JP2005125042A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大入賞口付近を流下する遊技球と大入賞口付近を流下しない遊技球との割合に変化を与えることにより、遊技性を向上させる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機10は、遊技領域上において区画された、遊技球の流下経路を変更させる区画領域90aと、区画領域90aに、遊技球を受け入れる開状態と遊技球を受け入れない閉状態とに変化する羽根部材91L及び91Rとを備え、羽根部材91L及び91Rによって区画領域90aに受け入れられた遊技球を、ステージ88や切欠き部89を介して、ステージ88や切欠き部89の下方に設けられた大入賞口8付近に誘導する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大入賞口を備えるパチンコ機等の遊技機に関する。
従来、遊技球が始動口へ入賞し、所定の図柄が揃うなどの所定の条件を満たしたときに開放される、大入賞口を備える遊技機がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−169924号公報
このような遊技機においては、大入賞口が開放されたとき、遊技者は、遊技領域を流下する遊技球のうち大入賞口付近を通過する遊技球、言い換えると大入賞口に入賞する可能性が高い流下経路を流下する遊技球に対して興味を持って注視することとなる。しかしながら、遊技領域を流下する遊技球の流下経路の方向の割合は常に一定であるため、大入賞口付近を通過する遊技球の割合と、大入賞口付近を通過しない遊技球の割合も常に一定であった。このため、大入賞口が開放された遊技状態における遊技性は単調なものとなり、インパクトに欠けるものとなっていた。
上記の課題に鑑み、本発明は、大入賞口付近を流下する遊技球と大入賞口付近を流下しない遊技球との割合に変化を与えることにより、遊技性を向上させる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の特徴は、遊技領域上において区画された区画領域に、遊技球を受け入れる開状態と遊技球を受け入れない閉状態とに変化する可動部材(例えば、羽根部材91L及び91R)と、区画領域内に受け入れられた遊技球を区画領域外の遊技領域に排出する排出部(例えば、ステージ88及び切欠き部89)とを有する流路変更装置(例えば、流路変更装置90)と、排出部の下方に設けられ、遊技球を受け入れる開状態と受けられない閉状態とに変化する可変入賞装置(例えば、大入賞口8)と備える遊技機であることを要旨とする。
本発明の特徴に係る遊技機によると、遊技球を区画領域に受け入れる開状態と受け入れない閉状態とに可動する可動部材を設けたので、可動部材によって区画領域に受け入れられた遊技球を、排出部を介して排出部の下方に設けられた可変入賞装置付近に誘導し、可変入賞装置付近を流下する遊技球とすることができる。このため、可変入賞装置付近を流下する遊技球と可変入賞装置付近を流下しない遊技球との割合に変化を与えることにより、遊技性を向上させることができる。
第1の特徴に係る遊技機において、区画領域内には、区画領域に受け入れられた遊技球を転動させる(例えば、ステージ88)が設けられ、排出部は、転動部材を転動する遊技球を区画領域から遊技領域の異なる位置へ排出可能に、複数(例えば、ステージ88、切欠き部89)を備えてもよい。この遊技機によると、区画領域から可変入賞装置に至るまでの流下経路が多様化され、遊技性が更に向上する。
本発明によると、大入賞口付近を流下する遊技球と大入賞口付近を流下しない遊技球との割合に変化を与えることにより、遊技性を向上させる遊技機を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(遊技機の構成)
本実施形態に係る遊技機10は、図1に示すように、遊技場に遊技機10を設置するために設けられている外枠1と、外枠1の内側に開閉可能に設けられている内枠2と、内枠2の前面に設けられている遊技盤3と、回転操作されることにより遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射するように構成された発射ハンドル24と、所定の遊技状態となったことを遊技者に報知する効果音や音声などを出力するスピーカ25L及び25Rと、所定の遊技状態となったことを所定のパターンで点灯・消灯することによって報知する装飾ランプ26L及び26Rとを具備する。
ここで、所定の遊技状態とは、特別図柄の可変表示が実行された結果、当該特別図柄が所定の停止態様で停止したことを条件として開始する「大当り状態」、遊技状態を大当り状態に移行させるか否か判定する大当り判定において、遊技状態を大当り状態に移行させると判定される確率が高い「確率変動状態」、特別図柄の可変表示が実行されている時間が短くなる「時短状態」などのことである。
遊技盤3上の遊技領域内には、流路変更装置90と、特別図柄表示装置4と、始動口6と、大入賞口8と、アウト口9と、一般入賞口16〜19とが具備されている。流路変更装置90によって区画された領域の内側には、遊技球の流下経路を変更させる区画領域90aが形成される。
流路変更装置90は、天通路23と、ステージ88と、羽根部材91L及び91Rとから構成される。天通路23は、区画領域90aの上方を区画する位置に配備され、遊技盤3の面に対して直角に立設された壁体から構成される。又、天通路23は、遊技機10に記憶されている始動記憶の数に応じて点灯・消灯する始動記憶ランプ13a〜13dを具備する。
ステージ88は、当該区画領域90aの下方を区画する位置する位置に配備され、遊技盤3の面に対して直角に立設された壁体から構成される。又、ステージ88は、羽根部材91L及び91Rによって区画領域90aへ受け入れられた遊技球を転動させる。又、ステージ88は、略前側に傾いており、ステージ88上の遊技球を、区画領域90aから遊技領域の異なる位置へ排出することができる。ステージ88の中心部は上方に突出されており、当該上方に突出された内壁面には、区画領域90a内の遊技球を始動口6の近傍へ誘導する切欠き部89が配備されている。
羽根部材91L及び91Rは、図1の矢印で示すように、遊技盤3を正面から見た際に、区画領域90aの左右を塞ぐ位置から遊技領域側へ約90度開いた位置へ一定周期で開閉動作することにより、区画領域90a内に遊技球を誘導するものである。羽根部材91L及び91Rの駆動方法については、後に詳述する。
特別図柄表示装置4においては、始動口6に具備されている始動領域を遊技球が通過したことを条件として、表示領域に表示された特別図柄の可変表示が実行される。尚、特別図柄の可変表示は、始動領域を遊技球が通過したことを条件として抽出される大当り判定用乱数値などに基づいて実行される。
始動口6は、当該始動口6に具備されている始動領域を遊技球が通過したことを条件として大当り判定用乱数値などが抽出されるように構成されている。
大入賞口8は、羽根部材91L及び91Rによって区画領域90aに受け入れられた遊技球を、区画領域90aから遊技領域へ排出するステージ88や切欠き部89の下方に設けられる。又、大入賞口8は、遊技状態が大当り状態となったときに所定の条件で開閉し、当該大入賞口8に遊技球が入賞すると、所定数(例えば、15個)の遊技球が賞球として払い出されるように構成されている。
アウト口9は、始動口6や大入賞口8や一般入賞口16〜19などのいずれにも入球しなかった遊技球を受け入れる。
一般入賞口16〜19は、当該一般入賞口16〜19に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球(例えば、15個)が賞球として払い出されるように構成されている。
尚、本実施形態において、流路変更装置90は、遊技領域上において区画された、遊技球の流下経路を変更させる区画領域90aを構成する。又、羽根部材91L及び91Rは、区画領域に、遊技球を受け入れる開状態と遊技球を受け入れない閉状態とに変化する可動部材を構成し、大入賞口8は、遊技球を受け入れる開状態と遊技球を受け入れない閉状態とに変化する可変入賞装置を構成する。更に、ステージ88は、可動部材によって区画領域へ受け入れられた遊技球を転動させる転動部材と、可動部材によって区画領域に受け入れられた遊技球を、区画領域から遊技領域へ排出する排出部を構成し、切欠き部89は、可動部材によって区画領域に受け入れられた遊技球を、区画領域から遊技領域へ排出する排出部を構成する。
図2及び図3は、羽根部材91L及び91Rの駆動構造を示す図である。図2に示すように、モータ93によって回転する回転円盤100は、第1のリンク部材101、第2のリンク部材102L及び102R、第3のリンク部材103L及び103Rを介して、その回転動力を羽根部材91L及び91Rへと伝達する。
モータ93は、回転円盤100を回転させる動力を提供する。回転円盤90の外周の一部には、内部に切り込こんで形成されたスリット100aを有する。投光部及び受光部を有する光センサ94は、回転円盤100の外周部分がその投光部と受光部との間に位置するように設置される。投光部から投射された光は、通常、回転円盤90の外周部分によって遮られるが、回転円盤100が回転することによりスリット90aが投光部と受光部の間に位置すると、投光部から投射された光は、スリット90aを通過することにより、受光部へ到達する。
又、回転円盤100には、孔部100bが形成され、この孔部100bに第1のリンク部材101の伝導部101bの一端に設けられた結合部101aが差し込まれる。結合部101aを有する伝導部101bの一端は、回転円盤100の回転に伴って回転運動を行う。一方、伝導部101bの他端は、軸支部101cに軸支されているので、伝導部101bの一端が回転運動を行うことにより、第1のリンク部材101自体は、上下に動作することとなる。又、ラックギアである第1のリンク部材101の両側には複数の歯101dが形成され、この複数の歯101dは、ピニオンギアである第2のリンク部材102L及び102Rの外周に設けられた複数の歯と噛合されている。又、第2のリンク部材102L及び102Rの外周に設けられた複数の歯は、扇形状の第3のリンク部材103L及び103Rの円周に設けられた複数の歯と噛合されている。第3のリンク部材103L及び103Rは、その一部から突出した差し込み部103La及び103Raを備え、差し込み部103La及び103Raの先端は、羽根部材91L及び91Rの一端に嵌め込まれる。第1のリンク部材101、第2のリンク部材102L及び102R、第3のリンク部材103L及び103Rに設けられた複数の歯の数は、それぞれ同数であり、このため、回転円盤100が1回転することにより、第1のリンク部材101が上から下、あるいは下から上へ1動作し、第2のリンク部材102L及び102Rが1回転し、第3のリンク部材103L及び103Rが1揺れし、羽根部材91L及び91Rは開状態から閉状態、或いは、閉状態から開状態へ1動作することとなる。
図3は、モータ93と回転円盤100を繋ぐ部分Aの拡大断面図である。モータ93のシャフト95は、その外周にバネ部材96を装着した一端で第1の接続部材97と接続される。一方、回転円盤100のシャフト99は、第2の接続部材98と接続される。第1の接続部材と第2の接続部材とは、波形状の凹凸処理が施された面同士を対向させることにより接続される。このように、モータ93のシャフト95と回転円盤100のシャフト97とが直接接続されず、第1の接続部材97及び第2の接続部材98を介して接続されていることにより、モータ93駆動中において、羽根部材91L及び91Rが押さえられるなど、何らかの力が加わることにより回転円盤100が回転できない場合に、第1の接続部材の対向面と第2の接続部材の対向面がずれることにより、第1の接続部材97のみが回転できることとなる。これにより、駆動できないときに生じるモータ93の電力負荷やモータ93の摩耗を防ぐことができる。
上記のような構成により、羽根部材91L及び91Rは、モータ93を駆動源とし、回転円盤100、第1のリンク部材101、第2のリンク部材102L及び102R、第3のリンク部材103L及び103Rを介して、開閉動作を行う。例えば、モータ93の回転が4秒/周期である場合は、羽根部材91L及び91Rは4秒で1開閉動作を行うこととなる。
又、後述するメインCPU31は、光センサ94の受光部が光を受光したタイミングを検知することにより、羽根部材91L及び91Rの現在の動作位置を認識することができる。
図4は、本実施形態における遊技機10の制御部を示すブロック図である。図4に示すように、遊技機10の制御部は、主制御回路30と副制御回路40と払出・発射制御回路80とにより構成される。
主制御回路30は、メインCPU31と、メインROM32と、メインRAM33と、シリアル通信用IC36とを具備する。
又、主制御回路30には、大入賞口8に具備されている特定領域(Vゾーン)を通過した遊技球を検出するためのV・カウントスイッチ28Sと、大入賞口8に具備されている一般領域を通過した遊技球を検出するためのカウントスイッチ29Sと、一般入賞口16〜19に遊技球が入賞したことを検出する一般入賞球スイッチ16S〜19Sと、始動口6に具備されている始動領域を遊技球が通過したことを検出する始動入賞球スイッチ6Sと、払出装置81によって払出された遊技球を検出する賞球カウントスイッチ14と、大入賞口8の扉を開閉する大入賞口ソレノイド8aと、大入賞口8に入球した遊技球を特定領域と一般領域とに振り分けるシーソーを駆動するシーソーソレノイド8bとが接続されている。
メインCPU31は、後述する「システムタイマ割込処理」(図3(a)を参照)、及び、「メイン処理」(図3(b)を参照)における各処理を行う。
又、メインCPU31は、光センサ94のON状態、即ち、光センサ94の投光部から投射された光を受光部が受光したタイミングを検知し、これを契機として開放カウンタ値を0とする。ここで、「開放カウンタ」とは、大入賞口8を開放するタイミングを羽根部材91R及び91Lの開閉タイミングと同期させるために、回転円盤100の移動量を計数し、記憶するためのカウンタである。メインCPU31は、開放カウンタ値が所定の値となったとき、大入賞口8を開放する条件となる開放タイミングフラグをONとする。
又、メインCPU31は、始動入賞球スイッチ6Sにより入力された入力信号を検出したこと(すなわち、始動口6へ遊技球が入賞したこと)を条件として大当り判定用乱数値を抽出し、抽出された大当り判定用乱数値に基づいて大当り判定を行う。又、メインCPU31は、大当り判定の結果に基づいて、特別図柄の停止図柄及び当該特別図柄の可変表示演出内容などを指示する可変表示コマンドを生成する。
メインCPU31は、遊技状態が大当り状態に移行されると、大入賞口8の扉を開閉するように大入賞口ソレノイド8aを制御する。又、メインCPU31は、シーソーを駆動するようにシーソーソレノイド8bを制御する。
メインCPU31は、各スイッチ(始動入賞球スイッチ6S、一般入賞球スイッチ16S〜19S、V・カウントスイッチ28S及びカウントスイッチ29Sなど)により入力された入力信号を検出し、所定数の遊技球を賞球として払い出すように指示するコマンドを生成する。
メインROM32は、後述する「システムタイマ割込処理」(図3(a)を参照)、及び、「メイン処理」(図3(b)を参照)における各処理を行うためのプログラムなどを記憶している。
メインRAM33は、DRAMなどによって構成され、始動記憶(大当り判定用乱数値を含む)などを記憶する。又、メインRAM33は、メインCPU31によって計数された始動記憶の数を記憶するための始動記憶カウンタ、メインCPU31によって計数された残賞球の数を記憶するための残賞球数カウンタを具備する。又、メインRAMは、メインCPU31によって計数された回転円盤100の移動量を記憶するための開放タイミングカウンタを具備する。
シリアル通信用IC36は、メインCPU31により生成された各コマンドを副制御回路40に出力する。
副制御回路40は、サブCPU41と、サブROM42と、サブRAM43と、画像処理回路45と、音処理回路46と、ランプ処理回路47とを具備する。
サブCPU41は、主制御回路30から受信した各種コマンドに応じて、画像処理回路45及び音処理回路46及びランプ処理回路47を制御する。
尚、本実施形態において、サブCPU41及び特別図柄表示装置4は、遊技領域内の始動領域を遊技球が通過したことを条件として、識別情報(特別図柄)の可変表示を行う可変表示手段を構成する。
サブROM42は、画像処理回路45及び音処理回路46及びランプ処理回路47を制御するためのプログラムを記憶している。
サブRAM43は、DRAMなどによって構成され、主制御回路30から受信した各種コマンドを記憶する。
画像処理回路45は、サブCPU41からの制御データに応じて、特別図柄表示装置4に特別図柄の可変表示を実行するものであり、各種画像データを記憶する画像データROM54と、画像データROM54に記憶されている画像データに基づいて、特別図柄の可変表示を実行するための表示画像データを生成するVDP(Video Display Processor)51と、VDP51により生成された表示画像データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータ52と、異常時に各種設定を初期値に戻す初期リセット回路53とを具備する。
音処理回路46は、サブCPU41からの制御データに応じて、所定の遊技状態を遊技者に報知する効果音や音声などをスピーカ25L及び25Rから出力するものであり、各種音データを記憶する音データROM63と、音データROM63に記憶されている音データに基づいて、所定の遊技状態を遊技者に報知するための出力音信号を生成する音源IC61と、音源IC61により生成された出力音信号を増幅するAMP62とを具備する。
ランプ処理回路47は、始動記憶ランプ13a〜13d、装飾ランプ26L及び26Rの点灯・消灯パターンを記憶する装飾データROM71と、サブCPU41からの制御データに応じて、始動記憶ランプ13a〜13d、装飾ランプ26L及び26Rを点灯・消灯させるドライブ回路72とを具備する。
払出・発射制御回路80は、一般入賞口16〜19及び大入賞口8などに遊技球が入球したことに基づいて出力される主制御回路30からのコマンドに応じて、所定数の遊技球を賞球として払い出す払出装置81、及び、遊技盤3上の遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置82を制御する。具体的には、払出装置81は、始動口6に遊技球が入賞した場合には、所定数(例えば、4個)の賞球を払い出す。
尚、遊技機10における各処理は、主制御回路30と副制御回路40とにより制御されているが、主制御回路30は、副制御回路40により制御される処理の全部又は一部を処理してもよく、副制御回路40は、主制御回路30により制御される処理の全部又は一部を処理してもよい。
(遊技機の制御方法)
次に、本実施形態に係る遊技機10の動作について、図5〜9を用いて説明する。本実施形態では、遊技球が始動口6へ入賞し、所定の図柄となった大当り遊技状態において、羽根部材91L及び91Rの開閉動作と同期して大入賞口8が開放される制御方法について説明する。
図5(a)は、所定の周期(例えば、2msec、3msec)でメイン処理に割り込むように実行されるシステムタイマ割込処理を示すフローチャートである。又、図5(b)は、本実施形態における遊技機10のメイン処理を示すフローチャートである。
まず、システムタイマ割込処理について、図5(a)を参照しながら説明する。
(イ)ステップS100において、メインCPU31は、レジスタに格納されている情報を退避させる。そして、ステップS110において、メインCPU31は、大当り判定用乱数値などの値を更新する。
(ロ)次に、ステップS120において、メインCPU31は、各スイッチの入力信号を処理し、連続通過回数をカウントする。次に、ステップS125において、メインCPU31は、大入賞口8を開放するタイミングを取得する。この大入賞口開放タイミング取得処理については後に詳述する。
(ハ)次に、ステップS130において、メインCPU31は、変動表示されている普通図柄や特別図柄の残り変動表示時間、開状態にある始動口6や大入賞口8の残り開放時間などを更新する。そして、ステップ140において、メインCPU31は、賞球として払い出された遊技球の数や大当りの発生などの遊技情報を、ホールコンピュータや呼出ランプユニットに出力する。
(ニ)次に、ステップS150において、メインCPU31は、始動口6や大入賞口8を駆動するソレノイドなどを駆動する信号を出力する。そして、ステップS160において、メインCPU31は、特別図柄の停止図柄や当該特別図柄の変動表示パターンなどを指示する可変表示コマンドを副制御回路40に出力する。
(ホ)次に、ステップS170において、メインCPU31は、メインRAM33に記憶されている始動記憶の数を始動記憶ランプ13a〜13dに表示するように指示するコマンドを出力し、玉切れや下皿満タンなどのエラーを所定のランプに表示するように指示するコマンドを出力する。
(ヘ)次に、ステップS180において、メインCPU31は、遊技球が入球した入賞口の種類(一般入賞口16〜19や大入賞口8など)に応じて、所定の遊技球を賞球として払い出すように指示するコマンドを払出・発射制御回路80に出力する。そして、ステップS190において、メインCPU31は、ステップ100で退避した情報をレジスタに復帰させる。
次に、図5(a)のステップS125の大入賞口開放タイミング取得処理の詳細について、図6を用いて説明する。
(イ)まず、ステップS101において、CPU31は、光センサ94からON信号を受信したか否かを判断する。即ち、回転円盤101のスリット100aが光センサ94下に位置し、投光部から投射された光を受光部が受光したタイミングを検知する。このとき、スリット100aは一定の幅を有するので、CPU31に送られる信号はパルス信号となる。メインCPU31は、パルス信号の立ち上がりあるいは立ち下がり時のエッジを検出した時をON信号の受信時とする。ステップS101において、ON信号を受信した場合は、ステップS105の処理に進み、メインCPU31は、開放カウンタ値に0をセットする。即ち、メインCPU31は、この状態を回転の基準値とし、そこから所定の周期(例えば、2msec、3msec)毎に、開放カウンタ値を+1することにより、回転円盤100の移動量を認識する。
(ロ)ステップS101において、光センサ94からON信号を受信しない場合は、ステップS102に進み、メインCPU31は、開放カウンタ値を1加算する。そして、ステップS103において、メインCUPU31は、大入賞口8の開放を行うタイミングであるか否かを判断する。大入賞口8の開放を行うタイミングは、遊技機10の設計値などにより任意に設定できるものであるが、ここでは、開放カウンタ値が700であるときを大入賞口8の開放を行うタイミングとする。ステップS103では、メインCPU31は、開放カウンタ値が700であるか否かを判断する。
(ハ)ステップS103において、開放カウンタ値が700である場合は、ステップS104に進み、メインCPU31は、開放タイミングフラグをONとし、処理を終了する。一方、カウンタ値が700でない場合は、ステップS106に進み、開放カウンタ値が750以上であるか否かを判断する。開放カウンタ値が749以下である場合は、処理を終了する。開放カウンタ値が750以上である場合は、ステップS107に進み、開放タイミングフラグをOFFとし、処理を終了する。即ち、ステップS107においては、大入賞口8の開放を行うタイミング(ここでは、開放カウンタ値=700)から一定の時間が経過した場合は、強制的に開放タイミングフラグを落とすこととしている。
次に、メイン処理について、図5(b)を参照しながら説明する。
(イ)まず、ステップS10において、メインCPU31は、遊技機10における各種設定を、前回電源断となった際の設定に復帰するか、若しくは初期化する。
(ロ)次に、ステップS20において、メインCPU31は、特別図柄に関する各処理を実行する。この特別図柄制御処理については、後に詳述する。
(ハ)次に、ステップS40において、メインCPU31は、特別図柄の可変表示パターンを決定するための演出用乱数値などの値を更新する。
尚、メインCPU31は、上述のステップS20からステップS40までの処理を繰り返し行う。
次に、図5(b)のステップS20の特別図柄制御処理の詳細について、図7を用いて説明する。
(イ)まず、ステップS201において、メインCPU31は、特別図柄の変動を開始するか否か判断する。即ち、メインCPU31は、始動入賞球スイッチ6Sからの入力信号に基づいて、始動領域を遊技球が通過し(始動口6に遊技球が入球し)、特別図柄変動開始条件が成立したか否かを確認する。特別図柄変動開始条件が成立した場合は、ステップS202の処理に進み、特別図柄変動開始条件が成立しない場合は、ステップS203の処理に進む。ステップS202の処理において、メインCPU31は、特別図柄変動処理を行う。即ち、メインCPU31は、始動領域を遊技球が通過したときに抽出される大当り判定用乱数値に基づいて大当り判定を行い、この大当り判定の結果に基づいて、特別図柄の停止図柄及び当該特別図柄の可変表示パターンなどを指示する可変表示コマンドを生成する。この可変表示コマンドは、図5(a)のステップS160において、サブPUC41へ送信される。サブCPU41は、この可変表示コマンドに基づいて、特別図柄表示装置4に特別図柄を可変表示させる。又、メインCPU31は、決定した可変表示パターンに対応する可変表示時間を待ち時間タイマにセットする。
(ロ)次に、ステップS203において、メインCPU31は、特別図柄の変動が停止するタイミングであるか否か判断する。即ち、メインCPU31は、可変表示時間がセットされた待ち時間タイマの値が「0」であるか否か確認する。特別図柄の変動が停止する場合は、ステップS204の処理に進み、特別図柄の変動が停止するタイミングでない場合は、ステップS201の処理に戻る。
(ハ)次に、ステップS204において、メインCPU31は、大当り状態に移行するか否か判断する。即ち、ステップS201において行われた大当り判定の結果が遊技状態を大当り状態に移行させるものであるか否か確認する。大当り状態に移行する場合には、ステップS205の処理に進み、大当り図柄でない場合には、ステップS201の処理に戻る。
(ニ)次に、ステップS205において、メインCPU31は、大当り中制御処理を行う。この大当り中制御処理については、次に詳述する。
次に、図7のステップS205の大当り中制御処理の詳細について、図8を用いて説明する。
(イ)まず、ステップS301において、メインCPU31は、大当り状態における大入賞口8を開放する条件が満たされているか否か判断する。即ち、ラウンドの開始時期であるか否か判断する。ステップS301において、大入賞口8を開放することが可能であれば、ステップS302の処理に進み、不可能であれば、ステップS305の処理に進む。
(ロ)次に、ステップS302において、メインCPU31は、開放タイミングフラグがONとなっているか否か判断する。開放タイミングフラグがONである場合には、ステップS303の処理に進み、OFFである場合には、ステップS301の処理に戻る。ステップS303において、メインCPU31は、開放タイミングフラグをOFFとする。そして、ステップS304において、メインCPU31は、大入賞口開放処理を行う。即ち、メインCPU31は、大入賞口8を開放するように大入賞口ソレノイド8aを制御する。このとき、図9に示すように、羽根部材91L及び91Rが開いた状態から閉まる状態へ移行するときに、大入賞口8が開くように制御すると、遊技領域内の遊技球が大入賞口8へ向かう流れを積極的に作ることができる。又、メインCPU31は、開放上限時間(例えば、30秒)を大入賞口時間タイマにセットする。
(ハ)次に、ステップS305において、メインCPU31は、大入賞口を閉鎖するタイミングであるか否か判断する。即ち、メインCPU31は、開放上限時間がセットされた大入賞口時間タイマの値が「0」であるという条件(例えば、大入賞口8が開放されてから30秒が経過)、又は、大入賞口8に遊技球が10個以上入賞したという条件のうち、いずれかの条件が成立しているか否か確認する。尚、大入賞口8への入賞個数は、V・カウントスイッチ28S及びカウントスイッチ29Sからの入力信号に基づいて、計数される。又、メインCPU31は、大入賞口開放回数カウンタの値を1加算する。ここで、大入賞口開放回数カウンタとは、大当り状態におけるラウンド数をカウントするものである。
(ニ)ステップS305において、メインCPU31は、上述の条件のうち、いずれかの条件が成立している場合には、ステップS306の処理に進み、メインCPUは、大入賞口閉鎖処理を行う。即ち、メインCPU31は、大入賞口8を閉じるように大入賞口ソレノイド8aを制御する。
(ホ)次に、ステップS307において、メインCPU31は、大当り終了であるか否か判断する。即ち、メインCPU31は、大入賞口8の開放中において、大入賞口8に具備されている特定領域(Vゾーン)を遊技球が通過しなかったという条件、又は、大入賞口開放回数カウンタの値が「15」以上(最終ラウンド)であるという条件のうち、いずれかの条件が成立しているか否か確認する。上述の条件のうち、いずれかの条件が成立している場合には、ステップS308の処理に進み、メインCPU31は、大当り終了処理を行う。又、メインCPUは、大入賞口開放回数カウンタの値を0とする。
(ヘ)一方、上述の条件のうち、いずれの条件も成立していない場合には、メインCPU31は、ステップS301の処理へ戻る。
(本実施形態における遊技機の作用、及び、効果)
本発明の実施の形態に係る遊技機によると、遊技球を区画領域90aに受け入れる開状態と受け入れない閉状態とに可動する羽根部材91L及び91Rを設けたので、羽根部材91L及び91Rによって区画領域90aに受け入れられた遊技球を、排出部を介して、排出部の下方に設けられた大入賞口8付近に誘導し、大入賞口8付近を流下する遊技球とすることができる。このため、大入賞口8付近を流下する遊技球と大入賞口8付近を流下しない遊技球との割合に変化を与えることにより、遊技性を向上させることができる。
又、排出部を介して排出される遊技球が常に同じ遊技領域の位置へ排出されると、大入賞口8付近を通過する遊技球の流下経路は単調ものとなり、遊技性が低下する。よって、本発明の実施の形態においては、区画領域90a内に、区画領域90aへ受け入れられた遊技球が転動するステージ88が設けられている。ステージ88を転動する遊技球は、区画領域90aから遊技領域の異なる位置へ排出されるので、区画領域90aから可変入賞装置に至るまでの流下経路が多様化され、遊技性が更に向上する。又、ステージ88の上方の内壁面には、区画領域90a内の遊技球を遊技領域へ誘導する切欠き部89が設けられており、この切欠き部89によっても、区画領域90aから可変入賞装置に至るまでの流下経路が多様化され、遊技性が更に向上する。
本実施形態に係る遊技機の概観図である(その1)。 本実施形態に係る遊技機の羽根部材の駆動構造を示す分解斜視図である。 図2のA部分の拡大断面図である。 本実施形態に係る遊技機の制御構造を示すブロック図である。 本実施形態に係るメインCPUの処理を示すフローチャートである。 図5(a)における大入賞口開放タイミング取得処理の詳細を示すフローチャートである。 図5(b)における特別図柄制御処理の詳細を示すフローチャートである。 図7における大当り中制御処理の詳細を示すフローチャートである。 本実施形態に係る遊技機の概観図である(その2)。
符号の説明
1…外枠、2…内枠、3…遊技盤、4…特別図柄表示装置、6…始動口、6a…始動口ソレノイド、6S…始動入賞球スイッチ、8…大入賞口、8a…大入賞口ソレノイド、8b…シーソーソレノイド、9…アウト口、10…遊技機、16〜19…一般入賞口、16S〜19S…一般入賞球スイッチ、23…天通路、24…発射ハンドル、25L、25R…スピーカ、26L、26R…装飾ランプ、28S…V・カウントスイッチ、29S…カウントスイッチ、30…主制御回路、31…メインCPU、32…メインROM、33…メインRAM、36…シリアル通信用IC、40…副制御回路、41…サブCPU、42…サブROM、43…サブRAM、45…画像処理回路、46…音処理回路、47…ランプ処理回路、51…VDP、52…D/Aコンバータ、53…初期リセット回路、54…画像データROM、61…音源IC、62…AMP、63…音データROM、71…装飾データROM、72…ドライブ回路、80…払出・発射制御回路、81…払出装置、82…発射装置、88…ステージ、89…切欠き部、90…流路変更装置、90a…区画領域、91L、91R…羽根部材、93…モータ、94…光センサ、95、99…シャフト、96…パネ部材、97…第1の接続部材、98…第2の接続部材、90…区画領域、100…回転円盤、100a…スリット、100b…孔部、101…第1のリンク部材、101a…結合部、101b…伝導部、101c…軸支部、101d…歯、102L、102R…第2のリンク部材、103L、103R…第3のリンク部材、103La、103R…差し込み部

Claims (2)

  1. 遊技領域上において区画された区画領域に、遊技球を受け入れる開状態と遊技球を受け入れない閉状態とに変化する可動部材と、前記区画領域内に受け入れられた遊技球を前記区画領域外の遊技領域に排出する排出部とを有する流路変更装置と、
    前記排出部の下方に設けられ、遊技球を受け入れる開状態と受けられない閉状態とに変化する可変入賞装置とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記区画領域内には、前記区画領域に受け入れられた遊技球を転動させる転動部材が設けられ、
    前記排出部は、前記転動部材を転動する遊技球を前記区画領域から前記遊技領域の異なる位置へ排出可能に、複数備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010005324A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010005325A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2018027194A (ja) * 2016-08-18 2018-02-22 豊丸産業株式会社 遊技機

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