示せず)やデータ線駆動回路(図示せず)と共に、
検査回路等を総称したものである。また、電源回路103は、上記の各構成要素に所定の
電源電圧を供給する。液晶装置105は、例えば、図7に示した液晶装置61と同様に、
図6のカラーフィルタ基板21を有する液晶装置によって構成できる。
図9は、本発明を電子機器の一例である携帯電話機に適用した場合の一実施形態を示し
ている。ここに示す携帯電話機120は、本体部121と、これに開閉可能に設けられた
表示体部122とを有する。液晶装置によって構成された表示装置123は、表示体部1
22の内部に配置され、電話通信に関する各種表示は、表示体部122にて表示画面12
4によって視認できる。本体部121の前面には操作ボタン126が配列して設けられる
表示体部122の一端部からアンテナ127が出没自在に取付けられている。受話部1
28の内部にはスピーカが配置され、送話部129の内部にはマイクが内蔵されている。
表示装置123の動作を制御するための制御部は、携帯電話機の全体の制御を司る制御部
の一部として、又はその制御部とは別に、本体部121又は表示体部122の内部に格納
される。
図10は、本発明に係る電子機器のさらに他の実施形態であるデジタルカメラであって
、液晶装置をファインダとして用いるものを示している。このデジタルカメラ130にお
けるケース131の背面には液晶表示ユニット132が設けられる。この液晶表示ユニッ
ト132は、被写体を表示するファインダとして機能する。この液晶表示ユニット132
は、例えば図7に示した液晶装置61を用いて構成できる。
ケース131の前面側(図においては裏面側)には、光学レンズやCCD等を含んだ受
光ユニット133が設けられている。撮影者が液晶表示ユニット132に表示された被写
体像を確認して、シャッタボタン134を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信
号が、回路基板135のメモリに転送されてそこに格納される。
ケース131の側面には、ビデオ信号出力端子136と、データ通信用の入出力端子1
37とが設けられている。ビデオ信号出力端子136にはテレビモニタ138が必要に応
じて接続され、また、データ通信用の入出力端子137にはパーソナルコンピュータ13
9が必要に応じて接続される。回路基板135のメモリに格納された撮像信号は、所定の
操作によって、テレビモニタ138や、パーソナルコンピュータ139に出力される。
(変形例)
電子機器としては、以上に説明した携帯電話機や、デジタルカメラの他に、パーソナル
コンピュータ、腕時計型電子機器、PDA(Personal Digital Assistant)、液晶テレビ
、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装
置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話機
、POS端末器等が挙げられる。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定さ
れるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
本発明に係るフォトマスクは、カラーフィルタ基板を構成するブラックマスクを製造す
る際に好適に用いられる。また、本発明に係るカラーフィルタ基板の製造方法は、液晶装
置、有機EL装置等といった電気光学装置に用いられるカラーフィルタ基板を製造する際
に好適に用いられる。また、本発明の電気光学装置は、携帯電話機、携帯情報端末機等と
いった電子機器において情報を映像として表示する際に好適に用いられる。また、本発明
に係る電子機器は、携帯電話機、携帯情報端末機等において鮮明なカラー表示が必要とな
る場合に好適である。
本発明に係るフォトマスクの一実施形態を示す図であり、(a)はその平面断面図、(b)はG−G線に従った断面図、(c)は矢印Dに従った拡大図である。 本発明に係るフォトマスクの他の実施形態を示す図であり、(a)はその平面断面図、(b)はG−G線に従った断面図、(c)は矢印Dに従った拡大図である。 本発明に係るカラーフィルタ基板の製造方法の一実施形態を示す工程図である。 図3の工程図に続く工程図である。 図4の工程図に続く工程図である。 本発明に係るカラーフィルタ基板の一実施形態を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はH−H線に従った断面図、(c)は矢印Eに従った拡大図である。 本発明に係る電気光学装置の一実施形態である液晶装置の断面図である。 本発明に係る電子機器の一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る電子機器の一実施形態である携帯電話機を示す斜視図である。 本発明に係る電子機器の他の実施形態であるデジタルカメラを示す斜視図である。 従来のフォトマスクを用いて製造した従来のカラーフィルタ基板の一例を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はA−A線に従った断面図、(c)は矢印Bに従った拡大図である。
符号の説明
1A,1B.フォトマスク、 2.フォトマスクの基材、 3.遮光部材(遮光領域)、
4.光透過領域、 6.ブラックマスク、 6a.金属膜、
7.カラーフィルタ基板の光透過領域、 8.斜めの縁、 9.バンク、
11.カラーフィルタ、 12.着色要素、 12a.着色要素材料、
13.レジストパターン、 13a.レジスト材、 14.ノズル、
18.湾曲形状の縁、 21.カラーフィルタ基板、 22.基材、
61.液晶装置(電気光学装置)、 62.液晶パネル、
65.液晶(電気光学物質)層、 78.カラーフィルタ、
120.携帯電話機(電子機器)、 130.デジタルカメラ(電子機器)、
L0.面取りの縦寸法、 L1.面取りの横寸法、 Lx.辺の延長線、 R:紫外線


Claims (8)

  1. カラーフィルタ基板のブラックマスク用のフォトマスクにおいて、
    前記ブラックマスクによって囲まれる光透過領域に対応するパターンのコーナー部に面
    取りを設けたことを特徴とするフォトマスク。
  2. 請求項1において、前記面取りは直線状で斜めの線を縁とする面取りであることを特徴
    とするフォトマスク。
  3. 基材上に遮光材料を塗布する工程と、
    前記遮光材料上にレジスト材料を塗布する工程と、
    前記レジスト材料をフォトマスクを介して露光してレジストパターンを形成する工程と

    前記レジストパターンをマスクとして前記遮光材料をエッチングしてブラックマスクを
    形成する工程と
    を有し、
    前記フォトマスクは請求項1又は請求項2に記載のフォトマスクであることを特徴とす
    るカラーフィルタ基板の製造方法。
  4. 請求項1又は2記載のフォトマスクを用いて基板上に所定のパターンのブラックマスク
    を形成したことを特徴とするカラーフィルタ基板。
  5. 基材上に所定パターンのブラックマスクを形成して成るカラーフィルタ基板において、
    請求項3記載のカラーフィルタ基板の製造方法によって製造されたことを特徴とするカラ
    ーフィルタ基板。
  6. 基材上に所定パターンのブラックマスクを形成して成るカラーフィルタ基板において、
    前記ブラックマスクによって囲まれる光透過領域のコーナー部は該光透過領域の各辺の延
    長線よりも内側に存在することを特徴とするカラーフィルタ基板。
  7. 電気光学物質と、該電気光学物質の一方の側に設けられたカラーフィルタ基板とを有し
    、該カラーフィルタ基板は請求項4から請求項6のいずれか1つに記載のカラーフィルタ
    基板であることを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項7記載の電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009015074A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Sanyo Electric Co Ltd カラーフィルタ及びカラーフィルタを搭載した光学センサ並びにそれらの製造方法
US7580095B2 (en) * 2004-10-20 2009-08-25 Sharp Kabushiki Kaisha Substrate for display device
US7803515B2 (en) 2005-11-04 2010-09-28 Seiko Epson Corporation Film pattern forming method, device, electro-optical apparatus, and electronic appliance

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