JP2005125881A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Yukio Ozeki
幸夫 尾関
Masaharu Onda
正治 恩田
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Abstract

【課題】 遠心多翼式送風機からの騒音量を低減できる車両用空調装置の提供を図る。
【解決手段】 遠心多翼式送風機12のケーシング22の舌部26の外壁面の近傍に吸音部材41を設けた。そのため、遠心多翼式送風機12からの騒音量を低減できる。つまり、遠心多翼式送風機12で発生する騒音の大部分は舌部26近傍から発生されるため、この舌部26の外壁面の近傍に吸音部材41を設けたことで、遠心多翼式送風機12からの騒音量を低減できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遠心多翼式送風機を備える車両用空調装置に関する。
図7、8に示すように従来の車両用空調装置100には、車室内前部のインストルメントパネルP内に配置され、送風機101および温調ユニット102を備えて構成されるものがある(例えば特許文献1参照)。この種の車両用空調装置100では、小型で大風量を吹き出せるように送風機として遠心多翼式送風機101を用いている。
遠心多翼式送風機101は、回転駆動に伴い軸方向から吸引した空気を径方向外側に吹き出す羽根車と、この羽根車を回転駆動するモータと、羽根車を収容するケーシングと、備えている。このケーシングは、舌部を巻始部として渦巻状に形成されたスクロール室と、このスクロール室の舌部から送風下流へ向けて一周回した部位で該舌部を分岐点としてさらに送風下流の吹出口に向けて延長形成された吹出ダクト部と、を備えている。
特許2970490号公報
この種の車両用空調装置では、乗員の車内快適性を向上するために可能な限り遠心多翼式送風機からの騒音量を低減することが好ましい。
本発明はこのような従来技術をもとに為されたもので、遠心多翼式送風機からの騒音量を低減できる車両用空調装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、遠心多翼式送風機および温調ユニットを備える車両用空調装置において、前記遠心多翼式送風機は、回転駆動に伴い軸方向から吸引した空気を径方向外側に吹き出す羽根車と、この羽根車を収容するケーシングと、を備え、
前記遠心多翼式送風機のケーシングは、舌部を巻始部として渦巻状に形成されるスクロール室と、前記舌部を分岐点として前記スクロール室より送風下流に向けて延長形成される吹出ダクト部と、を備え、
前記遠心多翼式送風機のケーシングの舌部の近傍に吸音部材が配置されていることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用空調装置において、車室前部のインストルメントパネル内で前記遠心多翼式送風機と前記温調ユニットとが車幅方向に沿って配置され、前記舌部を角部として連続形成される前記ケーシングのスクロール室の外周壁面および前記ケーシングの吹出ダクト部の外壁面と、前記温調ユニットの外壁面と、により形成されるコ字状部を備え、前記コ字状部は、車両後方に向けて開となっていることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の車両用空調装置において、前記吸音部材が、前記コ字状部の内部空間に嵌め込まれていることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、遠心多翼式送風機のケーシングの舌部の近傍に吸音部材を配置したため、遠心多翼式送風機からの騒音量を低減できる。つまり、遠心多翼式送風機で発生する騒音の大部分は舌部近傍から発生するため、この舌部の近傍に吸音部材を配置することで、遠心多翼式送風機からの騒音量を低減できる。なお、この請求項1では吸音部材は舌部に接していない構造も含む。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、コ字状部が車両後方に向けて開となる構造にあっては、吸音部材の効果がより大きいものとなる。これは、コ字状部が車両後方に向けて開となる構造の場合、舌部から生じる騒音が温調ユニット内の迷路状の送風経路を介さずともコ字状部の内部空間を通じて車両後方側の乗員に向い易いため、舌部からの騒音が乗員に聞こえ易い構造であることに起因する。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加え、吸音部材がコ字状部の内部空間に嵌め込まれているため、吸音部材が乗員と舌部との間に位置することとなる。そのため、より効果的に乗員に伝わる騒音量を低減できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1はこの実施形態の車両用空調装置の平面図、図2はこの実施形態の車両用空調装置の後面図、図3は図2中A−A線に沿う断面図、図4はこの実施形態の車両用空調装置の温調ユニットと分離した状態の遠心多翼式送風機の吹出ダクト部の近傍を示す斜視図、図5はこの実施形態の車両用空調装置の温調ユニットの概略構成を示す説明図、図6はこの実施形態の車両用空調装置の騒音量低減効果を説明する図である。
まず、この実施形態の車両用空調装置1の概略を説明する。
この実施形態の車両用空調装置1は、車室前部の図示せぬインストルメントパネル内(インストメントパネルの車両前側)に配置され、内外気切替箱11と遠心多翼式送風機12と温調ユニット13とを備えて構成されている。遠心多翼式送風機12と温調ユニット13とは車幅方向に沿って配置され、送風機12の上側に内外気切替箱11が配置されている。なお、この実施形態では温調ユニット13が車両の車幅方向中央部に配置され、遠心多翼式送風機12は、車幅方向中央から若干左側に配置されている。
次に、各部品(内外気切替箱11および遠心多翼式送風機12および温調ユニット13)の構成を説明する。
内外気切替箱11は、内気吸込口15および外気吸込口16を備えるケーシング14内に、これら内気吸込口15および外気吸込口16の開閉度を調節する開閉ドア(図示省略)を備えて構成されている。
遠心多翼式送風機12は、多数の翼が周方向に一定間隔で配置され回転駆動に伴い軸方向から吸引した空気を径方向外側に吹き出す羽根車20と、この羽根車20を回転駆動するモータ21と、羽根車20を収容するとともに吸込口25および吹出口27を有するケーシング22と、を備えている。
ケーシング22は、舌部26を巻始部として渦巻状に形成されるスクロール室23と、このスクロール室23の送風下流に形成される吹出ダクト部24と、を備えている。スクロール室23には、その渦巻の巻軸方向一方に開口するベルマウス状の吸込口25が設けられ、この吸込口25から内外気切替箱11を介して空気を吸い込むようになっている。吹出ダクト部24は、巻始点としての舌部26から送風下流に向けて一周回した部位からさらに送風下流の前記吹出口27に向けて延長形成されるものである。つまり、スクロール室23と吹出ダクト部24との境界部分に舌部26が位置し、この舌部26を角部として、スクロール室23の外周壁面23aおよび吹出ダクト部24の外壁面24aが連続形成されている。なお、遠心多翼式送風機12から発生する騒音の大部分が、この舌部26から発生することが従来より分かっている。
温調ユニット13は、遠心多翼式送風機12の送風下流に連通接続されインストルメントパネルに開口する吹出口(ベント吹出口,フット吹出口,デフロスタ吹出口など)に向けて送風路を形成するケーシング31を備えている。このケーシング31内には、冷風を生成する冷却用熱交換器32と、温風を生成する加熱用熱交換器33と、温風量および冷風量を調整して吹出温度を調整する温度調整手段としてのエアミックスドア34と、を備え、温度調節された空気をどの吹出口に向けて流すか切替選択する吹出モード切替ドア35、36、37と、を備えている。
このように構成される車両用空調装置1を運転すると、内外気切替箱11から吸込れた空気は、遠心多翼式送風機12により下流の温調ユニット13内に送り込まれ、この温調ユニット13内で所望の温度に調整されたのち、車室内に吹き出されるようになっている。
ここで、この実施形態の車両用空調装置1では、スクロール室23の外周壁面23aと吹出ダクト部24の外壁面24aと温調ユニット13の外壁面31aとにより形成されるコ字状部40が車両後方に向けて開となっている。
そして、このコ字状部40の内部空間全体には吸音部材41が嵌め込まれ、吸音部材41はコ字状部40を構成する外壁面23aと外壁面24aと外壁面31aのそれぞれに密着し且つ舌部26の外壁面に密着している。これにより、この実施形態の車両用空調装置1では、遠心多翼式送風機12からの騒音量を低減できるようになっている。
図6は実際にフロントシートを測定位置として吸音部材41を備えるこの実施形態の車両用空調装置1の騒音量と、吸音部材を備えない従来の車両用空調装置の騒音量と、を測定し比較した図である。図6に示すようにこの実施形態の車両用空調装置1では従来の車両用空調装置にくらべ約1dBAほどの騒音低減効果があることが判明した。
また、この実施形態では、吸音部材41の装着作業性と装着安定性と勘案して、吹出ダクト部24の車両後方側には吸音部材41を上下で挟み込む板部28、29が延長形成されている。
以下、この実施形態の効果をまとめる。
まずこの実施形態によれば、遠心多翼式送風機ケーシング22の舌部26の外壁面の近傍に吸音部材41が配置されているため、遠心多翼式送風機12からの騒音量を低減できる。つまり、遠心多翼式送風機12で発生する騒音の大部分は舌部26近傍から発生するため、この舌部26の外壁面の近傍に吸音部材41を配置することで、遠心多翼式送風機12からの騒音量を低減できる。
特に、車室前部のインストルメントパネルP内で遠心多翼式送風機12と温調ユニット13とが車幅方向に沿って配置され、スクロール室23の外周壁面23aと吹出ダクト部24の外壁面24aと温調ユニット13の外壁面31aとにより形成されるコ字状部40が、車両後方に向けて開となっている配置構造であると、吸音部材41の騒音低減効果がより大きいものとなる。これは、コ字状部40が車両後方に向けて開となる配置構造にあっては、舌部26から生じる騒音が温調ユニット13内の迷路のように入り組んだ送風経路を介さずそのままコ字状部40の内部空間を通じて車両後方の乗員に向かい易い構造であり、舌部26からの騒音が乗員に聞こえ易い構造であることに起因する。
またこの実施形態によれば、吸音部材41がコ字状部40の内部空間に嵌め込まれているため、吸音部材41が乗員と舌部26との間に位置することとなり、より効果的に乗員に伝わる騒音量を低減できる。
また、この実施形態によれば、デットスペースとなるコ字状部40の内部空間全体を利用しているので、スペース効率を落とさずに十分な量の吸音部材41を使用でき、さらに騒音量を低減できる。
特に、この実施形態では、コ字状部40を形成する壁面23aおよび壁面24aおよび31aのそれぞれに吸音部材41が密着しているので、さらに効果的に騒音量を低減できる。
以上のように、本発明によれば、遠心多翼式送風機ケーシングの舌部の近傍に吸音部材が付設されているため、遠心多翼式送風機からの騒音量を低減できる。なお、上述の実施形態では、吸音部材41はコ字状部40の内部空間全体にはめ込まれて、コ字状部40を形成する壁面23aおよび24aおよび31aと密着し且つ舌部26の外壁面と密着しているが、本発明にあっては、吸音部材が舌部26の外壁面に密着していなくてもよく、無論、吸音部材のサイズおよび形状は限定されるものではなく、吸音部材が遠心多翼式送風機ケーシングの舌部の近傍に配置されていればよいものとする。
この実施形態の車両用空調装置の平面図。 この実施形態の車両用空調装置の後面図。 図2中A−A線に沿う断面図。 この実施形態の車両用空調装置の温調ユニットと分離した状態の遠心多翼式送風機の吹出ダクト部の近傍を示す斜視図。 この実施形態の車両用空調装置の温調ユニットの概略構成を示す説明図。 この実施形態の車両用空調装置の騒音量低減効果を説明する図。 従来の車両用空調装置を示す斜視図。 従来の車両用空調装置を示す平面図。
符号の説明
P…インストルメントパネル
1…車両用空調装置
12…遠心多翼式送風機
13…温調ユニット
20…羽根車
22…ケーシング
23…スクロール室
23a…外周壁面
24…吹出ダクト部
24a…外壁面
25…吸込口
26…舌部
27…吹出口
31a…外壁面
40…コ字状部
41…吸音部材

Claims (3)

  1. 遠心多翼式送風機(12)および温調ユニット(13)を備える車両用空調装置(1)において、
    前記遠心多翼式送風機(12)は、回転駆動に伴い軸方向から吸引した空気を径方向外側に吹き出す羽根車(20)と、この羽根車(20)を収容するケーシング(22)と、を備え、
    前記遠心多翼式送風機(12)のケーシング(22)は、舌部(26)を巻始部として渦巻状に形成されるスクロール室(23)と、前記舌部(26)を分岐点として前記スクロール室(23)より送風下流に向けて延長形成される吹出ダクト部(24)と、を備え、
    前記遠心多翼式送風機(12)のケーシング(22)の舌部(26)の近傍に吸音部材(41)が配置されていることを特徴とする車両用空調装置(1)。
  2. 請求項1記載の車両用空調装置(1)において、
    車室前部のインストルメントパネル(P)内で前記遠心多翼式送風機(12)と前記温調ユニット(13)とが車幅方向に沿って配置され、
    前記舌部(26)を角部として連続形成される前記スクロール室(23)の外周壁面(23a)および前記吹出ダクト部(24)の外壁面(24a)と、前記温調ユニット(13)の外壁面(31a)と、により形成されるコ字状部(40)を備え、
    前記コ字状部(40)は、車両後方に向けて開となっていることを特徴とする車両用空調装置(1)。
  3. 請求項2記載の車両用空調装置(1)において、
    前記吸音部材(41)が、前記コ字状部(40)の内部空間に嵌め込まれていることを特徴とする車両用空調装置(1)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020133411A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 株式会社ケーヒン 車両用空調装置

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JP2020133411A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 株式会社ケーヒン 車両用空調装置

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