JP2007307220A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維強化樹脂と金属材料とを組み合わせた中空ゴルフクラブヘッドにおいて、その作製を容易としうるヘッドの提供。
【解決手段】繊維強化樹脂よりなるヘッド本体19と、金属よりなるフェース部材3と、ヘッドのトウ側からバック側を経由してヒール側に至る被覆部材5とを有するヘッド1である。ヘッド本体19は、上側部材21と下側部材23とが接合境界kを介して接合されることにより構成されている。フェース部材3は、ヘッド本体19のフェース側に位置する接合境界kを覆いつつヘッド本体19に接合されている。被覆部材5は、接合境界kのうちフェース部材3で覆われていない部分を覆いつつヘッド本体19に接合されている。ヘッド1は、中空構造のゴルフクラブヘッドである。
【選択図】図6

Description

本発明は、中空構造のゴルフクラブヘッドに関する。
ゴルフクラブヘッドの体積を大きくすることにより、スイートエリアの拡大が可能となる。ヘッドの体積を大きくするために、中空構造のヘッドが多く用いられている。強度を維持しつつヘッドを大型化するためには、軽量で且つ強度の高い材料を使用するのが有利である。この観点から、中空のゴルフクラブヘッドには、チタン合金が用いられている。
更なるヘッドの大型化を図るために、チタン合金等の金属材料と繊維強化樹脂(FRP)とを組み合わせた複合タイプの中空ゴルフクラブヘッドが提案されている。特開2003−245382及び特開2005−28106は、フェース部及びソール部が金属材料よりなり、クラウン部が繊維強化樹脂よりなるゴルフクラブヘッドを開示する。特開2003−339920は、フェース部が金属材料よりなり、フェース部を除く部分が繊維強化樹脂よりなるゴルフクラブヘッドを開示する。
特開2003−245382公報 特開2005−28106公報 特開2003−339920公報
上記の各公報に記載された従来技術のゴルフクラブヘッドにおいては、各部材の接合が容易でない場合があった。特に、金属部分を金型内に固定し、金属部分と非金属部分とをブラダー成形により接合する作業は、時間と手間とを要し且つ金型作製費用が高くなることがあった。また、特開2003−339920公報に記載された発明では、繊維強化樹脂体の開口部に金属部分を固定する必要があるため、繊維強化樹脂体の撓みにより接合が困難となる等の問題があった。
本発明の目的は、繊維強化樹脂と金属材料とを組み合わせた中空ゴルフクラブヘッドにおいて、その作製を容易としうるヘッドの提供にある。
本発明に係るゴルフクラブヘッドは、繊維強化樹脂よりなるヘッド本体と、金属よりなるフェース部材と、ヘッドのトウ側からバック側を経由してヒール側に至る被覆部材とを有する。上記ヘッド本体は、上側部材と下側部材とが接合境界を介して接合されることにより構成されている。上記フェース部材は、上記接合境界の一部を覆いつつ上記ヘッド本体に接合されている。上記被覆部材は、上記接合境界のうち上記フェース部材で覆われていない部分を覆いつつ上記ヘッド本体に接合されている。このゴルフクラブヘッドは、中空構造である。
好ましくは、上記フェース部材は、フェース面を外面とするフェース形成部と、このフェース形成部の外周縁部からヘッド後方へと延びる延出部とを有している。
好ましくは、上記フェース部材及び上記被覆部材により、上記接合境界の全てが覆われている。
好ましくは、上記接合境界が、ヘッドのクラウン部とサイド部との境界に位置している。好ましくは、上記被覆部材が、このヘッドのクラウン部とサイド部との境界に沿った形状を成している。
本発明により、複合ヘッドの作製が容易とされうる。更に、被覆部材によりヘッドの感性モーメントが大きくされうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド1の斜視図である。ヘッド1は、ウッド型のゴルフクラブヘッドである。図2は、ヘッド1のフェース部材3を破線ハッチングで示し、被覆部材5をハッチングで示した図である。フェース部材3及び被覆部材5の詳細については、後述する。図3は、ヘッド1をクラウン側からみた平面図である。図4は、ヘッド1をソール側から見た底面図である。図5は、ヘッド1をフェース側から見た正面図である。
ヘッド1は、フェース部7、クラウン部9、ソール部11及びサイド部13を有する。ヘッド1は、シャフトを挿入し且つ接着するためのシャフト穴14を備えたホーゼル部15を有する。なお、図5を除き記載が省略されているが、フェース面にはフェースライン17が設けられている。
図6は、図4のVI−VI線に沿った断面図である。図7は、図6の分解図である。図6が示すように、ヘッド1は中空構造である。ヘッド1は、複数の部材よりなる。図6が示すように、ヘッド1は、ヘッド本体19と、フェース部材3と、被覆部材5とを有する。
ヘッド本体19は、繊維強化樹脂よりなる。ヘッド本体19は、上側部材21と下側部材23とを有する。上側部材21及び下側部材23は、繊維強化樹脂よりなる。上側部材21は、下側部材23の上側(トップ側)に位置する。下側部材23は、上側部材21の下側(ソール側)に位置する。上側部材21と下側部材23とは、接着剤により接着されている。上側部材21と下側部材23とが接合されることにより、中空体が形成されている(図6参照)。この中空体が、ヘッド本体19である。この中空体には、空気を抜く等のために部分的に設けられた穴を除き、中空体の内部と外部とを連通する貫通穴が無い。ヘッド本体19が中空体とされることにより、ヘッド本体19の強度が高まる。本願において、上側部材21と下側部材23との接合部分が、接合境界kとも称される。この接合境界kには、実質的に隙間が設けられていない。なお、本発明のゴルフクラブヘッドにおいて、接合境界kの一部に隙間があってもよい。
フェース部材3は、金属よりなる。フェース部材3は、フェース面の全てを構成する。フェース部材3は、フェース面を外面とするフェース形成部25と、このフェース形成部25の外周縁部からヘッド後方へと延びる延出部27とを有する。延出部27は、フェース部材3の外周縁部に沿って環状に設けられている。延出部27は、クラウン部9の一部を構成する。延出部27は、ソール部11の一部を構成する。延出部27は、サイド部13の一部を構成する。クラウン部9は、上側部材21と延出部27とにより構成されている。フェース部材3は、ヘッド本体19のうちフェース寄りの部分を覆っている。フェース部材3は、ヘッド本体19に接合している。フェース部材3は、上側部材21に接合している。フェース部材3は、下側部材23に接合している。フェース部材3とヘッド本体19とは、接着剤により接着されている。フェース部材3と上側部材21とは、接着剤により接着されている。フェース部材3と下側部材23とは、接着剤により接着されている。なお、フェース形成部25は、その中央部分が、その周辺部分よりも厚くされている。この厚み分布により、フェース部7の強度が高まり且つゴルフクラブヘッド1の反発性能が向上しうる。なお、フェース部材3は、フェース面の一部のみを構成していてもよい。フェース部材3は、フェース部7の一部のみを構成していてもよい。
ソール部11には、ソールプレート29が設けられている。ソールプレート29は、ヘッド本体19のソール寄りの部分を覆っている。ヘッド1のソール部11は、前述した延出部27と、ソールプレート29と、下側部材23とにより構成されている。ソール部11の外面であるソール面は、延出部27とソールプレート29とにより構成されている。延出部27は、サイド部13の一部をも構成する。
ソールプレート29の材質は、特に限定されない。ソール面の耐久性及び耐摩擦性を高める観点から、ソールプレート29は金属よりなるのが好ましい。ヘッド1を低重心化する観点から、ソールプレート29はヘッド本体19よりも比重の高い素材よりなるのが好ましい。ヘッド1の強度を高める観点から、延出部27とソールプレート29とが溶接されていてもよい。ソールプレート29は、無くても良い。
フェース部7は、フェース部材3とヘッド本体19とが積層された二層構造とされている。フェース部7の内層はヘッド本体19である。フェース部7の外層は、フェース部材3である。フェース部7の一部がフェース部材3のみの一層構造であってもよい。ソール部11は、二層構造とされている。ソール部11の内層は、ヘッド本体19である。ソール部11の外層は、延出部27又はソールプレート29である。ソール部11の一部又は全部が、下側部材23のみにより構成された一層構造であってもよい。ソール部11の一部又は全部が、ソールプレート29のみにより構成された一層構造であってもよい。
クラウン側における延出部27の内面と、上側部材21の外面とは、接合されている。この接合は、接着剤による接着である。ヘッド1の外面において、延出部27と上側部材21との境界部分には実質的に段差が無い(図6の拡大部分参照)。ソール側における延出部27の内面と、下側部材23の外面とは、接合されている。この接合は、接着剤による接着である。延出部27を有するフェース部材3により、上側部材21と下側部材23とが強固に接合されている。
上側部材21と下側部材23との境界部分である接合境界kは、略環状である。接合境界k(図6参照)は、クラウン部9の周囲に沿って設けられている。接合境界kは、フェース部7から、ヘッド1のトウ側、バック側及びヒール側を経由しフェース部7に至るように連続して設けられている。図6が示すように、接合境界kは、フェース側に位置する前方境界k1を有している。接合境界kは、前方境界k1よりもバック側に位置する後方境界k2を有している。ヘッド1では、後方境界k2は、クラウン部9とサイド部13との境界に位置している。前方境界k1は、フェース部7とクラウン部9との境界に位置している。
接合境界kの一部はフェース部材3により覆われている。具体的には、接合境界kのうち、前方境界k1は、フェース部材3により覆われている。フェース部材3は、前方境界k1を覆いつつヘッド本体19に接合されている。フェース部材3は、前方境界k1の全部と、後方境界k2の一部とを覆っている。なお、図6において、黒く塗られた部分は、接合境界kである。接合境界kには、接着剤が存在する。
被覆部材5は、接合境界kのうちフェース部材3で覆われていない部分を覆っている。具体的には、被覆部材5は、後方境界k2を覆っている。被覆部材5は、後方境界k2の全てを覆っていない。後方境界k2の一部は、フェース部材3の延出部27により覆われている。被覆部材5は、前方境界k1を覆っていない。被覆部材5とフェース部材3とは、重なっていない。フェース部材3で覆われた部分は、被覆部材5で覆われていない。被覆部材5で覆われた部分は、フェース部材3で覆われていない。
被覆部材5は、上側部材21に接合している。この接合は、例えば接着剤による接着である。被覆部材5は、下側部材23に接合している。この接合は、例えば接着剤による接着である。
フェース部材3及び被覆部材5により、接合境界kの全てが覆われている。接合境界kには、フェース部材3又は被覆部材5により覆われていない部分が存在しない。フェース部材3又は被覆部材5により、接合境界kが隠蔽されている。この隠蔽は、ヘッド1の外観を良好にする。フェース部材3は、上側部材21と接合し且つ下側部材23に接合している。被覆部材5は、上側部材21と接合し且つ下側部材23に接合している。これにより、上側部材21と下側部材23との接合強度が高められている。
被覆部材5は、ヘッド1のトウ側からバック側を経由しヒール側に至る部材である。被覆部材5は、全体として湾曲した形状をなす。被覆部材5は、全体として略U字状の部材である。被覆部材5は、クラウン部9とサイド部13との境界に沿った形状を成している。被覆部材5の一端は、フェース部材3に当接している。被覆部材5の他端も、フェース部材3に当接している。フェース部材3と被覆部材5とが接合されていてもよい。この接合により、ヘッド1の強度がより一層高められうる。フェース部材3と被覆部材5との接合が、溶接によりなされてもよい。
図8は、被覆部材5及びヘッド本体19の係合構造の変形例を示す断面図である。図8(a)は、Aタイプの断面図であり、図8(b)は、Bタイプの断面図であり、図8(c)は、Cタイプの断面図であり、図8(d)は、Dタイプの断面図である。
Cタイプは、前述したヘッド1で採用されている構造である。このCタイプにおいて、上側部材21は突出部t1を有する。下側部材23は、突出部t2を有する。突出部t1は、ヘッドの外側に向かって突出している。突出部t2は、ヘッドの外側に向かって突出している。突出部t1及び突出部t2は、接合境界kの接合面積を大きくするのに寄与している。この突出部t1及び突出部t2により、接合面積が大きくされ、接合強度が高められている。被覆部材5は、突出部t1及び突出部t2と係合する凹部hを有する。被覆部材5の凹部hと突出部t1、t2との係合により、被覆部材5とヘッド本体19との接合がより強固になるとともに、上側部材21と下側部材23との接合がより強固となる。突出部t1と突出部t2とは、重なっている。凹部hは、重なった突出部t1及び突出部t2を挟み込んでいる。この挟み込みにより、上側部材21と下側部材23とが分離しにくくなる。この挟み込みにより、上側部材21と下側部材23とが一層強固に接合される。
Aタイプ、Bタイプ及びDタイプも、突出部t1、突出部t2及び凹部hを有している。Bタイプでは、上側部材21と下側部材23との接合面において、互いに係合しあう凹凸構造が設けられている。具体的には、図8(b)の実施形態では、上側部材21が凸部21aを有し、下側部材23が凹部23aを有している。逆に、上側部材21が凹部を有し、下側部材23が凸部を有していても良い。互いに係合しあう凹凸構造が設けられることにより、上側部材21と下側部材23との位置合わせが正確となり、不良発生が抑制される。また、互いに係合しあう凹凸が設けられることにより、上側部材21と下側部材23との接合に要する時間が短縮されうるとともに、生産性が向上しうる。打撃時の衝撃力により、上側部材21と下側部材23とをヘッド前後方向又はトウ・ヒール方向にズレさせる力が生じうる。上記凹凸構造は、このズレを抑制するので、上側部材21と下側部材23との接合強度を向上させる。上記凹凸構造は、ヘッドの耐久性の向上に寄与する。更に、Bタイプでは、凹凸構造(上記凹部又は凸部)の少なくとも一部又は全部は、突出部t1に設けられている。Bタイプでは、凹凸構造(上記凹部又は凸部)の少なくとも一部又は全部は、突出部t2に設けられている。この構造により、接合境界kにおける凹凸構造が凹部hによって保持されうることとなる。この保持により、上側部材21と下側部材23との接合がより一層強固となりうる。Dタイプでは、上側部材21と下側部材23との間の隙間に、被覆部材5の凸部5aが係合している。この係合により、強固な接合が可能となる。
被覆部材5とヘッド本体19との接合の仕様は、特に限定されない。例えば、被覆部材5とヘッド本体19との接合の仕様は、以下の構成(1)〜(4)によりなされうる。
(1)接着剤により接着された構成。
(2)突出部t1及び突出部t2が、被覆部材5の凹部hに押し込まれた構成。
(3)被覆部材5の凹部hを塑性変形させつつ、この凹部hにより突出部t1及び突出部t2が挟み込まれた構成。
(4)弾性変形により拡げられた凹部hの内側に突出部t1及び突出部t2を配置し、この弾性変形により発生した力(もとの形状に戻ろうとする力)により突出部t1及び突出部t2を挟み込んだ構成。
ヘッド作製の容易性や接合強度等の観点から、上記構成(1)〜(4)の中でも特に(1)が好ましい。接合強度の観点からは、上記(1)の構成と、上記(2)〜(4)のうちの少なくとも一つの構成とを組み合わせても良い。なお、上記構成(1)が採用される場合、以下の(I)又は(II)の何れか一方が接着剤により接着されるのが好ましく、以下の(I)又は(II)の両方が接着剤により接着されるのが好ましい。
(I) :上側部材21と下側部材23との接合面
(II):ヘッド本体19と被覆部材5との接合面
接合境界kの位置は、特に限定されない。接合境界kは、フェース部7から、サイド部13のトウ側、サイド部13のバック側及びサイド部13のヒール側を経由し、フェース部7にまで至るように連続していてもよい。接合境界kは、フェース部7に存在していてもよい。接合境界kは、フェース部7に存在していなくてもよい。接合境界kは、フェース部7とソール部11との境界に位置していてもよい。接合境界kは、フェース部7とクラウン部9との境界に位置していてもよい。接合境界kは、サイド部13とクラウン部9との境界に位置していてもよい。接合境界kは、サイド部13とソール部11との境界に位置していてもよい。
被覆部材5の材質は、特に限定されない。被覆部材5の材質として、金属や繊維強化樹脂が例示される。被覆部材5を構成する繊維強化樹脂としては、CFRP(炭素繊維強化樹脂)が好ましい。被覆部材5を構成する金属としては、チタン合金、アルミニウム合金、純チタン、ステンレス鋼、タングステン合金、タングステン−ニッケル合金等が好適である。成形性が良く強度が高いステンレス鋼が、被覆部材5の材質として好ましい。
フェース部材3に用いられる金属材料は特に制限されない。フェース部材3に用いられる金属材料として、チタン合金、アルミニウム合金、純チタン、ステンレスなどが好ましい。また、上記チタン合金としては、α+β系やβ系のチタン合金が好適である。より具体的には、Ti−6Al−4V(比重4.42)、Ti−10V−2Fe−3Al(比重4.65)、Ti−15Al−3Cr−3Sn−3Al(比重4.76)、Ti−4.5Al−3V−2Fe−2Mo(比重4.60)、Ti−5.5Al−1Fe(比重4.38)、Ti−15Mo−5Zr−3Al(比重4.95)、Ti−22V−4Al(比重4.69)、Ti−15V−6Cr−4Al(比重4.72〜4.74)などが好ましい。
本発明に用いられる接着剤は、特に限定されない。接着剤としては、例えば2液室温硬化型エポキシ接着剤、一液性加熱硬化型エポキシ接着剤、2液変性アクリレート系接着剤及び/又は2液アクリル系接着剤等を挙げることができる。2液室温硬化型エポキシ接着剤として、例えば住友スリーエム(株)製の「DP−420」が挙げられる。一液性加熱硬化型エポキシ接着剤として、例えば住友スリーエム(株)製の「EW−2050」が挙げられる。2液変性アクリレート系接着剤として、例えば電気化学工業(株)製の「ハードロック」が挙げられる。2液アクリル系接着剤として、例えばセメダイン(株)の「Y−620」が挙げられる。とくに、せん断強度及び剥離強度に優れた2液室温硬化型エポキシ接着剤が好ましい。これらの接着剤は、上側部材21と下側部材23との接着に用いられうる。これらの接着剤は、フェース部材3とヘッド本体19との接着に用いられうる。これらの接着剤は、ヘッド本体19と被覆部材5との接着に用いられうる。これらの接着剤は、ヘッド本体19とソールプレート29との接着に用いられうる。
上側部材21及び/又は下側部材23に用いられる繊維補強樹脂の補強繊維は、例えば炭素繊維が好ましい。この炭素繊維の引張弾性率は、200GPa以上が好ましく、240GPa以上がより好ましく、290GPa以上が更に好ましく、290〜500GPaが特に好ましい。なお、炭素繊維の引張弾性率は、JIS R7601:1986「炭素繊維試験方法」に準拠して測定された値とする。具体的には、下記の表1で示される繊維が、補強繊維として好適である。
Figure 2007307220
これらの補強繊維は、樹脂中にランダムに分散されていてもよく、織物状とされていてもよく、さらには一方向に配向していてもよい。従って、繊維として、短繊維及び/又は長繊維を用いることができる。また、プリプレグシートに用いられるマトリックス樹脂としては、例えばエポキシ系の熱硬化性樹脂が望ましい。さらに、繊維強化樹脂の成形性及び強度を向上させる観点から、プリプレグの樹脂含有率は、20〜25質量%が好ましい。
次に、接合境界kの位置が変更された実施形態を以下に示す。図9は、本発明の第二実施形態に係るゴルフクラブヘッド31の斜視図である。ヘッド31は、ウッド型のゴルフクラブヘッドである。図10は、ヘッド31をソール側から見た底面図である。図11は、図10のXI−XI線に沿った断面図である。
ヘッド31は、フェース部33、クラウン部35、ソール部37及びサイド部39を有する。ヘッド31は、シャフトを挿入し且つ接着するためのシャフト穴を備えたホーゼル部41を有する。なお、記載が省略されているが、フェース面にはフェースラインが設けられている。
図11が示すように、ヘッド31は中空構造である。ヘッド31は、複数の部材よりなる。図11が示すように、ヘッド31は、ヘッド本体43と、フェース部材45と、被覆部材47とを有する。
ヘッド本体43は、繊維強化樹脂よりなる。ヘッド本体43は、上側部材49と下側部材51とを有する。上側部材49及び下側部材51は、繊維強化樹脂よりなる。上側部材49は、下側部材51の上側(トップ側)に位置する。下側部材51は、上側部材49の下側(ソール側)に位置する。上側部材49と下側部材51とは、接着剤により接着されている。上側部材49と下側部材51とが接合されることにより、中空体が形成されている(図6参照)。この中空体が、ヘッド本体43である。この中空体には、空気を抜くために部分的に設けられた穴を除き、中空体の内部と外部とを連通する貫通穴が無い。ヘッド本体43が中空体とされることにより、ヘッド本体43の強度が高まる。上側部材49と下側部材51との接合部分が、接合境界kである。この接合境界kには、実質的に隙間が設けられていない。
フェース部材45は、金属よりなる。フェース部材45は、フェース面の全てを構成する。フェース部材45は、フェース面を外面とするフェース形成部53と、このフェース形成部53の外周縁部からヘッド後方へと延びる延出部55とを有する。延出部55は、フェース部材45の外周縁部に沿って環状に設けられている。延出部55は、クラウン部35の一部を構成する。延出部55は、ソール部37の一部を構成する。延出部55は、サイド部39の一部を構成する。クラウン部35は、上側部材49と延出部55とにより構成されている。フェース部材45は、ヘッド本体43のうちフェース寄りの部分を覆っている。フェース部材45とヘッド本体43とは、接着剤により接着されている。なお、フェース形成部53は、その中央部分が、その周辺部分よりも厚くされている。この厚み分布により、フェース部33の強度が高まり且つゴルフクラブヘッド31の反発性能が向上しうる。
ソール部37には、ソールプレート57が設けられている。ソールプレート57は、ヘッド本体43のソール寄りの部分を覆っている。ヘッド31のソール部37は、前述した延出部55と、ソールプレート57と、下側部材51とにより構成されている。ソール部37の外面であるソール面は、延出部55とソールプレート57とにより構成されている。
フェース部33は、フェース部材45とヘッド本体43とが積層された二層構造とされている。フェース部33の内層はヘッド本体43である。フェース部33の外層は、フェース部材45である。フェース部33の一部がフェース部材45のみの一層構造であってもよい。ソール部37は、二層構造とされている。ソール部37の内層は、ヘッド本体43である。ソール部37の外層は、延出部55又はソールプレート57である。
クラウン側における延出部55の内面と、上側部材49の外面とは、接合されている。この接合は、接着剤による接着である。延出部55と上側部材49との境界部分には実質的に段差が無い(図11参照)。ソール側における延出部55の内面と、下側部材51の外面とは、接合されている。この接合は、接着剤による接着である。延出部55を有するフェース部材45により、上側部材49と下側部材51とが強固に接合されている。延出部55は、ヘッド本体43の上側及び下側に配置されている。この延出部55により、上側部材49と下側部材51とが上下方向に分離しにくい。延出部55は、ヘッド本体43のトウ側及びヒール側に配置されている。この延出部55により、上側部材49と下側部材51とがトウ・ヒール方向に分離しにくい。
上側部材49と下側部材51との境界部分である接合境界kは、略環状である。接合境界kは、フェース部33から、ヘッド31のトウ側、バック側及びヒール側を経由しフェース部33に至るように連続して設けられている。図11が示すように、接合境界kの一部は、フェース部33に位置している。接合境界kの一部は、サイド部39に位置している。図11が示すように、接合境界kは、フェース側に位置する前方境界k1を有している。接合境界kは、前方境界k1よりもバック側に位置する後方境界k2を有している。前方境界k1は、フェース部33に位置している。後方境界k2は、サイド部39に位置している。後方境界k2の全てがサイド部39に位置している。第一実施形態に係るヘッド1と、第二実施形態に係るヘッド31とでは、接合境界kの位置が異なる。
接合境界kの一部はフェース部材45により覆われている。具体的には、接合境界kのうち、前方境界k1は、フェース部材45により覆われている。フェース部材45は、ヘッド本体43のフェース側に位置する接合境界k(前方境界k1)を覆いつつヘッド本体43に接合されている。なお、図11において、黒く塗られた部分は、接合境界kである。接合境界kには、接着剤が存在する。
被覆部材47は、接合境界kのうちフェース部材45で覆われていない部分を覆っている。具体的には、被覆部材47は、後方境界k2を覆っている。被覆部材47は、後方境界k2の全てを覆っていない。後方境界k2の一部は、フェース部材45の延出部55により覆われている。被覆部材47は、略帯状の部材である。被覆部材47の断面形状は、矩形である。被覆部材47の幅は、その長手方向の全長に亘って略一定である。このような形状の被覆部材47は、作製が容易である。ヘッド本体43の外面には、凹部61を有している(図11の拡大部分参照)。この凹部61の幅は、被覆部材47の幅に略等しい。この凹部61の深さは、被覆部材47の厚さに略等しい。凹部61の底面に、接合境界kが位置している。凹部61が被覆部材47に接合されると、接合境界kが被覆部材47により覆われる。被覆部材47は、ヘッド31のトウ側からバック側を経由しヒール側に至る部材である。被覆部材47は、全体として湾曲した形状をなす。被覆部材47は、略U字状の部材である。被覆部材47の一端は、フェース部材45に当接している。被覆部材47の他端も、フェース部材45に当接している。フェース部材45と被覆部材47とが接合されていてもよい。この接合により、ヘッド31の強度がより一層高められうる。フェース部材45と被覆部材47との接合が、溶接によりなされてもよい。
被覆部材47は、上側部材49に接合している。この接合は、例えば接着剤による接着である。被覆部材47は、下側部材51に接合している。この接合は、例えば接着剤による接着である。
接合境界kの全てが、フェース部材45又は被覆部材47により覆われている。更に、フェース部材45及び被覆部材47は、上側部材49と接合し且つ下側部材51に接合している。これにより、上側部材49と下側部材51との接合強度が高められている。
本発明において、ヘッドの種類は特に限定されない。本発明に係るゴルフクラブヘッドは、特にドライバー(W#1)、フェアウエイウッド、ユーティリティクラブ用ヘッドなどに好適である。ヘッド体積は、特に限定されない。スイートエリアを広くする観点から、特にドライバー(W#1)用ヘッドの場合、ヘッド体積は360cc以上が好ましい。ヘッドの耐久性及び強度を向上させる観点から、ヘッド体積は600cc以下が好ましい。
スイングバランスや振りやすさの観点から、ヘッド総重量は、170g以上が好ましく、180g以上がより好ましい。スイングバランスや振りやすさの観点から、ヘッド総重量は250g以下が好ましく、240g以下がより好ましい。特にドライバー用ヘッドの場合、スイングバランスや振りやすさの観点から、210g以下が好ましい。
ヘッドの耐久性を向上させる観点から、ヘッド本体の厚さは、0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましく、0.8mm以上が特に好ましい。ヘッド総重量を抑制して複合ヘッドのメリットを生かす観点から、ヘッド本体の厚さは、3.5mm以下が好ましく、3.0mm以下がより好ましい。ヘッド本体の厚さは、一定であってもよいし、部位により異なっていても良い。
上側部材21及び下側部材23の製造方法は、特に限定されない。上側部材21及び下側部材23の製造方法として、加圧成形法や内圧成形法が例示される。加圧成形法は、例えば複数枚のプリプレグを重ねた積層体を金型に設置し、所定の温度と圧力とを作用させることにより所望の形状に成形する。内圧成形法では、例えばブラダが用いられる。ブラダを用いた内圧成形法としては、上下に分割された金型内にプリプレグ積層体を設置する工程と、この金型の内部に、膨張及び収縮が可能なブラダを挿入する工程と、この金型を閉じて加熱すると共にブラダを膨張させる工程とを含む製造方法が例示される。熱とブラダからの圧力とにより、所望の形状を有する成形体が得られる。内圧成形法は、複雑な形状の成形に好適である。
前述したフェース部材3は、延出部27を有している。フェース部材3の周囲全体に亘って延出部27を有するフェース部材3は、カップ型フェース部材とも称される。本発明におけるフェース部材は、カップ型フェース部材でもよい。本発明におけるフェース部材は、フェース部材の周囲の一部にのみ延出部を有するものでもよい。本発明におけるフェース部材は、プレート状のものでもよい。このプレート状のフェース部材は、延出部27を有さない。打撃時においては、フェース部7と他の部分(クラウン部9、サイド部13及びソール部11)との境界位置に大きな衝撃力が作用する。この境界位置の強度を高める観点から、フェース部材は、前述したフェース部材3のようなカップ型フェース部材とされるのが好ましい。
打撃時の衝撃力は、主としてフェース部に作用し、特にフェースセンターに強く作用する。フェースセンターとは、例えばフェース面の重心又は図心である。フェース部の強度を高める観点から、接合境界kがフェースセンターを避けた位置に設けられるのが好ましい。
被覆部材は、ヘッドの慣性モーメントの増大に寄与しうる。ヘッドの慣性モーメントを増大させる観点から、被覆部材の比重は、ヘッド本体の比重よりも大きくされるのが好ましい。ヘッドの慣性モーメントを増大させる観点から、被覆部材の比重は、4.0以上とされるのが好ましく、7.0以上とされるのがより好ましい。なお、ヘッド本体を構成する繊維強化樹脂として特に好ましい炭素繊維強化樹脂の比重は、通常1.2〜1.5程度である。ヘッドの左右慣性モーメントを高める観点から、被覆部材の少なくとも一部が、ヘッドのクラウン部とサイド部との境界に位置するのが好ましい。ヘッドの左右慣性モーメントを高める観点から、被覆部材の全体が、ヘッドのクラウン部とサイド部との境界に位置するのが好ましい。クラウン部とサイド部との境界に配置されることにより、被覆部材の重量がヘッドの周辺に配置されやすくなる。クラウン部とサイド部との境界に配置されることにより、被覆部材による周辺重量配分効果が高まる。なお、左右の慣性モーメントとは、上下方向に延び且つ重心を通る軸まわりの慣性モーメントである。この軸は、所定のライ角及びリアルロフト角で水平面上に載置された基準状態のヘッドにおいて、ヘッドの重心を通り且つ鉛直方向に延びる軸である。また、重心深度を深くする観点から、被覆部材の比重は、フェース部材の比重よりも大きいのが好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
実施例1は、前述した第一実施形態に係るヘッド1と同一の構造とした。ヘッド本体を構成する上側部材21及び下側部材23は、加圧成形法により作製した。上側部材21及び下側部材23の材質は、炭素繊維強化樹脂とされた。フェース部材3は、鍛造により作製した。フェース部材3の材質は、Ti−6Al−4Vとされた。ソールプレート293は、鍛造により作製した。ソールプレート29の材質は、Ti−6Al−4Vとされた。被覆部材5は、鋳造により作製した。被覆部材5の材質は、ステンレス合金とされた。部材間の接合は、いずれも接着剤による接着とされた。接着剤として、2液室温硬化型エポキシ樹脂系の接着剤が用いられた。ヘッド体積は、457ccとされ、ヘッド総重量は192.0gとされた。この実施例1に係るヘッドの仕様及び評価結果が、下記の表2で示される。
[比較例1]
図12は、比較例1に係るヘッド65の断面図である。ヘッド65は、フェース・ソール部材67とクラウン部材69とからなる。クラウン部材69は、ヘッド65のクラウン部の大部分とサイド部の一部とを構成している。フェース・ソール部材67は、フェース部の全体、ソール部の全体及びサイド部の一部を構成する。フェース・ソール部材67とクラウン部材69とは、互いの境界部において重ねられた重複部Tを有する。重複部Tは、クラウン部材69の周囲全体に亘って設けられている。重複部Tにおいて、フェース・ソール部材67とクラウン部材69とが接着剤により接着された。接着剤として、2液室温硬化型エポキシ樹脂系の接着剤が用いられた。フェース・ソール部材67の材質は、Ti−6Al−4Vとされた。フェース・ソール部材67は、鍛造により作製した。クラウン部材69の材質は、炭素繊維強化樹脂とされた。クラウン部材69は、加圧成形法により作製された。ヘッド65の外面の形状は、実施例1に係るヘッドと同じとされた。ヘッド体積は458ccとされ、ヘッド総重量は192.2gとされた。この比較例1の仕様及び評価結果が、下記の表2で示される。
[比較例2]
図13は、比較例2に係るヘッド71の断面図である。ヘッド71は、フェース部材73とヘッド本体75とからなる。ヘッド本体75は、クラウン部の全て、ソール部の全て及びサイド部の全てを構成している。フェース部材73は、フェース部の全てを構成している。フェース部材73は、フェース部と、このフェース部の縁部からヘッドの後方に向かって延びる延在部77を有する。延在部77は、環状である。延在部77は、フェース部の周囲全体に亘って設けられている。ヘッド本体75は開口部を有し、この開口部を塞ぐようにフェース部材73が接合されている。ヘッド本体75の開口部の縁部には、隙間を介して対向する外層79と内層81とが設けられている。外層79と内層81との間の隙間は、環状に連続している。外層79と内層81との間の隙間に、延在部77が挿入されている。外層79と延在部77とが接着剤により接着されている。内層81と延在部77とが接着剤により接着されている。接着剤として、2液室温硬化型エポキシ樹脂系の接着剤が用いられた。フェース部材73の材質は、Ti−6Al−4Vとされた。フェース部材73は、鍛造により作製した。ヘッド本体75の材質は、炭素繊維強化樹脂とされた。ヘッド本体75は、加圧成形法により作製された。ヘッド71の外面の形状は、実施例1に係るヘッドと同じとされた。ヘッド体積は459ccとされ、ヘッド総重量は192.3gとされた。このヘッド71の仕様及び評価結果が、下記の表2で示される。
[左右慣性モーメントの測定]
左右慣性モーメントは、INERTIA DYNAMICS INC.社製のMOMENT OF INERTIA MEASURING INSTRUMENT MODEL NO.005-002を用いて測定された。左右慣性モーメントの定義は、前述した通りである。この測定結果が、下記の表2で示される。
[耐久試験]
ヘッドにカーボンシャフト及びグリップを装着して、長さ45インチのゴルフクラブを作製した。このゴルフクラブを、ミヤマエ社製のスイングロボットに取り付け、ヘッドスピード54m/sにてゴルフボールを打撃させた。打点は、スイートスポット位置とされた。500回の打撃毎にヘッドを肉眼で観察し、ヘッドの損傷を確認した。この測定結果が、下記の表2で示される。
Figure 2007307220
表1に示されるように、実施例は、比較例に比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、ウッド型ゴルフクラブヘッド、アイアン型ゴルフクラブヘッドなど、あらゆるゴルフクラブヘッドに適用されうる。
図1は、本発明の第一実施形態に係るゴルフクラブヘッドの斜視図である。 図2は、図1において、フェース部を破線ハッチングで示し、被覆部材をハッチングで示した図である。 図3は、図1のヘッドをクラウン側から見た図である。 図4は、図1のヘッドをソール側から見た図である。 図5は、図1のヘッドをフェース側から見た図である。 図6は、図4のVI−VI線に沿った断面図である。 図7は、図6の分解図である。。 図8は、被覆部材とヘッド本体との接合構造の変形例を示す断面図である。 図9は、本発明の第二実施形態に係るゴルフクラブヘッドの斜視図である。 図10は、図10のゴルフクラブヘッドをソール側から見た図である。 図11は、図10のXI−XI線に沿った断面図である。 図12は、比較例1に係るゴルフクラブヘッドの断面図である。 図13は、比較例2に係るゴルフクラブヘッドの断面図である。
符号の説明
1、31・・・ヘッド
3、45・・・フェース部材
5、47・・・被覆部材
7、33・・・フェース部
9、43・・・クラウン部
11、37・・・ソール部
13、39・・・サイド部
15、41・・・ホーゼル部
19、43・・・ヘッド本体
21、49・・・上側部材
23、51・・・下側部材
25、53・・・フェース形成部
27、55・・・延出部
29、57・・・ソールプレート
k・・・接合境界

Claims (4)

  1. 繊維強化樹脂よりなるヘッド本体と、金属よりなるフェース部材と、ヘッドのトウ側からバック側を経由してヒール側に至る被覆部材とを有し、
    上記ヘッド本体は、上側部材と下側部材とが接合境界を介して接合されることにより構成され、
    上記フェース部材は、上記接合境界の一部を覆いつつ上記ヘッド本体に接合され、
    上記被覆部材は、上記接合境界のうち上記フェース部材で覆われていない部分を覆いつつ上記ヘッド本体に接合されている中空構造のゴルフクラブヘッド。
  2. 上記フェース部材は、フェース面を外面とするフェース形成部と、このフェース形成部の外周縁部からヘッド後方へと延びる延出部とを有する請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 上記フェース部材及び上記被覆部材により、上記接合境界の全てが覆われている請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 上記接合境界が、ヘッドのクラウン部とサイド部との境界に位置し、
    上記被覆部材が、このヘッドのクラウン部とサイド部との境界に沿った形状を成している請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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