JP2005132830A - 食欲抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【解決課題】アマノリ属海藻の水溶性画分に含まれるポルフィランの新たな用途を開発する。
【解決手段】本発明者らは、アマノリ属海藻の水溶性画分及びその主成分であるポルフィランが、食欲抑制作用、体重低減作用、内臓脂肪低減作用、並びに脂肪酸及び中性ステロールの吸収抑制作用を示すことを始めて見出した。この知見に基づき、ポルフィランを含む医薬製剤、食品又は液状食品組成物が提供された。
【選択図】なし

Description

本発明は、アマノリ属海藻成分であるポルフィランを利用した食欲抑制剤、体重低減剤、内臓脂肪低減剤、高脂血症の予防又は治療剤、並びにポルフィランを利用した食品又は液状食品組成物に関する。
有明海沿岸は、全国有数の養殖ノリ生産地であるところ、生産されるノリの中には「色落ちノリ」「下等ノリ」などの商品価値のないノリが含まれ、これらのノリが大量に廃棄されている。このため、このような廃棄ノリの有効利用による生産者コストの低減、環境負荷の低減が急務となっている。
アマノリ属海藻には、主成分の一つとして粘性多糖類であるポルフィランが含まれている。近年、ポルフィランが種々の生理活性を有することが報告されている。
例えば特許文献1には、通常飼料100部に対して砂糖を10部添加した高カロリー飼料を毎日所定量づつ与えたラットでは、通常飼料を毎日所定量づつ与えたラットに較べて体重が増加するが、この高カロリー飼料110部に、アマノリ属海藻を水で抽出して得られるポルフィランを主要成分として含む水溶性画分の乾燥品を3部添加した飼料を与えたラットでは、その体重増加が抑えられることが記載されている。また、特許文献1には、高カロリー飼料に上記のアマノリ属海藻水溶性画分を添加した飼料を与えたラットでは、腹腔内脂肪量の増加が抑えられたことも記載されている。
特開昭62-428号公報
本発明は、アマノリ属海藻の水溶性画分に含まれるポルフィランの新たな用途を開発することを課題とする。
本発明者は、アマノリ属海藻の有効利用のために研究を重ね、以下の知見を得た。
(1) アマノリ属海藻を水又は緩衝液を用いて抽出して得られる水溶性画分から精製されたポルフィランを、通常飼料で飼育しているラットに経口投与することにより、同じ食物繊維であるセルロース又は寒天を経口投与したラットに較べて、体重が有意に低減する。
(2) アマノリ属海藻を水又は緩衝液を用いて抽出して得られる水溶性画分から精製されたポルフィランを、通常飼料で飼育しているラットに自由摂食させることにより、同じ食物繊維であるセルロースを自由摂食させたラットに較べて、摂食量が有意に低減する。
(3) アマノリ属海藻を水又は緩衝液を用いて抽出して得られる水溶性画分から精製されたポルフィランを、通常飼料で飼育しているラットに自由摂食させることにより、同じ食物繊維であるセルロース又は寒天を自由摂食させたラットに較べて、内臓周辺脂肪量が有意に低減する。
(4) アマノリ属海藻を水又は緩衝液を用いて抽出して得られる水溶性画分から精製されたポルフィランを、通常飼料で飼育しているラットに自由摂食させることにより、同じ食物繊維であるセルロースを自由摂食させたラットに較べて、脂肪酸及び中性ステロールの吸収量が有意に低減する。
本発明は、前記知見に基づき完成されたものであり、以下の医薬、及び食品又は液状食品組成物を提供する。
項1. ポルフィランを含む食欲抑制剤。
項2. ポルフィランを含む体重低減剤。
項3. ポルフィランを含む内臓脂肪低減剤。
項4. ポルフィランを含む高脂血症の予防又は治療剤。
項5. ポルフィランを含み、以下の(i)〜(iv)のいずれかの表示を付した食品又は液状食品組成物。
(i)体重を低減する旨の表示
(ii)内臓脂肪を低減する旨の表示
(iii)血中脂肪やコレステロールを低減する旨の表示
(iv)生活習慣病を予防し、体調を維持する旨の表示
本発明によれば、ポルフィラン(又はアマノリ属海藻の水溶性画分)を利用した食欲抑制剤、体重低減剤、内臓脂肪低減剤、及び高脂血症の予防又は治療剤、食品又は液状食品組成物が提供された。
詳述すれば、アマノリ属海藻の水溶性画分、特にその主要成分であるポルフィランは食欲抑制作用、体重低減作用、内臓脂肪低減作用、並びに脂肪酸及び中性ステロールの吸収抑制作用を示す。これらの効果が得られる程度のポルフィランをアマノリ属海藻そのものから摂取しようとすると、有効量を摂取すること自体が困難であり、仮に摂取できたとしても摂食すべき量が多くなりすぎて他の栄養が不足したり、下痢を起こしたりする恐れがある。これに対して、抽出又は単離したポルフィラン又はアマノリ属海藻の水溶性画分を摂取する場合は、少量摂取するだけで効果が得られるため、摂取し易く、また他の栄養も十分に摂取することができる。
また、ポルフィラン又はアマノリ属海藻水溶性画分を摂取しても、食餌効率、即ち摂食量に対する体重増加量の比率は変化しない。従って、これらを摂取することにより、栄養分の吸収及び代謝を阻害することなく、食欲を抑制し、体重を低減し、内臓脂肪を低減し、脂肪酸及び中性ステロールの吸収を抑制することができる。なお、ポルフィラン又はアマノリ属海藻の水溶性画分のこれらの作用は、同じ食物繊維であるセルロースよりも強い。このことからも、食物繊維であるために栄養分の吸収が阻害されているのではなく、ポルフィラン及びアマノリ属海藻の水溶性画分に特有の機作により、これらの作用が発現していると考えられる。
また、ポルフィラン(又はアマノリ属海藻の水溶性画分)は、高カロリー食を採っている肥満のヒトだけでなく、標準的な食事を採っている標準体型のヒトの食欲も抑制でき、体重を低減することができ、内臓脂肪を低減でき、脂肪酸及び中性ステロールの吸収を抑制できる点にも特徴がある。
血中の過剰な脂肪酸及び中性ステロールは、高脂血症の原因となり、ひいては心筋梗塞や脳梗塞の原因となることから、これらの吸収を抑制するポルフィランは、高脂血症、ひいては心筋梗塞や脳梗塞の予防又は治療剤の有効成分として有用である。また、脂肪酸及び中性ステロールの吸収抑制が内臓脂肪の低減の一因になっていると考えられる。
また、ポルフィランはその由来により成分比率が異なるが、その生理活性はポルフィランの由来によっては殆ど異ならない。従って、従来廃棄されている低級ノリ、色落ちノリなどからも調製することができ、食品廃棄物を有効利用することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
(I)食欲抑制剤・体重低減剤・内臓脂肪低減剤・高脂血症の予防又は治療剤
本発明の食欲抑制剤・体重低減剤・内臓脂肪低減剤・高脂血症の予防又は治療剤は、それぞれポルフィランを有効成分として含む。
ポルフィラン
ポルフィランは、D-ガラクトース、3,6-アンヒドロ-L-ガラクトース又はL-ガラクトース-6-硫酸、及びこれらのD-ガラクトース類の一部のC-6がメチル化されたものを主に含む混合物である。ポルフィランは、複数成分の混合物であるため、出発原料及び製造方法によりその成分比率が異なるが、本発明においてポルフィランにはどのような成分比率のものも含まれる。
ポルフィランの由来は特に限定されない。但し、ポルフィランはアマノリ属海藻の水溶性画分に多く含まれているため、アマノリ属海藻の水溶性画分に由来するものであることが好ましい。アマノリ属海藻は、原始紅藻綱、ウシケノリ目、ウシケノリ科、アマノリ属(学名:Porphyra Agardh、慣用名:Porphyra)に属する植物であり、例えば、アサクサノリ、スサビノリ、ウツブルノリ、マルバアマノリ、マルバチシマクロノリ、オオノノリ等がアマノリ属海藻に含まれる。特に、ポルフィランを多く含むために製造効率が良い点、及び、安定的に供給できる点で、スサビノリの水溶性画分に由来するものであることが好ましい。
また、スサビノリより得られる板ノリは、品質、色沢、香味、形態等の違いにより、いくつかの等級(規格)に分類されており、等級の違いにより、タンパク質、アミノ酸、香味成分等の種類や含量に差異が認められる。ポルフィランは、いずれの等級のノリにもほぼ同量含まれているが、その糖組成に若干の違いが認められる。等級が高いノリ(高級ノリ)から得られるポルフィランは、等級が低いノリ(低級ノリ)由来のポルフィランに較べ、ガラクトース-6-硫酸の比率が高い。本発明の食欲抑制剤であるポルフィランは、いずれの等級のノリに由来するものであってもよいが、廃棄ノリの有効利用の観点から、通常低級ノリである廃棄ノリ由来のポルフィランの方が好ましい。
本発明においては、例えばアマノリ属海藻からバッチ式抽出装置等を用いて水溶液画分を抽出した後、アルコール沈殿精製法、第4級アンモニウム塩による沈殿精製法、イオン交換クロマトグラフィーによる精製法等にて精製することにより得られたポルフィランを用いることができる。
ポルフィランは、少量の夾雑物を含む粗標品であってもよく又は完全若しくは略完全に精製された単品であってもよいが、最終製品はポルフィランの精製度にして50%以上、特に70%以上、さらに特に85%以上の精製品であることが望ましい。
ポルフィランは、アマノリ属海藻の水溶性画分そのものとして、本発明の組成物中に含まれていてもよい。アマノリ属海藻の水溶性画分とは、アマノリ属海藻から水により抽出される成分を指す。抽出には純水、塩を含む溶液、緩衝液などを使用することができる。抽出に用いる溶液は、特に水が好ましい。水溶性画分は、抽出したままの粘性液体状態であってもよく、又は、その乾燥品であってもよい。
ポルフィランは、それ単独でそのまま摂取することができ、また食品などへの添加剤としても使用できる。ポルフィランが粉末又は顆粒状などであるときは、保存及び市場での流通が容易である。また粘性液体である場合は、嚥下が困難なお年寄りや、不器用な幼児でもそのまま摂取し易い。
製剤
本発明の食欲抑制剤、体重低減剤、内臓脂肪低減剤、並びに高脂血症の予防又は治療剤において、ポルフィラン(又はアマノリ属海藻の水溶性画分)は、薬学的に許容される担体とともに適当な医薬製剤とされる。このような担体として、賦形剤、結合剤、崩壊剤、潤沢剤、付湿剤等が挙げられる。また、酸化防止剤のような慣用の添加剤なども含まれていてよい。製剤の形態は特に限定されず、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、シロップ剤等のどのような形態であってもよい。
賦形剤としては、公知のものを広く使用でき、例えば、乳糖、ショ糖、ブドウ糖等の各種の糖類;バレイショデンプン、コムギデンプン、トウモロコシデンプン等の各種デンプン類、;結晶セルロース等の各種セルロース類;無水リン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム等の各種無機塩類等が挙げられる。
結合剤としては、公知のものを広く使用でき、例えば、結晶セルロース、プルラン、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、マクロゴール等が挙げられる。
崩壊剤としては、公知のものを広く使用でき、例えば、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、デンプン、アルギン酸ナトリウム等が挙げられる。
潤沢剤としては、公知のものを広く使用でき、例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、硬化油などが挙げられる。
付湿剤としては、公知のものを広く使用でき、例えば、ココナッツ油、オリーブ油、ゴマ油、落花生油、大豆リン脂質、グリセリン、ソルビトール等が挙げられる。
製剤中に含まれるポルフィランの量は、投与対象又は患者の年齢、体重、症状等によって異なり一概に規定できないが、1日摂取量が0.01〜60g程度、特に0.1〜30g程度になるような量含まれていればよい。この程度の量であれば、十分にその効果が得られるとともに、繊維摂取量が多くなりすぎて下痢などを引き起こすことがない。
1日1回投与する製剤である場合は、1日必要量が一つの製剤に含まれていればよく、例えば1日3回投与する製剤である場合は、1日必要量の3分の1が製剤に含まれていればよい。
また、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤のような固形製剤の場合は、製剤中にポルフィランが35〜90重量%程度含まれていることが好ましい。上記範囲であれば、ポルフィランの有する粘性にもかかわらず、容易に製剤化できる。また、シロップ剤のような液体製剤の場合は、製剤中にポルフィランが0.1〜3重量%程度含まれていることが好ましい。これにより、服用し易い程度の粘度を有するシロップ剤となる。
本発明の製剤は、ヒトの食欲を抑制し摂食量を低減させることができるが、摂食量当たりの体重増加量を低減させない。即ち、ポルフィランは、他の栄養分の吸収及び代謝を阻害することなく、食欲を抑制することができる。従って、過食により肥満しているヒトだけでなく、通常体重を有するヒトの食欲抑制にも好適に使用できる。特に、過食症のヒトの治療に好適に使用できる。
また本発明の製剤は、普通食を採っている標準的体型のヒト及び高カロリー食を採っている肥満体型のヒトのいずれの体重も低減することができるが、特に、標準的体重を有するヒトの体重をさらに低減できることが特徴である。従って、肥満のヒトの体重低減のみならず標準体重のヒトの体重を低減するためにも好適に使用できる。
また本発明の製剤は、普通食を採っている標準的体型のヒト及び高カロリー食を採っている肥満体型のヒトのいずれの内臓脂肪も低減させることができる。
さらに、本発明の製剤は、普通食を採っている標準的体型のヒト及び高カロリー食を採っている肥満体型のヒトのいずれについても、脂肪酸及び中性ステロールの吸収を抑制できる。脂肪酸を含む中性脂肪及び中性ステロールは、高脂血症の原因となることから、本発明の製剤は、高脂血症の予防又は治療に有用である。
(II)食品組成物・液状食品組成物
本発明の食品組成物及び液状食品組成物は、ポルフィラン(又はアマノリ属海藻の水溶性画分)を有効成分として含む食欲抑制用、体重低減用、内臓脂肪低減用、高脂血症の予防又は治療用の組成物である。
食品組成物及び液状食品組成物中に含まれるポルフィランの量は、食品及び飲料の種類、摂食対象の年齢、体重、生活習慣等によって異なり一概に規定できないが、1日摂取量が0.01〜60g程度、特に0.1〜30g程度になるような量含まれていればよい。この程度の量であれば、十分にその効果が得られるとともに、繊維摂取量が多くなりすぎて下痢などを引き起こすことがない。
本発明の食品組成物は、食品の種類によって異なるが、ポルフィランを35〜90重量%程度含むことが好ましく、40〜90重量%程度含むことがより好ましく、50〜90重量%程度含むことがさらにより好ましい。上記範囲であれば、食欲抑制等に必要な量のポルフィランを無理なく摂取することが可能である。また、上記の範囲であれば、繊維摂取量が多すぎて下痢などを引き起こすということがない。
中でも、食品組成物が通常の食品を含むものではなく、錠剤やカプセル形状の栄養補助食品(サプリメント)である場合は、ポルフィランを40〜90重量%程度含むことが好ましく、50〜90重量%程度含むことがより好ましく、60〜90重量%程度含むことがさらにより好ましい。上記範囲であれば、食間あるいは食前食後等に、1日に又は1回で必要な量のポルフィランを無理なく摂取することが可能である。また、上記の範囲であれば、繊維摂取量が多すぎて下痢などを引き起こすということがない。
本発明の食品組成物には、後述する液状食品組成物以外の食品が含まれる。その他に、食品に通常含まれる各種の添加剤が含まれていてもよい。
食品組成物に含まれる食品としては、例えば、ゼリー、ふりかけ、乳製品(チーズ、ヨーグルト、バターなど)などが挙げられる。特に、ふりかけが好適である。
また、食品組成物が栄養補助食品組成物(サプリメント)である場合は、いわゆる食品ではなく、例えば医薬品に用いられる賦型剤が含まれていても構わないが、ポルフィラン自体が賦形効果を有するため、別途賦形剤を使用しなくても良い。
本発明の液状食品組成物は、組成物の種類によって異なるが、ポルフィランを0.01〜2.5重量%程度含むことが好ましく、0.1〜2.5重量%程度含むことがより好ましい。上記の範囲であれば、液状食品としての流動性又は粘性を保つことができるとともに、無理なく摂取できる量で食欲抑制等の効果が得られる。即ち、上記範囲であれば、食間あるいは食前食後等に、1日に又は1回で必要な量のポルフィランを無理なく摂取することができる。
特に、液状食品が清涼飲料、乳飲料、加工乳、茶、栄養ドリンク、スープ等の飲料である場合は、ポルフィランの有する粘性の点から、0.1〜1重量%程度含むことが品質上好ましい。また、液状食品組成物が甘味料、ドレッシング、マヨネーズ、ケチャップ、ソースなどの調味料、シロップである場合は、同じくポルフィランの有する粘性の点から、0.5〜2.5重量%程度含むことが好ましい。
ポルフィランは塩濃度の高い液あるいは酸性の液にも溶解しうるので、調味料のような塩濃度の高い食品、酸性の食品にも含有させることができるのが特長である。基材食品としては、ドレッシング、マヨネーズ、ケチャップ、ソースなどの調味料、シロップのように、ある程度のトロミの必要な液状食品が形態上好適である。ポルフィランはそれ自体無色に近い透明な粘性液体であり、またその乾燥品は液体に溶解させると無色透明な液体を与える点でも、これらは液状食品組成物の添加剤として使用し易い。
食品組成物及び液状食品組成物中に含まれるポルフィラン(又はアマノリ属海藻の水溶液画分)の形態は特に限定されず、添加により組成物本来の風味や食感を損なわない形態で含まれていればよい。例えば、液状食品組成物には粘性液体の形態で添加すればよく、水分の少ない食品には乾燥品を添加すればよい。
金属塩
本発明の食品組成物及び液状食品組成物は、ポルフィランに加えて、カルシウム、鉄、マグネシウム、銅および亜鉛からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属の塩を含むことが好ましい。中でも、カルシウム、マグネシウムおよび鉄が好ましく、カルシウムがより好ましい。
これにより、ポルフィランの食欲抑制などの効果だけでなく、金属塩の有する生体維持機能(骨形成、生殖機能、代謝調節など)、健康増進機能(循環器系疾患の予防、性機能の改善など)のような効果も併せて得ることができ、好適である。
この場合、食品組成物及び液状食品組成物は、ポルフィラン100重量部に対して、上述の金属塩類を0.01〜50重量部程度含むことが好ましく、0.03〜30重量部程度含むことがより好ましい。
特に、食品組成物が例えば錠剤形状のサプリメントである場合は、このようなサプリメントは、ポルフィラン100重量部に対して、上述の金属塩類を0.03〜30重量部程度含むことが好ましく、0.05〜20重量部程度含むことがより好ましい。
上記範囲であれば、ポルフィランおよび金属塩の有する効果を1日又は1回の摂取により無理なく得ることができる。また、余りに金属塩の含有比率が大きい場合、過剰摂取を引き起こす要因となるが、上記範囲であればこのような問題は生じない。
液状食品組成物は、ポルフィラン100重量部に対して、上述の金属塩を0.01〜100重量部程度含むことが好ましく、0.03〜30重量部程度含むことがより好ましい。金属塩が上記の範囲で含まれていれば、ポルフィラン及び金属塩類の効果を有効に得ることができる。また、金属塩の共存によりポルフィランが不溶化することもなく、ポルフィランの利用効率の低下は認められないのが特長である。
液状食品組成物として、例えばポルフィラン0.5〜3重量%程度を含み、ポルフィラン100重量部に対して、カルシウム塩5〜20重量部程度、マグネシウム塩3〜7重量部程度、鉄塩1〜3重量部程度、亜鉛塩0.3〜1.0重量部程度、銅塩0.05〜0.2重量部程度含むものを好ましく挙げることができる。
栄養補助食品として、例えばポルフィランを65 〜85重量%含み、ポルフィラン100重量%に対して、カルシウム塩10〜30重量部程度、マグネシウム塩5〜15重量部程度、鉄塩1〜5重量部程度、亜鉛塩0.3〜1.0重量部程度、銅塩0.05〜0.2重量部程度含むものを好ましく挙げることができる。
ビタミン類化合物
また本発明の食品組成物及び液状食品組成物は、ポルフィランに加えて、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ユビキノン、及びL-アスコルビン酸からなる群より選ばれる少なくとも一種のビタミン類化合物を含むことが好ましい。中でも、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、L-アスコルビン酸が好ましい。これにより、ポルフィランの食欲抑制などの効果だけでなく、これらのビタミン類化合物の有するサプリメント効果も併せて得ることができ、好適である。
この場合、上記組成物は、ポルフィラン100重量部に対して、上述のビタミン類化合物を0.0001〜30重量部程度含むことが好ましく、0.0003〜20重量部程度含むことがより好ましい。
中でも、食品組成物が例えば錠剤形状の栄養補助食品(サプリメント)である場合は、このようなサプリメントは、ポルフィラン100重量部に対して、上述のビタミン類化合物を0.0001〜30重量部程度含むことが好ましく、0.0003〜20重量部程度含むことがより好ましい。
液状食品組成物である場合は、ポルフィラン100重量部に対して、上述のビタミン類化合物を0.0003〜15重量部程度含むことが好ましく、0.0002〜15重量部程度含むことがより好ましく、0.0003〜5重量部程度含むことがさらにより好ましい。
ビタミン類化合物が上記の範囲で含まれていれば、ポルフィランとビタミン類化合物の両方の効果を有効に得ることができる。また、上記ビタミン類化合物の含有量が余りに多いと過剰摂取の要因となるが、上記範囲であればこのような問題は生じない。なお、ポルフィランは上述のビタミン類化合物との共存下においても、凝集・不溶化することがなく、従って、その効果も失われることはない。
ビタミン類化合物を含む液状食品組成物として、例えばポルフィラン0.5〜3重量%程度を含み、ポルフィラン100重量部に対して、L-アスコルビン酸3〜8重量部程度、ビタミンB1を0.01〜0.05重量部程度、ビタミンB2を0.01〜0.05重量部程度、ビタミンB6を0.01〜0.05重量部程度、ビタミンB12を0.0001〜0.0005重量部程度、ナイアシンアミドを0.5〜1.5重量部程度含むものを好ましく挙げることができる。
また、例えばポルフィラン0.5〜1重量%程度を含み、ポルフィラン100重量部に対して、L-アスコルビン酸3〜10重量部程度、ブルーベリー由来アントシアニンエキス0.4〜1重量部程度(アントシアニンとして0.2〜0.5重量部程度)含む液状食品組成物を好ましく挙げることができる。
また、食品組成物が例えば錠剤形状のサプリメントである場合は、ポルフィランを75〜90重量%程度含み、ポルフィラン100重量部に対してL-アスコルビン酸10〜30重量部程度、ビタミンB1を0.05〜0.15重量部程度、ビタミンB2を0.05〜0.15重量部程度、ビタミンB6を0.1〜0.3重量部程度、ビタミンB12を0.0001〜0.0005重量部程度含むものを好ましく挙げることができる。
フラボノイド群化合物
また本発明の食品組成物及び液状食品組成物は、ポルフィランに加えて、アントシアニン、ケルセチン、カテキン、ヘスペリジン、ノビレチン、ルテオリン、イソリクイリチゲニン、ゲニスティン、ダイゼイン、グリシテイン、及びリスベラトロールからなる群より選ばれる少なくとも1種のフラボノイド群化合物を含むことが好ましい。中でも、アントシアニン、ケルセチンおよびカテキンがより好ましい。これにより、ポルフィランの食欲抑制などの効果だけでなく、フラボノイド類化合物の有する抗酸化効果等も併せて得ることができ、好適である。
この場合、上記食品組成物は、ポルフィラン100重量部に対して、上述のフラボノイド化合物を1〜50重量部程度含むことが好ましく、1〜40重量部程度含むことがより好ましく、1〜30重量部程度含むことがさらにより好ましい。
特に、食品組成物が例えば錠剤形状のサプリメントである場合は、このようなサプリメントは、ポルフィラン100重量部に対して、上述のフラボノイド化合物を1〜50重量部程度含むことが好ましく、1〜40重量部程度含むことがより好ましく、1〜30重量部程度含むことがさらにより好ましく、10〜20重量部程度含むことがさらにより好ましい。
また食品組成物が液状食品組成物である場合、ポルフィラン100重量部に対して、上記フラボノイド類化合物を1〜50重量部程度含むことが好ましく、10〜30重量部程度含むことがより好ましい。
フラボノイド類化合物が上記の範囲で含まれていれば、ポルフィラン及びフラボノイド類化合物の効果を有効に得ることができる。また、フラボノイド群化合物の含有比率が余りに大きいと、一回の摂取におけるポルフィランの効果が希釈されてしまうが、上記範囲であればこのような問題は生じない。
フラボノイド類化合物を含む液状食品組成物としては、例えばポルフィランを0.5〜1.5重量%程度含み、ポルフィラン100重量部に対してL-アスコルビン酸3〜10重量部程度、ブルーベリー由来アントシアニンエキス20〜80重量部程度(アントシアニンとして10〜40重量部程度)含むものを好ましく挙げることができる。
また、食品組成物が例えば錠剤形状のサプリメントである場合は、ポルフィランを75〜90重量%含み、ポルフィラン100重量部に対して、カテキン10〜30重量部程度含むものを好ましく挙げることができる。
特定保健用食品・保健機能食品
本発明の食品組成物又は液状食品組成物は、特定保健用食品又は保健機能食品などとして流通され得る。この場合の本発明の食品又は液状食品組成物は、(i)体重を低減する旨の表示、(ii)内臓脂肪を低減する旨の表示、(iii)血中脂肪やコレステロールを低減する旨の表示、又は(iv)生活習慣病を予防し、体調を維持する旨の表示を付したものとすることができる。
(III)食欲抑制方法・体重低減方法・内臓脂肪低減方法・高脂血症の予防又は治療方法
本発明の食欲抑制方法、体重低減方法、内臓脂肪低減方法、及び高脂血症の予防又は治療方法は、それぞれ、ヒトにポルフィラン(又はアマノリ属海藻の水溶性画分)を投与する方法である。
本発明方法の対象となるヒトは特に限定されず、健常人であってもよく、過食症のヒト、肥満しているヒト、内臓脂肪の多いヒト、高脂血症のヒト等でもよい。特に肥満しているヒト、内臓脂肪の多いヒト、高脂血症のヒトを対象にするのが好ましい。
投与対象の年齢、体重、生活習慣などにより異なるが、1日通常0.01〜60g程度、特に0.1〜30g程度を経口投与することが好ましい。投与形態は特に限定されず、そのまま又は各種組成物として投与すればよい。
実施例
以下、実施例及び試験例を示して本発明をより詳細に説明する。
<試験サンプル>
Anal, Biochem.265,42-48(1998)に記載の方法に準じて、低級板スサビノリ及び高級板スサビノリよりポルフィランを調製した。即ち、100リットルの熱水に2kgのノリを投入後、95℃で2時間加熱して、不溶性画分を濾布および濾紙で取り除き、水溶性画分を得た。次いで、水溶性画分を限外濾過膜濃縮装置で濃縮後、塩化ナトリウムを終濃度1モルになるよう添加し、さらにエタノールを終濃度50%(v/v)になるよう添加して、不溶化したタンパク質を除去した。さらに、エタノールを終濃度65%(v/v)になるよう添加して、ポルフィラン画分を沈殿させ、これを減圧濾過により回収して風乾することにより、ポルフィラン200gを得た。また、セルロースは、シグマ−アルドリッチジャパン社製のセルロース粉末を使用した。寒天(Agar)は、シグマ−アルドリッチジャパン社製の1級・寒天粉末を使用した。
ポルフィランの糖組成及び硫酸基含量
高級ノリから調製されたポルフィラン(H-POR)、低級ノリから調製されたポルフィラン(L-POR)及び寒天の糖組成をCarbohydr.Res.318,154-156(1999)に記載の方法に従い、キャピラリーガスクロマトグラフィーを用いて測定した。ガスクロマトグラフィーは、内径0.32mm×長さ30mのDB-1カラム(Hewlett Packard, 5890 Series II)を用い、昇温速度2℃/分間で180℃から240℃まで昇温させ、キャリアガスとしてヘリウムを用いることにより行った。糖組成については、これらの硫酸化多糖類の主成分であるガラクトース、3,6-アンヒドロガラクトース及び6-O-メチルガラクトースの含有比率を求めた。
また、これらの硫酸化多糖類の硫酸基含量を1M塩酸中で100℃で16時間処理することにより、硫酸エステルを加水分解した後、キャピラリー電気泳動装置(Waters,Model CIA)を用いて遊離の硫酸イオン量として求めた。
結果を以下の表1に示す。表1中、括弧内の数値は、各ポルフィランについてガラクトース含有量を100としたときの相対値である。
Figure 2005132830
表1から、ガラクトースを基準とした3,6-アンヒドロガラクトースの含有比率は、寒天>L-POR>H-PORの順であり、硫酸基含有量はH-POR>L-POR>寒天の順であった。このことから、低級ノリ由来のポルフィランと高級ノリ由来のポルフィランとで、その組成が若干異なることが分かる。
食欲抑制作用・体重低減作用・内臓脂肪低減作用の検討
4週齢Sprague-Dawley雄ラット(セアック吉富)を用いた。一定環境下にて1週間の予備飼育の後、各群5匹のラットからなる3群を設けた。各群のラットに以下の表2に組成を示す標準食であるAIN-93G準拠食を3週間自由摂食させた。食物繊維は、第1群にはセルロースを与え、第2群には寒天を与え、第3群には高級板ノリから調製されたポルフィランを与えた。
Figure 2005132830
摂食終了後、10時間絶食させてから、重量を測定した。また、大動脈採血によりと殺し、脂肪組織重量を測定した。各群ラットの摂食量、体重増加量及び内蔵(肝臓、心臓、肺、腎臓)重量増加量を測定し、食餌効率(体重増加量当たりの摂食量の比率)も求めた。また腎臓周辺脂肪組織重量及び睾丸周辺脂肪組織重量を測定した。
体重増加量、摂食量、食餌効率及び脂肪組織重量の結果を以下の表3に示し、内臓重量増加量の結果を以下の表4に示す。表中の各値は平均値±標準誤差である。b、cを付した値はaを付した値と有意差があることを示し、abを付した値はaを付した値と異なるが有意差がないことを示す。
Figure 2005132830
Figure 2005132830
表3及び表4から明らかなように、体重増加量は、セルロース群及び寒天群に較べてポルフィラン群では、有意に低かった。また内臓重量増加量は、肝臓について、寒天群に較べてポルフィラン群では有意に小さかった。また内臓周辺脂肪組織重量が、セルロース群及び寒天群に較べてポルフィラン群では、有意に低かった。
これらのことから、ポルフィランは、同じ食物繊維であるセルロース及び同じ硫酸化多糖類である寒天に較べて有意に強い体重低減作用を有し、これは、内臓重量増加量及び内臓周辺脂肪組織量を低減させることが一因であることが分かる。
また、摂食量は、セルロース群及び寒天群に較べてポルフィラン群では、有意に低かった。さらに、摂食量に対する体重増加量の比率は、セルロース群及び寒天群とポルフィラン群とでは有意差がなかった。このことから、ポルフィラン群では摂取した栄養分が正常に吸収され利用されつつ、体重が低減し、食欲が抑制されていることが分かる。
脂肪酸及び中性ステロールの吸収抑制作用の検討
実施例2と同様の条件で、ラットにセルロース、寒天、及びポルフィランを摂食させた。摂食後、4日間にわたりラットの糞を採取し、糞排泄重量を測定した。
また、100mgの糞に濃塩酸1滴を加えたものを、5mlのヘプタン/ジエチルエーテル/エタノール(1:1:1)混合液で抽出し、次いで、ヘプタン/ジエチルエーテル/エタノール/水(1:1:1:1)混合液の5mlで2回抽出した。抽出液を混合して窒素ガス流下で乾燥し、溶媒抽出量とした。
さらに、この溶媒抽出物をガスクロマトグラフィーに供し、脂肪酸及び中性ステロールの含有量を測定した。ガスクロマトグラフィーは、内径0.32mm×長さ30mのDB-1カラム(Hewlett Packard, 5890 Series II)を用い、昇温速度7℃/分間で150℃から310℃まで昇温させ、キャリアガスとしてヘリウムを用いて行った。飽和脂肪酸の標準品としては、パルミチン酸、ステアリン酸、エイコサン酸、及びドコサン酸を使用し、不飽和脂肪酸標準品としては、オレイン酸、リノール酸、及びリノレン酸を使用した。また中性ステロール標準品としては、コレステロール及びこの分解産物であるコプロスタノールを使用した。
各群5匹のラットの糞排泄量、糞の溶媒抽出量、糞中の脂肪酸量、糞中の中性ステロール量の平均値を以下の表5に示す。表5中の各値は平均値±標準誤差である。b、cを付した値はaを付した値と有意差があることを示す。
Figure 2005132830
表5から、ポルフィラン群は、セルロース群に比べて、糞中の脂肪酸及び中性ステロールの量が有意に多く、これらの吸収が効果的に抑制されたことが分かる。特に、糞中の中性ステロール量は、セルロース及び寒天に比べて有意に多かった。このことから、ポルフィランは、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる高脂血症の予防又は治療に有用であることが分かる。さらに、これらの吸収が抑制されることが、内臓周辺脂肪組織重量の抑制の一因となっていると考えられる。
処方例
本発明の栄養補助食品組成物の処方例を以下の表6〜8に示し、液状食品組成物の処方例を以下の表9〜12に示す。
Figure 2005132830
Figure 2005132830
Figure 2005132830
Figure 2005132830
Figure 2005132830
Figure 2005132830
Figure 2005132830
本発明の製剤、食品又は液状食品組成物は、肥満しているヒト、肥満はしていないが内臓脂肪の多いヒト、標準的体型であるがさらに痩せたいヒト、過食症のヒト、高脂血症のヒト等の体重低減、食欲抑制、内臓脂肪低減、高脂血症の予防又は治療のために好適に使用できる。

Claims (5)

  1. ポルフィランを含む食欲抑制剤。
  2. ポルフィランを含む体重低減剤。
  3. ポルフィランを含む内臓脂肪低減剤。
  4. ポルフィランを含む高脂血症の予防又は治療剤。
  5. ポルフィランを含み、以下の(i)〜(iv)のいずれかの表示を付した食品又は液状食品組成物。
    (i)体重を低減する旨の表示
    (ii)内臓脂肪を低減する旨の表示
    (iii)血中脂肪やコレステロールを低減する旨の表示
    (iv)生活習慣病を予防し、体調を維持する旨の表示

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