JP2005125262A - 残渣物破砕処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 臭気が発生しない、イニシャルコストが安価である等の優れた特徴を備えた残渣物破砕処理システムを提供する。
【解決手段】 残渣物破砕処理システム(10)は、処理すべき残渣物を含む水の中の残渣分を沈殿させ且つ重金属を吸着させるための沈殿分離装置(24)を備え、沈殿分離装置が、残渣物を含む水を静置して残渣物を沈殿させる沈殿槽(26)と、残渣物中の重金属を吸着する重金属吸着手段(28)とを有する。残渣物破砕処理システムは好ましくは、油分を除去するための油分除去装置(36)を備え、油分除去装置が、織布又は不織布が水の中を移動して油分を除去するように構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 残渣物破砕処理システム(10)は、処理すべき残渣物を含む水の中の残渣分を沈殿させ且つ重金属を吸着させるための沈殿分離装置(24)を備え、沈殿分離装置が、残渣物を含む水を静置して残渣物を沈殿させる沈殿槽(26)と、残渣物中の重金属を吸着する重金属吸着手段(28)とを有する。残渣物破砕処理システムは好ましくは、油分を除去するための油分除去装置(36)を備え、油分除去装置が、織布又は不織布が水の中を移動して油分を除去するように構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は一般に、残渣物破砕処理システムに関する。より詳細には、本発明は、臭気が発生しない、イニシャルコストが安価である等の種々の優れた特徴を備えた残渣物破砕処理システムに関する。本発明のシステムにおいて処理の対象とされる残渣物には、一般家庭や食品工場、海産物処理工場等から排出される残渣物が含まれる。
従来、残渣物を処理する方法として、微生物を利用する方法、残渣物を破砕して処理する方法、大型機械により残渣物を粉砕し、槽の中で散水しながら放流する方法、焼却処理する方法、堆積させて有機肥料とする方法等の種々の方法が知られている。
しかしながら、微生物を利用する方法には、臭気が発生する、微生物処理する前に或る程度の大きさに細かくすることが不可欠である、残渣物中に塩分が多く含まれていると微生物の働きが鈍る、連続的な処理が困難である、等の課題がある。また、破砕処理する方法には、下水道に直接放流するため沈殿槽の設置が義務づけられている、使用水量が多くコスト高となる、等の課題がある。また、大型機械を用いる方法には、多大なイニシャルコスト及びランニングコストを要する、臭気処理や残物処理に不十分な点が多い、等の課題がある。また、焼却処理する方法には、ダイオキシンが発生する、光熱費がかかりコスト高となる、等の課題がある。さらに、堆積させて有機肥料とする方法には、腐食堆肥となるため悪臭が発生するおそれがある、土壌や水質を汚染する可能性がある、等の課題がある。このように、従来の残渣物を処理する方法には、一長一短があり、満足すべきものが見当たらないのが実情である。
本発明は、このような現状に鑑みて案出されたものであり、臭気が発生しない、イニシャルコストが安価である等の種々の優れた特徴を備えた残渣物破砕処理システムを提供することを目的とする。
本願請求項1に記載の残渣物破砕処理システムは、処理すべき破砕された残渣物を含む水の中の残渣分を沈殿させ且つ重金属を吸着させるための沈殿分離装置を備え、前記沈殿分離装置が、残渣物を含む水を静置して残渣物を沈殿させる沈殿槽と、前記沈殿槽内に配置され、残渣物中の重金属を吸着する重金属吸着手段とを有していることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載の残渣物破砕処理システムは、前記請求項1のシステムにおいて、処理すべき残渣物を含む水の中の油分を除去するための油分除去装置を更に備え、前記油分除去装置に、処理すべき残渣物を含む水の中を移動する織布又は不織布を有する油分除去手段が配置されており、前記織布又は不織布が前記水の中を移動して油分を除去するように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項3に記載の残渣物破砕処理システムは、前記請求項1又は2のシステムにおいて、処理すべき残渣物を沈殿分離装置で処理する前に破砕する破砕機を更に備え、処理に用いた使用済みの水を前記破砕機に戻して再利用するように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の残渣物破砕処理システムは、構造が簡単であるためイニシャルコストが安価であり、設置スペースが小さくて済む。また、臭気の発生がなく、処理によって得られる沈殿物は肥料・飼料等に利用することができる。また、油分除去装置で除去された油分は、燃料として有効利用することができる。さらに、処理に用いた水を循環させて使用すれば、節水することができる。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る残渣物破砕処理システムについて詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る残渣物破砕処理システムの全体を概略的に示した正面図、図2は、残渣物破砕処理システムの全体を概略的に示した平面図である。
図1及び図2において全体として参照符号10で示される本発明の好ましい実施の形態に係る残渣物処理システムは、処理すべき残渣物を一時的に貯蔵しておくための貯蔵槽12と、処理すべき残渣物を或る程度の大きさに破砕するための一次破砕機14と、一次破砕機14で破砕された残渣物を更に細かく破砕するための二次破砕機16とを備えている。一次破砕機14では、残渣物は、約5cm以下の大きさに破砕される。また、二次破砕機16では、残渣物は、約1mm以下の大きさに破砕される。なお、貯蔵槽12、一次破砕機14、及び二次破砕機16は、通常のものでよい。
一次破砕機14には、残渣物の破砕を容易にするために、給水管18から水が供給される。貯蔵槽12と一次破砕機14との間には、残渣物を通すための管路20が設けられ、一次破砕機14と二次破砕機16との間にも、残渣物を通すための管路22が設けられている。
残渣物破砕処理システム10は又、処理すべき残渣物を含む水(以下「処理水」という)中の残渣分を沈殿させ且つ重金属を吸着させるための沈殿分離装置24を備えている。沈殿分離装置24は、処理水を静置して残渣分を沈殿させる沈殿槽26と、沈殿槽26内の処理水の上水をオーバーフローさせて貯留する分離槽28とを有している。沈殿槽26内には、重金属吸着手段30が配置されている。重金属吸着手段30は、セラミック粒子等の吸着剤を収容した籠によって構成されている。重金属吸着手段30は、図1に示されるように、吊りヒモ30a等を用いて沈殿槽26内に配置されている。
二次破砕機16と沈殿分離装置24との間には、残渣物(処理水)を通すための管路32が設けられており、管路30に配置されてポンプ34によって、処理水が二次破砕機16から沈殿分離装置24に圧送されるようになっている。沈殿分離装置24に圧送された処理水は、沈殿槽26の上方に配置されたカゴ26aを経て沈殿槽26内に供給される。なお、カゴ26aは、処理水中の大きな残渣物が沈殿槽26内に入るのを阻止する役目を果たす。
残渣物処理破砕システム10は更に、処理水中の油分を除去するための油分除去装置36を備えている。油分除去装置36には、処理水中を移動する織布又は不織布38aを有する油分除去手段38が配置されており、織布又は不織布38aが処理水中を移動して処理水中の油分を除去するようになっている。このようにして織布又は不織布38aに堆積した油分は、燃料として利用することができる。なお、図1において、参照符号38bは駆動ローラ、参照符号38cは被動ローラ、参照符号38dは油受を示している。
沈殿分離装置24と油分除去装置36との間には、処理水を通すための管路40が設けられており、分離槽28内に貯留された処理水が管路40を介して油分除去装置36に供給されるようになっている。油分を除去された処理水は、ポンプ42によって圧送されカゴ44を介して貯留槽46に一旦貯留され、水分分離機48によって固形分を除去した後、排水枡50を経て下水道(図示せず)に放流される。なお、上述のようにして得られた固形分は、肥料や飼料等として利用することができる。
なお、処理に使用した水を、ポンプ52によって一次破砕機14に戻し、再使用してもよい。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、処理すべき残渣物中に油分が殆どない場合には、油分除去装置36を省略してもよい。また、処理に使用した水を循環させて再使用するのが好ましいが、このような水循環手段を省略してもよい。
10 残渣物破砕処理システム
12 貯蔵槽
14 一次破砕機
16 二次破砕機
24 沈殿分離装置
30 重金属吸着手段
36 油分除去装置
48 水分分離機
50 排水枡
12 貯蔵槽
14 一次破砕機
16 二次破砕機
24 沈殿分離装置
30 重金属吸着手段
36 油分除去装置
48 水分分離機
50 排水枡
Claims (3)
- 残渣物破砕処理システムであって、
処理すべき破砕された残渣物を含む水の中の残渣分を沈殿させ且つ重金属を吸着させるための沈殿分離装置を備え、
前記沈殿分離装置が、残渣物を含む水を静置して残渣物を沈殿させる沈殿槽と、前記沈殿槽内に配置され、残渣物中の重金属を吸着する重金属吸着手段とを有していることを特徴とするシステム。 - 処理すべき残渣物を含む水の中の油分を除去するための油分除去装置を更に備え、
前記油分除去装置に、処理すべき残渣物を含む水の中を移動する織布又は不織布を有する油分除去手段が配置されており、前記織布又は不織布が前記水の中を移動して油分を除去するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 - 処理すべき残渣物を沈殿分離装置で処理する前に破砕する破砕機を更に備え、
処理に用いた使用済みの水を前記破砕機に戻して再利用するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003365394A JP2005125262A (ja) | 2003-10-27 | 2003-10-27 | 残渣物破砕処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003365394A JP2005125262A (ja) | 2003-10-27 | 2003-10-27 | 残渣物破砕処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005125262A true JP2005125262A (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=34644069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003365394A Pending JP2005125262A (ja) | 2003-10-27 | 2003-10-27 | 残渣物破砕処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005125262A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106694508A (zh) * | 2015-07-24 | 2017-05-24 | 上海恒霞环保设备有限公司 | 厨余和餐厨垃圾物理处理装置 |
CN112138804A (zh) * | 2020-09-30 | 2020-12-29 | 吉林省佳园再生科技有限公司 | 餐厨垃圾用破碎分选机 |
-
2003
- 2003-10-27 JP JP2003365394A patent/JP2005125262A/ja active Pending
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