JP2005125974A - 車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置、及び車両用電動パワーステアリング装置 - Google Patents
車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置、及び車両用電動パワーステアリング装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 温度変化による部品間のクリアランスの増大を抑制してラックサポート機能の低下や異音発生を防止すること、また、ラック軸中心からアジャストカバーエンドまでの距離を抑制して、レイアウト上の干渉問題を低減すること。
【解決手段】 アジャストカバー5は、ラックガイド3を摺動自在に包持するように形成してあり、アジャストカバー5と、ラックガイド3とは、両者に略同等の熱膨張係数の材料を使用することにより、温度変化による部品間のクリアランスの増大を抑制することができる。また、アジャストカバー5は、その螺合ネジ部分をラックガイド3の径方向外方に配置できるため、アジャストカバー5は、その高さの大部分をラックガイド3とラップさせることができ、ラック軸2の中心からアジャストカバー5のエンドまでの距離を抑えることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 アジャストカバー5は、ラックガイド3を摺動自在に包持するように形成してあり、アジャストカバー5と、ラックガイド3とは、両者に略同等の熱膨張係数の材料を使用することにより、温度変化による部品間のクリアランスの増大を抑制することができる。また、アジャストカバー5は、その螺合ネジ部分をラックガイド3の径方向外方に配置できるため、アジャストカバー5は、その高さの大部分をラックガイド3とラップさせることができ、ラック軸2の中心からアジャストカバー5のエンドまでの距離を抑えることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置、及び、当該装置を備えた車両用電動パワーステアリング装置に関する。
従来のラックアンドピニオン式ステアリング装置に於いては、特許文献1に示すように、タイヤの路面の凸凹状況がタイロッド等を伝わって、ラックアンドピニオン式ステアリングギヤ部において、ラトル音等が発生する。
従って、このラトル音等の低減のため、ラックギヤをピニオンギヤ方向に押し付ける目的で、ラックガイドを用い、また、これにバネ等の弾性部材を付与することで、押し付け荷重を一定に保っている。
図1(a)は、従来に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置の断面図である。
車両用ステアリング装置のギヤボックスでは、そのアルミニウム製のハウジング1に、その上端をステアリングホイール(図示略)に連結したピニオン軸(図示略)が回転自在に支持してある。このピニオン軸(図示略)に対向して、ピニオン軸(図示略)に噛合するラック軸2が摺動自在に設けてある。
このラック軸2は、浮動可能であると共に撓むことができるようにハウジング1内に支持してあり、また、その背面側からラックガイド3によりピニオン軸(図示略)に向けて弾性的に押圧し、これにより、ラックとピニオンの噛合状態を良好に維持している。
ラックガイド3は、ハウジング1内に摺動自在に嵌合して設けてあり、その背面側は、皿バネ4(弾性部材)を介して、アジャストカバー5がハウジング1の内面に螺合してある。なお、アジャストカバー5は、ロックナット6により固定してある。
ラックガイド3内には、枢軸7が設けてあり、この枢軸7の外周には、ニードルローラ軸受8を介して、鼓形状の筒状ローラ9が回転自在に設けてある。この筒状ローラ9の凹面は、回転しながらラック軸2の背面の凸形状を弾性的に押圧するようになっている。
図3(a)は、従来に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置の断面図である。
車両用ステアリング装置のギヤボックスでは、そのアルミニウム製のハウジング1に、その上端をステアリングホイール(図示略)に連結したピニオン軸(図示略)が回転自在に支持してある。このピニオン軸(図示略)に対向して、ピニオン軸(図示略)に噛合するラック軸2が摺動自在に設けてある。
このラック軸2は、浮動可能であると共に撓むことができるようにハウジング1内に支持してあり、また、その背面側からプレッシャーパッド11によりピニオン軸(図示略)に向けて弾性的に押圧し、これにより、ラックとピニオンの噛合状態を良好に維持している。
プレッシャーパッド11は、ハウジング1内に摺動自在に嵌合して設けてあり、その背面側は、コイルバネ12(弾性部材)を介して、アジャストカバー5がハウジング1の内面に螺合してある。なお、アジャストカバー5は、ロックナット6により固定してある。
プレッシャーパッド11の凹面は、ラック軸2の背面の凸形状を弾性的に押圧するようになっている。
実開平2−59067号公報
しかしながら、従来、アルミニウム製のハウジング1内に、ラックガイド3又はプレッシャーパッド11が摺動自在に包持するように構成してある。
その結果、アルミニウム製のハウジング1と、鉄部材であるラックガイド3又はプレシャーパッド11との熱膨張係数の違いにより、高温にさらされると、部品間のクリアランスが大きくなり、ラックサポート機能の低下や異音発生を招くことが懸念されている。
また、アジャストカバー5は、ラック軸2とは反対側のラックガイド3又はプレシャーパッド11の背面に位置して、ラックガイド3又はプレシャーパッド11を押し出す構成になっている。
その結果、ラック軸2の中心からアジャストカバー6のエンドまでの距離には螺合ネジ部の必要かかり代ゆえ、アジャストカバー6高さがそのまま加わることとなり、その高さゆえ、車両搭載のレイアウトを検討する上で、アジャストカバー6のエンドが車両の取付部に干渉するといった虞れがある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、温度変化による部品間のクリアランスの増大を抑制してラックサポート機能の低下や異音発生を防止することができ、また、ラック軸中心からアジャストカバーエンドまでの距離を抑制して、レイアウト上の干渉問題を低減することができる車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置、及び車両用電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置は、ハウジングに回転自在に支持したピニオン軸に、前記ハウジングに摺動自在に設けたラック軸を噛合し、
前記ハウジング内に摺動可能に嵌合した弾性押圧機構によって、前記ラック軸を前記ピニオン軸に向けて弾性的に押圧し、
前記弾性押圧機構をアジャストカバーにより装着した車両用ラックアンドピニオン式ステアリング装置において、
前記アジャストカバーは、前記弾性押圧機構を摺動自在に包持するように形成してあることを特徴とする。
前記ハウジング内に摺動可能に嵌合した弾性押圧機構によって、前記ラック軸を前記ピニオン軸に向けて弾性的に押圧し、
前記弾性押圧機構をアジャストカバーにより装着した車両用ラックアンドピニオン式ステアリング装置において、
前記アジャストカバーは、前記弾性押圧機構を摺動自在に包持するように形成してあることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置は、前記弾性押圧機構は、
前記アジャストカバー内に摺動自在に設けたラックガイドと、
前記アジャストカバーと当該ラックガイドとの間で離間するように付勢するバネと、
ラックガイド内に設けた枢軸と、
枢軸の外周に軸受を介して回転自在に設けた鼓形状の筒状ローラと、を有することを特徴とする。
前記アジャストカバー内に摺動自在に設けたラックガイドと、
前記アジャストカバーと当該ラックガイドとの間で離間するように付勢するバネと、
ラックガイド内に設けた枢軸と、
枢軸の外周に軸受を介して回転自在に設けた鼓形状の筒状ローラと、を有することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置は、前記弾性押圧機構は、
前記アジャストカバー内に摺動自在に設けたプレッシャーパッドと、
前記アジャストカバーと当該ラックガイドとの間で離間するように付勢するバネと、を有することを特徴とする。
前記アジャストカバー内に摺動自在に設けたプレッシャーパッドと、
前記アジャストカバーと当該ラックガイドとの間で離間するように付勢するバネと、を有することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置は、前記ラックガイド又はプレッシャーパッドと、前記アジャストカバーとは、略同等の線膨張係数を有する材料から形成してあることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る車両用電動パワーステアリング装置は、前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載のラックアンドピニオン式ステアリング装置を備えていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、アジャストカバーは、弾性押圧機構を摺動自在に包持するように形成してあることから、両者に略同等の熱膨張係数の材料を使用することにより、温度変化による部品間のクリアランスの増大を抑制して、ラックサポート機能の低下や異音発生を防ぐことができる。
また、アジャストカバーは、弾性押圧機構を摺動自在に包持するように形成してあることから、その螺合ネジ部分をラックガイド又はプレッシャーパッドの径方向外方に配置することができる。そのため、アジャストカバーは、その高さの大部分をラックガイド又はプレッシャーパッドとラップさせることが出来るため、ラック軸の中心からアジャストカバーのエンドまでの距離を抑えることができる。これによりレイアウト上の干渉問題を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置、及び車両用電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。
(第1実施の形態)
図1(b)は、本発明の第1実施の形態に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置の断面図である。
図1(b)は、本発明の第1実施の形態に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置の断面図である。
本実施の形態に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置は、好適には、車両用電動パワーステアリング装置に装着するようになっている。
車両用ステアリング装置のギヤボックスでは、そのアルミニウム製のハウジング1に、その上端をステアリングホイール(図示略)に連結したピニオン軸(図示略)が回転自在に支持してある。このピニオン軸(図示略)に対向して、ピニオン軸(図示略)に噛合するラック軸2が摺動自在に設けてある。
このラック軸2は、浮動可能であると共に撓むことができるようにハウジング1内に支持してあり、また、その背面側からラックガイド3によりピニオン軸(図示略)に向けて弾性的に押圧し、これにより、ラックとピニオンの噛合状態を良好に維持している。
本実施の形態では、アジャストカバー5は、ラックガイド3を摺動自在に包持するように形成してある。
すなわち、アジャストカバー5は、従来より長い筒状部20を有しており、この筒状部20の外周面の雄ネジ部は、ハウジング1の内周面の雌ネジ部に螺合してある。
筒状部20の内周面には、ラックガイド3が摺動自在に収納してある。このラックガイド3内には、枢軸7が設けてあり、この枢軸7の外周には、ニードルローラ軸受8を介して、鼓形状の筒状ローラ9が回転自在に設けてある。この筒状ローラ9の凹面は、回転しながらラック軸2の背面の凸形状を弾性的に押圧するようになっている。
また、アジャストカバー5の内側と、ラックガイド3の背面との間には、互いに離間するように付勢する皿バネ4(弾性部材)が介装してある。
以上から、本実施の形態では、アジャストカバー5は、ラックガイド3を摺動自在に包持するように形成してあり、アジャストカバー5と、ラックガイド3とは、両者に略同等の熱膨張係数の材料を使用することにより、温度変化による部品間のクリアランスの増大を抑制して、ラックサポート機能の低下や異音発生を防ぐことができる。
また、アジャストカバー5は、ラックガイド3を摺動自在に包持するように形成してあることから、上記のように、その螺合ネジ部分をラックガイド3の径方向外方に配置することができる。そのため、アジャストカバー5は、その高さの大部分をラックガイド3とラップさせることが出来るため、ラック軸2の中心からアジャストカバー5のエンドまでの距離を抑えることができる。これにより、レイアウト上の干渉問題を低減することができる。
具体的な一例としては、図1に示すように、ラック軸2の中心からアジャストカバー5のエンドまでの距離は、(51.1mm)から(42mm)にまで短くすることができる。
図2(b)は、本発明の第1実施の形態の変形例に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置の断面図である。なお、図2(a)は、図1(a)と同様の図であり、従来に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置の断面図である。
上述した第1実施の形態では、アジャストカバー5でラックガイド3を保持する場合、ねじ精度やガタ等により、ラックガイド3とラック2の芯が出ないことが懸念される。
そこで、本変形例では、ラックガイド3の外周面の周方向溝に、Oリング30が収納してセットしてあり、これにより、芯ずれを吸収することができるようになっている。なお、Oリング30は、これに代えて、他の弾性体であってもよい。
このように、ラックガイド3は、Oリング30等の弾性体を介して、アジャストカバー5に保持される構造であってもよい。
(第2実施の形態)
図3(b)は、本発明の第2実施の形態に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置の断面図である。
図3(b)は、本発明の第2実施の形態に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置の断面図である。
本実施の形態に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置は、好適には、車両用電動パワーステアリング装置に装着するようになっている。
車両用ステアリング装置のギヤボックスでは、そのアルミニウム製のハウジング1に、その上端をステアリングホイール(図示略)に連結したピニオン軸(図示略)が回転自在に支持してある。このピニオン軸(図示略)に対向して、ピニオン軸(図示略)に噛合するラック軸2が摺動自在に設けてある。
このラック軸2は、浮動可能であると共に撓むことができるようにハウジング1内に支持してあり、また、その背面側からプレッシャーパッド11によりピニオン軸(図示略)に向けて弾性的に押圧し、これにより、ラックとピニオンの噛合状態を良好に維持している。
本実施の形態では、アジャストカバー5は、プレッシャーパッド11を摺動自在に包持するように形成してある。
すなわち、アジャストカバー5は、従来より長い筒状部20を有しており、この筒状部20の外周面の雄ネジ部は、ハウジング1の内周面の雌ネジ部に螺合してある。
筒状部20の内周面には、プレッシャーパッド11が摺動自在に収納してある。アジャストカバー5の内側と、プレッシャーパッド11の背面との間には、互いに離間するように付勢するコイルバネ12(弾性部材)が介装してある。なお、アジャストカバー5は、ロックナット6により固定してある。
プレッシャーパッド11の凹面は、ラック軸2の背面の凸形状を弾性的に押圧するようになっている。
以上から、本実施の形態では、アジャストカバー5は、プレッシャーパッド11を摺動自在に包持するように形成してあり、アジャストカバー5と、プレッシャーパッド11とは、両者に略同等の熱膨張係数の材料を使用することにより、温度変化による部品間のクリアランスの増大を抑制して、ラックサポート機能の低下や異音発生を防ぐことができる。
また、アジャストカバー5は、プレッシャーパッド11を摺動自在に包持するように形成してあることから、上記のように、その螺合ネジ部分をプレッシャーパッド11の径方向外方に配置することができる。そのため、アジャストカバー5は、その高さの大部分をプレッシャーパッド11とラップさせることが出来るため、ラック軸2の中心からアジャストカバー5のエンドまでの距離を抑えることができる。これにより、レイアウト上の干渉問題を低減することができる。
具体的な一例としては、図3に示すように、ラック軸2の中心からアジャストカバー5のエンドまでの距離は、(52.5mm)から(39.3mm)にまで短くすることができる。
また、Oリング等の弾性体を用いることなく、アジャストカバー5でプレッシャーパッド11を保持する場合には、ねじ精度やガタ等により、プレッシャーパッド11とラック2の芯が出ないことが懸念される。
そこで、図3(b)に示すように、本第2実施の形態では、プレッシャーパッド11の外周面の周方向溝に、Oリング30が収納してセットしてあり、これにより、芯ずれを吸収することができるようになっている。なお、Oリング30は、これに代えて、他の弾性体であってもよい。
このように、プレッシャーパッド11は、Oリング30等の弾性体を介して、アジャストカバー5に保持される構造であってもよい。
図4(a)は、本発明の第2実施の形態の第1変形例に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置の側面図であり、(b)は、その断面図である。
本第1変形例では、アジャストカバー5の中心部に、アジャストカバー5の締付工具用の六角穴41が形成してある。
これにより、ラック2の中心からアジャストカバー5のエンドまでの距離を、上述した第2実施の形態より、短縮することができる。
図5(a)は、本発明の第2実施の形態の第2変形例に係る車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置の側面図であり、(b)は、その断面図である。
本第2変形例では、アジャストカバー5の外周部の一部に、カシメ部42が形成してあり、このカシメ部42をハウジング1の内周端縁に加締めることにより、アジャストカバー5を固定するようになっている。
これにより、ラック2の中心からアジャストカバー5のエンドまでの距離を、上述した第2実施の形態より、短縮することができる。
また、本変形例では、上記のように、カシメ部42を加締めることにより固定する方法を採用していることから、ロックナット6を廃止している。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。
1 ハウジング
2 ラック軸
3 ラックガイド
4 皿バネ(弾性部材)
5 アジャストカバー
6 ロックナット
7 枢軸
8 ニードルローラ軸受
9 筒状ローラ
11 プレッシャーパッド
12 コイルバネ(弾性部材)
20 筒状部
30 Oリング
41 六角穴
42 カシメ部
2 ラック軸
3 ラックガイド
4 皿バネ(弾性部材)
5 アジャストカバー
6 ロックナット
7 枢軸
8 ニードルローラ軸受
9 筒状ローラ
11 プレッシャーパッド
12 コイルバネ(弾性部材)
20 筒状部
30 Oリング
41 六角穴
42 カシメ部
Claims (5)
- ハウジングに回転自在に支持したピニオン軸に、前記ハウジングに摺動自在に設けたラック軸を噛合し、
前記ハウジング内に摺動可能に嵌合した弾性押圧機構によって、前記ラック軸を前記ピニオン軸に向けて弾性的に押圧し、
前記弾性押圧機構をアジャストカバーにより装着した車両用ラックアンドピニオン式ステアリング装置において、
前記アジャストカバーは、前記弾性押圧機構を摺動自在に包持するように形成してあることを特徴とする車両用ラックアンドピニオン式ステアリング装置。 - 前記弾性押圧機構は、
前記アジャストカバー内に摺動自在に設けたラックガイドと、
前記アジャストカバーと当該ラックガイドとの間で離間するように付勢するバネと、
ラックガイド内に設けた枢軸と、
枢軸の外周に軸受を介して回転自在に設けた鼓形状の筒状ローラと、を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ラックアンドピニオン式ステアリング装置。 - 前記弾性押圧機構は、
前記アジャストカバー内に摺動自在に設けたプレッシャーパッドと、
前記アジャストカバーと当該ラックガイドとの間で離間するように付勢するバネと、を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ラックアンドピニオン式ステアリング装置。 - 前記ラックガイド又はプレッシャーパッドと、前記アジャストカバーとは、略同等の線膨張係数を有する材料から形成してあることを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用ラックアンドピニオン式ステアリング装置。
- 前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載のラックアンドピニオン式ステアリング装置を備えていることを特徴とする車両用電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003364839A JP2005125974A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置、及び車両用電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005125974A true JP2005125974A (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=34643700
Family Applications (1)
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JP2003364839A Pending JP2005125974A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 車両用ラックアンドピニオン型ステアリング装置、及び車両用電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
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FR2933944A1 (fr) * | 2008-07-17 | 2010-01-22 | Jtekt Europe Sas | Procede de sertissage de la vis de reglage d'un poussoir sur une direction de vehicule automobile |
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-
2003
- 2003-10-24 JP JP2003364839A patent/JP2005125974A/ja active Pending
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Legal Events
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Effective date: 20061023 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090217 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20090413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090519 |