JP2005126429A - 免疫賦活剤、食品及び液状食品組成物 - Google Patents

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Abstract

【解決課題】アマノリ属海藻の水溶性画分に含まれるポルフィランの新たな用途を開発する。
【解決手段】本発明者らは、アマノリ属海藻の水溶性画分及びその主成分であるポルフィランが、免疫賦活作用を有し、特に腸管膜リンパ節リンパ球のIgA産生能及び血清中IgA濃度を向上させることを初めて見出した。この知見に基づき、ポルフィランを含む医薬製剤、食品組成物、及び液状食品組成物が提供された。食品組成物にはポルフィランが35〜90重量%含まれることが好ましく、液状食品組成物には、ポルフィランが0.01〜2.5重量%含まれることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、アマノリ属海藻成分であるポルフィランを利用した免疫賦活剤、並びに食品組成物、及び液状食品組成物に関する。
有明海沿岸は、全国有数の養殖ノリ生産地であるところ、生産されるノリの中には「色落ちノリ」「下等ノリ」などの商品価値の低いノリが含まれ、これらのノリが大量に廃棄されている。このため、このような廃棄ノリの有効利用による生産者コストの低減、環境負荷の低減が急務となっている。
アマノリ属海藻には、主成分の一つとして粘性多糖類であるポルフィランが含まれている。近年、ポルフィランが種々の生理活性を有することが報告されている。
例えば特許文献1には、アマノリ属海藻を微生物由来のポルフィラン分解酵素で分解して得られるネオアガロオリゴ糖及びそれを脱硫化して得られる中性糖を主成分とする混合物を、マウスのマクロファージ細胞を含む腹腔内細胞浮遊液に添加することにより、インターロイキンの一種であるIL-12が誘導されたことが記載されている。また、このアマノリ属海藻由来の混合物をサルモネラ菌強毒株を感染させたマウスに経口投与すると、延命効果が認められたことが記載されている。しかし、特許文献1はポルフィランの分解産物の用途を提供するものであり、分解工程を経る分コスト高になる。
この他、ポルフィランには、血中コレステロール低下作用(非特許文献1)、抗腫瘍活性(非特許文献2)等の生理活性が報告されている。
特開平14-193828 Fisheries Sci 60(1),83-88(1994) Biosci.Biotechnol.Biochem. 59(10),1993-1937(1995)
本発明は、アマノリ属海藻の水溶性画分に含まれるポルフィランの新たな用途を開発することを課題とする。
本発明者は、アマノリ属海藻の有効利用のために研究を重ね、以下の知見を得た。即ち、アマノリ属海藻を水、または緩衝液を用いて抽出することにより得られる水溶性画分から精製したポルフィランをラットに経口投与することにより、同じ食物繊維であるセルロースを経口投与したラットに較べて、腸管膜リンパ節リンパ球における抗体産生能、特にIgA産生能が有意に向上する。また、血清IgA濃度も向上する。
また、ポルフィランを含む食品組成物は、ポルフィラン濃度が35〜90重量%程度であれば、無理なく摂取できる量で免疫賦活作用が得られ、かつ繊維摂取量が多すぎて下痢などを起こすことがない。また、ポルフィランを含む液状食品組成物は、ポルフィラン濃度が0.01〜2.5重量%程度であれば、液状を保つことができ、かつ無理なく摂取できる量で免疫賦活作用が得られる。
本発明は前記知見に基づき完成されたものであり、以下の免疫賦活剤、食品組成物、及び液状食品組成物を提供する。
項1. ポルフィランを含む免疫賦活剤。
項2. ポルフィランを含む腸管免疫賦活剤。
項3. ポルフィランを含むIgA産生誘導剤。
項4. ポルフィランを含み、以下の(i)〜(vi)のいずれかの表示を付した食品又は液状食品組成物。
(i)免疫機能を賦活する旨の表示
(ii)腸管免疫機能を賦活する旨の表示
(iii)抗体産生能を増強する旨の表示
(iv)感染症を予防する旨の表示
(v)アレルギーを緩和させる旨の表示
(vi)体調を維持する旨の表示
項5. ポルフィランを35〜90重量%含む食品組成物。
項6. ポルフィランを40〜90重量%含む項5に記載の栄養補助食品組成物。
項7. ポルフィラン;並びに
カルシウム、鉄、マグネシウム、銅、及び亜鉛からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属塩を含む項5又は6に記載の食品組成物。
項8. ポルフィランを100重量部に対して、上記金属塩を0.01〜50重量部含む項7に記載の食品組成物。
項9. ポルフィラン;並びに
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシンアミド、葉酸、パントテン酸、ユビキノン、及びL-アスコルビン酸からなる群より選ばれる少なくとも一種のビタミン類化合物を含む項5又は6に記載の食品組成物。
項10. ポルフィランを100重量部に対して、上記ビタミン類化合物を0.0001〜30重量部含む項9に記載の食品組成物。
項11. ポルフィラン;並びに
アントシアニン、ケルセチン、カテキン、ヘスペリジン、ノビレチン、ルテオリン、イソリクイリチゲニン、ゲニスティン、ダイゼイン、グリシテイン、及びリスベラトロールからなる群より選ばれる少なくとも1種のフラボノイド群化合物を含む項5又は6に記載の食品組成物。
項12. ポルフィランを100重量部に対して、上記フラボノイド群化合物を1〜50重量部含む項11に記載の食品組成物。
項13. ポルフィランを0.01〜2.5重量%含む液状食品組成物。
項14. ポルフィラン;並びに
カルシウム、鉄、マグネシウム、銅、及び亜鉛からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属塩を含む項13に記載の液状食品組成物。
項15. ポルフィランを100重量部に対して、上記金属塩を0.01〜100重量部含む項14に記載の液状食品組成物。
項16. ポルフィラン;並びに
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ユビキノン、及びL-アスコルビン酸からなる群より選ばれる少なくとも一種のビタミン類化合物を含む項13に記載の液状食品組成物。
項17. ポルフィランを100重量部に対して、上記ビタミン類化合物を0.0003〜15重量部含む項16に記載の液状食品組成物。
項18. ポルフィラン;並びに
アントシアニン、ケルセチン、カテキン、ヘスペリジン、ノビレチン、ルテオリン、イソリクイリチゲニン、ゲニスティン、ダイゼイン、グリシテイン、及びリスベラトロールからなる群より選ばれる少なくとも1種のフラボノイド群化合物を含む項13に記載の液状食品組成物。
項19. ポルフィランを100重量部に対して、上記フラボノイド群化合物を1〜50重量部含む項18に記載の液状食品組成物。
本発明によれば、ポルフィランを利用した免疫賦活剤、食品組成物、及び液状食品組成物が提供された。
さらにいえば、アマノリ属海藻の水溶性画分の主要成分であるポルフィランは免疫賦活作用を示す。免疫を賦活できる程度のポルフィランをアマノリ属海藻そのものから摂取しようとすると、消化管内で海藻から抽出されるポルフィランの含量が少ないために、有効量を摂取すること自体が困難であり、仮に摂取できたとしても摂食量が多くなりすぎて他の栄養が不足したり、下痢を起こしたりする恐れがある。また、アマノリ属海藻は、カロテノイド色素を多く含んでおり、海藻そのままの状態で過剰に摂取すると、ビタミンA過剰症に陥る恐れがある。これに対して、抽出又は単離したアマノリ属海藻の水溶性画分、特にポルフィランを摂取する場合は、少量摂取するだけで有効な免疫賦活効果が得られるため、副作用を引き起こすことがなく、摂取し易く、さらに他の栄養も十分に摂取することができる。
また、ポルフィランはその由来により成分比率が異なるが、後述するように、その生理活性はポルフィランの由来によっては殆ど異ならない。従って、従来廃棄されている低級ノリ、色落ちノリなどからも調製することができ、食品廃棄物を有効利用することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
(I)免疫賦活剤
本発明の免疫賦活剤はポルフィランを有効成分として含む。
ポルフィラン
ポルフィランは、D-ガラクトース、3,6-アンヒドロ-L-ガラクトース又はL-ガラクトース-6-硫酸、及びこれらのD-ガラクトース類の一部のC-6がメチル化されたものを主に含む混合物である。ポルフィランは、複数成分の混合物であるため、出発原料及び製造方法によりその成分比率が異なるが、本発明におけるポルフィランにはどのような成分比率のものも含まれる。
ポルフィランの由来は特に限定されない。但し、ポルフィランはアマノリ属海藻の水溶性画分に多く含まれているため、アマノリ属海藻の水溶性画分に由来するものであることが好ましい。アマノリ属海藻は、原始紅藻綱、ウシケノリ目、ウシケノリ科、アマノリ属(学名:Porphyra Agardh、慣用名:Porphyra)に属する藻類であり、例えば、アサクサノリ、スサビノリ、ウツブルノリ、マルバアマノリ、マルバチシマクロノリ、オオノノリ等がアマノリ属海藻に含まれる。特に、ポルフィランを多く含むために製造効率が良い点、及び、安定的に供給できる点で、スサビノリの水溶性画分に由来するものであることが好ましい。
また、スサビノリより得られる板ノリは、品質、色沢、香味、形態等の違いにより、いくつかの等級(規格)に分類されており、等級の違いにより、タンパク質、アミノ酸、香味成分等の種類や含量に差異が認められる。ポルフィランは、いずれの等級のノリにもほぼ同量含まれているが、その糖組成に若干の違いが認められる。等級が高いノリ(高級ノリ)から得られるポルフィランは、等級が低いノリ(低級ノリ)由来のポルフィランに較べ、ガラクトース-6-硫酸の比率が高い。本発明の免疫賦活剤に含まれるポルフィランは、いずれの等級のノリに由来するものであってもよいが、後述するように、ガラクトース-6-硫酸の比率が高い、すなわち硫酸基含量が相対的に高いポルフィランの方が、免疫賦活効果が高い点では好ましい。また、上述した廃棄ノリの有効利用の観点からは、通常低級ノリである廃棄ノリ由来のポルフィランの方が好ましい。
本発明においては、例えばアマノリ属海藻からバッチ式抽出装置等を用いて水溶液画分を抽出した後、アルコール沈殿精製法、第4級アンモニウム塩による沈殿精製法、イオン交換クロマトグラフィーによる精製法等にて精製することにより得られたポルフィランを用いることができる。
ポルフィランは、少量の夾雑物を含む粗標品であってもよく又は完全若しくは略完全に精製された単品であってもよいが、最終製品はポルフィランの精製度にして50%以上、特に70%以上、さらに特に85%以上の精製品であることが望ましい。
ポルフィランは、アマノリ属海藻の水溶性画分そのものとして、本発明の免疫賦活剤中に含まれていてもよい。アマノリ属海藻の水溶性画分とは、アマノリ属海藻から水により抽出される成分を指す。抽出には純水、塩を含む溶液、緩衝液などを使用することができる。抽出に用いる溶液は、特に水が好ましい。水溶性画分は、抽出したままの粘性液体状態であってもよく、又は、その乾燥品であってもよい。
ポルフィランは、それ単独でそのまま摂取することができ、また食品などへの添加剤としても使用できる。ポルフィランが粉末又は顆粒状などであるときは、保存及び市場での流通が容易である。また粘性液体である場合は、嚥下が困難なお年寄りや、不器用な幼児でもそのまま摂取し易い。
製剤
本発明の免疫賦活剤において、ポルフィラン(又はアマノリ属海藻の水溶性画分)は、薬学的に許容される担体とともに適当な製剤とすることができる。このような担体として、賦形剤、結合剤、崩壊剤、潤沢剤、付湿剤等が挙げられる。また、酸化防止剤のような慣用の添加剤なども含まれていてよい。製剤の形態は特に限定されず、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、シロップ剤等のどのような形態であってもよい。
賦形剤としては、公知のものを広く使用でき、例えば、乳糖、ショ糖、ブドウ糖等の各種の糖類;バレイショデンプン、コムギデンプン、トウモロコシデンプン等の各種デンプン類、;結晶セルロース等の各種セルロース類;無水リン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム等の各種無機塩類等が挙げられる。但し、ポルフィラン自体が賦形効果を有するため、別途賦形剤を使用しなくても良い。
結合剤としては、公知のものを使用でき、例えば、結晶セルロース、プルラン、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、マクロゴール等が挙げられる。但し、ポルフィラン自体が結合効果を有するため、別途結合剤を使用しなくても良い。
崩壊剤としては、公知のものを広く使用でき、例えば、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、デンプン、アルギン酸ナトリウム等が挙げられる。
潤沢剤としては、公知のものを広く使用でき、例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、硬化油などが挙げられる。
付湿剤としては、公知のものを広く使用でき、例えば、ココナッツ油、オリーブ油、ゴマ油、落花生油、大豆リン脂質、グリセリン、ソルビトール等が挙げられる。
免疫賦活剤の製剤中に含まれるポルフィランの量は、投与対象又は患者の年齢、体重、症状等によって異なり一概に規定できないが、1日摂取量が0.01〜60g程度、特に0.1〜30g程度になるような量含まれていればよい。この程度の量であれば、十分に免疫賦活効果が得られるとともに、繊維摂取量が多くなりすぎて下痢などを引き起こすことがない。
1日1回投与する製剤である場合は、1日必要量が一つの製剤に含まれていればよく、例えば1日3回投与する製剤である場合は、1日必要量の3分の1が製剤に含まれていればよい。
また、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤のような固形製剤の場合は、製剤中にポルフィランが35〜90重量%程度含まれていることが好ましい。上記範囲であれば、ポルフィランの有する粘性にかかわらず、容易に製剤化できる。また、シロップ剤のような液体製剤の場合は、製剤中にポルフィランが0.1〜3重量%程度含まれていることが好ましい。これにより、服用し易い程度の粘度を有するシロップ剤となる。
本発明の免疫賦活剤は、特に腸管免疫を賦活する腸管免疫賦活剤として好適に使用できる。中でも、腸管リンパ組織(特に腸管膜リンパ節)におけるIgA産生を誘導するIgA産生誘導剤として好適に使用できる。加えて、血清中のIgA濃度を向上させるためにも好適に使用できる。
腸管のリンパ組織において産生されたIgAは、腸管粘膜や消化液中に存在してウィルス、細菌、細菌の生産する毒素又はその他のアレルゲンなどの生体異物の吸収を阻害する機能を有する。このように、ポルフィランは、腸管におけるIgA産生能を向上させることにより、微生物感染や食物アレルギーを予防又は改善することができる。
このことから、ポルフィランを含む本発明の製剤は、感染症の予防若しくは治療剤、又は食物アレルギーの予防若しくは治療剤として好適に使用できる。
(II)食品組成物・液状食品組成物
本発明の食品組成物及び液状食品組成物は、ポルフィラン(又はアマノリ属海藻の水溶性画分)を有効成分として含む免疫賦活用の組成物である。
食品組成物及び液状食品組成物中に含まれるポルフィランの量は、食品及び飲料の種類、摂食対象の年齢、体重、生活習慣等によって異なり一概に規定できないが、1日摂取量が0.01〜60g程度、特に0.1〜30g程度になるような量含まれていればよい。この程度の量であれば、十分にその効果が得られるとともに、繊維摂取量が多くなりすぎて下痢などを引き起こすことがない。
本発明の食品組成物は、食品の種類によって異なるが、ポルフィランを35〜90重量%程度含むことが好ましく、40〜90重量%程度含むことがより好ましく、50〜90重量%程度含むことがさらにより好ましい。上記範囲であれば、免疫賦活に必要な量のポルフィランを無理なく摂取することが可能である。また、上記の範囲であれば、繊維摂取量が多すぎて下痢などを引き起こすということがない。
中でも、食品組成物が通常の食品を含むものではなく、錠剤やカプセル形状の栄養補助食品(サプリメント)である場合は、ポルフィランを40〜90重量%程度含むことが好ましく、50〜90重量%程度含むことがより好ましく、60〜90重量%程度含むことがさらにより好ましい。上記範囲であれば、食間あるいは食前食後等に、1日に又は1回で必要な量のポルフィランを無理なく摂取することが可能である。また、上記の範囲であれば、繊維摂取量が多すぎて下痢などを引き起こすということがない。
本発明の食品組成物には、後述する液状食品組成物以外の食品が含まれる。その他に、食品に通常含まれる各種の添加剤が含まれていてもよい。
食品組成物に含まれる食品としては、例えば、ゼリー、ふりかけ、乳製品(チーズ、ヨーグルト、バターなど)などが挙げられる。特に、ふりかけが好適である。
また、食品組成物が栄養補助食品組成物(サプリメント)である場合は、いわゆる食品ではなく、例えば医薬品に用いられる賦型剤が含まれていても構わないが、ポルフィラン自体が賦形効果を有するため、別途賦形剤を使用しなくても良い。
本発明の液状食品組成物は、組成物の種類によって異なるが、ポルフィランを0.01〜2.5重量%程度含むことが好ましく、0.1〜2.5重量%程度含むことがより好ましい。上記の範囲であれば、液状食品としての流動性又は粘性を保つことができるとともに、無理なく摂取できる量で免疫賦活効果が得られる。即ち、上記範囲であれば、食間あるいは食前食後等に、1日に又は1回で必要な量のポルフィランを無理なく摂取することができる。
特に、液状食品が清涼飲料、乳飲料、加工乳、茶、栄養ドリンク、スープ等の飲料である場合は、ポルフィランの有する粘性の点から、0.1〜1重量%程度含むことが品質上好ましい。また、液状食品組成物が甘味料、ドレッシング、マヨネーズ、ケチャップ、ソースなどの調味料、シロップである場合は、同じくポルフィランの有する粘性の点から、0.5〜2.5重量%程度含むことが好ましい。
ポルフィランは塩濃度の高い液あるいは酸性の液にも溶解しうるので、調味料のような塩濃度の高い食品、酸性の食品にも含有させることができるのが特長である。基材食品としては、ドレッシング、マヨネーズ、ケチャップ、ソースなどの調味料、シロップのように、ある程度のトロミの必要な液状食品が形態上好適である。ポルフィランはそれ自体無色に近い透明な粘性液体であり、またその乾燥品は液体に溶解させると無色透明な液体を与える点でも、これらは液状食品組成物の添加剤として使用し易い。
食品組成物及び液状食品組成物中に含まれるポルフィラン(又はアマノリ属海藻の水溶液画分)の形態は特に限定されず、添加により組成物本来の風味や食感を損なわない形態で含まれていればよい。例えば、液状食品組成物には粘性液体の形態で添加すればよく、水分の少ない食品には乾燥品を添加すればよい。
金属塩
本発明の食品組成物及び液状食品組成物は、ポルフィランに加えて、カルシウム、鉄、マグネシウム、銅および亜鉛からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属の塩を含むことが好ましい。中でも、カルシウム、マグネシウムおよび鉄が好ましく、カルシウムがより好ましい。
これにより、ポルフィランの免疫賦活効果だけでなく、金属塩の有する生体維持機能(骨形成、生殖機能、代謝調節など)、健康増進機能(循環器系疾患の予防、性機能の改善など)のような効果も併せて得ることができ、好適である。
この場合、食品組成物及び液状食品組成物は、ポルフィラン100重量部に対して、上述の金属塩類を0.01〜50重量部程度含むことが好ましく、0.03〜30重量部程度含むことがより好ましい。
特に、食品組成物が例えば錠剤形状のサプリメントである場合は、このようなサプリメントは、ポルフィラン100重量部に対して、上述の金属塩類を0.03〜30重量部程度含むことが好ましく、0.05〜20重量部程度含むことがより好ましい。
上記範囲であれば、ポルフィランおよび金属塩の有する効果を1日又は1回の摂取により無理なく得ることができる。また、余りに金属塩の含有比率が大きい場合、過剰摂取を引き起こす要因となるが、上記範囲であればこのような問題は生じない。
液状食品組成物は、ポルフィラン100重量部に対して、上述の金属塩を0.01〜100重量部程度含むことが好ましく、0.03〜30重量部程度含むことがより好ましい。金属塩が上記の範囲で含まれていれば、ポルフィラン及び金属塩類の効果を有効に得ることができる。また、金属塩の共存によりポルフィランが不溶化することもなく、ポルフィランの利用効率の低下は認められないのが特長である。
液状食品組成物として、例えばポルフィラン0.5〜3重量%程度を含み、ポルフィラン100重量部に対して、カルシウム塩5〜20重量部程度、マグネシウム塩3〜7重量部程度、鉄塩1〜3重量部程度、亜鉛塩0.3〜1.0重量部程度、銅塩0.05〜0.2重量部程度含むものを好ましく挙げることができる。
栄養補助食品として、例えばポルフィランを65 〜85重量%含み、ポルフィラン100重量%に対して、カルシウム塩10〜30重量部程度、マグネシウム塩5〜15重量部程度、鉄塩1〜5重量部程度、亜鉛塩0.3〜1.0重量部程度、銅塩0.05〜0.2重量部程度含むものを好ましく挙げることができる。
ビタミン類化合物
また本発明の食品組成物及び液状食品組成物は、ポルフィランに加えて、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ユビキノン、及びL-アスコルビン酸からなる群より選ばれる少なくとも一種のビタミン類化合物を含むことが好ましい。中でも、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、L-アスコルビン酸が好ましい。これにより、ポルフィランの免疫賦活効果だけでなく、これらのビタミン類化合物の有するサプリメント効果も併せて得ることができ、好適である。
この場合、上記組成物は、ポルフィラン100重量部に対して、上述のビタミン類化合物を0.0001〜30重量部程度含むことが好ましく、0.0003〜20重量部程度含むことがより好ましい。
中でも、食品組成物が例えば錠剤形状の栄養補助食品(サプリメント)である場合は、このようなサプリメントは、ポルフィラン100重量部に対して、上述のビタミン類化合物を0.0001〜30重量部程度含むことが好ましく、0.0003〜20重量部程度含むことがより好ましい。
液状食品組成物である場合は、ポルフィラン100重量部に対して、上述のビタミン類化合物を0.0003〜15重量部程度含むことが好ましく、0.0002〜15重量部程度含むことがより好ましく、0.0003〜5重量部程度含むことがさらにより好ましい。
ビタミン類化合物が上記の範囲で含まれていれば、ポルフィランとビタミン類化合物の両方の効果を有効に得ることができる。また、上記ビタミン類化合物の含有量が余りに多いと過剰摂取の要因となるが、上記範囲であればこのような問題は生じない。なお、ポルフィランは上述のビタミン類化合物との共存下においても、凝集・不溶化することがなく、従って、その効果も失われることはない。
ビタミン類化合物を含む液状食品組成物として、例えばポルフィラン0.5〜3重量%程度を含み、ポルフィラン100重量部に対して、L-アスコルビン酸3〜8重量部程度、ビタミンB1を0.01〜0.05重量部程度、ビタミンB2を0.01〜0.05重量部程度、ビタミンB6を0.01〜0.05重量部程度、ビタミンB12を0.0001〜0.0005重量部程度、ナイアシンアミドを0.5〜1.5重量部程度含むものを好ましく挙げることができる。
また、例えばポルフィラン0.5〜1重量%程度を含み、ポルフィラン100重量部に対して、L-アスコルビン酸3〜10重量部程度、ブルーベリー由来アントシアニンエキス0.4〜1重量部程度(アントシアニンとして0.2〜0.5重量部程度)含む液状食品組成物を好ましく挙げることができる。
また、食品組成物が例えば錠剤形状のサプリメントである場合は、ポルフィランを75〜90重量%程度含み、ポルフィラン100重量部に対してL-アスコルビン酸10〜30重量部程度、ビタミンB1を0.05〜0.15重量部程度、ビタミンB2を0.05〜0.15重量部程度、ビタミンB6を0.1〜0.3重量部程度、ビタミンB12を0.0001〜0.0005重量部程度含むものを好ましく挙げることができる。
フラボノイド群化合物
また本発明の食品組成物及び液状食品組成物は、ポルフィランに加えて、アントシアニン、ケルセチン、カテキン、ヘスペリジン、ノビレチン、ルテオリン、イソリクイリチゲニン、ゲニスティン、ダイゼイン、グリシテイン、及びリスベラトロールからなる群より選ばれる少なくとも1種のフラボノイド群化合物を含むことが好ましい。中でも、アントシアニン、ケルセチンおよびカテキンがより好ましい。これにより、ポルフィランの免疫賦活効果だけでなく、フラボノイド類化合物の有する抗酸化効果等も併せて得ることができ、好適である。
この場合、上記食品組成物は、ポルフィラン100重量部に対して、上述のフラボノイド化合物を1〜50重量部程度含むことが好ましく、1〜40重量部程度含むことがより好ましく、1〜30重量部程度含むことがさらにより好ましい。
特に、食品組成物が例えば錠剤形状のサプリメントである場合は、このようなサプリメントは、ポルフィラン100重量部に対して、上述のフラボノイド化合物を1〜50重量部程度含むことが好ましく、1〜40重量部程度含むことがより好ましく、1〜30重量部程度含むことがさらにより好ましく、10〜20重量部程度含むことがさらにより好ましい。
また食品組成物が液状食品組成物である場合、ポルフィラン100重量部に対して、上記フラボノイド類化合物を1〜50重量部程度含むことが好ましく、10〜30重量部程度含むことがより好ましい。
フラボノイド類化合物が上記の範囲で含まれていれば、ポルフィラン及びフラボノイド類化合物の効果を有効に得ることができる。また、フラボノイド群化合物の含有比率が余りに大きいと、一回の摂取におけるポルフィランの効果が希釈されてしまうが、上記範囲であればこのような問題は生じない。
フラボノイド類化合物を含む液状食品組成物としては、例えばポルフィランを0.5〜1.5重量%程度含み、ポルフィラン100重量部に対してL-アスコルビン酸3〜10重量部程度、ブルーベリー由来アントシアニンエキス20〜80重量部程度(アントシアニンとして10〜40重量部程度)含むものを好ましく挙げることができる。
また、食品組成物が例えば錠剤形状のサプリメントである場合は、ポルフィランを75〜90重量%含み、ポルフィラン100重量部に対して、カテキン10〜30重量部程度含むものを好ましく挙げることができる。
特定保健用食品・保健機能食品
本発明の食品組成物又は液状食品組成物は、特定保健用食品又は保健機能食品などとして流通され得る。この場合の本発明の食品又は液状食品組成物は、(i)免疫機能を賦活する旨の表示、(ii)腸管免疫機能を賦活する旨の表示、(iii)抗体産生能を増強する旨の表示、(iv)感染症を予防する旨の表示、(v)アレルギーを緩和させる旨の表示、(vi)体調を維持し、健康的な生活に貢献する旨の表示を付したものとすることができる。
(III)免疫賦活方法
本発明の免疫賦活方法は、ヒトにポルフィラン(又はアマノリ属海藻の水溶性画分)を投与する方法である。
免疫賦活方法の対象となるヒトは特に限定されず、健常人であってもよく免疫機能の低下しているヒトでもよい。免疫機能の低下しているヒトとしては、ストレス過多、加齢、食生活の乱れなどにより免疫機能が低下しているヒトなどが挙げられる。また、IgAは食物アレルギーを抑制することから、食物アレルギーのあるヒトも好適な対象である。さらに、IgAは経口感染した微生物の腸管粘膜への侵入を防いでいるため、感染症患者も好適な対象である。さらに、免疫防御機構が発達途上にある幼児や児童等、免疫力の低下している老年者等も好適な対象である。特に、免疫機能の低下しているヒトを対象にするのが好ましい。
投与量は、投与対象の年齢、体重、生活習慣などにより異なるが、1日通常0.01〜60g程度、特に0.1〜30g程度を経口投与すればよい。投与形態は特に限定されず、そのまま又は各種組成物として投与すればよい。
以下、実施例及び試験例を示して本発明をより詳細に説明する。
<試験サンプル>
Anal, Biochem.265,42-48(1998)に記載の方法に準じて、低級板スサビノリ及び高級板スサビノリよりポルフィランを調製した。即ち、100リットルの熱水に2kgのノリを投入後、95℃で2時間加熱して、不溶性画分を濾布および濾紙で取り除き、水溶性画分を得た。次いで、水溶性画分を限外濾過膜濃縮装置で濃縮後、塩化ナトリウムを終濃度1モルになるよう添加し、さらにエタノールを終濃度50%(v/v)になるよう添加して、不溶化したタンパク質を除去した。さらに、エタノールを終濃度65%(v/v)になるよう添加して、ポルフィラン画分を沈殿させ、これを減圧濾過により回収して風乾することにより、ポルフィラン200gを得た。また、セルロースは、シグマ−アルドリッチジャパン社製のセルロース粉末を使用した。寒天(Agar)は、シグマ−アルドリッチジャパン社製の1級・寒天粉末を使用した。
ポルフィランの糖組成及び硫酸基含量の検討
高級ノリから調製されたポルフィラン(H-POR)、低級ノリから調製されたポルフィラン(L-POR)及び寒天の糖組成をCarbohydr.Res.318,154-156(1999)に記載の方法に従い、キャピラリーガスクロマトグラフィーを用いて測定した。ガスクロマトグラフィーは、内径0.32mm×長さ30mのDB-1カラム(Hewlett Packard, 5890 Series II)を用い、昇温速度2℃/分間で180℃から240℃まで昇温させ、キャリアガスとしてヘリウムを用いることにより行った。糖組成については、これらの硫酸化多糖類の主成分であるガラクトース、3,6-アンヒドロガラクトース及び6-O-メチルガラクトースの含有比率を求めた。
また、これらの硫酸化多糖類の硫酸基含量を、1M塩酸中で100℃で16時間処理することにより硫酸エステルを加水分解した後、キャピラリー電気泳動装置(Waters,Model CIA)を用いて遊離の硫酸イオン量として求めた。
結果を以下の表1に示す。表1中、括弧内の数値は、各ポルフィランについてガラクトース含有量を100としたときの相対値である。
Figure 2005126429

表1から、ガラクトースを基準とした3,6-アンヒドロガラクトースの含有比率は、寒天>L-POR>H-PORの順であり、硫酸基含有量はH-POR>L-POR>寒天の順であった。このことから、低級ノリ由来のポルフィランと高級ノリ由来のポルフィランとで、その組成が異なることが分かる。
免疫賦活作用の検討
4週齢Sprague-Dawley雄ラット(セアック吉富)を用いた。一定環境下にて1週間の予備飼育の後、各群5匹のラットからなる4群を設けた。各群のラットに以下の表2に組成を示す標準食であるAIN-93G準拠食を3週間自由摂食させた。食物繊維は、第1群にはセルロースを与え、第2群には寒天を与え、第3群にはL-PORを与え、第4群にはH-PORを与えた。
Figure 2005126429

摂食終了後、10時間絶食させてからラットを大動脈採血によりと殺し、J.Nutr.127,663-667(1997)に記載の方法に準じて腸管膜リンパ節(MLN)よりリンパ球を採取し、細胞密度を2×106cell/mlに調整した。このリンパ球をウシ胎児血清を5%添加したRPMI1640培地を用いて48時間培養後、培養上清中の抗体(IgA、IgG、IgM)濃度を酵素抗体法により測定した。また血清の抗体濃度を測定した。
MLNの抗体濃度を以下の表3に示し、血清の抗体濃度を表4に示す。表中の各値は平均値±標準誤差である。bを付した値はaを付した値と有意差があることを示し、abを付した値はaを付した値と異なるが有意差がないことを示す。
Figure 2005126429
MLNのIgA、IgG及びIgM濃度は、セルロース群に較べて、寒天群及び両POR群で高かった。特に、IgA濃度は両POR群でセルロース群より有意に高かった。このことから、ポルフィランは、同じ食物繊維であるセルロースに較べて腸管免疫を活性化する機能が有意に高いことが分かる。また、実施例1に示すように両ポルフィランで糖組成及び硫酸基含量が異なることから、糖組成及び硫酸基含有量が異なっていてもポルフィランはMLNリンパ球の抗体産生能を向上させる作用、すなわち腸管免疫賦活作用を有することが分かる。
Figure 2005126429
また、血清IgA濃度は、セルロースに較べて寒天群及び両POR群で高く、特にH-POR群で有意に高かった。このことから、ポルフィランは、血清のIgAレベルを上昇させる作用も有することが分かる。
処方例
本発明の栄養補助食品組成物の処方例を以下の表5〜7に示し、液状食品組成物の処方例を以下の表8〜11に示す。
Figure 2005126429
Figure 2005126429
Figure 2005126429
Figure 2005126429
Figure 2005126429
Figure 2005126429
Figure 2005126429
本発明の免疫賦活剤、並びに食品組成物及び液状食品組成物は、ストレス、加齢、食生活の乱れなどで免疫機能が低下しているヒト、食物アレルギーのあるヒト、免疫防御機構が未発達である幼児や児童などの免疫力亢進のために好適に使用できる。

Claims (19)

  1. ポルフィランを含む免疫賦活剤。
  2. ポルフィランを含む腸管免疫賦活剤。
  3. ポルフィランを含むIgA産生誘導剤。
  4. ポルフィランを含み、以下の(i)〜(vi)のいずれかの表示を付した食品又は液状食品組成物。
    (i)免疫機能を賦活する旨の表示
    (ii)腸管免疫機能を賦活する旨の表示
    (iii)抗体産生能を増強する旨の表示
    (iv)感染症を予防する旨の表示
    (v)アレルギーを緩和させる旨の表示
    (vi)体調を維持する旨の表示
  5. ポルフィランを35〜90重量%含む食品組成物。
  6. ポルフィランを40〜90重量%含む請求項5に記載の栄養補助食品組成物。
  7. ポルフィラン;並びに
    カルシウム、鉄、マグネシウム、銅、及び亜鉛からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属塩を含む請求項5又は6に記載の食品組成物。
  8. ポルフィランを100重量部に対して、上記金属塩を0.01〜50重量部含む請求項7に記載の食品組成物。
  9. ポルフィラン;並びに
    ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシンアミド、葉酸、パントテン酸、ユビキノン、及びL-アスコルビン酸からなる群より選ばれる少なくとも一種のビタミン類化合物を含む請求項5又は6に記載の食品組成物。
  10. ポルフィランを100重量部に対して、上記ビタミン類化合物を0.0001〜30重量部含む請求項9に記載の食品組成物。
  11. ポルフィラン;並びに
    アントシアニン、ケルセチン、カテキン、ヘスペリジン、ノビレチン、ルテオリン、イソリクイリチゲニン、ゲニスティン、ダイゼイン、グリシテイン、及びリスベラトロールからなる群より選ばれる少なくとも1種のフラボノイド群化合物を含む請求項5又は6に記載の食品組成物。
  12. ポルフィランを100重量部に対して、上記フラボノイド群化合物を1〜50重量部含む請求項11に記載の食品組成物。
  13. ポルフィランを0.01〜2.5重量%含む液状食品組成物。
  14. ポルフィラン;並びに
    カルシウム、鉄、マグネシウム、銅、及び亜鉛からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属塩を含む請求項13に記載の液状食品組成物。
  15. ポルフィランを100重量部に対して、上記金属塩を0.01〜100重量部含む請求項14に記載の液状食品組成物。
  16. ポルフィラン;並びに
    ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ユビキノン、及びL-アスコルビン酸からなる群より選ばれる少なくとも一種のビタミン類化合物を含む請求項13に記載の液状食品組成物。
  17. ポルフィランを100重量部に対して、上記ビタミン類化合物を0.0003〜15重量部含む請求項16に記載の液状食品組成物。
  18. ポルフィラン;並びに
    アントシアニン、ケルセチン、カテキン、ヘスペリジン、ノビレチン、ルテオリン、イソリクイリチゲニン、ゲニスティン、ダイゼイン、グリシテイン、及びリスベラトロールからなる群より選ばれる少なくとも1種のフラボノイド群化合物を含む請求項13に記載の液状食品組成物。
  19. ポルフィランを100重量部に対して、上記フラボノイド群化合物を1〜50重量部含む請求項18に記載の液状食品組成物。
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