JP2005125162A - 移動式木材破砕機及び木材破砕工法 - Google Patents

移動式木材破砕機及び木材破砕工法 Download PDF

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Abstract

【課題】 製品粒度の均一化を図ることができ、また視認又は点検を要する部位を積込機から容易に視認、点検できる移動式木材破砕機及び木材破砕工法を提供する。
【解決手段】 走行装置(2)を備えた車体(3)の長手方向一端部に設置した回転式破砕機(8)と、該破砕機(8)を囲み、該破砕機(8)の上方に向けた略筒状で、上部に被破砕木材が投入される開口部(7)を有し、回転自在に設けられたタブ式供給装置(4)と、破砕機(8)下方から車体長手方向他端側の外方に向けて、破砕物を排出する排出コンベヤ(9)とを備える。タブ式供給装置(4)の開口部(7)に、車両長手方向他方側の開口部(7)を覆う飛散防止カバー(6)が設けられ、排出コンベヤ(9)と反対側に開口部(7)を設け、さらに車幅方向のいずれか一方側を開口させる。車体(3)の車幅方向一方側に、視認又は点検を要する装置(16,23)を設置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動式木材破砕機及び木材破砕工法に関し、特に製品(破砕木材片)の粒度の均一化を図ることができ、また作業性を向上できる、破砕機、タブ式供給装置及び排出コンベヤの配置、その木材破砕機と積込機とのレイアウトに関する。
森林から伐採した樹木や枝木を肥料や有機栽培用飼料等へ再利用するために、又は、廃棄家屋の廃木材等をトラックで運搬する際に運搬容積を低減して運搬コストを抑える目的で、上記樹木や廃材をチップ状に破砕する木材破砕機が良く用いられている。従来の木材破砕機としては例えば特許文献1に記載されているものが知られており、図7及び図8はそれぞれ特許文献1に記載された木材破砕機の平面図及び側面図である。
図7及び図8において、履帯式走行装置51を装着した木材破砕機60の基台52には、その長手方向一端側にクランク軸方向が基台52の長手方向と直角になる向きにエンジン53が装着されている。エンジン53のクランク軸方向一端部には吸い込み式の冷却ファン54が、他端部には油圧ポンプ55が設置されている。油圧ポンプ55は管路56を介して操作弁57に接続され、操作弁57は管路58を介して油圧アクチュエータ59(油圧モータ)に接続されている。基台52の長手方向他端側には、その駆動軸が基台52の長手方向となる向きに破砕機61が設置されており、前記油圧モータ59が正転の場合に図7のR方向に駆動されるようになっている。
破砕機61の上方には、外部から投入した被破砕木材を貯め、図7に示すB(正転)方向に回転しつつ該被破砕木材を破砕機61に供給する回転式タブ62が回転自在に設置されている。基台52上には、木材片の飛散方向(前記R方向と同じ)に対向して回転式タブ62の上端部に近接するように飛散防止カバー63が設置されている。前記冷却ファン54は、この飛散防止カバー63が設置されている車幅方向一方側のエンジン53の端部に配置されており、冷却ファン54の上流側に配置したラジエータ64のさらに上流側にはネット65を備えている。また、破砕機61及び回転式タブ62等の作動を制御し、その作動状態のモニタ表示装置を有する制御盤66が、飛散防止カバー63が設置された側と反対側の基台52上に配置されている。
また、破砕機61の下方には、所定大きさの複数の孔を有する、破砕木材片の粒度を選別するためのスクリーン板(図示せず)が設けられており、さらにその下方には該スクリーン板で選別された該破砕木材片(製品)を車両長手方向外方に排出するコンベヤ67が設けられている。
特開2000−15129号広報(第3頁、第1−2図)
しかしながら、従来の移動式木材破砕機によると、下部に破砕機61を設けた回転式タブ62と排出コンベヤ67とを車体一方側に近接して配置しているため、破砕した後のチップ状の木材片がタブ62の内面で反射して上部開口部から、図9の白矢印で示すように排出コンベヤ67の方向に飛散する。このため、破砕物(チップ状の破砕木材片)のうちスクリーン板を通過していない規格外の破砕木材片が排出コンベヤ67上の製品の中に混入する場合もあり、製品の粒度が均一化されないという問題がある。
また、積込機で回転式タブ62に被破砕木材を投入するときには、図9に示すように、通常破砕木材片の飛散方向を避けた位置、すなわち回転式タブ62の上部開口部がある側の車両側方位置L1に、該積込機を配置する。ところが、積込機のオペレータは、この積込機の位置から、視認を要する回転式タブ62の投入口(上部開口部)、及び制御盤66の各種モニタ表示部は積込機と同じ側にあるため視認できるが、木材片等の目詰まりの有無の点検を要するラジエータ64上流側のネット65は、積込機と反対側にあるため、その目詰まり状態を確認することができない。このため、ネット65の目詰まり状態を確認するために、オペレータは一旦積込機から降りて木材破砕機の反対側へ回って確認しなければならず、作業性を低下させている。
本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、製品粒度の均一化を図ることができ、また視認又は点検を要する部位を積込機から容易に視認、点検できる移動式木材破砕機及び木材破砕工法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、第1発明は、移動式木材破砕機において、
走行装置を備えた車体の長手方向一方側に設置した回転式破砕機と、該破砕機を囲み、該破砕機の上方に向けた略筒状で、上部に被破砕木材が投入される開口部を有し、回転自在に設けられたタブ式供給装置と、前記破砕機下方から車体長手方向他方側の外方に向けて、前記破砕機で破砕した破砕物を排出する排出コンベヤとを備えた構成としている。
また第2発明においては、前記タブ式供給装置の上部開口部に、車両長手方向他方側の開口部を覆う飛散防止カバーが設けられ、前記排出コンベヤと反対側に開口部を設けたことが好ましい。
第3発明においては、前記タブ式供給装置の上部開口部は、さらに、車幅方向のいずれか一方側を開口させた方が好ましい。
第4発明は、車体の前記車幅方向一方側に、視認又は点検を要する装置を設置したことを特徴としている。
また第5発明は、車体長手方向の一方側に、回転式破砕機と、被破砕木材を投入するホッパと、該ホッパから導かれる被破砕木材を前記回転式破砕機に供給するタブ式供給装置とを配置し、該破砕機の下方から車体長手方向他方側の外方に向けて、破砕物を排出する排出コンベヤを配置し、前記ホッパの投入開口部を、車体長手方向一方側の斜めで、かつ車幅方向一方側が低くなるように傾けた構成とした移動式木材破砕機を配置し、
該移動式木材破砕機の車体長手方向一方側の前記車幅方向一方側の外方に、被破砕木材を配置し、
該移動式木材破砕機の車幅方向一方側の外方に、前記ホッパに向けて積込機を配置し、
該積込機で車体長手方向一方側の該ホッパに被破砕木材を積み込み、車体長手方向他方側の前記排出コンベヤより破砕物を排出する
木材破砕工法としている。
第6発明は、第5発明において、前記積込機は、旋回自在に設けた上部旋回体上の左側に運転室を、その右側に積み込み作業機をそれぞれ有し、前記移動式木材破砕機の車両中央部左右側方の一方側外方から前記ホッパに向けて配置し、被破砕木材を左旋回して積み込むことを特徴としている。
第1発明によると、下方に回転式破砕機を設けた回転自在なタブ式供給装置と、回転式破砕機での破砕物を排出する排出コンベヤとを、互いに車体長手方向の反対側に備えたので、回転式破砕機で破砕された破砕物で、かつ該破砕機のスクリーン板を通過する前の破砕片や、破砕される前の被破砕木片が上方へ飛散して前記タブ式供給装置から飛び出しても、排出コンベヤ上に落下することがないため、上記スクリーン板によって均一化された粒度の破砕片(製品)に混入することが無い。このため、製品の粒度が均一となり、所望の使用目的に適合した製品が得られる。さらに、ホッパに対して、車体長手方向の一端側外方及びその側方の3方向から積み込みが可能となるので、現場の状況に応じて積み込み方向を選択でき、積み込み性を向上できる。またさらに、積込機でホッパに積み込む際に排出コンベヤ上を通って被破砕木材を積み込む必要がないので、積込中の落下によって排出コンベヤ上の製品に被破砕木材が混入する恐れがなくなり、確実に製品が得られる。
また、第2発明によると、タブ式供給装置の上部開口部の排出コンベヤ側(車両長手方向他方側)を飛散防止カバーで覆っているので、排出コンベヤの製品(スクリーン板で選別された破砕物)に未選別の破砕物又は被破砕物が飛散して混入するのをさらに確実に防止でき、均一性を高めることができる。
第3発明によると、飛散防止カバーで覆っていない車幅方向側のタブ開口部と同じ側に積込機を配置して積み込むことにより、投入口が見やすく、積み込み易いので、積み込み作業性を向上できる。
第4発明によると、さらに、飛散防止カバーで覆っていない車幅方向側のタブ開口部(すなわち、積込機を配置する側)と同じ側に、視認又は点検を要する装置を設置したため、積込機からこれらの装置を容易に視認又は点検ができ、作業性を向上できる。また、本移動式木材破砕機の上記装置と反対側を現場の壁等の近傍に接近させて設置した状態で、上記装置の視認又は点検ができるので、現場の状態に応じて自由に本移動式木材破砕機の設置場所を選択できる。
第5発明によると、移動式木材破砕機の長手方向一方側に配置したホッパから被破砕木材を投入し、その反対側の他方端部外方から排出コンベヤで破砕物(製品)を排出するので、排出コンベヤ上の、スクリーン板で選別された製品に、選別される前の破砕物や被破砕物が混入する恐れがなく、製品粒度を均一化できる。また、ホッパへの被破砕木材の投入時に、排出コンベヤ上に被破砕木材が落下することがなく、製品を確実に得ることができる。
また、第6発明によると、積込機で左旋回して被破砕木材をホッパに投入するので、積込機の運転室からホッパを見た時に作業機が視界の邪魔をすることがなく、積み込み作業性を向上できる。
以下、本発明に係る移動式木材破砕機の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、図1及び図2により、本移動式木材破砕機の概要構成を説明する。図1及び図2は、それぞれ実施形態の移動式木材破砕機の側面図及び平面図である。
移動式木材破砕機1は、左右一対のクローラ式走行装置2,2を有する基台3を備え、該基台3の上部の長手方向一端側に、長手方向の回転駆動軸を有し、かつ外周部に破砕ビットを備えた破砕機8を設けている。破砕機8の上方には、該破砕機8に対応する位置に孔を有する基板3aを、基台3の長手方向に揺動自在に取り付け、この基板3aの上部に破砕機8を囲んで、上方に向けて開口部を有する略筒形状のタブ4を略垂直軸回りに回転自在に設けている。また、基板3aよりも下方の破砕機8の外周部回りには、破砕木材片の粒度を選別するための、所定大きさの複数の貫通孔を有するスクリーン板8a(後述の図4を参照)を備えている。タブ4は、図2に示す回転方向Bに回転しつつ、その内部に貯えた被破砕木材を、破砕機8(破砕時、正転方向Rに回転する)に供給していることから、タブ式供給装置と呼ばれる。タブ4及び破砕機8は、それぞれ図示しない油圧モータで回転駆動されている。
また、タブ4の上部開口部7の上方には略漏斗状のホッパ5が設けられ、このホッパ5は、3本の支柱5a,5b,5cを介して基板3aに固定されている。ホッパ5には、前記タブ4の上部開口部7の略半分を覆う飛散防止カバー6が水平ピン6a回りに揺動自在に取り付けてあり、油圧シリンダ6bで前記開口部7を開閉することが可能となっている。この飛散防止カバー6は、前記タブ4の開口部7の、車両長手方向他方(車両中央寄り)で、かつ破砕機8の回転方向Rによって破砕木材片が飛散する方向の車幅方向一側(図2で上側)を覆うように、その開口部7の中央側の縁部6cを車幅方向に対して図示の時計回りに略45度傾けた位置に設けている。また、飛散防止カバー6は、同カバーで覆っていないタブ開口部7に向けて水平に対して下向きに傾斜している。
また、基台3の上部の長手方向他端部には、エンジン室等の動力部10が設置されており、動力部10とタブ4との間には、油圧機器や操作制御盤等の機器部20が配置されている。前記破砕機8の下方には、前記スクリーン板8aによって選別された破砕木材片を破砕機8の下方から前記機器部20及び動力部10の下方を経由して車両長手方向他側の外方に向けて排出する排出コンベヤ9が設けられている。この排出コンベヤ9は後述の図4で示すように、2段式コンベヤで構成され、破砕機8から動力部10までの下方に第1コンベヤ9a、及び動力部10下方から基台3の外方までに第2コンベヤ9bを備えている。
図3及び図4は、それぞれ図1のX視図、及びその側面図である。図3及び図4において、エンジン室10の車幅方向中央部にはエンジン11が横向きに、すなわちそのクランク軸を車幅方向に向けて取り付けられている。また、エンジン11の、飛散防止カバー6で覆われていない前記タブ4の開口部7が位置する側と同じ車幅方向一側(図3では下側)には、該エンジン11の冷却ファン13、ラジエータ15及びオイルクーラ14等のクーリング装置が設けられている。これらのクーリング装置を囲う外装カバーの側面部には、冷却ファン13によって吸引される冷却風を導入する網目状の孔を有するネット16が取り付けられている。また、冷却ファン13と反対側のエンジン11の端部には、油圧ポンプ12が取り付けられている。
さらに、エンジン11とタブ4との間の機器室20には、車幅方向の略中央部に、破砕機8、タブ4及び排出コンベヤ9等を駆動する切換弁21及び操作弁22が設置されている。これらの切換弁21、操作弁22の車幅方向両側には、前記ネット16が取り付けられている一側の端部に操作盤23が、その内側の隣接位置に燃料タンク24が、また他側に作動油タンク25及びバッテリ26がそれぞれ設置されている。前記操作盤23内に設けられている運転状態表示ランプ等は、車幅方向側方に向けたパネル面に装着されており、このパネル面を覆う透明のアクリル樹脂カバーを介して、外部から視認可能となっている。
次に、上記構成による木材破砕機の作動を図5及び図6を参照して説明する。図5は、木材破砕機の使用方法説明図である。尚、以下では、説明の都合上、排出コンベヤ9が配置された側を車両の前側と呼ぶ。
図5に示すように、木材破砕機1の前方を向いて左側方で、かつ飛散防止カバー6から木材片が飛び出す方向Fの位置を避けた位置P、すなわち車両中央部左側方に積込機30を設置する。また、積込機30を左旋回させて、被破砕木材33をホッパ5に積み込むことができる位置Qに、被破砕木材33を集積しておく。なお、この積込機30は、上部旋回体の前部左側に運転室31を、また該運転室31の右側に被破砕木材を積み込むための作業機32をそれぞれ備えている。
被破砕木材33は、積込機30により集積場で持ち上げられ、ホッパ5の飛散防止カバー6上に載置される。すると、この被破砕木材33は飛散防止カバー6の傾斜に沿って滑り落ち、同カバー6で覆われていないタブ上部開口部7からタブ4内に投入される。タブ4の回転によってその内部に貯められた被破砕木材は破砕機8に供給され、該破砕機8の外周部に取り付けたビット8b(図4参照)で細かくチップ状の木材片に破砕される。破砕された木材片のうち、スクリーン板8aの孔よりも小さいものはスクリーン板8aを通過して排出コンベヤ9上に落下し、この排出コンベヤ9で車両前方外方へ排出されるが、スクリーン板8aの孔よりも大きいものは破砕機8とスクリーン板8aとの間で破砕機8によってさらに細かく破砕された後に、スクリーン板8から排出コンベヤ9上に落下する。
一方、破砕された木材片のうち、スクリーン板8aの孔よりも大きいものの一部は、破砕機8の回転力によって破砕機8とスクリーン板8aとの間から破砕機8上方へ飛び出し、図5,6に示すようにタブ4の内壁面に向けて飛散する。また、破砕される前の被破砕木材の一部も、小さい物は上記同様にタブ4の内壁面に向けて飛散する。図6は、タブ4の内面を周方向に展開した図であり、飛散防止カバー6による破砕木材片の反射の説明図である。これらの飛散物の大部分は、破砕機8の回転方向Rに飛び、タブ4の内壁面に衝突して反射し、又は数回タブ4の内壁面に衝突した後、飛散防止カバー6の内面側で反射してタブ4内に向けて落下するが、その一部は飛散防止カバー6で覆われていないタブ4の上部開口部7から外方へ飛び出す。この際、タブ4の高い位置で反射したものは短い距離だけ飛散した後に飛散防止カバー6の内面側に衝突し、タブ4の低い位置で反射したものは長い距離飛散した後にタブ4の高い位置で再び反射して飛散防止カバー6の内面側に衝突する。このため、飛散物の大部分は飛散防止カバー6で反射して外部への飛散が防止される。そして、ごく一部のものだけ防止されずに、飛散防止カバー6で覆われていない開口部7から、図5に白矢印で示すような方向に飛散し、タブ4外に飛び出てしまう。
以上の構成により、次のような効果が得られる。
タブ4と排出コンベヤ9とを離して、互いに車両長手方向の反対側に配置したので、タブ4の上部開口部7から飛散して外部へ飛び出した、スクリーン板で粒度選別されない破砕物又は破砕される前の被破砕木材が、排出コンベヤ9上の粒度選別された破砕木片に混入することは無い。このため、排出コンベヤ9で排出される木材片の粒度を、製品として均一化することができる。また、被破砕木材を積込機30でホッパ5に投入するときに、こぼれた被破砕木材が排出コンベヤ9上に落下することが無いので、確実に製品の品質を向上できる。さらに、積込機30がホッパ5に積み込む際に、排出コンベヤ9と干渉する恐れが無くなるため、積込機30の積み込み方向の自由度が増して積み込み作業性を向上できる。
また、積み込み作業時に視認を要するホッパ5の投入口(開口部7)、操作盤23内のモニタ表示装置、及び、点検を要する、冷却ファン上流に配置された外装カバーのネット16を、車幅方向一方側に寄せて配置したため、積込機30の運転室31のオペレータが作業中に視認及び点検が容易にでき、作業性が非常に良い。また、上記操作盤23等と同じ側に燃料タンク24を配置したため、これと反対側の車幅方向他方側を現場の壁部等アクセス困難な場所に向けて該木材破砕機を設置しても、前記一方側から容易にアクセスして視認、点検、燃料補給等ができるので、作業現場での木材破砕機の設置場所を柔軟に選択可能となる。
本発明の活用例として、クローラ式走行装置を有するものに限定されず、車輪式走行装置を有する自走式木材破砕機にも適用できる。
実施形態の移動式木材破砕機の側面図である。 実施形態の移動式木材破砕機の平面図である。 図1のX視図である。 図3の側面図である。 本発明に係る木材破砕機の使用方法説明図である。 飛散防止カバーによる破砕物の反射の説明図である。 従来の木材破砕機の平面図である。 従来の木材破砕機の側面図である。 従来の木材破砕機の使用方法説明図である。
符号の説明
1…移動式木材破砕機、2…クローラ式走行装置(走行装置)、3…基台(車体)、3a…基板、4…タブ(タブ式供給装置)、5…ホッパ、5a,5b,5c…支柱、6…飛散防止カバー、6a…ピン、6b…油圧シリンダ、6c…縁部、7…開口部、8…回転式破砕機(破砕機)、8a…スクリーン板、8b…ビット、9…排出コンベヤ、9a…第1コンベヤ、9b…第2コンベヤ、10…動力部、11…エンジン、12…油圧ポンプ、13…冷却ファン、14…オイルクーラ、15…ラジエータ、16…ネット(視認又は点検を要する装置)、20…機器部、21…切換弁、22…操作弁、23…操作盤(視認又は点検を要する装置)、24…燃料タンク、25…作動油タンク、26…バッテリ、30…積込機、31…運転室、32…作業機、33…被破砕木材、51…履帯式走行装置、52…基台、53…エンジン、54…冷却ファン、55…油圧ポンプ、56,58…管路、57…操作弁、59…油圧アクチュエータ(油圧モータ)、60…木材破砕機、61…破砕機、62…回転式タブ、63…飛散防止カバー、64…ラジエータ、65…ネット、66…制御盤、67…コンベヤ。

Claims (6)

  1. 移動式木材破砕機において、
    走行装置(2)を備えた車体(3)の長手方向一方側に設置した回転式破砕機(8)と、
    該破砕機(8)を囲み、該破砕機(8)の上方に向けた略筒状で、上部に被破砕木材が投入される開口部(7)を有し、回転自在に設けられたタブ式供給装置(4)と、
    前記破砕機(8)下方から車体長手方向他方側の外方に向けて、前記破砕機(8)で破砕した破砕物を排出する排出コンベヤ(9)と
    を備えたことを特徴とする移動式木材破砕機。
  2. 請求項1記載の移動式木材破砕機において、
    前記タブ式供給装置(4)の上部開口部(7)に、車両長手方向他方側の開口部(7)を覆う飛散防止カバー(6)が設けられ、前記排出コンベヤ(9)と反対側に開口部(7)を設けた
    ことを特徴とする移動式木材破砕機。
  3. 請求項2記載の移動式木材破砕機において、
    前記タブ式供給装置(4)の上部開口部(7)は、さらに、車幅方向のいずれか一方側を開口させた
    ことを特徴とする移動式木材破砕機。
  4. 請求項3記載の移動式木材破砕機において、
    車体(3)の前記車幅方向一方側に、視認又は点検を要する装置(16,23)を設置した
    ことを特徴とする移動式木材破砕機。
  5. 車体長手方向の一方側に、回転式破砕機(8)と、被破砕木材を投入するホッパ(5)と、該ホッパ(5)から導かれる被破砕木材を前記回転式破砕機(8)に供給するタブ式供給装置(4)とを配置し、該破砕機(8)の下方から車体長手方向他方側の外方に向けて、破砕物を排出する排出コンベヤ(9)を配置し、前記ホッパ(5)の投入開口部を、車体長手方向一方側の斜めで、かつ車幅方向一方側が低くなるように傾けた構成とした移動式木材破砕機(1)を配置し、
    該移動式木材破砕機(1)の車体長手方向一方側の前記車幅方向一方側の外方に、被破砕木材(33)を配置し、
    該移動式木材破砕機(1)の車幅方向一方側の外方に、前記ホッパ(5)に向けて積込機(30)を配置し、
    該積込機(30)で車体長手方向一方側の該ホッパ(5)に被破砕木材を積み込み、車体長手方向他方側の前記排出コンベヤ(9)より破砕物を排出する
    ことを特徴とする木材破砕工法。
  6. 請求項5記載の木材破砕工法において、
    前記積込機(30)は、旋回自在に設けた上部旋回体上の左側に運転室(31)を、その右側に積み込み作業機(32)をそれぞれ有し、前記移動式木材破砕機(1)の車両中央部左右側方の一方側外方から前記ホッパ(5)に向けて配置し、被破砕木材(33)を左旋回して積み込む
    ことを特徴とする木材破砕工法。
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