JP2005125505A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インク滴の着弾位置を正確に補正できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaがビーム光76の真上に到達したときキャリッジ20の位置をリニアスケール11の目盛りによって表わす。これにより、取付け誤差を含めた各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaの位置関係(互いに隣接するノズル列の間隔)を測定する。ブラックノズル列22Kaを基準にした場合、シアンノズル列22Caのオフセット時間はT1=d1/v、マゼンタノズル列22Maのオフセット時間はT1=(d1+d2)/v、イエローノズル列22Yaのオフセット時間はT1=(d1+d2+d3)/vとなる。また、各色のインク滴が吐出されるまでの吐出時間t(μ秒)はブラックノズル列22Kaを基準として、他の各ノズル列ごとに実測時間(t+T2)を測定して時間T2を補正値とする。
【選択図】 図4

Description

印字ヘッドに形成されたノズルから記録媒体にインクを吐出して画像を形成する画像形成装置に関する。
コンピュータやワークステーションの出力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙などの記録媒体に画像を形成する画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、例えば、インクが吐出する複数のノズルが形成された印字ヘッド(記録ヘッド)と、この印字ヘッドを搭載して所定の主走査方向に往復動するキャリッジと、この所定方向に直交する方向(記録媒体搬送方向)に記録紙を搬送する記録媒体搬送装置とを備えている。
記録紙に画像を形成する際は、記録媒体搬送装置で搬送中の記録紙を一時的に停止させ、キャリッジを上記の主走査方向に往復動させながら、画像情報を担持した画像信号に基づいてノズルからインクを吐出し、記録紙のうち、ノズルの出口(インク吐出口)に向き合う画像形成領域に位置する部分に1バンド分の画像を形成する。その後、記録紙を1バンド分の幅だけ搬送して停止させ、再び、キャリッジを上記した所定方向に往復動させながら、画像信号に基づいてノズルからインクを吐出し、記録紙のうち、画像形成領域に新たに位置する部分に画像を形成する。このような動作を繰り返すことにより、記録紙に画像を形成する。
上記したように印字ヘッドに形成された複数のノズルからインクを吐出する方式としては、ピエゾ方式とバブルジェット方式が知られている。ピエゾ方式では、各ノズルにピエゾ素子を配置しておき、これらのピエゾ素子に選択的に電圧(駆動電圧)や電圧パルス(駆動パルス)などを印加することによりノズルからインクを吐出して画像を形成する。一方、バブルジェット方式では、各ノズルに吐出ヒータを配置しておき、これらの吐出ヒータに選択的に電圧(駆動電圧)や電圧パルス(駆動パルス)などを印加することによりノズルからインクを吐出して画像を形成する。このようなピエゾ方式やバブルジェット方式の画像形成装置では、ノズルの高精細化、使用するインク色の多色化によって年々画質が向上している。
ところで、高画質で印字する(画像形成する)ためには、吐出したインク滴が記録媒体に着弾する位置(着弾位置)の正確さが重要となる。例えば、印字ヘッドを往復動させながらノズルからインクを吐出して画像形成する往復印字における着弾位置のズレや各インク色毎の着弾位置のズレは、粒状感の悪化や色味の変化といった形で画質を低下させる。画質低下を防止するために、記録媒体上に調整用のパターンを印字し、このパターンを目視又は反射センサ等で読み取ってレジ調整(インクを吐出させるタイミングの調整)を行い、着弾位置を調整(補正)している。
しかし、従来の画像形成装置では、目視による調整や反射センサ等による自動調整を問わず、レジ調整を行うたびに記録媒体を消費して判定用パターンを印字する必要がある。また、印字解像度が向上して吐出するインク滴が小液滴化するに伴って、判定用パターンの印字解像度も上昇するので、判定用パターンを正確に読み取って判定することが難しい。このため、インク滴の着弾位置を正確に補正できないことがある。さらに、印字前に判定用パターンを形成するので、印字中に印字ヘッドの温度が上昇することに起因する着弾位置のずれを補正できない。
本発明は、上記事情に鑑み、インク滴の着弾位置を正確に補正できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の画像形成装置は、インク滴を吐出する複数のノズルが一列に並んだノズル列が複数列形成された印字ヘッドの前記ノズルから記録媒体にインク滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、
(1)前記複数のノズルから吐出されたインク滴の吐出状態を検出する吐出状態検出機構と、
(2)該吐出状態検出機構で検出された吐出状態に基づいて、各ノズル列からインクを吐出するタイミングを各ノズル列ごとに調整する調整機構とを備えたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するための本発明の第2の画像形成装置は、インク滴を吐出する複数のノズルが千鳥状に配列された千鳥配列のノズル列が形成された印字ヘッドの前記複数のノズルから記録媒体にインク滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、
(3)前記千鳥配列の複数のノズルのうち一方の列に並んだ第1ノズル列及び他方の列に並んだ第2ノズル列双方から吐出されたインク滴の吐出状態を別々に検出する吐出状態検出機構と、
(4)前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列双方からインクが吐出されるタイミングを、前記第1及び第2ノズル列ごとに別々に調整する調整機構とを備えたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するための本発明の第3の画像形成装置は、インク滴を吐出するノズルが形成された印字ヘッドを所定の往方向と復方向に往復させながら前記ノズルから記録媒体にインク滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、
(5)前記往方向及び前記復方向双方に移動中の印字ヘッドのノズルから吐出されたインク滴の吐出状態を検出する吐出状態検出機構と、
(6)該吐出状態検出機構で検出された吐出状態に基づいて、前記往方向に移動中の印字ヘッドのノズルからインクを吐出するタイミング、及び前記復方向に移動中の印字ヘッドのノズルからインクを吐出するタイミングを調整する調整機構とを備えたことを特徴とするものである。
ここで、
(7)前記吐出状態検出機構は、前記印字ヘッドのノズルからインクを吐出して画像を形成中に、該ノズルから吐出されたインク滴の吐出状態を検出するものであってもよい。
また、
(8)前記吐出状態検出機構は、
(8―1)所定の光軸を通過する光を発する発光部と、
(8−2)該発光部が発した光を受ける受光部とを備え、
(9)前記ノズルから吐出されたインク滴を、前記光軸を横切らせることにより、インク滴の吐出状態を検出するものであってもよい。
さらに、
(10)前記ノズルからインクを吐出させるために電圧若しくは電圧パルスが印加される吐出手段を該ノズル内に備え、
(11)前記調整機構は、前記吐出手段に電圧若しくは電圧パルスを印加するタイミングを調整することにより該ノズルからインクを吐出するタイミングを調整するものであってもよい。
さらにまた、
(12)前記吐出状態検出機構は、前記ノズルからインクが吐出される吐出方向に移動するものであってもよい。
本発明の第1の画像形成装置によれば、吐出状態検出機構で検出された吐出状態に基づいて各ノズル列からインクを吐出するタイミングを各ノズル列ごとに調整できるので、各ノズル列から吐出されたインクの着弾位置がずれないように、印字中であっても調整できる。従って、印字ヘッドの温度が上昇しても、この温度上昇に起因して着弾位置がずれることを防止できるので、画質の劣化を防止できることとなる。また、インク滴が微細化されても着弾位置のずれを防止できる。また、吐出状態検出機構でインク滴の吐出状態を検出するので、インク滴を検出するための記録媒体が不要となる。
本発明の第2の画像形成装置によれば、吐出状態検出機構で検出された吐出状態に基づいて第1及び第2ノズル列からインクを吐出するタイミングを別々に調整できる(即ち、千鳥配列のノズル列内において調整できる)ので、第1及び第2ノズル列から吐出されたインクの着弾位置がずれないように調整できる。従って、印字ヘッドの温度が上昇しても、この温度上昇に起因して着弾位置がずれることを防止できるので、画質の劣化を防止できることとなる。また、インク滴が微細化されても着弾位置のずれを防止できる。また、吐出状態検出機構でインク滴の吐出状態を検出するので、インク滴を検出するための記録媒体が不要となる。
本発明の第3の画像形成装置によれば、吐出状態検出機構で検出された吐出状態に基づいて、往方向のときと復方向のときにおけるインクを吐出するタイミングを別々に調整できるので、印字ヘッドが往復しながらノズルから吐出されたインクの着弾位置がずれないように調整できる。従って、印字ヘッドの温度が上昇しても、この温度上昇に起因して着弾位置がずれることを防止できるので、画質の劣化を防止できることとなる。また、インク滴が微細化されても着弾位置のずれを防止できる。また、吐出状態検出機構でインク滴の吐出状態を検出するので、インク滴を検出するための記録媒体が不要となる。
図1を参照して本発明の画像形成装置の一例であるプロッタを説明する。
図1は、バブルジェット方式の印字ヘッド(記録ヘッド)を搭載したプロッタの概略構成を示す斜視図である。
プロッタ10は、矢印A方向に搬送される記録紙12が載置されるプラテン14を備えている。このプラテン14の上方には、プラテン14に対して平行に2本の走査レール(ガイドレール)16が掛け渡されている。この走査レール16にはモータ(図示せず)とベルト18によって矢印B,C方向(矢印A方向に直交する方向)に往復動するキャリッジ20がスライド軸受け(図示せず)を介して取り付けられている。
キャリッジ20には、それぞれから互いに異なる色のインクを吐出する4つの記録ヘッド22K(ブラック)、22C(シアン)、22M(マゼンタ)、22Y(イエロー)が搭載されている。4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yにはそれぞれ、インク滴を吐出する複数のノズルが一列に並んだノズル列が形成されている。従って、4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yには、4列のノズル列22Ka、22Ca、22Ma、22Ya(図3参照)が形成されていることとなる。ノズルの出口(インク吐出口)の前方は、画像が形成される画像形成領域23である。記録紙12のうち画像形成領域23に位置する部分にノズルからインクが吐出され、これにより、この部分に画像が形成される。
また、キャリッジ20の移動可能な範囲の片隅の、画像形成領域23から離れた位置には、各ノズルからインクを強制的に吸引し、記録ヘッド22に形成されたインク供給経路やノズルなどをクリーニングして記録ヘッド22のインク吐出状態を初期の吐出状態にする回復装置30が配置されている。
回復装置30は、4つの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yの各ノズルの出口それぞれを着脱自在に覆うゴム製の4つのキャップ32K、32C、32M、32Yを備えている。各キャップ32K、32C、32M、32Yにはチューブ(図示せず)の一端が接続されており、このチューブの他端は吸引ポンプ(図示せず)に接続されている。4つのキャップ32K、32C、32M、32Yはキャップ台32に固定されている。
ロール紙などの記録紙12に画像を形成するに当たっては、プラテン14に記録紙12を載置し、プラテン14に形成された開口部(図示せず)から外周面の一部を露出した搬送ローラ24と、記録紙12の両端部を上方から押えるピンチローラ26とによって記録紙12を挟持しながら、搬送モータ(図示せず)によって搬送ローラ24を回転させて記録紙12を搬送する。記録紙12の上方でキャリッジ20を矢印B,C方向に往復動させ(即ち、記録ヘッド22K、22C、22M、22Yを往復動させ)、制御装置50から各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに送信された画像情報を担持する画像信号に基づいて各ノズルからインクを吐出して、記録紙12のうち、画像形成領域23に位置する部分に画像を形成する。画像形成動作中、ノズルなどをクリーニングするために、ノズルからインクを吸引することが必要な状態になると、キャリッジ20を回復装置30の上方に移動させる。画像を形成し終ると、キャリッジ20に搭載されたカッタ(図示せず)を所定位置まで飛び出させて記録紙12を所定サイズに裁断する。
上記した制御装置50について図2を参照して説明する。
図2は、制御装置を示すブロック図である。
制御装置50は、図2に示すように、ホストコンピュータ38から送られてきた画像情報を担持した印字データ(画像データ)等を制御するイメージコントローラ52、記録紙12の搬送やキャリッジ20の移動を制御するエンジンコントローラ60、及び各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yから吐出されるインクの吐出信号を制御する記録ヘッドコントローラ54などから構成されている。エンジンコントローラ60は、イメージコントローラ52から送られてきた印字データを分割するデータラスタライズ部62、記録紙の種類や出力品位に応じて印字パラメータを変更する印字パラメータ変更部64、インクを吐出させるために吐出ヒータ(本発明にいう吐出手段の一例であり、図示せず)に印加する電圧パルスを生成する吐出(電圧)パルスジェネレータ68、及び、搬送ローラ24を回転させる搬送モータ36を制御する搬送制御部66などから構成されている。
イメージコントローラ52には、多数のメモリなどを有するホストコンピュータ38から種々の印字データ等が送られてくる。これら種々の印字データ等はデータラスタライズ部62に送られる。データラスタライズ部62では、記録ヘッド22K,22C,22M,22Yのノズル幅や印字パス数に応じて印字データが分割される。
また、プロッタ10には、各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに形成されたノズル列を構成する複数のノズルから吐出されたインク滴の吐出状態を検出する吐出状態検出機構70を備えており、この吐出状態検出機構70で検出された検出結果はエンジンコントローラ60内の補正回路69に送られる。補正回路69では、吐出状態検出機構70で検出された吐出状態に基づいて、各ノズル列からインクを吐出するタイミングを各ノズル列ごとに調整する。この調整に当たっては、吐出状態検出機構70で検出された吐出状態に基づいて、吐出ヒータに電圧パルスを印加するタイミングが吐出パルスジェネレータ68で調整される。本発明にいう調整機構の一例は、吐出パルスジェネレータ68と補正回路69で構成されている。
図3と図4を参照して吐出状態検出機構70について説明する。
図3は、吐出状態検出機構を示す上面図である。図4は、吐出状態検出機構を示す斜視図である。
吐出状態検出機構70は、図3に示すように、画像形成領域23(図1参照)から外れた位置に設置された予備吐受け80の近傍に配置されている。吐出状態検出機構70は、予備吐受け80の幅方向(矢印A,B方向)中央において、この幅方向に直交する方向(矢印A方向)に光を発する発光素子72(本発明にいう発光部の一例である)と、この発光素子72が発した光を受光する受光素子74(本発明にいう受光部の一例である)とを備えた透過型フォトインタラプタである。発光素子72としては、赤外線LEDが用いられている。LED発光面にはレンズが一体成形されており、ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaに平行なビーム光76が受光素子74に向けて投射されるように構成されている。ビーム光76の真上に位置するときの各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaからビーム光76までの距離は、ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaから記録紙12のうち画像形成領域23に位置する部分までの距離と同じである。
また、受光素子74としてはフォトトランジスタが用いられており、発光素子72から受光素子74までの距離(間隔)は各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaの長さよりも長い。発光素子72から受光素子74までの間を、図4に示すように、各ノズルから吐出されたインク滴Dを通過させて、このインク滴Dが発光素子72から発せられたビーム光76を遮り、受光素子74が受光する光量を減少させ、受光素子74のフォトトランジスタの出力を変化させる。吐出ヒータに電圧パルスが印加された印加時刻(又は印加時点)は吐出パルスジェネレータ68(図2参照)から補正回路69に送られてこの補正回路69に記憶され、その直後に、インク滴Dがビーム光76に到達してこれを遮る到達時刻(又は到達時点)が吐出状態検出機構70により検出される。この検出された到達時刻は補正回路69に送られる。上記した印加時刻から到達時刻までの時間が着弾までに要する着弾時間となる。
なお、受光素子74の受光面の前面に例えば0.7mm×0.7mm程度の孔(ピンホール)が形成されたモールド部材78を設置して、受光素子74が受光するビーム光76を絞り込んでも良い。この孔によってビーム光76の光束における検出領域を絞ることにより、インク滴Dがその検出領域に存在する場合と存在しない場合とのフォトトランジスタ出力差(S/N比)を大きくとれる。検出領域を絞り込む手段としてはピンホールに限らずにスリットなどを使用しても良い。
上記した吐出状態検出機構70を用いたレジ調整について説明する。
上述したように、各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaにはそれぞれ複数のノズルが一列に並んで形成されており、各ノズルからインクを吐出させるために、各ノズルには吐出ヒータなどの吐出手段が配置(又は形成)されている。記録紙12に画像を形成する際は、上記した印字データに基づいて複数のノズルのうちのどのノズルからインクを吐出させるかが決められ、記録ヘッドコントローラ54(図2参照)によって、インクを吐出させるノズルの吐出手段のみに電圧パルス等が印加される。電圧パルス等が印加された吐出手段を有するノズルのみからインクが吐出することにより印字データに基づく画像が記録紙12に形成される。
吐出手段に電圧パルス等が印加された場合、この印加と同時にノズルからインクが吐出するわけではなく、この印加から極短時間(数μ秒)後にノズルからインクが吐出する。従って、例えばブラックノズル列22Kaとシアンノズル列22Caから吐出されるインク滴によって、矢印A方向(記録紙12の搬送方向)に直線を形成する場合、即ち、ブラックノズル列22Kaから吐出されたインクの着弾位置及びシアンノズル列22Caから吐出されたインクの着弾位置双方を一直線上にする場合、ブラックノズル列22Ka及びシアンノズル列22Caは矢印B,C方向(矢印A方向に直交する方向)に互いにずれた位置に形成されているので、これら双方の各ノズルの吐出手段には、着弾位置が一直線上になるように電圧パルス等を所定の時間だけずらして(タイミングをずらして)印加する必要がある。ここでいうレジ調整とは、上記した吐出手段に電圧パルス等を印加するタイミングを調整して(即ち、各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaからインクを吐出するタイミングを調整して)、印字データに基づいた着弾位置になるように調整することをいう。
各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaのレジ調整を行う手順を説明する。
キャリッジ20(図1等参照)の位置(記録ヘッド22の位置)を検知するために、キャリッジ20の走査方向(矢印A,B方向)に延びるリニアスケール11がプロッタ10には備えられている。このリニアスケール11には、キャリッジ20の位置を示すための目盛りが刻まれている(若しくは表示されている)。一方、キャリッジ20には、リニアスケール11の目盛りを読み取る読取センサ21が固定されている。読取センサ21でリニアスケール11の目盛りを読み取ることにより、キャリッジ20の位置が検知される。
レジ調整に際しては、各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaそれぞれがビーム光76の真上に到達したときのキャリッジ20の位置をリニアスケール11と読取センサ21で検知し、この検知結果に基づいて、互いに隣り合うノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaの間隔(距離)を測定して、この測定値とキャリッジ20の走査速度とに基づいて、各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaそれぞれにおいて吐出ヒータ等の吐出手段に吐出パルスを印加するタイミングのずれ時間(パルスオフセット時間)T1を求める。さらに、各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaそれぞれにおいて、吐出ヒータ等の吐出手段に吐出パルスを印加してからインク滴がビーム光76に到達するまでの吐出時間T2も求める。この吐出時間T2は、各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaによって相違することもある。
先ず、図5を参照してパルスオフセット時間T1について説明する。
図5(a)は、インク滴がビーム光を遮ったとき(ビーム光に到達したとき)に受光素子が出力する出力信号のアナログ値を表わすグラフであり、(b)は、(a)のデジタル値を表わすグラフであり、これらの横軸は時間を表わし、縦軸は受光素子の出力信号の大きさを表わす。
予備吐受け80(図3参照)上で、ブラックノズル列22Kaの各ノズルからインク滴を吐出させながらキャリッジ20を移動させる。吐出したインク滴がビーム光76を遮ることにより、図5に示すように受光素子74の出力に変化が生じる。この出力に対して閾値74aを設定してA/D変換(アナログ/デジタル変換)して、デジタル信号74bとして出力信号を取り出す。最大値のデジタル信号74bが検出されたときのリニアスケール11の目盛りを読取センサ21で読み取る。これにより、ブラックノズル列22Kaがビーム光76の真上に到達したときキャリッジ20の位置が検知される。
上記した方法を他のノズル列22Ca,22Ma,22Yaについても行うことにより、各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaがビーム光76の真上に到達したときキャリッジ20の位置がリニアスケール11の目盛りによって表わせる。これにより、取付け誤差を含めた各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaの位置関係(互いに隣接するノズル列の間隔)が測定される。ここでは、図3に示すように、ブラックノズル列22Kaとシアンノズル列22Caとの間隔をd1とし、シアンノズル列22Caとマゼンタノズル列22Maとの間隔をd2とし、マゼンタノズル列22Maとイエローノズル列22Yaとの間隔をd3とする。
ここで、印字中のキャリッジ20の移動速度(走査速度)をvとすれば、ブラックノズル列22Ka及びシアンノズル列22Ca双方の吐出手段に印加する吐出パルスを時間的にずらすオフセット時間(ずれ時間)はT1=d1/vとなる。即ち、ブラックノズル列22Kaの各ノズルの吐出手段に吐出パルスを印加した時刻よりも、時間T1=d1/vだけ遅れてシアンノズル列22Caの各ノズルの吐出手段に吐出パルスを印加する。これにより、ブラックノズル列22Kaの各ノズルから吐出されたインク滴の着弾位置とシアンノズル列22Caの各ノズルから吐出されたインク滴の着弾位置が同じ位置になる。
ブラックノズル列22Kaを基準にした場合、マゼンタノズル列22Maのオフセット時間はT1=(d1+d2)/vとなり、イエローノズル列22Yaのオフセット時間はT1=(d1+d2+d3)/vとなる。即ち、ブラックノズル列22Kaの各ノズルの吐出手段に吐出パルスを印加した時刻よりも、時間T1=(d1+d2)/vだけ遅れてマゼンタノズル列22Maの各ノズルの吐出手段に吐出パルスを印加する。これにより、ブラックノズル列22Kaの各ノズルから吐出されたインク滴の着弾位置とマゼンタノズル列22Maの各ノズルから吐出されたインク滴の着弾位置が同じ位置になる。
同様に、ブラックノズル列22Kaを基準にした場合、イエローノズル列22Yaのオフセット時間はT1=(d1+d2+d3)/vとなる。即ち、ブラックノズル列22Kaの各ノズルの吐出手段に吐出パルスを印加した時刻よりも、時間T1=(d1+d2+d3)/vだけ遅れてイエローノズル列22Yaの各ノズルの吐出手段に吐出パルスを印加する。これにより、ブラックノズル列22Kaの各ノズルから吐出されたインク滴の着弾位置とイエローノズル列22Yaの各ノズルから吐出されたインク滴の着弾位置が所望の位置になる。
次に、各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaそれぞれにおいて、吐出ヒータ等の吐出手段に吐出パルスを印加してからインク滴がビーム光76に到達するまでの吐出時間(t+T2)について図6を参照して説明する。インク滴がビーム光76に到達したか否かは、上述したように、受光素子74から最大値のデジタル信号74bが検出されたときをもって到達したと判断する。
図6(a)は、吐出手段に吐出パルスを印加し始めた時刻t1を示すグラフであり、(b)は、吐出手段に吐出パルスを印加し始めてからインク滴がビーム光に到達するまでの設計上の時間tを示すグラフであり、(c)は、吐出手段に吐出パルスを印加し始めてからインク滴がビーム光に到達するまでの実測の時間(t+T2)を示すグラフであり、横軸は時間を表わし、縦軸は受光素子の出力信号の大きさを表わす。
各色のインク滴が吐出されるまでの吐出時間t(μ秒)は、例えばブラックノズル列22Kaを基準として予め設計上で決められている。しかし、各ノズルに形成(配置)された吐出ヒータなどの吐出手段のサイズや抵抗値のばらつきに起因して、各ノズルでの吐出時間には誤差が生じる。このため、吐出手段に吐出パルスを印加し始めてからインク滴がビーム光76に到達するまでの実測の時間(t+T2)(μ秒)は各ノズル列のノズルによって相違することがある。このような相違がある場合、吐出手段に吐出パルスを印加し始めてからインク滴がビーム光76を遮る位置に到達するまでの所要時間(着弾時間)がインク滴の色によって相違するので、実際の出力画像(記録媒体に形成された画像)上においてはインク滴の着弾位置のズレとして現われ、出力画像のがさつきの原因となる。そこで、例えばブラックノズル列22Kaを基準として、他の各ノズル列ごとに実測時間(t+T2)を測定して時間T2を補正値とする。
この補正時間T2を測定する際は、各ノズル列を順にビーム光76の真上に停止させて全ノズルについて補正時間T2を測定して平均の補正時間T2を算出することが望ましい。しかし、測定時間(検出時間)を短縮するために中央の1ノズルで行うか、あるいは先端、中央、後端の3つのノズルの平均を取って時間T2としても良い。
上記のようにして求めた各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaのオフセット時間T1と補正時間T2を補正回路69(図2参照)を通してエンジンコントローラ60内の吐出パルスジェネレータ68に送る。吐出吐出パルスジェネレータ68における動作について図7を参照して説明する。
図7(a)は、1つのノズル列において吐出パルスを付与する補正前のタイミングを示すグラフであり、(b)は、1つのノズル列において吐出パルスを付与する補正後のタイミングを示すグラフである。図7の横軸は時間を表わし、縦軸は吐出パルスの大きさを表わしており、符号Xは、吐出パルスが付与されていない状態(吐出電圧が印加されていない状態)を示し、符号Yは、吐出パルスが付与された状態(吐出電圧が印加された状態)を示す。
吐出パルスジェネレータ68には、上述したように、補正回路69からオフセット時間T1と補正時間T2が送られてくる。吐出パルスジェネレータ68では、図7に示すように、オフセット時間T1と補正時間T2に基づいて各ノズル列に与える吐出パルスを補正する。各ノズル列によってオフセット時間T1と補正時間T2は相違するので、図7は1つのノズル列の例である。
以上のように各ノズル列の吐出手段に吐出パルスを付与するタイミングを適宜に補正することにより、記録媒体上に測定用パターンを印字することなく各ノズル列間の着弾位置を正確に補正できる。これにより、着弾位置のずれが防止されて高画質の画像が形成されることとなる。
なお、記録ヘッドに形成されたノズル数が多くなるほど発光素子72から受光素子74までの間隔が長くなって高い指向性をもつビーム光が必要となるので、赤外線LEDに代えてレーザ光源等を用いることによってインク滴を正確に検出してオフセット時間T1と補正時間T2を安定して測定できる。
上記した実施例1では、各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaにはそれぞれ、複数のノズルが一列に形成されていた。実施例2では、各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaに複数のノズルが千鳥状の配列された例を説明する。
図8は、複数のノズルが千鳥状の配列されたノズル列の一例を拡大して示す底面図である。ここでは、ブラックノズル列22Kaが千鳥状の配列された複数のノズルで構成されているものとする。
記録ヘッドにおけるノズルの高集積化を図るため、図8に示すように、複数のノズルを千鳥状に配列することがある。この場合、偶数ノズル列22Kb及び奇数ノズル22Kc双方のノズルに同時に吐出パルスを付与したときは、偶数ノズル列22Kbから吐出されたインク滴の着弾位置と、奇数ノズル列22Kcから吐出されたインク滴の着弾位置とが、各ノズル列22Kb,22Kcの距離Lに起因して相違する。このため、これらの着弾位置を調整する必要がある。
上記のような千鳥配列のノズルが形成された記録ヘッドでは、先ず、どちらかのノズル列(例えば偶数ノズル列22Kb)をビーム光76の光軸上に位置させて、上記したオフセット時間T1と補正時間T2を測定する。続いて、残りのノズル列(奇数ノズル列22Kc)を光軸上に位置させてオフセット時間T1と補正時間T2を測定する。このようにして得られた偶数ノズル列22Kb(又は奇数ノズル列22Kc)のオフセット時間T1と補正時間T2を基準として、他方のノズル列について実施例1と同様にして着弾位置を補正する。
他のノズル列22Ca,22Ma,22Yaについても上記と同様にして着弾位置を補正する。これにより、記録媒体上に測定用パターンを印字することなく各ノズル列間の着弾位置を正確に補正できる。これにより、着弾位置のずれが防止されて高画質の画像が形成されることとなる。
上記した実施例1,2では、キャリッジ20(図1参照)が矢印B方向及び矢印C方向のうちの一方向(例えば矢印B方向)に移動中にのみ各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaからインクが吐出される。実施例3では、キャリッジ20が矢印B方向及び矢印C方向双方に移動中に各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaからインクが吐出される往復印字の場合を例に挙げて説明する。なお、各ノズル列22Ka,22Ca,22Ma,22Yaには、実施例1と同様に、複数のノズルが一列に形成されているとする。
図9は、往復印字の際にキャリッジが同じ位置のときにインクを吐出した例を示す模式図である。図10(a)は、復印字の際に吐出パルスを付与するタイミングを示すグラフであり、(b)は、往印字の際に吐出パルスを付与するタイミングを示すグラフであり、横軸は時間を表わし、縦軸は吐出パルスの大きさを表わす。
往復印字を行う場合、往印字(キャリッジ20が例えば矢印B方向に移動中にインクを吐出する)と復印字(キャリッジ20が例えば矢印C方向に移動中にインクを吐出する)とでキャリッジ20が同じ位置でインクを吐出したときは、図9に示すように、往印字の着弾位置が92となり、復印字の着弾位置が94となって着弾位置にズレが生じる。このズレは、キャリッジ20の移動速度をvとし、2つの着弾位置92,94の距離をLとし、上記の補正時間をT2としたときには、距離L=2×v×T2で表わされる。そこで、図10に示すように、往印字を基準として、復印字におけるインクの吐出タイミングを時間T2×2だけ早める。これにより往復印字におけるドット着弾位置を補正できる。この結果、記録媒体上に測定用パターンを印字することなく往復印字の際の着弾位置を正確に補正でき、着弾位置のズレが防止されて高画質の画像が形成されることとなる。
実施例1のインクジェット記録装置において、画像の印字中においてもレジ調整が可能なものについて説明を行う。
一般に、インク滴を吐出するための圧力を吐出ヒータ上の膜沸騰によって得るバブルジェット方式の記録ヘッドでは、ヘッド温度が上昇することにより液体の温度が上昇しインク粘度が低下して発泡エネルギーの伝達効率が高くなる。このため、吐出ヒータに吐出パルスが印加されてからインク滴が吐出するまでの速度(インク滴の吐出速度)が速くなる。従って、印字中に吐出ヒータが加熱されることよってヘッド温度が上昇した場合、吐出ヒータに吐出パルスが印加されてからインク滴が記録媒体に着弾するまでの着弾時間が変化し、印字前に調整した上記の補正時間T2では着弾位置がずれる。また、画像によっては各色毎のインク吐出比率が異なるので、ノズル列毎に温度差が生じて、着弾位置のズレ(レジずれ量)にも差が出る。
そこで、スキャン毎にノズル列がビーム光76(図3参照)の上を通過するタイミングで調整値測定のための吐出を行い上記の補正時間T2を随時更新する。実施例1で説明したノズル列間レジ調整、実施例2で説明したノズル列内レジ調整、実施例3で説明した往復レジ調整では、この更新されたT2を用いて行う。これにより、印字中にヘッド温度が上昇してもレジ調整値を正しく保てる。
又は、記録ヘッド内に設けられた温度調整用のヒータを利用して各ノズル列におけるヘッド温度毎の着弾時間tを予め測定しておき、表1のようなテーブルとして補正回路69に記憶させておく。印字中は各ノズル列の温度を測定し、測定された温度に基づいてT2を決定してレジ調整に使用する。この場合は印字中のスキャン内においてもレジ調整値の更新が可能となる。なお、表1において「−(マイナス)」は、吐出ヒータに吐出パルスを印加するタイミングを遅らせることを表わす。

Figure 2005125505
実施例1の記録装置において、吐出状態検出機構70(発光素子72、受光素子74、モールド部材78等であり、図3参照)の上下移動が可能なものについて説明を行う。
記録媒体(メディア)のコックリング(波うち)に起因して記録媒体と記録ヘッドとが接触することを防止するために、記録ヘッドの高さを変更することがある。この場合、ノズルから記録媒体の記録面(表面)までの距離が変化する。また、使用する記録媒体の種類を変更した場合も、記録媒体によって厚さが異なるのでノズルから記録面までの距離が変化する。
そこで、上記した発光素子72、受光素子74、モールド部材78等から構成される吐出状態検出機構70を、インク滴が吐出される方向に上下動させる構成にする。このように上下動させて、ノズルから記録媒体の記録面までの距離と、ノズルからビーム光76(測定用光軸)までの距離とを等しくする。これら2つの距離が等しくなった状態で上記したノズル列間、ノズル列内、往復印字の各レジ調整を行う。
ノズルから記録面までの距離の計測は、記録ヘッドの位置(ヘッドポジションといい、ノズルが記録面に最も近い低位置、低位置よりも離れた中位置、記録面から最も離れた高位置の3種類を予め決めておく。)と記録媒体の厚さをユーザに入力させて算出する構成にしても良いし、キャリッジ20にレーザ測長器等を搭載して自動的に計測する構成にしても良い。
バブルジェット方式の印字ヘッド(記録ヘッド)を搭載したプロッタの概略構成を示す斜視図である。 プロッタの制御装置を示すブロック図である。 吐出状態検出機構を示す上面図である。 吐出状態検出機構を示す斜視図である。 (a)は、インク滴がビーム光を遮ったとき(ビーム光に到達したとき)に受光素子が出力する出力信号のアナログ値を表わすグラフであり、(b)は、(a)のデジタル値を表わすグラフである。 (a)は、吐出手段に吐出パルスを印加し始めた時刻t1を示すグラフであり、(b)は、吐出手段に吐出パルスを印加し始めてからインク滴がビーム光に到達するまでの設計上の時間tを示すグラフであり、(c)は、吐出手段に吐出パルスを印加し始めてからインク滴がビーム光に到達するまでの実測の時間(t+T2)を示すグラフである。 (a)は、1つのノズル列において吐出パルスを付与する補正前のタイミングを示すグラフであり、(b)は、1つのノズル列において吐出パルスを付与する補正後のタイミングを示すグラフである。 複数のノズルが千鳥状の配列されたノズル列の一例を拡大して示す底面図である。 往復印字の際にキャリッジが同じ位置のときにインクを吐出した例を示す模式図である。 (a)は、復印字の際に吐出パルスを付与するタイミングを示すグラフであり、(b)は、往印字の際に吐出パルスを付与するタイミングを示すグラフである。
符号の説明
10 プロッタ
22K、22C、22M、22Y 記録ヘッド(印字ヘッド)
22Ka,22Ca,22Ma,22Ya ノズル列
72 発光素子
74 受光素子
76 ビーム光
78 モールド部材

Claims (7)

  1. インク滴を吐出する複数のノズルが一列に並んだノズル列が複数列形成された印字ヘッドの前記ノズルから記録媒体にインク滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、
    前記複数のノズルから吐出されたインク滴の吐出状態を検出する吐出状態検出機構と、
    該吐出状態検出機構で検出された吐出状態に基づいて、各ノズル列からインクを吐出するタイミングを各ノズル列ごとに調整する調整機構とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. インク滴を吐出する複数のノズルが千鳥状に配列された千鳥配列のノズル列が形成された印字ヘッドの前記複数のノズルから記録媒体にインク滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、
    前記千鳥配列の複数のノズルのうち一方の列に並んだ第1ノズル列及び他方の列に並んだ第2ノズル列双方から吐出されたインク滴の吐出状態を別々に検出する吐出状態検出機構と、
    前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列双方からインクが吐出されるタイミングを、前記第1及び第2ノズル列ごとに別々に調整する調整機構とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. インク滴を吐出するノズルが形成された印字ヘッドを所定の往方向と復方向に往復させながら前記ノズルから記録媒体にインク滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、
    前記往方向及び前記復方向双方に移動中の印字ヘッドのノズルから吐出されたインク滴の吐出状態を検出する吐出状態検出機構と、
    該吐出状態検出機構で検出された吐出状態に基づいて、前記往方向に移動中の印字ヘッドのノズルからインクを吐出するタイミング、及び前記復方向に移動中の印字ヘッドのノズルからインクを吐出するタイミングを調整する調整機構とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記吐出状態検出機構は、
    前記印字ヘッドのノズルからインクを吐出して画像を形成中に、該ノズルから吐出されたインク滴の吐出状態を検出するものであることを特徴とする請求項1,2,又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記吐出状態検出機構は、
    所定の光軸を通過する光を発する発光部と、
    該発光部が発した光を受ける受光部とを備え、
    前記ノズルから吐出されたインク滴を、前記光軸を横切らせることにより、インク滴の吐出状態を検出するものであることを特徴とする請求項1から4までのうちのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ノズルからインクを吐出させるために電圧若しくは電圧パルスが印加される吐出手段を該ノズル内に備え、
    前記調整機構は、
    前記吐出手段に電圧若しくは電圧パルスを印加するタイミングを調整することにより該ノズルからインクを吐出するタイミングを調整するものであることを特徴とする請求項1から5までのうちのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記吐出状態検出機構は、
    前記ノズルからインクが吐出される吐出方向に移動するものであることを特徴とする請求項1から6までのうちのいずれか一項に記載の画像形成装置。
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