JP2005125637A - 成形品取出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コアの成形品転写面上に付着した成形品を確実に剥がし取る。
【解決手段】第1,第2型(20,30)を型開きした時に、コア33の成形品転写面33c上に付着した成形品(樹脂レンズ)16と対向する位置まで移動した後に下動して、成形品16を真空吸引する成形品吸引手段70と、第1,第2型(20,30)を型開きした時に、コア33の成形品転写面33c上に付着した成形品16の外周部下面より下方の下方位置に進入し、この下方位置より僅かに上動することにより真空吸引中の成形品16を成形品転写面33c上から剥がし取るための成形品剥がし爪65bを有する成形品剥がし手段60とを備えたことを特徴とする成形品取出し装置50を提供する。
【選択図】図12

Description

本発明は、溶融した成形材を流し込むためのスプルーが形成された第1金型と、第1金型と対向する側にスプルーに接続するランナー,ゲートが形成され且つランナー,ゲートに連通するキャビティが形成されると共にキャビティの下面側に成形品の外形寸法より一回り小形の成形品転写面を有するコアを突き出し可能に臨ませた第2金型とで構成された成型用金型を用いて、キャビティ内で成形品を成形した後に第1,第2金型を型開きし、コアをキャビティの外に突き出した際にコアの成形品転写面上に付着した成形品を取り出す成形品取出し装置に関するものである。
CD(Compact Disc),DVD(Digital Versatile Disc),Blu−Ray Discなどの光ディスクに対して、音声情報や映像情報などの情報信号を記録及び/又は再生するための光ピックアップには、対物レンズ,ホログラム素子,グレーティング素子などの樹脂成形光学部品が内蔵されている。
ところで、光ピックアップに用いられる対物レンズ,ホログラム素子,グレーティング素子などの樹脂成形光学部品は、小型軽量化とか部品単価の削減などを図るために最近では高価な光学ガラスを用いずに樹脂材を用いて成形用金型により量産性良く且つ安価に作製されている。
ここで、成形品として例えば樹脂レンズを成形用金型により成形する時には、光ディスクへの高密度化に伴って樹脂レンズの上下のレンズ曲面を設計仕様に沿った球面又は非球面に寸法精度良く正確に成形する必要があり、これに従って成形用金型に対して各種の改良が図られているものの、成形した樹脂レンズを成形用金型内から寸法精度を維持した状態で取出すための成形品取出し装置が必要であり、この種の成形品取出し装置の従来例として真空吸引方式を採用したプレス用金型がある(例えば、特許文献1)。
特公平5−49611号公報(第5−7頁、図1)。
図16(a)〜(c)は従来例のプレス用金型を説明するために動作順に示した縦断面図である。
図16(a)〜(c)に示した従来例のプレス用金型100は、上記した特許文献1(特公平5−49611号公報)に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照しながら簡略に説明する。
図16(a)〜(c)に示した従来例のプレス用金型100は、ガラスプレス品を連続的に成形する際に上型と下型との芯合わせが不要であり、且つ、素材供給工程とガラスプレス品取出し工程とが自動化可能に構成されている。
即ち、図16(a)に示した如く、従来例のプレス用金型100では、型受台101に穿設した貫通孔101aを中心にして円筒形状の胴型102が下方に形成したフランジ部102aをボルト103で型受台101上に固定している。
また、胴型102は、内部に大径孔102bと小径孔102cとが上下に同心で段付きに形成されており、且つ、大径孔102b内の上下に同一外径寸法で形成した上型104と下型105とが互いに対向しながら摺動可能に組み込まれている。この際、上型104はプレスのラム(図示せず)に取り付けられて胴型102内を上下方向に摺動し、一方、下型105は胴型102の下方に貫通して穿設した小径孔102c内を通り油圧プレス(図示せず)に連結している型押棒105aを一体に有している。
また、胴型102の中間部位の側面に、軟化ガラス供給口102dと、ガラスプレス品取出口102eとが左右に分かれて開口されている。そして、胴型102の軟化ガラス供給口102dに臨んでシュート106が水平に配設され、且つ、このシュート106上に軟化ガラス107を供給する素材供給装置108が水平方向に往復動可能に設けられている。また、胴型102のガラスプレス品取出口102eの外側に真空ポンプ(図示せず)に接続された吸引部109aを有する成形品取出し装置109が水平方向に往復動可能に設けられている。
ここで、上記のように構成した従来例のプレス用金型100の動作を説明すると、図16(a)に示した如く、従来例のプレス用金型100が初期状態に至っている時には、下型105は胴型102の大径孔102b内の下方に待機し、一方、上型104は胴型102の大径孔102b内で軟化ガラス供給口102d及びガラスプレス品取出口102eよりも上方に退避している。そして、シュート106上で矢印A1方向に前進する素材供給装置108により軟化ガラス107が押されて転がり、胴型102の軟化ガラス供給口102dから落下して下型105上に供給される。
次に、図16(b)に示した如く、軟化ガラス107が下型105上に供給された後に、素材供給装置108を矢印A2方向に後退させる。この後、プレスのラム(図示せず)によって上型104が胴型102の大径孔102b内を矢印B1方向に下降し、上型104と下型105とによって軟化ガラス107が加圧されて型締めが行われた時にガラスレンズ110が成形される。
次に、図16(c)に示した如く、ガラスレンズ110が成形された後、プレスのラム(図示せず)によって上型104が胴型102の大径孔102b内を矢印B2方向に上昇してガラスプレス品取出口102eよりも上方に至った時に、成形品取出し装置109が胴型102のガラスプレス品取出口102eから矢印C1方向に向かって進入し、成形品取出し装置109の吸引部109aが下型105の上方に来た位置で停止する。この後、下型105が型押棒105aを介して油圧プレス(図示せず)によって押し上げられた後、真空ポンプ(図示せず)が作動してガラスレンズ110が成形品取出し装置109の吸引部109aにより真空吸引されると、下型105が下降し、ガラスレンズ110が下型105から離型される。この後、成形品取出し装置109が矢印C2方向に向かって後退してガラスレンズ110が成形品保管場所(図示せず)へ移送された時に、真空ポンプが停止して、ガラスレンズ110が成形品保管場所に収納される。
ところで、上記した従来例のプレス用金型100では、成形したガラスレンズ110をプレス用金型100内から取出す際、成形品取出し装置109の吸引部109aによりガラスレンズ110を真空吸引しているものの、ガラスレンズ110などの成形品の小型化に伴い、成形品の吸引面積が縮小するため、成形品取出し装置109の吸引部109aでの吸引力が減少し、成形品の取出しミスが多発している。
そこで、成形品取出し装置に真空吸引方式を適用した時に、樹脂レンズ,ホログラム素子,グレーティング素子などの成形品を金型内から確実に取出すことができる成形品取出し装置が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、溶融した成形材を流し込むためのスプルーが形成された第1金型と、前記第1金型と対向する側に前記スプルーに接続するランナー,ゲートが形成され且つ前記ランナー,ゲートに連通するキャビティが形成されると共に前記キャビティの下面側に成形品の外形寸法より一回り小形の成形品転写面を有するコアを突き出し可能に臨ませた第2金型とで構成された成型用金型を用いて、前記キャビティ内で前記成形品を成形した後に前記第1,第2金型を型開きし、前記コアを前記キャビティの外に突き出した際に前記コアの前記成形品転写面上に付着した前記成形品を取り出す成形品取出し装置であって、
前記第1,第2金型を型開きした時に、前記コアの前記成形品転写面上に付着した前記成形品と対向する位置まで移動した後に下動して、前記成形品を真空吸引する成形品吸引手段と、
前記第1,第2金型を型開きした時に、前記コアの前記成形品転写面上に付着した前記成形品の外周部下面より下方の下方位置に進入し、この後、前記下方位置より僅かに上動することにより真空吸引中の前記成形品を前記成形品転写面上から剥がし取るための成形品剥がし爪を有する成形品剥がし手段とを備えたことを特徴とする成形品取出し装置である。
また、第2の発明は、溶融した成形材を流し込むためのスプルーが形成された第1金型と、前記第1金型と対向する側に前記スプルーに接続する複数のランナー,ゲートが前記スプルーを中心にして略等間隔で放射状に形成され且つ前記複数のランナー,ゲートに連通する複数のキャビティが一つの円周上に略等間隔で形成されると共に各キャビティの下面側に成形品の外形寸法より一回り小形の成形品転写面を有する各コアを突き出し可能に臨ませた第2金型とで構成された成型用金型を用いて、各キャビティ内で各成形品を成形した後に前記第1,第2金型を型開きし、前記各コアを各キャビティの外に突き出した際に前記各コアの各成形品転写面上に付着した各成形品を取り出す成形品取出し装置であって、
前記第1,第2金型を型開きした時に、前記各コアの前記各成形品転写面上に付着した前記各成形品と対向する位置まで移動した後に下動して、前記各成形品を真空吸引する複数の成形品吸引手段と、
前記第1,第2金型を型開きした時に、前記各コアの前記各成形品転写面上に付着した前記各成形品に衝突することなく該各成形品の外周部下面より下方の下方位置まで下動し、更に、前記下方位置で所定の角度だけ回動した後に前記各成形品の外周部下面の下方に進入し、この後、前記下方位置より僅かに上動することにより真空吸引中の前記各成形品を前記各成形品転写面上から同時に剥がし取るための複数の成形品剥がし爪を放射状に一体形成した成形品剥がし爪板を有する成形品剥がし手段とを備えたことを特徴とする成形品取出し装置である。
更に、第3の発明は、上記した第1又は第2の発明の成形品取出し装置において、
前記キャビティに連通する前記ゲートがトンネルゲートに形成され、前記コアを前記キャビティの外に突き出した時に、前記コアの前記成形品転写面上に付着した前記成形品の外周面からトンネルゲート部位が切り離された状態で前記成形品を前記成形品吸引手段と前記成形品剥がし手段とにより取り出すことを特徴とする成形品取出し装置である。
以上詳述した本発明に係る成形品取出し装置において、請求項1記載によると、従来例のように成形品を金型内から取出す時に真空吸引方式だけで行う場合に比べて、成形品の小型化に伴い、成形品の吸引面積が縮小した場合でも、成形品剥がし爪の下方位置からの僅かな上動により真空吸引中の成形品をコアの成形品転写面上から確実に剥がし取ることができるので、成形品取出し装置の信頼性向上に寄与できる。
また、請求項2記載によると、成形品剥がし爪板に放射状に形成した複数の成形品剥がし爪により真空吸引中の各成形品を各コアの各成形品転写面上から同時に確実に剥がし取ることができるので、成形品の複数個取りに対応できる。
また、請求項3記載によると、成形品の外周面からトンネルゲート部位が切り離されているので、成形品吸引手段により真空吸引した成形品を成形品保管場所まで容易に搬送できる。
以下に本発明に係る成形品取出し装置の一実施例を図1乃至図15を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る成形品取出し装置に適用される成形用金型を説明するために第1金型と第2金型とを互いに対向させて型締めした状態を示した縦断面図、
図2は本発明に係る成形品取出し装置に適用される成形用金型において、第1金型と第2金型とを互いに対向させて型締めした時に、第1,第2金型内で互いに対向させた第1,第2コアの近傍を拡大して示した縦断面図、
図3は図1に示した円筒状のリテーナーで支持した複数のボールべアリングと、第2コアとをそれぞれ示した斜視図、
図4は本発明に係る成形品取出し装置に適用される成形用金型を用いて樹脂レンズを射出成形する際に、溶融樹脂の湯流れを模式的に示した図、
図5は本発明に係る成形品取出し装置に適用される成形用金型を用いて射出成形した樹脂レンズを示した斜視図、
図6(a),(b)は本発明に係る成形品取出し装置の構成を示した縦断面図,下面図である。
図1に示した如く、本発明に係る成形品取出し装置50は、可動側の第1金型20と固定側の第2金型30とを互いに対向させて構成した成形用金型10に対して第1金型20の側面近傍に設置されており、且つ、第1,第2金型20,30により樹脂レンズ,ホログラム素子,グレーティング素子などの成形品をキャビティ15内で成形した後に第1金型20と第2金型30とを型開きした時に、成形品取出し装置50内に設けた成形品剥がし手段60と少なくとも1個以上の成形品吸引手段70とを大径な円板52を介して取り付けたロボットアーム51が第1,第2金型20,30間に進退可能に設けられているものであるが、この成形品取出し装置50を説明する前にここで適用される成形用金型10について先に説明する。
尚、以下の説明では、成形品の製造効率を向上させるために第1,第2金型20,30内で成形品を複数個(例えば6個)取りする場合について説明するが、成形品は第1,第2金型20,30内で少なくとも1個以上成形できれば良く、この成形品の成形個数に合わせて成形品取出し装置50内に設けた成形品剥がし手段60と成形品吸引手段70とを適宜設計すれば良いものである。
即ち、本発明に係る成形品取出し装置50に適用される成形用金型10は、主として光ピックアップに内蔵される対物レンズ,ホログラム素子,グレーティング素子などの光学部品を樹脂材を用いて射出成形できるように第1金型20と第2金型30とが互いに対向して配置されており、ここでは第1金型20を可動側とし、第2金型30を固定側として以下説明する。この際、可動側の第1金型20は、図示しないガイドシャフトに沿って第2金型30に対して矢印Z1,Z2方向に上下動可能に設けられており、第1金型20が上動して型開きしている時に、第1金型20と第2金型30との間に120mm〜150mm程度の空間が形成され、この空間内に成形品取出し装置50が矢印X1,X2方向に進退可能になっている。
尚、以下の説明では、実施例として射出成形する成形品の一例に樹脂レンズを適用した場合について述べるものの、ホログラム素子,グレーティング素子などの成形品でも良く、更に、成形品転写面への寸法精度を要求し且つ成形品の外周面にトンネルゲートを位置させて射出成形するような成形品にも本発明の技術的思想を適用できるものである。
まず、上記した第1金型20は、この中心部に溶融した成形材として溶融樹脂を流し込むためのスプルー11が第2金型30側に向かって円錐状に形成されている。また、第1金型20の上面20aには、スプルー11を中心にして中周部位に設定した一つの円周に沿って合計6個の段付き孔20cが360°の範囲内を略60°の間隔に区切って穿設されている。一方、第1金型20の下面20bには、合計6個の段付き20cと対応した各位置に合計6個の第1コア21がクリアランスなく嵌め込まれている。
そして、第1金型20の上面20a側から合計6個の段付き孔20c内に合計6個のネジ付きボルト22を挿入して各ネジ付きボルト22を各第1コア21に螺合させて上下動することで、第1金型20内で各第1コア21の高さ位置が所定の高さ位置にそれぞれ調整できるようになっている。
上記した第1コア21は、図2に拡大して示したように、円筒状に形成した下面に樹脂レンズ(成形品)の上面を転写するための成形品転写面21aが第2金型30側に向かって形成されており、この成形品転写面21aは後述するキャビティ15の上面側に臨んでいる。この実施例では、成形品として樹脂レンズ16(図5)を射出成形する場合を図示しているために、第1コア21の成形品転写面21aは樹脂レンズ16(図5)の上面側のレンズ曲面を転写するためのレンズ転写面として形成されている。
図1戻り、第1金型20の下面20bの外周部位には、第1金型20を第2金型30に対して型締めする時に両者20,30を位置規制するためのテーパ孔20dが穿設されている。上記に合わせて、第2金型30の上面30aの外周部位にテーパピン31が植設されており、第1,第2金型20,30同士を型締めした時にテーパピン31を第1金型20に穿設したテーパ孔20d内に嵌合させることで第1,第2金型20,30同士が正確に位置規制されるようになっている。
次に、上記した第2金型30の上面30aには、樹脂レンズ16(図5)を複数個(例えば6個)取りするために、第1金型20内に形成したスプルー11を中心にして360°の範囲内を略60°の間隔に区切って6本の放射状ランナー12が中心部から中周部位に向かって放射状に形成されている。
また、第2金型30の上面30aには、合計6個のゲートブロック32が第1金型20の下面20bに取り付けた合計6個の第1コア21とそれぞれ対向して一つの円周上の各位置に嵌め合わされている。
そして、図2に拡大して示した如く、第1,第2金型20,30同士を型締めした時に6本の放射状ランナー12の各一端は第1金型20内に形成したスプルー11に接続され、且つ、6本の放射状ランナー12の各一端と反対側の各他端が第2金型30の上面30aに略60°の間隔で取り付けた6個のゲートブロック32に形成したトンネルゲート32bに連通されている。
また、上記したゲートブロック32は、円筒形状に形成され、且つ、中心部に段付き貫通孔32aが貫通して穿設されている。この際、第2金型30に取り付けたゲートブロック32の段付き貫通孔32aは、キャビティ15を形成するための大径孔部32a1が第1金型20に設けた第1コア21と対向する側に形成され、この大径孔部32a1の下方に後述する第2コア33の小径軸部33bが進入するための小径孔部32a2が大径孔部32a1に対して同心で形成されている。
また、ゲートブロック32に形成した段付き貫通孔32aの大径孔部32a1は、キャビティ15内で成形される樹脂レンズ16(図5)の外形寸法に合わせて孔径が設定されており、この大径孔部32a1内に一回り小径な第2コア33の小径軸部33bの上面に形成した成形品転写面33cが臨むことで、大径孔部32a1の段付き部位で樹脂レンズ16(図5)の外周取り付け部16c(図5)が成形されるようになっている。
また、ゲートブロック32は、円筒状の外周部32cと大径孔部32a1との間にトンネルゲート32bが貫通して穿設されており、このトンネルゲート32bは放射状に形成された放射状ランナー12に連通されている。この際、ゲートブロック32に形成したトンネルゲート32bは、第2金型30の上面30aに露出することなく、この上面30aより下方にトンネル状に形成することで、キャビティ15に溶融樹脂を注入して射出成形した樹脂レンズ16(図5)を第2コア33により突き出した時に樹脂レンズ16(図5)の外周面からトンネルゲート32bによる樹脂トンネルゲート部位を切り離すために設けたものである。
再び図1に戻り、第2金型30の下面30bには大径な大径凹孔30cが凹状に形成されており、この大径凹孔30c内から上面30aに向かって大径孔部30d1と小径孔部30d2とで段付き状に貫通させた段付き貫通孔30dがゲートブロック32に形成した段付き貫通孔32aの小径孔部32a2と同軸的に穿設され、且つ、大径孔部30d1より上方の小径孔部30d2の内径はゲートブロック32の小径孔部32a2の内径と略一致させて、小径孔部32a2に対して貫通している。この際、第2金型30の大径凹孔30c内から上面30aに向かって穿設した段付き貫通孔30dは、6個のゲートブロック32と対応して一つの円周に沿って6個穿設されている。
また、第2金型30側には、第1金型20に設けた合計6個の第1コア21と対向して合計6個の第2コア33が各キャビティ15に対して突き出し可能に設けられている。
上記した第2コア33は、第2金型30の下面30b側から上面30a側に向かって大径軸部33aと小径軸部33bとで段付き状に形成されている。そして、第2コア33が第2金型30の下面30b側から段付き貫通孔30d内に進入する際、図2に拡大して示したように、第2コア33の大径軸部33aが円筒状のリテーナー34で支持した複数のボールべアリング35を介して第2金型30に形成した段付き貫通孔30dの大径孔部30d1内に進入し、且つ、第2コア33の小径軸部33bが第2金型30に形成した段付き貫通孔30dの小径孔部30d2内に進入し、更に、第2コア33の小径軸部33bの上面側がゲートブロック32に形成した段付き貫通孔30aの小径孔部32a2内に空気抜き用の僅かなクリアランスCを介して進入することで、第2コア33の小径軸部33bの上面に形成した成形品転写面33c(図2)がゲートブロック32に形成した段付き貫通孔30aの大径孔部32a1によるキャビティ15の下面側に臨んでいる。この際、第2コア33の小径軸部33bの上面に形成した成形品転写面33c(図2)は、樹脂レンズ16(図5)の下面側のレンズ曲面を転写するためのレンズ転写面として形成されている。
そして、樹脂レンズ16(図5)を射出成形する場合に、第1金型20に設けた第1コア21の成形品転写面21aと、第2金型30に設けた第2コア33の成形品転写面33cは、硬質のスウエーデン鋼などを用いて各レンズ転写面を予め機械加工した後に、各レンズ転写面に無電解ニッケルメッキを施した上でレンズ設計仕様に合わせた球面又は非球面となるように精密に鏡面仕上げを施している。
この際、図3に示した如く、第2コア33の大径軸部33aに複数のボールべアリング35を円筒状のリテーナー34の周面に沿って支持させるにあたって、リテーナー34の軸方向に対して所定の角度傾斜した傾斜列で複数のボールべアリング35を支持させることで、複数のボールべアリング35が第2金型30に穿設した段付き貫通孔30dの大径孔部30d1の内周面及び第2コア33の大径軸部33aの外周面に略均等の間隔で接することができるようになっている。
ここで、第2金型30内に設けた第2コア33の成形品転写面33c側がキャビティ15に対して上下動する際に、第2金型30内に設けた第2コア33が摺動クリアランスによって第1金型20側に設けた第1コア21に対して上下動時に左右に位置ずれしてしまう現象を防ぐために、第2金型30に穿設した段付き貫通孔30dの大径孔部30d1内と第2コア33の大径軸部33aとの間に円筒状のリテーナー34で支持した複数のボールべアリング35を弾性変位内で予圧をかけて介装させることで、第2コア33が摺動クリアランスを持つことなく上下動できるようにしている。
即ち、図2に拡大して示したように、第2金型30に穿設した段付き貫通孔30dの大径孔部30d1の内径をD1とし、且つ、第2コア33の大径軸部33aの外径をD2とし、ボールべアリング35のボール径をD3とした時に、ボールべアリング35に対して弾性変位内で予圧をかけることで、D1<D2+2×D3が成立することになるので、第2コア33が上下動する時に摺動クリアランスが全く生じない状態で第2コア33の大径軸部33aを複数のボールべアリング35に沿わせながら第2コア33をキャビティ15の外に突き出すことができる。
このように第2コア33は摺動クリアランスが全くなく且つガタツキすることなく第2金型30内でキャビティ15に対して突き出し可能に支持されるので、これにより第2コア33の成形品転写面33cは第1コア21の成形品転写面21aに対して左右に位置ずれすることなく対向できるため、両成形品転写面33c,21a間に形成されたキャビティ15内で樹脂レンズ16(図5)を寸法精度良く射出成形することができる。
再び図1に戻り、合計6本の第2コア33を合計6個のゲートブロック32内に形成した各キャビティ15側に同時に突き出す機構を説明すると、合計6本の第2コア33は第2金型30の下面30b側に形成した大径凹孔30c内に設けた第2コア支持台36の一つの円周上に位置精度良く植設されている。この第2コア支持台36は、中心部にもガイドピン37が第2金型30の上面30aに向かって植設されていると共に、このガイドピン37に圧縮バネ38が嵌入され、且つ、圧縮バネ38の上下端が第2コア支持台36の上面と大径凹孔30cの天面とに接している。そして、圧縮バネ38により第2コア支持台36が第2金型30の下面30bに取り付けたストッパープレート39側に常時付勢されている。この際、第2コア支持台36の中心部に植設したガイドピン37の先端は第2金型30の大径凹孔30cの中心部上方に穿設した逃げ孔30e内に余裕を持って進入している。
また、ストッパープレート39の中心部には貫通孔39aが形成されており、この貫通孔39a内にエジェクタピン40が上下動可能に進入している。
ここで、第1金型20と第2金型30とを突き合わせて型締めした時には、上記した圧縮バネ38の付勢力により第2コア支持台36が下降してストッパープレート39上に当接することで、第2コア支持台36上に植接した合計6本の第2コア33も第2コア支持台36と一体に下降して、各第2コア33の小径軸部33bの上面に形成した各成形品転写面33cが図1及び図2に示したように各キャビィティ15の下面側に臨んでいる。
そして、第1金型20と第2金型30とを突き合わせて低圧(高圧でも可)で型締めした状態で、第1金型20内の中心部に形成したスプルー11に溶融樹脂を流し込むと、図4に示したように、溶融樹脂はスプルー11内を下降してこのスプルー11に各一端を接続した6本の放射状ランナー12に流れ込む。この後、溶融樹脂は6本の放射状ランナー12の各他端に連通した6個のゲートブロック32内に形成した各トンネルゲート32bを経由して、各ゲートブロック32内に形成した段付き貫通孔32aの各大径孔部32a1による各キャビティ15に注入されて、図5に示したような樹脂レンズ16が6個同時に射出成形されるようになっている。
この際、樹脂レンズ16は、第1,第2コア21,33の光学部品転写面21a,33cによって転写された上下のレンズ曲面16a,16bが設計仕様に沿って寸法精度良く球面又は非球面に形成され、且つ、外周取り付け部16cの外周面から樹脂トンネルゲート部位がカットされているので、樹脂レンズ16を不図示の光ピックアップにそのまま取り付けることができる。更に、樹脂レンズ16の外周取り付け部16cの外径が、第2コア33の小径軸部33bの軸径よりも一回り大径に形成されているので、後述する成形品取出し装置50内に設けた成形品剥がし手段60により樹脂レンズ16を第2コア33の成形品転写面33c上から確実に剥がすことが可能に対応されている。
次に、本発明の要部を構成する成形品取出し装置50の構成について、図6(a),(b)を用いて説明する。
本発明の要部を構成する成形品取出し装置50は、先に図1を用いて説明したように、第1金型20と第2金型30とを型開きした時に、第1金型20と第2金型30との間に進入するために、周知のロボット(図示せず)によって作動するロボットアーム51が矢印X1,X2方向に水平移動自在になっている。また、ロボットアーム51に大径な円板52が必要に応じて固着されており、この円板52に成形品剥がし手段60と、6個の成形品吸引手段70とが第2金型30(図1)側に向かって懸架された状態で取り付けられている。尚、第1,第2金型20,30による成形用金型10で成形する成形品の個数が少ない場合には、成形品剥がし手段60と、成形品吸引手段70とをロボットアーム51に直接取り付ける構成でも良い。
まず、上記した成形品剥がし手段60は、大径な円板52の中心に取り付けたシリンダ61と、シリンダ61内を油圧又は空圧により矢印Z1,Z2方向に上下動するピストン64と、ピストン64の下面に取り付けた成形品剥がし爪板65と、ピストン64と一体に成形品剥がし爪板65を中心“0”を中心にして所定角度(例えば略±30°)の範囲で回動させる回動手段69とで概略構成されている。
この際、シリンダ61は、大径円筒部62aと小径円筒部62bとを上方から下方に向かって同心で段付きに形成したシリンダ本体62と、シリンダ本体62内にピストン64を挿入した後に上部を覆うシリンダ蓋63とで構成されており、シリンダ蓋63の中心に穿設した孔63aから油又は空気が挿脱可能になっている。
また、シリンダ本体62内には、大径軸部64aと小径軸部64bとを上方から下方に向かって同心で段付きに形成したピストン64が挿入されて、小径軸部64bがシリンダ本体62の小径円筒部62bの孔62b2内から下方に向かって上下動可能に突出している。
また、シリンダ本体62の小径円筒部62bに、スリット62b1が軸方向に沿って形成され、このスリット62b1を介して位置決めピン66がピストン64の小径軸部64bに軸方向に対して略直角に圧入されている。この際、後述するように、シリンダ本体62のスリット62b1とピストン64に圧入した位置決めピン66とで、ピストン64の下面に取り付けた成形品剥がし爪板65を上方位置に位置決めし、また、成形品剥がし爪板65の下動及び回動によりスリット62b1から抜け出た位置決めピン66とシリンダ本体62の小径円筒部62bの下面とで、成形品剥がし爪板65を下方位置より僅かに上動させた樹脂レンズ剥がし位置に位置決めできるようになっている。
また、成形品剥がし爪板65は、成形用金型10(図1)による成形品の複数個取りに対応して形成されており、具体的には、ピストン64と同心で形成した円板部65aの外周から6本の成形品剥がし爪65bが略60°間隔で放射状に突出形成されていると共に、初期状態では6本の成形品剥がし爪65bが下記する6個の成形品吸引手段70との間に衝突することなく、且つ、各成形品吸引手段70に対して略±30°の間隔で配置されている。この際、成形品剥がし爪板65に形成した6本の成形品剥がし爪65bの長さは、6個の第2コア33(図1〜図3,図7)の小径軸部33bに当接することなく、6個の第2コア33の小径軸部33bの成形品転写面33c(図2)上に付着している各樹脂レンズ16の外周部下面の下方に進入できる寸法に予め設定されている。
更に、成形品剥がし爪板65の上面にピン67が植設されており、このピン67にリンク68を介して回動手段69が連結されており、この回動手段69もロボットアーム51に取り付けられている。
次に、上記した成形品吸引手段70は、第2金型30内に設けた6個の第2コア33と対向できるように、大径な円板52の中周部位に略60°間隔で合計6個取り付けられている。
そして、一つの成形品吸引手段70は、シリンダ71と、シリンダ71内を油圧又は空圧により矢印Z1,Z2方向に上下動する吸引用ピストン74とで概略構成されている。
この際、シリンダ71は、円筒状に形成されたシリンダ本体72と、シリンダ本体72内に吸引用ピストン74を挿入した後に上部を覆うシリンダ蓋73とで構成されており、シリンダ蓋73の中心に穿設した孔73aから油又は空気が挿脱可能になっている。
また、シリンダ本体72内には、大径軸部74aと小径軸部74bとを上方から下方に向かって同心で段付きに形成した吸引用ピストン74が挿入されて、小径軸部74bがシリンダ本体72の下面に穿設した孔72a内から下方に向かって上下動可能に突出している。
また、シリンダ本体72の側面には、真空ポンプ(図示せず)とホース75を介して接続するための空気吸引孔72bが穿設されている。
また、吸引用ピストン74は、シリンダ本体72の側面に穿設した空気吸引孔72bに連通する縦溝74cが側面に形成され、この縦溝74cに連通する横孔74dが上方部位に形成され、更に、横孔74dに連通する吸引孔74eが軸方向に沿って中心に穿設されており、この吸引孔74eで第2コア33(図1〜図3)の小径軸部33bの成形品転写面33c(図2)上に付着した樹脂レンズ16(図5)を真空吸引できるようになっている。
ここで、上記のように構成した成形品取出し装置50の動作工程について、図7〜図14を用いて順を追って説明する。
図7は本発明に係る成形品取出し装置に適用される成形用金型を用いて樹脂レンズを突き出す動作を説明するための縦断面図、
図8は第2金型内に設けた第2コアにより樹脂レンズを突き出した時のエジェクト力により樹脂レンズの外周面からトンネルゲートによる樹脂トンネルゲート部位を切り離す動作を拡大して示した縦断面図、
図9(a),(b)は成形品取出し装置に設けた成形品吸引手段が、第2コア上の樹脂レンズと対向している状態を示した第1動作工程図、
図10(a),(b)は成形品取出し装置に設けた成形品吸引手段の吸引用ピストンを下動させて、吸引用ピストンで第2コア上の樹脂レンズを真空吸引している状態を示した第2動作工程図、
図11(a),(b)は成形品取出し装置に設けた成形品剥がし手段のピストンを下動させた後に成形品剥がし爪板を反時計方向に回動した後の状態を示した第3動作工程図、
図12(a),(b)は成形品取出し装置に設けた成形品剥がし手段のピストンと、成形品吸引手段の吸引用ピストンとをタイミングを合わせて僅かに上動させた状態を示した第4動作工程図、
図13(a),(b)は成形品取出し装置に設けた成形品剥がし手段の成形品剥がし爪板を樹脂レンズ剥がし位置で停止させたまま、樹脂レンズを真空吸引した吸引用ピストンを初期状態の上方位置まで上動させた状態を示した第5動作工程図、
図14(a),(b)は成形品取出し装置に設けた成形品剥がし手段の成形品剥がし爪板を樹脂レンズ剥がし位置で時計方向に回動させた後に、成形品剥がし爪板を初期状態の上方位置まで上動させた状態を示した第6動作工程図である。
尚、図9〜図14中において、(a)は縦断面図を示し、(b)は矢印方向から見た下面図を示している。
ここで、第2金型30に設けた6個のゲートブロック32内の各キャビティ15に溶融樹脂を注入して各樹脂レンズ16(図5)を同時に射出成形した後に、図7に示した如く、固定側となる第2金型30に対して可動側となる第1金型20を不図示のガイドピンに沿って矢印Z1方向に120mm〜150mm程度上方に退避させて型開きを行うと共に、成形品取出し装置50をロボットアーム51の矢印X1方向への移動により第1金型20と第2金型30との間に形成された空間内に挿入している。
この後、第2金型30の下方からエジェクタピン40で第2コア支持台36を圧縮バネ38の付勢力に抗して図示上方に押し上げると、第2コア支持台36に植設した合計6本の第2コア33も第2コア支持台36と一体になって上動する。この時、図8に拡大して示した如く、第2コア33の大径軸部33aは円筒状のリテーナー34で支持した複数のボールべアリング35に沿って摺動クリアランスが全く生じない状態で上動すると共に、第2コア33の小径軸部33bの上面に形成した成形品転写面33cがゲートブロック32に形成したキャビティ15内から外部に向かって突き出されるため、このキャビティ15内で射出成形された樹脂レンズ16も外部に向かって突き出されると共に、この時のエジェクト力によって樹脂レンズ16の外周面からゲートブロック32に形成したトンネルゲート32bによる樹脂トンネルゲート部位が剪断して切り離される。
この際、第2コア33の小径軸部33bの成形品転写面33c上に付着した樹脂レンズ16の外周取り付け部16cは、第2コア33の小径軸部33bより外側に向かって突出しており、且つ、樹脂レンズ16の外周取り付け部16cの下面(以下、外周部下面と記す)と、第2金型30の上面30aとの間には、後述する成形品剥がし手段60内に設けた成形品剥がし爪板65の成形品剥がし爪65b(図11)が進入可能な空間が形成されている。
従って、樹脂レンズ16を射出成形した後に機械加工によるゲートカットなどを必要とぜず、しかもエジェクト力によって樹脂レンズ16の外周面から樹脂トンネルゲート部位が剪断されるために例えば低圧型締めによる1工程だけで樹脂レンズ16を射出成形できるので射出成形時間が短くなり、樹脂レンズ16の生産性が向上すると共に部品単価も削減できる。更に、低圧型締めにより樹脂レンズ16の厚みも薄く形成することができる。 そして、図9に示した如く、成形品取出し装置50の第1動作工程では、第2コア33と一体に樹脂レンズ16が第2金型30の上面30aの上方に突き出された時に、成形品取出し装置50内でロボットアーム51に固着した大径な円板52の中心部位に取り付けた成形品剥がし手段60が第2金型30の上面30aの中心部上方に待機し、且つ、円板52の中周部位に取り付けられた6個の成形品吸引手段70が6個の第2コア33上の樹脂レンズ16の上方に待機するように、ロボットアーム51が矢印X1方向に移動している。
この時、成形品剥がし手段60は、シリンダ61内でピストン64の小径軸部64bに圧入した位置決めピン66がシリンダ本体62の小径円筒部62bに形成したスリット62b1の上端に当接しているので、ピストン64は回動できない状態で上方位置に位置決めされて初期状態を維持している。従って、ピストン64の小径軸部64bの下面に取り付けた成形品剥がし爪板65も回動できない状態で上方位置に位置決めされていると共に、円板部65aから放射状に突出形成した6本の成形品剥がし爪65bは6個の成形品吸引手段70との間で衝突することなく配置されている。
また、成形品吸引手段70も、シリンダ71内の吸引用ピストン74が上方位置に至って初期状態を維持しており、吸引用ピストン74の小径軸部74bの下面が第2コア33の成形品転写面33c上に付着した樹脂レンズ16の上面と間隔を離して対向していると共に、この時、真空ポンプ(図示せず)は停止している。
次に、図10に示した如く、成形品取出し装置50の第2動作工程では、成形品剥がし手段60のピストン64の下面に取り付けた成形品剥がし爪板65を初期状態となる上方位置で待機させたまま、成形品吸引手段70のみを作動させる。この時、成形品吸引手段70は、シリンダ71内の吸引用ピストン74を油圧又は空圧により矢印Z2方向に下動させ、且つ、真空ポンプ(図示せず)を作動させながら、吸引用ピストン74の小径軸部74bの下面を第2コア33上に付着している樹脂レンズ16の上面外周部位に当接させる。この時、樹脂レンズ16の上面周辺の空気が吸引用ピストン74内に形成した吸引孔74e,横孔74d,縦溝74cを通り、シリンダ本体72の側面に穿設した空気吸引孔72bからホース75を介して真空ポンプ(図示せず)側に吸引されるので、吸引用ピストン74で樹脂レンズ16の上面外周部位を真空吸引する。
次に、図11に示した如く、成形品取出し装置50の第3動作工程では、成形品吸引手段70の吸引用ピストン74で樹脂レンズ16を真空吸引しながら、成形品剥がし手段60を作動させる。この時、成形品剥がし手段60は、まず最初に、シリンダ61内のピストン64を油圧又は空圧により矢印Z2方向に下動させ、ピストン64の小径軸部64bに圧入した位置決めピン66をシリンダ本体62の小径円筒部62bに形成したスリット62b1から離脱させて、下方位置に到達させる。ここで、ピストン64が下方位置に至った時に、ピストン64の小径軸部64bの下面に取り付けた成形品剥がし爪板65は、樹脂レンズ16の外周部下面よりも下方の下方位置に至る。そして、成形品剥がし爪板65が下方位置に至った後、回動手段69を始動させると、リンク68を介して成形品剥がし爪板65の上面に植設したピン67が矢印X1方向に押圧されるので、成形品剥がし爪板65は中心“0”を中心にして略30°反時計方向に回動する。そして、成形品剥がし爪板65が反時計方向に回動した時に、第2コア33上に付着している樹脂レンズ16は外周径が第2コア33の軸径よりも大きいので、成形品剥がし爪板65の円板部65aから放射状に突出形成した6本の成形品剥がし爪65bが、6個の第2コア33の各成形品転写面33c上に付着している各樹脂レンズ16の外周部下面の下方に進入できる。また、成形品剥がし爪板65の反時計方向への回動により、ピストン64の小径軸部64bに圧入した位置決めピン66がシリンダ本体62の小径円筒部62bに形成したスリット62b1に対して略30°反時計方向に離れる。
尚、この実施例では、成形品吸引手段70の吸引用ピストン74を下動させて、吸引用ピストン74で樹脂レンズ16を確実に真空吸引した後に、成形品剥がし手段60のピストン64を下動させることで何等かの衝撃などに対して信頼性を向上させているが、これに限らず、吸引用ピストン74の下動とピストン64の下動とを略同時に行うことも可能である。
次に、図12に示した如く、成形品取出し装置50の第4動作工程では、下方位置に至っているピストン64と、樹脂レンズ16を真空吸引中の吸引用ピストン74とをタイミングを合わせながら矢印Z1方向に向かって僅かに上動させる。この時、成形品剥がし手段60は、ピストン64の下面に取り付けた成形品剥がし爪板65の円板部65aから放射状に突出形成した6本の成形品剥がし爪65bの僅かな上動で6個の第2コア33の各成形品転写面33c上に付着している各樹脂レンズ16の外周部下面を僅かに持ち上げて第2コア33上から各樹脂レンズ16を同時に確実に剥がし取っている。これにより、従来例のように成形品を金型内から取出す時に真空吸引方式だけで行う場合に比べて、成形品の小型化に伴い、成形品の吸引面積が縮小した場合でも、成形品剥がし爪65bの下方位置からの僅かな上動により真空吸引中の樹脂レンズ16を第2コア33の成形品転写面33c上から確実に剥がし取ることができるので、成形品取出し装置50の信頼性向上に寄与できる。この際、第2コア33上から樹脂レンズ16を成形品吸引手段70の吸引用ピストン74で真空吸引しながら第2コア33に対して吸引用ピストン74を僅かに上動させている。
そして、成形品剥がし手段60を僅かに上動させた時に、シリンダ61内でピストン64の小径軸部64bに圧入した位置決めピン66が、シリンダ本体62の小径円筒部62bの下面に当接するために、ピストン64の下面に取り付けた成形品剥がし爪板65が下方位置から僅かに上動した樹脂レンズ剥がし位置で停止する。
次に、図13に示した如く、成形品取出し装置50の第5動作工程では、成形品剥がし手段60の成形品剥がし爪板65を図12で前述した樹脂レンズ剥がし位置で停止させたまま、樹脂レンズ16を真空吸引した吸引用ピストン74を矢印Z1方向に向かって初期状態の上方位置まで上動させている。この時、成形品剥がし手段60は、第4動作工程で説明したと同様に、シリンダ61内でピストン64の小径軸部64bに圧入した位置決めピン66が、シリンダ本体62の小径円筒部62bの下面に当接しているために、ピストン64の下面に取り付けた成形品剥がし爪板65が樹脂レンズ剥がし位置で停止したままの状態を維持している。
次に、図14に示した如く、成形品取出し装置50の第6動作工程では、回動手段69により成形品剥がし爪板65の上面に植設したピン67に係合しているリンク68を矢印X2方向に引いて、成形品剥がし手段60の成形品剥がし爪板65を樹脂レンズ剥がし位置で時計方向に略30°回動させた後に、成形品剥がし爪板65をピストン64を介して初期状態の上方位置まで上動させている。この際、成形品剥がし爪板65を樹脂レンズ剥がし位置で時計方向に略30°回動させると、ピストン64の小径軸部64bに圧入した位置決めピン66がシリンダ本体62の小径円筒部62bに形成したスリット62b1内に進入可能となるので、この後、ピストン64を矢印Z1方向に向かって初期状態となる上方位置まで上動させることができる。ここで、ピストン64が上方位置に至った時に、ピストン64の下面に取り付けた成形品剥がし爪板65は初期状態となる位置まで回動しているので、成形品剥がし爪板65の円板部65aから放射状に突出した6本の成形品剥がし爪65bは、各吸引用ピストン74に真空吸引されている各樹脂レンズ16に衝突しない。
この後、第2コア33を下動させて第2コア33を第2金型30内に収納すると共に、成形品剥がし手段60のピストン64と成形品吸引手段70の吸引用ピストン74とが共に上方位置に至っていることを確認した後、吸引用ピストン74で樹脂レンズ16を真空吸引したまま、ロボットアーム51を矢印X2方向に移動させて、吸引用ピストン74に真空吸引した樹脂レンズ16を成型品保管場所まで搬送し、ここで真空ポンプ(図示せず)を停止させて、樹脂レンズ16を吸引用ピストン74から離している。この際、吸引用ピストン74に真空吸引した樹脂レンズ16は、外周面から樹脂トンネルゲート部位が切り離されているので、成形品吸引手段70により真空吸引した樹脂レンズ16を成型品保管場所まで容易に搬送できる。
上記から本発明に係る成形品取出し装置50では、第2コア33の成形品転写面33cよりも外形寸法が大きい成形品(樹脂レンズ)16を突き出した時に、第2コア33の成形品転写面33c上に付着した成形品(樹脂レンズ)16の外周面から樹脂トンネルゲート部位が切り離され、且つ、第2コア33の成形品転写面33c上に付着した成形品(樹脂レンズ)の外周部下面より下方の下方位置に成形品剥がし手段60の成形品剥がし爪65bを進入させて、この下方位置より成形品剥がし爪65bを僅かに上動させることで、真空吸引中の成形品(樹脂レンズ)16を第2コア33の成形品転写面33c上から確実に剥がし取ることができることを特徴とするものであり、成形品剥がし手段60の構造形態は、実施例に限ることなく、下記する変形例なども考えられる。
次に、本発明に係る成形品取出し装置50を一部変形させた変形例の成形品取出し装置50’について図15を用いて簡略に説明する。
図15(a),(b)は本発明に係る成形品取出し装置を一部変形させた変形例の成形品取出し装置の構成を示した縦断面図,下面図である。
図15(a),(b)に示した如く、変形例の成形品取出し装置50’では、成形品剥がし手段60’のみが先に説明した本発明に係る成形品取出し装置50の成形品剥がし手段60を一部変形させたものであり、成形品吸引手段70は同じであるの同じ構成部材に対して同一の符番を付すと共に、新たな構成部材に対して新たな符番を付して、異なる点のみを簡略に説明する。
即ち、成形品剥がし手段60’は、矢印X1,X2方向に移動自在なロボットアーム51に取り付けた大径な円板52の中心部位に取り付けられ且つステッピングモータにより中心“0”を中心にして所定角度(例えば略±30°)の範囲で回動する回転ステージ81と、回転ステージ81に取り付けら且つステッピングモータにより矢印Z1,Z2方向に上下動するZ軸ステージ82と、Z軸ステージ82の下面に取り付けた成形品剥がし爪板65とで構成されている。この際、回転ステージ81とZ軸ステージ82とを組み合わせた構成であれば取り付けの順序は上下を逆転させても良く、第2金型30と対向する下側のステージに成形品剥がし爪板65を取り付ければ良いものである。上記に伴って、先に説明した回動手段69(図6)を省くことができる。
上記した変形例の成形品取出し装置50’の動作は、先に図9〜図14を用いて説明した成形品取出し装置50の動作と略同じであるものの、成形品剥がし爪板65の回動位置及び上下動位置の制御は各ステージ81,82の各パルスモータのパルス数で制御すれば良い。
尚、この実施例及び変形例では、上述したように第1金型20を可動側とし、第2金型30を固定側として説明したが、第2金型30内に設けた第2コア33をキャビティ15側に突き出す技術的思想そのものは実施例と同じくするものの、第1金型20を固定側とし、第2金型30を可動側として構成することも可能である。この場合には、第1金型20に対して第2金型30を不図示のガイドピンに沿って所定距離だけ図示下方に後退させて型開きを行う。この後、エジェクタピン40により第2コア支持台36と一体に合計6本の第2コア33を各キャビティ15側に突き出せば良いものである。そして、第1,第2金型20,30を型開きした時に第1,第2金型20,30間に成形品取出し装置50を進退させれば良い。
本発明に係る成形品取出し装置に適用される成形用金型を説明するために第1金型と第2金型とを互いに対向させて型締めした状態を示した縦断面図である。 本発明に係る成形品取出し装置に適用される成形用金型において、第1金型と第2金型とを互いに対向させて型締めした時に、第1,第2金型内で互いに対向させた第1,第2コアの近傍を拡大して示した縦断面図である。 図1に示した円筒状のリテーナーで支持した複数のボールべアリングと、第2コアとをそれぞれ示した斜視図である。 本発明に係る成形品取出し装置に適用される成形用金型を用いて樹脂レンズを射出成形する際に、溶融樹脂の湯流れを模式的に示した図である。 本発明に係る成形品取出し装置に適用される成形用金型を用いて射出成形した樹脂レンズを示した斜視図である。 (a),(b)は本発明に係る成形品取出し装置の構成を示した縦断面図,下面図である。 本発明に係る成形品取出し装置に適用される成形用金型を用いて樹脂レンズを突き出す動作を説明するための縦断面図である。 第2金型内に設けた第2コアにより樹脂レンズを突き出した時のエジェクト力により樹脂レンズの外周面からトンネルゲートによる樹脂トンネルゲート部位を切り離す動作を拡大して示した縦断面図である。 成形品取出し装置に設けた成形品吸引手段が、第2コア上の樹脂レンズと対向している状態を示した第1動作工程図である。 成形品取出し装置に設けた成形品吸引手段の吸引用ピストンを下動させて、吸引用ピストンで第2コア上の樹脂レンズを真空吸引している状態を示した第2動作工程図である。 成形品取出し装置に設けた成形品剥がし手段のピストンを下動させた後に成形品剥がし爪板を反時計方向に回動した後の状態を示した第3動作工程図である。 成形品取出し装置に設けた成形品剥がし手段のピストンと、成形品吸引手段の吸引用ピストンとをタイミングを合わせて僅かに上動させた状態を示した第4動作工程図である。 成形品取出し装置に設けた成形品剥がし手段の成形品剥がし爪板を樹脂レンズ剥がし位置で停止させたまま、樹脂レンズを真空吸引した吸引用ピストンを初期状態の上方位置まで上動させた状態を示した第5動作工程図である。 成形品取出し装置に設けた成形品剥がし手の成形品剥がし爪板を樹脂レンズ剥がし位置で時計方向に回動させた後に、成形品剥がし爪板を初期状態の上方位置まで上動させた状態を示した第6動作工程図である。 (a),(b)は本発明に係る成形品取出し装置を一部変形させた変形例の成形品取出し装置の構成を示した縦断面図,下面図である。 (a)〜(c)は従来例のプレス用金型を説明するために動作順に示した縦断面図である。
符号の説明
10…成形用金型、
11…スプルー、12…放射状ランナー、15…キャビティ、
16…樹脂レンズ、16a,16b…レンズ曲面、16c…外周取り付け部、
20…第1金型、20a…上面、20b…下面、20c…段付き孔、
20d…テーパ孔、
21…第1コア、21a…成形品転写面、
22…ネジ付きボルト、
30…第2金型、30a…上面、30b…下面、30c…大径凹孔、
30d…段付き貫通孔、30d1…大径孔部、30d2…小径孔部、
30e…逃げ孔30、
31…テーパピン、
32…ゲートブロック、
32a…段付き貫通孔、32a1…大径孔部、32a2…小径孔部、
32b…トンネルゲート、32c…外周部、
33…第2コア、33a…大径軸部、33b…小径軸部、
33c…成形品転写面、
34…リテーナー、35…ボールべアリング、
36…第2コア支持台、37…ガイドピン、38…圧縮バネ、
39…ストッパープレート、40…エジェクタピン、
50…成形品取出し装置、
51…ロボットアーム、52…円板、
60…成形品剥がし手段、
61…シリンダ、62…シリンダ本体、62a…大径円筒部、
62b…小径円筒部、62b1…スリット、63…シリンダ蓋、
64…ピストン、64a…大径軸部、64b…小径軸部、
65…成形品剥がし爪板、65a…円板部、65b…成形品剥がし爪、
66…位置決めピン、67…ピン、68…リンク、69…回動手段、
70…成形品吸引手段、
71…シリンダ、72…シリンダ本体、72a…大径円筒部、72b…小径円筒部、
63…シリンダ蓋、74…吸引用ピストン、74a…大径軸部、74b…小径軸部、
75…ホース、
50’…変形例の成形品取出し装置、
60’…変形例の成形品剥がし手段、
81…回転ステージ、82…Z軸ステージ。

Claims (3)

  1. 溶融した成形材を流し込むためのスプルーが形成された第1金型と、前記第1金型と対向する側に前記スプルーに接続するランナー,ゲートが形成され且つ前記ランナー,ゲートに連通するキャビティが形成されると共に前記キャビティの下面側に成形品の外形寸法より一回り小形の成形品転写面を有するコアを突き出し可能に臨ませた第2金型とで構成された成型用金型を用いて、前記キャビティ内で前記成形品を成形した後に前記第1,第2金型を型開きし、前記コアを前記キャビティの外に突き出した際に前記コアの前記成形品転写面上に付着した前記成形品を取り出す成形品取出し装置であって、
    前記第1,第2金型を型開きした時に、前記コアの前記成形品転写面上に付着した前記成形品と対向する位置まで移動した後に下動して、前記成形品を真空吸引する成形品吸引手段と、
    前記第1,第2金型を型開きした時に、前記コアの前記成形品転写面上に付着した前記成形品の外周部下面より下方の下方位置に進入し、この後、前記下方位置より僅かに上動することにより真空吸引中の前記成形品を前記成形品転写面上から剥がし取るための成形品剥がし爪を有する成形品剥がし手段とを備えたことを特徴とする成形品取出し装置。
  2. 溶融した成形材を流し込むためのスプルーが形成された第1金型と、前記第1金型と対向する側に前記スプルーに接続する複数のランナー,ゲートが前記スプルーを中心にして略等間隔で放射状に形成され且つ前記複数のランナー,ゲートに連通する複数のキャビティが一つの円周上に略等間隔で形成されると共に各キャビティの下面側に成形品の外形寸法より一回り小形の成形品転写面を有する各コアを突き出し可能に臨ませた第2金型とで構成された成型用金型を用いて、各キャビティ内で各成形品を成形した後に前記第1,第2金型を型開きし、前記各コアを各キャビティの外に突き出した際に前記各コアの各成形品転写面上に付着した各成形品を取り出す成形品取出し装置であって、
    前記第1,第2金型を型開きした時に、前記各コアの前記各成形品転写面上に付着した前記各成形品と対向する位置まで移動した後に下動して、前記各成形品を真空吸引する複数の成形品吸引手段と、
    前記第1,第2金型を型開きした時に、前記各コアの前記各成形品転写面上に付着した前記各成形品に衝突することなく該各成形品の外周部下面より下方の下方位置まで下動し、更に、前記下方位置で所定の角度だけ回動した後に前記各成形品の外周部下面の下方に進入し、この後、前記下方位置より僅かに上動することにより真空吸引中の前記各成形品を前記各成形品転写面上から同時に剥がし取るための複数の成形品剥がし爪を放射状に一体形成した成形品剥がし爪板を有する成形品剥がし手段とを備えたことを特徴とする成形品取出し装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の成形品取出し装置において、
    前記キャビティに連通する前記ゲートがトンネルゲートに形成され、前記コアを前記キャビティの外に突き出した時に、前記コアの前記成形品転写面上に付着した前記成形品の外周面からトンネルゲート部位が切り離された状態で前記成形品を前記成形品吸引手段と前記成形品剥がし手段とにより取り出すことを特徴とする成形品取出し装置。


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