JP4212096B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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本発明は、フェアウェイウッド、ユーティリティーを含む中空ウッドヘッドのクラウン部に繊維強化樹脂製プレート部品を使用したゴルフクラブヘッドに関するものである。
従来、旧来からのウッドヘッドに代わる中空ウッドヘッドは、ステンレスやチタン合金やアルミニウム等を主体とする金属製であった。このためクラウン部も金属製であり、その分、重心が高いといえる。打球時に、クラウン部を変形させ易くするとフェース面のロフト角が大きくなって飛距離が延びるという考えや、ヘッドを低重心化させる等のために、クラウン部に繊維強化樹脂製プレート部品を使用したゴルフクラブヘッドが販売されている。下記特許文献1や特許文献2に示す公報にもそうしたゴルフクラブヘッドが開示されている。このプレート部品はホーゼル部を含まない形態である。
しかし、これらの繊維強化樹脂製プレート部品を少なくともクラウン部に有するゴルフクラブヘッドの打撃試験(フェース部の打撃により、クラウン部が上に凸状態に撓むことを繰り返す)を行った結果、耐久範囲内であるべき時期に、上記部品とヘッド本体との接合部に剥離のクラックが生じることが判った。特に、ヘッド本体の段差状受け部に対して、プレート部品を載置した形態のゴルフクラブヘッドの場合に、その段差の端壁面とプレート部品縁端面との接合境界部において剥離クラックが生じる。そうした段差領域の中でも、ホーゼル部に近い領域において剥離クラックが見られる。これはシャフト止着用の筒状部を有するホーゼル部の存在によって、ヘッド本体側は撓み剛性が高くて撓み難く、その他のクラウン部領域は撓み易いという各領域特性の相違によるものと考えられる。
特開2003−111874号公報 特開2003−199848号公報
解決しようとする課題は、繊維強化樹脂製プレート部品を少なくともクラウン部に有するゴルフクラブヘッドの耐久性、特に接合部の耐久性を向上させることである。
本発明は、請求項1では、中空ウッドヘッドのクラウン部に開口部を設けた金属製ヘッド本体を有し、該ヘッド本体との間に接着剤を介在させた繊維強化樹脂製プレート部品によって前記開口部を塞いだゴルフクラブヘッドにおいて、ヘッド本体はシャフト止着用の筒状部をヘッド内部に一体化具備しており、前記プレート部品は前記筒状部の孔を取り囲む部分まで一体に延伸形成され、プレート部品の周辺裏面を、前記開口部の周囲であるヘッド本体の受け部面に載置させて接着させると共に、少なくとも該筒状部の近くの領域においては、ヘッド本体に対してプレート部品の端面を突き合わせた状態の段差状の端面接合部を有していないことを特徴とするゴルフクラブヘッドを提供する。
従って、例えば筒状部から遠いトウ側やバック側において、段差状の端面接合部が存在することは構わない。
請求項2では、前記プレート部品はクラウン部全域に亘っていると共に、全周に亘ってヘッド本体との間に段差状端面接合部を有しておらず、しかも、前記開口部は筒状部の近くにまで至っている請求項1記載のゴルフクラブヘッドを提供する。
本発明の請求項1では、繊維強化樹脂製プレート部品がシャフト止着用の筒状部の孔を取り囲む部分まで一体に延伸形成し、少なくとも筒状部の近くの領域においては、ヘッド本体に対して段差状の端面接合部を有していないため、打撃による剥離クラックが生じることを防止できる。従って、ゴルフクラブヘッドの耐久性、特に接合部の耐久性を向上させることができる。
請求項2では、全周に亘って段差状端面接合部を有していないため、剥離クラックが防止できる。また、プレート部品がクラウン部全域に亘っていると共に、開口部が筒状部の近くにまで至っているため、クラウン部に関しては、接着接合に必須となる載置接合面の領域を除き、軽量な繊維強化樹脂製品によって従来の金属製クラウン部に置き換わっているため、可及的に軽量化されてヘッドの低重心化が図られると共に、クラウン部の撓みも大きくでき、飛距離を延ばすこともできる。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るゴルフクラブヘッドの分解斜視図、図2は図1のヘッド本体の平面図、図3は図1の部品を接合してシャフト等を組み込んだ後のゴルフクラブヘッドの平面図、図4は図3の矢視線D−Dによる断面図であり、内部図示を省略している。図5は図3の矢視線E−Eによる断面図である。ステンレスやチタン合金やアルミニウム等を主体とする金属製ヘッド本体10は、正面のフェース部10Fと、ヒール部10Hと、トウ部10Tと、バック部10Bと、ソール部10Sとを有している。
また、クラウン部から内部を通ってソール部にまで亘って、シャフトS止着用の筒状部10TBが形成されている。本願での筒状部は、この例のようにクラウン部からソール部にまで亘っている形態以外に、ソール部にまで達していない途中までの形態がある。ヘッド内部の領域がソール部にまで達しているか否かに係わらず、クラウン部から外側にパイプ状に大きく突出した形態は除外している。しかし、クラウン部から多少外側に隆起したような形状は、勿論、発明の範囲内である。この例ではシャフトの撓みを許容させるため、他の筒部材Pを介在させている。また、周知のソケットSKも設けられている。
更には、クラウン部には前記筒状部10TBの孔10THの近くにまで至る開口部10Kが設けられており、開口部の周囲には、後述のプレート部品12を載置する受け部10Uが形成されている。この受け部の幅は、孔部周辺を除いて、凡そであるが10mm程度(5〜15mm)の幅であり、プレート部品を接合一体化させるための必須の糊代を残しているのであるが、開口部としては可及的に大きな開口部といえる。請求項1に係る発明としては、ここまで大きな開口部は要件としていない。孔10THの周囲も受け部10Uの一部として形成されている。
また、図4や図5の断面図からも分るが、プレート部品12とヘッド本体10との間には、プレート部品の全周に亘って、お互いの端面を付き合せた段差状端面接合部は存在しておらず、単に、プレート部品の周辺裏面をヘッド本体(の受け部10U)に載置した接着接合形態のみである。この場合の載置接着面積は、プレート部品の端面広さ(プレート厚さ)と比較しても相当に広いので接合強度は強く、プレート部品の撓み剛性に比べて、十分な接着強度を得るのに必要とする接着面積が得られるため、この接合境界には、元々、クラックは入り難い。従って、プレート部品を接合したゴルフクラブヘッドは、打撃による剥離クラックが生じ難く、勿論、特に撓み剛性の高い筒状部10TB(の孔10TH)の近隣領域に剥離クラックが生じることも防止される。
上記例の受け部10Uは、プレート部品12の裏面を受けて接着固定させるために、段差を設けない滑らかな形状にしているが、プレート部品の裏面形状と対応するように、裏面に段差があればそれに対応した段差を設けることもできる。また、筒状部から遠い位置であれば、ヘッド本体の受け部10Uの周縁部を段差状にして、この段差の端壁面にプレート部品の縁端面を対面接着接合してもよい。勿論、受け部と対面するプレート部品の裏面にも接着剤を介在させて接合する。
一方、プレート部品12は、前記受け部に載置して開口部10Kを塞ぐことのできる寸法形状に形成されているのみならず、孔10THの周囲にも一体に延伸形成され、部品の孔12Hはヘッド本体の孔10THに対応している。これは繊維強化樹脂製プレートであり、マトリックスとしてエポキシ樹脂を使用し、強化繊維として炭素繊維等を使用した繊維強化樹脂製である。既述のように部品12をヘッド本体10に接合させるには接着剤を使用する。例えば、エポキシ樹脂系、シリコン系、ウレタン系等の接着剤である。部品12の裏面と受け部10Uとの間に接着剤を介在させて接合させる。
改めてゴルフクラブヘッドの製造方法を以下説明する。以下の方法によれば、接着の安定、ゴルフクラブヘッド品質の安定、生産性に優れる。
手順1として、ヘッド本体の(受け部10Uの)周縁輪郭ラインよりも幾分大き目に形成したプレート部品を準備する。大きくする程度は、周縁よりも0.5〜2mm程度大きくする。これにより、接着時の幾分のズレを吸収させる。また、プレート部品には、シャフト挿入用の孔12Hは未だ開けていないか、或いは、後からの孔形成の準備として、最終形成の大きさに比べて小さな孔を設けていてもよい。
手順2として、プレート部品を接着接合させる。
手順3として、孔12Hの加工と、プレート部品の余分な周縁部のカットを兼ねた周縁部角部を傾斜させる研摩加工を行う。
本実施形態例のように、開口部が可及的に大きく、また、受け部の幅も接合に必要な程度の大きさとし、従来の金属によるクラウン部を、より軽量な繊維強化樹脂製プレート部品12で置換すると、クラウン部領域が軽量になり、低重心化が達成できる。また、クラウン部は金属製の場合よりも撓み易い。従って、飛距離を延ばすことができる。
本発明は、フェアウェイウッド、ユーティリティーを含む中空ウッドヘッドに適用できる。
図1は本発明に係るゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。 図2は図1のヘッド本体の平面図である。 図3は図1の部品を接合してシャフト等を組み込んだ後のゴルフクラブヘッドの平面図である。 図4は図3の矢視線D−Dによる断面図である。 図5は図3の矢視線E−Eによる断面図である。
符号の説明
10 ヘッド本体
10K 開口部
10TB 筒状部
10TH 孔
12 プレート部品

Claims (2)

  1. 中空ウッドヘッドのクラウン部に開口部を設けた金属製ヘッド本体を有し、該ヘッド本体との間に接着剤を介在させた繊維強化樹脂製プレート部品によって前記開口部を塞いだゴルフクラブヘッドにおいて、
    ヘッド本体はシャフト止着用の筒状部をヘッド内部に一体化具備しており、前記プレート部品は前記筒状部の孔を取り囲む部分まで一体に延伸形成され、プレート部品の周辺裏面を、前記開口部の周囲であるヘッド本体の受け部面に載置させて接着させると共に、少なくとも該筒状部の近くの領域においては、ヘッド本体に対してプレート部品の端面を突き合わせた状態の段差状の端面接合部を有していないことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記プレート部品はクラウン部全域に亘っていると共に、全周に亘ってヘッド本体との間に段差状端面接合部を有しておらず、しかも、前記開口部は筒状部の近くにまで至っている請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
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