JP2005124820A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属材料と繊維強化樹脂とを接着して構成されたゴルフクラブヘッドにおいて接合部の強度を高め耐久性を向上させる。
【解決手段】 金属材料からなる第1のヘッド部材M1と、繊維強化樹脂からなる第2のヘッド部材M2とを固着して形成された中空構造のゴルフクラブヘッドである。第1のヘッド部材M1に設けられた第1の接合部F1と、第2のヘッド部材M2に設けられた第2の接合部F2とがヘッド内外で重ねられて固着される。第2のヘッド部材M2は、第2の接合部F2の樹脂含有率が、該第2の接合部F2を除いた他の部分の樹脂含有率よりも大であることを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、金属材料と繊維強化樹脂とを固着して形成されたゴルフクラブヘッドに関する。
近年、金属材料と繊維強化樹脂とを用いて形成されたゴルフクラブヘッドが提案されている。このヘッドは、金属材料による高い強度や心地良い打球音などの利点と、繊維強化樹脂の低比重といった利点とを取り入れることができる。このようなヘッドを教える文献として、次のものが知られている。
実開平5−51374 特開2003−62130
特許文献1は、ヘッドのクラウン部に切り欠かれた窓部を設けることを教える。ヘッドは、金属又は繊維強化樹脂からなり、窓部は切り欠かれたままの態様の他、低比重材料からなる蓋部によって閉塞される態様が含まれている。また特許文献2は、ボールを打球するフェース部とその縁から後方にのびる返り部とを有する金属製のフェース部材と、プリプレグパイルからなるアフトボディとを固着したヘッドを教えている。
図16に略示するように、金属材料からなる例えばフェース部材aと、繊維強化樹脂からなる例えばクラウン部材bとを固着する場合、フェース部材aに設けた接合部a1と、クラウン部材bに設けた接合部b1とは、ヘッド内外で重ねられて固着される。しかしながら、固着部の界面には、繰り返し行われる打球時の衝撃力により大きなせん断力が作用するため、前記界面において、接着層の剥離や強度の低い繊維強化樹脂の破損などが生じやすいことが判明した。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、金属材料からなる第1のヘッド部材に設けられた第1の接合部と、繊維強化樹脂からなる第2のヘッド部材に設けられた第2の接合部とが重ねられて固着されるとともに、第2の接合部の樹脂含有量を該第2の接合部を除いた他の部分の樹脂含有量よりも大とすることを基本として、接合部における接着強度を高め、ひいては耐久性を向上しうるゴルフクラブヘッドを提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、金属材料からなる第1のヘッド部材と、繊維強化樹脂からなる第2のヘッド部材とを固着して形成されたゴルフクラブヘッドであって、前記第1のヘッド部材に設けられた第1の接合部と、第2のヘッド部材に設けられた第2の接合部とがヘッド内外で重ねられて固着されるとともに、前記第2のヘッド部材は、前記第2の接合部の樹脂含有率が、該第2の接合部を除いた他の部分の樹脂含有率よりも大であることを特徴としている。
なお本明細書において、繊維強化樹脂における任意の領域の樹脂含有率は、該領域の全重量に対する熱硬化樹脂の重量の比率として定める。具体的には、樹脂のみを化学的に分解、除去して繊維の含有量だけを求めて計算することができる。具体的な方法は、ASTM D3171−76(Reapproved 1982)“Standard test method for fiber content of resin-matrix composites by matrix digestion ”に従う。
また請求項2記載の発明は、前記第2のヘッド部材は、前記第2の接合部の樹脂含有率が30%以上かつ60%以下であり、かつ前記他の部分の樹脂含有率が10%以上かつ30%未満であることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項3記載の発明は、前記第1のヘッド部材は、ボールを打球するフェース面の少なくとも一部を形成するフェース壁部を含むとともに、前記第2のヘッド部材は、クラウン部の少なくとも一部を形成するクラウン壁部を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項4記載の発明は、前記第1の接合部又は第2の接合部の一方に凸部が、第1の接合部又は第2の接合部の他方に前記凸部が嵌入する凹部が形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項5記載の発明は、重心高さが25〜35mmかつ重心深度が35〜43mmしかもヘッド体積が370〜550cm3 である請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
なお前記重心深度は、図15に示すように、ヘッド1を規定のライ角、ロフト角で水平面に載置した基準状態において、ヘッド重心GとリーディングエッジLEとの間の水平距離GLである。また前記重心高さは、ヘッド重心Gからフェース面2に下ろした垂線が該フェース面2と交わるスイートスポット点SSの水平面HPからの高さGHである。
以上説明したように、請求項1記載の発明では、金属材料からなる第1のヘッド部材に設けられた第1の接合部と、繊維強化樹脂からなる第2のヘッド部材に設けられた第2の接合部とがヘッド内外で重ねられて固着されるとともに、第2のヘッド部材は、第2の接合部の樹脂含有率が、該第2の接合部を除いた他の部分の樹脂含有率よりも大に設定されるため、損傷の起点となり易い接着界面における微細クラックの発生が長期に亘って抑制でき、固着強度が十分に確保される。このように、本発明のゴルフクラブヘッドは、従来ウィークポイントとされていた金属材料と繊維強化樹脂との接合部の接合強度を高めてヘッドの耐久性、信頼性を向上しうる。また、第2のヘッド部材の第2の接合部を除く他の部分は、樹脂含有率が相対的に小となるため、第2のヘッド部材の重量増加をも抑制しうる。
また請求項2記載の発明のように、第2の接合部の樹脂含有率を30%以上かつ60%以下、かつ他の部分の樹脂含有率を10%以上かつ30%未満とすることにより、接着強度の向上と重量増加の抑制をバランス良くかつ確実に実現しうる。
また請求項3記載の発明のように、第1のヘッド部材は、ボールを打球するフェース面の少なくとも一部を形成するフェース壁部を含むときには、ヘッドの耐久性を高めるとともに、金属材料に特有の甲高い打球音を得ることができ、また残響音を長く響かせることが可能となる。従って、プレーヤーにボールが良く飛んだような印象を与えるなど、打球フィーリングを向上しうる。また第2のヘッド部材が、クラウン部の少なくとも一部を形成するクラウン壁部を含むときには、ヘッド高所に位置するクラウン部の重量を削減でき、ひいてはヘッド重心を小さく設定するのに役立つ。
また請求項4記載の発明のように、第1の接合部又は第2の接合部の一方に凸部が、第1の接合部又は第2の接合部の他方に前記凸部が嵌入する凹部が形成されたときには、接合部において接着剤による接着強度に加え、凸部と凹部との機械的な嵌合によるアンカー効果が得られるため、接合強度を大幅に向上し、打球時のせん断力に対して、接着面での接合剥離や繊維強化樹脂の破損などをより効果的に防止しうる。
また請求項5記載の発明のように、重心高さが25〜35mmかつ重心深度が35〜43mmしかもヘッド体積が370〜550cm3 である大型かつ低重心のヘッドを容易に製造しうるとともに、このようなヘッドは、打球のバックスピン量を減じ打球の飛距離を向上しうる。
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は本実施形態のゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1を規定のライ角、フック角として水平面に載置した基準状態の斜視図、図2はその平面図、図3は同底面図、図4、図5は図2のA−A、B−B拡大断面図、図6はヘッドの分解斜視図をそれぞれ示す。なお本実施形態では、ヘッド1として、ドライバー(#1)又はフェアウェイウッドといったウッド型のものが例示されている。
該ヘッド1は、ボールを打球する面であるフェース面2を外表面とするフェース部3と、前記フェース面2の上縁2aに連なりヘッド上面をなすクラウン部4と、前記フェース面2の下縁2bに連なりヘッド底面をなすソール部5と、前記クラウン部4とソール部5との間を継ぎ前記フェース面2のトウ側縁2tからバックフェースを通り前記フェース面2のヒール側縁2eに至ってのびるサイド部6と、フェース部3とクラウン部4とサイド部6とがヒール側で交わる交わり部の近傍に配されかつ図示しないシャフトの一端が装着されるネック部7とを具える。また、ヘッド1は、内部に中空部iを有する中空構造としている。これにより、中実のヘッドに比べて打球時の残響音を長引かせるのに役立つ。
またヘッド1は、金属材料からなる第1のヘッド部材M1と、繊維強化樹脂からなる第2のヘッド部材M2とを用いて構成されている。第1のヘッド部材M1は、図6〜図8に示す如く、フェース面2を形成するフェース壁部9と、ヘッド底面をなすソール壁部10と、ヘッド側面をなすサイド壁部11とを含むとともに、ネック部7が一体に形成されている。また第1のヘッド部材M1は、ヘッド上面に開口部O1を有するものが例示される。
本実施形態のフェース壁部9は、フェース面2の全域を形成するものが示されるが、このような態様に制限されるものではなく、例えばフェース面2の一部分、より好ましくは主要部(例えばフェース面2の60%以上)を形成するものでも良い。前記フェース壁部9は、フェース面2からフェース裏面2Bまでを形成している。このように、ボールと直接当接するフェース壁部9が、金属材料からなるため、本実施形態のヘッド1は、金属材料の高い強度による耐久性の向上と、甲高い打球音とを両立させることができる。
フェース壁部9の厚さは、使用する金属材料との兼ね合いにより種々定めることができる。例えば一定の厚さでも良く、また各部で異ならせても良い。本実施形態のフェース壁部9は、図4に示すように、中央部9aに比して周辺部9bの厚さを小としたものが例示される。中央部9aの厚さTcは、例えば2.5〜3.0mm、より好ましくは2.7〜2.9mmとするのが望ましく、また周辺部9bの厚さTpは、例えば2.0〜2.5mm、より好ましくは2.3〜2.5mmとするのが望ましい。また周辺部9bの巾などは適宜定めることができ、好ましくは周辺部9bの面積が中央部9aの面積の20〜50%程度となるよう定めるのが望ましい。
このような周辺薄肉構造のフェース壁部9は、ボールと直接接触する機会の多い中央部9aの厚さを大とするため耐久性を高め得るとともに、厚さを小とした周辺部9bによって耐久性を損ねることなくフェース部3を大きく撓ませることが可能となる。従って、本実施形態のヘッド1は、ボールにヘッドの運動エネルギーを効率良く伝え、ひいては打球の初速を増し、飛距離を増大させるのに役立つ。
前記ソール壁部10は、フェース壁部9の下側の縁からヘッド後方にのびる板状で構成されたものが例示される。本実施形態のソール壁部10は、前記ソール部5の全部を構成したものを示す。ただし、例えばソール部5の一部分(例えばソール部5の面積の60%以上、より好ましくは80%以上)の面積を持つものとしても構成しうる。ソール部5は、スイング時に地面と接し易いため、ソール壁部10を金属材料で構成することにより、ヘッドの耐外傷性、耐久性をより一層向上できる。またソール壁部10は、金属材料から構成される結果、大きな重量をヘッド下方に配することでヘッド重心をより低く位置させることができる。なおソール壁部10の厚さTsは、特に限定はないが、好ましくは0.9〜3.0mm、より好ましくは1.2〜2.0mmとすることが望ましい。
前記サイド壁部11は、本実施形態では、ソール壁部10の周囲から立ち上がるとともに、フェース壁部9のトウ側の縁からバックフェースを通りヒール側の縁まで連続してのびるものが例示される。サイド壁部11は、図4に示されるように、本例ではクラウン部4とサイド部6との境界E(稜線がある場合は該稜線とし、稜線がない場合には、境界に設けられた円弧面の中間とする)よりも僅かに小高さで終端するものが例示されている。サイド壁部11の厚さTbは、特に限定はないが、好ましくは0.8〜6.0mm、より好ましくは1.0〜5.0mmとすることが望ましい。このようなサイド壁部11は、重量をヘッドの周囲に配分するのに役立つ。
また本実施形態の第1のヘッド部材M1は、前記開口部O1の周囲に、第1の接合部F1が設けられる。第1の接合部F1は、後述の第2のヘッド部材M2とヘッド内、外で重なる部分を形成する。本実施形態の第1の接合部F1は、図6に示すように、フェース側の接合縁20と、サイド側の接合縁21とを含み、前記開口部O1の周囲に連続して形成されたものが例示される。
フェース側の接合縁20は、フェース壁部9の裏面2Bからヘッド後方に小長さで突設されかつトウ、ヒール方向にのびている。またフェース側の接合縁20の外面は、クラウン部4の表面から後述の第2のヘッド部材M2の厚さ分だけヘッド内方に控えて位置するものが示される。これにより、該フェース側の接合縁20の上に第2のヘッド部材M2を載置して接着した際に、クラウン部4をフェース面2の上縁2aと連続した滑らかな曲面で形成するのに役立つ。
フェース側の接合縁20の前後方向の長さ、即ち、第1の接合部F1と第2の接合部F2との重なり幅L1は、小さすぎると第2のヘッド部材M2との接合面積や支持面積が減少するため、接合強度が低下する傾向がある。従って、前記重なり幅L1の下限は8.0mm以上、好ましくは12.0mm以上とするのが望ましい。逆に、重なり幅L1が大きすぎてもヘッド重量の増加を招き易く好ましくない。このような観点より、前記重なり幅L1の上限は、例えば25.0mm以下、好ましくは20.0mm以下が望ましい。なおこの重なり幅L1は、開口部O1の周囲で一定の長さでも良く又変化させても良い。
また本実施形態のサイド側の接合縁21は、フェース側の接合縁20のトウ側端から開口部O1の周囲に沿ってバックフェース側にのびかつフェース側の接合縁20のヒール側に連なるものが例示される。具体的には、トウ側部分をなす第1のサイド側の接合縁部21aと、ヒール側部分をなす第3のサイド側の接合縁部21cと、これらの間の部分をなす第2のサイド側の接合縁部21bとから構成されている。
第1のサイド側の接合縁部21aは、本実施形態では、サイド壁部11の上縁部分に形成された側接合縁部21a1と、この側接合縁部21a1に連なりかつクラウン部4に沿った面を形成する上接合縁部21a2とを含んで構成されている。また第3のサイド側の接合縁部21cも、サイド壁部11の上縁部分に形成された側接合縁部21c1と、この側接合縁部21c1に連なりかつクラウン部に沿った面を形成する上接合縁部21c2とを含んで構成されている。
このように、前記上接合縁部21a2、21c2は、繊維強化樹脂からなる第2のヘッド部材M2との重なり幅L1を大とし強度を補うことによって、クラウン部4を打球時の衝撃力から保護するのに役立つ。他方、第2のサイド側の接合部21bは、サイド壁部11の上縁部分に形成された下接合縁部21b1のみで形成されており、上側接合部が設けられていないものが例示される。バックフェース付近では、打球時の衝撃力も小さいため、この部分では上接合縁部を排除し、その重量を軽減させるのが好ましい。
上接合縁部21a2、21c2の外面は、いずれもクラウン部4の表面から第2のヘッド部材M2の厚さ分だけヘッド内方に控えて設けられたものが示される。また側接合縁部21a1、21b1、21c1の外面は、いずれもサイド部6の表面からそこに取り付けられる第2のヘッド部材M2の厚さ分だけヘッド内方に控えて設けられたものが例示される。これにより、フェース側の接合部20と同様、第2のヘッド部材M2を重ねて接着した際に、第2のヘッド部材M2とサイド部6とを連続した滑らかな曲面で形成しうる。
また本実施形態の第1の接合部F1には、凹部8aが形成されている。本実施形態の凹部8aは、フェース側の接合縁20及び上接合縁部21a2、21c2についてはクラウン部4の外面と直交する向きの深さを有するものとし、また側接合縁部21a1、21b、21c1については、サイド部6の外面と直交する向きの深さを有した円形の貫通孔で形成される。すなわち、凹部8aは、接着される面と直交する向きの深さを有している。また凹部8aは、複数個が設けられ、第1の接合部F1に沿って隔設されたものが例示される。
第1のヘッド部材M1は、例えば鋳造により一体成形することが好ましい。これにより、ヘッドのロフト角、ライ角などを決定付けるネック部7とフェース壁部9とソール壁部10とを後から溶接する必要が無いため、前記ライ角、ロフト角などを精度良く仕上げるのに役立つ。凹部8aについては、鋳造により形成しても良く、また鋳造後に各種の機械加工(例えばNC加工)で形成することもできる。ただし、本発明は、第1のヘッド部材M1を、鍛造、プレス、圧延、切削などによって個々に形成された2以上の部品を溶接等により一体化して形成されるものを排除するものではない。
第1のヘッド部材M1に使用する金属材料としては、特に制限はないが、好ましくは比強度の大きいチタン合金が好適である。チタン合金としては、α+β系やβ系のチタン合金が好適である。より具体的には、Ti−6Al−4V、Ti−4.5Al−3V−2Fe−2Mo、Ti−2Mo−1.6V−0.5Fe−4.5Al−0.3Si−0.03C、Ti−15V−3Cr−3Al−3Sn、Ti−15Mo−5Zr−3Al、Ti−15Mo−5Zr−4Al−4V、Ti−15V−6Cr−4Al、Ti−20V−4Al−1Snなどが好ましい。
また第1のヘッド部材M1には、チタン合金以外にも、例えばアルミニウム合金、純チタン、ステンレス、その他各種の金属材料をも使用しうる。本実施形態の第1のヘッド部材M1は、鋳造に適したTi−6Al−4Vが採用され、ロストワックス精密鋳造法によって前記各部を一体成形した好ましい態様を示す。また必要に応じて、第1のヘッド部材M1は、比重が大きな異種金属をソール壁部10などに複合させても良い。この場合、第1のヘッド部材M1は、組成及び比重が異なる2種以上の金属材料を用いて形成される。
第2のヘッド部材M2は、第1のヘッド部材M1の前記開口部O1を覆うように配されクラウン部4の一部を形成するクラウン壁部12を含むものが例示される。本実施形態のクラウン壁部12は、ヘッド1のクラウン部4を形成する部分をなす基部12aと、該基部12aの縁で折れ曲がり小長さでヘッド下方に垂下した垂下片12bとからなるものが例示される。
基部12aは、実質的にクラウン部4の全域を形成しており、かつそのヒール側の縁は第1のヘッド部材M1に形成されたネック部7に沿って切り欠かれている。また垂下片12bは、サイド部6に沿って設けられ、第1のヘッド部材M1と固着されることにより、サイド部6の一部を構成する。なお本実施形態の垂下片12bは、基部12aのトウ側縁からバックフェースを通りヒール側まで連続して形成されたものが例示される。
前記基部12aの厚さTf(図4に示す)は、特に限定はされないが、小さすぎると強度が得られない傾向があり、大きすぎても無駄な重量をヘッド上部に配することとなり好ましくない。このような観点より、前記厚さTfは、例えば0.2〜3.0mm、より好ましくは0.5〜2.5mm、特に好ましくは0.8〜2.0mmに設定するのが望ましい。また垂下片12bの厚さTeも、特に限定はされないが、小さすぎると接合部での強度が得られない傾向があり、大きすぎても無駄な重量をヘッド上部に配することとなり好ましくない。このような観点より、前記厚さTeは、例えば0.2〜2.0mm、より好ましくは0.5〜1.5mm、特に好ましくは0.7〜1.2mmに設定するのが望ましい。
このような第2のヘッド部材M2は、繊維強化樹脂によって形成されるため軽量化が可能であり、ひいては、ヘッド体積の大型化などを容易に実現できる。また第2のヘッド部材M2をクラウン部4に主に用いることによって、ヘッド上部の重量を削減でき、ヘッド重心高さが大となるのを効果的に防止しうる。
またクラウン壁部12の周囲には、前記第1の接合部F1と重なる第2の接合部F2が設けられる。本実施形態の第2の接合部F2は、基部12aの前縁部12a1と、前記垂下片12bとを含んで構成される(図6に仮想線で示す)。本発明では、第2の接合部F2の樹脂含有率が、この第2の接合部F2を除いた第2のヘッド部材M2の他の部分F3の樹脂含有率よりも大に設定されることを特徴事項の一つとしている。
発明者らの種々の実験の結果、繊維強化樹脂と金属材料との固着強度は、繊維強化樹脂の樹脂含有率の増大とともに向上することが判明した。これは、繊維の量が減少することにより、繊維強化樹脂は接着界面における耐クラック性が向上することに由来している。従って、打球時における繰り返しのせん断力に対して、損傷の起点となり得る接着界面における微細クラックの発生が長期に亘って抑制でき、固着強度が十分に確保される。このように、繊維強化樹脂と金属材料との固着強度を十分に確保するためには、繊維強化樹脂の樹脂含有率を高めることが好ましい。
一方、繊維強化樹脂の樹脂含有率を増していくと、繊維に比して比重が大きい樹脂量が増えるため、材料の全体重量増加を招き、ヘッドの軽量化を阻害することとなる。本発明では、上述の通り、第2のヘッド部材M2において、金属材料からなる第1のヘッド部材M1と固着される部分である第2の接合部F2の樹脂含有率を他の部分F3の樹脂含有率よりも大とすることによって、接着強度を高めつつ第2のヘッド部材M2の重量増加を防止することができる。また金属材料からなる第1のヘッド部材M1と繊維強化樹脂からなる第2のヘッド部材M2とを例えば金型等を用いて一体成型した場合、繊維強化樹脂の樹脂含有率を大とすることにより、成型時に凹部8aの中に樹脂が流れ込み易くなり、接着強度を高めることもできる。
ここで、第2の接合部F2の樹脂含有率は、好ましくは30%以上かつ60%以下、より好ましくは30%以上かつ50%以下、さらに好ましくは30%以上かつ40%以下とすることが望ましい。前記樹脂含有率が、30%未満であると、金属材料との接着強度の向上効果が十分に得られない傾向があり、打撃時のせん断力等によって接着界面の剥離や破損などを生じるおそれがあり、逆に60%を超えると、第2の接合部F2のみかけの比重が大となり、ひいては第2のヘッド部材M2の全体重量を増加させるため好ましくない。また、第2のヘッド部材M2において第2の接合部F2を除いた他の部分F3の樹脂含有率は、好ましくは10%以上かつ30%未満、より好ましくは10〜20%程度とするのが、軽量化を図る上で好ましい。なお10%未満になると、強度の低下が生じやすく、逆に30%以上になると重量増加を招きやすい。
また本実施形態では、第2の接合部F2には、第1の接合部F1に設けられた凹部8aと嵌合しうる凸部8bが形成されている。凸部8bは、第1のヘッド部材M1に向かって突出する小高さの円柱状の突起により形成されたものが例示される。各凸部8bは、凹部8aそれぞれに対応した位置に設けられている。また凸部8bの突出高さは実質的に凹部8aの深さに等しいか、わずかに小さく設定される。
第2のヘッド部材M2は、種々の方法で成形することができる。例えば2以上の部品に分けてそれぞれ形成し、これらを接着剤等にて一体化する方法や、一体成形法などを用いることができる。一体成形法では、例えば図14(A)に示すように、内部に空気を封入した膨張可能なブラダBの外周面に繊維強化樹脂シートであるプリプレグP1、P2…を貼り付けするとともに、図14(B)に示すように、これを金型Md内に装着し、ブラダBをさらに膨張させて加熱した金型Md内で加熱加圧しプリプレグP1、P2…を所望の全体ないし主要部形状に成形することができる。第2の接合部F2を形成する部分には、他の部分F3に比して樹脂含有率の高いプリプレグシートを使用することによって、成形後においても第2の接合部F2の樹脂含有率を高く維持することが可能となる。なお、第2の接合部F2に設けられた凸部8bは、例えば熱溶着等により後付にて固着することができるし、また上述の如く金型等を用いて一体成形する際に凹部8aにに流れ込んで固化形成される態様でも良い。
繊維強化樹脂に用いられる補強繊維としては、炭素繊維が好ましく、例えば引張弾性率が200GPa以上、より好ましくは240GPa以上、さらに好ましくは290GPa以上、特に好ましくは290〜500GPaのものが望ましい。具体的には、表1に示す繊維が好適である。
Figure 2005124820
これらの繊維は、ランダムに分散されたり、或いは織物状としたり、さらには一方向に配向され、例えばエポキシ系の熱硬化性樹脂に含浸されシート状のプリプレグを構成する。そしてこのプリプレグを所定形状に裁断しかつ必要な枚数だけ積層して所定形状に熱硬化させることにより第2のヘッド部材M2を成形しうる。またプリプレグを積層する際には、各層で繊維が互いに交差するように積層し、強度を高めるのが好ましい。なお炭素繊維の引張弾性率は、JIS R7601:1986「炭素繊維試験方法」に準拠して測定された値とする。
第1のヘッド部材M1と第2ヘッド部材M2とは、第1の接合部F1と第2の接合部F2との間に本例では接着剤を介して重ねられるとともに、凸部8bを凹部8aにそれぞれ嵌入して固着される。このようにして形成されたヘッド1は、第2の接合部F2の樹脂含有率が大に設定されているため、金属材料である第1の接合部F1との接着強度を高めることができる。また本実施形態では、向上された接着強度に加え、凸部8bと凹部8aとの嵌合による機械的な結合(いわゆるアンカー効果)が得られるため、接合部の強度をさらに大幅に向上させることができる。なお凹部8aを貫通孔とした場合、厳密に言えばこの部分では第1のヘッド部材M1と第2のヘッド部材M2とは重ならない。しかし、便宜上、本実施形態のような態様も、凹部8aが第1の接合部F1に設けられたものとする。なお前記固着に際しては、必ずしも接着剤を用いる必要はなく、例えば一体成形時の樹脂による固着力を利用したものでも良い。
凹部8aに関しては、例えば図9に部分的に拡大して示すように、凹部8aの最大径Dが小さすぎると、これに嵌入される凸部8bも小径となり、そのせん断強度が低下する傾向がある。逆に凹部8aが大きすぎても、接合部の強度を低下させやすく好ましくない。特に制限はされないが、好ましくは凹部8aの最大径Dは、2.0〜8.0mm、より好ましくは3.0〜5.0mmとすることが望ましい。特に好ましくは、凹部8aの1個当たりの容積を1.5〜102.0mm3 、より好ましくは5.6〜30.0mm3 とするのが望ましい。なお凹部8aは、円形以外にも楕円形、長円状、スリット状又は多角形など種々の形状で形成することができ、凸部8bの形状もこれに応じて変形することができる。特に好ましくはスリット状形である。また仮想線で示すように、凸部8bの先端に抜け止め用の拡径部8cを設けることもできる。
また本実施形態では、凹部8aは、貫通孔からなるものを示したが、図10に示すように、有底孔とすることも勿論可能である。有底孔とする場合、その孔深さは、好ましくは0.5〜2.0mm、より好ましくは0.8〜1.5mmとするのが望ましい。前記孔深さが0.5mm未満では、十分なアンカー効果を得ることができず、逆に2.0mmを超える場合には、接合縁の厚さが大となりやすく好ましくない。なお凹部8aを有底孔とする場合、図11に示すように、開口部O1に沿って連続又は間欠的にのびる溝状のものでも良い。勿論、このような溝状の凹部8aを複数本形成することも可能である。また図12に示すように、凹部8aを第2の接合部F2に、凸部8bを第1の接合部F1に設けることも勿論可能であり、また、以上の各実施形態を適宜組み合わせたり、凸部8bと凹部8aを第1、第2の接合部F1、F2双方に設けることも可能である。
特に好ましくは、個々の凹部8aの面積(凹んでいる部分の表面積)の総和である凹部全面積S1を、第1又は第2の接合部F1、F2の接合全面積S(凹部がないとしたときの全接着面積)の20〜70%、より好ましくは30〜60%とすることが望ましい。これによって、接着剤による接着強度と凸部8bと凹部8aとの嵌合による機械的結合強度とをバランス良く維持でき、接合強度をより一層向上しうる点で好ましいものとなる。
図13には、さらに他の実施形態を示している。この実施形態では、第2の接合部F2は、第1の接合部F1とヘッド内側で重なる内側片F2iと、第1の接合部F1とヘッド外側で重なる外側片F2oとを有する断面二股状部分30を含むものが例示される。各内側片F2iと外側片F2oとは、いずれも樹脂含有率が30〜60%であり、第1の接合部F1の両側に強固に接着しうるため、より高い接着強度を得ることができる。
またこの実施形態では、内側片F2iには上方に向かって突出した内の凸部8biが設けられるとともに、外側片F2oには下方に向かって突出した外の凸部8boが設けられたものを例示している。接着前では、これらの各凸部は互いに離間できる。このような二股状部分30は、内側片F2iと外側片F2oとの間を弾性変形によって広げて第1の接合部F1に装着されるとともに、内、外の凸部8bi、8boを凹部8aに嵌め込むことができる。この際、内、外の凸部8bi、8boを接着剤にて一体化して凸部8bを形成することが望ましい。このような凸部8bは、内側片F2iと外側片F2oとを連結することによって、より一層、接合強度を高め、ヘッドの耐久性を向上させることができる。
なお本実施形態のヘッド1のヘッド体積は特に限定はされないが、好ましくは300cm3 以上、さらに好ましくは350cm3 以上、特に好ましくは350〜600cm3 、さらに好ましくは370〜550cm3 とするのが好ましい。このような大型ヘッドは、その体積の大型化と中空構造とによって打球音の響きをさらに向上でき、打球音の高音化、残響音の長期化にさらに役立つ。
以上のように構成された本実施形態のヘッド1は、ボールを直接打球するフェース面2が金属材料からなるフェース壁部9で構成されるため、打球時のインパクト音を高音化でき、かつ打球後の残響音を長期に亘って持続させることが可能になる。これは、プレーヤーにボールが良く飛んだような印象を与える。また残響音の長期化により、プレーヤに心地良い打球フィーリングを与える。
また本実施形態のヘッド1では、第2のヘッド部材M2の小さな比重を生かしてヘッド重量の軽減を図ることができる。そして、これまでの重量から軽減し得た重量を他の位置、例えばソール部に自由に配分することができる。従って、重量配分設計などの自由度を大幅に高め得る。これは、ヘッド体積を大型に維持したまま顕著な低重心化が可能となり、中空構造と相まって反発性能も向上できる。例えば、ヘッド体積を300cm3 以上としつつも、重心深度GLを35〜43mm、より好ましくは37〜43mm、さらに好ましくは38〜43mmとするのが望ましい。また重心高さGHを25〜35mm、より好ましくは25〜32mm、さらに好ましくは25〜30mmに設定することができる。なお実用上の耐久性を具えつつもこのようなスペックでヘッドを構成することは、金属材料からなるヘッドではきわめて難しいが、本発明ではこのようなヘッドを容易に製造することができる。
重心深度GLを35mm以上とすることにより、ヘッドのスイートエリアが著しく増大する。このため、スイートスポット点SS(図15に示す)を外した位置で打球したときでも、ヘッドのブレを最小限に減じ、打球の方向性を安定させ得る。また重心高さGHが低いため、スイートスポット点SSよりも上側のフェース領域を増やしこの領域でボールを打球し易くなる。この場合、縦のギア効果によって打球のバックスピン量が低減されるとともに打球の打ち出し角度が高められる。これは、良く飛ぶ弾道として理想的なものとなる。なお本発明は、ウッド型のみならず、アイアン型やパター型のヘッドにも適用しうるのは言うまでもない。また上記実施形態では、第1の接合部F1と第2の接合部F2とは、凹部8aと凸部8bとで嵌合しうるものを示したが、このような凹部と凸部とを省略しても実用上十分な接着強度を得ることができるのは言うまでもない。
図1に示した基本形態を有するヘッド体積が400cm3 のゴルフクラブヘッドを表2の仕様に基づき試作するとともに、耐久性、打球の飛距離、打球音について評価を行った。比較例1、2、実施例においては、第1のヘッド部材は、図6に示した基本形状とし、Ti−6Al−4Vをロストワックス精密鋳造法により一体に成形した。また実施例4については、ソール部に繊維強化樹脂を使用し、他の部分を金属材料により構成した。また凹部を有するものについては、直径が3.0mmの円形とし、貫通孔、有底孔それぞれ試作した。また凹部の個数を変化させることにより、凹部全面積S1と第1、第2の接合部F1、F2の接合全面積Sとの比(S1/S)とを変化させた。なお比較例のヘッドは、第1、第2の接合部から凹部、凸部を取り除いたものである。また第1のヘッド部材の統一仕様として、各部の厚さは次の通りとした。
フェース壁部の中央部の厚さTc:2.8mm
フェース壁部の周辺部の厚さTp:2.0mm
面積比(周辺部/中央部):20%
ソール壁部の厚さTs:1.3mm
サイド壁部の厚さTb:1.0mm
また第2のヘッド部材については、その主要部をブラダの外周面にプリプレグを貼り付け金型内で加熱加圧成形することにより製造した。炭素繊維には東レ社製「T700S」、「T800H」、「M40J」を使用(併用)した。各部の厚さは次の通りである
クラウン壁部の基部の厚さTf:0.8mm
クラウン壁部の垂下部の厚さ:0.8mm
第1、第2のヘッド部材をエポキシ系の接着剤により固着した。またテストは、次の要領で行った。
<耐久性>
各供試ヘッドにFRP製の同一のシャフトを装着し45インチのウッド型ゴルフクラブを試作するとともに、該クラブをスイングロボットに取り付け、ヘッドスピードが54m/sとなるように調節してゴルフボール(住友ゴム工業(株)製「MAXFRI HI−BRID」)を各クラブ毎に3000球づつ打撃し、フェース面の損傷具合を目視により観察した。
<打球の飛距離>
上記の各供試クラブをスイングロボットに取り付け、ヘッドスピードが45m/sとなるように調節して上記ゴルフボールを各クラブ毎に5球づつ打撃し、打ち出しされたボールの平均飛距離(キャリー+ラン)を測定した。結果は、比較例1を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
<フィーリング>
テストゴルファ50名により実打を行い、打感の良し悪しについてアンケート調査を行った。打感が良いと答えたゴルファが25名以上のものを○、それ以外を×とした。テストの結果を表2に示す。
Figure 2005124820
テストの結果、実施例のヘッドは、優れた耐久性を実現しており、また打球も良く飛んでいることが確認できる。打球フィーリングにおいても良好な結果が得られた。
本発明のヘッドの一実施形態を示す全体斜視図である。 その平面図である。 ヘッドの底面図である。 図2のA−A拡大断面図である。 図2のB−B拡大断面図である。 ヘッドの分解斜視図である。 第1のヘッド部材の平面図である。 第1のヘッド部材の背面図である。 第1のヘッド部材と第2のヘッド部材との接合部を拡大して示す断面図である。 第1のヘッド部材と第2のヘッド部材との他の実施形態の接合部を拡大して示す断面図である。 第1のヘッド部材と第2のヘッド部材との他の実施形態の接合部を拡大して示す断面図である。 第1のヘッド部材と第2のヘッド部材との他の実施形態の接合部を拡大して示す断面図である。 (A)、(B)は第2のヘッド部材の製造方法の一例を示す斜視図である。 第1のヘッド部材の打球時の変形状態を略示する側面図である。 重心深度、スイートスポット高さを説明するヘッド断面図である。 従来のゴルフクラブヘッドにおいて、金属部材と繊維強化樹脂部材との接合部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 ゴルフクラブヘッド
2 フェース面
3 フェース部
4 クラウン部
5 ソール部
6 サイド部
7 ホーゼル部
8a 凹部
8b 凸部
9 フェース壁部
10 ソール壁部
11 サイド壁部
12 クラウン壁部
12a 基部
12b 垂下片
20 フェース側の接合縁
21 サイド側の接合縁
21a 第1のサイド側の接合縁
21b 第2のサイド側の接合縁
21c 第3のサイド側の接合縁
F1 第1の接合部
F2 第2の接合部
M1 第1のヘッド部材
M2 第2のヘッド部材

Claims (5)

  1. 金属材料からなる第1のヘッド部材と、繊維強化樹脂からなる第2のヘッド部材とを固着して形成されたゴルフクラブヘッドであって、
    前記第1のヘッド部材に設けられた第1の接合部と、第2のヘッド部材に設けられた第2の接合部とがヘッド内外で重ねられて固着されるとともに、
    前記第2のヘッド部材は、前記第2の接合部の樹脂含有率が、該第2の接合部を除いた他の部分の樹脂含有率よりも大であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記第2のヘッド部材は、前記第2の接合部の樹脂含有率が30%以上かつ60%以下であり、
    かつ前記他の部分の樹脂含有率が10%以上かつ30%未満であることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記第1のヘッド部材は、ボールを打球するフェース面の少なくとも一部を形成するフェース壁部を含むとともに、
    前記第2のヘッド部材は、クラウン部の少なくとも一部を形成するクラウン壁部を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記第1の接合部又は第2の接合部の一方に凸部が、第1の接合部又は第2の接合部の他方に前記凸部が嵌入する凹部が形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 重心高さが25〜35mmかつ重心深度が35〜43mmしかもヘッド体積が370〜550cm3 である請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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