JP2005128304A - 光ファイバー被覆用樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー素線 - Google Patents
光ファイバー被覆用樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー素線 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005128304A JP2005128304A JP2003364640A JP2003364640A JP2005128304A JP 2005128304 A JP2005128304 A JP 2005128304A JP 2003364640 A JP2003364640 A JP 2003364640A JP 2003364640 A JP2003364640 A JP 2003364640A JP 2005128304 A JP2005128304 A JP 2005128304A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- independently
- compound
- formula
- group
- represented
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【解決手段】 アルコキシシリル化合物(C)として式(I)
(I)
で表される化合物(C1)、水酸基、アミノ基及びメルカプト基から選ばれる基を1分子中に2〜10個有し、分子量が50〜1200の化合物(D1)と式(II)
(II)
で表される化合物(D2)を反応させた、分子中に2以上のアルコキシシリル基を有し、且つラジカル重合性の不飽和二重結合を有しない化合物(C2)、及び前記化合物(D1)とポリイソシアネート化合物(D3)と式(III)
(III)
で表される化合物(D4)を反応させた、1分子中に2以上のアルコキシシリル基を有し、且つラジカル重合性の不飽和二重結合を有しない化合物(C3)より選ばれる1種以上の化合物を含有する光ファイバー被覆用樹脂組成物を用いる。
【選択図】 なし
Description
(式中、R1及びR2は各々独立して、炭素数1〜5のアルキル基を表し、nは2又は3であり、o、p及びqは各々独立して、1〜10の整数である。)で表されるアルコキシシリル化合物(C1)、水酸基、アミノ基及びメルカプト基から選ばれる1種又は2種以上の基を1分子中に2〜10個有し、且つ分子量が50〜1200の化合物(D1)と式(II)
(式中、R1及びR2は各々独立して、炭素数1〜5のアルキル基を表し、mは1〜10の整数であり、nは2又は3である。)で表される化合物(D2)を反応させた反応物であって、分子中に2以上のアルコキシシリル基を有し、且つラジカル重合性の不飽和二重結合を有しないアルコキシシリル化合物(C2)、及び前記化合物(D1)とポリイソシアネート化合物(D3)と式(III)
本発明で用いることのできるアルコキシシリル化合物(C1)は、上記式Iで表される化合物である。中でも、式I中で、R1及びR2は各々独立して、炭素数1〜3のアルキル基であることが好ましく、nは3であることが好ましい。また、o、p及びqは各々独立して、1〜5の整数であることが好ましい。特に、アルコキシシリル化合物(C1)は、下記式(XIV)であることが好ましい。
[式中、Yは炭素数2〜20のアルキレン基を表し、R3及びR4は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r及びsは各々独立して、0〜10の整数である。]
[式中、Z1〜Z8は各々独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表し、Aは-C(CH3)2-、-CH2-又は-SO2-を表し、R3及びR4は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r及びsは各々独立して、0〜10の整数である。]
[式中、R3〜R5は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s及びtは各々独立して、0〜10の整数であり、R11〜R15は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基である。]
[式中、R3〜R5は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s及びtは各々独立して、0〜10の整数であり、R16〜R20は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基である。]
[式中、R3〜R6は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s、t及びuは各々独立して、0〜10の整数であり、R21〜R28は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基である。]
[式中、R3〜R8は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s、t、u、v及びwは各々独立して、0〜10の整数であり、R29〜R44は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基である。]
[式中、R3〜R5は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s及びtは各々独立して、0〜10の整数である。]
[式中、R3〜R5は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s及びtは各々独立して、0〜10の整数である。]
[式中、R3〜R6は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s、t及びuは各々独立して、0〜10の整数である。]
[式中、R3〜R8は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s、t、u、v及びwは各々独立して、0〜10の整数である。]
・ビニル基含有シラン:例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラン等。
・エポキシ基含有シラン:例えば、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等。
・アクリロキシ基含有シラン:例えば、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン等。
・アミノ基含有シラン:例えば、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−4,5−ジヒドロイミダゾロ−1−イル−プロピルトリエトキシシラン、N−[2−(ビニルベンジルアミノ)エチル]−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N,N’−ビス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、等。
・イソシアネート基含有シラン:例えば、γ−イソシアナトプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルメチルジメトキシシラン等。
・光安定化剤として有用なヒンダードアミン類、即ち、2,2,6,6テトラメチルピペリジル基、又は1−アルキル−2,2,6,6テトラメチルピペリジル基を持つ化合物:例えば、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セパケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セパケート、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゼル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシルエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、ポリ〔16−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ−1.3.5−トリアジン−2,4−ジイル〕、〔(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ〕ヘキサメチレン〔(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ〕〕、1−〔2−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル〕−4−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、(ミックスド1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル/トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ミックスド〔1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル/β,β,β’−テトラメチル−3,9−〔2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカシ〕ジエチル〕ジエチル1−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート等。
・ラジカル重合性基をもつヒンダードアミン類としては、アデカスタブLA−87(分子量225.3)、アデカスタブLA−82(分子量239.4)等。
・ラジカル重合性基を持たず、分子量が400未満のヒンダードアミンとして、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアルコール(分子量157)、1−メチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアルコール(分子量171)等。
・硬化膜のヤング率:硬化物のヤング率は0.1〜10.0MPaが好ましい。0.1MPa未満であると、巻き取時に光ファイバーの被覆が破損し、10.0MPaを越えると伝送特性が悪くなる。
・ガラス転移点:−40〜30℃、好ましくは−20℃〜10℃。
・−40℃のヤング率:0.1〜100MPa、好ましくは10〜50MPa。
・引張破断強度:0.5MPa以上、好ましくは2MPa以上。
・引張破断伸び:100%以上、好ましくは150%〜600%の範囲がよい。
(合成例1)
攪拌機、温度計、還流冷却管を備えたフラスコに、市販のポリプロピレングリコール(数平均分子量8000、不飽和度0.013meq/g)800g(0.10モル)、2,4−トリレンジイソシアネート34.8g(0.20モル)、ジブチル錫ジアセテート0.15gを仕込み、攪拌しながら昇温し85℃に保った。85℃になって3時間後、メトキノン0.2g、2,6−ジターシャリブチル−4−メチルフェノール2.0g、2−ヒドロキシエチルアクリレート23.2g(0.20モル)を加え、さらに85℃で4時間反応させ、ラジカル重合性オリゴマー(A1−1)を得た。
攪拌機、温度計、還流冷却管を備えたフラスコに、市販のポリプロピレングリコール(数平均分子量7000、不飽和度0.023meq/g)700g(0.10モル)、2,4−トリレンジイソシアネート34.8g(0.20モル)、ジブチル錫ジアセテート0.15gを仕込み、攪拌しながら昇温し85℃に保った。85℃になって3時間後、メトキノン0.2g、2,6−ジターシャリブチル−4−メチルフェノール2.0g、2−ヒドロキシエチルアクリレート23.2g(0.20モル)を加え、さらに85℃で4時間反応させ、ラジカル重合性オリゴマー(A1−2)を得た。
表1及び表2の組成の1次被覆材、及びポリテトラメチレングリコールのウレタンアクリレートを主成分とする紫外線硬化型樹脂組成物を2次被覆材として外径250μmの光ファイバーを線引きして、各実施例及び比較例の組成物を1次被覆材とする2層被覆構造の光ファイバーを製造した。
各実施例及び比較例の組成物を1次被覆材として製造した光ファイバーから、実施例1の樹脂組成物を1次被覆剤として製造した光ファイバーから25本、実施例2の樹脂組成物を1次被覆剤として製造した光ファイバーから25本、といった具合に、実施例及び比較例それぞれについて、初期破断強度測定用のサンプル25本を切り出した。測定用サンプルの長さは50cmとし、引張速度25mm/分で市販の引張試験器(島津製作所製オートグラフ、測定雰囲気:23℃、50%RH)で測定した。各実施例及び比較例の組成物を用いた光ファイバーについて、破断強度の平均(25本の平均値)を求め、それを「初期破断強度」とした。
初期破断強度の測定と同様に、各実施例及び比較例の組成物を1次被覆材として製造した光ファイバーを85℃、85%RHの雰囲気中に30日間放置した。その後、25本の評価用サンプルを各実施例及び比較例の組成物により製造した光ファイバーから切り出し、引張速度25mm/分で破断強度を測定した。各実施例及び比較例、それぞれ25本のサンプルの測定値を基に、破断強度の平均値(25本の平均値)を求め、それを「湿熱破断強度」とした。そして、上記の「初期破断強度」を用いて、下記の式により(湿熱/初期)破断強度比を計算した。この(湿熱/初期)破断強度比が「湿熱強度特性の値」である。結果を表1に示した。
(湿熱/初期)破断強度比(%)=[(湿熱破断強度)/(初期破断強度)]×100
(湿熱/初期)破断強度比(「湿熱強度特性の値」)が90%以上を○、90%未満を×とした。
初期破断強度の測定と同様に、各実施例及び比較例の組成物を1次被覆材として製造した光ファイバーを85℃温水の雰囲気中に30日間放置した。その後、25本の評価用サンプルを各実施例及び比較例の組成物により製造した光ファイバーから切り出し、引張速度25mm/分で破断強度を測定した。各実施例及び比較例、それぞれ25本のサンプルの測定値を基に、破断強度の平均値(25本の平均値)を求め、それを「温水破断強度」とした。そして、上記の「初期破断強度」を用いて、下記の式により(温水/初期)破断強度比を計算した。この(温水/初期)破断強度比が「温水強度特性の値」である。結果を表1に示した。
(温水/初期)破断強度比(%)=[(温水破断強度)/(初期破断強度)]×100
(温水/初期)破断強度比(「温水強度特性の値」)が90%以上を○、90%未満を×とした。
表1に示した各実施例及び表2に示した比較例の光ファイバー被覆用樹脂組成物を、ガラス板に厚さ100ミクロンで塗布し、窒素雰囲気で10mJ/cm2と500mJ/cm2の照射量で硬化させ、硬化フィルムを得た。これをJIS K7113に準拠し、23℃、50%RHの雰囲気下で引っ張り速度1mm/分、標線間距離25mmで測定し、2.5%割線弾性率(ヤング率)を求めた。10mJ/cm2における2.5%割線弾性率と500mJ/cm2における2.5%割線弾性率の比率を求め、これを高速硬化性とした。10mJ/cm2における2.5%割線弾性率と500mJ/cm2における2.5%割線弾性率の比率が、80%以上を○、70%以上80%未満を△、70%未満を×とした。
表1に示した各実施例及び表2に示した比較例の光ファイバー被覆用樹脂組成物を、ガラス板に厚さ200ミクロンで塗布し、窒素雰囲気で200mJ/cm2の照射量で硬化させ、硬化フィルムを得た。これをJIS Z0237の「180度引き剥がし法」に準拠し、23℃、50%RHの雰囲気下で、引き剥がし速度100mm/分で測定し、ガラス密着力を求めた。ガラス密着力が20g/cm以上50g/cm未満を○、50g/cm以上および20g/cm未満を×とした。
ガラス密着力が50g/cm以上であると、光ファイバー被覆用樹脂組成物の硬化皮膜をガラス心線から剥離する際にガラス心線の表面に硬化皮膜の一部が残り易くなり、また、ガラス密着力が20g/cm未満の場合、光ファイバーの敷設中、あるいは敷設後に硬化皮膜とガラス心線が剥離するトラブルが起こり易くなる。
1.ラジカル重合性モノマー(A2)
(A2−1);ノニルフェノールエチレンオキサイド変性(1モル)アクリレート(第一工業製薬株式会社製のニューフロンティアNP−1)
(A2−2);ノニルフェノールエチレンオキサイド変性(4モル)アクリレート(第一工業製薬株式会社製のニューフロンティアNP−1)
(A2−3);N−ビニルカプロラクタム
2.アルコキシシリル化合物(C)
前記式(XIV)の化合物;1,3,5−N−トリス(3−トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート(日本ユニカー社Y−11597)
前記式(XV)の化合物;トリメチロールプロパンにプロピレンオキシドを3モル付加させたトリオールにγ−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン(日本ユニカー社A−1310)を3モル付加させた化合物
前記式(XVI)の化合物;トリメチロールプロパンにプロピレンオキシドを3モル付加させたトリオールにトリレンジイソシアネートを3モル付加させ、残ったイソシアネート基にγ−メルカプトプロピルトリエトキシシランを3モル付加させた化合物
3.シランカップリング剤(E)
(E−1);γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン
(E−2);テトラエトキシシラン
(E−3);トリメチロールプロパンにプロピレンオキシドを3モル付加させたトリオールにトリレンジイソシアネートを3モル付加させ、残ったイソシアネート基にγ−メルカプトプロピルトリエトキシシランを1モルおよび2−ヒドロキシエチルアクリレートを2モル付加させた化合物
4.光重合開始剤(B)
(B−1);2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド
(B−2);ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキシド
5.ヒンダードアミン系光安定剤(F)
(F−1);ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート
Claims (7)
- ラジカル重合性化合物(A)、光重合開始剤(B)、及びアルコキシシリル化合物(C)を含有する光ファイバー被覆用樹脂組成物であって、前記アルコキシシリル化合物(C)が、式(I)
(式中、R1及びR2は各々独立して、炭素数1〜5のアルキル基を表し、nは2又は3であり、o、p及びqは各々独立して、1〜10の整数である。)で表されるアルコキシシリル化合物(C1)、水酸基、アミノ基及びメルカプト基から選ばれる1種又は2種以上の基を1分子中に2〜10個有し、且つ分子量が50〜1200の化合物(D1)と式(II)
(式中、R1及びR2は各々独立して、炭素数1〜5のアルキル基を表し、mは1〜10の整数であり、nは2又は3である。)で表される化合物(D2)を反応させた反応物であって、分子中に2以上のアルコキシシリル基を有し、且つラジカル重合性の不飽和二重結合を有しないアルコキシシリル化合物(C2)、及び前記化合物(D1)とポリイソシアネート化合物(D3)と式(III)
(式中、R1及びR2は各々独立して、炭素数1〜5のアルキル基を表し、Xはメルカプト基又はアミノ基を表し、mは1〜10の整数であり、nは2又は3である。)で表される化合物(D4)を反応させた反応物であって、1分子中に2以上のアルコキシシリル基を有し、且つラジカル重合性の不飽和二重結合を有しないアルコキシシリル化合物(C3)より選ばれる1種又は2種以上のアルコキシシリル化合物であることを特徴とする光ファイバー被覆用樹脂組成物。 - 前記化合物(D1)が、式(IV)
[式中、Yは炭素数2〜20のアルキレン基を表し、R3及びR4は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r及びsは各々独立して、0〜10の整数である。]で表される化合物(D1−1)、式(V)
[式中、Z1〜Z8は各々独立して、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表し、Aは-C(CH3)2-、-CH2-又は-SO2-を表し、R3及びR4は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r及びsは各々独立して、0〜10の整数である。]で表される化合物(D1−2)、式(VI)
[式中、R3〜R5は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s及びtは各々独立して、0〜10の整数であり、R11〜R15は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基である。]で表される化合物(D1−3)、式(VII)
[式中、R3〜R5は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s及びtは各々独立して、0〜10の整数であり、R16〜R20は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基である。]で表される化合物(D1−4)、式(VIII)
[式中、R3〜R6は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s、t及びuは各々独立して、0〜10の整数であり、R21〜R28は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基である。]で表される化合物(D1−5)、及び式(IX)
[式中、R3〜R8は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s、t、u、v及びwは各々独立して、0〜10の整数であり、R29〜R44は各々独立して、水素原子又は炭素原子数1〜10のアルキル基である。]で表される化合物(D1−6)から選ばれる1種又は2種以上の化合物である請求項1記載の光ファイバー被覆用樹脂組成物。 - 前記化合物(D1)が、式(X)
[式中、R3〜R5は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s及びtは各々独立して、0〜10の整数である。]で表される化合物、式(XI)
[式中、R3〜R5は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s及びtは各々独立して、0〜10の整数である。]で表される化合物、式(XII)
[式中、R3〜R6は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s、t及びuは各々独立して、0〜10の整数である。]で表される化合物、及び式(XIII)
[式中、R3〜R8は各々独立して、-CH(R9)-CH(R10)-(式中、R9及びR10は各々独立して、水素原子、メチル基又はエチル基を表す。)又は-(CH2)4-を表し、r、s、t、u、v及びwは各々独立して、0〜10の整数である。]で表される化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物である請求項1記載の光ファイバー被覆用樹脂組成物。 - 請求項1、2、3、4、5又は6のいずれかに記載の樹脂組成物で被覆されたことを特徴とする光ファイバー素線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003364640A JP2005128304A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 光ファイバー被覆用樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー素線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003364640A JP2005128304A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 光ファイバー被覆用樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー素線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005128304A true JP2005128304A (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=34643564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003364640A Pending JP2005128304A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 光ファイバー被覆用樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー素線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005128304A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013194055A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Evonik Degussa Gmbh | イソシアナトアルキル−トリアルコキシシラン及び脂肪族のアルキルで分岐したジオール又はポリオールからの付加物 |
JP2014205583A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-30 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ素線およびその製造方法 |
-
2003
- 2003-10-24 JP JP2003364640A patent/JP2005128304A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013194055A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Evonik Degussa Gmbh | イソシアナトアルキル−トリアルコキシシラン及び脂肪族のアルキルで分岐したジオール又はポリオールからの付加物 |
JP2014205583A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-30 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ素線およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101105001B1 (ko) | 경화성 액체 조성물, 경화된 층 및 코팅된 광섬유 | |
EP3842395A1 (en) | Optical fiber | |
JP5106730B2 (ja) | 光硬化型樹脂組成物及び該組成物を用いた光ファイバ素線及び光ファイバテープ心線 | |
JP2009143026A (ja) | 透明導電性フィルム | |
WO2019159977A1 (ja) | 紫外線硬化型樹脂組成物及び光ファイバ | |
JP2006274005A (ja) | 光ファイバー被覆用樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー素線 | |
JP2003241032A (ja) | 光ファイバー被覆用樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー心線 | |
JP2015193820A (ja) | 硬化性樹脂組成物及び基板端部保護剤 | |
JP2014118319A (ja) | 光ファイバー被覆用樹脂組成物、光ファイバー素線および光ファイバー素線の製造方法 | |
JP4032754B2 (ja) | 光ファイバー被覆用樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー | |
JP2004070129A (ja) | 光ファイバー被覆用樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー素線 | |
JP6044318B2 (ja) | 光ファイバー素線 | |
JP2005128304A (ja) | 光ファイバー被覆用樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー素線 | |
EP4227278A1 (en) | Resin composition, optical fiber, and method for producing optical fiber | |
JP4038713B2 (ja) | 光ファイバー被覆用樹脂組成物 | |
JP4869548B2 (ja) | 光ファイバー被覆用樹脂組成物及びこれを用いた光ファイバー素線及び光ファイバーユニット | |
JP2012184371A (ja) | シリコーン樹脂組成物及びその成形体 | |
US20230193073A1 (en) | Resin composition, optical fiber, and method for producing optical fiber | |
JP2008176901A (ja) | 光記録媒体用放射線硬化性組成物、及び光記録媒体 | |
JPH09296017A (ja) | 光ファイバ被覆用光硬化型樹脂組成物 | |
JP4594775B2 (ja) | 液状硬化性樹脂組成物 | |
WO2010008201A2 (en) | Uv-curable coating composition having improved water resistance and optical fiber using the same | |
JP4325176B2 (ja) | 光ファイバー被覆用樹脂組成物及びそれを用いた素線、ユニット | |
EP4227333A1 (en) | Resin composition, optical fiber, and method for manufacturing optical fiber | |
JP2007025547A (ja) | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及びそれを用いた光ファイバー単心線 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050825 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080617 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081202 |